JP2912309B2 - 組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製造方法 - Google Patents
組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関に用いられ
る鋼製の組合せオイルリングに使用されるオイルリング
本体の製造方法に関する。
る鋼製の組合せオイルリングに使用されるオイルリング
本体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関特にディーゼルエンジンには、
従来鋳鉄製の2ピース形の組合せオイルリングが一般的
に用いられていた。最近、鋳鉄に代えて鋼製の組合せオ
イルリングが開発され、一部のエンジンに使用されてい
る。
従来鋳鉄製の2ピース形の組合せオイルリングが一般的
に用いられていた。最近、鋳鉄に代えて鋼製の組合せオ
イルリングが開発され、一部のエンジンに使用されてい
る。
【0003】この鋼製の組合せオイルリングは、例え
ば、特開昭61−45172号に記載されている。この
組合せオイルリングは剛性の塊である上下のレールと、
両レールを連結し多数のオイル孔を備えた薄肉の柱部と
からなる断面略I字形の鋼製オイルリング本体と、これ
を外方に付勢するコイルエキスパンダとからなる。そし
てこのオイルリング本体の上下のレールの外周摺動部突
起は、外周摺動面とこれに連なる上下面とからなる断面
台形状をなしている。この鋼製組合せオイルリングは、
鋳鉄製のリングに比べ、リング自体の強度が高く、シリ
ンダ壁への追従性に優れているので、今後使用が増すと
考えられている。
ば、特開昭61−45172号に記載されている。この
組合せオイルリングは剛性の塊である上下のレールと、
両レールを連結し多数のオイル孔を備えた薄肉の柱部と
からなる断面略I字形の鋼製オイルリング本体と、これ
を外方に付勢するコイルエキスパンダとからなる。そし
てこのオイルリング本体の上下のレールの外周摺動部突
起は、外周摺動面とこれに連なる上下面とからなる断面
台形状をなしている。この鋼製組合せオイルリングは、
鋳鉄製のリングに比べ、リング自体の強度が高く、シリ
ンダ壁への追従性に優れているので、今後使用が増すと
考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記組合せオイルリン
グにおいて、オイルリング本体の外周摺動面の幅を小さ
くすると、シリンダとの接触面圧を増し、潤滑油膜厚は
小さくなる。また同一の面圧の場合、張力を小さくでき
る。これは摩擦損失を低減することにつながるので、最
近のエンジンにおいて、ますます要求されていることで
ある。
グにおいて、オイルリング本体の外周摺動面の幅を小さ
くすると、シリンダとの接触面圧を増し、潤滑油膜厚は
小さくなる。また同一の面圧の場合、張力を小さくでき
る。これは摩擦損失を低減することにつながるので、最
近のエンジンにおいて、ますます要求されていることで
ある。
【0005】しかし、摺動面幅が小さくなると、外周摺
動面の耐摩耗性がより必要となる。耐摩耗性のよい摺動
面は、反面靭性に欠けるのが一般的である。このため、
従来、鋼製の組合せオイルリングでも、Crめっきや窒
化処理等を施し耐摩耗性を向上させても、外周摺動面の
幅を0.25mm未満にすることは出来なかった。例え
ば、耐摩耗性のよいことで知られる厚い窒化処理を外周
摺動面幅が0.25mm未満の小さい外周摺動部突起に
施すと、窒化は突起部の全表面から内部に進行するた
め、突起断面はほとんど全て窒化されてしまい、この部
分に靭性のある鋼素地が残らない。このようなリング
は、加工中あるいは組み付け時にこの部分で欠けを生じ
るおそれがある。ちなみに、鋼製のリングで耐摩耗処理
の施されているものの外周摺動面幅は通常0.3mm〜
0.4mmである。
動面の耐摩耗性がより必要となる。耐摩耗性のよい摺動
面は、反面靭性に欠けるのが一般的である。このため、
従来、鋼製の組合せオイルリングでも、Crめっきや窒
化処理等を施し耐摩耗性を向上させても、外周摺動面の
幅を0.25mm未満にすることは出来なかった。例え
ば、耐摩耗性のよいことで知られる厚い窒化処理を外周
摺動面幅が0.25mm未満の小さい外周摺動部突起に
施すと、窒化は突起部の全表面から内部に進行するた
め、突起断面はほとんど全て窒化されてしまい、この部
分に靭性のある鋼素地が残らない。このようなリング
は、加工中あるいは組み付け時にこの部分で欠けを生じ
るおそれがある。ちなみに、鋼製のリングで耐摩耗処理
の施されているものの外周摺動面幅は通常0.3mm〜
0.4mmである。
【0006】一方、上記鋼製組合せオイルリングの外周
摺動面に窒化処理を施したものが実開昭63−3664
7号に開示されている。しかしながら、この公報に開示
されている技術は、窒化防止めっき(銅やニッケルなど
の金属の電気めっき、あるいは無電解めっき)を全周に
施したのち、機械加工やエッチングなどで窒化の必要な
部分のめっきを除去し、窒化処理を行うものである。し
たがって、この従来技術は窒化防止めっきを必要とする
ことから、工程が煩雑となる。
摺動面に窒化処理を施したものが実開昭63−3664
7号に開示されている。しかしながら、この公報に開示
されている技術は、窒化防止めっき(銅やニッケルなど
の金属の電気めっき、あるいは無電解めっき)を全周に
施したのち、機械加工やエッチングなどで窒化の必要な
部分のめっきを除去し、窒化処理を行うものである。し
たがって、この従来技術は窒化防止めっきを必要とする
ことから、工程が煩雑となる。
【0007】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、外周摺動面の幅が小さく、しかも耐摩耗性に優れる
とともに靭性の高い外周摺動部突起を備えた組合せオイ
ルリングにおけるオイルリング本体を容易に製造できる
方法を提供することを目的とする。
で、外周摺動面の幅が小さく、しかも耐摩耗性に優れる
とともに靭性の高い外周摺動部突起を備えた組合せオイ
ルリングにおけるオイルリング本体を容易に製造できる
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によって製造され
る第1のオイルリング本体を備える組合せオイルリング
の構成は、上下のレールを柱部で連結した断面略I字形
の鋼製オイルリング本体と、そのリング本体を外方に付
勢するコイルエキスパンダとからなる組合せオイルリン
グにおいて、前記上下のレールの外周摺動部突起の先端
の外周摺動面が硬さHV900以上の窒化面をなし、そ
れに連なる前記突起の上面と下面の一方も硬さHV90
0以上の窒化面をなし、他方を母材面が露出したHV7
00未満の硬さを有する面とし、前記外周摺動面の幅が
0.25mm未満であることを特徴とする。
る第1のオイルリング本体を備える組合せオイルリング
の構成は、上下のレールを柱部で連結した断面略I字形
の鋼製オイルリング本体と、そのリング本体を外方に付
勢するコイルエキスパンダとからなる組合せオイルリン
グにおいて、前記上下のレールの外周摺動部突起の先端
の外周摺動面が硬さHV900以上の窒化面をなし、そ
れに連なる前記突起の上面と下面の一方も硬さHV90
0以上の窒化面をなし、他方を母材面が露出したHV7
00未満の硬さを有する面とし、前記外周摺動面の幅が
0.25mm未満であることを特徴とする。
【0009】この組合せオイルリングにおけるオイルリ
ング本体の製造方法は、上下のレールを柱部で連結した
断面略I字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に
窒化層を形成する工程と、外周面に全周にわたって突起
を備えている砥石を使用し、この砥石の突起の上下面で
オイルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起
の下面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上面の
窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工工程とを備
えていることを特徴とする。
ング本体の製造方法は、上下のレールを柱部で連結した
断面略I字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に
窒化層を形成する工程と、外周面に全周にわたって突起
を備えている砥石を使用し、この砥石の突起の上下面で
オイルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起
の下面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上面の
窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工工程とを備
えていることを特徴とする。
【0010】あるいは、次の方法でもよい。すなわち、
上下のレールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイ
ルリング本体の素材の全表面に窒化層を形成する工程
と、外周面に周溝を備えている砥石を使用し、この砥石
の周溝の上下面でオイルリング本体の素材の上側レール
の外周摺動部突起の上面の窒化層と下側レールの外周摺
動部突起の下面の窒化層とを研磨加工により除去する研
磨加工工程とを備えていることを特徴とする。
上下のレールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイ
ルリング本体の素材の全表面に窒化層を形成する工程
と、外周面に周溝を備えている砥石を使用し、この砥石
の周溝の上下面でオイルリング本体の素材の上側レール
の外周摺動部突起の上面の窒化層と下側レールの外周摺
動部突起の下面の窒化層とを研磨加工により除去する研
磨加工工程とを備えていることを特徴とする。
【0011】さらには、次の方法でもよい。すなわち、
上下のレールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイ
ルリング本体の素材の全表面に窒化層を形成する工程
と、外周面に全周にわたって突起を備えているとともに
この突起に隣接して周溝を備えている砥石を使用し、こ
の砥石の周溝と突起の上下面における各一方の面でオイ
ルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の上
下面における一方の面の窒化層と下側レールの外周摺動
部突起の上下面における一方の面の窒化層とを研磨加工
により除去する研磨加工工程とを備えていることを特徴
とする。
上下のレールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイ
ルリング本体の素材の全表面に窒化層を形成する工程
と、外周面に全周にわたって突起を備えているとともに
この突起に隣接して周溝を備えている砥石を使用し、こ
の砥石の周溝と突起の上下面における各一方の面でオイ
ルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の上
下面における一方の面の窒化層と下側レールの外周摺動
部突起の上下面における一方の面の窒化層とを研磨加工
により除去する研磨加工工程とを備えていることを特徴
とする。
【0012】本発明によって製造される第2のオイルリ
ング本体を備える組合せオイルリングの構成は、上下の
レールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイルリン
グ本体と、そのリング本体を外方に付勢するコイルエキ
スパンダとからなる組合せオイルリングにおいて、前記
上下のレールの外周摺動部突起の先端の外周摺動面が硬
さHV900以上の窒化面をなし、それに連なる前記突
起の上面と下面の双方を母材面が露出したHV700未
満の硬さを有する面とし、前記外周摺動面の幅が0.2
5mm未満であることを特徴とする。
ング本体を備える組合せオイルリングの構成は、上下の
レールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイルリン
グ本体と、そのリング本体を外方に付勢するコイルエキ
スパンダとからなる組合せオイルリングにおいて、前記
上下のレールの外周摺動部突起の先端の外周摺動面が硬
さHV900以上の窒化面をなし、それに連なる前記突
起の上面と下面の双方を母材面が露出したHV700未
満の硬さを有する面とし、前記外周摺動面の幅が0.2
5mm未満であることを特徴とする。
【0013】この組合せオイルリングにおけるオイルリ
ング本体の製造方法は、上下のレールを柱部で連結した
断面略I字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に
窒化層を形成する工程と、外周面に全周にわたって突起
を備えている砥石を使用し、この砥石の突起の上下面で
オイルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起
の下面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上面の
窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工工程と、外
周面に周溝を備えている砥石を使用し、この砥石の周溝
の上下面でオイルリング本体の素材の上側レールの外周
摺動部突起の上面の窒化層と下側レールの外周摺動部突
起の下面の窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工
工程とを備えていることを特徴とする。
ング本体の製造方法は、上下のレールを柱部で連結した
断面略I字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に
窒化層を形成する工程と、外周面に全周にわたって突起
を備えている砥石を使用し、この砥石の突起の上下面で
オイルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起
の下面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上面の
窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工工程と、外
周面に周溝を備えている砥石を使用し、この砥石の周溝
の上下面でオイルリング本体の素材の上側レールの外周
摺動部突起の上面の窒化層と下側レールの外周摺動部突
起の下面の窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工
工程とを備えていることを特徴とする。
【0014】あるいは、次の方法でもよい。すなわち、
上下のレールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイ
ルリング本体の素材の全表面に窒化層を形成する工程
と、外周面に全周にわたって突起を備えているとともに
この突起に隣接して周溝を備えている砥石を使用し、こ
の砥石の周溝と突起の上下面における各一方の面でオイ
ルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の上
下面における一方の面の窒化層と下側レールの外周摺動
部突起の上下面における一方の面の窒化層とを研磨加工
により除去する研磨加工工程と、この研磨加工を施され
たオイルリング本体の素材を反転し、前記砥石の周溝と
突起の上下面における各一方の面でオイルリング本体の
素材の上側レールの外周摺動部突起の上下面における他
方の面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上下面
における他方の面の窒化層とを研磨加工により除去する
研磨加工工程とを備えていることを特徴とする。
上下のレールを柱部で連結した断面略I字形の鋼製オイ
ルリング本体の素材の全表面に窒化層を形成する工程
と、外周面に全周にわたって突起を備えているとともに
この突起に隣接して周溝を備えている砥石を使用し、こ
の砥石の周溝と突起の上下面における各一方の面でオイ
ルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の上
下面における一方の面の窒化層と下側レールの外周摺動
部突起の上下面における一方の面の窒化層とを研磨加工
により除去する研磨加工工程と、この研磨加工を施され
たオイルリング本体の素材を反転し、前記砥石の周溝と
突起の上下面における各一方の面でオイルリング本体の
素材の上側レールの外周摺動部突起の上下面における他
方の面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上下面
における他方の面の窒化層とを研磨加工により除去する
研磨加工工程とを備えていることを特徴とする。
【0015】本発明を使用して製造される組合せオイル
リングによれば、オイルリング本体の外周摺動面の幅を
0.25mm未満にできるので、従来よりも、シリンダ
との接触面圧が増し、潤滑油膜厚を小さくでき、また同
一の面圧の場合には張力を小さくできるので、摩擦損失
が低減する。そして、外周摺動面は硬さHV900以上
の窒化面をなしているので、耐摩耗性に優れ、且つ外周
摺動面に連なる上下面の少なくとも一方は硬さHV70
0未満であるので、外周摺動部突起は靭性の高いものと
なる。そして、本発明のオイルリング本体の製造方法に
よれば、窒化防止めっきを必要としないため、工程が煩
雑にならない。
リングによれば、オイルリング本体の外周摺動面の幅を
0.25mm未満にできるので、従来よりも、シリンダ
との接触面圧が増し、潤滑油膜厚を小さくでき、また同
一の面圧の場合には張力を小さくできるので、摩擦損失
が低減する。そして、外周摺動面は硬さHV900以上
の窒化面をなしているので、耐摩耗性に優れ、且つ外周
摺動面に連なる上下面の少なくとも一方は硬さHV70
0未満であるので、外周摺動部突起は靭性の高いものと
なる。そして、本発明のオイルリング本体の製造方法に
よれば、窒化防止めっきを必要としないため、工程が煩
雑にならない。
【0016】
【発明の実施の形態】組合せオイルリングは図1に示さ
れるように、鋼製のオイルリング本体1と、コイルエキ
スパンダ2とからなっている。オイルリング本体1は上
下のレール3,4と、これらを連結する薄肉の真っ直ぐ
な柱部5とからなる断面略I字形のリングである。上側
のレール3の外周摺動部突起6は、シリンダ壁と接触す
る外周摺動面7とこれに連なる傾斜した上下面8,9と
からなる断面台形状をなし、外周摺動面7に向かって幅
は狭くなっている。下側のレール4も同一に形成されて
おり、10は外周摺動部突起、11は外周摺動面、1
2,13は上下面である。
れるように、鋼製のオイルリング本体1と、コイルエキ
スパンダ2とからなっている。オイルリング本体1は上
下のレール3,4と、これらを連結する薄肉の真っ直ぐ
な柱部5とからなる断面略I字形のリングである。上側
のレール3の外周摺動部突起6は、シリンダ壁と接触す
る外周摺動面7とこれに連なる傾斜した上下面8,9と
からなる断面台形状をなし、外周摺動面7に向かって幅
は狭くなっている。下側のレール4も同一に形成されて
おり、10は外周摺動部突起、11は外周摺動面、1
2,13は上下面である。
【0017】上下のレール3,4の外周摺動部突起6,
10と柱部5とで形成された外周溝14は、外周摺動面
7,11で掻きとったシリンダ壁のオイルの受容溝で、
掻きとったオイルは外周溝14から、柱部5に間隔をお
いて形成された多数のオイル孔15を通ってリング本体
1の内周側に移動し、ピストンに形成されたオイル通路
を通ってオイルパンに落とされる。
10と柱部5とで形成された外周溝14は、外周摺動面
7,11で掻きとったシリンダ壁のオイルの受容溝で、
掻きとったオイルは外周溝14から、柱部5に間隔をお
いて形成された多数のオイル孔15を通ってリング本体
1の内周側に移動し、ピストンに形成されたオイル通路
を通ってオイルパンに落とされる。
【0018】上下のレール3,4の内周側の突起16,
17も断面台形状をなし、それらと柱部5とで内周溝1
8を形成し、この溝18内にコイルエキスパンダ2が突
起16,17の内側の傾斜面19,20に接触するよう
にして配設され、リング本体1を外方に付勢する。コイ
ルエキスパンダ2は線材をコイル状に巻いたもので、図
では円の一部を切り欠いた断面の線材を示しているが、
断面形状は円の他、矩形、正方形、あるいはその他の形
状でもよい。
17も断面台形状をなし、それらと柱部5とで内周溝1
8を形成し、この溝18内にコイルエキスパンダ2が突
起16,17の内側の傾斜面19,20に接触するよう
にして配設され、リング本体1を外方に付勢する。コイ
ルエキスパンダ2は線材をコイル状に巻いたもので、図
では円の一部を切り欠いた断面の線材を示しているが、
断面形状は円の他、矩形、正方形、あるいはその他の形
状でもよい。
【0019】そして、オイルリング本体1の表面には次
のように耐摩耗層が形成されている。即ち、上側のレー
ル3の外周摺動部突起6は外周摺動面7とそれに連なる
上面8に、下側のレール4の外周摺動部突起10は外周
摺動面11とそれに連なる下面13に、硬さHV900
以上の窒化層21が形成され、上側のレール3の外周摺
動部突起6の下面9と、下側のレール4の外周摺動部突
起10の上面12は母材面が露出、あるいは母材面にパ
ーカー処理が施されてHV700未満の硬さをなす。こ
の他の面については、リング本体1の上下面は母材面が
露出し、柱部5の外周面とリング本体1の内周面は硬さ
HV900以上の窒化層21が形成されている。そして
外周摺動面7,11の幅は0.18mm、窒化層21の
厚さは90μmである。
のように耐摩耗層が形成されている。即ち、上側のレー
ル3の外周摺動部突起6は外周摺動面7とそれに連なる
上面8に、下側のレール4の外周摺動部突起10は外周
摺動面11とそれに連なる下面13に、硬さHV900
以上の窒化層21が形成され、上側のレール3の外周摺
動部突起6の下面9と、下側のレール4の外周摺動部突
起10の上面12は母材面が露出、あるいは母材面にパ
ーカー処理が施されてHV700未満の硬さをなす。こ
の他の面については、リング本体1の上下面は母材面が
露出し、柱部5の外周面とリング本体1の内周面は硬さ
HV900以上の窒化層21が形成されている。そして
外周摺動面7,11の幅は0.18mm、窒化層21の
厚さは90μmである。
【0020】以下に、オイルリング本体の製造方法を説
明する。
明する。
【0021】オーステナイト系ステンレス鋼よりなる異
形断面(図2参照)の鋼線材に、オイル孔の加工を施し
た後、コイリング加工する。次いでこのコイリング線材
を切断して合口部の加工を行いオイルリング本体の素材
を得る。これにガス窒化処理を施して、図2に示すよう
にオイルリング本体の素材1Aの全表面に窒化層21を
形成する。
形断面(図2参照)の鋼線材に、オイル孔の加工を施し
た後、コイリング加工する。次いでこのコイリング線材
を切断して合口部の加工を行いオイルリング本体の素材
を得る。これにガス窒化処理を施して、図2に示すよう
にオイルリング本体の素材1Aの全表面に窒化層21を
形成する。
【0022】次いで、このオイルリング本体の素材1A
の所定の表面を研摩して、所定部分の窒化層を除去す
る。即ち、図3に示すように、砥石22は突起23を外
周面の全周にわたって備え、この突起23は外周側に向
かって幅が狭くなる断面台形状をなし、この突起23に
オイルリング本体の素材1Aの外周溝14Aが入り、突
起23の上下面でオイルリング本体の素材1Aの上側の
レール3Aの外周摺動部突起6Aの下面9Aと、下側の
レール4Aの外周摺動部突起10Aの上面12Aを面研
加工して、窒化層を除去する。
の所定の表面を研摩して、所定部分の窒化層を除去す
る。即ち、図3に示すように、砥石22は突起23を外
周面の全周にわたって備え、この突起23は外周側に向
かって幅が狭くなる断面台形状をなし、この突起23に
オイルリング本体の素材1Aの外周溝14Aが入り、突
起23の上下面でオイルリング本体の素材1Aの上側の
レール3Aの外周摺動部突起6Aの下面9Aと、下側の
レール4Aの外周摺動部突起10Aの上面12Aを面研
加工して、窒化層を除去する。
【0023】この後は、通常のピストンリングの加工と
同様に、オイルリング本体の素材1Aの上下面の研摩加
工、その上下面と外周摺動面以外の部分のパーカー処理
加工、次いで外周摺動面のラッピング加工を行う。この
ようにして、外周摺動面幅0.18mmと極めて摺動面
幅が小さく、外周摺動面に室化層厚さ90μmの厚い窒
化層を有するリングを得た。
同様に、オイルリング本体の素材1Aの上下面の研摩加
工、その上下面と外周摺動面以外の部分のパーカー処理
加工、次いで外周摺動面のラッピング加工を行う。この
ようにして、外周摺動面幅0.18mmと極めて摺動面
幅が小さく、外周摺動面に室化層厚さ90μmの厚い窒
化層を有するリングを得た。
【0024】図4は別のオイルリング本体を示し、図1
のものとは窒化層の除去部分のみを異にし、他は同じで
ある。即ち、図4においては、上側のレール3の外周摺
動部突起6の上面8の窒化層は除去し、下面9の窒化層
21は残し、下側のレール4の外周摺動部突起10の下
面13の窒化層は除去し、上面12の窒化層21は残し
たもので、その他の部分は図1と同じである。
のものとは窒化層の除去部分のみを異にし、他は同じで
ある。即ち、図4においては、上側のレール3の外周摺
動部突起6の上面8の窒化層は除去し、下面9の窒化層
21は残し、下側のレール4の外周摺動部突起10の下
面13の窒化層は除去し、上面12の窒化層21は残し
たもので、その他の部分は図1と同じである。
【0025】この例の場合の窒化層を除去する砥石を図
5に示す。砥石24は外周面に周溝25を備え、この周
溝25は外周側に向かって幅が広くなる断面台形状をな
し、この周溝25内にオイルリング本体の素材1Aの上
下のレール3A,4Aの外周摺動部突起6A,10Aが
入り、周溝25の上下面でオイルリング本体の素材1A
の上側のレール3Aの外周摺動部突起6Aの上面8A
と、下側のレール4Aの外周摺動部突起10Aの下面1
3Aを面研加工して、窒化層を除去する。他の製造方法
は図1の例で説明したのと同一である。
5に示す。砥石24は外周面に周溝25を備え、この周
溝25は外周側に向かって幅が広くなる断面台形状をな
し、この周溝25内にオイルリング本体の素材1Aの上
下のレール3A,4Aの外周摺動部突起6A,10Aが
入り、周溝25の上下面でオイルリング本体の素材1A
の上側のレール3Aの外周摺動部突起6Aの上面8A
と、下側のレール4Aの外周摺動部突起10Aの下面1
3Aを面研加工して、窒化層を除去する。他の製造方法
は図1の例で説明したのと同一である。
【0026】図6は別のオイルリング本体を示し、図1
のものとは窒化層の除去部分のみを異にし、他は同じで
ある。即ち、図6においては、上側のレール3の外周摺
動部突起6の上面8の窒化層は除去し、下面9の窒化層
21は残し、下側のレール4の外周摺動部突起10の上
面12の窒化層は除去し、下面13の窒化層21は残し
たもので、その他の部分は図1と同じである。この例の
オイルリング本体をピストンに装着する場合は、外周摺
動部突起の上下面のうち、研摩加工した面を下側にして
装着する。
のものとは窒化層の除去部分のみを異にし、他は同じで
ある。即ち、図6においては、上側のレール3の外周摺
動部突起6の上面8の窒化層は除去し、下面9の窒化層
21は残し、下側のレール4の外周摺動部突起10の上
面12の窒化層は除去し、下面13の窒化層21は残し
たもので、その他の部分は図1と同じである。この例の
オイルリング本体をピストンに装着する場合は、外周摺
動部突起の上下面のうち、研摩加工した面を下側にして
装着する。
【0027】この例の場合の窒化層を除去する砥石を図
7に示す。砥石26は外周面に全周にわたって突起27
を備え、この突起27は外周側に向かって幅が狭くなる
断面台形状をなし、更にこの突起27に隣接して周溝2
8を備え、この周溝28は外周側に向かって幅が広くな
る断面台形状をなし、前記突起27にオイルリング本体
の素材1Aの外周溝14Aが入り、前記周溝28内にオ
イルリング本体の素材1Aの上側のレール3Aの外周摺
動部突起6Aが入り、周溝28の上面で上側のレール3
Aの外周摺動部突起6Aの上面8Aの窒化層を除去し、
突起27の下面で下側のレール4Aの外周摺動部突起1
0Aの上面12Aの窒化層を除去する。他の製造方法は
図1の例で説明したのと同一である。
7に示す。砥石26は外周面に全周にわたって突起27
を備え、この突起27は外周側に向かって幅が狭くなる
断面台形状をなし、更にこの突起27に隣接して周溝2
8を備え、この周溝28は外周側に向かって幅が広くな
る断面台形状をなし、前記突起27にオイルリング本体
の素材1Aの外周溝14Aが入り、前記周溝28内にオ
イルリング本体の素材1Aの上側のレール3Aの外周摺
動部突起6Aが入り、周溝28の上面で上側のレール3
Aの外周摺動部突起6Aの上面8Aの窒化層を除去し、
突起27の下面で下側のレール4Aの外周摺動部突起1
0Aの上面12Aの窒化層を除去する。他の製造方法は
図1の例で説明したのと同一である。
【0028】なお、上記例ではいずれも外周摺動部突起
6,10の上下面8,9、12,13の一方の面のみの
窒化層を除去し、他の面は窒化層を残したが、両面とも
窒化層を除去するようにしても勿論よい。この場合、砥
石は図3と図5の砥石の双方を使用する。あるいは図7
の砥石を使用して、オイルリング本体の素材を反転する
ことにより両面研摩する。外周摺動部突起の上下面を研
摩する場合には、両面を同時に研摩加工する方法は研削
応力が大きくなり加工中に欠けを生じ易いので、上記の
ように一面ずつを加工するのがよい。
6,10の上下面8,9、12,13の一方の面のみの
窒化層を除去し、他の面は窒化層を残したが、両面とも
窒化層を除去するようにしても勿論よい。この場合、砥
石は図3と図5の砥石の双方を使用する。あるいは図7
の砥石を使用して、オイルリング本体の素材を反転する
ことにより両面研摩する。外周摺動部突起の上下面を研
摩する場合には、両面を同時に研摩加工する方法は研削
応力が大きくなり加工中に欠けを生じ易いので、上記の
ように一面ずつを加工するのがよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
周摺動面の幅が小さく、しかも耐摩耗 性に優れるととも
に靭性の高い外周摺動部突起を備えた組合せオイルリン
グにおけるオイルリング本体を容易に製造できる。
周摺動面の幅が小さく、しかも耐摩耗 性に優れるととも
に靭性の高い外周摺動部突起を備えた組合せオイルリン
グにおけるオイルリング本体を容易に製造できる。
【図1】組合せオイルリングを示す断面図である。
【図2】全表面が窒化されたオイルリング本体の素材を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】窒化層の研摩の説明図である。
【図4】オイルリング本体の別の例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】窒化層の研摩の説明図である。
【図6】オイルリング本体の別の例を示す断面図であ
る。
る。
【図7】窒化層の研摩の説明図である。
1 オイルリング本体 2 コイルエキスパンダ 3、4 レール 5 柱部 6、10 外周摺動部突起 7、11 外周摺動面 8、12 外周摺動部突起上面 9、13 外周摺動部突起下面 14 外周溝 15 オイル孔 16、17 内周側突起 18 内周溝 19、20 傾斜面 21 窒化層 22、24、26 砥石 23、27 突起 25、28 周溝
Claims (5)
- 【請求項1】 上下のレールを柱部で連結した断面略I
字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に窒化層を
形成する工程と、外周面に全周にわたって突起を備えて
いる砥石を使用し、この砥石の突起の上下面でオイルリ
ング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の下面の
窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上面の窒化層と
を研磨加工により除去する研磨加工工程とを備えている
ことを特徴とする組合せオイルリングにおけるオイルリ
ング本体の製造方法。 - 【請求項2】 上下のレールを柱部で連結した断面略I
字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に窒化層を
形成する工程と、外周面に周溝を備えている砥石を使用
し、この砥石の周溝の上下面でオイルリング本体の素材
の上側レールの外周摺動部突起の上面の窒化層と下側レ
ールの外周摺動部突起の下面の窒化層とを研磨加工によ
り除去する研磨加工工程とを備えていることを特徴とす
る組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製造
方法。 - 【請求項3】 上下のレールを柱部で連結した断面略I
字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に窒化層を
形成する工程と、外周面に全周にわたって突起を備えて
いるとともにこの突起に隣接して周溝を備えている砥石
を使用し、この砥石の周溝と突起の上下面における各一
方の面でオイルリング本体の素材の上側レールの外周摺
動部突起の上下面における一方の面の窒化層と下側レー
ルの外周摺動部突起の上下面における一方の面の窒化層
とを研磨加工により除去する研磨加工工程とを備えてい
ることを特徴とする組合せオイルリングにおけるオイル
リング本体の製造方法。 - 【請求項4】 上下のレールを柱部で連結した断面略I
字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に窒化層を
形成する工程と、外周面に全周にわたって突起を備えて
いる砥石を使用し、この砥石の突起の上下面でオイルリ
ング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の下面の
窒化層と下側レールの外周摺動部突起の上面の窒化層と
を研磨加工により除去する研磨加工工程と、外周面に周
溝を備えている砥石を使用し、この砥石の周溝の上下面
でオイルリング本体の素材の上側レールの外周摺動部突
起の上面の窒化層と下側レールの外周摺動部突起の下面
の窒化層とを研磨加工により除去する研磨加工工程とを
備えていることを特徴とする組合せオイルリングにおけ
るオイルリング本体の製造方法。 - 【請求項5】 上下のレールを柱部で連結した断面略I
字形の鋼製オイルリング本体の素材の全表面に窒化層を
形成する工程と、外周面に全周にわたって突起を備えて
いるとともにこの突起に隣接して周溝を備えている砥石
を使用し、この砥石の周溝と突起の上下面における各一
方の面でオイルリング本体の素材の上側レールの外周摺
動部突起の上下面における一方の面の窒化層と下側レー
ルの外周摺動部突起の上下面における一方の面の窒化層
とを研磨加工により除去する研磨加工工程と、この研磨
加工を施されたオイルリング本体の素材を反転し、前記
砥石の周溝と突起の上下面における各一方の面でオイル
リング本体の素材の上側レールの外周摺動部突起の上下
面における他方の面の窒化層と下側レールの外周摺動部
突起の上下面における他方の面の窒化層とを研磨加工に
より除去する研磨加工工程とを備えていることを特徴と
する組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31769597A JP2912309B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31769597A JP2912309B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10115372A JPH10115372A (ja) | 1998-05-06 |
JP2912309B2 true JP2912309B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=18091001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31769597A Expired - Lifetime JP2912309B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 組合せオイルリングにおけるオイルリング本体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912309B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5536424B2 (ja) * | 2009-11-20 | 2014-07-02 | 日本電産トーソク株式会社 | 電磁弁用ノズル |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP31769597A patent/JP2912309B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10115372A (ja) | 1998-05-06 |
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