JP2911736B2 - 熱可塑性合成樹脂で印字する装置 - Google Patents

熱可塑性合成樹脂で印字する装置

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JP2911736B2 JP5288828A JP28882893A JP2911736B2 JP 2911736 B2 JP2911736 B2 JP 2911736B2 JP 5288828 A JP5288828 A JP 5288828A JP 28882893 A JP28882893 A JP 28882893A JP 2911736 B2 JP2911736 B2 JP 2911736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、品物を入れる凹部と
周縁のフランジ部を有する容器のフランジ部に対して、
熱可塑性合成樹脂で印字する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3の斜視図に示すように、従来の卵容
器10は、身部分1と、蓋部分2と、これら身部分1およ
び蓋部分2を屈曲自在に連結するヒンジ部3とからな
り、合成樹脂シートを真空成型またはブロー成型して一
体に成型したものであり、身部分1および蓋部分2に
は、隔壁11によって仕切られた複数の鶏卵を入れる凹部
12と周縁のフランジ部5とを備えている。
【0003】このような従来の卵容器においては、卵容
器10の身部分1の凹部12に卵を入れたのち、身部分1の
上に蓋部分2を折り重ね、フランジ部5をホッチキスま
たは超音波溶着により封緘していた。
【0004】そして、封緘された卵容器10の開封を容易
ならしめるために、身部分1と蓋部分2とのヒンジ部3
に糸状体を添設しておき、この糸状体を摘まんで横方向
に引っ張ることにより、ヒンジ部3を破断して開封でき
るように構成した卵容器が、特公昭58−52903号
公報などにより従来より提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来より提
案されている容器は、封緘する際にホッチキスにより複
数箇所止めなければならず、しかも、ホッチキスの針の
補充が面倒であった。また、超音波溶着装置は、高価な
装置であって、どこにでも設置できるものではなかっ
た。
【0006】そこで、この発明は、容器の封緘に際し
て、ホッチキスの針のような補充を必要とするものを使
用しないで、かつ、廉価な装置を使用して封緘が可能
で、かつ、容器に生産者、品質、注意書、バーコード
(POSマーク)、図形などを表示することを目的とし
て考えられたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の熱可塑性合成
樹脂で印字する装置は、品物を入れる凹部と周縁のフラ
ンジ部を有する透明な合成樹脂シートを成型した容器の
上記フランジ部に対して、溶剤に溶かした熱可塑性合成
樹脂を噴出して印字するインク・ジェット方式の印字装
置を具備し、上記フランジ部の表面にヒート・シール性
を有する熱可塑性合成樹脂の文字形状の被膜を形成する
ものである。
【0008】
【実施例】この発明の熱可塑性合成樹脂で印字する装置
は、図1に示すように、合成樹脂シートを真空成型また
はブロー成型した卵容器などのフランジ部5を有する容
器10を紙面と垂直方向に搬送するために、パルス・モー
タ26によって駆動される送りローラ25よりなる搬送装置
と、トルエンなどの溶剤に溶かされた熱可塑性ポリウレ
タン樹脂を貯えるタンク24と、このタンク24とパイプ23
を介して接続されたインク・ジェット方式の印字ヘッド
21を有する印字装置と、この印字装置を制御するコンピ
ュータ22とを備えている。
【0009】なお、印字装置の印字ヘッド21をフランジ
部5に沿って移動させるように構成すれば、容器10を静
止させた状態で印字することができる。
【0010】そして、容器10のフランジ部5と印字ヘッ
ド21とを相対的に移動させながら、コンピュータ22の制
御により、図2に示すように、生産者、品質、注意書、
バーコード(POSマーク)、図形などを印字4する。
【0011】容器10のフランジ部5の表面に印字する接
着性を有する熱可塑性ポリウレタン樹脂4には、例え
ば、三洋化成工業株式会社より商品名「TI−7121
D」、「TIM−2011A」、「TI−8550」で
発売されているトルエンなどの溶剤に溶かされた黄色透
明液状のものが適し、顔料または染料を混合して着色し
たものを印字に使用する。
【0012】この着色された液状の熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂は、印字後、短時間に乾燥して接着性を有しない
被膜を形成するが、この被膜の熱軟化温度が70〜80
℃程度であり、80℃程度に加熱すると軟化して接着性
を呈するもので、いわゆるヒート・シール性を有してい
る。
【0013】次に、このようにフランジ部5に印字され
た容器10を封緘する要領を説明する。例えば、卵を凹部
12に入れたのち、身部分1および蓋部分2を閉じてフラ
ンジ部5を重ね合わせ、80℃程度に加熱したローラに
よってフランジ部5を押圧すると、印字されていた熱可
塑性ポリウレタン樹脂4の被膜が軟化して接着すること
ができ、印字されたパターンは潰れることはなく、透明
なフランジ部5を通して読み取ることができる。
【0014】なお、従来の超音波溶着装置によって封緘
することも可能である。超音波溶着装置は、超音波振動
によりフランジ部5の合成樹脂のシートを軟化温度まで
加熱して溶着するものであるが、容器10のフランジ部5
には、熱可塑性ポリウレタン樹脂4で印字されているの
で、低い温度で溶着できるから、少ないエネルギーで封
緘することができる。
【0015】以上で説明した卵容器の実施例において
は、身部分1のフランジ部5のみに熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂4で印字しているが、身部分1および蓋部分2の
両フランジ部5に印字してもよい。また、熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂4をフランジ部5の全長にわたって隙間な
く帯状のパターンとして形成することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例に基づく説明から明らかな
ように、この発明の熱可塑性合成樹脂で印字する装置に
よると、ヒート・シール性を有する容器を得ることがで
き、しかも、ヒート・シール部に生産者、品質、注意
書、バーコード(POSマーク)、図形などを表示する
ことができる。
【0017】さらに、この発明の装置で印字した容器
は、消耗品を必要とせず、廉価なヒートシール装置によ
って容易に封緘することができ、しかも、封緘部は不用
意に開封することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の熱可塑性合成樹脂で印字する装置の
一実施例を示す側面図、
【図2】この発明の装置で印字した卵容器の斜視図、
【図3】従来の卵容器の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 身部分 2 蓋部分 3 ヒンジ部 4 印字された熱可塑性ポリウレタン樹脂の被膜 5 フランジ部 10 卵容器 11 隔壁 12 凹部 21 インク・ジェット方式の印字ヘッド 22 コンピュータ 24 タンク 25、26 搬送装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品物を入れる凹部と周縁のフランジ部を
    有する透明な合成樹脂シートを成型した容器の上記フラ
    ンジ部に対して、溶剤に溶かした熱可塑性合成樹脂を噴
    出して印字するインク・ジェット方式の印字装置を具備
    し、上記フランジ部の表面にヒート・シール性を有する
    熱可塑性合成樹脂の文字形状の被膜を形成することを特
    徴とする熱可塑性合成樹脂で印字する装置。
  2. 【請求項2】 容器が、隔壁によって仕切られた複数の
    鶏卵を入れる凹部と周縁のフランジ部をそれぞれ有する
    身部分および蓋部分と、該身部分および蓋部分を屈曲自
    在に連結するヒンジ部とを備えた透明な合成樹脂シート
    を成型した卵容器であることを特徴とする請求項1に記
    載の熱可塑性合成樹脂で印字する装置。
JP5288828A 1993-10-26 1993-10-26 熱可塑性合成樹脂で印字する装置 Expired - Fee Related JP2911736B2 (ja)

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