JP2911711B2 - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents

空気調和機の運転制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷・暖房運転が可能な
空気調和機において、冷房または暖房運転モードを自動
的に選択して運転を行わせることが可能な運転制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の運転制御装置を備えた
空気調和機においては、例えば外気温または室温や室内
湿度等を検出する手段と、これら検出手段から出力され
る検出データに基づき運転モードを判定する手段とを備
え、該運転モード判定手段によって運転モードが自動選
択され、その運転モードによる動作制御を行わせるため
の信号が出力手段に与えられ、さらに、この出力手段を
介して制御機能を司る駆動部を動作させるように構成さ
れている。
【0003】このような構成において、従来では、運転
モード判定手段における運転モード判定基準値は通常、
不特定多数のユーザーの体感温度感覚において快適とさ
れる温度から総合的に求められた標準的な温度値に基づ
いて一義的に設定されており、この標準温度よりも外気
温または室温が高ければ冷房運転モードが選択され、該
標準温度よりも外気温または室温が低ければ暖房運転モ
ードが選択されるようになっていた。
【0004】ところで、現実にはユーザーが快適である
と感じる気温には相当な個体差が存在することは周知の
通りである。従って、上記従来例のように不特定多数の
ユーザーの体感温度感覚に基づいて設定した温度値を運
転モード判定基準値とした場合、個々のユーザーの意図
に反したモードで運転が行われることがあり、広範なユ
ーザーの個々の希望に沿う運転制御を実現したものとは
言えなかった。
【0005】このような問題点を改善するために、従来
では例えば特公平4−61253号公報に開示されてい
るように、上述したような通常の標準温度設定に対し
て、その高め温度、低め温度を任意に設定し得るよう
に、各運転モード毎に数種類の予め定められた設定温度
(高、標準、低)を自由に設定可能としたものが知られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな先行技術例の場合、運転モード判定基準が標準的な
温度値に設定されていることは前掲の従来例と同じであ
り、該標準温度を基準として温度を若干上下させるだけ
のものであるから、ユーザーの体感温度感覚の個人差に
十分対応できるものとは言えなかった。
【0007】また、この場合、空気調和機を起動させる
都度、標準温度か、あるいはそれよりも高い設定温度、
低い設定温度のいずれかを選択しなければならないた
め、操作が面倒で、取扱性が悪い上、冷房運転モード及
び暖房運転モードの運転モード変更は、別の操作を要す
ることになる。従って、自動運転制御を行うものであり
ながら、実際にはマニュアル操作に頼らなければならな
い面が多くあり、使用性の点で問題が大きい。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、ユーザーの体感温度感覚に即した
自動運転制御が可能な空気調和機の運転制御装置を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、室温または外気温を検出する温度検出
手段と、この温度検出手段の検出値と自動運転モード判
定基準温度値とに基づいて冷房運転モードまたは暖房運
転モードを自動選択する自動運転モード判定手段と、自
動運転モード選択による運転中にその時点での運転モー
ドから異なる運転モードに変更するために任意に操作可
能な運転モード指示手段と、この運転モード指示手段で
指示された運転モード変更履歴が冷房運転モードから暖
房運転モードへの変更であるときは前記運転モード判定
基準温度値を上げ、前記運転モード変更履歴が暖房運転
モードから冷房運転モードへの変更であるときは前記運
転モード判定基準温度値を下げる自動運転モード判定基
温度値制御手段とを具備している。
【0010】
【作用】上記構成によると、例えばユーザーが今回の使
用時点から遡る過去の時点において、自動運転モード選
択によって空気調和機の運転を行い、その運転中に運転
モードの変更を指示していたとすると、この運転モード
変更履歴に基づき、今回の自動運転モード判定における
運転モード判定基準温度(基準温度値を以下「基準
値」という)が変更され、その運転モード判定基準値に
基づいて今回の自動運転モード選択がなされる。
【0011】例えば過去の時点において、自動運転モー
ド選択で冷房運転中に暖房運転に変更したのであれば、
自動運転モード選択の判定基準が暖房に入りやすく、逆
に自動運転モード選択で暖房運転中に冷房運転に変更し
たのであれば、自動運転モード選択の判定基準が冷房に
入りやすく変更される。従って、ユーザー本人の体感温
度感覚により即した運転制御を行うことが可能であり、
自動運転モードの有効性並びに快適性を高めることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本実施例における空気調和機の自動運
転制御が実施される場面を模式的に示している。この図
において、1は空気調和機であって、室温検出手段、外
気温検出手段及び運転制御用マイクロコンピュータ(い
ずれも図示せず)を備えている。
【0013】2は運転モード指示手段としてのリモート
コントロール装置であって、操作部(図示せず)を備
え、該操作部を操作することにより、ユーザー3による
自動運転モード選択要求、運転モード変更要求等、空気
調和機1の運転制御に関するユーザーの意思をマイクロ
コンピュータへ伝達できるように構成されている。
【0014】前記マイクロコンピュータには、自動運転
モード判定手段及び自動運転モード判定基準値制御手段
がソフト的に構成されている。自動運転モード判定手段
は自動運転モード判定基準値に基づいて冷房運転モード
及び暖房運転モードのいずれかを自動選択するもので、
リモートコントロール装置2により自動運転モード選択
要求操作を行ったときに判定動作を行う。また、自動運
転モード判定基準値制御手段はリモートコントロール装
置2によって指示された運転モード変更履歴に基づき自
動運転モード判定基準値を可変制御するものである。
【0015】図2は本実施例における自動運転モード判
定基準値設定態様を模式的に示している。この図におい
て、Tgは外気温度、 Tg(-n)…Tg(-2)、Tg(-1)、Tg(0)、
Tg(1)Tg(2)…Tg(n)は自動運転モード選択判定基準外気
温度(自動運転モード判定基準値)、Tg(max)は前記判
定基準値Tg(n)の上限値、Tg(min)は判定基準値Tg(n)の
下限値であり、判定基準値Tg(n)は予め設定された初期
値Tg(0)を中心として、上下限値Tg(max)〜Tg(min)の範
囲内で、例えば1℃毎等のように、段階的に設定され
る。括弧内の数字は判定基準値Tg(n) の温度レベルを示
すものであって、数字が1増減する毎に一定温度ずつ上
下することを示している。
【0016】いま、リモートコントロール装置2を操作
してマイクロコンピュータに自動運転モード選択を行わ
せると、最初の運転時には例えば不特定多数のユーザー
の体感温度感覚に対応する初期値Tg(0)が判定基準値と
され、この初期値Tg(0)と、外気温検出手段の検出温度
値Tgとが自動運転モード判定手段において比較され、初
期値Tg(0) が外気温Tgよりも低いときは、自動運転冷房
モードが自動選択され、逆の場合は自動運転暖房モード
が自動選択される。
【0017】この最初の運転時において、例えば自動運
転冷房モードで自動運転されているとし、その運転中に
ユーザー3が冷え過ぎと感じてリモートコントロール装
置2を操作して運転モードの変更指示を行うと、暖房運
転モードに変更されると同時に、自動運転モード判定基
準値制御手段がそのときの温度Tg(n) を記憶し、次回の
自動運転モード選択時には、該温度Tg(n) を更新値とす
る。この場合、判定基準値Tg(n)は上昇変位する。
【0018】同様に、自動運転暖房モードで自動運転さ
れていて、ユーザー3が暑いと感じて運転モードの変更
指示を行うと、冷房運転モードに変更されると同時に、
次回の自動運転モード選択時には、判定基準値Tg(n) が
下降変位する。
【0019】以上の動作を次回またはそれ以降の自動運
転モードにおけるマイクロコンピュータによる運転モー
ド判定プロセス及び運転モード判定基準更新プロセスを
通じてより具体的に説明する。
【0020】図3は前記マイクロコンピュータによる運
転モード判定プロセスの一例を示している。この図に示
すように、次回またはそれ以降の自動運転モードに入る
と、ステップ#1で前回以前に記憶した判定基準値Tg
(n) を用い、ステップ#2で該判定基準値Tg(n) と外気
温検出手段の検出温度値Tgとが自動運転モード判定手段
において比較され、その判定結果に基づき運転モードの
判定を行う。即ち、ステップ#2でTg≧Tg(n) のときは
ステップ#3で自動運転冷房モードを選択し、Tg<Tg(n)
のときはステップ#4で自動運転暖房モードを選択す
る。
【0021】図4はマイクロコンピュータによる運転モ
ード判定基準更新プロセスのフローチャートの一例を示
している。この図に示すように、前述の自動運転中、ス
テップ#5でユーザー3によってマニュアル運転モード
で運転モードの変更指示を受けた場合、ステップ#6で
自動運転モード判定基準の更新を行う。
【0022】即ち、自動運転冷房モードで運転してい
て、マニュアル暖房運転に変更したときは、自動運転モ
ード判定基準値制御手段において、判定基準値Tg(n)=T
g(n+1)として記憶する。逆に、自動運転暖房モードで運
転していて、マニュアル冷房運転に変更したときは、自
動運転モード判定基準値制御手段において、判定基準値
Tg(n)=Tg(n-1)として記憶する。
【0023】そして、この操作を繰り返すことにより、
ユーザーの好みの温度値、つまり初期値Tg(0) に対して
高めあるいは低めの温度へ自動運転モード選択の運転モ
ード判定基準値をシフトしていくことで、多様なユーザ
ーの好みに適応した自動運転の運転モード判定を実現す
ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気調和
機の運転制御装置によるときは、温度検出手段の検出値
と自動運転モード判定基準値に基づいて運転モードを自
動選択する自動運転モード判定手段において、前記自動
運転モード判定基準値を運転モード指示手段で指示され
た運転モード変更履歴に基づいて可変制御するようにし
ているので、ユーザーが自動運転モード選択による運転
モードによる運転中に、マニュアル操作により運転モー
ドの変更を指示するだけで、次回の自動運転モード判定
における運転モード判定基準値を、運転モード変更履歴
に基づいて自動的に更新することができる。
【0025】従って、例えば自動運転モード選択で冷房
運転中に暖房運転に変更した場合、次回よりは自動運転
モード選択の判定基準が暖房に入りやすいものとなり、
その逆であれば、該判定基準が冷房に入りやすく更新さ
れるので、ユーザー本人の体感温度感覚により即した運
転制御を実現して、自動運転モードの有効性並びに快適
性を高めることができる。
【0026】また、上記した自動運転モード判定基準値
の更新は全て自動的に行われるので、空気調和機を起動
する毎に調整動作を行わなければならない先行技術例と
は異なり、初期の段階で若干のマニュアル操作を行うだ
けで、ユーザー本人に即した快適性を備えた自動運転モ
ード選択を実現でき、しかも標準的な温度値に必ずしも
規制されないので、ユーザーの多様な要求に対応できる
等、実用性において従来に見られない優れた効果を発揮
するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機制御の実施場面を示
す説明図。
【図2】 自動運転モード選択判定基準値の可変制御態
様を示す説明図。
【図3】 運転モードの判定プロセスの一例を示すフロ
ーチャート。
【図4】 運転モード判定基準更新プロセスの一例を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 リモートコントロール装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温または外気温を検出する温度検出手段
    と、この温度検出手段の検出値と自動運転モード判定基
    温度値とに基づいて冷房運転モードまたは暖房運転モ
    ードを自動選択する自動運転モード判定手段と、自動運
    転モード選択による運転中にその時点での運転モードか
    ら異なる運転モードに変更するために任意に操作可能な
    運転モード指示手段と、この運転モード指示手段で指示
    された運転モード変更履歴が冷房運転モードから暖房運
    転モードへの変更であるときは前記運転モード判定基準
    温度値を上げ、前記運転モード変更履歴が暖房運転モー
    ドから冷房運転モードへの変更であるときは前記運転モ
    ード判定基準温度値を下げる自動運転モード判定基準
    値制御手段とを具備することを特徴とする空気調和機
    の運転制御装置。
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