JP2910008B2 - 空気調和機の自動運転モード選択制御装置 - Google Patents
空気調和機の自動運転モード選択制御装置Info
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- JP2910008B2 JP2910008B2 JP5120229A JP12022993A JP2910008B2 JP 2910008 B2 JP2910008 B2 JP 2910008B2 JP 5120229 A JP5120229 A JP 5120229A JP 12022993 A JP12022993 A JP 12022993A JP 2910008 B2 JP2910008 B2 JP 2910008B2
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- Japan
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- room temperature
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の自動運転
モード選択制御装置に関するものである。
モード選択制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機には、自動運転モード選択制
御を行う種類のものがある。この自動運転モード選択制
御においては、ある判定基準値を用い、ある測定値とこ
の判定基準値を比較して、運転モードを冷房運転モード
あるいは暖房運転モードのいずれにするかを判定してい
る。従来、空気調和機の自動運転モード選択制御におい
ては、運転モードの判定基準値は標準的な値に固定され
ていて、測定値は外気温度が用いられていた。
御を行う種類のものがある。この自動運転モード選択制
御においては、ある判定基準値を用い、ある測定値とこ
の判定基準値を比較して、運転モードを冷房運転モード
あるいは暖房運転モードのいずれにするかを判定してい
る。従来、空気調和機の自動運転モード選択制御におい
ては、運転モードの判定基準値は標準的な値に固定され
ていて、測定値は外気温度が用いられていた。
【0003】また、例えば特公平4−61253号公報
においては、冷房・暖房、除湿の3つの運転モードを、
室内温度と室内湿度の2つの情報で区分する方式を採用
した自動運転モード制御装置が示されており、各のモー
ドごとに3種類の温度から1つの設定温度が決定され
る。この公報開示の技術では、判断基準値は、室内温
度、室内湿度に対してのものであり、設定温度は複数の
もの(3つ)の中から選べるようになっている。
においては、冷房・暖房、除湿の3つの運転モードを、
室内温度と室内湿度の2つの情報で区分する方式を採用
した自動運転モード制御装置が示されており、各のモー
ドごとに3種類の温度から1つの設定温度が決定され
る。この公報開示の技術では、判断基準値は、室内温
度、室内湿度に対してのものであり、設定温度は複数の
もの(3つ)の中から選べるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の空気調和機の自動運転モード選択制御においては、
選択された運転モードで運転中に、利用者の指示により
室内温度の設定値の変更は行えるが、判定基準値そのも
のはモード毎に固定されており、利用者の体感温度の違
いを考慮していないので、自動運転モード選択制御で空
調機を運転しているときに、利用者の意にそぐわないモ
ードの運転が選択される場合があるという問題点があっ
た。
術の空気調和機の自動運転モード選択制御においては、
選択された運転モードで運転中に、利用者の指示により
室内温度の設定値の変更は行えるが、判定基準値そのも
のはモード毎に固定されており、利用者の体感温度の違
いを考慮していないので、自動運転モード選択制御で空
調機を運転しているときに、利用者の意にそぐわないモ
ードの運転が選択される場合があるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解消するべく
なされたものであって、利用者本人の感覚により近い運
転モードを自動的に選択することを可能にして自動運転
モード選択制御の有効性並びに快適性を高め得る空気調
和機の自動運転モード選択制御装置を提供することを課
題とする。
なされたものであって、利用者本人の感覚により近い運
転モードを自動的に選択することを可能にして自動運転
モード選択制御の有効性並びに快適性を高め得る空気調
和機の自動運転モード選択制御装置を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記課
題を解決するため、次の構成を有する。本発明は、冷房
運転モードあるいは暖房運転モードを運転モード判定基
準値に応じて自動的に選択して動作する空気調和機の自
動運転モード選択制御装置において、前記判定基準値を
可変としてこの判定基準値に応じて室温設定値の設定可
能範囲並びに初期室温設定値を決定する室温設定範囲決
定手段と、利用者の室温設定値の変更履歴を学習し、こ
の変更履歴に応じて前記判定基準値を変更する判定基準
値変更手段と、を備えたことを特徴とする空気調和機の
自動運転モード選択制御装置である。
題を解決するため、次の構成を有する。本発明は、冷房
運転モードあるいは暖房運転モードを運転モード判定基
準値に応じて自動的に選択して動作する空気調和機の自
動運転モード選択制御装置において、前記判定基準値を
可変としてこの判定基準値に応じて室温設定値の設定可
能範囲並びに初期室温設定値を決定する室温設定範囲決
定手段と、利用者の室温設定値の変更履歴を学習し、こ
の変更履歴に応じて前記判定基準値を変更する判定基準
値変更手段と、を備えたことを特徴とする空気調和機の
自動運転モード選択制御装置である。
【0007】
【作用】本発明においては、運転モード判定基準値を可
変とし、運転モード判定基準毎に(運転モード別に)室
温設定値範囲を設ける。
変とし、運転モード判定基準毎に(運転モード別に)室
温設定値範囲を設ける。
【0008】ある運転モード判定基準値に従って自動運
転中に利用者の指示により、室温設定値が設定値範囲の
上限(下限)となり、なおかつ室温も設定値に達してい
るとき、利用者が、さらに設定値の「高め(低め)」の
指示を行った場合、運転モードの判定基準値を高温(低
温)側にシフトし記憶する。これに伴い室温設定値範囲
も例えば高温(低温)側にシフトすることになる。さら
に設定温度が変更される度に同操作を繰り返す。
転中に利用者の指示により、室温設定値が設定値範囲の
上限(下限)となり、なおかつ室温も設定値に達してい
るとき、利用者が、さらに設定値の「高め(低め)」の
指示を行った場合、運転モードの判定基準値を高温(低
温)側にシフトし記憶する。これに伴い室温設定値範囲
も例えば高温(低温)側にシフトすることになる。さら
に設定温度が変更される度に同操作を繰り返す。
【0009】また、前記判定基準値の変更履歴を学習し
て、次回以降の自動運転モード選択起動時においては、
この新しい運転モード判定基準値を用いる。
て、次回以降の自動運転モード選択起動時においては、
この新しい運転モード判定基準値を用いる。
【0010】したがって、利用者が過去の自動運転にお
いて設定値を変更した場合、それを記憶し、設定変更幅
が大きい場合、例えば設定温度を高くする傾向にあれば
自動運転モード選択の判定基準を暖房に入り易いよう変
更し、また、設定温度を低くする傾向にあれば自動運転
モード選択の判定基準を冷房に入り易いように変更す
る。さらに、判定基準並びに室温設定範囲が高い方へ変
更された場合、室温の初期自動設定値も室温設定範囲に
合わせて高く設定され、また低い方へ変更された場合
は、逆の制御が行われることで、利用者本人の感覚によ
り近い制御が行えるようにして、自動運転モードの有効
性並びに快適性を高める事ができる。
いて設定値を変更した場合、それを記憶し、設定変更幅
が大きい場合、例えば設定温度を高くする傾向にあれば
自動運転モード選択の判定基準を暖房に入り易いよう変
更し、また、設定温度を低くする傾向にあれば自動運転
モード選択の判定基準を冷房に入り易いように変更す
る。さらに、判定基準並びに室温設定範囲が高い方へ変
更された場合、室温の初期自動設定値も室温設定範囲に
合わせて高く設定され、また低い方へ変更された場合
は、逆の制御が行われることで、利用者本人の感覚によ
り近い制御が行えるようにして、自動運転モードの有効
性並びに快適性を高める事ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明に係るー実施例を
説明する。図1は本発明に係る空気調和機制御の実施場
面を表したものであり、図中符号Aは室内温度及び室外
温度検出手段を備えた空気調和機であり、Bは空気調和
機へ利用者(図中Cで示す)の意志(所望する空気調和
条件等)を伝達するためのリモートコントローラ(遠隔
操作装置)である。また、Dは、室外の外気温度を検出
する外気温度検出器、Eは室内の気温を検出する室内温
度検出器である。前記空気調和機には、検出された外気
温度、室内温度が入力される。
説明する。図1は本発明に係る空気調和機制御の実施場
面を表したものであり、図中符号Aは室内温度及び室外
温度検出手段を備えた空気調和機であり、Bは空気調和
機へ利用者(図中Cで示す)の意志(所望する空気調和
条件等)を伝達するためのリモートコントローラ(遠隔
操作装置)である。また、Dは、室外の外気温度を検出
する外気温度検出器、Eは室内の気温を検出する室内温
度検出器である。前記空気調和機には、検出された外気
温度、室内温度が入力される。
【0012】前記空気調和機は、その制御系に、図2に
示すように、運転モード判定のための判定基準外気温度
を可変としてこの判定基準外気温度に応じて室温(室内
温度)設定値の設定可能範囲並びに初期室温設定値を決
定する室温設定範囲決定部Fと、利用者Cの室温設定値
の変更履歴を学習し、この変更履歴に応じて前記判定基
準外気温度を変更する判定基準値変更部Gと、リモート
コントローラBからの設定温度信号にしたがって空気調
和機全体の空気調和制御を行う空気調和制御部Hとを備
えている。前記室温設定範囲決定部Fと判定基準値変更
部Gは例えば電子制御の各種コントローラをあらかじめ
記憶されたプログラムにしたがって動作し、後述する制
御パターンPに従って室温設定値を決定する。また、リ
モートコントローラBには室温を設定するスイッチと運
転状態設定や可能範囲を表示する表示器が設けられてい
る。
示すように、運転モード判定のための判定基準外気温度
を可変としてこの判定基準外気温度に応じて室温(室内
温度)設定値の設定可能範囲並びに初期室温設定値を決
定する室温設定範囲決定部Fと、利用者Cの室温設定値
の変更履歴を学習し、この変更履歴に応じて前記判定基
準外気温度を変更する判定基準値変更部Gと、リモート
コントローラBからの設定温度信号にしたがって空気調
和機全体の空気調和制御を行う空気調和制御部Hとを備
えている。前記室温設定範囲決定部Fと判定基準値変更
部Gは例えば電子制御の各種コントローラをあらかじめ
記憶されたプログラムにしたがって動作し、後述する制
御パターンPに従って室温設定値を決定する。また、リ
モートコントローラBには室温を設定するスイッチと運
転状態設定や可能範囲を表示する表示器が設けられてい
る。
【0013】図3及び図4は本実施例の自動運転モード
選択の運転モード判定基準外気温度と設定温度範囲の組
み合わせた制御パターンPの例の説明図であり、図5は
その自動運転モード選択制御のフローチャート例であ
る。
選択の運転モード判定基準外気温度と設定温度範囲の組
み合わせた制御パターンPの例の説明図であり、図5は
その自動運転モード選択制御のフローチャート例であ
る。
【0014】図5のフローチャートにしたがって、本実
施例の運転モード選択制御について説明する。すなわ
ち、本実施例では、自動運転モードに入ると、以前に記
憶した自動運転モード選択制御パターンP=P(n)を
採用して運転を開始する(ステップ1)。本実施例で
は、図4中、各運転パターンP(P(min)〜P
(n)〜P(max),初期値P=P(0))は、運転
モード判定基準外気温度Tg(n)、暖房室内温度設定
値Trh(n)(:Trh(n)min≦Trh(n)
≦Trh(n)max)、冷房室内温度設定値Trc
(n)(:Trc(n)min≦Trc(n)≦Trc
(n)max)に対応する。なお、以下においては、T
g:検出される外気温度、Tr:検出される室内温度、
Trc:冷房室内温度設定値である。
施例の運転モード選択制御について説明する。すなわ
ち、本実施例では、自動運転モードに入ると、以前に記
憶した自動運転モード選択制御パターンP=P(n)を
採用して運転を開始する(ステップ1)。本実施例で
は、図4中、各運転パターンP(P(min)〜P
(n)〜P(max),初期値P=P(0))は、運転
モード判定基準外気温度Tg(n)、暖房室内温度設定
値Trh(n)(:Trh(n)min≦Trh(n)
≦Trh(n)max)、冷房室内温度設定値Trc
(n)(:Trc(n)min≦Trc(n)≦Trc
(n)max)に対応する。なお、以下においては、T
g:検出される外気温度、Tr:検出される室内温度、
Trc:冷房室内温度設定値である。
【0015】次いで、ステップ2に進んで、現在の外気
温度Tgと運転モード判断基準外気温度Tg(n)とを
比較し、Tg≧Tg(n)であるならばステップ3以降
に進んで冷房運転モードを選択し、一方、Tg≧Tg
(n)が成立しないならば、ステップ4以降に進んで暖
房運転モードを選択して、それぞれの運転モードで室温
設定値制御を開始する。なお、以降の実施例では自動選
択モードで冷房運転が選択された場合について説明する
が、暖房運転選択時についても同様の手順で説明される
ためその詳細は省略する。
温度Tgと運転モード判断基準外気温度Tg(n)とを
比較し、Tg≧Tg(n)であるならばステップ3以降
に進んで冷房運転モードを選択し、一方、Tg≧Tg
(n)が成立しないならば、ステップ4以降に進んで暖
房運転モードを選択して、それぞれの運転モードで室温
設定値制御を開始する。なお、以降の実施例では自動選
択モードで冷房運転が選択された場合について説明する
が、暖房運転選択時についても同様の手順で説明される
ためその詳細は省略する。
【0016】冷房運転モードの室温設定値制御が開始さ
れると、ステップ5において、利用者の冷房室内温度設
定値Trcの指示が「高め」を要求するものであるか否
かを判定する。判定結果が「Yes」であるならばステ
ップ6に進み、一方、判定結果が「No」であるなら
ば、ステップステップ10に進む。ステップ6では、現
在の室内温度設定値Trcが今回運転パターンP(n)
の室内温度設定温度の最大値Trc(n)max未満
(Trc<Trc(n)max)であるか否かを判定
し、判定結果が「Yes」であるならば、ステップ9に
進んで室内温度設定値Trcを上昇させる。一方、ステ
ップ6の判定結果が「No」であるならば、ステップ7
に進む。ステップ7では、検出室内温度Trが前記最大
値Trc(n)max以上(Tr≧Trc(n)ma
x)であるか否かを判定し、判定結果が「Yse」であ
るならばステップ8に進んで運転パターンP(n)を一
つ上の運転パターンP(n+1)に変更してその運転パ
ターンP(n+1)を記憶する。一方、ステップ7の判
定結果が「No」であるならばステップ5に戻る。前記
ステップ10においては、冷房室内温度設定値Trcの
指示が「低め」を要求するものであるか否かを判定す
る。判定結果が「Yes」であるならば、ステップ11
に進み、一方、判定結果が「No」であるならばステッ
プ5に戻る。
れると、ステップ5において、利用者の冷房室内温度設
定値Trcの指示が「高め」を要求するものであるか否
かを判定する。判定結果が「Yes」であるならばステ
ップ6に進み、一方、判定結果が「No」であるなら
ば、ステップステップ10に進む。ステップ6では、現
在の室内温度設定値Trcが今回運転パターンP(n)
の室内温度設定温度の最大値Trc(n)max未満
(Trc<Trc(n)max)であるか否かを判定
し、判定結果が「Yes」であるならば、ステップ9に
進んで室内温度設定値Trcを上昇させる。一方、ステ
ップ6の判定結果が「No」であるならば、ステップ7
に進む。ステップ7では、検出室内温度Trが前記最大
値Trc(n)max以上(Tr≧Trc(n)ma
x)であるか否かを判定し、判定結果が「Yse」であ
るならばステップ8に進んで運転パターンP(n)を一
つ上の運転パターンP(n+1)に変更してその運転パ
ターンP(n+1)を記憶する。一方、ステップ7の判
定結果が「No」であるならばステップ5に戻る。前記
ステップ10においては、冷房室内温度設定値Trcの
指示が「低め」を要求するものであるか否かを判定す
る。判定結果が「Yes」であるならば、ステップ11
に進み、一方、判定結果が「No」であるならばステッ
プ5に戻る。
【0017】ステップ11では、現在の室内温度設定値
Trcが今回運転パターンP(n)の室内温度設定温度
の最小値Trc(n)minを超える(Trc>Trc
(n)min)か否かを判定し、判定結果が「Yes」
であるならば、ステップ14に進んで室内温度設定値T
rcを下降させる。一方、ステップ11の判定結果が
「No」であるならば、ステップ12に進む。ステップ
12では、検出室内温度Trが前記最小値Trc(n)
min以下(Tr≦Trc(n)min)であるか否か
を判定し、判定結果が「Yse」であるならばステップ
13に進んで運転パターンP(n)を一つ下の運転パタ
ーンP(n−1)に変更してその運転パターンP(n−
1)を記憶する。一方、ステップS12の判定結果が
「No」であるならばステップ5に戻る。
Trcが今回運転パターンP(n)の室内温度設定温度
の最小値Trc(n)minを超える(Trc>Trc
(n)min)か否かを判定し、判定結果が「Yes」
であるならば、ステップ14に進んで室内温度設定値T
rcを下降させる。一方、ステップ11の判定結果が
「No」であるならば、ステップ12に進む。ステップ
12では、検出室内温度Trが前記最小値Trc(n)
min以下(Tr≦Trc(n)min)であるか否か
を判定し、判定結果が「Yse」であるならばステップ
13に進んで運転パターンP(n)を一つ下の運転パタ
ーンP(n−1)に変更してその運転パターンP(n−
1)を記憶する。一方、ステップS12の判定結果が
「No」であるならばステップ5に戻る。
【0018】以上のようにして、利用者は『高め』また
は『低め』などの指示をすることで、設定範囲内(図2
中、各制御パターンの範囲)で希望の室内温度設定値T
rcを選ぶことができる(前記ステップ9、ステップ1
4)。
は『低め』などの指示をすることで、設定範囲内(図2
中、各制御パターンの範囲)で希望の室内温度設定値T
rcを選ぶことができる(前記ステップ9、ステップ1
4)。
【0019】また、利用者が『高め』あるいは『低め』
の指示をしたときに、既に室内温度設定値TrcがTr
c(n)maxあるいはTrc(n)minに達し(前
記ステップ6、11)、室内温度も設定値で安定してい
る場合(前記ステップ8、13)には、運転パターンP
(n)を1段階UP(上昇)あるいはDOWN(下降)
させることで、室内温度設定値Trcの範囲を利用者の
希望する方向へシフトさせ、室内温度設定値Trcの更
新を可能とすると共に、制御パターンを記憶する(前記
ステップ8、ステップ13)。
の指示をしたときに、既に室内温度設定値TrcがTr
c(n)maxあるいはTrc(n)minに達し(前
記ステップ6、11)、室内温度も設定値で安定してい
る場合(前記ステップ8、13)には、運転パターンP
(n)を1段階UP(上昇)あるいはDOWN(下降)
させることで、室内温度設定値Trcの範囲を利用者の
希望する方向へシフトさせ、室内温度設定値Trcの更
新を可能とすると共に、制御パターンを記憶する(前記
ステップ8、ステップ13)。
【0020】したがって、上記の操作を繰り返すことに
より、利用者の好む方向(『高め』あるいは『低め』)
へ制御パターンをシフトしていくことで、さまざまな利
用者の好みに適応していく自動運転の運転モード判定・
室温設定が可能となる。また、例えば運転モード判定基
準が高めにシフトされ、その値に応じて室温設定値の設
定範囲も高めにシフトされる訳であるが、その時には運
転開始時の初期室温設定値も高めにシフトされる(例え
ば各々室温設定範囲の中央値を初期室温設定値とす
る)。この制御により、室温『高め』を好み、運転モー
ド判定基準並びに室温設定範囲が高めにシフトされてい
る利用者には自動運転開始時の室温設定値も高めになる
ため、利用者の快適性がさらに向上する。
より、利用者の好む方向(『高め』あるいは『低め』)
へ制御パターンをシフトしていくことで、さまざまな利
用者の好みに適応していく自動運転の運転モード判定・
室温設定が可能となる。また、例えば運転モード判定基
準が高めにシフトされ、その値に応じて室温設定値の設
定範囲も高めにシフトされる訳であるが、その時には運
転開始時の初期室温設定値も高めにシフトされる(例え
ば各々室温設定範囲の中央値を初期室温設定値とす
る)。この制御により、室温『高め』を好み、運転モー
ド判定基準並びに室温設定範囲が高めにシフトされてい
る利用者には自動運転開始時の室温設定値も高めになる
ため、利用者の快適性がさらに向上する。
【0021】なお、前記実施例においては、判定基準値
を外気温度についてのものにしていたが、これは本発明
の一例であり、前記判断基準値は他の測定対象について
のものにし得る。
を外気温度についてのものにしていたが、これは本発明
の一例であり、前記判断基準値は他の測定対象について
のものにし得る。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、利用
者本人の感覚により近い運転モードを自動的に選択する
ことを可能にして自動運転モード選択制御の有効性並び
に快適性を高め得る。
者本人の感覚により近い運転モードを自動的に選択する
ことを可能にして自動運転モード選択制御の有効性並び
に快適性を高め得る。
【図1】本発明の実施例の自動運転モード選択制御場面
の説明図である。
の説明図である。
【図2】図1の自動運転モード選択制御のパターン例の
説明図である。
説明図である。
【図3】図1中空気調和機制御系の説明図である。
【図4】図3の制御パターン例の説明図である。
【図5】図1の自動運転モード選択制御の動作フローチ
ャートである。
ャートである。
【符号の説明】 A 空気調和機 B リモートコントローラ D 外気温度検出器 E 室内温度検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 冷房運転モードあるいは暖房運転モード
を運転モード判定基準値に応じて自動的に選択して動作
する空気調和機の自動運転モード選択制御装置におい
て、 前記判定基準値を可変としてこの判定基準値に応じて室
温設定値の設定可能範囲並びに初期室温設定値を決定す
る室温設定範囲決定手段と、 利用者の室温設定値の変更履歴を学習し、この変更履歴
に応じて前記判定基準値を変更する判定基準値変更手段
と、 を備えたことを特徴とする空気調和機の自動運転モード
選択制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5120229A JP2910008B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 空気調和機の自動運転モード選択制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5120229A JP2910008B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 空気調和機の自動運転モード選択制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06331199A JPH06331199A (ja) | 1994-11-29 |
JP2910008B2 true JP2910008B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=14781061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5120229A Expired - Fee Related JP2910008B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 空気調和機の自動運転モード選択制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910008B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422255B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2004-03-11 | 이승석 | 냉난방 온도 제어 장치 및 방법 |
JP4623747B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2011-02-02 | パナソニック電工株式会社 | 環境設備制御システム |
JP4736050B2 (ja) * | 2006-06-13 | 2011-07-27 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | エネルギー需給調整システム |
US10941950B2 (en) | 2016-03-03 | 2021-03-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Air conditioning control device, air conditioning control method and non-transitory computer readable medium |
JP6537726B2 (ja) * | 2016-06-17 | 2019-07-03 | 三菱電機株式会社 | 空気調和システム |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP5120229A patent/JP2910008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06331199A (ja) | 1994-11-29 |
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