JP2911566B2 - 油中水滴型エマルジョン爆薬 - Google Patents

油中水滴型エマルジョン爆薬

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JP2911566B2
JP2911566B2 JP2216990A JP21699090A JP2911566B2 JP 2911566 B2 JP2911566 B2 JP 2911566B2 JP 2216990 A JP2216990 A JP 2216990A JP 21699090 A JP21699090 A JP 21699090A JP 2911566 B2 JP2911566 B2 JP 2911566B2
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    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は隧道掘進、採石、採鉱等の産業用の爆破作業
に汎く利用される油中水滴型(以下W/O型と云う)エマ
ルジョン爆薬に関するものである。
(従来の技術) W/O型エマルジョン爆薬は米国特許第3,161,551号明細
書により初めて公開されて以来、多数の改良発明が行わ
れて来た。これらの発明によるW/O型エマルジョン爆薬
は、基本的には連続相として、ミネラルオイル、ワック
スその他疎水性炭素質燃料(油分)を含み、又不連続相
として、硝酸アンモニウムを主体とした酸化剤水溶液を
含み、更に乳化剤としてW/O型乳化剤を含む爆薬であ
り、これに微小中空球体等の鋭感剤を随時加える事によ
り、ブースター起爆から雷管起爆までの広範な感度をも
つW/O型エマルジョン爆薬が得られている。これらのW/O
型エマルジョン爆薬は、連続相として油性物質が使用さ
れている為、耐水性、安全性の点で従来の爆薬にない優
れた性能を有している事は周知の事柄である。
(発明が解決しようとする課題) W/O型エマルジョン爆薬は、エマルジョンが本質的
に、不溶性液体同志を乳化剤の力を借りて小粒子に均一
混合する事である為、安定性に欠けると云う問題点があ
る。この為安定性を向上する目的で多数の発明がなされ
て来た。安定性を向上する方法としては、特殊な乳化剤
を使用する方法がある。例えば、特開昭58−120588号公
報、特開昭58−190890号公報、特開昭59−207889号公
報、特開昭62−162685号公報等の発明がこれらに当る。
安定性を向上する他の方法としては、特殊な油類を使用
する方法がある。例えば、特開昭56−129694号公報、特
開昭57−149893号公報、特開昭59−156991号公報、特開
昭59−207890号公報、特開昭61−40892号公報、特開昭6
1−40893号公報等である。
これらの発明によって、W/O型エマルジョン爆薬の安
定性は、大きく向上し、日本国内に於て、広範に使用さ
れる様になり始めている。しかしながら、W/O型エマル
ジョン爆薬は、時間と共に感度低下を生じ、2〜3年貯
蔵したもののうち幾らかのものは、感度不足の為、穿孔
内で爆発しないで残留するという問題点が残っている。
(課題を解決する為の手段) 本発明者等はW/O型エマルジョン爆薬の経時安定性に
ついて、更に詳しく研究を実施した結果、日本国内に於
ては、夏季つまり高温時に感度低下を生じ、温度が高く
ない時期、つまり春、秋、冬期には感度低下を生じない
事を見い出した。ひるがえって言えば、日本国内で長期
に安定なW/O型エマルジョン爆薬を得るには、夏季程度
の高温で安定なものとすれば良いという事を見い出した
ものである。
本発明者等は、種々の実験を重ねた結果、W/O型エマ
ルジョン爆薬の連続相を形成する油類の全部又は一部
を、油溶性で、かつ分子内にラダー構造を持つ特定のポ
リマーで置きかえれば、高温で長期に安定なW/O型エマ
ルジョン爆薬を得られる事を見い出したものである。
本発明に用いられるポリマーは油溶性でかつ分子内
に、例えばインターサイエンスパブリッシャー社発行の
“エンサイクロペディア オブ ポリマー サイエンス
アンド テクノロジー”第8巻に記載されている様な
ラダー構造を持つものである。又ポリマーの軟化点が0
〜150℃でかつ数平均分子量が50〜2000である様な記述
のポリマーを用いるとより良い結果が得られる。この様
なポリマーの出発物質としてはシクロペンタジエン、ジ
シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン等が使
用されるが、特に出発物質を 等の化学構造で表わされるジンクロペンタジエンとした
ポリマー、つまりジシクロペンタジエンの重合体又は共
重合体を用いるといっそう良好な結果が得られる。
本発明に使用する油溶性でかつ分子内ラダー構造を持
つ特定のポリマーとしては具体的には例えば基本構造と
して のラダー構造を有するトーネックス社のエスコレッツ53
80(軟化点85℃、比重(25/4deg.C)1.10である水添脂
環族系炭化水素樹脂)、エスコレッツ5300(軟化点105
℃、比重(25/4deg.C)1.10数平均分子量約290である水
添脂環族系炭化水素樹脂)、エスコレッツ5320(軟化点
125℃、比重(25/4deg.C)1.10、数平均分子量約340で
ある水添脂環族系炭化水素樹脂)及び基本構造として のラダー構造を有するエスコレッツ8180(軟化点86℃、
比重(25/4deg.C)1.10、数平均分子量約200である脂環
族系炭化水素樹脂)、及びこれらと類似の基本構造を有
するトネックス社のエスコレッツ1401(軟化点119℃、
比重(25/4deg.C)0.97数平均分子量約1000である脂肪
族/脂環族系炭化水素樹脂)ECR327(軟化点15℃、比重
(25/4deg.C)1.10、数平均分子量約80である脂環族系
炭化水素樹脂)、ECR356B(軟化点140℃、比重(25/4de
g.C)1.10、数平均分子量約390である脂環族系炭化水素
樹脂)等が挙げられる。
本発明に用いられる油溶性でかつ分子内にラダー構造
を有する特定のポリマーは、W/O型エマルジョン爆薬の
油類の全部又は一部を置きかえる事が出来る。このポリ
マーは鉱物油、植物油、動物油、軽油、灯油、流動パラ
フィン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、ペトロラタム等の油分と混合して用いる事も出
来るし、又、他の樹脂類例えば、石油樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリブテン、ポリイソブ
チレン、ブタジエン樹脂、α−オレフィン重合体等と混
合して用いる事も出来る。
W/O型エマルジョン爆薬を高温における貯蔵において
も感度を安定に維持する為には、油溶性でかつ分子内に
ラダー構造を有する特定のポリマーを、連続相を構成す
る油類の好ましくは1重量%以上、より好ましくは5〜
70重量%置きかえたものを使用する。
本発明に使用する油類はW/O型エマルジョン爆薬全体
に対して1〜10重量%の範囲で使用するのが好ましく、
2〜8重量%の範囲で連続相を構成させるのがより好ま
しい。
本発明に使用される酸化剤水溶液は、硝酸アンモニウ
ム、アルカリ金属硝酸塩類、アルカリ土類金属硝酸塩
類、アルカリ金属塩素酸塩類、アルカリ土類金属塩素酸
塩類、アルカリ金属過塩素酸塩類、アルカリ土類金属過
塩素酸塩類、過塩素酸アンモニウムを単独又は混合して
水溶させたものである。
又、本発明に用いられる酸化剤水溶液に硝酸モノメチ
ルアミン、硝酸モノエチルアミン、硝酸ヒドラジン、二
硝酸ジメチルアミン等の水溶性アミン硝酸塩類、硝酸メ
タノールアミン、硝酸エタノールアミン等の水溶性アル
カノールアミン硝酸塩類及び水溶性の一硝酸エチレング
リコール等を補助鋭感剤として使用する事が可能であ
る。
酸化剤水溶液中に於ける水の含有量は、酸化剤水溶液
の結晶析出温度が30〜90℃になる範囲で使用される事が
好ましく、通常酸化剤水溶液に対して5〜40重量%で使
用されるのが好ましく、より好ましくは7〜30重量%が
使用される。
酸化剤水溶液中には、結晶析出温度を下げる為に、メ
チルアルコール、エチルアルコール、ホルムアマイド、
エチレングリコール、グリセリン等の水溶性有機溶剤が
補助溶媒として使用可能である。
本発明では酸化剤水溶液は全組成に対して50〜95重量
%の範囲で使用される。
本発明に用いられる乳化剤は通常、W/O型エマルジョ
ン生成に使用される乳化剤、例えば、ステアリン酸アル
カリ金属塩、ステアリン酸アンモニウム塩、ステアリン
酸カルシウム塩、ポリオキシエチレンエーテル類、ソル
ビタン脂肪酸エステル類、ソルビトール脂肪酸エステル
類等及びこれらの適当な混合物等が使用される。
本発明に用いられる乳化剤は、全組成に対して0.5〜
7重量%の範囲で使用するのが好ましい。
本発明によるW/O型エマルジョン爆薬は、適当な微小
中空体を添加する事によって、雷管起爆性からブースタ
ー起爆に至る広範な感度性能が得られる。微小中空体と
しては、ガラス微小中空球、樹脂製微小中空球、シラス
バルーン、パーライト等の1種又は2種以上の混合物が
用いられる。
本発明に使用する微小中空体は、出来上ったW/O型エ
マルジョン爆薬の比重を1.40g/cc以下にする量の範囲で
使用される。好ましくは出来上ったW/O型エマルジョン
爆薬の比重を1.30g/cc以下にする量の範囲で使用する。
使用する微小中空体の比重等によるが、通常、全組成に
対して0.5〜20重量%の範囲で使用するのが好ましい。
本発明によるW/O型エマルジョン爆薬にTNT、ペントリ
ット等の爆発性物質を微小中空体と併用する事が可能で
ある。又、適当に機械的又は化学的に気泡を含ませる事
によって微小中空体の役割を一部代替する事が可能であ
る。
本発明によるW/O型エマルジョン爆薬にはアルミ粉、
マグネシウム粉等の金属粉末、木粉、澱粉等の有機粉末
の添加も可能である。
本発明のW/O型エマルジョン爆薬の製造方法は例えば
次の通りである。すなわち硝酸アンモニウム又はこれと
他の酸化剤塩とを約85〜95℃で水に溶解させ酸化剤水溶
液を得る。一方油溶性でラダー構造を有する特定のポリ
マー又は該ポリマーと他の油分、他の樹脂を約85〜95℃
で充分溶解均一化し、これに更に乳化剤を混合して油相
混合物を得る。この油相混合物に、通常、高粘性物に使
用されるラセン型攪拌翼を用いて200〜500rpmの攪拌速
度で攪拌しながら前述の酸化剤水溶液を徐々に添加す
る。添加が終った後、更に攪拌を行い、でき上ったエマ
ルジョンに微小中空体、必要に応じて他の添加剤を加え
て縦型捏和機で約30〜60rpmで混合を行って、所望のW/O
型エマルジョン爆薬を得る。
(作用) W/O型エマルジョン爆薬の連続相を形成する油類の全
部又は一部を上述の様に油溶性でかつ分子内にラダー構
造を有する特定のポリマーに置きかえたることにより、
従来のW/O型エマルジョン爆薬に較べて高温に於ける感
度低下が著しく少ない、即ち、日本の気候に於ける貯蔵
安定性が極めて優れたW/O型エマルジョン爆薬を与え
る。
(実施例) 本発明を実施例を掲げて、以下に詳しく説明する。
実施例1. 数平均分子量が約1000でかつ軟化点が119℃の、ジン
クロペンタジエンとC5系石油溜分を共重合した油溶性で
分子内にラダー構造を有する脂肪族/脂環族系炭化水素
樹脂(トーネックス社製、商品名エスコレッツ1401)1.
5重量%と流動パラフィン(試薬品)1.0重量%を約90℃
で、浴加熱混合し、これに乳化剤として、ソルビトール
ジオレエート4.5重量%及び酸化剤水溶液として水14重
量%、硝酸アンモニウム62.8重量%、硝酸ナトリウム1
0.0重量%を予め約90℃で加熱溶解したものを加え、十
分攪拌混合してW/O型エマルジョンを得た。これにガラ
スバブルス(3M社製、商品名B28/750)6.2重量%を加え
て、混合しW/O型エマルジョン爆薬を得た。出来上ったW
/O型エマルジョン爆薬を直径25mmの紙筒に100gづつ充填
し薬包とした。
比較例1. 実施例1に使用した樹脂(ポリマー)の代わりにマイ
クロクリスタリンワックス(エスラックス172)1.5重量
%を使う他は、実施例1とまったく同じ組成、同じ方法
でW/O型エマルジョン爆薬の薬包を作成した。
実施例2. 数平均分子量が約200で、かつ軟化点が約86℃のジシ
クロペンタジエンを重合した油溶性でかつ分子内にラダ
ー構造を有する脂環族系炭化水素樹脂(トーネックス社
製、商品名エスコレッツ8180)0.3重量%とマイクロク
リスタリンワックス(エスラックス172)3.2重量%を約
90℃で良く加熱混合し、これに乳化剤としてソルビタン
モノオレエート2.0重量%及び酸化剤水溶液として水8
重量%、硝酸アンモニウム56.5重量%、硝酸ナトリウム
15.0重量%、硝酸ヒドラジン10.0重量%を予め約100℃
で加熱溶解したものを加え、十分攪拌混合してW/O型エ
マルジョンを得た。これにガラスバブルス(3M社製、商
品名B28/750)2.0重量%及びパーライト3.0重量%を加
えて混合しW/O型エマルジョン爆薬を得た。出来上ったW
/O型エマルジョン爆薬を直径25mmの紙筒に100gづつ充填
し薬包とした。
比較例2. 実施例2に使用した樹脂の代わりに、基本構造が となり分子内にラダー構造のない脂環族系炭化水素樹脂
(荒川化学工業社製、商品名アルコンP−70)0.3重量
%を使う他は、実施例2とまったく同じ組成、同じ製法
でW/O型エマルジョン爆薬の薬包を作成した。
実施例3. ジシクロペンタジエンを重合水素添加してえた数平均
分子量が約290でかつ軟化点が約105℃の油溶性でかつ分
子内にラダー構造のある水添脂環族系炭化水素樹脂(ト
ーネックス社製、商品名エスコレッツ5300)3.2重量%
を約115℃で加熱溶解し、これに乳化剤として、ソルビ
トールジオレエート2.7重量%及び酸化剤水溶液として
水11重量%、硝酸アンモニウム71.4重量%、硝酸ナトリ
ウム7.5重量%を予め約90℃で加熱溶解したものを加
え、十分攪拌混合してW/O型エマルジョンを得た。これ
にガラスバブルス(3M社製、商品名B28/750)4.2重量%
を加えて、W/O型エマルジョン爆薬を得た。出来上ったW
/O型エマルジョン型エマルジョン爆薬を直径25mmの紙筒
に100gづつ充填し薬包とした。
比較例3. 実施例3に使用した樹脂の代わりに、C5系石油溜分を
重合した石油樹脂(三井石油化学社製、商品名ハイレッ
ツC−110X)3.2重量%を使う他は、実施例3とまった
く同じ組成、同じ方法でW/O型エマルジョン爆薬の薬包
を作成した。
実施例4. 数平均分子量が約80で、かつ軟化点が約15℃のジシク
ロペンタジエンを重合した油溶性でかつ分子内にラダー
構造のある脂環族系炭化水素樹脂(トーネックス社製、
商品名エスコレッツECR327)1.0重量%、融点146°Fの
パラフィンワックス(日本石油社製、商品名145°パラ
フィン)1.0重量%及び石油樹脂(C−110X)1.0重量%
を約90℃で良く加熱混合し、これに乳化剤としてソルビ
タンモノオレエート0.7重量%及びソルビトールジオレ
エート0.5重量%、更に酸化剤水溶液として水12重量
%、硝酸アンモニウム71.1重量%、硝酸ナリトウム7.5
重量%を予め約90℃で加熱溶解したものを加え、十分攪
拌混合してW/O型エマルジョンを得た。これにガラスバ
ブルス(B28/750)5.2重量%を加えて混合しW/O型エマ
ルジョン爆薬を得た。出来上ったW/O型エマルジョン爆
薬を直径25mmの紙筒100gづつ充填し薬包とした。
比較例4. 実施例4に使用した樹脂の代わりに、比較例2で用い
たアルコンP−70 1.0重量%を使う他は、実施例4とま
ったく同じ組成、同じ製法で、W/O型エマルジョン爆薬
の薬包を作成した。
実施例5. 数平均分子量が約290でかつ軟化点が約105℃のジシク
ロペンタジエンを重合した油溶性でかつ分子内にラダー
構造のある脂環族系炭化水素樹脂(トーネックス社製、
商品名エスコレッツ5300)0.9重量%とマイクロクリス
タリンワックス(エスラックス172)2.1重量%を約90℃
で、良く加熱混合し、これに乳化剤としてソルビトール
ジオレエート3.1重量%及び酸化剤水溶液として水10重
量%、硝酸アンモニウム73.4重量%、硝酸ナトリウム6.
0重量%を予め約100℃で加熱溶解したものを加え、十分
攪拌混合してW/O型エマルジョンを得た。これにカラス
バブルス(B28/750)4.5重量%を加えて混合しW/O型エ
マルジョン爆薬を得た。出来上ったW/O型エマルジョン
爆薬を直径25mmの紙筒に100gづつ充填し薬包とした。
比較例5. 実施例5に使用した樹脂の代わりに比較例2で用いた
アルコンP−70、0.9重量%を使う他は、実施例5とま
ったく同じ組成、同じ方法でW/O型エマルジョン爆薬の
薬包を作成した。実施例1〜5、比較例1〜5の組成を
表1にまとめた。
試験例 実施例1〜5及び比較例1〜5のエマルジョン爆薬包
を、45℃の高温定温器に保持し、1カ月毎に薬包を取り
出し、6号雷管及び8号雷管で、起爆試験を実施した。
試験結果を表2に示す。
(発明の効果) 表2の結果でそれぞれ対応する実施例と比較例(例え
ば、実施例1と比較例1の様に)を比較して見れば実施
例の方が、感度低下を生じて8号雷管で爆発しなくなる
期間が、比較例に較べて極めて長い事が良く判る。
即ち、実施例のW/O型エマルジョン爆薬は高い温度で
も、極めて安定な事は、明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C06B 47/14 CA(STN) WPIDS(STN)) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化剤水溶液、油類、乳化剤、微小中空球
    体よりなる油中水滴型エマルジョン爆薬に於て、油類の
    全部又は一部が油溶性で、かつ分子内にラダー構造を持
    つポリマーで置きかえられ、かつ該ポリマーがシクロペ
    ンタジエン、ジシクロペンタジエン又はメチルシクロペ
    ンタジエンを重合し、更に必要により水添されたもので
    あって、その数平均分子量が50〜2000、軟化点が0〜15
    0℃であるポリマーであることを特徴とする前記油中水
    滴型エマルジョン爆薬
JP2216990A 1989-08-21 1990-08-20 油中水滴型エマルジョン爆薬 Expired - Lifetime JP2911566B2 (ja)

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JP1-212899 1989-08-21

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