JP2911277B2 - アモルファスシリコン太陽電池の製造方法 - Google Patents

アモルファスシリコン太陽電池の製造方法

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JP2911277B2 JP3314729A JP31472991A JP2911277B2 JP 2911277 B2 JP2911277 B2 JP 2911277B2 JP 3314729 A JP3314729 A JP 3314729A JP 31472991 A JP31472991 A JP 31472991A JP 2911277 B2 JP2911277 B2 JP 2911277B2
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孝之 水村
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    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アモルファスシリコン
太陽電池に関し、特に透孔性のあるシースルー型、ある
いは集積型のアモルファスシリコン太陽電池の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池に数多くの透孔や切り溝
を設け、入射した光の一部を透過する透孔性のあるシー
スルー型太陽電池の製造方法は、透明基板上に透明電極
膜、光発電層、金属電極層を積層して、その後、金属電
極層上に開口パターンのレジストを形成して、金属電極
層、光発電層を順次エッチングし、透孔や切り溝などの
透孔部を形成する方法であった。
【0003】この方法では、金属電極層をエッチングす
るときは、エッチング溶液を用いるウエットエッチング
が行われる。そして、光発電層をエッチングするとき
は、通常CF4ガスのプラズマ放電を利用したドライエ
ッチングが行われる。
【0004】ここで、ウエットエッチングを行うこと
は、ウエットエッチングに用いられるアルカリ溶液のア
ルカリイオンが太陽電池の性能に悪影響を及ぼすと考え
られており、ウエットエッチングを行うよりもドライエ
ッチングを行うほうが良いと考えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、金属電極層をウエットエッチングした後、光発
電層をドライエッチングしなければならないために、金
属電極層をウエットエッチングして、ウエットエッチン
グ用のカセットに収納している基板を、次のドライエッ
チング用のトレーに収納し直さなければならなく、作業
等が大変面倒である。さらに、ウエットエッチングした
後、この基板をドライエッチング装置に投入するには、
基板に付いている水分などを十分に乾燥しなければなら
ないため、長時間を要することになる。また、ドライエ
ッチングの真空装置は、大変高価であり、一度に処理で
きる能力も低いものである。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決し、
安価に大量生産できるシースルー型のアモルファスシリ
コン太陽電池の製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のアモルファスシ
リコン太陽電池の製造方法は、透明基板上に、透明電極
と、アモルファスシリコン層と、裏面電極を順々に重ね
て積層してなり、前記裏面電極は耐アルカリ性の金属で
あり、ウエットエッチングによって、前記裏面電極およ
びアモルファスシリコン層を除去して透孔または切り溝
を設けることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のアモルファスシリコン太陽電池の製造
方法は、裏面電極とアモルファスシリコン層ともウエッ
トエッチングすることにより、裏面電極をエッチングし
た後、水切りや乾燥する必要もなく続いてアモルファス
シリコン層をエッチングできる。したがって、連続的に
加工することができ生産性の向上を図ることができる。
ここで、裏面電極は、耐アルカリ性の金属を用いている
ために、アモルファスシリコン層をアルカリ性の溶液で
エッチングしたときに、裏面電極がさらにエッチングさ
れてしまうという問題もない。
【0009】
【実施例】[実施例1]図1に示すシースルーのアモル
ファスシリコン太陽電池は、ガラス基板等の透明基板1
に、透明電極2と、アモルファスシリコン(以下、a−
Siと記載する)層3と、裏面電極5とを積層してい
る。この太陽電池は、下記のようにして製造する。 (1) 透明基板1の表面に、スプレー法、CVD法、真
空蒸着、イオンプレーティング法、スパッタ法等の方法
で、ITOやSnO2等の透明電極2を設ける。 (2) 透明電極2の所定の位置にAgペースト10を印刷
する。 (3) 全面にa−Si層3を形成する。 (4) a−Si層3の全面に、裏面電極5を積層する。
【0010】裏面電極5には、Cu、Ni又はNiCu
合金等が用いられる。この裏面電極5の膜厚はそれぞれ
1500オングストロームとした。 (5) レーザ溶着によって、裏面電極5をAgペースト
10部分に接続する。 (6) その後、図1に示すように、裏面電極5とa−S
i層3とに多数の透孔6または切り溝7を設けて、入射
光の一部を透過させるシースルー太陽電池とするため
に、所望のパターンのレジスト膜8を塗布する。 (7) 塩化第2鉄(FeCl2)溶液を使用して、裏面
電極5の一部をウェットエッチングする。 (8) フッ硝酸を使用して、a−Si層3の表面処理を
行う。 (9) NaOH等のアルカリ溶液を使用して、a−Si
層3をウエットエッチングする。 (10) 塩化第2鉄(FeCl2)溶液で裏面電極5を追
加エッチングする。
【0011】この工程で得られたアモルファスシリコン
太陽電池のシースルー開口部の断面図を図1に示す。上
記工程(8)でa−Si層3の表面をフッ硝酸溶液で前処
理するのは、次の工程(9)でNaOH溶液によるa−S
i層3のエッチングをより確実に行うためである。つま
り、あらかじめa−Si層3の表面をフッ硝酸で前処理
していないとa−Si層3の表面に酸化物等の被膜が形
成され、NaOH溶液でのエッチングができなくなるか
らである。
【0012】ここで、前処理と同じフッ硝酸溶液を用い
て、a−Si層3をエッチングすることも考えられる
が、前処理で用いられるフッ硝酸溶液の濃度は数%であ
り、このフッ硝酸溶液でa−Si層3のエッチングを行
うには濃度が低いために、a−Si層3を完全にエッチ
ングするには長時間を要する。そこで、フッ硝酸の濃度
を数十%に高くしてa−Si層3のエッチングを行う
と、時間は短くなるが高濃度のフッ硝酸溶液を用いるた
めにガラス基板を腐食してしまうという弊害が生じる。
したがって、a−Si層3のエッチングにフッ硝酸を使
用することはできない。
【0013】上記の製造方法では、フッ硝酸でa−Si
層3の表面処理をしたが、フッ酸(HF)、フッ化ホウ
素酸(HBF4)等のフッ素化合物水溶液であれば同様
の効果がある。 [実施例2]実施例1で、裏面電極5にCu、Ni又は
NiCu合金を用いる代わりに、Ti/Cu/Tiの3
層の裏面電極を用いること、そして、工程(7)の前にフ
ッ硝酸にて裏面電極表面のTiをエッチングすること、
工程(8)においてフッ硝酸でa−Si層とCuの間のT
i層をエッチングすると共にa−Si層の表面処理を行
うこと以外は実施例1と同様にシースル型アモルファス
シリコン太陽電池を作製した。
【0014】ここで、Ti/Cu/Tiの膜厚はそれぞ
れ約30,1000,500オングストロームとする。
約30オングストロームのTiはa−Si層とCuとの
密着力を向上させるために、500オングストロームの
TiはCuの腐食を防止するためのもので、耐候性の向
上に寄与する。 [実施例3]実施例1で、裏面電極5にCu、Ni又は
NiCu合金を用いる代わりに、Ti/Cu/Niの3
層の裏面電極を用いること、そして、工程(8)において
フッ硝酸でa−Si層とCuの間のTi層をエッチング
すると共にa−Si層の表面処理を行うこと以外は実施
例1と同様にシースル型アモルファスシリコン太陽電池
を作製した。
【0015】ここで、Ti/Cu/Niの膜厚はそれぞ
れ約30,1000,500オングストロームとする。 [実施例4]実施例3において、裏面電極の500オン
グストロームのNiの代わりに500オングストローム
のCuNiを用いる以外は実施例3と同様にシースル型
アモルファスシリコン太陽電池を作製した。
【0016】上記実施例2,3及び4の場合でも、シー
スル型アモルファス太陽電池は、すべてウエットエッチ
ング工程を通して製造することができ、安価な製造装置
により大量に生産することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明のアモルファスシリコン太陽電池
の製造方法では、裏面電極とa−Si層とをウエットエ
ッチングすることにより、透孔または切り溝を設けてい
る。
【0018】したがって、高価な真空装置を要し、ウエ
ットエッチングをした後、水切りや乾燥工程が必要なド
ライエッチングを行うよりも、本発明のようにウエット
エッチングだけでアモルファスシリコン太陽電池が製造
でき、工程を連続化することができると共に生産性が良
好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシースル型アモルファスシリコン太陽
電池の断面図
【符号の説明】
1・・・透明基板 2・・・透明電極 3・・・a−Si層 5・・・裏面電極 6・・・透孔 7・・・切り溝 8・・・レジスト膜 10・・・Agペースト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、透明電極と、アモルファ
    スシリコン層と、裏面電極を順々に重ねて積層してな
    り、前記裏面電極は耐アルカリ性の金属であり、ウエッ
    トエッチングによって、前記裏面電極およびアモルファ
    スシリコン層を除去して透孔または切り溝を設けること
    を特徴とするアモルファスシリコン太陽電池の製造方法
JP3314729A 1991-09-10 1991-11-28 アモルファスシリコン太陽電池の製造方法 Expired - Lifetime JP2911277B2 (ja)

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GB9218941A GB2260220B (en) 1991-09-10 1992-09-08 An amorphous silicon solar cell and method of the solar cell manufacture
FR9210776A FR2681189B1 (fr) 1991-09-10 1992-09-09 Pile solaire en silicium amorphe et procede pour sa fabrication.
DE4230338A DE4230338B4 (de) 1991-09-10 1992-09-10 Verfahren zur Herstellung von Solarzellen aus amorphem Silizium mittels Naßätzen von Löchern oder Gräben durch Rückseitenelektroden und amorphes Silizium
US07/942,830 US5334259A (en) 1991-09-10 1992-09-10 Amorphous silicon solar cell and method of manufacture

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