JP2910838B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2910838B2
JP2910838B2 JP8122077A JP12207796A JP2910838B2 JP 2910838 B2 JP2910838 B2 JP 2910838B2 JP 8122077 A JP8122077 A JP 8122077A JP 12207796 A JP12207796 A JP 12207796A JP 2910838 B2 JP2910838 B2 JP 2910838B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOSトランジスタ
を有する半導体装置及びその製造方法に関する。詳しく
は、例えばDRAMのブースト部に使用するのに適した
高耐圧MOSトランジスタを有する半導体装置及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMでは、メモリセルのキャパシタ
に充分高い電圧を印加して確実にデータを書込むため
に、ワード線に印加する電圧を電源電圧以上に昇圧する
ことが一般的に行われている。図21は、昇圧電圧をワ
ード線に印加するためのブート・ストラップ・ワード線
駆動回路の一例を示す。同図中、第1及び第2のN型M
OSトランジスタ551,552は直列に接続されてお
り、第3のN型MOSトランジスタ553のドレインd
3 がトランジスタ551のゲートg1 にノードAで接続
されている。
【0003】トランジスタ551のドレインd1 には昇
圧回路(図示せず)からの昇圧電圧V0 が端子555を
介して印加され、トランジスタ553のゲートg3 には
電源(図示せず)からの電源電圧VCCが端子556を介
して印加される。トランジスタ553のソースs3
は、デコーダ(図示せず)の出力信号が端子557を介
して印加される。ソースs3 と端子557とはノードB
で接続されている。トランジスタ552のゲートg
2 は、端子558を介してリセット信号線RLに接続さ
れている。トランジスタ551のソースs1 とトランジ
スタ552のd2 とはノードDで接続されており、ノー
ドDは端子559を介してワード線WLに接続されてい
る。トランジスタ552のソースs2 は接地されてい
る。
【0004】デコーダの出力信号により、ソースs
3 (ノードB)の電位がVCCとなり、トランジスタ55
3がオンとなると、トランジスタ553のドレインd3
(ノードA)の電位はVCC−Vth(Vthはトランジスタ
553の閾値電圧)となる。従って、トランジスタ55
1はオンとなり、トランジスタ553はオフとなり、ド
レインd3 はフローティング状態となる。なお、ノード
Aの電位はトランジスタ551のゲート容量カップリン
グにより昇圧電圧V0 以上に昇圧された電圧Vr となる
ので、ノードDでの昇圧電圧V0 は電圧低下することな
くワード線WLに印加される。例えば、VCC=5V、V
0 =7.5V、Vr =14Vである。
【0005】トランジスタ553ののドレインd3 には
電源電圧VCCがブーストされたVrなる電圧が印加され
るので、このドレインd3 を構成する拡散層には充分な
耐圧が要求される。ドレインd3 を構成する拡散層に充
分な耐圧がないと、ノードAの電位は次第に低下し、ワ
ード線WLに印加する電圧をV0 に維持できなくなる。
【0006】ノードAの電位の低下を防ぐ方法として、
トランジスタ553のゲート酸化膜を厚くすることも考
えられるが、これでは半導体装置の微細化に伴ってゲー
ト酸化膜を薄膜化する近年の傾向と逆行してしまう。そ
こで、後述する如く、本発明では、前記電圧Vr が印加
されるトランジスタに、高耐圧トランジスタを適用する
ことを提案する。しかし、ワード線駆動回路は半導体記
憶装置では数多く存在し、従来知られている高耐圧トラ
ンジスタを用いると、その占有面積が大きい為、チップ
面積の増大を招いてしまう。
【0007】従来例としては、例えば図22に示すLD
D構造の高耐圧MOSトランジスタがある。トランジス
タ553のドレインd3 は、比較的低濃度で幅広のN型
層553dにより形成され、N型層553dとP型半導
体基板600との接合面に生じる空乏層を広くすること
により高耐圧化を可能としている。又、ドレイン電極6
01は通常アルミニウム(Al)からなるので、コンタ
クト抵抗が高くならないようにドレイン電極601が接
続する部分ではドレインd3 が比較的高濃度のN+ 型層
553eとされている。なお、図22中、602はフィ
ールド酸化膜、603はゲート酸化膜、604はBPS
G層間絶縁膜である。
【0008】上記従来例を製造する方法としては、大略
第1及び第2の方法がある。第1の方法によると、予め
形成されたN+ 層553e に対してドレイン電極60
1用のコンタクトホールを形成する。他方、第2の方法
によると、ドレイン電極601用のコンタクトホールを
介してイオン注入を行ってセルフアライン的にN+ 型層
553eを形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図23は、第1の方法
を説明するための図である。同図中、L1 はゲートg3
とN+ 型層553eとの間の距離、L2 はBPGS層間
絶縁膜604とN+ 型層553eとがオーバーラップす
る距離、L3 はソース電極601用のコンタクトホール
の幅に対応する距離である。ドレインd3 の耐圧はL1
で決定される。しかし、N型層553dが直接Alのド
レイン電極601とコンタクトするとコンタクト抵抗が
大きくなりすぎてしまうので、ドレイン電極601との
コンタクトのためにN+ 型層553eを設ける必要があ
り、コンタクトをとるためのL3 を小さくするにも限界
がある。又、L2 のマージンをもってコンタクトホール
を形成しないとドレイン電極601が直接N型層553
dとコンタクトする可能性があるため、L2 を小さくす
るにも限界がある。従って、従来はL1 で決定されるド
レインd3 の耐圧を確保するためにL1 +L2 +L3
る距離分素子が横方向へ広がってしまう。つまり、高耐
圧MOSトランジスタの専有面積の縮小には限界があ
る。
【0010】図24は第2の方法を説明するための図で
ある。同図(a)はN型層553sが形成されており、
コンタクトホールがBPSG層間絶縁膜604及びゲー
ト酸化膜603に形成されている状態を示す。同図
(b)はレジスト層605を形成後にイオン注入を行っ
てN+ 型層553e及びソースs3 を構成するN+ 型層
553sを形成する工程を示す。このイオン注入の際、
レジスト層605の位置合せマージンのために同図
(b)中「×」印で示す部分にも不純物イオンが注入さ
れてしまう。このため、ドレイン電極601を構成する
Al層を形成する工程の前にHF系エッチャントによる
前処理を行うと、イオン注入された部分のエッチングレ
ートが他の部分に比べて速いために同図(c)に示す如
き段差610が生じてしまう。この様な段差610があ
ると、その後に形成さる配線層等に断線を起こし易く、
好ましくない。又、第1の方法に比べるとN+ 型層55
3eがセルフアライン的に形成されるので、L2 を小さ
くできるというメリットはあるものの、やはりL1 +L
2 +L3 を確保するために高耐圧MOSトランジスタの
専有面積の縮小には限界がある。又、第2の方法による
と、工程数が第1の方法に比べて多くなってしまう。
【0011】本発明は、半導体記憶装置に高耐圧トラン
ジスタを適用し、更に、半導体記憶装置のチップ面積及
び工程数を増大させることのないように占有面積を縮小
し、かつ、ドレイン/ソース電極とドレイン/ソースを
構成する拡散層との間のコンタクト抵抗を上げることな
くドレイン/ソースの高耐圧化を可能とする高耐圧MO
Sトランジスタを有する半導体装置及びその製造方法を
実現すようとする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、半導体基板と、素子分離領域と、該半導体基板
とは逆導電型の第1の拡散領域及び第2の拡散領域と、
該第1の拡散領域上に直接形成された第1電極と、該第
2の拡散領域上に形成された第2の電極と、ゲート電極
とからなる高耐圧MOSトランジスタ及びメモリセルを
有する半導体装置であって、該第1の拡散領域の不純物
濃度は該第2の拡散領域の不純物濃度より低く、少なく
とも該第1の電極は該第1の拡散領域の不純物濃度より
高い不純物濃度の多結晶シリコンを含む導電体からな
り、該第1の電極は該第2の電極に印加される電圧より
高い電圧を印加され、該高耐圧MOSトランジスタの第
1の電極に接続されたゲート電極を有する他のMOSト
ランジスタを備え、該他のMOSトランジスタのソース
電極及びドレイン電極のうち一方に昇圧された電圧が印
加される構成とされている半導体装置によって達成され
る。
【0013】上記の課題は、請求項6記載の、半導体基
板上に少なくとも高耐圧MOSトランジスタ及びメモリ
セルを構成するMOSトランジスタを有する半導体装置
の製造方法であって、半導体基板上に選択的にフィール
ド酸化膜を形成する工程と、該フィールド酸化膜により
限定された該半導体基板上の領域にゲート酸化膜及びゲ
ート電極を順次形成する工程と、第1のイオン注入によ
り該ゲート電極の両側に該半導体基板とは逆導電型の不
純物領域を形成する工程と、該メモリセルを構成するM
OSトランジスタの不純物領域と該高耐圧MOSトラン
ジスタの一方の不純物領域をマスク層にて覆う工程と、
該フィールド酸化膜、該高耐圧MOSトランジスタの該
ゲート電極及び該マスク層をマスクとして第2のイオン
注入を行い該高耐圧MOSトランジスタの他方の不純物
領域の不純物濃度を該一方の不純物領域の不純物濃度よ
り高くする工程と、少なくとも該一方の不純物領域上に
直接該一方の不純物領域の不純物濃度より高い不純物濃
度の多結晶シリコンを含む導電体からなる電極を形成す
る工程とを含む半導体装置の製造方法によっても達成さ
れる。
【0014】本発明によれば、高耐圧MOSトランジス
タの比較的低濃度のドレイン/ソース領域がドレイン/
ソース電極と直接接続しているのでMOSトランジスタ
の微細化が可能であり、上記ドレイン/ソース電極には
多結晶シリコンを含む導電体を用いるのでドレイン/ソ
ース領域とドレイン/ソース電極との間のコンタクト抵
抗の上昇を防ぐことができると共に高耐圧が実現でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明で用いる高耐圧M
OSトランジスタの原理説明図である。同図中、1は第
1導電型半導体基板、13はゲート酸化膜、14とゲー
ト電極、15は比較的低不純物濃度の第2導電型ドレイ
ン/ソース領域、16は比較的高不純物濃度の第2導電
型ソース/ドレイン領域、28はソース/ドレイン電極
用コンタクトホール、29はドレイン/ソース電極用コ
ンタクトホール、35はソース/ドレイン電極、38は
ドレイン/ソース電極、27は層間絶縁膜である。ソー
ス/ドレイン電極35及びドレイン/ソース電極38
は、第2導電型で不純物濃度が第2導電型ドレイン/ソ
ース領域15の不純物濃度より高い多結晶シリコンを含
む導電体層49からなる。第1及び第2導電型は互いに
逆導電型である。
【0016】MOSトランジスタのドレイン/ソース
は、比較的低濃度の第2導電型ドレイン/ソース領域1
5のみから構成され、ドレイン/ソース電極38は比較
的高濃度の第2導電型領域を介すことなく直接第2導電
型ドレイン/ソース領域15に接続する。従って、従来
の方法で必要とされるL2 が不要となり、その分MOS
トランジスタの微細化が可能となる。
【0017】ドレイン/ソース電極38は直接比較的低
濃度の第2導電型ドレイン/ソース領域15に接続して
いるが、ドレイン/ソース電極38はAlではなく第2
導電型で多結晶シリコンを含む導電体層49からなるた
め、コンタクト抵抗が大きくなることはない。又、比較
的低濃度の第2導電型ドレイン/ソース領域15は薄い
のでAl電極を真上に形成するとAlのスパイクが問題
となるが、ドレイン/ソース電極38はAlを用いない
のでスパイクの問題は生じない。
【0018】更に、AlとSiのコンタクトと比較する
と、多結晶シリコンとSiのコンタクトの方が低不純物
濃度でコンタクトが可能である。トランジスタの耐圧は
不純物濃度が小さい程大きいので、従来例と比べると本
発明の方がトランジスタの高耐圧化が容易である。
【0019】ドレイン/ソース電極38を構成する第2
導電型で多結晶シリコンを含む導電体層49を形成する
と、導電体層49内の不純物が固相拡散により比較的低
濃度の第2の導電型ドレイン/ソース領域15内へその
深さより浅く拡散する。これにより、コンタクト抵抗の
低減が可能となる。更に、比較的低濃度の第2の導電型
ドレイン/ソース領域15と上記固相拡散によって濃度
が高くなった部分との境界がゆるやかであるため、従来
に比べてより高耐圧な構造が実現される。
【0020】図2は本発明で用いる高耐圧MOSトラン
ジスタの特性を従来例と比較して示す図である。同図
中、縦軸は不純物濃度をログスケールで示し、横軸は図
1,22,24におけるx方向を示す。破線I,IIは夫
々第1及び第2の方法で製造された従来例の特性を示
し、一点鎖線III は本発明になる高耐圧MOSトランジ
スタの特性を示す。
【0021】従って、本発明によれば、多耐圧MOSト
ランジスタの専有面積を縮小し、かつ、ドレイン/ソー
ス電極とドレイン/ソースを構成する拡散領域との間の
コンタクト抵抗を上げることなくドレイン/ソースの高
耐圧化が可能となる。
【0022】
【実施例】本発明になる半導体装置の第1実施例を図3
と共に説明する。同図(a)は半導体装置の断面図であ
り、同図(b)はその回路図である。シリコン等のP型
半導体基板1は、後述するN型MOSトランジスタ等の
素子が複数形成されている。ワード線WLに電圧を印加
するためのブートストラップワード線駆動回路2は、後
述する3つのMOSトランジスタ3〜5を備えている。
第1のMOSトランジスタ3と第2のMOSトランジス
タ4は直列に接続され、第3のMOSトランジスタ5の
ドレイン層15は第1のMOSトランジスタ3のゲート
電極7に接続されている。
【0023】第1のMOSトランジスタ3は、半導体基
板1の上にゲート酸化膜6を介して形成されたゲート電
極7と、ゲート電極7の両側の半導体基板1に形成され
たN + とN- とからなるLDD構造のソース層8とドレ
イン層9とにより構成されている。
【0024】第2のMOSトランジスタ4は、ゲート酸
化膜10を介して半導体基板1上に設けられたゲート電
極11と、その両側に形成されたLDD構造のソース層
12及びドレイン層113により形成されている。ドレ
イン層113は第1のMOSトランジスタ3のソース層
9に一体的に設けられているので、第1及び第2のMO
Sトランジスタ3,4は直列に接続された状態となって
いる。
【0025】第3のMOSトランジスタ5はゲート酸化
膜13上に形成されたゲート電極14を有し、その一側
の基板1にはN- 型の導電層15が設けられ、他側には
LDD構造の導電層16が形成された構成となってい
る。N- 型導電層15は、図示しない配線電極により第
1のMOSトランジスタ3のゲート電極7に接続されて
いる。
【0026】スタックトキャパシタ型DRAMセル17
を構成する第4のMOSトランジスタ18は、上記した
3つのMOSトランジスタ3〜5と同様に、絶縁膜20
を介して半導体基板1上に形成されたゲート電極21
と、その両側に設けられたN型又はN- 型導電層22,
23により構成されている。一方の導電層22はビット
線BLに接続され、ゲート電極21はワード線WLに接
続されている。他方の導電層23の上には、後述するコ
ンタクトホール34を通してDRAMセル17のキャパ
シタ19が設けられている。このキャパシタ19は、燐
(P)等のN型不純物イオンをドープした多結晶シリコ
ンよりなる蓄積電極24と、SiO2 よりなる誘電体膜
25と、N型不純物イオンを含む多結晶シリコンよりな
る対向電極26とを順に積層して形成されたもので、対
向電極26にはVCC/2の電圧が印加される。
【0027】第1〜4のMOSトランジスタ3〜5,1
8の上に形成されたPSG等よりなる層間絶縁膜27に
は、導電層8,9,15,16等を露出させるコンタク
トホール28〜33が形成されている。層間絶縁膜27
の上には、各ソース層9,12及びドレイン層8,13
と同極性の不純物を拡散した多結晶シリコンよりなる電
極35〜40がコンタクトホール28〜33を埋めるよ
うに形成されている。又、これらと同様に第4のMOS
トランジスタ18の一方の導電層22には電極41が形
成されている。
【0028】なお、42は第1〜3のMOSトランジス
タ3〜5の周辺及びDRAM17の周辺に選択酸化法に
より形成されたフィールド酸化膜である。本実施例にお
いて、DRAMセル17にデータを書き込む場合には、
先ず、第3のMOSトランジスタ5のゲート電極14に
電源電圧VCCを印加する。第3のMOSトランジスタ5
のN+ 型導電層16にデコーダ(図示せず)の出力信号
が入力されると、この導電層16の電位がVCCになる。
これにより、N- 型導電層15の電位はVCC−Vth(V
thはゲート閾値電圧)となり、第1のMOSトランジス
タ3がオンするとともに第3のMOSトランジスタ5は
オフとなり、N- 型導電層15は第1のMOSトランジ
スタ3の容量カップリングにより昇圧電位V 0 よりさら
に高く昇圧される。従って、昇圧電圧V0 は電圧ドロッ
プなく、第1のMOSトランジスタ3のドレイン層9と
ワード線WLとに印加される。
【0029】これにより、ワード線WLを介して第4の
MOSトランジスタ18のゲート電極21に昇圧電圧V
0 が印加される。ビット線BLからビット選択信号によ
って選択された第4のMOSトランジスタ18はオン
し、これに接続されたキャパシタ19に電荷が蓄積され
てDRAMセル17にデータが書込まれた状態になる。
第1のMOSトランジスタ3のドレイン層8に電源電圧
CCよりも高い昇圧電圧V0 を印加すると、第1のMO
Sトランジスタ3のゲート電極7は容量カップリングに
よって昇圧されてV0 の2倍程度の電位になる。このた
め、第3のMOSトランジスタ5のN- 型導電層15に
も二重に昇圧された電圧が印加される。しかし、第3の
MOSトランジスタ5の導電型15は低濃度化されてN
- 型となっているため、半導体基板1に対して高耐圧性
を有する。
【0030】しかも、このN- 型導電層15は、高濃度
の導電層を有しない低濃度だけの層により構成されてい
るので素子の面積が大きくならない。しかも、N- 型導
電層15と同極性の不純物を含む多結晶シリコンよりな
る電極38をN- 型導電層15の上に形成しているため
に、アニールによって電極38中の不純物をN- 型導電
層15に浅く拡散させてコンタクト抵抗を低くできる。
【0031】図4は、多結晶シリコンのドーズ量と電極
38とN- 型導電層15との間のコンタクト抵抗との関
係を示す図である。同図中、縦軸はログスケールで抵抗
を示し、横軸はログスケールでドーズ量を示す。図4
は、多結晶シリコン電極38の膜厚が2000Å、N-
型導電層15の不純物ドーズ量が1×1013/cm2 の条
件下で得られたものであり、同図から多結晶シリコンの
ドーズ量が1×1015/cm2 以上であるとコンタクト抵
抗が非常に小さいことがわかる。
【0032】図5及び図6は、夫々高耐圧MOSトラン
ジスタの第1実施例の要部を拡大して示す図である。本
実施例では、N+ 型導電層16が図5に示す如くLDD
構造を有し、N+ 型部161 とN- 型部162 とからな
る。N+ 型部161 の不純物濃度はN- 型部162 より
大であり、N- 型部162 の不純物濃度はN- 型導電層
15と略同じである。又、図6に示す如く、N- 部16
2 はゲート電極14と一部オーバーラップする。
【0033】なお、N- 型導電層15のPイオンのドー
ズ量が、1×103 /cm2 、多結晶シリコン電極38の
膜厚が2000Å、多結晶シリコンのPイオンのドーズ
量が1×1015/cm2 、図5に示すゲート電極14とコ
ンタクトホール29との間の距離Dが1μmの条件下で
は、MOSトランジスタのドレインにおいて20Vの耐
圧を確保することができた。
【0034】次に、第1及び第3のMOSトランジスタ
3,5の形成方法を例に上げて、低濃度のドレイン層1
5と高濃度のソース層16とを有する半導体装置の製造
方法の実施例を説明する。先ず、本発明になる半導体装
置の製造方法の第1実施例を説明する。図7(a)に示
す如く、半導体基板1の第1,第3のトランジスタ形成
領域T1 ,T2 の周囲にLOCOS法によりフィールド
酸化膜42を形成した後、ゲート酸化膜6,13を熱酸
化法により形成する。その後、不純物を含む多結晶シリ
コン膜を形成してこれをフォトリソグラフィー法により
パターニングし、各トランジスタ形成領域T1 ,T2
中央に、ゲート酸化膜6,13を介して多結晶シリコン
よりなるゲート電極7,14を形成する。
【0035】そして、ゲート電極7,14の両側にセル
フアライン的にP等のN型不純物イオンを注入、拡散し
て低濃度の導電層43を形成する。この場合の不純物ド
ーズ量は1013〜1014/cm2 であり、N- 型導電層4
3が形成される。その後、図7(b)に示す如く、CV
D法によりSiO2 膜44を全体に1000Å程度形成
する。又、第3のトランジスタ形成領域T2 の一方の導
電層43及びその周囲をレジスト45によって覆い、反
応性イオンエッチング(RIE)法によってSiO2
44を選択的に除去すると、レジスト45によって覆わ
れた部分のSiO2 膜44が残存すると共に、ゲート電
極7,14の脇に残存SiO2 膜44のサイドウォール
46が図7(c)に示す如く形成される。
【0036】次に、SiO2 膜44及びサイドウォール
46をマスクとして砒素(As)イオンを半導体基板1
に注入、拡散すると、SiO2 膜44に覆われていない
領域に1020/cm3 程度の高濃度層が形成されて導電層
43がLDD構造となる。この場合、SiO2 膜44に
覆われた導電層43は図7(d)に示す如く低濃度の状
態に保持される。
【0037】その後、図8(a)に示す如く全体にSi
2 膜47を形成し、フォトリソグラフィー法によって
SiO2 膜47及びSiO2 膜44をパターニングする
ことにより図8(b)に示す如きコンタクトホール28
〜31を導電層43の上に形成する。
【0038】次に、2000Å程度の厚さの多結晶シリ
コン膜49を全体に形成した後に、Pイオンを1×10
15/cm2 のドーズ量で注入する。又、フォトリソグラフ
ィー法により多結晶シリコン膜49を選択的にエッチン
グし、図8(c)に示す如くコンタクトホール28〜3
1内に多結晶シリコン膜49を残存させる。
【0039】この状態において、第1のトランジスタ形
成領域T1 に形成された導電層43はLDD構造とな
り、一方が図3に示すドレイン層8をなし、他方がソー
ス層9をなす。又、第3のトランジスタ形成領域T2
形成された導電層43のうち、SiO2 膜44により覆
われて低濃度の状態となっているものがN- 型導電層1
5をなし、他方がLDD構造の導電層16をなす。更
に、コンタクトホール28〜31内に残存させた多結晶
シリコン膜49は電極35〜38として使用される。
【0040】その後の熱酸化やアニール等の加熱工程に
おいて電極35〜38は加熱され、これらの中に含まれ
た不純物がソース層9、ドレイン層8及び導電層15,
16に浅く拡散するため、これらの層と電極35〜38
とのコンタクト抵抗が低くなる。
【0041】従って、昇圧電圧V0 よりも高い電圧が加
わる第3のMOSトランジスタ5の一方の導電層15が
- 型であっても、電極38とのコンタクト抵抗が低く
なり、良好な接触が図れる。ところで、第3のMOSト
ランジスタ5のN- 型導電層15をSiO2 膜44によ
り覆う場合に、図7(c)に示す如く、レジスト45を
マスクにしてSiO 2 膜44をパターニングすると、半
導体基板1上に残存したSiO2 膜44の周縁が垂直形
状になって段差が生じる。このため、SiO2 膜44が
厚い場合には、その後の工程で配線の断線や加工時のエ
ッチング残が生じるといった不都合が起こり得る。
【0042】そこで、この問題を改善した本発明になる
半導体装置の製造方法の第2実施例を図9と共に説明す
る。図9(a)は、図7(c)の工程からレジスト45
を除去した状態を示す。次に、図9(b)に示す如く、
全体に第2のSiO2 膜44bを1000Åの厚さに積
層した後にRIE法により第2のSiO2 膜44bをエ
ッチングすると、ソース層15の上に残存したSiO2
膜44の側縁部が図9(c)に示す如くなだらかにな
り、ステップカバレッジが良くなる。この場合、ゲート
電極7,14の両側のサイドウォール46が2重に形成
されることになるが、その厚さは第1及び第2のSiO
2 膜44,44bの膜厚を調整することによって容易に
制御できる。
【0043】その後、サイドウォール46及びSiO2
膜44,44bをマスクとして不純物イオンを注入、拡
散し、図7(d)の場合と同様にして図9(d)に示す
如くLDD構造の導電層43と低濃度の導電層43を併
存させる。半導体装置の製造方法の第2実施例によれ
ば、本発明になる高耐圧MOSトランジスタの第2実施
例が製造される。図10は高耐圧MOSトランジスタの
第2実施例の要部を示す。本実施例では、N+ 型導電層
16のN- 型部162 がサイドウォール46の下に形成
されている。
【0044】次に、高耐圧MOSトランジスタの第3実
施例を図11と共に説明する。同図中、図3と同一部分
には同一符号を付し,その説明は省略する。本実施例で
は、コンタクトホール28とゲート電極14との間の距
離d1 が、コンタクトホール29とゲート電極14との
間の距離d2 より小さく設定されている図12は、距離
2 とN- 型導電層15側の耐圧との関係を示す。同図
より、d2 が約0.8μm以上となると耐圧が20Vで
あることがわかる。
【0045】図13は、高耐圧MOSトランジスタの第
4及び第5実施例を説明するための図である。同図中、
図3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。図13(a)は第4及び第5実施例の断面を示し、
同図(b),(c)は夫々第4及び第5実施例の平面を
示す。図13(b)に示す如く、第4実施例ではコンタ
クトホール29は複数のホールからなる。他方、図13
(c)に示す如く、第5実施例ではコンタクトホール2
9は第4実施例の場合より大きい単一のホールからな
る。第5実施例では、第4実施例に比べて大きいコンタ
クト面積が得られる。
【0046】なお、電極38等を多結晶シリコンで形成
する際、半導体装置の導電層と共通の工程で形成すれば
製造工程の簡略化が可能となる。そこで、本発明になる
半導体装置の第2実施例では、電極38を形成する多結
晶シリコン層がDRAM内の導電層としても使用され
る。図14は半導体装置の第2実施例の要部を示し、図
3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。例えば、DRAMの蓄積電極24と電極38を同一
の多結晶シリコン層で形成しても良く、DRAMのビッ
ト線BLと電極38を同一の多結晶シリコン層で形成し
て良い。
【0047】上記実施例の説明では、メモリセル部に電
源電圧VCCが直接印加される例について述べたが、内部
で降圧または昇圧されるなどしてメモリセル部にVCC
外の電圧が印加される場合でも、前記メモリセル部の他
に前記電圧を昇圧した高い電圧がかかる高耐圧トランジ
スタ部を有するならば、上記実施例と同じ構成によっ
て、同じ効果を奏することは言うまでもない。
【0048】次に、高耐圧MOSトランジスタの製造方
法の第1実施例を図15と共に説明する。同図中、図7
及び8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。本実施例では、図15(a)に示す如く、図7
(a)と共に説明した様にLOCOS法によりフィール
ド酸化膜42を形成し、ゲート酸化膜13を熱酸化法に
より形成し、多結晶シリコン膜を形成してパターニング
することによりゲート電極14を形成し、イオン注入に
より低濃度の導電層43を形成する。
【0049】その後、図15(b)に示す如く、図7
(c)と共に説明したようにレジスト45を高電圧が印
加される側の導電層43上に形成する。フィールド酸化
膜42、ゲート電極14及びレジスト45をマスクとし
て使用してイオン注入を行うことによりLDD構造の導
電層43(ソース層16)が形成される。
【0050】層間絶縁膜の形成、コンタクトホールの形
成及び電極の形成は図7及び8の場合と同様に行えば良
く、その説明は省略する。次に、高耐圧MOSトランジ
スタの製造方法の第2実施例を図16と共に説明する。
同図中、図7及び8と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0051】本実施例では、図15(a)に示す如き構
成を得た後にSiO2 酸化膜44を全体に形成してRI
E法によりSiO2 酸化膜44をエッチングすることに
より、図16に示す如くゲート電極14の側面にサイド
ウォール46を形成する。更に、レジスト45を高電圧
が印加される側の導電層43上に形成する。フィールド
酸化膜42、サイドウォール46、ゲート電極14及び
レジスト45をマスクとして使用してイオン注入を行う
とこによりLDD構造の導電層43(ソース層16)が
形成される。
【0052】次に、高耐圧MOSトランジスタの製造方
法の第3実施例を図17と共に説明する。同図中、図7
及び8と同一部分には同一符号を付し、その発明は省略
する。本実施例では、図15(b)に示すレジスト45
の代わりにSiO2 酸化膜44をマスクの一部として使
用してLDD構造の導電層43(ソース層16)を形成
する。
【0053】次に、高耐圧MOSトランジスタの製造方
法の第4実施例を図18と共に説明する。同図中、図7
及び8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。本実施例では、図17に示すSiO2 酸化膜44
をRIE法でエッチングする際にゲート電極14の側面
にサイドウォール46を形成する。したがって、LDD
構造の導電層43(ソース層16)を形成する際には、
サイドウォール46もマスクの一部として使用される。
【0054】次に、本発明になる半導体装置の製造方法
の第3実施例を図19と共に説明する。同図中、図3,
7及び8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。本実施例では、図19(a)に示す如く高耐圧
MOSトランジスタ5のゲート電極14とDRAMセル
17のMOSトランジスタ18のゲート電極21を形成
した後は、全面にSiO2 酸化膜44を形成する。フォ
トリソグラフィ技術によりメモリセルを構成するMOS
トランジスタ18上及び高耐圧MOSトランジスタ5の
導電層43(ドレイン層15)上のSiO2 酸化膜44
のみを残して、図19(b)に示す如くSiO2 酸化膜
44をマスクとしてイオン注入を行いLDD構造の導電
層43(ソース層16)を形成する。なお、SiO2
化膜44をRIE法によりエッチングした際にゲート電
極14の側面に残るサイドウォール46も図18の場合
と同様にマスクの一部として使用される。
【0055】次に、本発明になる半導体装置の製造方法
の第4実施例を図20と共に説明する。同図中、図3及
び9と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。本実施例では、図20(a)に示す如く、SiO2
酸化膜44をRIE法によりエッチングした後に、更に
SiO2 膜44bを積層し、RIE法によりこのSiO
2 層44bをエッチングする。これにより、図20
(b)に示す如く導電層43(ソース層16)上及びゲ
ート電極14上に残存したSiO2 酸化膜44の側縁部
がなだらかになり、ゲート電極21の両側もなだらかに
なる。このため、その後の工程で配線の断線が生じた
り、効果加工時のエッチング残が生じるといった不都合
を防止し得る。
【0056】なお、酸化膜のエッチングは、基板表面を
直接エッチングにさらすことになるため、汚染や表面ダ
メージ等により接合リークを増大させる。従って、微小
なリーク電流が特性低下をまねくDRAMのメモリセル
部分では、酸化膜のエッチングは行わない方が望まし
い。上記半導体装置の製造方法の第3及び第4実施例で
は、SiO2 酸化膜44のエッチングの際にレジストで
メモリセル部を覆う工程が必要である。しかし、これと
同時に高耐圧MOSトランジスタ5の導電層43(ドレ
イン層15)上もレジストで覆うので、工程増加とはな
らない。なお、メモリセル部の導電層22,23は導電
層43(ドレイン層15)と同じ比較的低い不純物濃度
を有するが、高濃度のイオン注入は結晶欠陥を誘発して
接合リークの原因となるので、これはむしろ望ましい条
件である。
【0057】上記各実施例においては、低濃度の導電層
上に形成される電極が多結晶シリコンからなるが、多結
晶シリコンの代わりにアモルファスシリコンや高融点金
属シリサイドを用いてもよい。高融点金属シリサイドに
含まれる高融点金属としては、タングステン(W)、モ
リブデン(Mo)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)
等がある。又、多結晶シリコン膜の上にタングステンシ
リサイド等の高融点金属シリサイドを積層したポリサイ
ド膜を導電層上に電極として用いても良い。更に、多結
晶シリコン又はポリサイドからなる電極の上にAl配線
層を形成しても良く、図1中「AL」はAl配線層を示
す。なお、ポリサイド膜を形成するには、例えば膜厚
0.1μmの多結晶シリコン膜の上に膜厚0.1μmの
高融点金属膜を積層した後に、高融点金属膜の上から例
えばPイオンを1015/cm2 程度のドーズ量で注入すれ
ば良い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、高耐圧MOSトランジ
スタの比較的低濃度のドレイン/ソース領域がドレイン
/ソース電極と直接接続しているのでMOSトランジス
タの微細化が可能であり、上記ドレイン/ソース電極に
は多結晶シリコンを含む導電体を用いるのでドレイン/
ソース領域とドレイン/ソース電極との間のコンタクト
抵抗の上昇を防ぐことができると共に高耐圧が実現でき
るので、実用的には極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる高耐圧MOSトランジスタの原
理を説明する断面図である。
【図2】本発明で用いる高耐圧MOSトランジスタの特
性を従来例と比較して示す図である。
【図3】本発明になる半導体装置の第1実施例を示す断
面図及びその回路図である。
【図4】多結晶シリコンの不純物ドーズ量と電極とN-
型導電層との間のコンタクト抵抗との関係を示す図であ
る。
【図5】高耐圧MOSトランジスタの第1実施例の要部
を拡大して示す断面図である。
【図6】高耐圧MOSトランジスタの第1実施例の要部
を拡大して示す断面図である。
【図7】本発明になる半導体装置の製造方法の第1実施
例を説明する断面図である。
【図8】本発明になる半導体装置の製造方法の第1実施
例を説明する断面図である。
【図9】本発明になる半導体装置の製造方法の第2実施
例を説明する断面図である。
【図10】高耐圧MOSトランジスタの第2実施例の要
部を示す断面図である。
【図11】高耐圧MOSトランジスタの第3実施例の要
部を示す断面図である。
【図12】距離d2 とN- 型導電層側の耐圧との関係を
示す図である。
【図13】高耐圧MOSトランジスタの第4及び第5実
施例を説明するための要部断面図及び平面図である。
【図14】本発明になる半導体装置の第2実施例の要部
を示す断面図である。
【図15】高耐圧MOSトランジスタの製造方法の第1
実施例を説明する断面図である。
【図16】高耐圧MOSトランジスタの製造方法の第2
実施例を説明する断面図である。
【図17】高耐圧MOSトランジスタの製造方法の第3
実施例を説明する断面図である。
【図18】高耐圧MOSトランジスタの製造方法の第4
実施例を説明する断面図である。
【図19】本発明になる半導体装置の製造方法の第3実
施例を説明する断面図である。
【図20】本発明になる半導体装置の製造方法の第4実
施例を説明する断面図である。
【図21】ブート・ストラップ・ワード線駆動回路の一
例を示す回路図である。
【図22】従来のLDD構造の高耐圧MOSトランジス
タの一例を示す断面図である。
【図23】従来の高耐圧MOSトランジスタの製造方法
の一例を説明する断面図である。
【図24】従来の高耐圧MOSトランジスタの製造方法
の他の例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ブースト回路 3 第1のMOSトランジスタ 4 第2のMOSトランジスタ 5 第3のMOSトランジスタ 6,13 ゲート酸化膜 7,14 ゲート電極 8 ソース層 9 ドレイン層 15 N- 型の導電層 16 LDD構造の導電層 35〜38 電極 44 SiO2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/8234 H01L 27/088 H01L 29/78

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、素子分離領域と、該半導
    体基板とは逆導電型の第1の拡散領域及び第2の拡散領
    域と、該第1の拡散領域上に直接形成された第1電
    、該第2の拡散領域上に形成された第2の電極と、ゲ
    ート電極とからなる高耐圧MOSトランジスタ及びメモ
    リセルを有する半導体装置であって、 該第1の拡散領域の不純物濃度は該第2の拡散領域の
    純物濃度より低く、 少なくとも該第1の電極は該第1の拡散領域の不純物濃
    度より高い不純物濃度の多結晶シリコンを含む導電体か
    らなり、 該第1の電極は該第2の電極に印加される電圧より高い
    電圧を印加され、 該高耐圧MOSトランジスタの第1の電極に接続された
    ゲート電極を有する他のMOSトランジスタを備え、 該他のMOSトランジスタのソース電極及びドレイン電
    極のうち一方に昇圧された電圧が印加される構成とされ
    ている、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板上には複数の素子が形成
    されており、前記多結晶シリコンを含む導電体は少なく
    とも1つの素子の導電層と同一層である請求項1の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記高耐圧MOSトランジスタの第1の
    極と前記他のMOSトランジスタのゲート電極とを接
    続するノードに印加される電圧は前記電圧より高い請求
    項1の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記他のMOSトランジスタのソース電
    極及びドレイン電極のうち他方は前記メモリセルのワー
    線に接続されている、請求項1又は3の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルは1つのMOSトランジ
    タと1つのキャパシタからなる請求項4の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に少なくとも高耐圧MOS
    トランジスタ及びメモリセルを構成するMOSトランジ
    タを有する半導体装置の製造方法であって、 半導体基板上に選択的に素子分離領域を形成する工程
    と、 該素子分離領域により限定された該半導体基板上の領域
    にゲート酸化膜及びゲート電極を順次形成する工程と、 第1のイオン注入により該ゲート電極の両側に該半導体
    基板とは逆導電型の不純物領域を形成する工程と、 該メモリセルを構成するMOSトランジスタの不純物領
    域と該高耐圧MOSトランジスタの一方の不純物領域を
    マスク層にて覆う工程と、該素子分離領域、 該高耐圧MOSトランジスタの該ゲー
    ト電極及び該マスク層をマスクとして第2のイオン注入
    を行い該高耐圧MOSトランジスタの他方の不純物領
    不純物濃度を該一方の不純物領域の不純物濃度より高
    くする工程と、少なくとも該一方の不純物領域上に直接
    該一方の不純物領域の不純物濃度より高い不純物濃度の
    多結晶シリコンを含む導電体からなる電極を形成する工
    程とを含む、半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記マスク層にて覆う工程は、前記マス
    ク層を前記半導体基板の全面に形成して選択的エッチン
    グを行い、前記高耐圧MOSトランジスタの前記ゲート
    極の側面の少なくとも前記他方の不純物領域上に前記
    マスク層のサイドウォールを残す請求項6の半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記マスク層にて覆う工程は、該マスク
    層の上に第2のマスク層を更に積層して選択エッチング
    を行い、該マスク層の側縁部、前記サイドウォールの
    分及び前記メモリセルを構成するMOSトランジスタの
    ゲート電極の両側の部分をなだらかにする、請求項7の
    半導体装置の製造方法。
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