JP2909860B2 - 土地の砂漠化防止方法 - Google Patents

土地の砂漠化防止方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は土地の砂漠化防止方法に
関し、更に詳しくは、土壌中の水分量を制御する土地の
砂漠化防止方法及び砂漠化した土地の緑化方法に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】現在、世界の陸地の中で砂漠化した土地は
約30%前後を占めるに至っており、その面積は年々増
加している。これには種々の原因があるが、樹木の乱伐
や酸性雨などの環境汚染、地下水の大量摂取、オゾン層
の破壊や二酸化炭素ガスの増加などに起因すると考えら
れる異常気象など、人類の生産活動に伴う環境破壊的な
要因に基づくものが少なくない。
【0003】その一方で世界の人口は年々増加し、この
人口増加に伴う将来の食糧危機を回避するためにも、土
地の砂漠化を防止するとともに、砂漠化して枯死した土
地を緑化して生き返らせる必要がある。
【0004】従来、土地の砂漠化を防止する方法として
は、運河等を建設して灌がいしたり、人工的に雨を降ら
せて土壌中の水分を高める方法がとられていた。しか
し、このような方法は、土壌構造の根本的な改良ではな
いので、供給した水がすぐに浸透してしまい、効率が悪
かった。従って、土地の砂漠化を効果的に防止するに
は、土壌構造自体の改良が必要である。
【0005】土壌の環境的性質は、土壌中の水分によっ
て決定されることが多い。そこで最近では、土壌中の水
分を人工的に制御する方法が注目を集めている。
【0006】土壌中の水分を制御する手段としては、例
えば土壌と保水性高分子化合物を混合したり、あるい
は、特開平1−319585号公報にあるように、土壌
の表面を高分子水素シロキサンで処理する手段が提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記各方法は、土壌中
の水分を制御する方法としてその効果が期待されるが、
土地の砂漠化防止に対しては、いぜんとしてその効果が
不十分と言わざるを得ず、さらに効果的な方法が求めら
れていた。
【0008】従って、本発明の目的は、土地の砂漠化を
効果的に防止することができ、また既に砂漠化してしま
った土地を緑化して生き返らせる方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の地
球的環境レベル等の見地から鋭意研究を重ねてきたが、
その結果、土壌構造の中に疎水性粒子からなる疎水層を
設けると、土壌中の水分蒸発を効率よく抑制でき、これ
が土地の砂漠化防止に大きな効果を発揮し得ることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、請求項1に記載してあ
るように、疎水性粒子からなる疎水層を地表から所定の
深さの土壌中に設け、土壌中の水分量を制御することに
より土地の砂漠化を防止する方法を提供する。
【0011】また本発明は、請求項1に記載の土地の砂
漠化防止方法において、保水剤を含む保水層を地表から
所定の深さの土壌中で且つ前記疎水層より上層に設けた
土地の砂漠化防止方法を提供する。
【0012】また本発明は、請求項1又は請求項2に記
載の土地の砂漠化防止方法において、粒径が2000μ
m以下の疎水性粒子を用いた土地の砂漠化防止方法を提
供する。
【0013】また本発明は、請求項1ないし請求項3の
いずれか1項に記載の土地の砂漠化防止方法において、
疎水性粒子として砂及び/又は土の粒子を撥水剤で処理
したものを用いた土地の砂漠化防止方法を提供する。
【0014】また本発明は、請求項4に記載の土地の砂
漠化防止方法において、撥水剤としてシリコーン系又は
フッソ系撥水剤を用いた土地の砂漠化防止方法を提供す
る。
【0015】また本発明は、請求項1ないし請求項5の
いずれか1項に記載の土地の砂漠化防止方法において、
保水剤として保水性を有する高分子化合物を用いた土地
の砂漠化防止方法を提供する。
【0016】また本発明は、請求項1ないし請求項6の
いずれか1項に記載の土地の砂漠化防止方法を砂漠化し
た土地に用いて砂漠土壌から水分が蒸発するのを制御す
ることにより砂漠化した土地を緑化する方法を提供す
る。
【0017】本発明は、従来のように単に灌水したり土
壌の表面を改良するものではなく、上記のように主に土
壌中の水分の蒸発を抑制し、土壌本来の土壌環境を人工
的に改良する画期的な発明である。
【0018】以下に本発明を詳しく説明する。本発明の
疎水層を形成するための疎水性粒子とは、いわゆる疎水
性の性質を有するものであって粒子状のものであればよ
く、その材料は無機系あるいは有機系を問わず、いかな
るものも利用可能である。また、疎水性とはいわゆる撥
水性をも含む概念である。
【0019】疎水層を構成する疎水性粒子の粒径は、本
発明の目的を達成できる範囲内であれば特に限定される
ものではないが、好ましくは、水分の制御のしやすさか
ら平均粒子径が2000μm以下のものが好ましい。特
に好ましくは1000μm以下である。
【0020】本発明において疎水性粒子は、砂や土の粒
子表面を撥水剤で処理したものが実用的でありこれらを
単独あるいは混合して用いることができるが、特に砂を
撥水剤で処理した撥水砂が好ましい。
【0021】砂は海岸の砂浜、砂丘、砂漠などから容易
かつ大量に採取することが可能である。土は一度焼成し
粒子状にしたものを用いることが可能である。
【0022】例えば、汚泥を焼成して粒子化したものを
大量に使用すれば汚泥の有効利用と同時にヘドロ処理を
行うことができる。また、本発明の砂漠化防止方法を行
おうとする土地に植物を植える場合には、疎水層及び保
水層は団粒構造を有することが好ましいので、ポリビニ
ルアルコールなどで処理した団粒化土壌粒子を利用する
ことも有効である。なお、砂とは細かい砂利をも含み、
また土とはクレイをも含む概念である。
【0023】使用される撥水剤としては、一般に撥水剤
として使用されているものであれば特に限定されずに利
用できるが、特にはシリコーン系、フッソ系のものが好
ましい。なかでも、シリコーン系のものが撥水性能及び
経済的観点からみて特に好ましい。
【0024】シリコーン系撥水剤としては、例えば、次
の一般式〔化1〕であらわされるシリコーン化合物が挙
げられ、このまま直接(無溶剤)又はトルエン、キシレ
ン、トリクレンなどの溶剤に希釈して、あるいはエマル
ジョンタイプとして使用する。また、ジブチルスズジラ
ウレート、ジブチルスズジアセテート、ジオクチルスズ
ラウレート、鉄オクテートなどの硬化触媒を使用しても
よい。
【0025】
【化1】 R1aR2bSiOx [R1は同種又は異種の非置換又は置換1価炭化水素
基;R2は加水分解可能な基、−OH又は−Hから選択
される同種又は異種の基;a、b は、0≦a<4、0≦b
≦4、0<a+b≦4で示される数; x=(4−a−b)/2 を表わす。]
【0026】例えば、一般式〔化1〕で、R1は、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、デシル基などの炭素数1
〜15のアルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基などのアリール基、シクロアルキル
基、CH3CH2CH2− などの上記の基の炭素原子に結
合した水素原子の一部又は全部をハロゲン原子又シアノ
基などで置換した基である。
【0027】また、R2は、アルコキシ基、アシロキシ
基、ケトキシム基、アミノ基、アミノキシ基、アミド
基、エノキシ基、アルケニルオキシ基などの加水分解可
能な基、塩素などのハロゲン基、−OR3(R3はNa又
はK)、−OH、−H などである。
【0028】具体的なシリコーン化合物としては、例え
ば〔化2〕から〔化5〕で示される次の化合物が使用さ
れる。
【化2】 HO-Si(ONa)(CH3)-[OSi(ONa)CH
3]n-OH(n : 0,1,2)
【化3】 CH3-[SiO(CH3)2]mー[SiO(H)(C
3)]lーSi(CH3)3(l,m : 0又は整数)
【化4】 R4-[SiO(CH3)2]k-Si(CH3)24(K :
整数、R4:−OH、−CH=CH2、−OCH3
【化5】 CH3SiCl3、C1021SiCl3、CF3CH
2CH2SiCl3、CH3Si(OCH3)3又はこの部分加水
分解物また、
【化6】 (CH3)3SiNH-Si(CH3)3 のシラザン化合物も本発明に使用される撥水剤として有
用である。
【0029】砂や土の粒子の撥水剤による表面処理方法
としては、通常、粉体の表面処理に用いられている方法
に従えばよい。例えば、メカノケミカルな方法で各種シ
リコーン油と砂を混合して表面処理を行い、疎水性粒子
を製造することが可能である。また、オクタメチルシク
ロテトラシロキサンやデカメチルシクロペンタシロキサ
ンなどの揮発性環状シリコーンを気相処理により、砂や
クレイ粒子の表面で重合させて疎水性粒子を製造するこ
とも可能である。
【0030】疎水性粒子として上記した撥水砂などの外
に、表面が疎水性である高分子ポリマー(プラスチッ
ク)の微粒子が利用できる。なかでも、オルガノシリコ
ーン系のものが好ましく、ポリメチルシルセスキオキサ
ンが特に好ましい。
【0031】また、例えば廃プラスチックを粒子状に粉
砕したものを利用することもでき、これによって廃プラ
スチックの有効利用が行なわれ廃プラスチックのゴミ処
理問題が解決される。これらの高分子ポリマーをさらに
撥水処理して用いることも可能である。
【0032】なお、具体例として上述した疎水性粒子以
外にも、例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコ
ニア、酢酸バナジウム、酸化鉄等の疎水性粒状金属酸化
物、ガラスビーズ、オイルシェルの粉砕品、オイルサン
ド等の疎水性粒子も利用できることは言うまでもない
が、特には、これらの表面がシリコーン系撥水剤で処理
されたものが更に好ましい。ただし、オイルシェル、オ
イルサンドはシリコーン処理しないものでも有効に用い
ることができる。
【0033】疎水層の疎水性は、例えば疎水性粒子の種
類や疎水層の厚さを変化させることにより任意に調整可
能である。
【0034】すなわち、本発明の土壌中の疎水性粒子よ
りなる疎水層は、これを構成する疎水性粒子の種類、大
きさ、形状、及び土壌表面からの深度、水の制御率等に
応じ、適宜必要に応じて選択すればよい。例えば、疎水
性粒子である撥水砂と非疎水性粒子である撥水剤未処理
の普通の砂とを適宜混合し、疎水性の強弱を調節するこ
とができる。
【0035】本発明はまた、疎水層の上層に保水剤を含
む保水層を設けてもよい。保水層を設けるか否かは、土
地の砂漠化の程度や土地の用途に応じて決定される。例
えば、既に砂漠化した土地を緑化し、植物を栽培し得る
程度にまでするには、保水層を設けることが特に好まし
い。
【0036】次に、本発明において保水剤は任意の保水
剤を使用することができる。すなわち、土壌に含有させ
ることによって土壌の有効水分が増加するような性質を
有するものであればよい。
【0037】例えば、PVA、MC、CMCなどの保水
性ポリマーや、アクリル系高分子の吸水性ポリマー、あ
るいは、ピートモス、無機系のパーライト、モンモリロ
ナイト、バーミキュライトなどがあげられる。
【0038】保水性及び実用性の観点からは、保水性を
有する高分子化合物を保水剤として用いるのが望まし
い。高分子化合物は、天然高分子であっても合成高分子
であってもよいが、使用する土壌環境を破壊しないもの
がよい。
【0039】特に乾燥が激しく、砂漠化が進んだ土地で
は、保水性が良好でかつ自重の数百倍以上の水を吸収で
きるいわゆる吸水性ポリマーを保水剤として用いるのが
好ましい。
【0040】本発明は上記のごとく構成され、疎水性粒
子及び保水剤の種類、疎水層及び保水層の厚さ、その他
の外部環境との組合せなどの種々のファクターにより、
目的とする土壌中の水分の蒸発を任意の割合で抑制して
土壌構造の水分を制御でき、これにより土地の砂漠化を
防止し、また既に砂漠化した土地の緑化を可能とするも
のである。
【0041】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げて説明する。本発
明はこれに限定されるものではない。
【0042】[実施例1]200mlのビーカーに13
6grの7号砂を入れ、砂層の厚さを約30mmとす
る。これに水を注ぎ、水が砂の上面に達するまで入れ
る。この水を含んだ砂層の上に、7号砂を0.05%の
シリコーン化合物KL3103(信越化学工業製)で処
理した撥水砂を136gr投入し、さらにその上に13
6grの7号砂を投入して3層の土壌構造を形成した。
このビーカーを38℃の温度で放置したところ、放置後
20時間までの1時間当りの平均蒸発水量は0.033
gr/時間となった。
【0043】[比較例1]前記撥水砂の代りに未処理の
7号砂を用いた以外は実施例1と全く同じ条件で土壌構
造を形成し、実施例1と同じ条件で放置した。その結
果、放置後20時間までの1時間当りの平均蒸発水量は
0.54gr/時間となった。
【0044】このように、実施例1の土壌構造では比較
例1の場合に比べ、蒸発量が1/10以下となり、土壌
からの水分の蒸発を著しく抑制する効果が見られること
が分かる。
【0045】[実施例2]図1に示すように、深さ50
0mmの発泡ポリスチレン製ポット10に腐植土を入れ
て厚さ200mmの腐植土層11とする。その上に、4
号砂を実施例1と同じ撥水剤で処理した撥水砂を入れ、
厚さ50mmの撥水砂層12とし、さらにその上に未処
理の砂を入れて厚さ50mmの砂層13とし、3層の土
壌構造を形成した。一方、下部が金網21となっている
直径50mmのプラスチックポット20に土壌22を入
れ、この土壌を苗床としてトマトの苗23を植えたもの
を用意する。このプラスチックポット入りのトマトの苗
23を、金網21の部分が腐植土層11に深さ10mm
まで入るように植えた。これを35℃の温度に保ち、1
日に1回、20gr/m2の量を上部から散水した。
【0046】[比較例2]前記撥水砂の代りに未処理の
通常砂を用いた以外は実施例2と同じ条件で3層の土壌
構造を形成し、実施例2と同じようにトマトの苗を植え
て実験を行った。
【0047】比較例2では、トマトの苗は水不足で枯れ
てしまったが、実施例2では、50日後も良好に育成し
た。従って、実施例2のような土壌構造が土地の緑化に
極めて効果的であることが確認できた。
【0048】[実施例3]深さ500mmの発泡スチレ
ン製ポットに4号砂を250mmの厚さとなるように入
れ、その上に4号砂をフッ素シリコーン撥水剤で処理し
た撥水砂を30mmの厚さとなるように入れ、さらにそ
の上に未処理の4号砂を50mmの厚さとなるように入
れ、3層の土壌構造を形成した。この土壌にサラダ菜を
植え、このポットを32℃に保ちながら、10日毎に1
200gr/m2の量を散水した。
【0049】[実施例4]最上層の未処理の4号砂の代
りに、3重量%に相当するメチルセルローズ90SH4
000(信越化学工業製)で処理した4号砂を用い、そ
れ以外は実施例3と同じ条件で3層の土壌構造を形成
し、実施例3と同じ条件で実験を行った。
【0050】[比較例3]撥水砂の代りに未処理の砂を
用いた以外は実施例3と同じ条件で3層の土壌構造を形
成し、実施例3と同じ条件で実験を行った。
【0051】この結果、比較例3の場合は、サラダ菜は
水分不足で枯れてしまったのに対し、実施例3では、成
育は十分ではなかったもののなんとか成育した。また、
実施例4では、正常に成育した。従って、撥水層を土壌
構造の中間に設けることにより、水分の蒸発量を抑制す
ることができることが確認できた。また、特に水分を多
く必要な場合に、撥水層の上部に保水層を設けることに
より、植物の成育が良好となることが確認できた。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、土
壌中の水分蒸発を効率よく抑制することができるので、
土地の砂漠化を防止することができ、既に砂漠化した土
地を緑化することも可能とする。従って本発明は、良好
な地球環境の保全に寄与するとともに農産物の増産にも
大きな効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の効果を確認するためのトマト
の苗の成育実験の方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 発泡ポリスチレン製ポット10 11 腐植土層 12 撥水砂層 13 砂層 20 プラスチックポット 21 金網 22 土壌 23 トマトの苗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−178586(JP,A) 特開 昭52−43634(JP,A) 実開 昭60−71646(JP,U) 実公 昭44−16681(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 17/42 A01G 7/00 C09K 17/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性粒子からなる疎水層を地表から所
    定の深さの土壌中に設け、土壌中の水分量を制御するこ
    とを特徴とする土地の砂漠化防止方法。
  2. 【請求項2】 保水剤を含む保水層を地表から所定の深
    さの土壌中で且つ前記疎水層よりも上層に設けるもので
    ある、請求項1に記載の土地の砂漠化防止方法。
  3. 【請求項3】 前記疎水性粒子の粒径は2000μm以
    下である請求項1又は請求項2に記載の土地の砂漠化防
    止方法。
  4. 【請求項4】 前記疎水性粒子は砂及び/又は土の粒子
    を撥水剤で処理したものである請求項1ないし請求項3
    のいずれか1項に記載の土地の砂漠化防止方法。
  5. 【請求項5】 前記撥水剤はシリコーン系又はフッソ系
    撥水剤である請求項4に記載の土地の砂漠化防止方法。
  6. 【請求項6】 前記保水剤は保水性を有する高分子化合
    物である請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載
    の土地の砂漠化防止方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の土地の砂漠化防止方法を砂漠化した土地に用い
    て砂漠土壌から水分が蒸発するのを抑制することを特徴
    とする砂漠化した土地の緑化方法。
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