JP2909249B2 - パーフルオロアルキル基を含有するグラフトコポリマー - Google Patents
パーフルオロアルキル基を含有するグラフトコポリマーInfo
- Publication number
- JP2909249B2 JP2909249B2 JP3115564A JP11556491A JP2909249B2 JP 2909249 B2 JP2909249 B2 JP 2909249B2 JP 3115564 A JP3115564 A JP 3115564A JP 11556491 A JP11556491 A JP 11556491A JP 2909249 B2 JP2909249 B2 JP 2909249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- perfluoroalkyl
- weight
- dispersion
- graft
- dispersions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/37—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/564—Polyureas, polyurethanes or other polymers having ureide or urethane links; Precondensation products forming them
- D06M15/576—Polyureas, polyurethanes or other polymers having ureide or urethane links; Precondensation products forming them containing fluorine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F283/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/08—Processes
- C08G18/0804—Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
- C08G18/0809—Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing cationic or cationogenic groups
- C08G18/0814—Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing cationic or cationogenic groups containing ammonium groups or groups forming them
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/2805—Compounds having only one group containing active hydrogen
- C08G18/288—Compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen
- C08G18/2885—Compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen containing halogen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/30—Low-molecular-weight compounds
- C08G18/36—Hydroxylated esters of higher fatty acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/08—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Paper (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
【0001】本発明は、グラフトベースとして、下記の
構造成分 A)有機ポリイソシアネート B)脂肪酸とポリオールの部分的エステル C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、および D)活性水素原子及び塩の基又は塩の基に転化すること
ができる基を含有する化合物を組み込んで含有するポリ
ウレタンの水性の乳化剤不含分散液の存在下に、重合す
ることによって調製された、エチレン系不飽和パーフル
オロアルキルのモノマーおよびパーフルオロアルキル不
含のエチレン系不飽和のモノマーから構成されたコポリ
マーおよび/またはグラフトコポリマーの水性分散液に
関する。
構造成分 A)有機ポリイソシアネート B)脂肪酸とポリオールの部分的エステル C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、および D)活性水素原子及び塩の基又は塩の基に転化すること
ができる基を含有する化合物を組み込んで含有するポリ
ウレタンの水性の乳化剤不含分散液の存在下に、重合す
ることによって調製された、エチレン系不飽和パーフル
オロアルキルのモノマーおよびパーフルオロアルキル不
含のエチレン系不飽和のモノマーから構成されたコポリ
マーおよび/またはグラフトコポリマーの水性分散液に
関する。
【0002】好ましいイオン性基は塩の基である。
【0003】パーフルオロアルキル基を含有するモノマ
ーに基づく水性コポリマーの分散液は知られている。そ
れらは、パーフルオロアルキル基が線状でありかつ少な
くとも6個の炭素原子を含有するかぎり、多数の支持体
上にすぐれた撥油仕上げを生成する。これらのコポリマ
ーの分散液は乳化重合により調製するとき、乳化剤また
は乳化剤系を使用する。乳化剤系に依存して、非イオン
性乳化剤の添加によりポットライフが改良された、アニ
オンまたはカチオン的に安定化された分散液が得られ
る。カチオン性パーフルオロアルキル(メト)アクリレ
ートコポリマーの分散液は、また、それ以上の仕上げ剤
または繊維材料の補助財と組み合わせて、繊維材料およ
びカーペットの撥油仕上げ剤にとくに適する。
ーに基づく水性コポリマーの分散液は知られている。そ
れらは、パーフルオロアルキル基が線状でありかつ少な
くとも6個の炭素原子を含有するかぎり、多数の支持体
上にすぐれた撥油仕上げを生成する。これらのコポリマ
ーの分散液は乳化重合により調製するとき、乳化剤また
は乳化剤系を使用する。乳化剤系に依存して、非イオン
性乳化剤の添加によりポットライフが改良された、アニ
オンまたはカチオン的に安定化された分散液が得られ
る。カチオン性パーフルオロアルキル(メト)アクリレ
ートコポリマーの分散液は、また、それ以上の仕上げ剤
または繊維材料の補助財と組み合わせて、繊維材料およ
びカーペットの撥油仕上げ剤にとくに適する。
【0004】パーフルオロアルキル(メト)アクリレー
ト分散液に基づく撥油仕上げ剤の有効性は、コポリマー
中のパーフルオロアルキル基の濃度、コポリマーの組成
およびその粒子サイズに大部分依存する。
ト分散液に基づく撥油仕上げ剤の有効性は、コポリマー
中のパーフルオロアルキル基の濃度、コポリマーの組成
およびその粒子サイズに大部分依存する。
【0005】使用する乳化剤のタイプは、また、実際の
応用において性質に影響を与える。実際応用のために、
撥油仕上げに加えて撥水仕上げを実施することがしばし
ば必要である。
応用において性質に影響を与える。実際応用のために、
撥油仕上げに加えて撥水仕上げを実施することがしばし
ば必要である。
【0006】グラフトコポリマーの水性分散液を調製す
る方法は知られている。水性分散液中にパーフルオロア
ルキル(メト)アクリレートを使用するグラフト重合
は、例えば、ドイツ国特許公開明細書(DE−OS)
3,407,361号に記載されている。グラフトベー
スとして水性ポリウレタン分散液の使用は、ドイツ国特
許公開明細書(DE−OS)3,407,362号、ド
イツ国特許公開明細書(DE−OS)1,953,34
5号およびドイツ国特許公開明細書(DE−OS)1,
953,349号に説明されている。
る方法は知られている。水性分散液中にパーフルオロア
ルキル(メト)アクリレートを使用するグラフト重合
は、例えば、ドイツ国特許公開明細書(DE−OS)
3,407,361号に記載されている。グラフトベー
スとして水性ポリウレタン分散液の使用は、ドイツ国特
許公開明細書(DE−OS)3,407,362号、ド
イツ国特許公開明細書(DE−OS)1,953,34
5号およびドイツ国特許公開明細書(DE−OS)1,
953,349号に説明されている。
【0007】既知のポリウレタングラフトベース[ドイ
ツ国特許公開明細書(DE−OS)3,407,362
号]と比較して、本発明によるポリウレタン分散液はパ
ーフルオロアルキル側鎖および飽和および/または不飽
和の脂肪酸の部分的エステルを含有する。
ツ国特許公開明細書(DE−OS)3,407,362
号]と比較して、本発明によるポリウレタン分散液はパ
ーフルオロアルキル側鎖および飽和および/または不飽
和の脂肪酸の部分的エステルを含有する。
【0008】パーフルオロアルキル鎖を組み込むことに
よって、グラフトベースおよびグラフトの相溶性は改良
され、これは2つの分散液のより均質な分布に導き、そ
してまた、より高いグラフト収率に導く。同時に、ラテ
ックス粒子中のパーフルオロアルキル鎖の改良された分
布がまた達成される。得られる分散液は、それで仕上げ
られた支持体に改良された撥油作用を与える。
よって、グラフトベースおよびグラフトの相溶性は改良
され、これは2つの分散液のより均質な分布に導き、そ
してまた、より高いグラフト収率に導く。同時に、ラテ
ックス粒子中のパーフルオロアルキル鎖の改良された分
布がまた達成される。得られる分散液は、それで仕上げ
られた支持体に改良された撥油作用を与える。
【0009】ポリウレタン分散液中に追加的に使用す
る、長鎖の脂肪酸の部分的エステルは従来の系では得る
ことができない、撥水作用を達成する。グラフトベース
のポリマー中の不飽和脂肪酸の部分的エステルの組み込
みは、追加のグラフト可能な部位をつくる。
る、長鎖の脂肪酸の部分的エステルは従来の系では得る
ことができない、撥水作用を達成する。グラフトベース
のポリマー中の不飽和脂肪酸の部分的エステルの組み込
みは、追加のグラフト可能な部位をつくる。
【0010】分散液の調製に必要な乳化剤は、とくに高
い濃度で使用するとき、所望のレベルの撥水性を達成す
る能力に悪影響を及ぼす。そのうえ、乳化剤はしばしば
仕上げた材料が高い汚れを保持する力を有する原因であ
る。
い濃度で使用するとき、所望のレベルの撥水性を達成す
る能力に悪影響を及ぼす。そのうえ、乳化剤はしばしば
仕上げた材料が高い汚れを保持する力を有する原因であ
る。
【0011】正確に微細な分割は非常に有効であるの
で、微細な分散液を調製するために、乳化剤は一般に高
い濃度で使用しなくてはならなず、これは欠点である。
本発明によるグラフトベースは自己乳化作用を有するの
で、パーフルオロアルキルコポリマーの分散液の調製に
通常使用する乳化剤の量は有意に減少し、これは実際の
応用について述べた性質に積極的な作用を有する。
で、微細な分散液を調製するために、乳化剤は一般に高
い濃度で使用しなくてはならなず、これは欠点である。
本発明によるグラフトベースは自己乳化作用を有するの
で、パーフルオロアルキルコポリマーの分散液の調製に
通常使用する乳化剤の量は有意に減少し、これは実際の
応用について述べた性質に積極的な作用を有する。
【0012】重合はグラフト共重合方法により実施し、
ここで、グラフトの収率に対して独立に、重合可能なモ
ノマーの全体の量は「グラフト」と表示する。
ここで、グラフトの収率に対して独立に、重合可能なモ
ノマーの全体の量は「グラフト」と表示する。
【0013】共重合はグラフトベースとしてポリウレタ
ン分散液の存在下に実施し、ここでポリウレタンはその
中に: A)有機ポリイソシアネート、 B)脂肪酸とポリオールとの部分的エステル、 C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、 D)活性水素原子および塩の基または塩の基に転化する
ことができる基を含有する化合物、 の構造成分を組み込んで含有する。
ン分散液の存在下に実施し、ここでポリウレタンはその
中に: A)有機ポリイソシアネート、 B)脂肪酸とポリオールとの部分的エステル、 C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、 D)活性水素原子および塩の基または塩の基に転化する
ことができる基を含有する化合物、 の構造成分を組み込んで含有する。
【0014】グラフトベースとして使用するポリウレタ
ン分散液の調製の出発物質は、次の通りである: A)所望の有機ポリイソシアネート、好ましくは一般式
ン分散液の調製の出発物質は、次の通りである: A)所望の有機ポリイソシアネート、好ましくは一般式
【0015】
【化1】Q(NCO)2 (I) 式中、Qは脂肪族、脂環族、芳香族または芳香族脂肪族
の炭化水素基である、のジイソシアネート。
の炭化水素基である、のジイソシアネート。
【0016】式(I)の好ましい化合物の例は、次の通
りである:テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、1,4−ジイソシアナトシク
ロヘキサン、3−イソシアナト−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキシルイソシアネート、4,4’−ジイソシ
アナトジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジイソシア
ナト−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、
2,2’−(4,4’−ジイソシアナトジシクロヘキシ
ル)プロパン、1,4−ジイソシアナトベンゼン、2,
4−または2,6−ジイソシアナトトルエンおよびそれ
らの異性体混合物および2,2’−(4,4’−ジイソ
シアナトジフェニル)プロパン。
りである:テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、1,4−ジイソシアナトシク
ロヘキサン、3−イソシアナト−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキシルイソシアネート、4,4’−ジイソシ
アナトジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジイソシア
ナト−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、
2,2’−(4,4’−ジイソシアナトジシクロヘキシ
ル)プロパン、1,4−ジイソシアナトベンゼン、2,
4−または2,6−ジイソシアナトトルエンおよびそれ
らの異性体混合物および2,2’−(4,4’−ジイソ
シアナトジフェニル)プロパン。
【0017】とくに好ましく使用されるジイソシアネー
ト(I)は、ヘキサメチレンジイソシアネートおよび
2,4−および2,6−ジイソシアナトトルエンの混合
物である。
ト(I)は、ヘキサメチレンジイソシアネートおよび
2,4−および2,6−ジイソシアナトトルエンの混合
物である。
【0018】B)遊離ヒドロキシル基を有する脂肪酸の
部分的エステルは脂肪酸をポリオールでエステル化する
ことによって得られ、ここでポリオールは少なくとも3
官能性であるが、好ましくは3個より多いヒドロキシル
基、および最大6個のヒドロキシル基を含有すべきであ
る。
部分的エステルは脂肪酸をポリオールでエステル化する
ことによって得られ、ここでポリオールは少なくとも3
官能性であるが、好ましくは3個より多いヒドロキシル
基、および最大6個のヒドロキシル基を含有すべきであ
る。
【0019】適当なポリオールの例は、グリセロール、
ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ヘキ
サントリオール、ソルビトールおよびサッカロースであ
る。本発明に関して適当であると考えられる脂肪酸は、
式
ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ヘキ
サントリオール、ソルビトールおよびサッカロースであ
る。本発明に関して適当であると考えられる脂肪酸は、
式
【0020】
【化2】RCOOH (II) 式中、Rは5〜21個の炭素原子を有する、とくに15
〜19個の炭素原子を有する脂肪族基である、の化合物
である。
〜19個の炭素原子を有する脂肪族基である、の化合物
である。
【0021】脂肪族基Rは飽和または不飽和のアルキル
鎖であることができ、鎖中の二重結合はグラフトの収率
に有利である。
鎖であることができ、鎖中の二重結合はグラフトの収率
に有利である。
【0022】とくに適当な脂肪酸(II)は次の通りで
ある:飽和脂肪酸、例えば、ステアリン酸、ベヘン酸、
ココナッツ脂肪酸、ペルラゴン酸および/または不飽和
脂肪酸、例えば、オレイン酸、アマニ油脂肪酸、大豆油
脂肪酸、タル油脂肪酸、リノール酸、エライジン酸およ
びヒマシ油脂肪酸。
ある:飽和脂肪酸、例えば、ステアリン酸、ベヘン酸、
ココナッツ脂肪酸、ペルラゴン酸および/または不飽和
脂肪酸、例えば、オレイン酸、アマニ油脂肪酸、大豆油
脂肪酸、タル油脂肪酸、リノール酸、エライジン酸およ
びヒマシ油脂肪酸。
【0023】C)フッ素原子を有する構造成分Cは、一
般式
般式
【0024】
【化3】RF(OH)2 (III) 式中、RFは1または2以上のパーフルオロアルキル基
を有するジラジカルであり、ここでパーフルオロアルキ
ル鎖は4〜40個の炭素原子を有し、そしてまた酸素お
よび/またはイオウ原子組み込むことができる、のパー
フルオロアルキルを含有するビスアルコールから成る。
を有するジラジカルであり、ここでパーフルオロアルキ
ル鎖は4〜40個の炭素原子を有し、そしてまた酸素お
よび/またはイオウ原子組み込むことができる、のパー
フルオロアルキルを含有するビスアルコールから成る。
【0025】式(III)の化合物は好ましくは1また
は2官能性のN−スルホニル−または−カルボニル−パ
ーフルオロアルキル−アミノアルカノール誘導体であ
る。
は2官能性のN−スルホニル−または−カルボニル−パ
ーフルオロアルキル−アミノアルカノール誘導体であ
る。
【0026】このタイプのとくに高度に適当な構造成分
の例は、次の化合物である。
の例は、次の化合物である。
【0027】
【化4】
【0028】D)自己乳化性親水性基は、本発明による
ポリウレタン中に、塩の形態に転化することができる
基、例えば、カルボキシル基および/またはスルホ基ま
たは第3アミノ基を含有するジヒドロキシ化合物の形態
で組み込まれる。
ポリウレタン中に、塩の形態に転化することができる
基、例えば、カルボキシル基および/またはスルホ基ま
たは第3アミノ基を含有するジヒドロキシ化合物の形態
で組み込まれる。
【0029】これらの例は次の通りである:ジメチロー
ルプロピオン酸、酒石酸、ビス(β−ヒドロキシエトキ
シ)安息香酸、アミノ酸のオキサアルキル化生成物、例
えば、ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ酢酸および
ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ安息香酸。
ルプロピオン酸、酒石酸、ビス(β−ヒドロキシエトキ
シ)安息香酸、アミノ酸のオキサアルキル化生成物、例
えば、ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ酢酸および
ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ安息香酸。
【0030】ジオールスルホン酸の例は、次の通りであ
る:1,4−ジヒドロキシブタンスルホン酸またはその
オキシアルキル化生成物、例えば、ビス(β−ヒドロキ
シエチル)タフリン、ビス(β−ヒドロキシエチル)−
4−アミノベンゼンスルホン酸。
る:1,4−ジヒドロキシブタンスルホン酸またはその
オキシアルキル化生成物、例えば、ビス(β−ヒドロキ
シエチル)タフリン、ビス(β−ヒドロキシエチル)−
4−アミノベンゼンスルホン酸。
【0031】塩基、例えば、アルカリ金属の水酸化物、
しかしとくにアンモニアおよび第3アミン、例えば、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、トリエタノール
アミン、およびジメチルベンジルアミンなどは、カルボ
キシル基および/またはスルホ基を対応する塩に転化す
る働きをするが、ただし内部塩の形成が起こらない場合
にかぎる。
しかしとくにアンモニアおよび第3アミン、例えば、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、トリエタノール
アミン、およびジメチルベンジルアミンなどは、カルボ
キシル基および/またはスルホ基を対応する塩に転化す
る働きをするが、ただし内部塩の形成が起こらない場合
にかぎる。
【0032】組み込みかつ塩に転化することができる第
3アミンはカチオン性ポリウレタンの調製に適する。N
−アルキル−およびN−アラルキル−およびN−アリー
ルジアルカノールアミン、例えば、N−メチルジエタノ
ールアミン、N−エチルジプロパノールアミン、N−シ
クロヘキシルジエタノールアミン、N−ベンジルジエタ
ノールアミンおよびN−フェニルジエタノールアミンは
ここでとくに述べることができる。
3アミンはカチオン性ポリウレタンの調製に適する。N
−アルキル−およびN−アラルキル−およびN−アリー
ルジアルカノールアミン、例えば、N−メチルジエタノ
ールアミン、N−エチルジプロパノールアミン、N−シ
クロヘキシルジエタノールアミン、N−ベンジルジエタ
ノールアミンおよびN−フェニルジエタノールアミンは
ここでとくに述べることができる。
【0033】第4級化剤および/または酸は塩の形成に
役立つ。例はジメチル硫酸、塩化ベンジル、メチルp−
トルエンスルホン酸、リン酸、酢酸、乳酸、酒石酸、安
息香酸およびクエン酸である。
役立つ。例はジメチル硫酸、塩化ベンジル、メチルp−
トルエンスルホン酸、リン酸、酢酸、乳酸、酒石酸、安
息香酸およびクエン酸である。
【0034】イオン性構造成分Dの量は、概して、ポリ
ウレタン分散液がポリウレタンの100g当たり2〜2
00ミリ当量、好ましくは2〜100ミリ当量の第4ア
ンモニウム基、COO−またはSO3−基のイオン性基
の含量を有するように選択される。
ウレタン分散液がポリウレタンの100g当たり2〜2
00ミリ当量、好ましくは2〜100ミリ当量の第4ア
ンモニウム基、COO−またはSO3−基のイオン性基
の含量を有するように選択される。
【0035】また、好ましいジイソシアネート(構造成
分A)がポリウレタン化学においてよく知られておりか
つ少なくとも3つのNCO基を含有する、対応するポリ
イソシアネート(構造成分A’)、例えば、トリイソシ
アネートがグラフトベースとして置換されている、適当
なポリウレタン分散液をグラフトベースとして調製する
ことができる。これに関して、2官能性のパーフルオロ
アルキル基を含有する成分Cを1官能性のパーフルオロ
アルキル基を含有しかつNCO基に対して反応性である
成分Cで置換することができる。
分A)がポリウレタン化学においてよく知られておりか
つ少なくとも3つのNCO基を含有する、対応するポリ
イソシアネート(構造成分A’)、例えば、トリイソシ
アネートがグラフトベースとして置換されている、適当
なポリウレタン分散液をグラフトベースとして調製する
ことができる。これに関して、2官能性のパーフルオロ
アルキル基を含有する成分Cを1官能性のパーフルオロ
アルキル基を含有しかつNCO基に対して反応性である
成分Cで置換することができる。
【0036】適当なトリ−またはポリイソシアネートの
例は、その構造を理想化された形態でここに示す、次の
化合物である:
例は、その構造を理想化された形態でここに示す、次の
化合物である:
【0037】
【化5】
【0038】
【化6】
【0039】ポリウレタン分散液中に1官能性パーフル
オロアルキル基を含有する好ましい化合物(構造成分
C’)は、次の式を有するものである:
オロアルキル基を含有する好ましい化合物(構造成分
C’)は、次の式を有するものである:
【0040】
【化7】
【0041】式中、nは4〜16の数であり、mは1〜
4の数であり、R1はC1−C4アルキルであり、そして
R2は水素またはメチルである。
4の数であり、R1はC1−C4アルキルであり、そして
R2は水素またはメチルである。
【0042】自己乳化性水性ポリウレタン分散液を調製
する方法は、この分野において知られている。ここに記
載する本発明によるポリウレタン分散液は、いわゆる
「アセトン法」により、例えば、ドイツ国特許公開明細
書(DE−OS)1,495,745号および米国特許
明細書第3,479,310号に記載されているように
して調製される。
する方法は、この分野において知られている。ここに記
載する本発明によるポリウレタン分散液は、いわゆる
「アセトン法」により、例えば、ドイツ国特許公開明細
書(DE−OS)1,495,745号および米国特許
明細書第3,479,310号に記載されているように
して調製される。
【0043】ポリウレタンは出発成分A、B、C、Dま
たはA’、B、C’、Dからいくつかの段階において調
製される。
たはA’、B、C’、Dからいくつかの段階において調
製される。
【0044】成分の相対量は、遊離体AまたはA’のイ
ソシアネート基対イソシアネート基に対して反応性であ
ることができる遊離体B、C、DまたはB、C’、Dの
基の当量比が0.8:1〜1.2:1、好ましくは0.
85:1〜1.15:1であるように選択される。
ソシアネート基対イソシアネート基に対して反応性であ
ることができる遊離体B、C、DまたはB、C’、Dの
基の当量比が0.8:1〜1.2:1、好ましくは0.
85:1〜1.15:1であるように選択される。
【0045】成分Aのイソシアネート基の1モルに関し
て、成分B、CおよびDは、成分Bのヒドロキシル基の
0.2〜0.6モル、好ましくはヒドロキシル基の0.
3〜0.5モル、成分Cのヒドロキシル基の0.15〜
0.35モル、好ましくはヒドロキシル基の0.2〜
0.3モル、および成分Dのヒドロキシル基の0.15
〜0.35モル、好ましくはヒドロキシル基の0.2〜
0.3モルがイソシアネート反応に利用され得るような
量で使用する。
て、成分B、CおよびDは、成分Bのヒドロキシル基の
0.2〜0.6モル、好ましくはヒドロキシル基の0.
3〜0.5モル、成分Cのヒドロキシル基の0.15〜
0.35モル、好ましくはヒドロキシル基の0.2〜
0.3モル、および成分Dのヒドロキシル基の0.15
〜0.35モル、好ましくはヒドロキシル基の0.2〜
0.3モルがイソシアネート反応に利用され得るような
量で使用する。
【0046】成分A’のイソシアネート基の1モルに関
して、成分B、C’およびDは、成分Bのヒドロキシル
基の0.1〜0.3モル、好ましくはヒドロキシル基の
0.15〜0.25モル、成分C’のヒドロキシル基の
0.25〜0.45モル、好ましくはヒドロキシル基の
0.3〜0.4モル、および成分Dのヒドロキシル基の
0.25〜0.55モル、好ましくはヒドロキシル基の
0.3〜0.5モルがイソシアネート反応に利用され得
るような量で使用する。
して、成分B、C’およびDは、成分Bのヒドロキシル
基の0.1〜0.3モル、好ましくはヒドロキシル基の
0.15〜0.25モル、成分C’のヒドロキシル基の
0.25〜0.45モル、好ましくはヒドロキシル基の
0.3〜0.4モル、および成分Dのヒドロキシル基の
0.25〜0.55モル、好ましくはヒドロキシル基の
0.3〜0.5モルがイソシアネート反応に利用され得
るような量で使用する。
【0047】ポリウレタン分散液中のフッ素含量は、固
体に関して5〜30%、好ましくは8〜25%である。
体に関して5〜30%、好ましくは8〜25%である。
【0048】前述のポリウレタンは、グラフトベースと
して使用され、水分散性化合物である。
して使用され、水分散性化合物である。
【0049】ポリウレタン分散液の固体含量は、水の添
加により、約10〜40%、とくに10〜30%に調節
する。
加により、約10〜40%、とくに10〜30%に調節
する。
【0050】前述のポリウレタン分散液は、グラフトの
調製に使用するモノマーの合計量に関して、2〜50重
量%、好ましくは5〜35重量%の量でグラフトベース
として使用する。
調製に使用するモノマーの合計量に関して、2〜50重
量%、好ましくは5〜35重量%の量でグラフトベース
として使用する。
【0051】グラフトはエチレン系不飽和パーフルオロ
アルキルのモノマーおよびパーフルオロアルキル不含の
エチレン系不飽和のモノマーから合成する。
アルキルのモノマーおよびパーフルオロアルキル不含の
エチレン系不飽和のモノマーから合成する。
【0052】適当なパーフルオロアルキルモノマーは、
式
式
【0053】
【化8】
【0054】式中、qは4〜12の数であり、R2は水
素またはメチルであり、そしてZは基
素またはメチルであり、そしてZは基
【0055】
【化9】
【0056】であり、ここでmは1〜4の数であり、そ
してR1はC1−C4アルキル、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブ
チルまたはt−ブチルである、を有する。
してR1はC1−C4アルキル、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブ
チルまたはt−ブチルである、を有する。
【0057】式(VI)において、式中、R2およびZ
が前述の意味を有し、そしてR1がメチルまたはエチル
であり、mが2の数であり、そしてqが6〜8の数であ
る、パーフルオロアルキルのモノマーは好ましい。
が前述の意味を有し、そしてR1がメチルまたはエチル
であり、mが2の数であり、そしてqが6〜8の数であ
る、パーフルオロアルキルのモノマーは好ましい。
【0058】適当なパーフルオロアルキル不含のモノマ
ーは、式
ーは、式
【0059】
【化10】
【0060】を有し、式中R3は水素、メチルまたはフ
ッ素であり、R4はC8−C22アルキルであり、R5はC1
−C7アルキル、
ッ素であり、R4はC8−C22アルキルであり、R5はC1
−C7アルキル、
【0061】
【化11】
【0062】であり、R6は水素、メチル、フッ素また
は塩素であり、そしてR7はフッ素、塩素、シアノ、フ
ェニルまたは
は塩素であり、そしてR7はフッ素、塩素、シアノ、フ
ェニルまたは
【0063】
【化12】
【0064】である化合物である。
【0065】式(VII)において、式中、R3が水素
またはメチルであり、そしてR4がC12−C22アルキル
である、モノマーは好ましい。
またはメチルであり、そしてR4がC12−C22アルキル
である、モノマーは好ましい。
【0066】例は次の通りである:ベヘニルアルコー
ル、スレアリルアルコール、ノニルアルコールまたはオ
クチルアルコールまたはこれらのアルコールの異性体混
合物のアクリルエステルまたはメタクリルエステル。
ル、スレアリルアルコール、ノニルアルコールまたはオ
クチルアルコールまたはこれらのアルコールの異性体混
合物のアクリルエステルまたはメタクリルエステル。
【0067】好ましいモノマー(VIII)は、ビニル
エステル、例えば、酢酸ビニルまたはプロピオン酸ビニ
ルおよびC1−C4アルコールのアクリルエステルまたは
メタクリルエステルである。
エステル、例えば、酢酸ビニルまたはプロピオン酸ビニ
ルおよびC1−C4アルコールのアクリルエステルまたは
メタクリルエステルである。
【0068】グラフトは好ましくは下に示す相対量でコ
モノマーの個々のタイプを含有する:式(VI)のパー
フルオロアルキルのモノマー15〜70重量%、好まし
くは25〜60重量%、式(VII)のコモノマー5〜
35重量%、好ましくは10〜25重量%、式(VII
I)のコモノマー15〜65重量%、好ましくは20〜
55重量%。
モノマーの個々のタイプを含有する:式(VI)のパー
フルオロアルキルのモノマー15〜70重量%、好まし
くは25〜60重量%、式(VII)のコモノマー5〜
35重量%、好ましくは10〜25重量%、式(VII
I)のコモノマー15〜65重量%、好ましくは20〜
55重量%。
【0069】一般に、水不溶性コモノマーは好ましい
が、水溶性コモノマーを10重量%まで、好ましくは2
重量%までの量で使用して、撥油/撥水仕上げ剤におけ
る異なる支持体へのある種の接着を保証することができ
る。
が、水溶性コモノマーを10重量%まで、好ましくは2
重量%までの量で使用して、撥油/撥水仕上げ剤におけ
る異なる支持体へのある種の接着を保証することができ
る。
【0070】本発明によるコポリマーの分散液は、水中
の乳化重合方法により調製される。パーフルオロアルキ
ルのモノマーを、必要に応じて溶解助剤を使用して、他
のコモノマーと一緒に均質に溶解する。適当な溶解助剤
は乳化重合の過程にほとんど作用をもたない溶媒、例え
ば、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノールおよびt−ブタノー
ル、ケトン、例えば、アセトン、メチルエチルケトンお
よびイソブチルメチルケトン、エーテル、例えば、テト
ラヒドロフラン、およびアミド、例えば、ジメチルアセ
トアミドである(米国特許第3,403,122号)。
溶解助剤として、水と混和性ないか、あるいは制限され
た程度にのみ混和性である溶媒、例えば、低級アルコー
ルと低級酢酸セルロースとのエステルを使用することは
しばしば有利であるが、ただしエステルの加水分解が乳
化重合の条件下に起こってはならない。酢酸エチル、酢
酸メチル、プロピオン酸メチルまたはメチルエチルケト
ンの使用はとくに有利である。溶解助剤は重合の完結後
に除去する。
の乳化重合方法により調製される。パーフルオロアルキ
ルのモノマーを、必要に応じて溶解助剤を使用して、他
のコモノマーと一緒に均質に溶解する。適当な溶解助剤
は乳化重合の過程にほとんど作用をもたない溶媒、例え
ば、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノールおよびt−ブタノー
ル、ケトン、例えば、アセトン、メチルエチルケトンお
よびイソブチルメチルケトン、エーテル、例えば、テト
ラヒドロフラン、およびアミド、例えば、ジメチルアセ
トアミドである(米国特許第3,403,122号)。
溶解助剤として、水と混和性ないか、あるいは制限され
た程度にのみ混和性である溶媒、例えば、低級アルコー
ルと低級酢酸セルロースとのエステルを使用することは
しばしば有利であるが、ただしエステルの加水分解が乳
化重合の条件下に起こってはならない。酢酸エチル、酢
酸メチル、プロピオン酸メチルまたはメチルエチルケト
ンの使用はとくに有利である。溶解助剤は重合の完結後
に除去する。
【0071】乳濁液は撹拌した装置、超音波装置または
ホモジナイザー中で調製する。
ホモジナイザー中で調製する。
【0072】重合はフリーラジカル形成剤により開始す
る。フリーラジカル形成剤の例は、脂肪族アゾ化合物、
例えば、アゾジイソブチロニトリル、および有機または
無機の過酸化物である。適当な有機過酸化物は次の通り
である:ジアシル過酸化物、例えば、ジベンゾイル過酸
化物、ヒドロパーオキシド、例えば、t−ブチルヒドロ
パーオキシド、およびパーカーボネート、例えば、ジシ
クロヘキシルパーカーボネート。適当な無機の過酸化物
は、とくにパーオキシスルホン酸のアルカリ金属塩であ
る。
る。フリーラジカル形成剤の例は、脂肪族アゾ化合物、
例えば、アゾジイソブチロニトリル、および有機または
無機の過酸化物である。適当な有機過酸化物は次の通り
である:ジアシル過酸化物、例えば、ジベンゾイル過酸
化物、ヒドロパーオキシド、例えば、t−ブチルヒドロ
パーオキシド、およびパーカーボネート、例えば、ジシ
クロヘキシルパーカーボネート。適当な無機の過酸化物
は、とくにパーオキシスルホン酸のアルカリ金属塩であ
る。
【0073】重合温度は一般に50〜100℃、好まし
くは60〜90℃である。
くは60〜90℃である。
【0074】また、共重合は40℃以下の温度において
レドックス系を使用することによって実施することがで
きる。適当な出発系は、例えば、パーオキシジサルフェ
ートおよび還元性イオウ化合物、例えば、ビサルファイ
トまたはチオサルフェートの混合物、あるいはジアシル
過酸化物と第3アミンとの組み合わせである。所望の分
子量または分子量分布は、メルカプト化合物またはアル
キルアルデヒドに基づく既知の連鎖移動剤を使用するこ
とによって得ることができる。
レドックス系を使用することによって実施することがで
きる。適当な出発系は、例えば、パーオキシジサルフェ
ートおよび還元性イオウ化合物、例えば、ビサルファイ
トまたはチオサルフェートの混合物、あるいはジアシル
過酸化物と第3アミンとの組み合わせである。所望の分
子量または分子量分布は、メルカプト化合物またはアル
キルアルデヒドに基づく既知の連鎖移動剤を使用するこ
とによって得ることができる。
【0075】重合はグラフト共重合を組み合わせること
ができ、ここでコポリマーの一部分を使用するポリウレ
タン上にグラフトする。
ができ、ここでコポリマーの一部分を使用するポリウレ
タン上にグラフトする。
【0076】これは本発明によるコポリマーの分散液の
安定性をさらに増加する。このタイプのグラフト反応
は、例えば、次の文献に記載されている:H.ゲレンス
(Gerrens)、「高級ポリマーの研究における進
歩(Fortschritteder Hochpol
merforschung)」、Vol.I(195
9)p.300。
安定性をさらに増加する。このタイプのグラフト反応
は、例えば、次の文献に記載されている:H.ゲレンス
(Gerrens)、「高級ポリマーの研究における進
歩(Fortschritteder Hochpol
merforschung)」、Vol.I(195
9)p.300。
【0077】本発明による水性分散液は、それ以上のポ
リマー、例えば、ドイツ国特許公開明細書(DOS)
3,407,361号に記載されているもの、とくに疎
水性ビニルポリマー(IX)またはポリ縮合生成物
(X)、例えば、ドイツ国特許公開明細書(DE−O
S)956,990号に記載されているものを、適当な
らば追加のグラフトベースとして、好ましくは(V
I)、(VII)および(VIII)に関して、8重量
%〜30重量%の量で含有することができる。
リマー、例えば、ドイツ国特許公開明細書(DOS)
3,407,361号に記載されているもの、とくに疎
水性ビニルポリマー(IX)またはポリ縮合生成物
(X)、例えば、ドイツ国特許公開明細書(DE−O
S)956,990号に記載されているものを、適当な
らば追加のグラフトベースとして、好ましくは(V
I)、(VII)および(VIII)に関して、8重量
%〜30重量%の量で含有することができる。
【0078】適当なビニルポリマー(IX)の例は、疎
水性アルキル基を有する少なくとも1つのコモノマー、
例えば、ステアリルメタクリレートを含有する、(メ
ト)アクリレートコポリマー、例えば、イソブチルメタ
クリレートまたはブチルアクリレートである。適当なポ
リ縮合生成物(X)は尿素樹脂およびメラミン樹脂、例
えば、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテル
と脂肪酸および、適当ならば、メチルジアルカノールア
ミンと、例えば、欧州特許(EP)324,354号に
記載されているように、反応させることによって得られ
るものである。
水性アルキル基を有する少なくとも1つのコモノマー、
例えば、ステアリルメタクリレートを含有する、(メ
ト)アクリレートコポリマー、例えば、イソブチルメタ
クリレートまたはブチルアクリレートである。適当なポ
リ縮合生成物(X)は尿素樹脂およびメラミン樹脂、例
えば、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテル
と脂肪酸および、適当ならば、メチルジアルカノールア
ミンと、例えば、欧州特許(EP)324,354号に
記載されているように、反応させることによって得られ
るものである。
【0079】これに関して特定の実施態様は、このよう
なメラミン縮合生成物とパラフィン留分またはパラフィ
ンワックスとの組み合わせである。
なメラミン縮合生成物とパラフィン留分またはパラフィ
ンワックスとの組み合わせである。
【0080】普通のカチオン−活性、アニオン−活性ま
たは非イオン性の乳化剤およびイオン性乳化剤および非
イオン性乳化剤の組み合わせを、乳化重合方法によるモ
ノマーの乳濁液の調製に使用する。
たは非イオン性の乳化剤およびイオン性乳化剤および非
イオン性乳化剤の組み合わせを、乳化重合方法によるモ
ノマーの乳濁液の調製に使用する。
【0081】使用するカチオン性乳化剤の例は、第4ア
ンモニウム塩またはピリジニウム塩、例えば、ステアリ
ルジメチルベンジルアンモニウムクロライドまたはN,
N,N−トリメチル−N−パーフルオロオクタンスルホ
ンアミドプロピルアンモニウムクロライドである。
ンモニウム塩またはピリジニウム塩、例えば、ステアリ
ルジメチルベンジルアンモニウムクロライドまたはN,
N,N−トリメチル−N−パーフルオロオクタンスルホ
ンアミドプロピルアンモニウムクロライドである。
【0082】アニオン性乳化剤の例は、次の通りであ
る:アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネ
ート、脂肪族アルコールサルフェートまたはスルホコハ
ク酸エステル、さらにパーフルオロアルキル基を含有す
る乳化剤、例えば、パーフルオロオクタンスルホン酸の
アンモニウム塩またはテトラエチルアンモニウム塩ある
いはN−エチル−N−パーフルオロオクタンスルホニル
グリシン。非イオン性乳化剤は、とくにコポリマー分散
液の貯蔵寿命を増加する。
る:アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネ
ート、脂肪族アルコールサルフェートまたはスルホコハ
ク酸エステル、さらにパーフルオロアルキル基を含有す
る乳化剤、例えば、パーフルオロオクタンスルホン酸の
アンモニウム塩またはテトラエチルアンモニウム塩ある
いはN−エチル−N−パーフルオロオクタンスルホニル
グリシン。非イオン性乳化剤は、とくにコポリマー分散
液の貯蔵寿命を増加する。
【0083】非イオン性乳化剤の例は、次の通りであ
る:ポリグリコールエーテル、例えば、エチレンオキシ
ド/プロピレンオキシドのコポリマー、ブロック構造を
有するものを包含する、および脂肪族アルコール、アル
キルフェノール、脂肪酸、脂肪族アミド、ソルビトール
モノオレエートのアルコキシル化生成物、とくにエトキ
シル化生成物。
る:ポリグリコールエーテル、例えば、エチレンオキシ
ド/プロピレンオキシドのコポリマー、ブロック構造を
有するものを包含する、および脂肪族アルコール、アル
キルフェノール、脂肪酸、脂肪族アミド、ソルビトール
モノオレエートのアルコキシル化生成物、とくにエトキ
シル化生成物。
【0084】ポリウレタン分散液の自己乳化性作用の結
果、乳化剤の普通に使用される量を有意に減少すること
ができる。これはポリマーのラテックスの撥水および撥
油作用にプラスの効果を有する[日本特許出願(JA)
第63 214,331号]。
果、乳化剤の普通に使用される量を有意に減少すること
ができる。これはポリマーのラテックスの撥水および撥
油作用にプラスの効果を有する[日本特許出願(JA)
第63 214,331号]。
【0085】好ましい実施態様において、(VI)、
(VII)、(VIII)およびグラフトベースとして
使用するポリウレタン分散液のグラフト共重合は追加の
グラフトベースとして使用する(IX)および/または
(X)の存在下に実施する。(IX)および(X)は好
ましくはこの方法において水性分散液の形態で使用す
る。
(VII)、(VIII)およびグラフトベースとして
使用するポリウレタン分散液のグラフト共重合は追加の
グラフトベースとして使用する(IX)および/または
(X)の存在下に実施する。(IX)および(X)は好
ましくはこの方法において水性分散液の形態で使用す
る。
【0086】本発明による分散液は、天然および合成の
材料、例えば、レザー、紙、繊維、フィラメント、糸、
不織布、および織布または編成布、とくにカーペット、
とくにセルロースおよびその誘導体ばかりでなく、かつ
またポリエステル、ポリアミドおよびポリアクリロニト
リルの材料、羊毛または絹から作られたものの処理に適
し、これらは本発明による分散液により撥油剤および撥
水剤が与えられる。
材料、例えば、レザー、紙、繊維、フィラメント、糸、
不織布、および織布または編成布、とくにカーペット、
とくにセルロースおよびその誘導体ばかりでなく、かつ
またポリエステル、ポリアミドおよびポリアクリロニト
リルの材料、羊毛または絹から作られたものの処理に適
し、これらは本発明による分散液により撥油剤および撥
水剤が与えられる。
【0087】本発明による分散液は、また、それ以上の
フッ素を含有する分散液またはフッ素不含の分散液と組
み合わせて使用することができる。
フッ素を含有する分散液またはフッ素不含の分散液と組
み合わせて使用することができる。
【0088】カーペットの仕上げのために、本発明によ
るグラフトコポリマーは水性分散液の形態で、好ましく
はオルガノシロキサンの水性コロイド懸濁液と組み合わ
せて、例えば、ドイツ国特許出願(DE−A)3,30
7,420号に記載されているように、そして、適当な
らば、他のフッ素を含有する分散液とさらに組み合わせ
て使用される。
るグラフトコポリマーは水性分散液の形態で、好ましく
はオルガノシロキサンの水性コロイド懸濁液と組み合わ
せて、例えば、ドイツ国特許出願(DE−A)3,30
7,420号に記載されているように、そして、適当な
らば、他のフッ素を含有する分散液とさらに組み合わせ
て使用される。
【0089】驚くべきことには、本発明による分散液は
それで仕上げられた支持体、例えば、繊維材料、レザー
および紙に有意に改良された撥油および撥水作用を有す
ることが今回発見された。
それで仕上げられた支持体、例えば、繊維材料、レザー
および紙に有意に改良された撥油および撥水作用を有す
ることが今回発見された。
【0090】本発明による分散液は、天然および合成の
材料、例えば、レザー、紙、繊維、フィラメント、糸、
不織布、および織布または編成布、とくにカーペット、
とくにセルロースおよびその誘導体ばかりでなく、かつ
またポリエステル、ポリアミドおよびポリアクリロニト
リルの材料、羊毛または絹から作られたものの撥油およ
び撥水の仕上げを得るために首尾よく使用することがで
きる。
材料、例えば、レザー、紙、繊維、フィラメント、糸、
不織布、および織布または編成布、とくにカーペット、
とくにセルロースおよびその誘導体ばかりでなく、かつ
またポリエステル、ポリアミドおよびポリアクリロニト
リルの材料、羊毛または絹から作られたものの撥油およ
び撥水の仕上げを得るために首尾よく使用することがで
きる。
【0091】前述のポリウレタン分散液をグラフトベー
スとして使用して調製された、本発明による分散液を使
用するとき、改良された撥油性および撥水性はポリマー
のラテックスの安定化に必要な乳化剤の量をより少なく
して達成される。
スとして使用して調製された、本発明による分散液を使
用するとき、改良された撥油性および撥水性はポリマー
のラテックスの安定化に必要な乳化剤の量をより少なく
して達成される。
【0092】普通の撥油/撥水仕上げ剤は、一般に、乳
化剤を高い濃度で含有し、これは欠点であり、そして達
成することができる撥水のレベルに悪影響を及ぼす。さ
らに、乳化剤はそれで仕上げられた製品の汚れを保持す
る性質に導く。本発明によるグラフトコポリマーの分散
液を使用するとき、前述の欠点は回避される。
化剤を高い濃度で含有し、これは欠点であり、そして達
成することができる撥水のレベルに悪影響を及ぼす。さ
らに、乳化剤はそれで仕上げられた製品の汚れを保持す
る性質に導く。本発明によるグラフトコポリマーの分散
液を使用するとき、前述の欠点は回避される。
【0093】仕上げは通常の方法により、例えば、吸尽
方法またはパジング方法により、室温〜40℃において
ばかりでなく、かつまた面パジング、噴霧またはフォー
ムの適用、および引き続く80〜180℃、好ましくは
120〜150℃における熱処理により実施される。
方法またはパジング方法により、室温〜40℃において
ばかりでなく、かつまた面パジング、噴霧またはフォー
ムの適用、および引き続く80〜180℃、好ましくは
120〜150℃における熱処理により実施される。
【0094】グラフトベースの調製 I.ポリウレタン分散液
【0095】
【実施例】実施例A: 143.4gのOH価229の商業的等級のグリセロー
ルモノステアレートを、200gの無水アセトンおよび
3gの1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
と一緒に還流した。100gの無水アセトン中の13
4.4gのヘキサメチレンジイソシアネートから成る溶
液1を、この混合物に1.5時間かけて添加した。この
反応混合物を還流下に、NCO含量が約7.3%に低下
してしまうまで、反応させた。250gの無水アセトン
中の117.4gのN,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)パーフルオロオクチルスルホンアミドから成る溶液
2を、1.5時間かけて計量して入れた。次いで、この
混合物を約1時間還流した。NCO濃縮が2.7%に到
達した後、50gのアセトン中の23.8gのN−メチ
ルジエタノールアミンから成る溶液3を添加し、そして
この混合物をさらに5.5時間撹拌した。
ルモノステアレートを、200gの無水アセトンおよび
3gの1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
と一緒に還流した。100gの無水アセトン中の13
4.4gのヘキサメチレンジイソシアネートから成る溶
液1を、この混合物に1.5時間かけて添加した。この
反応混合物を還流下に、NCO含量が約7.3%に低下
してしまうまで、反応させた。250gの無水アセトン
中の117.4gのN,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)パーフルオロオクチルスルホンアミドから成る溶液
2を、1.5時間かけて計量して入れた。次いで、この
混合物を約1時間還流した。NCO濃縮が2.7%に到
達した後、50gのアセトン中の23.8gのN−メチ
ルジエタノールアミンから成る溶液3を添加し、そして
この混合物をさらに5.5時間撹拌した。
【0096】100gの氷酢酸を添加して塩を形成し
た。この混合物をさらに1時間撹拌し、そして1680
gの脱イオン水を60℃において1.5時間かけて添加
した。アセトンを真空蒸留により除去すると、ほぼ20
%強度の分散液が得られた。
た。この混合物をさらに1時間撹拌し、そして1680
gの脱イオン水を60℃において1.5時間かけて添加
した。アセトンを真空蒸留により除去すると、ほぼ20
%強度の分散液が得られた。
【0097】N+:47.7ミリ当量/100g 固形分:20% フッ素含量:固体に関して15.4%実施例B: 110.8gの商業的等級のヘキサメチレンジイソシア
ネートトリマー(NCO含量:19.4%)、150g
の無水アセトンおよび2.5gの1,4−ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタンを加熱還流した。150gの
無水アセトン中に溶解した100.2gのN−メチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンス
ルホンアミドから成る溶液1を、計量してこの溶液に
1.5時間かけて添加した。約2.5時間の反応時間
後、NCO濃縮は2.5%に到達した。19.2gのグ
リセロールモノオレエート(OH価261)および10
0gの無水アセトンから成る溶液2を1時間かけて滴々
添加した。2.5時間後、NCO含量は1.7%であっ
た。100gの無水アセトン中の11.94gのN−メ
チルジエタノールアミンから成る溶液3を添加し、そし
て還流下に撹拌する(5.5時間)と、イソシアネート
基は完全に転化された。
ネートトリマー(NCO含量:19.4%)、150g
の無水アセトンおよび2.5gの1,4−ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタンを加熱還流した。150gの
無水アセトン中に溶解した100.2gのN−メチル−
N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンス
ルホンアミドから成る溶液1を、計量してこの溶液に
1.5時間かけて添加した。約2.5時間の反応時間
後、NCO濃縮は2.5%に到達した。19.2gのグ
リセロールモノオレエート(OH価261)および10
0gの無水アセトンから成る溶液2を1時間かけて滴々
添加した。2.5時間後、NCO含量は1.7%であっ
た。100gの無水アセトン中の11.94gのN−メ
チルジエタノールアミンから成る溶液3を添加し、そし
て還流下に撹拌する(5.5時間)と、イソシアネート
基は完全に転化された。
【0098】40gの氷酢酸を計量して添加して塩を形
成した後、この混合物を再び1時間還流した。次いで、
968gの脱イオン水を1.5時間かけて導入し、次い
でアセトンを真空蒸留した。
成した後、この混合物を再び1時間還流した。次いで、
968gの脱イオン水を1.5時間かけて導入し、次い
でアセトンを真空蒸留した。
【0099】N+:41.4ミリ当量/100g 固形分:20% フッ素含量:固体に関して24%実施例C: 次の出発化合物を使用した: 126.0gのグリセロールモノオレエート(OH価:
261)、200.0gの無水アセトン、3.0gの
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)、 溶液1: 100.0gのアセトン中の134.4gのヘキサメチ
レンジイソシアネート、 溶液2: 250.0gのアセトン中の117.4gのN,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクチルスル
ホンアミド、 溶液3: 50.0gのアセトン中の23.8gのN−メチルジエ
タノールアミン、50.0gの氷酢酸、1606.0g
の脱イオン水。
261)、200.0gの無水アセトン、3.0gの
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DA
BCO)、 溶液1: 100.0gのアセトン中の134.4gのヘキサメチ
レンジイソシアネート、 溶液2: 250.0gのアセトン中の117.4gのN,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクチルスル
ホンアミド、 溶液3: 50.0gのアセトン中の23.8gのN−メチルジエ
タノールアミン、50.0gの氷酢酸、1606.0g
の脱イオン水。
【0100】反応は実施例Aにおけるようにして実施し
た。
た。
【0101】N+:49.8ミリ当量/100g 固形分:20% フッ素含量:固体に関して16.1%実施例D: 次の出発化合物を使用した: 126.0gのグリセロールモノオレエート(OH価:
261)、200.0gの無水アセトン、3.0gのD
ABCO、 溶液1: 100.0gのアセトン中の126.0gのヘキサメチ
レンジイソシアネート(NCO含量6.9%)、 溶液2: 250.0gのアセトン中の117.4gのN,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクチルスル
ホンアミド(NCO含量2.4%)、 溶液3: 50.0gのアセトン中の23.8gのN−メチルジエ
タノールアミン、50.0gの氷酢酸、1408.0g
の脱イオン水。
261)、200.0gの無水アセトン、3.0gのD
ABCO、 溶液1: 100.0gのアセトン中の126.0gのヘキサメチ
レンジイソシアネート(NCO含量6.9%)、 溶液2: 250.0gのアセトン中の117.4gのN,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクチルスル
ホンアミド(NCO含量2.4%)、 溶液3: 50.0gのアセトン中の23.8gのN−メチルジエ
タノールアミン、50.0gの氷酢酸、1408.0g
の脱イオン水。
【0102】反応は実施例Aにおけるようにして実施し
た。
た。
【0103】N+:56.4ミリ当量/100g 固形分:22% フッ素含量:固体に関して9.8%II.疎水性ポリ縮合生成物 実施例E: 例えば、ドイツ国特許公開明細書(DOS)3,80
0,845号および米国特許明細書第2,398,56
9号に記載されているような、グラフトベースとして使
用することができる、メラミン縮合生成物は、例えば、
アミノトリアジンのメチロール生成物またはそのエーテ
ル化またはエステル化生成物を、例えば、脂肪族カルボ
ン酸およびアミンとポリ縮合反応の過程において反応さ
せることによって得ることができる。この目的で、まず
カルボン酸をメラミン誘導体と反応させ、次いでアミノ
成分を反応させることができる(参照、ドイツ国特許明
細書956,990号。
0,845号および米国特許明細書第2,398,56
9号に記載されているような、グラフトベースとして使
用することができる、メラミン縮合生成物は、例えば、
アミノトリアジンのメチロール生成物またはそのエーテ
ル化またはエステル化生成物を、例えば、脂肪族カルボ
ン酸およびアミンとポリ縮合反応の過程において反応さ
せることによって得ることができる。この目的で、まず
カルボン酸をメラミン誘導体と反応させ、次いでアミノ
成分を反応させることができる(参照、ドイツ国特許明
細書956,990号。
【0104】例えば、次のものをグラフトベースとして
調製した: 1モルのヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテ
ル、1.5モルのベヘン酸および0.9モルのN−メチ
ルジエタノールアミンから130℃において3時間かけ
て調製した50重量%の縮合生成物および50重量%の
融点52℃のパラフィンの混合物。
調製した: 1モルのヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテ
ル、1.5モルのベヘン酸および0.9モルのN−メチ
ルジエタノールアミンから130℃において3時間かけ
て調製した50重量%の縮合生成物および50重量%の
融点52℃のパラフィンの混合物。
【0105】本発明による共重合分散液の調製 実施例1 次の溶液を50℃において調製した: 溶液1: 119.25重量部の実施例Aにより得られた分散液、
6.1重量部の10エチレンオキシド単位を含有するエ
トキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベンジ
ルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、540重
量部の脱イオン水。
6.1重量部の10エチレンオキシド単位を含有するエ
トキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベンジ
ルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、540重
量部の脱イオン水。
【0106】溶液2: 450重量部の酢酸エチル、43.4重量部のN−メチ
ル−N−パーフルオロオクタンスルホニルアミドエチル
メタクリレート、12.7重量部のステアリルメタクリ
レート、18.45重量部の酢酸ビニル、14.6重量
部の実施例Eにより得られたグラフトベース。
ル−N−パーフルオロオクタンスルホニルアミドエチル
メタクリレート、12.7重量部のステアリルメタクリ
レート、18.45重量部の酢酸ビニル、14.6重量
部の実施例Eにより得られたグラフトベース。
【0107】次の溶液を30℃において調製した: 溶液3: 0.268重量部のt−ブチルパーピバレート、0.9
18重量部のジラウリルパーオキシド、6.0パーオキ
シの酢酸エチル。
18重量部のジラウリルパーオキシド、6.0パーオキ
シの酢酸エチル。
【0108】溶液1および2を混合し、そしてこの混合
物を50℃において乳化装置中で乳化した。得られた乳
濁液を撹拌機、還流冷却器および内部の温度計を装備し
た反応器に入れ、そして30℃に冷却した。溶液3を3
0℃において添加し、そしてこの混合物を30〜40℃
において1時間撹拌した。次いで、温度を60℃に1.
5時間かけて増加し、そしてこの混合物を60〜70℃
において1.5時間撹拌した。次いで、温度を70〜8
0℃に3時間保持し、その間酢酸エチルを追加の接続し
た蒸留ブリッジを通して蒸留した。次いで、80〜85
℃においてさらに3時間撹拌した。
物を50℃において乳化装置中で乳化した。得られた乳
濁液を撹拌機、還流冷却器および内部の温度計を装備し
た反応器に入れ、そして30℃に冷却した。溶液3を3
0℃において添加し、そしてこの混合物を30〜40℃
において1時間撹拌した。次いで、温度を60℃に1.
5時間かけて増加し、そしてこの混合物を60〜70℃
において1.5時間撹拌した。次いで、温度を70〜8
0℃に3時間保持し、その間酢酸エチルを追加の接続し
た蒸留ブリッジを通して蒸留した。次いで、80〜85
℃においてさらに3時間撹拌した。
【0109】固形分:14.9% 固体中のフッ素含量:21.4% 平均粒子サイズ:390nm(光散乱後)実施例2 次の溶液を50℃において調製した: 溶液1: 116.8重量部の実施例Bにより得られた分散液、
6.1重量部の10エチレンオキシド単位を含有するエ
トキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベンジ
ルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、540.
0重量部の脱イオン水。
6.1重量部の10エチレンオキシド単位を含有するエ
トキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベンジ
ルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、540.
0重量部の脱イオン水。
【0110】溶液2および3の調製および重合は実施例
1におけるようにして実施した。
1におけるようにして実施した。
【0111】固形分:16.2% 固体中のフッ素含量:23.3% 平均粒子サイズ:340nm(光散乱後)比較実験1: コポリマーの分散液を実施例1に記載するように調製し
たが、ただし実施例Aにより得られた分散液を使用しな
かった。
たが、ただし実施例Aにより得られた分散液を使用しな
かった。
【0112】固形分:13.4% 固体中のフッ素含量:23.2% この分散液の貯蔵寿命はわずかに約2週であった;その
後それは2相に分離した。
後それは2相に分離した。
【0113】実施例3 次の溶液を50℃において調製した: 溶液1: 138.5重量部の実施例Bにより得られた分散液、1
0.25重量部の10エチレンオキシド単位を含有する
エトキシル化ノニルフェノール、4.25重量部のベン
ジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、54
0.0重量部の脱イオン水。
0.25重量部の10エチレンオキシド単位を含有する
エトキシル化ノニルフェノール、4.25重量部のベン
ジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、54
0.0重量部の脱イオン水。
【0114】溶液2および3は実施例1におけるように
調製した。
調製した。
【0115】溶液1および2を混合し、そしてこの混合
物を50℃において乳化装置中で乳化した。得られた乳
濁液を撹拌機、還流冷却器および内部の温度計を装備し
た反応器に入れ、そして30℃に冷却した。溶液3を3
0℃において添加し、そしてこの混合物を30〜40℃
において0.5時間撹拌した。この混合物を60〜70
℃において1.5時間撹拌した。次いで、この混合物を
70〜80℃に3時間反応させ、その間酢酸エチルを追
加の接続した蒸留ブリッジを通して蒸留した。次いで、
80〜85℃においてさらに3時間、そして85〜90
℃において1時間撹拌した。
物を50℃において乳化装置中で乳化した。得られた乳
濁液を撹拌機、還流冷却器および内部の温度計を装備し
た反応器に入れ、そして30℃に冷却した。溶液3を3
0℃において添加し、そしてこの混合物を30〜40℃
において0.5時間撹拌した。この混合物を60〜70
℃において1.5時間撹拌した。次いで、この混合物を
70〜80℃に3時間反応させ、その間酢酸エチルを追
加の接続した蒸留ブリッジを通して蒸留した。次いで、
80〜85℃においてさらに3時間、そして85〜90
℃において1時間撹拌した。
【0116】固形分:16.8% 固体中のフッ素含量:21.4% 平均粒子サイズ:196nm(光散乱後)比較実験2: コポリマーの分散液を実施例3に記載するように調製し
たが、ただし実施例Bにより得られた分散液を使用しな
かった。
たが、ただし実施例Bにより得られた分散液を使用しな
かった。
【0117】固形分:14.3% 固体中のフッ素含量:22.8% 平均粒子サイズ:471nm(光散乱後)実施例4 次の溶液を50℃において調製した: 溶液1: 159.00重量部の実施例Cにより得られた分散液、
6.10重量部の10エチレンオキシド単位を含有する
エトキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベン
ジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、54
0.0重量部の脱イオン水。
6.10重量部の10エチレンオキシド単位を含有する
エトキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベン
ジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、54
0.0重量部の脱イオン水。
【0118】溶液2および3の調製および反応は実施例
1に記載するようにして実施した。 固形分:15.1% 固体中のフッ素含量:23.3% 平均粒子サイズ:471nm(光散乱後)実施例5 次の溶液を50℃において調製した: 溶液1: 143.10重量部の実施例Dにより得られた分散液、
6.10重量部の10エチレンオキシド単位を含有する
エトキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベン
ジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、54
0.0重量部の脱イオン水。
1に記載するようにして実施した。 固形分:15.1% 固体中のフッ素含量:23.3% 平均粒子サイズ:471nm(光散乱後)実施例5 次の溶液を50℃において調製した: 溶液1: 143.10重量部の実施例Dにより得られた分散液、
6.10重量部の10エチレンオキシド単位を含有する
エトキシル化ノニルフェノール、6.25重量部のベン
ジルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、54
0.0重量部の脱イオン水。
【0119】溶液2および3の調製および反応は実施例
2に記載するようにして実施した。 固形分:15.4% 固体中のフッ素含量:23.3% 平均粒子サイズ:514nm(光散乱後)本発明によるコポリマー分散液を使用する実施例 水性分散液を実施例1に従い調製した。40重量部のこ
の分散液を60重量部のオルガノシロキサンの水性コロ
イド状懸濁液と、ドイツ国特許(DE)第3,307,
420号に記載されているように、混合した。
2に記載するようにして実施した。 固形分:15.4% 固体中のフッ素含量:23.3% 平均粒子サイズ:514nm(光散乱後)本発明によるコポリマー分散液を使用する実施例 水性分散液を実施例1に従い調製した。40重量部のこ
の分散液を60重量部のオルガノシロキサンの水性コロ
イド状懸濁液と、ドイツ国特許(DE)第3,307,
420号に記載されているように、混合した。
【0120】この混合物の2.5%強度の水性希釈物を
ポリアミドのカーペットに適用(噴霧の適用)し(30
%の残留湿分を有するタフト製品、パイル割合:500
g/m2)、ここで1重量%の前述の混合物の付着(パ
イルの重量に関して)がカーペット上に残るようにし
た。
ポリアミドのカーペットに適用(噴霧の適用)し(30
%の残留湿分を有するタフト製品、パイル割合:500
g/m2)、ここで1重量%の前述の混合物の付着(パ
イルの重量に関して)がカーペット上に残るようにし
た。
【0121】次いで、それを125〜150℃において
5〜15分間乾燥し、縮合させ、23℃および65%の
相対湿度において24時間空気コンディショニングし、
次いで実際の応用についての試験を実施した。
5〜15分間乾燥し、縮合させ、23℃および65%の
相対湿度において24時間空気コンディショニングし、
次いで実際の応用についての試験を実施した。
【0122】類似の方法において、実施例2〜5により
調製した分散液をポリアミドのカーペットの仕上げに使
用した。
調製した分散液をポリアミドのカーペットの仕上げに使
用した。
【0123】実施例1〜5により調製したコポリマーの
分散液を合成繊維に基づくカーペットの撥油/撥水仕上
げにおいて使用することによって結果、および本発明に
よらない比較実験(VV1、VV2)の結果を表1に示
す。
分散液を合成繊維に基づくカーペットの撥油/撥水仕上
げにおいて使用することによって結果、および本発明に
よらない比較実験(VV1、VV2)の結果を表1に示
す。
【0124】
【表1】 表1 撥油性1) 撥水性2) 実施例1 3 20/80 実施例2 5 20/80 VV1 1 70/30 実施例3 4 20/80 VV2 0 90/10−80/20 実施例4 4 70/30 実施例5 2 70/30 1)AATCC試験法118に従う(5は4よりすぐれ
る)。
る)。
【0125】2)水性イソプロパノール溶液に対する抵
抗(水/イソプロパノール=60/40、70/30よ
りすぐれる)。
抗(水/イソプロパノール=60/40、70/30よ
りすぐれる)。
【0126】ポリウレタン分散液を使用しないコポリマ
ー分散液(比較実験VV1およびVV2)と比較して、
本発明によるコポリマー分散液を使用することによっ
て、撥油作用においてばかりでなく、かつまた撥水作用
において有意の改良が得られた。これらのコポリマー分
散液を使用して仕上げられた汚れ抵抗性は、また、改良
され、そして増加した要件を満足した。
ー分散液(比較実験VV1およびVV2)と比較して、
本発明によるコポリマー分散液を使用することによっ
て、撥油作用においてばかりでなく、かつまた撥水作用
において有意の改良が得られた。これらのコポリマー分
散液を使用して仕上げられた汚れ抵抗性は、また、改良
され、そして増加した要件を満足した。
【0127】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
である。
【0128】1、パーフルオロアルキル基および活性水
素原子を含有する化合物およびイオン性および/または
非イオン性の親水性基および活性水素原子を含有する化
合物およびポリイソシアネートに基づくグラフトベース
として、水性の乳化剤不含のポリウレタン分散液の存在
下に、重合することによって調製された、エチレン系不
飽和パーフルオロアルキルのモノマーおよびパーフルオ
ロアルキル不含のエチレン系不飽和のモノマーから構成
されたコポリマーおよび/またはグラフトコポリマーの
水性分散液。
素原子を含有する化合物およびイオン性および/または
非イオン性の親水性基および活性水素原子を含有する化
合物およびポリイソシアネートに基づくグラフトベース
として、水性の乳化剤不含のポリウレタン分散液の存在
下に、重合することによって調製された、エチレン系不
飽和パーフルオロアルキルのモノマーおよびパーフルオ
ロアルキル不含のエチレン系不飽和のモノマーから構成
されたコポリマーおよび/またはグラフトコポリマーの
水性分散液。
【0129】2、共重合はグラフトベースとしてポリウ
レタン分散液の存在下に実施し、ここでポリウレタンは
その中に: A)有機ポリイソシアネート、 B)脂肪酸とポリオールとの部分的エステル、 C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、 D)活性水素原子および塩の基または塩の基に転化する
ことができる基を含有する化合物、 の構造成分を組み込んで含有することを特徴とする、上
記第1項記載の水性分散液。
レタン分散液の存在下に実施し、ここでポリウレタンは
その中に: A)有機ポリイソシアネート、 B)脂肪酸とポリオールとの部分的エステル、 C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、 D)活性水素原子および塩の基または塩の基に転化する
ことができる基を含有する化合物、 の構造成分を組み込んで含有することを特徴とする、上
記第1項記載の水性分散液。
【0130】3、固体に関して5〜30%のフッ素成分
を有することを特徴とする、上記第1または2項記載の
グラフトベースとしてのポリウレタン分散液。
を有することを特徴とする、上記第1または2項記載の
グラフトベースとしてのポリウレタン分散液。
【0131】4、パーフルオロアルキルモノマーは、式
【0132】
【化13】
【0133】式中、qは4〜12の数であり、R2は水
素またはメチルであり、そしてZは基
素またはメチルであり、そしてZは基
【0134】
【化14】
【0135】であり、ここでmは1〜4の数であり、そ
してR1はC1−C4アルキルである、を有することを特
徴とする、上記第1項記載の水性分散液。
してR1はC1−C4アルキルである、を有することを特
徴とする、上記第1項記載の水性分散液。
【0136】5、パーフルオロアルキル不含のモノマー
は、式
は、式
【0137】
【化15】
【0138】を有し、式中R3は水素、メチルまたはフ
ッ素であり、R4はC8−C22アルキルであり、R5はC1
−C7アルキル、
ッ素であり、R4はC8−C22アルキルであり、R5はC1
−C7アルキル、
【0139】
【化16】
【0140】であり、R6は水素、メチル、フッ素また
は塩素であり、そしてR7はフッ素、塩素、シアノ、フ
ェニルまたは
は塩素であり、そしてR7はフッ素、塩素、シアノ、フ
ェニルまたは
【0141】
【化17】
【0142】である、ことを特徴とする、上記第1項記
載の水性分散液。
載の水性分散液。
【0143】6、使用するパーフルオロアルキル不含の
モノマーは、C1−C4アルカノールのビニルエステル、
アクリルエステルまたはメタクリルエステルあるいはC
12−C22アルカノールのアクリルエステルまたはメタク
リルエステルであることを特徴とする、上記第1および
5項記載の水性分散液。
モノマーは、C1−C4アルカノールのビニルエステル、
アクリルエステルまたはメタクリルエステルあるいはC
12−C22アルカノールのアクリルエステルまたはメタク
リルエステルであることを特徴とする、上記第1および
5項記載の水性分散液。
【0144】7、上記第1〜6項のいずれかに記載の水
性分散液および疎水性ビニルポリマー(IX)またはポ
リ縮合生成物(X)の混合物。
性分散液および疎水性ビニルポリマー(IX)またはポ
リ縮合生成物(X)の混合物。
【0145】8、使用する疎水性ビニルポリマー(I
X)は疎水性アルキル基を有する少なくとも1つのコモ
ノマーを含有する(メト)アクリレートコポリマーであ
り、そしてポリ縮合生成物(X)は尿素樹脂およびメラ
ミン樹脂であることを特徴とする、上記第7項記載の混
合物。
X)は疎水性アルキル基を有する少なくとも1つのコモ
ノマーを含有する(メト)アクリレートコポリマーであ
り、そしてポリ縮合生成物(X)は尿素樹脂およびメラ
ミン樹脂であることを特徴とする、上記第7項記載の混
合物。
【0146】9、疎水性ビニルポリマー(IX)または
ポリ縮合生成物(X)は追加のグラフトベースであるこ
とを特徴とする、上記第1〜6項のいずれかに記載の水
性分散液。
ポリ縮合生成物(X)は追加のグラフトベースであるこ
とを特徴とする、上記第1〜6項のいずれかに記載の水
性分散液。
【0147】10、疎水性ビニルポリマー(IX)また
はポリ縮合生成物(X)は上記第8項記載のものに相当
することを特徴とする、上記第9項記載の水性分散液。
はポリ縮合生成物(X)は上記第8項記載のものに相当
することを特徴とする、上記第9項記載の水性分散液。
【0148】11、天然または合成のセルロース、ポリ
エステル、ポリアミドまたはポリアクリロニトリルを含
有する材料の仕上げのための上記第1〜10項のいずれ
かに記載の水性分散液の使用。
エステル、ポリアミドまたはポリアクリロニトリルを含
有する材料の仕上げのための上記第1〜10項のいずれ
かに記載の水性分散液の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフ−デイーター・シユレアー ドイツ連邦共和国デー8000ミユンヘン 71・ホーフブルンシユトラーセ4 (72)発明者 ビルフリート・コルトマン ドイツ連邦共和国デー5992ナハロツト− ビブリングベルデ・ヒンターフエゼルデ 27 (56)参考文献 特開 昭60−206813(JP,A) 特開 昭59−226015(JP,A) 特開 平2−84419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 283/00 C08L 51/08 C08G 18/06 - 18/87
Claims (1)
- 【請求項1】グラフトベースとして、下記の構造成分 A)有機ポリイソシアネート B)脂肪酸とポリオールの部分的エステル C)パーフルオロアルキル基および活性水素原子を含有
する化合物、および D)活性水素原子及び塩の基又は塩の基に転化すること
ができる基を含有する化合物を組み込んで含有するポリ
ウレタンの水性の乳化剤不含分散液 の存在下に、重合す
ることによって調製された、エチレン系不飽和パーフル
オロアルキルのモノマーおよびパーフルオロアルキル不
含のエチレン系不飽和のモノマーから構成されたコポリ
マーおよび/またはグラフトコポリマーの水性分散液。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4012630.7 | 1990-04-20 | ||
DE4012630A DE4012630A1 (de) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | Perfluoralkylgruppen enthaltende pfropfcopolymerisate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04227614A JPH04227614A (ja) | 1992-08-17 |
JP2909249B2 true JP2909249B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=6404745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3115564A Expired - Lifetime JP2909249B2 (ja) | 1990-04-20 | 1991-04-19 | パーフルオロアルキル基を含有するグラフトコポリマー |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5115013A (ja) |
EP (1) | EP0452774B1 (ja) |
JP (1) | JP2909249B2 (ja) |
CA (1) | CA2040687A1 (ja) |
DE (2) | DE4012630A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5872182A (en) * | 1994-09-09 | 1999-02-16 | H. B. Fuller Licensing & Financing, Inc. | Water-based polyurethanes for footwear |
DE19625984C2 (de) * | 1996-06-28 | 1999-07-29 | Stockhausen Chem Fab Gmbh | Wäßrige Polymerdispersionen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung in der Lederherstellung |
DE19634757B4 (de) * | 1996-08-28 | 2005-04-07 | Krüger, Alfred | Verfahren zur Herstellung von Fluor enthaltenden Vinylmonomeren mit sekundärer Hydroxylgruppe und ihre Verwendung |
WO1999021921A1 (fr) * | 1997-10-24 | 1999-05-06 | Daikin Industries, Ltd. | Composition de dispersion aqueuse de resine |
US6524978B1 (en) | 1998-12-18 | 2003-02-25 | The Dow Chemical Company | Aqueous polyurethane dispersions useful for preparing polymers with improved moisture resistance properties |
US6353051B1 (en) | 1999-03-10 | 2002-03-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Top coating for synthetic leathers |
DE10104394A1 (de) * | 2001-01-19 | 2002-08-01 | Salzenbrodt Gmbh & Co Kg | Imprägniermittel |
US6753380B2 (en) | 2001-03-09 | 2004-06-22 | 3M Innovative Properties Company | Water-and oil-repellency imparting ester oligomers comprising perfluoroalkyl moieties |
US6803109B2 (en) | 2001-03-09 | 2004-10-12 | 3M Innovative Properties Company | Water-and oil-repellency imparting urethane oligomers comprising perfluoroalkyl moieties |
US7335234B2 (en) * | 2002-10-16 | 2008-02-26 | Columbia Insurance Company | Method of treating fibers, carpet yarns and carpets to enhance repellency |
DE10331484A1 (de) * | 2003-07-11 | 2005-03-03 | Construction Research & Technology Gmbh | Polyurethan-Polymer-Hybrid-Dispersion mit verbesserten Oberflächeneigenschaften, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie deren Verwendung |
DE102006046368A1 (de) | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Construction Research & Technology Gmbh | Funktionalisiertes Polyurethanharz, Verfahren zu seiner Herstellung sowie dessen Verwendung |
WO2011059039A1 (ja) * | 2009-11-13 | 2011-05-19 | 旭硝子株式会社 | 耐水耐油剤組成物、これで処理された物品、およびこれらの製造方法 |
US11015012B2 (en) | 2017-12-27 | 2021-05-25 | 3M Innovative Properties Company | Hydrophobic polyurethane resins |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3319368A1 (de) * | 1983-05-27 | 1984-11-29 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Perfluoralkylgruppen-enthaltende polyurethane und verfahren zu ihrer herstellung |
JPS59228076A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-21 | 東洋紡績株式会社 | 合成繊維用油剤組成物 |
DE3407361A1 (de) * | 1984-02-29 | 1985-08-29 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von hydrophobier- und oleophobiermittel |
DE3407362A1 (de) * | 1984-02-29 | 1985-08-29 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Waessrige dispersionen von pfropfpolymerisaten oder -copolymerisaten, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als hydrophobierungs- und oleophobierungsmittel fuer textilien |
US4935480A (en) * | 1988-03-28 | 1990-06-19 | Becton, Dickinson And Company | Fluorinated polyetherurethanes and medical devices therefrom |
GB8809864D0 (en) * | 1988-04-26 | 1988-06-02 | Ici Plc | Polyurethanes |
JPH02271803A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-06 | Dainippon Ink & Chem Inc | 靴底 |
-
1990
- 1990-04-20 DE DE4012630A patent/DE4012630A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-04-09 EP EP91105572A patent/EP0452774B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-09 DE DE59104832T patent/DE59104832D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-12 US US07/686,321 patent/US5115013A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-17 CA CA002040687A patent/CA2040687A1/en not_active Abandoned
- 1991-04-19 JP JP3115564A patent/JP2909249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4012630A1 (de) | 1991-10-24 |
EP0452774A2 (de) | 1991-10-23 |
US5115013A (en) | 1992-05-19 |
CA2040687A1 (en) | 1991-10-21 |
DE59104832D1 (de) | 1995-04-13 |
JPH04227614A (ja) | 1992-08-17 |
EP0452774A3 (en) | 1992-01-15 |
EP0452774B1 (de) | 1995-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2909249B2 (ja) | パーフルオロアルキル基を含有するグラフトコポリマー | |
US5112930A (en) | Modified polyurethanes containing perfluoroaliphatic groups and use thereof | |
US5508370A (en) | Water-dispersible blocked isocyanates, method of manufacture, and use thereof | |
JP3242920B2 (ja) | フルオロケミカル表面改質剤、フッ素化化合物、及び水性分散液の安定化方法 | |
US5100954A (en) | Soilresisting agent copolymer of fluorinated, unsaturated urethane and unsaturated monomer | |
CA2090144C (en) | Coating compositions, a process for their production and their use for coating water-resistant substrates | |
CN107223144B (zh) | 包含含有异氰酸酯衍生的烯键式不饱和单体的低聚物的无氟纤维处理组合物以及处理方法 | |
US6387999B1 (en) | Compositions for the oil and water repellent finishing of fiber materials | |
EP0763155B1 (en) | Fluorine containing oil- and water-repellent compositions | |
JP3472576B2 (ja) | 被覆剤、その製造方法、およびコーチングを製造する際のその使用 | |
CN107207692B (zh) | 包含聚碳二亚胺和任选石蜡的无氟纤维处理组合物及处理方法 | |
JP2002511507A (ja) | ブロック化オリゴマーイソシアネート、その製造および使用 | |
EP0537578B1 (de) | In Wasser dispergierbare blockierte Polyisocyanate, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung | |
US4918129A (en) | Process for the production of aqueous polymer dispersions, the dispersions obtainable by this process and their use for the production of coatings | |
JP3294266B2 (ja) | フッ素効果の油−及び水−反発性組成物 | |
JPH08325220A (ja) | カルボジイミド化合物及び撥水性組成物 | |
US5372731A (en) | Composition and process for the finishing of textiles | |
JP3174371B2 (ja) | 水−分散性、電解質−安定性ポリエーテルエステル−改質ポリウレタンイオノマー、その製法、およびペルフルオロアルキル基含有重合体との混合物中でのその使用 | |
KR100611257B1 (ko) | 향상된 내충격성 및 높은 안정성 및 양호한 광학 특성을갖는 수성 2성분 폴리우레탄 계, 이의 제조 방법 및 이의용도 | |
US5173547A (en) | Copolymers containing perfluoroalkyls | |
KR20060115880A (ko) | 기재에 발유성 및(또는) 발수성을 부여하기 위한플루오로화합물 조성물 | |
JPH07278442A (ja) | 水分散型撥水撥油剤組成物およびその製造方法 | |
EP1414882A1 (en) | Compositions of polysiloxanes, fluoropolymers and extenders | |
CZ311094A3 (en) | Two-component water soluble coating compositions | |
MXPA00009732A (en) | Blocked oligomeric isocyanates, their production and use |