JP2908999B2 - コンクリート型枠連結材 - Google Patents

コンクリート型枠連結材

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文夫 大塚
則義 丸山
吉一 武井
美亀雄 小林
茂雄 渡辺
紘司 北野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート打設に
より建築物の外壁等のコンクリート構造体を製造する際
に用いられるコンクリート型枠を連結する連結材に係
り、詳しくは、角部外側においてコンクリート型枠を一
定角度曲げて連結する際に使用するコンクリート型枠連
結材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート工事において、コンクリー
ト打ち込みの鋳型となる型枠の組み立ては最も重要な作
業であり、型枠の組み立ての良否は、コンクリート寸
法、品質、精度に直接関係する。従来、コンクリート打
設の際に用いられる型枠用パネルには、一般に、木製パ
ネル、金属製パネル、及びプラスチック製パネルが使用
されており、同一平面で直線的に連結する場合には、パ
ネルの四周の側壁板を突き合わせてくぎやクリップで固
定している。また、プラスチック製パネル等の連結にお
いては、切断、欠き込みを極力少なくすることがパネル
の消耗を防ぐ上で重要である。そこで、角部において一
定角度曲げて連結する場合には、図8及び図9の説明用
概略図に例示するように、パネルと合板を組み合わせて
行なわれている。
【0003】図8は外側角部をプラスチック製パネル1
のコンクリート打設面となる表面3に他のパネル1aの
側壁板を直角に突当て、接合部を縦ばた5で固定すると
ともに、同一平面に並列させた隣接するパネルとはクリ
ップ7で固定している。また、内側角部では、パネルを
直接連結することはできないから、所定幅寸法の合板9
に桟木10を打ち付けて内側型枠となし、これにパネル
1等を連結している。図9は外側角部における他の連結
構造を例示するもので、プラスチック製パネル1の側端
部を縦方向に一定の幅で切断し、この切断側に合板9を
直角に突当てて桟木10を打ち付けて固定し、パネル1
を縦ばた5で固定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記例示のように、パ
ネルを直角に連結する場合には、現場で特別に型枠を製
作することが必要になる。型枠の組み立てには仕上がり
を見込んだ正確な寸法に加工しなければならず熟練を要
するばかりでなく、型枠の製作、組み立てに手間がかか
り作業能率が悪い等の問題がある。特に、ねじれや歪み
を防いで直角に組み立てるには、熟練を要しだれでもで
きるというものではなかった。また、現場で製作した特
別な寸法の型枠は再使用はできないから、廃材が多量に
生じることになる。これは、資源の浪費、自然環境の破
壊につながるという問題がある。
【0005】
【発明の目的】この発明はかかる現況に鑑みてなされた
もので、だれでも正確に組み立てられ、しかも組立の作
業能率を向上させ、プラスチック製パネルを一定角度に
連結するコンクリート型枠連結材を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係るコンクリート型枠連結材
は、長方形状の2枚の面板を長手方向の側端において一
体に連結して対向側を開口部となし、前記面板の両端面
に三角形側壁板を設け、内面を複数の三角形補強板で連
結し、さらに、前記各面板の外側面には少なくとも前記
連結部側において閉じた複数の凹部を形成して連結部側
端縁部を連続したシール面とするとともに、前記凹部
間の前記シール面と同一面を当り面とし、前記凹部の深
さは面板の厚さの範囲内において形成し、前記シール面
以外の部分に連結用クリップのピンを挿通するピン挿通
孔を穿設したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係るコンクリート型枠連
結材は、前記面板が直角に連結されていることを特徴と
する。また、請求項3に係るコンクリート型枠連結材
は、前記凹部は開口部側において解放していることを特
徴とする。また、請求項4に係るコンクリート型枠連結
材は、前記凹部は開口部側においても閉じていることを
特徴とする。また、請求項5に係るコンクリート型枠連
結材は、前記ピン挿通孔を前記凹部内に設けたことを特
徴とする。
【0008】上記コンクリート型枠連結材を形成するに
は、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチ
レン(PS)、ポリカーボネート、ABS樹脂等のプラ
スチックを使用することができる。そして、これらの樹
脂は、単独でまたはガラス繊維などの補強材あるいはタ
ルクなどの充填材とともに使用することができる。
【0009】
【作用】従って、この発明の請求項1にあっては、面板
にコンクリートパネルの側壁板を突き合わせるだけで所
定の角度に組み立てることができる。また、面板の外側
面には凹部を形成したので成型時の変形が防止され、シ
ール面によって密着連結されるとともに、ピン挿通孔に
より連結用クリップの使用が可能であり、パネルとの連
結が容易である。請求項2にあっては、予め直角に形成
されているから、正確な寸法精度で組み立てることがで
きる。また、請求項3にあっては、面板に設けた凹部は
開口部側において解放されているから、シール面の密着
性が向上する。請求項4にあっては、シール面が長手方
向の両側端部に形成され、いずれかのシール面によって
密着させることができる。また、請求項5にあっては、
ピン挿通孔を凹部内に設けたので当り面を一層強く圧着
させることができる。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1〜図5はこの発明に係るコンクリ
ート型枠連結材であって、図1は斜視図、図2は一部拡
大斜視図、図3は一部正面図、図4は一部背面図、図5
は断面図である。連結材本体11は、コンクリートパネ
ルと連結される長方形状の面板13,13aを直角に形
成し、端面に三角形側壁板15を設け、内面を複数の三
角形補強板17で連結してなる。従って、面板13,1
3aの内面には略V字状溝を形成してなる。前記面板1
3,13aの高さ寸法は連結するパネルの側壁板の高さ
と同一であり、長さ寸法はパネルの長さと同一に形成さ
れる。
【0011】次に、面板13,13aの外面形状は同一
であるから、面板13の外面形状について説明する。前
記面板13の外面には、連結部19側において閉じ、反
対側の開口部20側に解放した大凹部21、小凹部23
と、両端部において三角形側壁板15側にも解放した凹
部25とが形成されている。前記凹部21,23及び2
5の深さは2〜3mmであって、面板の厚さの範囲内に
おいて側面を凹ませることによって形成されている。
凹部21と小凹部23は交互に形成され、凹部25は小
凹部23に隣接して形成されている。前記各凹部以外の
面は平滑な連続面を形成しており、連結部19側の端縁
部を連続したシール面27となし、大凹部21と小凹部
23の間、及び小凹部23と凹部25の間をパネルの側
壁板と突き合わせる当り面29とする。
【0012】前記小凹部23には連結用クリップのピン
を挿入するピン挿通孔30が穿設されており、当り面2
9には前記連結用クリップを所定位置に停止させる位置
決め用小孔31が穿設されている。この実施例では、ピ
ン挿通孔30は位置決め用小孔31よりも開口部側に穿
設されている。尚、前記位置決め用小孔31は連結用ク
リップの内側面に突設した位置決め用突起に対応するも
のであるから、連結用クリップに位置決め用突起が設け
られていない場合には省略することができる。
【0013】上記の通り、面板13,13aの外側面に
大凹部21、小凹部23、及び凹部25を形成して凹凸
面としたので、成形時の変形が防止されるとともに、パ
ネルとの連結の際には端縁部におけるシール面27のみ
が密着する。また、連結時の外側面の圧着は当り面29
において行なわれるから全体のシール性が一層向上する
ことになる。尚、前記各凹部の大きさは任意に決定する
ことができ、プラスチック製パネルの材質、大きさ等を
考慮して適宜決定すればよい。また、前記各凹部は開口
部側及び両端においても閉じた形状とすることができ
る。この場合には各凹部は四周が閉じられており、連結
部19側と開口部20側のそれぞれの端縁部にシール面
27が平行に形成されることになる。また、前記実施例
ではピン挿通孔30は小凹部23に穿設したが、小凹部
23を形成することなく当り面29に直接穿設してもよ
い。従って、小凹部23は省略することができる。ま
た、上記実施例では面板13,13aを直角に連結した
場合について説明したが、必ずしも直角の場合に限定さ
れるものではなく、連結の角度は用途に応じて変更でき
ることはもちろんである。
【0014】次に、図6及び図7に基づいて上記連結材
本体11の使用例について説明する。まず、墨だしによ
って位置決めされた外側角部に連結材本体11の連結部
19の先端を置き、面板13,13aの側壁板を合わせ
る。次いで、プラスチック製パネル33,33aの側壁
板を突き合わせ、連結用クリップ35のピン37をパネ
ルの側壁板に設けたピン挿通孔と連結材本体11のピン
挿通孔30に挿通して挟持板39によって挟持させるこ
とにより連結すればよい。このように、面板13,13
aは直角に形成され、パネルと同じ位置にピン挿通孔が
穿設されているから、パネルの側壁板を突き合わせるだ
けで直角に、しかも正確に組み立てることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるコ
ンクリート型枠連結材は、パネルを予め定められた角度
に正確に連結することができ、現場での型枠製作を不要
とする。従って、型枠の組立作業を能率良く行うことが
できるとともに、廃材を生じさせることがない。また、
面板の外側面に凹部を形成してシート面及び当り面を設
けたから、パネルの側壁板と完全に密着させて連結する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結材本体の斜視図である。
【図2】同じく一部拡大斜視図である。
【図3】同じく一部正面図である。
【図4】同じくは一部背面図である。
【図5】図4におけるA−A断面図である。
【図6】使用例を示す説明用平面図である。
【図7】同じく一部拡大斜視図である。
【図8】従来のパネルと合板の組み合せを示す説明用平
面図である。
【図9】同じくパネルと合板の角部における組み合せを
示す説明用平面図である。
【符号の説明】
11 連結材本体 13 面板 13a 面板 15 三角形側壁板 17 三角形補強板 19 連結部 20 開口部 21 大凹部 23 小凹部 25 凹部 27 シール面 29 当り面 30 ピン挿通孔 31 位置決め用孔 33 パネル 33a パネル 35 連結用クリップ 37 ピン 39 挟持板
フロントページの続き (72)発明者 大塚 文夫 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株 式会社明治ゴム化成神奈川工場内 (72)発明者 丸山 則義 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 武井 吉一 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 小林 美亀雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 渡辺 茂雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 北野 紘司 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−193260(JP,A) 実公 昭32−9555(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 17/02 E04G 17/04 E04G 9/05

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の2枚の面板を長手方向の側端
    において一体に連結して対向側を開口部となし、前記面
    板の両端面に三角形側壁板を設け、内面を複数の三角形
    補強板で連結し、さらに、前記各面板の外側面には少な
    くとも前記連結部側において閉じた複数の凹部を形成し
    連結部側の端縁部を連続したシール面とするととも
    に、前記凹部間の前記シール面と同一面を当り面とし、
    前記凹部の深さは面板の厚さの範囲内において形成し、
    前記シール面以外の部分に連結用クリップのピンを挿通
    するピン挿通孔を穿設したことを特徴とするコンクリー
    ト型枠連結材。
  2. 【請求項2】 前記面板は直角に連結されていることを
    特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠連結材。
  3. 【請求項3】 前記凹部は開口部側において解放してい
    ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠連
    結材。
  4. 【請求項4】 前記凹部は開口部側においても閉じてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠連
    結材。
  5. 【請求項5】 前記ピン挿通孔を前記凹部内に設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型枠連結
    材。
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