JP2908987B2 - 陶磁器の衝撃強度測定装置 - Google Patents

陶磁器の衝撃強度測定装置

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JP2908987B2
JP2908987B2 JP18238394A JP18238394A JP2908987B2 JP 2908987 B2 JP2908987 B2 JP 2908987B2 JP 18238394 A JP18238394 A JP 18238394A JP 18238394 A JP18238394 A JP 18238394A JP 2908987 B2 JP2908987 B2 JP 2908987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陶磁器のチップ強度や
破損強度等の衝撃強度を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陶磁器は、その使用中において作業ミス
や落下等によって衝撃を受けると、周縁部にチッピング
(欠け)が生じ易く、且つ破損し易いという問題があ
る。例えば使用中に他の食器に縁が当たって欠けたり、
或いは床に落下すること等により破損が生じ得る。その
ため、これら脆性材料から成る陶磁器製品においては、
予め製品の耐衝撃試験を行い、チップ強度や破損強度等
の衝撃強度を測定し、使用時に受けることが予想される
衝撃に耐え得るか否かが判断されている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】例えば、陶磁器製食器の耐衝
撃試験としては、米国材料試験協会(American Society
for Testing and Materials:ASTM)C368−8
8に規定されている方法が一般に行われている。この方
法は、Vブロックや位置決め用のアームを用いて食器を
水平或いは鉛直位置に固定すると共に、一端にハンマが
固定された剛体振り子を他端を回動中心にして所定の角
度から食器に向かって振り降ろすことにより、水平に固
定された食器の縁或いは鉛直に固定された食器の底部中
央に、衝撃が水平方向に与えられるようにハンマを衝突
させるものである。このとき、ハンマが振り降ろされる
角度によって食器に与えられる衝撃力が定められるた
め、ハンマを振り降ろす角度を低角度から順次高角度に
向かって変更しつつ試験を行うことにより、水平に固定
された食器の縁にチッピングが生じた角度からチップ強
度が、鉛直に固定された食器に破損が生じた角度から破
損強度(この試験においては、通常、衝撃強度と呼ばれ
ているが、以下破損強度という)が、それぞれ決定され
る。
【0004】しかしながら、食器の形状は様々なものが
あって低強度を示す部位は品種毎の形状によって異な
り、また、衝撃の与えられる方向すなわち縁が当たる角
度や落下した際の落ちる向き等は一定しない。一方、上
記の耐衝撃試験方法は、試験方法を一義的に定めたもの
であり、食器の形状、特に縁周辺の形状に拘らず、チッ
プ強度は常に縁に対して水平方向から衝撃を与えて試験
されるため、必ずしも食器の最低強度が得られない。そ
のため、試験により得られたチップ強度よりも低い衝撃
が与えられた場合にも、食器の形状によっては容易にチ
ッピングが生じることとなる。すなわち、食器の使用者
等は破損やチッピングが生じ得る最低強度を必要として
いるにも拘らず、上記の試験方法ではこのような実用的
な強度が得られなかったのである。
【0005】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、陶磁器製品毎の実用的な
強度が測定され得る衝撃強度測定装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、陶磁器を固定する陶
磁器固定手段と、その陶磁器固定手段に向かって一定の
方向より衝突体を運動させることにより、その陶磁器固
定手段に固定された陶磁器の一部に任意の衝撃力を与え
る衝撃力付与手段と、その陶磁器固定手段に固定された
陶磁器のその衝突体による衝突位置および角度を調節す
る相対位置調節手段とを備える陶磁器の衝撃強度測定装
置であって、(a) 前記陶磁器固定手段に固定された陶磁
器の近傍に設けられてその陶磁器の周囲で発生した振動
を検出する振動検出手段と、(b)その振動検出手段によ
って検出された振動から前記陶磁器のクラックの発生を
判断するクラック判断手段と、(c) 前記衝突体の前記陶
磁器に与える衝撃力を設定すると共に、その衝撃力を予
め定められた所定の間隔で衝突毎に順次高くする衝撃力
設定手段と、(d) 前記クラック判断手段によりクラック
が発生したと判断されたときの衝撃力を陶磁器の衝撃強
度として決定する衝撃強度決定手段とを、含むことにあ
る。
【0007】
【0008】
【作用および発明の効果】このようにすれば、陶磁器の
衝撃強度測定装置には、陶磁器の近傍に設けられてその
陶磁器の周囲で発生した振動を検出する振動検出手段
と、その振動検出手段によって検出された振動からその
陶磁器のクラックの発生を判断するクラック判断手段
、陶磁器に与える衝撃力を衝突毎に高くする衝撃力設
定手段と、クラック発生と判断されたときの衝撃力を衝
撃強度として決定する衝撃強度決定手段とが備えられ
る。そのため、肉眼で検出が困難な陶磁器の微小なクラ
ックの発生が確実に検出されることから、陶磁器の強度
一層正確に測定できと共に、陶磁器の所定の衝突位
置および角度における衝撃強度を自動的に測定すること
が可能である。
【0009】
【0010】また、好適には、上記陶磁器の衝撃強度測
定装置は、(a) 前記衝突体が一端を陶磁器の上方におい
てその一端を中心に回動可能に取り付けられたワイヤ或
いは細長い棒状のアームの他端に取り付けられ、そのア
ームが鉛直方向から上記一端回りに所定角度回動させら
れた状態から上記衝突体が落下させられることにより、
その球状体が陶磁器に衝突させられるものであり、前記
相対位置調節手段は、(b) 前記陶磁器固定手段を所定の
回動軸回りに回動させることにより、陶磁器の傾き角度
を調節する角度調節手段と、(c) 上記衝突体が上記陶磁
器の目的とする部位に衝突させられるように、その衝突
体と陶磁器との鉛直方向の相対位置を調節する鉛直方向
位置調節手段と、(d) 上記アームが鉛直方向となった状
態で上記衝突体が上記陶磁器に衝突させられるように、
その衝突体と陶磁器との水平方向の相対位置を調節する
水平方向位置調節手段とを、含むものである。
【0011】このようにすれば、衝突体が陶磁器に衝突
させられる際の衝撃力は、上記アームの鉛直方向から回
動角度を変更することで容易に変更される。一方、陶磁
器の傾き角度が角度調節手段によって任意の角度に調節
されると共に、鉛直方向位置調節手段によって陶磁器と
衝突体との鉛直方向の相対位置が調節されることによ
り、陶磁器の任意の位置に任意の入射角度で衝突体によ
って衝撃力を与えることが可能である。このとき、陶磁
器の傾き角度が陶磁器固定手段を所定の回動軸回りに回
動させられることにより変更されるため、その回動角度
に応じて衝突体と陶磁器との相対距離が変化し、或いは
衝突位置を変更するために鉛直方向の相対位置が変更さ
せられた場合にもその衝突位置と衝突体との相対距離が
変化するが、水平方向位置調節手段によって衝突体と陶
磁器との水平方向の相対位置が変更されることにより、
衝突はアームが鉛直方向となる位置で生じさせられる。
このため、衝突時の衝突体の速度の方向が常に水平方向
となって陶磁器へ加えられる衝撃力の方向が陶磁器の傾
き角度のみで決定されると共に、アームの回動角度が同
一の場合には衝突体の落差が一定となって、陶磁器に与
えられる衝撃力はそのアームの回動角度のみで決定され
ることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1および図2は本発明の一実施例である衝撃
強度測定装置10の正面および側面を示す図である。衝
撃強度測定装置10は、陶磁器固定装置12と、衝撃力
付与手段に相当する衝撃力付与装置14と、制御装置1
6とを備えて構成されている。
【0013】陶磁器固定装置12は、それぞれ2本の脚
部18,18を備えると共に上部中央に軸受穴20が形
成されて台22上に固定されている一対の軸受24,2
4と、一辺側において非連続部が設けられて全体が略矩
形状を成し、その一辺側の非連続部の両端部にその一辺
と平行な他辺26方向に突き出す一対の突部28,28
が設けられ、その他辺26の中間部にナット30が設け
られると共に、上記一辺および他辺26とは異なる一対
の平行な辺32,32の中間部に一対の回動軸34,3
4が設けられた陶磁器固定枠36を備えている。上記ナ
ット30には、突部28,28側の一端に受け台38が
固定されると共に他端にハンドル40が設けられたボル
ト42が螺合されており、ハンドル40を回転させるこ
とにより、受け台38が突部28,28側に接近させら
れて陶磁器44が狭持固定され、或いは離隔させられて
陶磁器44が取り外される。すなわち、本実施例におい
ては、陶磁器固定枠36、受け台38、ハンドル40、
およびボルト42が陶磁器固定手段に相当する。
【0014】また、陶磁器固定枠36の回動軸34,3
4が設けられた一対の辺32,32のうちの一方には、
他辺26側に角度変更用アーム46が一体的に設けられ
ている。この角度変更用アーム46の先端部には、軸受
24の一対の脚部18,18間に設けられた角度変更用
ガイド48に、その脚部18,18間の略全面に軸受穴
20を曲率中心として円弧状に形成されたガイド穴50
を貫通するボルト52が立設されており、そのボルト5
2にはハンドル54が螺合されている。上記陶磁器固定
枠36は上記回動軸34,34において一対の軸受2
4,24に回転可能に取り付けられており、上記ハンド
ル54を緩めてガイド穴50に沿って回動させ、所定の
角度でそのハンドル54を締めることにより、陶磁器固
定装置12に固定された陶磁器44が、例えば図の水平
位置から垂直位置までの90度の角度範囲において任意
の傾き角度で固定される。すなわち、本実施例において
は、軸受24、陶磁器固定枠36、角度変更用アーム4
6、角度変更用ガイド48、ボルト52、およびハンド
ル54が角度調節手段に相当する。
【0015】前記衝撃力付与装置14は、前記台22上
に固定された移動台56と、ハンドル58の回転に従っ
て移動台56上を図1における左右方向に移動させられ
る移動部材60と、その移動部材60上に立設された支
柱62と、その支柱62に上下方向に移動可能に取り付
けられた支持アーム64とを備えている。上記支柱62
の上端部には滑車66が図2における紙面に垂直な軸回
りに回転可能に取り付けられ、一方、移動部材60の近
傍の下端部にはウォームギア等が用いられた巻付装置6
8が取り付けられており、この巻付装置68が回転させ
られることによりワイヤ70が巻き取られ或いは伸び出
させられて、ワイヤ70により上記滑車66を介して支
持される上記支持アーム64が上下移動させられる。
【0016】また、上記支持アーム64の先端部下面7
1にはワイヤ72が取り付けられており、このワイヤ7
2によって鋼球74が吊り下げられている。また、支持
アーム64の中間部には減速機付きモータ76が取り付
けられており、そのモータ76の回転軸には先端部に支
持アーム64と平行な方向に突き出すと共に電磁石78
が取り付けられた吸着部80を備えた回動アーム82が
固定されている。上記ワイヤ72が取り付けられた支持
アーム64の先端部下面71すなわち鋼球74の回動中
心は、この回動アーム82の回動中心軸上に位置させら
れている。回動アーム82が回動させられて吸着部80
が鋼球74に接近或いは密着させられた状態で上記電磁
石78に通電されると、鋼球74はその吸着部80に吸
着させられ、通電状態のままで回動アームが図1におけ
る左回りに回動させられることにより、鋼球74が鉛直
方向から上記回動中心回りに所定角度回動させられた位
置に位置させられる。なお、図において84は、上記所
定の角度すなわち鋼球74の回動角度を示すための角度
表示板である。本実施例においては、上記鋼球74が衝
突体に相当する。
【0017】なお、前記ハンドル58が回転させられて
移動部材60が移動させられると、支柱62の移動に伴
って、ワイヤ72に吊り下げられた鋼球74は図1にお
ける左右方向に移動させられ、陶磁器44と鋼球74と
の水平方向の相対位置が変更される。一方、巻付装置6
8が回転させられて支持アーム64が上下させられると
ワイヤ72に吊り下げられた鋼球74は図1,図2にお
ける上下方向に移動させられ、陶磁器44と鋼球74と
の鉛直方向の相対位置が変更される。すなわち、本実施
例においては、移動台56、ハンドル58、移動部材6
0が水平方向位置調節手段に、支持アーム64、滑車6
6、巻付装置68、およびワイヤ70が鉛直方向位置調
節手段にそれぞれ相当する。また、前記角度調節手段、
上記水平方向位置調節手段、および鉛直方向位置調節手
段から相対位置調節手段が構成されている。
【0018】前記制御装置16は、CPU86、RAM
88、ROM90を備えて構成されている。前記モータ
76および電磁石78は制御装置16に接続されてお
り、所定の衝撃力を示す制御装置16からの出力信号に
従って、モータ76が回転させられ、電磁石78が磁化
させられ或いは磁化が停止されることにより、鋼球74
が所定の回動角度位置に保持され、その位置から陶磁器
44に向かって運動させられる。また、陶磁器44の衝
撃力付与装置14側の端部付近には制御装置16に接続
されたマイクロホン92が備えられており、陶磁器44
に鋼球74が衝突させられた際に発生する振動信号が検
出されて制御装置16に送られる。また、制御装置16
は表示装置94にも接続されており、マイクロホン92
から送られた振動信号により陶磁器44にクラックが発
生したと判断されると、そのときの衝撃力が表示装置9
4に表示される。本実施例においては、上記マイクロホ
ン92が振動検出手段に相当する。
【0019】以下、上記の衝撃強度測定装置10による
陶磁器44の衝撃強度の測定を、制御装置16の作動を
示す図3のフローチャートに従って説明する。先ず、陶
磁器固定装置12に陶磁器44を固定し、ハンドル54
を操作することにより陶磁器44の傾き角度を所定の値
に設定する。そして、ハンドル54および巻付装置68
を操作することにより、鋼球74がワイヤ72の鉛直方
向位置において陶磁器44の衝突点に当接するように、
鋼球74と陶磁器44の水平方向および鉛直方向の相対
位置を調節する。このようにして、陶磁器44の固定お
よび鋼球74の位置調節が完了した後、図示しない電源
SWをオンすることにより、衝撃強度測定装置が起動さ
せられる。
【0020】ステップS1においては、陶磁器44に与
えられる衝撃力Eの初期値E0 と変更間隔αが、手動操
作で設定入力される。但し、これらの設定値は、予め制
御装置16に設定された一定の値を常に用いることで入
力が省略されても良い。そして、ステップS2において
図示しない測定開始SWがオンされたと判断されると、
ステップS3に進んで初期値E0 が最初の衝撃力Eとし
て設定され、ステップS4においてモータ76が回転さ
せられて回動アーム82が図1における右回りに回動さ
せられる。回動アーム82が最下部すなわち鉛直方向位
置に位置させられると、モータ76の回転が停止させら
れ、ステップS5において電磁石78が通電させられる
ことにより磁化させられると、最下部に位置していた鋼
球74が回動アーム82の吸着部80に吸着させられ
る。
【0021】ステップS6においては、鋼球74が吸着
させられた状態で回動アーム82が図1の左回りに回動
させられることによって、鋼球74が図1に示される一
点鎖線の軌道に沿って、鉛直位置から先端部下面71回
りすなわち回動中心回りに所定角度回動させられた位置
まで引き上げられる。この回動角度は、前記衝撃力Eに
応じた値であり、鋼球74の重量をW、ワイヤ72の長
さをL、回動角度をθとしたとき、例えば下記 (1)式に
従って定められる。
【0022】
【数1】 E=W・L(1− cosθ) ・・・ (1)
【0023】鋼球74が所定の位置まで引き上げられる
と、ステップS7において、電磁石78の磁化が停止さ
れて鋼球74が離され、引き上げられた際の軌道に沿っ
て陶磁器44に向かって運動させられ、ワイヤ72が鉛
直方向となった位置で衝突させられる。この衝突時に発
生する振動はマイクロホン92によって検出され、検出
された振動信号は制御装置16に送られる。ステップS
8においては、この振動信号によって陶磁器44にクラ
ックが発生したか否かが判断される。ステップS8にお
いてクラックが発生したと判断されると、ステップS9
に進み、表示装置94にクラック発生時の衝撃力E、す
なわち、陶磁器44の衝撃強度が表示され、測定が終了
する。
【0024】一方、クラックが発生していないと判断さ
れると、ステップS10に進んで衝撃力Eが予め設定さ
れた間隔αだけ大きい値に更新され、ステップS4に戻
る。ステップS4以降においては、その更新された衝撃
力Eに応じた回動角度まで鋼球74が引き上げられる他
は上記と同様にして、ステップS8の判断が肯定される
まで測定が継続される。なお、以上の説明から明らかな
ように、本実施例においては、上記ステップS8がクラ
ック判断手段に対応し、ステップS9が衝撃強度決定手
段に対応し、制御装置16、モータ76、電磁石78、
および回動アーム82が衝撃力設定手段に相当する。
【0025】ここで、本実施例においては、陶磁器固定
装置12によって固定された陶磁器44は、その陶磁器
固定装置12に向かって一定の方向から運動させられる
鋼球74によって、その一部に任意の衝撃力を与えられ
る。このとき、相対位置調節手段によって陶磁器44の
鋼球74による衝突位置および角度が調節されるため、
陶磁器44の各部において様々な方向から衝撃が加えら
れた場合の衝撃強度を測定することが可能である。した
がって、このようにして陶磁器製品毎に各部の衝撃強度
を測定することにより、陶磁器製品毎の最低強度すなわ
ち実用的な強度が得られることとなる。
【0026】すなわち、従来は、このような陶磁器44
の衝撃強度の測定は、ASTM C368−88に規定
される方法が一般に行われていたが、この方法は、図4
(a),(b) に示されるように、陶磁器44を水平或いは
鉛直位置に固定すると共に、一端にハンマ96が固定さ
れた剛体振り子98を他端100を回動中心にして所定
の角度から陶磁器44に向かって振り降ろすことによ
り、水平に固定された陶磁器44の縁或いは鉛直に固定
された陶磁器44の底部中央に、衝撃が水平方向に与え
られるようにハンマ96を衝突させ、チップ強度および
破損強度を測定するものである。そのため、この測定に
用いられる衝撃強度測定装置では、陶磁器44の形状に
拘らず、陶磁器44とハンマ96との衝突時の相対位置
は図に示される2つのみである。
【0027】ところが、陶磁器44の形状は様々なもの
があって低強度を示す部位は品種毎の形状によって異な
り、また、衝撃の与えられる方向すなわち縁が当たる角
度や落下した際の落ちる向き等は一定しない。特に陶磁
器44の縁の欠け易さを示すチップ強度は、衝撃の与え
方によって大きな差を示す。そのため、上記の測定によ
り得られたチップ強度よりも低い衝撃が与えられた場合
にも、陶磁器44の形状によっては容易に破損やチッピ
ングが生じることとなるが、その破損やチッピングが生
じ得る最低強度すなわち実用的な強度は、上記の試験方
法では得られなかったのである。
【0028】これに対して、本実施例によれば、ハンド
ル54をガイド穴50に沿って回動させることにより、
陶磁器固定枠36は回動軸34回りに回動させられ、陶
磁器44は図5(a) 〜(e) に示されるように、例えば
(a) に示される水平位置から(c) に示される鉛直位置ま
での90度の角度範囲で自由に傾き角度を設定される。
そのため、チップ強度については、図5(a) 〜(c) に示
されるように例えば皿状の陶磁器44が表を向けられた
状態で0〜90度の角度範囲で鋼球74が衝突させられ
た場合のチップ強度を測定し、更に、図5(d) のように
陶磁器44を伏せられ且つその縁が受け台38からはみ
出した状態で、図5(a) 〜(c) に示される角度範囲で鋼
球74が衝突させられた場合のチップ強度を測定するこ
とにより、陶磁器44の縁に図5(a) に示される水平状
態を中心として、−90〜+90度の角度範囲の方向か
ら衝撃が与えられた場合のチップ強度が測定可能であ
る。したがって、陶磁器44の製品毎の縁の形状に対応
したチップ強度の最低値を得ることができる。
【0029】図6は、上述のように角度を変更して測定
したチップ強度を各種の縁形状の場合について示す図で
ある。図6において横軸の角度は、陶磁器44への衝撃
力の入射角度を示すものであり、水平面に載置された陶
磁器44に対して水平方向から衝撃が与えられた場合が
0度で、水平方向よりも上方すなわち+aの方向から衝
撃が与えられた場合がプラスの角度で、下方すなわち−
aの方向から衝撃が与えられた場合がマイナスの角度で
それぞれ示されている。すなわち、0度が図5(a) に示
される水平位置で測定された場合に対応し、プラスの角
度が図5(b) に示される方向に傾けられて測定された場
合、マイナスの角度が図5(d) に示される方向に傾けら
れて測定された場合の水平からの角度をそれぞれ示す。
図6から明らかなように、比較的チップ強度が低いAの
尖った縁形状の場合には水平位置で略最低値を示すが、
チップ強度を向上させるために工夫されたBおよびCの
丸い縁形状の場合には水平位置では最低値を示さず、特
に、Bの形状の場合にはチップ強度の最低値は水平位置
の場合の1/3程度に過ぎない。
【0030】すなわち、下記表1に示されるように、陶
磁器44の形状によっては、ASTM式の装置で測定し
た場合と本実施例の衝撃強度測定装置10で測定した場
合のチップ強度は、ASTM式の装置で測定した場合の
方が50%以上高い値が得られる。本実施例の場合のチ
ップ強度は、上記の角度範囲で測定した際に得られた最
低値が表示されており、上述のようにチップ強度が高く
された形状においては、一般に傾けられて測定された場
合に最低強度を示す。したがって、本実施例によれば、
ASTM式の測定では得ることができなかった陶磁器4
4の実用強度が得られるのである。なお、陶磁器44の
底部の破損強度については、図5(e) に示されるように
円筒状のスペーサ102を受け台38と陶磁器44との
間に配置し、陶磁器44をスペーサ102を介して突部
28と受け台38との間で固定することにより、従来と
同様に鉛直方向に固定して測定することが可能であり、
この破損強度については、測定方法が同様であることか
ら従来の場合と本実施例の場合とで特に差は生じない。
また、図5(d) において破線で示される位置等に鋼球7
4を衝突させることにより、様々な部位の破損強度の測
定が可能である。
【0031】
【表1】
【0032】また、本実施例によれば、陶磁器44に鋼
球74が衝突した際の振動がマイクロホン92によって
検出され、その振動信号に基づきクラックの発生の有無
が判断される。そのため、肉眼で検出が困難な陶磁器4
4の微小なクラックの発生が確実に検出されるため、陶
磁器44の強度が一層正確に測定される。
【0033】また、鋼球74は一端を支持アーム64の
先端部下面71に取り付けられたワイヤ72の他端に取
り付けられているため、陶磁器44に衝突させられる際
に陶磁器44に与えられる衝撃力は、制御装置16によ
り設定された衝撃力Eとなるようにモータ76が回転制
御されることにより、回動アーム82が所定の回動角度
まで回動させられることにより設定され、鋼球74が陶
磁器44に一回衝突させられる毎に、ステップS10に
おいてステップS1で設定された間隔αが衝撃力Eに加
算されることにより、衝撃力Eが順次高くされる。そし
て、前記ステップS8(クラック判断手段)によってク
ラックが発生したと判断されたときの衝撃力Eの値が、
陶磁器44の衝撃強度として決定されるため、陶磁器4
4の所定の衝突位置および角度における衝撃強度が自動
的に測定される。
【0034】また、前述のように、陶磁器固定枠36を
回動軸38回りに回動させることにより、陶磁器44の
傾き角度が任意の角度に調節されると共に、巻付装置6
8を操作することによって陶磁器44と鋼球74との鉛
直方向の相対位置が調節されることにより、陶磁器44
の任意の位置に任意の入射角度で鋼球74によって衝撃
力を与えることが可能である。
【0035】このとき、上記鉛直方向の相対位置の調節
は支持アーム64を上下させることで行われるためワイ
ヤ72の長さは一定に保たれる。一方、陶磁器44の傾
き角度が陶磁器固定枠36を回動させられることにより
変更されるため、その回動角度に応じて鋼球74と陶磁
器44との相対距離が変化し、或いは衝突位置を変更す
るために鉛直方向の相対位置が変更させられた場合にも
その衝突位置と鋼球74との相対距離が変化するが、ハ
ンドル58を操作して移動部材60を移動台56上で移
動させて鋼球74と陶磁器44との水平方向の相対位置
が変更されることにより、衝突はワイヤ72が鉛直方向
となる位置で生じさせられる。このため、ワイヤ72の
回動角度が同一の場合には鋼球74の落差が一定となる
と共に、衝突時の鋼球74の速度の方向が常に水平方向
となって陶磁器44へ加えられる衝撃力の方向が陶磁器
44の傾き角度のみで決定されて、陶磁器44に与えら
れる衝撃力はそのワイヤ72の回動角度のみで決定され
ることとなる。
【0036】また、本実施例によれば、陶磁器44の角
度すなわち衝撃力が与えられる角度は、ハンドル54を
操作するだけで容易に変更できる。
【0037】また、本実施例によれば、陶磁器44に衝
撃力を与えるための衝突体として鋼球74が用いられて
いるため、チップ強度を測定する際にも衝突体は常に陶
磁器44に点接触させられる。そのため、従来に比較し
て一層正確なチップ強度が得られる。これに対して、従
来のASTM式の測定装置では、衝突体としてハンマ9
6が用いられていたため、チップ強度測定のためにハン
マ96が陶磁器44の縁に衝突させられる際に線接触す
ることとなって正確なチップ強度が得られなかった。
【0038】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
【0039】例えば、前述の実施例においては、陶磁器
44にクラックが発生したか否かは、マイクロホン92
によって衝突時の振動を検出し、その振動信号に基づい
て制御装置16によって判断されていたが、目視によっ
て確認しても良い。但し、目視によっては確認できない
微小なクラックも発生し得るため、実施例のようにマイ
クロホン92等によって検出することが好ましい。
【0040】また、例えば制御装置16に陶磁器44の
形状を品番毎に予め記憶させておき、測定をするに際し
てその品番を入力すると共に、ハンドル54の角度操作
量や巻付装置68の回転量(すなわち支持アーム64の
上下移動量)を制御装置16によって検出させても良
い。このようにすれば、表示装置94には衝撃強度と同
時に陶磁器44の衝撃が加えられた部位および衝撃の入
射角度が表示させられ得ると共に、同種の陶磁器44に
ついて測定を繰り返すことにより、その陶磁器44の各
部において様々な方向から衝撃が加えられた際の衝撃強
度分布(所謂 Survival envelope)を表示させることも
可能である。
【0041】また、陶磁器固定枠36の回動角度は0〜
90度とされていたが、更に大きな角度範囲で回動可能
とされていても良い。そのようにすれば、図6に示され
るマイナス角度での測定が一層容易となる。
【0042】また、実施例においては、電磁石78が設
けられた鋼球吸着部80を有する回動アーム82が備え
られて、制御装置16によってモータ76が回動させら
れることにより所定の衝撃力が得られる角度まで鋼球7
4が引き上げられていたが、この鋼球74の引き上げ操
作は手動で行われても良い。但し、このようにする場合
には、制御装置16に回動角度を別途入力することによ
り、クラックが発生した場合に衝撃強度を表示させるよ
うにするか、或いは、制御装置16を用いない場合に
は、クラックの発生を目視で確認すると共に、前記 (1)
式に従って回動角度から衝撃強度を算出する必要があ
る。
【0043】また、鋼球74はワイヤ72によって吊り
下げられていたが、ナイロン等の繊維によって吊り下げ
られていても良く、また、細長い棒状体によって吊り下
げられていても良い。
【0044】また、衝撃力付与手段としては振り子を応
用した衝撃力付与装置14が用いられていたが、例えば
陶磁器44に向かって所定の射出角度で鋼球74等の衝
突体を射出する衝撃力付与手段等が用いられても良い。
【0045】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の衝撃強度測定装置の構成を
示す図である。
【図2】図1の衝撃強度測定装置の右側面から見た状態
を示す図である。
【図3】制御装置の作動を示すフローチャートである。
【図4】従来の衝撃強度測定装置の基本構成を示す図で
ある。
【図5】図1の衝撃強度測定装置により陶磁器に衝撃を
加える場合の態様を示す図であり、(a) 〜(d) はチップ
強度測定の場合を、(e) は破損強度測定の場合を示す。
【図6】図1の衝撃強度測定装置で測定された陶磁器の
傾き角度とチップ強度との関係を示す図である。
【符号の説明】
10:衝撃強度測定装置 12:陶磁器固定装置(陶磁器固定手段) 14:衝撃力付与装置(衝撃力付与手段) {24:軸受,36:陶磁器固定枠,46:角度変更用
アーム,48:角度変更用ガイド,52:ボルト,5
4:ハンドル54(角度調節手段)、64:支持アー
ム,66:滑車,68:巻付装置,70:ワイヤ(鉛直
方向位置調節手段)、56:移動台,58:ハンドル,
60:移動部材(水平方向位置調節手段)}(相対位置
調節手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蟹江 隆 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番 36号 株式会社ノリタケカンパニーリミ テド内 (56)参考文献 特開 平2−205748(JP,A) 特開 平3−146843(JP,A) 実開 昭63−55149(JP,U) ASTM C368−88 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 3/00 - 3/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶磁器を固定する陶磁器固定手段と、該
    陶磁器固定手段に向かって一定の方向より衝突体を運動
    させることにより、該陶磁器固定手段に固定された陶磁
    器の一部に任意の衝撃力を与える衝撃力付与手段と、
    陶磁器固定手段に固定された陶磁器の衝突体による衝
    突位置および角度を調節する相対位置調節手段とを備え
    る陶磁器の衝撃強度測定装置であって、 前記陶磁器固定手段に固定された陶磁器の近傍に設けら
    れて該陶磁器の周囲で発生した振動を検出する振動検出
    手段と、 該振動検出手段によって検出された振動から前記陶磁器
    のクラックの発生を判断するクラック判断手段と 前記衝突体の前記陶磁器に与える衝撃力を設定すると共
    に、該衝撃力を予め定められた所定の間隔で衝突毎に順
    次高くする衝撃力設定手段と、 前記クラック判断手段によりクラックが発生したと判断
    されたときの衝撃力を陶磁器の衝撃強度として決定する
    衝撃強度決定手段と を、含むことを特徴とする陶磁器の
    衝撃強度測定装置。
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