JP2908533B2 - 立体写真用カメラ - Google Patents

立体写真用カメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レンチキュラー法による立体写真の撮影に
用いる立体写真用カメラに関する。
〔従来の技術〕
従来より、平面的な写真を遠近感があるよう立体的に
見るためには、左右離れた位置で撮影した2枚の写真を
並べて立体視鏡で見る方法、色の異なる左右2個のフィ
ルター眼鏡を通して色付き写真を見る方法、レンチキュ
ラー板などを用いるレンチキュラー法などがある。
これらの方法の中のレンチキュラー法では、他の方法
が特殊な眼鏡を用いなければ立体的に見えないのに対
し、そのような特殊な眼鏡を用いることなく、天然色の
写真を離れた位置から通常の写真を見るのと同様に眺め
るだけで立体的に見ることができるという長所がある。
レンチキュラー法では、例えば特公昭56−2692号公報
に記載されているように立体写真用カメラによって被写
体の撮影を行うことによって、被写体の画像が横方向に
少しずつずれた複数枚のネガを作成し、これらのネガを
用いて、表面にレンチキュラー板を貼りつけた印画紙に
露光してこれを現像する。又は、レンチキュラー板を介
して印画紙に露光して現像した後で、露光に用いたレン
チキュラー板と同様な別のレンチキュラー板を印画紙に
貼りつける。これによって立体写真が得られる。
しかし、レンチキュラー法では、出来上がった立体写
真を見るには上述したように何らの器具を要せず、通常
の写真と同様に見ることができるが、その立体写真の作
成のためには、立体写真用カメラによる被写体の撮影、
印画紙への焼き付けなど、それぞれの工程に高度な技術
と専用の設備を要する。そのため、絵葉書、ディスプレ
イ、化粧箱などのように既製品として提供される特殊な
分野においてのみ利用されており、一般家庭におけるス
ナップ写真や記念写真、又は種々の職業的カメラマンに
よる記録写真や報道写真など、通常の写真が普及してい
る分野には立体写真は全く利用されていないのが現状で
ある。
その原因の1つは、立体写真の撮影に当たって、立体
写真用カメラを水平に保持するために専用の3脚台を用
いなければならない点にある。
すなわち、従来の立体写真用カメラとして、カメラ本
体に複数のレンズが設けられ、それらのレンズが、光軸
が互いに平行となるよう且つ順次一定の距離を隔てるよ
う1列に配列されて構成された、いわゆる多眼式のカメ
ラが知られている。
このような従来の立体写真用カメラで被写体を撮影す
るためには、水準器が取り付けられた3脚台を用い、各
レンズの配列方向が水平となるようにカメラをしっかり
と固定する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、従来の立体写真用カメラでは、撮影に
当たっての取り扱いが容易ではなく、専門家でない一般
撮影者がスナップ写真のために簡便に利用することがで
きなかった。
もし、上述のような3脚台を用いずに撮影を行い、カ
メラが水平に保持されずにかなりの傾斜を有していた場
合には、複数のレンズによって撮影されたそれぞれのネ
ガに写った被写体の画像は、それぞれのネガ内において
傾斜しているとともに、互いのネガ間において高さ方向
の位置がずれたものとなってしまう。このようなネガを
用いて立体写真を作成するには、その傾斜に合わせてネ
ガをカッティング又は編集しなければならず、その作業
が極めて困難であって多くの時間と労力を要することと
なってしまう。またそのような編集を行った場合であっ
ても、充分な立体感が得られないこともある。
このように、従来の立体写真用カメラにより3脚台を
用いずに撮影した場合には、その多くは立体写真用とし
ては失敗に終わると予想される。したがって、そのよう
なネガを用いて印画紙への露光と現像を行う側(ラボ
側)にとっては、作成された立体写真が立体写真として
の品質を有したものとなるかどうかについて保証するこ
とができず、したがって顧客(一般撮影者)との間で多
くのトラブルが発生することが予想される。
本発明は、上述の問題に鑑み、特殊な専用の3脚台を
用いなくてもカメラ本体をある程度水平に保持すること
ができ、一般撮影者が簡便に利用することの可能な立体
写真用カメラを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明に係る立体写真用カメラは、上述の課
題を解決するため、カメラ本体と、前記カメラ本体に横
方向に1列に配列された複数のレンズとを有してなる立
体写真用カメラにおいて、前記カメラ本体には、両眼で
のぞくことが可能な2つのファインダーが、前記レンズ
の配列方向と平行な方向に配置されてなる。
請求項2の発明に係る立体写真用カメラは、前記各フ
ァインダーには、姿勢合わせ用のラインが互いに横方向
に1直線状となるように形成されている。
〔作 用〕
撮影者が頭部を真っ直ぐに保持した状態で2つのファ
インダーを両眼で同時にのぞいたときに、カメラ本体の
姿勢に応じて、2つのファインダーの高さ位置が一致し
又はずれて見える。
2つのファインダーの高さ位置を一致させることによ
って、カメラ本体が水平に保持される。
姿勢合わせ用のラインが設けられている場合には、こ
れらが互いに横方向に一致したときに、カメラ本体の姿
勢が水平状態となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係る立体写真用カメラ1の正面図、
第2図は第1図の立体写真用カメラ1の背面図、第3図
は第1図の立体写真用カメラ1のIII−III線矢視断面図
である。
立体写真用カメラ1は、カメラ本体11、光軸AXが互い
に平行でありカメラ本体11に横方向(矢印M1方向)に互
いに同一のピッチPL1で1列に配列された4つのレンズ1
2,12…、2つのファインダー13,14、シャッターボタン1
5、及びフィルム送りノブ16などを有している。
この立体写真用カメラ1において、ファインダー13,1
4以外の各部の構造及び作用については従来より公知で
あるから、それらの説明を省略する。
2つのファインダー13,14は、カメラ本体11の前方に
向かって拡径する穴であり、これらを両眼で同時にのぞ
くことが可能なように、これらの間隔PF1が人間の両眼
間の標準的な距離に等しくなるよう設定されている。ま
た、これら2つのファインダー13,14は、レンズ12の配
列方向と平行な方向、すなわち横方向(水平方向)に配
置されている。
また、各ファインダー13,14は、正面視において互い
に同一の大きさの枠型を呈しており、それぞれの上側の
ライン13a,14a、又は下側のライン13b,13bは、互いに横
方向に一直線状となっている。これらのライン13a,14a
又はライン13b,14bは、姿勢合わせ用のラインを形成し
ている。
次に、上述の立体写真用カメラ1を用いて被写体を撮
影する方法について説明する。
まず、立体写真用カメラ1を操作する人(すなわち撮
影者)は、撮影に当たって自分の頭部の姿勢を真っ直ぐ
にし、両眼の高さが互いに略同一の高さ位置となるよう
にする。一般に、人間がこのような姿勢を維持すること
は、身体の平衡機能に基づいて、また、建物の壁面や地
平線又は水平線などの景色を基準線として用いることに
よって、容易に行うことができる。
この状態で、ファインダー13,14をそれぞれ左眼又は
右眼で同時にのぞいてフレーミングを行うとともに、立
体写真用カメラ1が水平姿勢となるように保持する。
第4図(a)〜(c)はファインダー13,14をのぞい
たときの状態をカメラ本体11の姿勢に応じて示した図で
ある。
第4図(a)は、カメラ本体11が水平姿勢に保持され
た場合のファインダー13,14の状態である。
この状態では、2つのファインダー13,14のライン13
a,14a又はライン13b,14bが、互いに一致して横方向に一
直線状に見える。
第4図(b)は、カメラ本体11の右側が水平姿勢から
上がっている場合のファインダー13,14の状態である。
この状態では、2つのファインダー13,14のライン13
a,14a及びライン13b,14bが互いに一致せずにずれてお
り、ライン13a又は13bよりもライン14a又は14bの方が高
くなっている。
第4図(c)は、カメラ本体11の左側が水平姿勢から
上がっている場合のファインダー13,14の状態である。
この状態では、ファインダー14のライン14a又は14bよ
りも、ファインダー13のライン13a又は13bの方が高くな
っている。
このように、ファインダー13,14のライン13a,14a又は
ライン13b,14bが、互いに一致して横方向に一直線状に
見えるようにカメラ本体11の姿勢を調整することによっ
て、立体写真用カメラ1を容易に水平姿勢とすることが
でき、専用の3脚台を用いなくても、立体写真のための
正しい撮影を極めて容易に行うことができる。
したがって、撮影に当たっての取り扱いが容易であ
り、専門家でない一般撮影者がスナップ写真などのため
に簡便に利用することができ、しかも失敗する率が低い
から、ラボ側にとっては編集などの面倒な作業を行わな
くても仕上がった立体写真の多くが立体写真としての品
質を備えることが期待され、顧客との間のトラブルの発
生が防止される。
上述の実施例において、ファインダー13,14を同一の
大きさとしたが、大きさを互いに異ならせてもよい。フ
ァインダー13,14を枠型とし、ライン13a,14a又はライン
13b,14bを一致させてカメラ本体11の姿勢合わせを行う
ようにしたが、これとは別に、ファインダー13,14内に
姿勢合わせ用のラインを設けておいてもよい。その場合
に、例えば一方のファインダー13に横方向の1本線を、
他方のファインダー14に横方向の2本線を設けておき、
2本線の間に1本線が入ったときにカメラ本体11が水平
姿勢となるようにしてもよい。また、ファインダー13,1
4内に別の視野枠を設けてもよい。姿勢合わせ用のライ
ンは、カメラ本体11の姿勢を合わせることが可能であれ
ばどんな種類のものであってもよい。例えば破線などで
あってもよい。また、ファインダー13,14としては、逆
ガリレオ式、アルバダ式、採光式など種々の方式のもの
を採用することができる。ファインダー13,14の位置
は、カメラ11の中央から等距離の位置でなくても、例え
ばカメラ本体11の右方又は左方に偏った位置であっても
よい。
上述の実施例において、カメラ本体11に4つのレンズ
12を設けたが、3つ以下又は5つ以上であってもよい。
これら複数のレンズ12を円弧状に配列してもよい。
本発明は、種々のフィルムサイズのカメラ、種々の構
造のカメラに適用することができ、例えばいわゆる使い
捨てカメラにも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、特殊な専用の3脚台を用いなくても
カメラ本体をある程度水平に保持することができ、一般
撮影者が簡便に利用することの可能な立体写真用カメラ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る立体写真用カメラの正面図、 第2図は第1図の立体写真用カメラの背面図、 第3図は第1図の立体写真用カメラのIII−III線矢視断
面図、 第4図はファインダーをのぞいたときの状態をカメラ本
体の姿勢に応じて示した図である。 1……立体写真用カメラ、11……カメラ本体、12……レ
ンズ、13,14……ファインダー、13a,13b,14a,14b……ラ
イン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 35/10 G03B 13/04 G03B 19/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体と、前記カメラ本体に横方向に
    1列に配列された複数のレンズとを有してなる立体写真
    用カメラにおいて、 前記カメラ本体には、両眼でのぞくことが可能な2つの
    ファインダーが、前記レンズの配列方向と平行な方向に
    配置されてなる ことを特徴とする立体写真用カメラ。
  2. 【請求項2】前記各ファインダーには、姿勢合わせ用の
    ラインが互いに横方向に1直線状となるように形成され
    てなる ことを特徴とする請求項1記載の立体写真用カメラ。
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