JP2908102B2 - 帰還制御回路 - Google Patents
帰還制御回路Info
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Description
タの出力電圧安定化に利用する。特に、ホトカプラを使
用した回路のホトカプラ電流伝達率特性の補償技術に関
する。
は従来例装置のブロック図である。
御回路は、図3に示すように入力電圧Vi を所定の出力
電圧V0 に変換するコンバータ回路30、出力電圧V0
を検出し、検出電圧と内部の基準電圧とを比較して動作
するシャントレギュレータ10と、シャントレギュレー
タ10により流れる電流を制御されるホトカプラAの発
光素子1と、さらにこのホトカプラAの受光素子2のコ
レクタが定電圧源Vc11に接続され、エミッタが抵抗
8に接続され、この接続点が制御回路13に入力され、
制御回路13がスイッチ素子14を制御することによ
り、スイッチングレギュレータの出力電圧V0 を一定に
するような帰還制御回路を有している。
プラAの受光素子2の動作について説明する。ホトカプ
ラAの発光素子1に流れる電流をIF とすると、ホトカ
プラAの受光素子2に流れる電流IC は、ホトカプラの
電流伝達率(CurrentTransfer Rat
io:以下CTRと呼ぶ)に応じた電流となり、 IC =IF ・CTR となる。ホトカプラAの受光素子2に流れる電流I
C は、抵抗8にも流れ、抵抗8の両端に電圧VS を発生
させる。この電圧VS を一定にするようにシャントレギ
ュレータ10はホトカプラAの発光素子1に流れる電流
IF を制御する。
帰還制御回路では、経年変化や放射線の影響によりホト
カプラ自体のCTRが劣化し、スイッチングレギュレー
タの出力電圧のレギュレーションがとれなかったり、伝
達効率伝達位相特性が劣化し、発振等が起こる問題があ
った。例えば、図3の回路においてCTRが劣化し、半
分になった場合を考えると、 IC =IF ・1/2CTR =1/2(IF ・CTR) となり、ホトカプラAの受光素子2に流れる電流I
C は、CTRの初期特性時に比較すると半分になる。従
って、抵抗7の両端の電圧VS も半分となる。すると、
コンバータ回路30の出力電圧V0 が変化するためシャ
ントレギュレータ10は、電圧VS をもとの一定値にす
るためにホトカプラAの発光素子1を流れる電流IF を
2倍の値にするように制御する。この制御が帰還制御と
なり、コンバータ回路30の出力電圧V0 の変化ΔV0
がCTRの初期特性時に比較すると2ΔV0 変化したこ
とになる。
タの出力電圧V0 のレギュレーションが悪くなる。よっ
て、長寿命、高信頼性が求められる通信機器用電源に、
ホトカプラ帰還制御を使用することができないという問
題がある。また、ホトカプラは放射線によっても特性が
劣化するため、宇宙空間において高信頼性が求められる
人工衛星搭載用電源にも、ホトカプラ帰還制御を使用す
ることは避けるしかなかった。
であり、帰還制御回路に使用するホトカプラのCTR劣
化を考慮し、CTRの特性変化も補償する帰還制御回路
の提供を目的とする。
力端子に接続され出力端子が負荷に接続されたコンバー
タ回路のスイッチングを制御する制御回路と、この制御
回路に出力電圧の安定化信号電圧を供給する安定化回路
と、この安定化回路に前記出力電圧と基準電圧の誤差信
号を発生する検出回路と、この誤差信号を前記安定化回
路に結合する第一のホトカプラとを備えた帰還制御回路
において、前記第一のホトカプラの受光素子側の出力の
一部をその発光素子側に逆位相で帰還接続する第二のホ
トカプラが設けられ、前記第二のホトカプラの発光素子
は前記第一のホトカプラの受光素子と並列に接続され、
前記第二のホトカプラの受光素子は前記第一のホトカプ
ラの発光素子と並列に接続されたことを特徴とする。
帰還制御回路において、スイッチングレギュレータの出
力電圧を基準電圧と比較する検出回路と、この検出回路
からの誤差電圧により出力電圧のレギュレーションを図
る安定化回路を少なくとも2対のホトカプラで双方向に
接続する。
性の変化を双方向に接続されたホトカプラがそれぞれ補
い合うことにより、CRT劣化の影響を緩和する。
て説明する。図1は本発明第一実施例装置の構成図であ
る。
接続され出力端子32が負荷22に接続されたコンバー
タ回路30のスイッチングを制御する制御回路13と、
この制御回路13に出力電圧の安定化信号電圧を供給す
る安定化回路41と、この安定化回路41に前記出力電
圧と基準電圧の誤差信号を発生する検出回路40と、こ
の誤差信号を安定化回路41に結合する第一のホトカプ
ラであるホトカプラAとを備えた帰還制御回路50にお
いて、ホトカプラAの受光素子2側の出力の一部をその
ホトカプラAの発光素子1側に逆位相で帰還接続する第
二のホトカプラであるホトカプラBを設けたことを特徴
とする。
する。
を検出回路40の抵抗5および6により検出している。
シャントレギュレータ10は、検出電圧とシャントレギ
ュレータ10の内部基準電圧とを比較し、ホトカプラA
の発光素子1とホトカプラBの受光素子4を駆動する。
ホトカプラAの発光素子1には、電流IF1が流れ、ホト
カプラBの受光素子4には、電流IC2が流れ、シャント
レギュレータ10のカソード・アノード間には電流IK1
が流れている。電流IK1は、 IK1=IF1+IC2 …(1) となる。ホトカプラAの受光素子2には、発光素子1に
流れる電流IF1により、電流IC1が流れ、 IC1=CTR1・IF1 …(2)(ただしCTR1はホ
トカプラAのCTR)となる。この電流IC1と抵抗8に
より抵抗8の両端には電圧VS が発生する。この電圧V
S を制御回路13に入力することにより、制御回路13
はスイッチ素子14をパルス幅変調または周波数変調す
ることによってスイッチングレギュレータの出力電圧V
0 を一定に制御する。
c 11に接続され、一定の電流IF2を流す。この電流I
F2により、ホトカプラBの受光素子4には、 IC2=CTR2・IF2 …(3)(ただしCTR2とホ
トカプラBのCTR)となる電流IC2が流れる。ここで
電流IF2は、 IF2=IF1/CTR2 …(4) となるような電流とする。また、ホトカプラAおよびB
に同一の特性を持つホトカプラを使用すれば CTR1=CTR2=α…(5) となる。ここで、(3)、(4)、(5)式より(1)
式は、 IK1=IF1+IC2 =IF1+IF1 =2IF1 …(6) となる。ホトカプラAおよびBが経年変化や放射線の影
響によりCTRが劣化し、CTRが初期特性の半分にな
ったとすると、ホトカプラAおよびBのそれぞれの受光
素子3および4に流れる電流IC1′およびIC2′は
(2)、(3)、(5)式より IC1′=1/2αIF1 IC2′=1/2αIF2 …(7) となる。
を初期の電圧VS となるように電流IK1′を流すように
制御する。ここで電圧VS ′が電圧VS となるには
(7)式より、IF1を2倍流す必要がある。また、
IC2′は(4)、(5)、(7)式より IC2′=1/2IF1 となる。従って、IK1′は、 IK1′=2IF +1/2IF =2.5IF …(8) となる。ここでIK1とIK1′の比Nは、 N=IK1′/IK1=2.5IF1/2IF1=1.25 …(9) となる。従って、本発明第一実施例装置の帰還回路で
は、出力電圧V0 の変化量は1.25倍となる。
説明する。図2は本発明第二実施例装置のブロック図で
ある。
レータ10をオペアンプ23で置き換えたものであり、
ホトカプラのCTRの変化に対して本発明第一実施例と
同様の動作が得られる。
構成としたことにより、本発明実施例からも理解できる
ように、CTRが半分に劣化した場合に従来例の出力電
圧V0の変化量は2倍であるのに対して、本発明回路を
用いれば変化量は1.25倍に抑えられる。従って、ホ
トカプラの経年変化や放射線によるCTRの劣化が出力
電圧の安定に与える影響を半減することができ、スイッ
チングレギュレータの長寿命化や高信頼性が実現でき
る。また、ホトカプラを2対使用する他には、特に大幅
なハードウエアの修正なしで本発明は実現できるので、
回路構成が簡単であることからスイッチングレギュレー
タの小型軽量化や価格低減にも寄与できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源が入力端子に接続され出力端子
が負荷に接続されたコンバータ回路のスイッチングを制
御する制御回路と、この制御回路に出力電圧の安定化信
号電圧を供給する安定化回路と、この安定化回路に前記
出力電圧と基準電圧の誤差信号を発生する検出回路と、
この誤差信号を前記安定化回路に結合する第一のホトカ
プラとを備えた帰還制御回路において、 前記第一のホトカプラの受光素子側の出力の一部をその
発光素子側に逆位相で帰還接続する第二のホトカプラが
設けられ、前記第二のホトカプラの発光素子は前記第一のホトカプ
ラの受光素子と並列に接続され、前記第二のホトカプラ
の受光素子は前記第一のホトカプラの発光素子と並列に
接続された ことを特徴とする帰還制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3814692A JP2908102B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 帰還制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3814692A JP2908102B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 帰還制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236741A JPH05236741A (ja) | 1993-09-10 |
JP2908102B2 true JP2908102B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=12517281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3814692A Expired - Lifetime JP2908102B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 帰還制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2908102B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP3814692A patent/JP2908102B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05236741A (ja) | 1993-09-10 |
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