JP2907874B2 - 外部用床材及びその施工方法 - Google Patents

外部用床材及びその施工方法

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ZENKOKU MASUCHITSUKU JIGYO KYODOKUMIAI RENGOKAI
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート構築物、特に住棟などの開放
廊下や階段室廻り及びベランダなどの床面に好適な外部
用床材及びその施工方法に関し、特に、コンクリート素
地のひび割れにもクラックを生ずることがなく、コンク
リート床面に対して優れた防水性及び遮音性を有し、且
つ良好な歩行滑り防止性を有する外部用床材及びその施
工方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、外部にさらされる開放廊下や階段室廻り及びベ
ランダ等の床面は、コンクリート打放しのうえ、金ごて
押えで構成されていた。
そのようなコンクリート面は、経時的にひび割れが発
生し、漏水や鉄筋露出の弊害を生じた。このひび割れ
は、外見上好ましくないばかりでなく、構造物自体の寿
命を縮めるので逐次充てん補修が行われている。一方、
このようなひび割れの発生に対応して、塗膜防水を兼ね
た塗り床材工法が行われるようになった。
しかし、この塗り床工法の大半はフラット仕上げのた
めその床面は滑り易く、特に水が介在する時は極めて滑
り易くなるので、歩行で転倒する危険があった。この滑
り防止、転倒防止のために、通常の塗り床材にけい砂,
ウレタンチップあるいはゴム粉を併用する提案がなされ
ているが、満足し得る効果は得られていないのが実情で
ある。
更に、コンクリート打抜し面には、合成樹脂シート張
りや陶磁器質タイル張り仕上げも行われているが、床を
装う材料としての各種の所望性能は必ずしも満たされて
いない。
近年、居住性向上の一環として音環境性能の確保が要
請されており、特に問題とされている床衝撃音の遮断に
ついて、室内居室床では改善工夫がなされ、ある程度の
成果を挙げている。しかし、屋外の開放廊下や階段室廻
り、並びにベランダの歩行時における衝撃音は解決され
ていないので、早晩、その解決のための適切な工法及び
床材料の開発が期待されているところである。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、歩行を前提とする廊下等における開放さ
れたコンクリート床面に適用して、防水性,遮音性及び
滑り防止性等の諸性能を同時に満足する床材はまだ知ら
れていない。
従って、本発明の目的は、開放廊下等の床面におい
て、歩行による衝撃音を実質的に解消し、且つ防水性と
滑り防止性の優れた積層床材を提供するにある。また、
他の目的は、そのような塗床材を形成する効果的施工方
法を提供するにある。本発明のその他の目的ないし特徴
は、以下の記載から一層明らかになるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成し得る積層用塗り床材
及びその形成方法について、多くの実験研究を重ねた結
果、実用的に極めて望ましい外部用塗床材及びその施工
技術を開発した。
すなわち、本発明は、防水性及び遮音性を有するポリ
ウレタン系第1層の上面に、網目状シートを表層部に埋
没状に有し、且つ表面がその埋没網目状の凸条に基づく
凹凸形状に形成された中硬質ポリウレタン系第2層が一
体化されて成る防水性,遮音性,及び歩行滑り防止性の
優れたコンクリート床面に好適な外部用床材及びその効
果的施工方法を提供する。
本発明は、コンクリート床面に接着施工される防水性
と遮音性の優れた比較的軟質のポリウレタン系第1層
と、その上面に一体化される滑り防止性を有する中硬質
性のポリウレタン系第2層とを組み合わせてた点に技術
的特徴を有する。
本発明において、第1層及び第2層に用いれらるポリ
ウレタンは、いずれも2成分形ポリウレタン塗材であっ
て、適用に際して混合されるA成分とB成分とから成る
組合せ材料によって形成されるウレタン樹脂である。
本発明の床材の第1層に用いられるポリウレタン塗材
は、コンクリート素地の経時的なひび割れにも充分追従
して、ひび割れからの漏水や鉄筋の腐食を防止するのに
必要な防水膜としての機能を有することが重要であり、
JIS A 6201の屋根防水用塗膜材の規格を充分に満足し得
る防水膜であることが望ましい。そのような第1層のポ
リウレタン塗材に要求される物性は、例えば、破断時の
伸び率が450%以上、好ましくは550%以上で、引張強度
が25Kgf/cm2以上、好ましくは30Kgf/cm2以上、引裂強度
が15Kgf/cm2以上、好ましくは18Kgf/cm2以上である。
また、第2層に用いられるポリウレタン塗材は、人の
歩行に対し快適な性能と充分な耐久性を有することが重
要であり、この第2層のポリウレタンに要求される物性
は、埋没状に有する網目状シートの凹凸形状表面と関連
して、例えば、破断時の伸び率が100〜400%、引張強度
50Kgf/cm2以上、好ましくは70Kgf/cm2以上、引裂強度が
20Kgf/cm2以上、好ましくは25Kgf/cm2以上、硬度(JIS
硬度)50以上、好ましくは60以上で、耐摩耗性(テーバ
ー式,CS−17,1000rev)は100mg以下、好ましくは70mg以
下である。
A成分は、末端にイソシアネート基(NCO)を有する
ウレタンプレポリマーであり、有機ポリイソシアネート
と2個以上の活性水素を有するポリオールから合成され
る。
そのような有機ポリイソシアネートとしては、例え
ば、トリレンジイソシアネート(TDI),ジフェニルメ
タン−4,4′−ジイソシアネート(MDI),ナフタレン−
1,5−ジイソシアネート(NDI),3,3′−ジメチル−4,
4′−ビフェニレンジイソシアネート(TODI),キシリ
レンジイソシアネート(XDI),ジシクロヘキシルメタ
ン−4,4′−ジイソシアネート(H12MDI),イソホロン
ジイソシアネート(IPDI),ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI),ビス(イソシアネートメチル)シクロ
ヘキサノン(H6XDI),ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート(クルードMDI)などを挙げることできる
が、実用的に特に好ましいものは、トリレンジイソシア
ネート及びジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネー
トである。これらは単独で用いてもよいし、二種以上を
組み合わせて使用することもできる。
また、これらのポリイソシアネートと組み合わされる
活性水素基を有するポリオールとしては、例えば、エチ
レングリコール,プロピレングリコール,ブチレングリ
コール,ヘキサンジオール,トリメチロールプロパン及
びネオペンチルグリコールなどの低分子量のポリオール
類や、ポリ(オキシプロピレン)ポリオール,ポリ(オ
キシエチレン)ポリオール,ポリ(オキシエチレンプロ
ピレン)ポリオール,ポリ(オキシテトラメチレン)グ
リコール,ポリ(カプロラクトン)ポリオール,ポリ
(ブチレンカーボネート)ポリオール,ポリ(ヘキサメ
チレンカーボネート)ポリオール,ポリ(プロピレンア
ジペート)ジオール,ポリ(プロピレンアジペート)ジ
オール及びポリ(ブチレンアジペート)ジオールなどの
高分子ポリオール類が挙げられるが、特に好適なもの
は、ポリ(オキシプロピレン)ポリオール及びポリ(オ
キシエチレンプロピレン)ポリオールである。
また、B成分は、活性水素を有するポリオール類及び
ポリアミン類であって、ポリオール類には、実質的に上
記ポリオール類の全てが包含される。またポリアミン類
としては、例えば、エチレンジアミン,プロピレンジア
ミン,ヘキサメチレンジアミン,シクロヘキシレンジア
ミン,ナフチレンジアミン,ジアミノジフェニルメチレ
ン,フェニレンジアミン,トリレンジアミン,キシレン
ジアミン及び3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタンなどが挙げられる。これらのB成分は単独で
用いてもよいし、二種以上を組み合わせて混合使用する
ことができる。
これら2成分形ポリウレタン塗材は、適用に際して、
それぞれの所定量が混合使用され、両成分の反応によっ
て、ポリウレタンが形成される。
また、B成分には、ポリウレタン系床材への添加材と
して知られた可塑剤,フィラー類、顔料,触媒その他を
適宜添加配合することができる。
その可塑剤としては、例えば、ジブチルフタレート,
ジオクチルフタレート,ジオクチルアジペート及びトリ
クレジルフォスフェートなどが代表的である。また、フ
ィラー類としては、例えば、バライト,炭酸カルシウ
ム,カオリン,クレー,マイカ,タルクなどが挙げられ
る。更に、顔料としては、一般の塗料に用いられる無機
顔料や有機顔料が包含される。
前記したように、開放されたコンクリート床面に接合
状に形成されるポリウレタン系第1層材は、伸び率が大
きく、コンクリート素地面のひび割れ追随性に富む防水
層が提供される比較的軟質の下層であって、その上に適
用されるポリウレタン系第2層材は、耐摩耗性及び耐薬
品性に優れ、機械的強度が高く、良好な滑り防止性を有
する中硬質系の表層であるから、両層材は、それぞれの
所望性能が付与されるように、A成分とB両成分が選択
的に組合せ使用される。
本発明のポリウレタン系第1層材中に配合され均一に
分散される弾性ゴム粉は、通常、2mm以下に粉砕された
ものが好ましく用いられる。そのようなゴム粉の素材と
しては、例えば、スチレン・ブタジエンゴム(SBR),
アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR),ブタジエ
ンゴム(BR),イソプレンゴム(IR),クロロプレンゴ
ム(CR),エチレン・プロピレンゴム(EPR)及びウレ
タンゴム等が挙げられる。これらは単独で用いてもよい
し、二種以上を組合せて使用することもできる。また、
その粉末は、樹脂塊を粉砕たものでも樹脂発泡体を粉砕
したものでもよい。かかる弾性ゴム粉は、通常、第1層
ポリウレタン材料に対して、10〜50重量%程度、好まし
くは、20〜40重量%が添加配合される。
また、特に遮音性を高めるために、第1のポリウレタ
ン層には、ウレタン層の下側面部又は上側面部に合成樹
脂発泡層を一体に形成(通常、発泡体シートを接合)し
たポリウレタン層複合体とすることができ、本発明にお
いてポリウレタン系第1層とはかかる複合体を包含す
る。そのような合成樹脂発泡層ないしシートは、通常知
られた機械的起泡法,反応生成ガス法,発泡剤法,スプ
レー法などによって効果的に製造することができる。そ
のような発泡体シート用素材樹脂としては、例えば、ポ
リスチレン,塩化ビニル,ポリウレタン,フェノール・
ユリア樹脂,エポキシ樹脂,ポリエチレン及びポリプロ
ピレンなどが挙げられるが、衝撃吸収性の面から、塩化
ビニル,ポリウレタン,ポリエチレン及びポリプロピレ
ンが好ましい。
発泡シートの厚みは、1〜5mm程度がよいが、特に、
2〜3mm厚のものが好ましく用いられる。この発泡シー
トは、通常、接着剤でコンクリート素地面などに張り付
けられるが、予め発泡シートに直径2〜10mm程度の穴
を、例えば、50〜100mmピッチであけておくと、適用さ
れたポリウレタンがこの穴を通って流下し、コンクリー
ト素地面等に到達して強力に接着するので、第1層と素
地面との一層強い接着が得られる。
他方、第1のポリウレタン層の上側に発泡シートを設
ける場合には、ポリウレタン発泡シートが好ましく、下
側のポリウレタンシートと強固に一体化された複合体と
して提供される。
ポリウレタン系第1層の上面に形成されるポリウレタ
ン系第2層は、その表層部に網目状シートを埋没状に有
し、そのシートの網目模様を凸条とする表面凹凸形状を
有するポリウレタンシート部材であって、本発明におい
て、このシートを表層部に埋没状に有するとは、埋没シ
ートによって第2層の表面に、人の歩行時の滑りを実質
的に防止し得る凹凸表面が形成されることを意味するも
のである。一方、この第2層は、人の歩行により靴等で
傷つけられ摩耗する部材であるから、耐摩耗性やその他
の機械的強度の大きい中硬質系のポリウレタンを形成さ
せることが重要であるが、埋没させるシートの素材は、
第2層を形成するポリウレタン層より剛性を持つものが
好ましい。そのような網目状シートとしては、ポリエス
テル製の漁網類が実用的且つ有用である。しかして、こ
の網目状シートの網目の形状については特に制限はない
が、ポリウレタンシート表層部に埋設して形成される表
面の網目状凸条が人の歩行における滑りを効果的に防止
し、転倒などの事故を防止するならば、どのような凹凸
形状及び突出程度であってもよく、また、その網目の大
きさは、例えば、亀甲網目の1リピートが5mmから50mm
の範囲のもの、特に、1リピートが10mmないし40mmのサ
イズのものが実質的に有利に採用される。
本発明の外部用床材の一例の施工方法について、添付
図面により説明する。
第1図は、本発明の代表的一例の外部用床材の模式的
部分拡大断面図である。
図において、コンクリート床面1に、まずウレタン接
着剤2を塗布し、これに厚さ約2mmの発泡ポリエチレン
層3を接合一体化する。その発泡ポリエチレン層3に
は、全面に適当なピッチであけられた多数の穿孔4が形
成されており、該発泡ポリエチレン層3の上に混合調製
された二成分形の液状ウレタンを約1mmの厚さに塗布す
る。その際、ウレタンの一部は、上記穿孔4中を流下充
てんしてウレタン接着剤層2に達し、その接触面がこれ
に強固に接合する。この液状ウレタンが養生硬化して形
成されたポリウレタン第1層5の上に、糸の太さが約0.
8mmの亀の甲形網目に漁網シート6を広げた状態に載
せ、更にその上からポリウレタン系第2層形成用のA成
分とB成分とを混合した2成分形液状混合物を約1mmの
厚さに塗布する。硬化したポリウレタン系第2層7の表
面には、シート6の糸に基づく、人の歩行の滑り防止に
有効な凹凸形状の凸条部8が形成されている。
〔作用〕
本発明の外部用床材及びその施工方法によれば、ポリ
ウレタン系床材塗材を、刷毛,金こて,中毛ローラなど
を用いて、簡単な手作業でコンクリート素地面などに強
固に接着した積層床材を容易に形成させることができ、
得られた床材は極めて安定で、実用上望ましいものであ
る。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1 コンクリート素地面に二成分形ウレタン系接着剤(タ
ケネートL−496/タケラックPC−596:いずれも武田薬品
工業社製)を用いて2mm厚のポリエチレン発泡シート(S
Pソフトロン:積水化学工業社製)を貼り、その上に第
1表に示す組成から成るウレタン第1層を(A成分/B成
分=100/200重量比)を厚さ1mmに塗布した。この第1層
のA成分は、第1表に示す組成を反応装置に仕込み、窒
素気流下で攪拌しながら約80℃まで昇温して、7〜8時
間ウレタン化反応を行って得られたものである。また、
B成分は、第1表に示す組成も高速ミキサで予備混合し
た後、3本ロールで混練りを行って調製した。
次に、網状シート(ポリエステルネット:ベニヤマト
社製)を置き、ウレタン第2層を(A成分/B成分=100/
100重量比)を厚さ1mmに塗布した外部用塗り床材を得
た。
得られた床材について各種の試験を行うと共に、その
床材の第1層及び第2層のそれぞれについて、引張強
度,伸び率及び引裂強度の測定を行った。
なお、上表中の略号の内容及び測定における試験項目
は、次の通りである。
TDI…トリレンジイソシアネート PPG−2000…MW2000のポリオキシプロピレングリコール PPG−3000…MW3000のポリオキシプロピレングリコール PPT−400…MW400のポリオキシプロピレントリオール PPT−5000…MW5000のポリオキシプロピレントリオール 1,4−BG…1,4−ブチレングリコール DOA…ジオクチルアジペート DOP…ジオクチルフタレート MOCA…4,4′−ジアミノ−3,3′−ジクロロジフェニルメ
タン CaCO3…炭酸カルシウム Pb oct…オクチル酸鉛 [試験項目] 引張強度(Kgf/cm2):JIS A 6301に準じて測定 実用的に望ましい値は、第1層が、25以上 第2層が、50以上 伸び率(%):仝 上 実用的に望ましい値は、第1層が、450以上 第2層が、100〜400 引裂強度(Kgf/cm):仝 上 実用的に望ましい値は、第1層が、15以上 第2層が、20以上 硬 度:JIS K 6301に準じて測定 実用的に望ましい値は、50以上 耐摩耗性(mg/1000rev):仝 上 実用的に望ましい値は、100mg以下 床衝撃音レベル(L数):JIS A 1418に準じて測定 実用的に望ましい値は、70以下 耐アルカリ製:JIS A 6021に準じて測定 1%NaOHに168時間浸漬し、状態変化を観察 耐酸性:仝 上 2%H2SO4に168時間浸漬し、状態変化を観察 滑り防止性:JIS A 1407に準じて測定 実用的に望ましい値は、乾燥時0.6以上 湿潤時0.5以上 なお、観察評価の表示は、次の通りである。
◎:非常に良い ○:良好 △:やや悪い ×:不良 それらの測定結果を、他の後記具体例と共に、第3表
にまとめて示す。
実施例 2 コンクリート素地面に一液型ウレタン系プライマー
(タケネートF−523:武田薬品工業社製)を塗布(約0.
2kg/m2)し、その上に第2表に示す弾性ゴム粉入りウレ
タン層(A成分/B成分/ゴム粉=100/100/20重量比)を
厚さ3mmに塗布した。15時間養生後、その上に実施例1
と同じ漁網シートを置きウレタン第2層(A成分/B成分
=100/100重量比)を厚さ3mmに塗布した。
得られた塗り床について実施例1と同様に各種試験を
行った。
実施例 3 コンクリート素地面に、実施例2と同じ一液型ウレタ
ン系プライマー(タケネートF−523:武田薬品工業社
製)を塗布(約0.2kg/m2)し、その上に第2表に示す組
成のウレタン第1層(A成分/B成分=100/200重量比)
を厚さ1mmに塗布した。15時間養生後、予めポリエチレ
ンフォームに網状シートを貼り付けたものを置き、その
上にウレタン第2層(A成分/B成分=100/100重量比)
を厚さ1mmに塗布した。得られた塗り床について実施例
1と同様に各種試験を行った。
比較例 1 コンクリート素地面に、実施例2と同じ1成分形ウレ
タン系プライマーを塗布(約0.2kg/m2)し、その上に市
販されている一般のウレタン塗り床材(グリップコー
ト:住友ゴム工業社製)を厚さ2mmに塗布した。
比較例 2 上記と同じ要領で市販の一般ウレタン塗り床材(カラ
ートップDL:ABC商会社製)を厚さ2mmに塗布した。
比較例 3 更に、比較のために一般に床に用いられているコンク
リートスラブについて同様の測定を行い、第3表中に併
記した。
〔発明の効果〕 上表から明らかなように、本発明の外部用塗り床材
は、コンクリートひび割れ追随性,防水性,遮音性,耐
摩耗性等の物性及び歩行滑り防止性に優れ、施工も容易
であるから、コンクリート床面に対して高い適用性と実
用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の代表的一例の外部用床材の模式的部
分断面図である。 図中の符号: 1……コンクリート床面、2……ウレタン接着剤 3……発泡ポリエチレン層、4……穿孔 5……ポリウレタン第1層、6……網目状シート 7……ポリウレタン第2層、8……凸条部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 繁三 大阪府吹田市山田西1丁目22.A6― 605 (72)発明者 相馬 正美 埼玉県入間市向陽台1―1―24 駅前プ ラザ16―501 (72)発明者 奈須 厚二 兵庫県西宮市大森町6―13 (56)参考文献 特開 平1−178660(JP,A) 特開 昭62−13652(JP,A) 実開 昭61−78842(JP,U) 実開 昭49−38771(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/02 E04F 15/10 104 E04F 15/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性及び遮音性を有する比較的軟質のポ
    リウレタン系第1層の上面に、合成樹脂製の網目状シー
    トを表層部に完全埋没状に有し、且つ表面がその埋没網
    目状シートに基づく凹凸形状に形成された中硬質ポリウ
    レタン系第2層が一体化されて成る防水性,遮音性及び
    歩行滑り防止性の優れたコンクリート床面に好適な外部
    用床材。
  2. 【請求項2】上記第1層が、弾性ゴム粉を分散状に含有
    するポリウレタン層又は下側面若しくは上側面に合成樹
    脂発泡層を有するポリウレタン層である請求項1記載の
    外部用床材。
  3. 【請求項3】コンクリート床面に、防水性及び遮音性の
    優れた比較的軟質のポリウレタン系第1層を一体に接着
    形成させ、次いで、該第1層の上面に合成樹脂製網目状
    シートを張設し、その上から中硬質ポリウレタン系床用
    塗剤を塗布して、該網目状シートを完全に埋没させると
    共に、表面にその網目状シートに基づく凹凸形状を有す
    る中硬質ポリウレタン系第2層を一体に積層形成させる
    ことを特徴とする防水性,遮音性,及び歩行滑り防止性
    の優れた外部用床材をコンクリート床面に形成させる施
    工方法。
  4. 【請求項4】上記第1層が、上側及び/又は下側に合成
    樹脂発泡層を有するポリウレタン層又は弾性ゴム粉を混
    入したポリウレタン層である請求項3記載の施工方法。
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KR101081484B1 (ko) * 2010-11-05 2011-11-15 주식회사 애플그린 스포츠시설 및 어린이 놀이터용 일체형 연질 폴리우레탄계 바닥재

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