JP2907755B2 - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
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- JP2907755B2 JP2907755B2 JP7115752A JP11575295A JP2907755B2 JP 2907755 B2 JP2907755 B2 JP 2907755B2 JP 7115752 A JP7115752 A JP 7115752A JP 11575295 A JP11575295 A JP 11575295A JP 2907755 B2 JP2907755 B2 JP 2907755B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鍋内に収容した米と水
を加熱して炊飯をする炊飯器に関する。
を加熱して炊飯をする炊飯器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７に従来の炊飯器を示してあり、１が
炊飯器本体で、この炊飯器本体１の上端部に合成樹脂に
より一体に形成された環状の支持枠２が設けられてい
る。この支持枠２は、炊飯器本体１とほぼ同心的に配置
する筒状部２ａと、この筒状部２ａの周面の一部に設け
られた操作部２ｂと、前記筒状部２ａの内面上部からそ
の内側にほぼ水平に延出した支持部２ｃとで一体に構成
されている。
炊飯器本体で、この炊飯器本体１の上端部に合成樹脂に
より一体に形成された環状の支持枠２が設けられてい
る。この支持枠２は、炊飯器本体１とほぼ同心的に配置
する筒状部２ａと、この筒状部２ａの周面の一部に設け
られた操作部２ｂと、前記筒状部２ａの内面上部からそ
の内側にほぼ水平に延出した支持部２ｃとで一体に構成
されている。
【０００３】炊飯器本体１の内部には、アルミニウム等
の金属により有底筒状に形成された内枠３が設けられ、
この内枠３は上端縁にフランジ４を一体に有し、このフ
ランジ４が前記支持枠２における支持部２ｃの上面に係
止され、またこの内枠３の下端部が係止片５を介して炊
飯器本体１に係止されている。
の金属により有底筒状に形成された内枠３が設けられ、
この内枠３は上端縁にフランジ４を一体に有し、このフ
ランジ４が前記支持枠２における支持部２ｃの上面に係
止され、またこの内枠３の下端部が係止片５を介して炊
飯器本体１に係止されている。
【０００４】内枠３の底部には加熱手段としての炊飯ヒ
ータ６およびこの炊飯ヒータ６を制御する温度センサ７
が設けられている。また内枠３内に炊飯用の鍋８が挿脱
自在に収納され、この鍋８は上部外周に段部８ａを有
し、この段部８ａが前記内枠３を介して前記支持枠２に
おける支持部２ｃの上側に載置されている。
ータ６およびこの炊飯ヒータ６を制御する温度センサ７
が設けられている。また内枠３内に炊飯用の鍋８が挿脱
自在に収納され、この鍋８は上部外周に段部８ａを有
し、この段部８ａが前記内枠３を介して前記支持枠２に
おける支持部２ｃの上側に載置されている。
【０００５】前記炊飯ヒータ６は鍋８の底面と離間する
非接触状態に設けられ、したがって段部８ａが支持部２
ｃの上側に載置された鍋８は炊飯器本体１内に宙吊り状
態で支持されている。そしてこの鍋８内に水洗いした所
要量の米と水を収容し、この米と水を前記炊飯ヒータ６
で加熱して炊飯をするものである。
非接触状態に設けられ、したがって段部８ａが支持部２
ｃの上側に載置された鍋８は炊飯器本体１内に宙吊り状
態で支持されている。そしてこの鍋８内に水洗いした所
要量の米と水を収容し、この米と水を前記炊飯ヒータ６
で加熱して炊飯をするものである。
【０００６】なお、１０は炊飯器本体１の上端部に回動
可能に枢着された蓋体、１１はこの蓋体１０の下面に取
り付けられ、鍋８の上端の開口部を開閉する内蓋、１２
は蓋体１０の上面に設けられたハンドルである。
可能に枢着された蓋体、１１はこの蓋体１０の下面に取
り付けられ、鍋８の上端の開口部を開閉する内蓋、１２
は蓋体１０の上面に設けられたハンドルである。
【０００７】支持枠２には、炊飯器の使用時に鍋８や内
枠３から高温の熱が伝わり、したがってこの支持枠２は
充分な耐熱性を有することが必要であり、このためこの
支持枠２は６ナイロンなどの耐熱性に優れる合成樹脂を
用いて形成されている。
枠３から高温の熱が伝わり、したがってこの支持枠２は
充分な耐熱性を有することが必要であり、このためこの
支持枠２は６ナイロンなどの耐熱性に優れる合成樹脂を
用いて形成されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、６ナイ
ロンなどの耐熱性に優れる合成樹脂は高価であり、また
その色調が限られ、望みの色調や光沢を選択することが
できない。このためこのような合成樹脂で支持枠２が形
成されている従来においては、材料コストが嵩んで高価
となり、また支持枠２の色調や光沢が限られるため、炊
飯器本体１や蓋体１１の色調や光沢もそのバランスの上
から制限されてしまい、炊飯器本体１や蓋体１１を種々
の色調や光沢を有する望みのデザインとすることが困難
となる。
ロンなどの耐熱性に優れる合成樹脂は高価であり、また
その色調が限られ、望みの色調や光沢を選択することが
できない。このためこのような合成樹脂で支持枠２が形
成されている従来においては、材料コストが嵩んで高価
となり、また支持枠２の色調や光沢が限られるため、炊
飯器本体１や蓋体１１の色調や光沢もそのバランスの上
から制限されてしまい、炊飯器本体１や蓋体１１を種々
の色調や光沢を有する望みのデザインとすることが困難
となる。
【０００９】また、炊飯器の使用時に支持枠２が高温に
なると、この支持枠２における操作部２ｂの外面にユー
ザの手が触れたときに熱的な危険が生じ、さらに支持枠
２には米と水が収容された高重量の鍋８の荷重が加わる
から、支持枠２に熱変形が生じ易くなる。
なると、この支持枠２における操作部２ｂの外面にユー
ザの手が触れたときに熱的な危険が生じ、さらに支持枠
２には米と水が収容された高重量の鍋８の荷重が加わる
から、支持枠２に熱変形が生じ易くなる。
【００１０】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、支持枠の材料コスト
を低減して安価に構成でき、かつ望みの色調や光沢を有
するデザインの選定が可能で、また支持枠の温度上昇を
抑えて安全に使用でき、かつ支持枠の熱変形を防止する
ことができる炊飯器を提供することにある。
もので、その目的とするところは、支持枠の材料コスト
を低減して安価に構成でき、かつ望みの色調や光沢を有
するデザインの選定が可能で、また支持枠の温度上昇を
抑えて安全に使用でき、かつ支持枠の熱変形を防止する
ことができる炊飯器を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、炊飯器本体の上部に合成樹脂製の支
持枠が設けられ、炊飯器本体内に収納された鍋の上部が
前記支持枠の上側に載置され、この鍋と非接触状態を保
って鍋を加熱する加熱手段が設けられている炊飯器にお
いて、前記支持枠の鍋載置対応部分に耐熱性に優れる合
成樹脂で形成した耐熱部材を設けるようにしたものであ
る。
を達成するために、炊飯器本体の上部に合成樹脂製の支
持枠が設けられ、炊飯器本体内に収納された鍋の上部が
前記支持枠の上側に載置され、この鍋と非接触状態を保
って鍋を加熱する加熱手段が設けられている炊飯器にお
いて、前記支持枠の鍋載置対応部分に耐熱性に優れる合
成樹脂で形成した耐熱部材を設けるようにしたものであ
る。
【００１２】そして特に、請求項２に記載の発明では、
耐熱部材を鍋の上部外周に形成された段部に沿う複数の
箇所に分かれて配置するように設けてあり、請求項３に
記載の発明では、支持枠の一部を操作部としてあり、請
求項４に記載の発明では、その操作部を耐熱部材の配置
位置と対応する位置に設けるようにしてある。
耐熱部材を鍋の上部外周に形成された段部に沿う複数の
箇所に分かれて配置するように設けてあり、請求項３に
記載の発明では、支持枠の一部を操作部としてあり、請
求項４に記載の発明では、その操作部を耐熱部材の配置
位置と対応する位置に設けるようにしてある。
【００１３】
【作用】炊飯器の使用時には、鍋からの熱が耐熱部材に
伝導するが、この耐熱部材が耐熱性に優れる合成樹脂で
形成されているから、その熱に対して充分に耐えて軟化
したり変形するようなことがなく、またこの耐熱部材に
より鍋から支持枠への熱伝導が抑制され、したがって支
持枠を耐熱性の低い合成樹脂で形成することが可能とな
る。そして耐熱性の低い合成樹脂は安価であるから、材
料コストの低減を図れ、また耐熱性の低い合成樹脂にお
いては、その色調を種々幅広い範囲で選ぶことができる
から、支持枠の色調を炊飯器本体や蓋体とのバランスを
考慮した種々の色調や光沢に選定して望みのデザインの
炊飯器を構成することが可能となる。
伝導するが、この耐熱部材が耐熱性に優れる合成樹脂で
形成されているから、その熱に対して充分に耐えて軟化
したり変形するようなことがなく、またこの耐熱部材に
より鍋から支持枠への熱伝導が抑制され、したがって支
持枠を耐熱性の低い合成樹脂で形成することが可能とな
る。そして耐熱性の低い合成樹脂は安価であるから、材
料コストの低減を図れ、また耐熱性の低い合成樹脂にお
いては、その色調を種々幅広い範囲で選ぶことができる
から、支持枠の色調を炊飯器本体や蓋体とのバランスを
考慮した種々の色調や光沢に選定して望みのデザインの
炊飯器を構成することが可能となる。
【００１４】支持枠の操作部の外面にはユーザの手が触
れることが多いが、鍋から支持枠への熱伝導が前記耐熱
部材により抑えられるため、支持枠が高温となることが
なく、したがってこの支持枠における操作部の外面にユ
ーザの手が触れても危険がなく、安全性が向上する。特
に請求項４に記載の発明においては、その操作部が耐熱
部材の配置位置に対応する位置に設けられているから、
鍋から操作部への熱伝導をより有効に抑えて操作部の温
度上昇をより確実に抑制することができる。
れることが多いが、鍋から支持枠への熱伝導が前記耐熱
部材により抑えられるため、支持枠が高温となることが
なく、したがってこの支持枠における操作部の外面にユ
ーザの手が触れても危険がなく、安全性が向上する。特
に請求項４に記載の発明においては、その操作部が耐熱
部材の配置位置に対応する位置に設けられているから、
鍋から操作部への熱伝導をより有効に抑えて操作部の温
度上昇をより確実に抑制することができる。
【００１５】また、支持枠には米と水が収容された高重
量の鍋の荷重が加わるが、この支持枠の温度の上昇が抑
えられて特に高温となることがないから、この支持枠の
熱変形が防止される。
量の鍋の荷重が加わるが、この支持枠の温度の上昇が抑
えられて特に高温となることがないから、この支持枠の
熱変形が防止される。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図１ないし
図６を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。支持
枠２は耐熱性の低い安価なポリピロピレンなどの合成樹
脂で形成され、炊飯器本体１内に収納された鍋８の段部
８ａがこの支持枠２の上側に載置され、この載置により
鍋８が炊飯器本体１内に宙吊り状態に支持されている。
そしてこの鍋８の底面と離間して、すなわち鍋８と非接
触の状態で加熱手段としての炊飯ヒータ６が設けられて
いる。
図６を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。支持
枠２は耐熱性の低い安価なポリピロピレンなどの合成樹
脂で形成され、炊飯器本体１内に収納された鍋８の段部
８ａがこの支持枠２の上側に載置され、この載置により
鍋８が炊飯器本体１内に宙吊り状態に支持されている。
そしてこの鍋８の底面と離間して、すなわち鍋８と非接
触の状態で加熱手段としての炊飯ヒータ６が設けられて
いる。
【００１７】支持枠２における鍋８の載置対応部分、す
なわち支持部２ｃの内周側の縁部上面には耐熱性に優れ
る６ナイロンなどの合成樹脂で形成された耐熱部材１５
…が取り付けられている。これら耐熱部材１５…は、鍋
８の段部８ａに沿う均等的な例えば三箇所に分かれて配
置するように設けられている。そしてこれら耐熱部材１
５…のうちの一つが、図２に示すように、支持枠２の操
作部２ｂに対応する位置に設けられている。
なわち支持部２ｃの内周側の縁部上面には耐熱性に優れ
る６ナイロンなどの合成樹脂で形成された耐熱部材１５
…が取り付けられている。これら耐熱部材１５…は、鍋
８の段部８ａに沿う均等的な例えば三箇所に分かれて配
置するように設けられている。そしてこれら耐熱部材１
５…のうちの一つが、図２に示すように、支持枠２の操
作部２ｂに対応する位置に設けられている。
【００１８】これら耐熱部材１５…は、支持枠２におけ
る支持部２ｃの内周の周方向に沿う円弧状をなし、支持
部２ｃの縁部上面に形成された凹部１６…内に嵌着され
ている。これら耐熱部材１５…の高さの寸法は凹部１６
…の深さの寸法よりも僅かに大きく、したがってこれら
耐熱部材１５…の上面は支持部２ｃの縁部上面からその
上方に僅かに突出している。そしてこれら耐熱部材１５
…の上面に、アルミニウムなどの金属で形成された内枠
３のフランジ４が係止され、これら耐熱部材１５…によ
り内枠３と支持部２ｃとの間に一定の隙間が確保され、
その両者の直接の接触が避けられている。
る支持部２ｃの内周の周方向に沿う円弧状をなし、支持
部２ｃの縁部上面に形成された凹部１６…内に嵌着され
ている。これら耐熱部材１５…の高さの寸法は凹部１６
…の深さの寸法よりも僅かに大きく、したがってこれら
耐熱部材１５…の上面は支持部２ｃの縁部上面からその
上方に僅かに突出している。そしてこれら耐熱部材１５
…の上面に、アルミニウムなどの金属で形成された内枠
３のフランジ４が係止され、これら耐熱部材１５…によ
り内枠３と支持部２ｃとの間に一定の隙間が確保され、
その両者の直接の接触が避けられている。
【００１９】耐熱部材１５…は、図３に示すように、そ
のほぼ中間部の上面から支持部２ｃに亘って螺挿された
ねじ１７…により支持部２ｃに固定されている。また耐
熱部材１５…の下面の両端寄りには、図５に示すよう
に、突起２０，２０が一体に形成され、これら突起２
０，２０が前記凹部１６の底面に形成された凹溝２１，
２１に嵌合し、これにより耐熱部材１５の両端部の水平
方向に対するずれ動きが防止されている。さらに耐熱部
材１５の下面の両端寄りには、図６に示すように、断面
Ｌ状の係合爪２３，２３が一体に突出形成され、これら
係合爪２３，２３が支持部２ｃの縁部下面に係合し、こ
の係合により耐熱部材１５の両端部の上方への浮き上が
りが防止されている。
のほぼ中間部の上面から支持部２ｃに亘って螺挿された
ねじ１７…により支持部２ｃに固定されている。また耐
熱部材１５…の下面の両端寄りには、図５に示すよう
に、突起２０，２０が一体に形成され、これら突起２
０，２０が前記凹部１６の底面に形成された凹溝２１，
２１に嵌合し、これにより耐熱部材１５の両端部の水平
方向に対するずれ動きが防止されている。さらに耐熱部
材１５の下面の両端寄りには、図６に示すように、断面
Ｌ状の係合爪２３，２３が一体に突出形成され、これら
係合爪２３，２３が支持部２ｃの縁部下面に係合し、こ
の係合により耐熱部材１５の両端部の上方への浮き上が
りが防止されている。
【００２０】このような構成においては、炊飯器の使用
時に鍋８や内枠３の熱が耐熱部材１５…に伝導するが、
これら耐熱部材１５…が耐熱性に優れる合成樹脂で形成
されているから、その熱に対して充分に耐えて軟化した
り変形するようなことがない。支持枠２は耐熱性の低い
合成樹脂で形成されているが、この支持枠２には鍋８や
内枠３が直接接触せず、このため鍋８や内枠３から支持
枠２への熱伝導が抑制され、したがって支持枠２が耐熱
性の低い合成樹脂であっても充分に耐え得る。
時に鍋８や内枠３の熱が耐熱部材１５…に伝導するが、
これら耐熱部材１５…が耐熱性に優れる合成樹脂で形成
されているから、その熱に対して充分に耐えて軟化した
り変形するようなことがない。支持枠２は耐熱性の低い
合成樹脂で形成されているが、この支持枠２には鍋８や
内枠３が直接接触せず、このため鍋８や内枠３から支持
枠２への熱伝導が抑制され、したがって支持枠２が耐熱
性の低い合成樹脂であっても充分に耐え得る。
【００２１】そして耐熱性の低い合成樹脂は安価であ
り、したがってこのような合成樹脂で支持枠２が形成さ
れている本発明の炊飯器においては、材料コストを低減
して安価に構成することができる。また耐熱性の低い合
成樹脂においては、その色調や光沢を種々幅広い範囲で
選ぶことができ、このため支持枠２の色調や光沢の制限
が大幅に緩和され、したがって支持枠２の色調や光沢を
炊飯器本体１や蓋体１１の色調や光沢とのバランスを考
慮した種々の色調や光沢に選定することができる。
り、したがってこのような合成樹脂で支持枠２が形成さ
れている本発明の炊飯器においては、材料コストを低減
して安価に構成することができる。また耐熱性の低い合
成樹脂においては、その色調や光沢を種々幅広い範囲で
選ぶことができ、このため支持枠２の色調や光沢の制限
が大幅に緩和され、したがって支持枠２の色調や光沢を
炊飯器本体１や蓋体１１の色調や光沢とのバランスを考
慮した種々の色調や光沢に選定することができる。
【００２２】炊飯器の使用時には、支持枠２の操作部２
ｂや筒状部２ａの外面にユーザの手が触れることが多い
が、鍋８や内枠３から支持枠２への熱伝導が前記耐熱部
材１５…により抑えられるため、支持枠２が高温となる
ことがなく、したがってこの支持枠２における操作部２
ｂや筒状部２ａの外面にユーザの手が触れても危険がな
く、安全性が向上する。特に耐熱部材１５…のうちの１
つが操作部２ｂに対応する位置に配置しているから、内
枠３や鍋８から操作部２ｂへの熱伝導をより有効に抑え
て操作部２ｂの温度上昇をより確実に抑制することがで
きる。
ｂや筒状部２ａの外面にユーザの手が触れることが多い
が、鍋８や内枠３から支持枠２への熱伝導が前記耐熱部
材１５…により抑えられるため、支持枠２が高温となる
ことがなく、したがってこの支持枠２における操作部２
ｂや筒状部２ａの外面にユーザの手が触れても危険がな
く、安全性が向上する。特に耐熱部材１５…のうちの１
つが操作部２ｂに対応する位置に配置しているから、内
枠３や鍋８から操作部２ｂへの熱伝導をより有効に抑え
て操作部２ｂの温度上昇をより確実に抑制することがで
きる。
【００２３】また支持枠２には米と水が収容された高重
量の鍋８の荷重が加わるが、この支持枠２の温度の上昇
が抑えられて特に高温となることがないから、この支持
枠２の熱変形を確実に防止することができる。
量の鍋８の荷重が加わるが、この支持枠２の温度の上昇
が抑えられて特に高温となることがないから、この支持
枠２の熱変形を確実に防止することができる。
【００２４】ところで、一般に炊飯器には 1.0リットル
炊き用と 1.5リットル炊き用とがあり、その仕様に応じ
て支持枠２における支持部２ｃの内径、内枠３の外径、
鍋８の外径の各サイズが異なり、 1.0リットル炊き用で
はその各サイズが小さく、 1.5リットル炊き用ではその
各サイズが大きい。
炊き用と 1.5リットル炊き用とがあり、その仕様に応じ
て支持枠２における支持部２ｃの内径、内枠３の外径、
鍋８の外径の各サイズが異なり、 1.0リットル炊き用で
はその各サイズが小さく、 1.5リットル炊き用ではその
各サイズが大きい。
【００２５】ここで、本実施例の耐熱部材１５において
は、図４に示すように、その外側の曲率の半径Ｒ1 が、
1.0リットル炊き用の場合の支持部２ｃの内径に対応す
る寸法で、その内側の曲率の半径Ｒ2 が、 1.5リットル
炊き用の場合の内枠３の外径に対応する寸法に設定され
ている。
は、図４に示すように、その外側の曲率の半径Ｒ1 が、
1.0リットル炊き用の場合の支持部２ｃの内径に対応す
る寸法で、その内側の曲率の半径Ｒ2 が、 1.5リットル
炊き用の場合の内枠３の外径に対応する寸法に設定され
ている。
【００２６】このような耐熱部材１５であると、この耐
熱部材１５をその両者のサイズの炊飯器に共通して使用
することができる。すなわち耐熱部材１５の外側の半径
Ｒ1が小さいサイズの支持部２ｃを基準にしてその寸法
に対応するように形成されているから、その小さいサイ
ズの支持部２ｃへの取り付けが可能であることは勿論の
こと、大きいサイズの支持部２ｃへの取り付けも可能と
なる。そして耐熱部材１５の内側の半径Ｒ2 が大きいサ
イズの内枠３の外径を基準にしてその寸法に対応するよ
うに形成されているから、この耐熱部材１５が大きなサ
イズの支持部２ｃに取り付けられた場合でも、小さいサ
イズの支持部２ｃに取り付けられた場合のいずれでも、
その内周側には大きいサイズの内枠３でも、小さいサイ
ズの内枠３でも配置させることができ、したがってサイ
ズの異なる炊飯器に共通して使用することが可能とな
る。
熱部材１５をその両者のサイズの炊飯器に共通して使用
することができる。すなわち耐熱部材１５の外側の半径
Ｒ1が小さいサイズの支持部２ｃを基準にしてその寸法
に対応するように形成されているから、その小さいサイ
ズの支持部２ｃへの取り付けが可能であることは勿論の
こと、大きいサイズの支持部２ｃへの取り付けも可能と
なる。そして耐熱部材１５の内側の半径Ｒ2 が大きいサ
イズの内枠３の外径を基準にしてその寸法に対応するよ
うに形成されているから、この耐熱部材１５が大きなサ
イズの支持部２ｃに取り付けられた場合でも、小さいサ
イズの支持部２ｃに取り付けられた場合のいずれでも、
その内周側には大きいサイズの内枠３でも、小さいサイ
ズの内枠３でも配置させることができ、したがってサイ
ズの異なる炊飯器に共通して使用することが可能とな
る。
【００２７】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、支持
枠の鍋載置対応部分に耐熱部材を設け、この耐熱部材に
より支持枠への熱伝導を抑えるようにしたから、支持枠
の材料として、耐熱性の低い安価で色調や光沢の選択の
制限が緩やかな合成樹脂を用いることができ、したがっ
て材料コストを低減して安価な炊飯器を構成でき、また
支持枠の色調や光沢を好みに合わせて望みのデザインの
炊飯器を構成することができる。
枠の鍋載置対応部分に耐熱部材を設け、この耐熱部材に
より支持枠への熱伝導を抑えるようにしたから、支持枠
の材料として、耐熱性の低い安価で色調や光沢の選択の
制限が緩やかな合成樹脂を用いることができ、したがっ
て材料コストを低減して安価な炊飯器を構成でき、また
支持枠の色調や光沢を好みに合わせて望みのデザインの
炊飯器を構成することができる。
【００２８】そして支持枠への熱伝導が前記耐熱部材に
より抑えられるため、支持枠が高温となることがなく、
したがってこの支持枠における操作部の外面にユーザの
手が触れても特に危険がなく、安全性が向上し、また支
持枠に米と水が収容された高重量の鍋の荷重が加わって
も、支持枠の温度の上昇が抑えられて特に高温となるこ
とがないから、この支持枠の熱変形を確実に防止するこ
とができる。
より抑えられるため、支持枠が高温となることがなく、
したがってこの支持枠における操作部の外面にユーザの
手が触れても特に危険がなく、安全性が向上し、また支
持枠に米と水が収容された高重量の鍋の荷重が加わって
も、支持枠の温度の上昇が抑えられて特に高温となるこ
とがないから、この支持枠の熱変形を確実に防止するこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例に係る炊飯器の断面図。
【図２】その炊飯器の支持枠の平面図。
【図３】その炊飯器の要部の断面図。
【図４】その炊飯器の耐熱部材の平面図。
【図５】図４中のＡ−Ａ線に沿う断面図。
【図６】図４中のＢ−Ｂ線に沿う断面図。
【図７】従来の炊飯器の断面図。
１…炊飯器本体 ２…支持枠 ２ｂ…操作部 ２ｃ…支持部 ６…炊飯ヒータ（加熱手段） ８…鍋 ８ａ…段部 １５…耐熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−364816（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−162113（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−130514（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A47J 27/00 103
Claims (4)
- 【請求項１】炊飯器本体の上部に合成樹脂製の支持枠が
設けられ、炊飯器本体内に収納された鍋の上部が前記支
持枠の上側に載置され、この鍋と非接触状態を保って鍋
を加熱する加熱手段が設けられている炊飯器において、 前記支持枠の鍋載置対応部分に耐熱性に優れる合成樹脂
で形成した耐熱部材を設けたことを特徴とする炊飯器。 - 【請求項２】耐熱部材は、鍋の上部外周に形成された段
部に沿う複数の箇所に分かれて設けられていることを特
徴とする請求項１に記載の炊飯器。 - 【請求項３】支持枠の一部は操作部となっていることを
特徴とする請求項１または２に記載の炊飯器。 - 【請求項４】操作部は耐熱部材の配置位置と対応する位
置に設けられていることを特徴とする請求項３に記載の
炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP7115752A JP2907755B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7115752A JP2907755B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 炊飯器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07313352A JPH07313352A (ja) | 1995-12-05 |
| JP2907755B2 true JP2907755B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=14670180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7115752A Expired - Fee Related JP2907755B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907755B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH0423464Y2 (ja) * | 1989-03-31 | 1992-06-01 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP7115752A patent/JP2907755B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07313352A (ja) | 1995-12-05 |
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