JP2907616B2 - 工作機械の切屑回収装置 - Google Patents
工作機械の切屑回収装置Info
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- JP2907616B2 JP2907616B2 JP3344524A JP34452491A JP2907616B2 JP 2907616 B2 JP2907616 B2 JP 2907616B2 JP 3344524 A JP3344524 A JP 3344524A JP 34452491 A JP34452491 A JP 34452491A JP 2907616 B2 JP2907616 B2 JP 2907616B2
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- spindle
- chip
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
- B23Q11/08—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
- B23Q11/0891—Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards arranged between the working area and the operator
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、グラファイトやセラミ
ックスのグリーンボディ等のワークを加工する際に発生
する粉塵状の切屑を効率よく回収する工作機械の切屑回
収装置に関する。
ックスのグリーンボディ等のワークを加工する際に発生
する粉塵状の切屑を効率よく回収する工作機械の切屑回
収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】この
ような材料のワークは、通常、加工液を使用せずにドラ
イ状態で切削加工が行われることが多い。この場合、切
屑が主軸の回転に伴って粉塵となって舞い上がり、スプ
ラッシュガードから機械の外に漏洩して環境雰囲気を汚
染する恐れがある。これを防ぐために、主軸の周囲をカ
バーする大容量の吸塵装置が設置されているが、完全に
粉塵を回収することは不可能で、漏れた粉塵による悪臭
公害や健康への影響が問題になっている。
ような材料のワークは、通常、加工液を使用せずにドラ
イ状態で切削加工が行われることが多い。この場合、切
屑が主軸の回転に伴って粉塵となって舞い上がり、スプ
ラッシュガードから機械の外に漏洩して環境雰囲気を汚
染する恐れがある。これを防ぐために、主軸の周囲をカ
バーする大容量の吸塵装置が設置されているが、完全に
粉塵を回収することは不可能で、漏れた粉塵による悪臭
公害や健康への影響が問題になっている。
【０００３】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決し、ドライ加工の際に生じる粉塵を効率よく回収する
と共に、ウェット加工にも容易に切替え可能な工作機械
の切屑回収装置を提供することを目的とする。
決し、ドライ加工の際に生じる粉塵を効率よく回収する
と共に、ウェット加工にも容易に切替え可能な工作機械
の切屑回収装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的は、加工域の全
周をスプラッシュガードで被覆して加工空間を形成し、
その内部で回転主軸の先端に装着した工具によりワーク
の加工を行う工作機械において、前記主軸の先端領域に
フィンを装着すると共に間隙をあけてその周囲を主軸カ
バーで囲い、前記主軸の回転に伴って前記主軸カバー内
部への吸引気流を発生させ、前記主軸カバーと係合する
と共に前記スプラッシュガードの内壁に沿って隔壁カバ
ーを設けて該隔壁カバーと前記スプラッシュガードとの
間に切屑通路を形成し、該切屑通路内に流体噴射ノズル
を設け、加工部から発生した切屑を前記吸引気流によっ
て吸引して前記切屑通路に導き、前記流体噴射ノズルか
ら噴射する流体によって切屑を搬送するようにしたこと
を特徴とする工作機械の切屑回収装置によって達成され
る。
周をスプラッシュガードで被覆して加工空間を形成し、
その内部で回転主軸の先端に装着した工具によりワーク
の加工を行う工作機械において、前記主軸の先端領域に
フィンを装着すると共に間隙をあけてその周囲を主軸カ
バーで囲い、前記主軸の回転に伴って前記主軸カバー内
部への吸引気流を発生させ、前記主軸カバーと係合する
と共に前記スプラッシュガードの内壁に沿って隔壁カバ
ーを設けて該隔壁カバーと前記スプラッシュガードとの
間に切屑通路を形成し、該切屑通路内に流体噴射ノズル
を設け、加工部から発生した切屑を前記吸引気流によっ
て吸引して前記切屑通路に導き、前記流体噴射ノズルか
ら噴射する流体によって切屑を搬送するようにしたこと
を特徴とする工作機械の切屑回収装置によって達成され
る。
【０００５】
【作用】上述の構成の工作機械においては、主軸のフィ
ンが主軸と共に回転することによって吸引流が発生し、
主軸カバーの外部空気をカバー内部に吸い込む作用をな
す。このため、グラファイト等の脆い材料を加工液を使
用することなしにドライ加工する際に、工具の周囲に発
生する粉塵状の切屑はこの吸引流によって主軸カバーの
内部に吸い込まれる。吸い込まれた切屑は切屑通路に導
入され、ここに設置されている加工液や空気等の流体噴
射ノズルから供給される流体と混ざり合って、これと共
に切屑処理手段に集められる。このように、加工切屑は
加工域の周囲に飛散することなく、効率よく回収・処理
される。
ンが主軸と共に回転することによって吸引流が発生し、
主軸カバーの外部空気をカバー内部に吸い込む作用をな
す。このため、グラファイト等の脆い材料を加工液を使
用することなしにドライ加工する際に、工具の周囲に発
生する粉塵状の切屑はこの吸引流によって主軸カバーの
内部に吸い込まれる。吸い込まれた切屑は切屑通路に導
入され、ここに設置されている加工液や空気等の流体噴
射ノズルから供給される流体と混ざり合って、これと共
に切屑処理手段に集められる。このように、加工切屑は
加工域の周囲に飛散することなく、効率よく回収・処理
される。
【０００６】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。
本発明を更に詳細に説明する。
【０００７】
【実施例】図１，２は本発明の切屑回収装置を具えた工
作機械の一例を示す。モータ１によって回転駆動される
主軸２の先端には工具３が装着され、これによってワー
ク４が切削加工される。この切削加工が行われる加工域
の周囲はスプラッシュガード５によって覆われ、加工液
や切屑が周囲に飛散することを防止している。
作機械の一例を示す。モータ１によって回転駆動される
主軸２の先端には工具３が装着され、これによってワー
ク４が切削加工される。この切削加工が行われる加工域
の周囲はスプラッシュガード５によって覆われ、加工液
や切屑が周囲に飛散することを防止している。
【０００８】このスプラッシュガード５の内壁に沿って
隔壁カバー６が設置され、スプラッシュガード５との間
に切屑通路７を形成している。この切屑通路７は加工域
の底部に設置された加工液回収チャンネル１０を通じ
て、切屑処理装置（加工液濾過装置）１１に連通してい
る。主軸２の下部領域、即ち工具３の装着されている部
分の上方には、円盤状の複数のフィン８が固定され、主
軸２の回転に伴ってその周囲に旋回流を発生するように
構成されている。なお、このフィン８の形状はこれに限
定されるものではなく、効率よく旋回流を発生できるも
のであればよく、例えば扇風機の羽根状のものでもよ
い。
隔壁カバー６が設置され、スプラッシュガード５との間
に切屑通路７を形成している。この切屑通路７は加工域
の底部に設置された加工液回収チャンネル１０を通じ
て、切屑処理装置（加工液濾過装置）１１に連通してい
る。主軸２の下部領域、即ち工具３の装着されている部
分の上方には、円盤状の複数のフィン８が固定され、主
軸２の回転に伴ってその周囲に旋回流を発生するように
構成されている。なお、このフィン８の形状はこれに限
定されるものではなく、効率よく旋回流を発生できるも
のであればよく、例えば扇風機の羽根状のものでもよ
い。
【０００９】更に、前記スプラッシュガード５で被覆さ
れた加工域内に突出している主軸部分の周囲には主軸カ
バー９が設置されている。この主軸の下部領域の詳細構
造を図３に示す。前記フィン８に対面する主軸カバー９
の下端部は、下方に向かって収束した先細りの傾斜部９
ａを有し、フィン８の外周縁との間の隙間が狭くなるよ
うに構成されている。また、主軸カバー９の上部側面に
は前記切屑通路７に連通する開口９ｂが設けられてい
る。
れた加工域内に突出している主軸部分の周囲には主軸カ
バー９が設置されている。この主軸の下部領域の詳細構
造を図３に示す。前記フィン８に対面する主軸カバー９
の下端部は、下方に向かって収束した先細りの傾斜部９
ａを有し、フィン８の外周縁との間の隙間が狭くなるよ
うに構成されている。また、主軸カバー９の上部側面に
は前記切屑通路７に連通する開口９ｂが設けられてい
る。
【００１０】図４に示すように、先ずフィン８によって
発生した旋回流Ａは、主軸カバー９特にその傾斜部９ａ
によってその進路を規制され、外に吹き出る代わりに主
軸カバー９内で上昇気流Ｃに転じる。この上昇気流Ｃに
よって下方の加工点近傍からカバー内に向かう吸引気流
Ｄが生じ、これと共に切屑が主軸カバー９内に吸引され
る。吸引された切屑は開口９ｂを通じて切屑通路７に導
入されるので、加工域全体に広がることが防止される。
なお、符号１３は主軸内部への切屑の侵入を防止する保
護カバーを示す。切屑通路７の適宜箇所には加工液噴射
ノズル１２が設置されている。切屑は噴射された加工液
と混ざり合ってスプラッシュガード５の内壁を流下し、
加工液回収チャンネル１０に集められる。次いで、該チ
ャンネル１０から切屑処理装置１１に回収され、ここで
加工液と切屑とが分離される。この場合、切屑処理装置
１１は加工液濾過装置であり、ウェット加工の場合にも
共用可能である。
発生した旋回流Ａは、主軸カバー９特にその傾斜部９ａ
によってその進路を規制され、外に吹き出る代わりに主
軸カバー９内で上昇気流Ｃに転じる。この上昇気流Ｃに
よって下方の加工点近傍からカバー内に向かう吸引気流
Ｄが生じ、これと共に切屑が主軸カバー９内に吸引され
る。吸引された切屑は開口９ｂを通じて切屑通路７に導
入されるので、加工域全体に広がることが防止される。
なお、符号１３は主軸内部への切屑の侵入を防止する保
護カバーを示す。切屑通路７の適宜箇所には加工液噴射
ノズル１２が設置されている。切屑は噴射された加工液
と混ざり合ってスプラッシュガード５の内壁を流下し、
加工液回収チャンネル１０に集められる。次いで、該チ
ャンネル１０から切屑処理装置１１に回収され、ここで
加工液と切屑とが分離される。この場合、切屑処理装置
１１は加工液濾過装置であり、ウェット加工の場合にも
共用可能である。
【００１１】また、加工液噴射ノズル１２から空気を噴
射して切屑を搬送することもできる。この場合、切屑処
理装置１１は集塵機であることが望ましい。以上の実施
例では、立形主軸の工作機械について説明したが、本発
明の切屑回収装置は横形主軸の工作機械にも適用可能で
ある。
射して切屑を搬送することもできる。この場合、切屑処
理装置１１は集塵機であることが望ましい。以上の実施
例では、立形主軸の工作機械について説明したが、本発
明の切屑回収装置は横形主軸の工作機械にも適用可能で
ある。
【００１２】
【発明の効果】このように、本発明においては、主軸の
先端領域にフィンを装着して積極的に旋回流を発生せし
め、これを特殊構造の主軸カバーの作用によって吸引流
に変換して、加工点から発生する粉塵状の切屑をカバー
内に吸引するようにしている。このため、切屑の飛散を
防止でき、切屑通路内に効率よく回収することが可能と
なる。
先端領域にフィンを装着して積極的に旋回流を発生せし
め、これを特殊構造の主軸カバーの作用によって吸引流
に変換して、加工点から発生する粉塵状の切屑をカバー
内に吸引するようにしている。このため、切屑の飛散を
防止でき、切屑通路内に効率よく回収することが可能と
なる。
【００１３】更に、切屑通路内に加工液噴射ノズルを設
置し、ここから噴射された加工液に切屑を混ぜ合わせ、
工作機械に従来から付随しているウェット加工用の加工
液回収チャンネルに導入するようにしたので、加工対象
のワークに応じてドライ─ウェットの切替えを容易に行
うことができる。また、加工点近傍で効率よく粉塵状の
切屑を吸引・回収するので、従来のように大容量の吸引
装置を必要とせず、従来の工作機械に付属している切屑
回収装置で間に合う。
置し、ここから噴射された加工液に切屑を混ぜ合わせ、
工作機械に従来から付随しているウェット加工用の加工
液回収チャンネルに導入するようにしたので、加工対象
のワークに応じてドライ─ウェットの切替えを容易に行
うことができる。また、加工点近傍で効率よく粉塵状の
切屑を吸引・回収するので、従来のように大容量の吸引
装置を必要とせず、従来の工作機械に付属している切屑
回収装置で間に合う。
【図１】本発明の集塵装置を具えた工作機械の正面図で
ある。
ある。
【図２】同じく側面図である。
【図３】本発明によるフィンと主軸カバーの構成の詳細
を示す段面図である。
を示す段面図である。
【図４】主軸カバーが存在している場合の加工点近傍の
気流状態を示す模式図である。
気流状態を示す模式図である。
【符号の説明】 １…モータ ２…主軸 ３…工具 ４…ワーク ５…スプラッシュガード ６…隔壁カバー ７…切屑通路 ８…フィン ９…主軸カバー １０…加工液回収チャンネル １１…切屑処理装置 １２…加工液噴射ノズル １３…保護カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−144931（ＪＰ，Ａ) 特開 昭47−31278（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−103753（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−138711（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−3805（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−20496（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭41−15502（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23Q 11/00
Claims (1)
- 【請求項１】 加工域の全周をスプラッシュガードで被
覆して加工空間を形成し、その内部で回転主軸の先端に
装着した工具によりワークの加工を行う工作機械におい
て、前記主軸の先端領域にフィンを装着すると共に間隙
をあけてその周囲を主軸カバーで囲い、前記主軸の回転
に伴って前記主軸カバー内部への吸引気流を発生させ、
前記主軸カバーと係合すると共に前記スプラッシュガー
ドの内壁に沿って隔壁カバーを設けて該隔壁カバーと前
記スプラッシュガードとの間に切屑通路を形成し、該切
屑通路内に流体噴射ノズルを設け、加工部から発生した
切屑を前記吸引気流によって吸引して前記切屑通路に導
き、前記流体噴射ノズルから噴射する流体によって切屑
を搬送するようにしたことを特徴とする工作機械の切屑
回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3344524A JP2907616B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 工作機械の切屑回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3344524A JP2907616B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 工作機械の切屑回収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05177497A JPH05177497A (ja) | 1993-07-20 |
| JP2907616B2 true JP2907616B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=18369944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3344524A Expired - Fee Related JP2907616B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 工作機械の切屑回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907616B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6810113B2 (ja) * | 2018-09-07 | 2021-01-06 | ファナック株式会社 | 工作機械 |
| CN109590801A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-04-09 | 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 | 一种适应智能自动化机床的内部切屑自清理机构 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344524A patent/JP2907616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05177497A (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |