JP2907417B2 - コンプレッサの給油方法およびその装置 - Google Patents

コンプレッサの給油方法およびその装置

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JP2907417B2 JP31473594A JP31473594A JP2907417B2 JP 2907417 B2 JP2907417 B2 JP 2907417B2 JP 31473594 A JP31473594 A JP 31473594A JP 31473594 A JP31473594 A JP 31473594A JP 2907417 B2 JP2907417 B2 JP 2907417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンプレッサの給油方
法およびその装置に係るものであり、詳しくは、レシプ
ロコンプレッサ、ターボコンプレッサなどの大型コンプ
レッサおよびその付帯設備の給油方法およびその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、大型コンプレッサを始動させる
場合には事前に注油ポンプを始動して、例えばレシプロ
タイプの場合は、シリンダロッドやクランクシャフトな
どに強制潤滑を行ってからコンプレッサを始動させるの
が一般的である。
【0003】また、大型コンプレッサを停止する場合に
は、慣性による連れまいを考慮して、連れまいをしてい
る間は注油ポンプで強制潤滑を行って、コンプレッサが
完全に停止した後、注油ポンプを停止させるのが一般的
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルエンジンな
どのエンジンで駆動される大型コンプレッサは、プラン
ト建設時などにおいて、外部からの電源やユーティリテ
ィの使用ができない状況で運転されることがある。この
場合、商用電源が使用できないので、コンプレッサを始
動させる場合には、マニュアル操作ポンプなどで事前に
給油を行わなければならず、自動起動ができないという
問題があった。
【0005】また、エンジンで駆動される大型コンプレ
ッサは、通常エンジンで駆動される発電機を装備してお
り、この発電機で発電される電源によって注油ポンプが
駆動されるが、エンジンの停止時には、注油ポンプも停
止するので、慣性による連れまいをしている間、潤滑が
行われないという問題があった。また、停電あるいは非
常停止などの断電によって商用電源が使用できなくなっ
た場合にも、注油ポンプが停止するので上記と同様の問
題があった。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、プラント建設時または停電・非常停止などによ
る断電時など商用電源の使用ができない時に、コンプレ
ッサの始動(エンジンの始動)以前およびエンジン停止
以降にもコンプレッサなどに対して強制給油することが
できるコンプレッサの給油方法およびその装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるエンジンで
駆動されるコンプレッサの給油方法は、エンジンには発
電機が接続されており、断電時、該発電機による電源で
駆動されている注油ポンプが停止すると同時に、バッテ
リー電源でプレ注油ポンプを駆動させ、コンプレッサが
完全に停止するまで給油することを特徴とする。
【0008】本発明によるエンジンで駆動されるコンプ
レッサの給油方法は、コンプレッサの始動時には、バッ
テリー電源でプレ注油ポンプを駆動させて、エンジンを
始動し、エンジンに接続されている発電機による電源で
注油ポンプを駆動させた後、プレ注油ポンプを停止さ
せ、エンジンの停止時には、注油ポンプが停止すると同
時に、バッテリー電源でプレ注油ポンプを駆動させ、コ
ンプレッサが完全に停止するまで給油することを特徴と
する。
【0009】本発明によるエンジンで駆動されるコンプ
レッサの給油装置は、エンジンに接続されている発電機
による電源で駆動される注油ポンプと、該注油ポンプに
並列して設けられバッテリー電源で駆動されるプレ注油
ポンプとを有していることを特徴とする。
【0010】さらに詳細には、バッテリー電源であるバ
ッテリーは、発電機により充電されていることを特徴と
する。
【0011】
【作用】コンプレッサの始動時には、バッテリー電源に
よりプレ注油ポンプを駆動してコンプレッサなどを十分
に潤滑した後、エンジンを始動する。エンジンの停止時
には、エンジン停止と同時に、バッテリー電源のプレ注
油ポンプを駆動して、コンプレッサが完全に停止するま
で給油する。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、ディーゼルエンジンで駆動される大型コンプレッ
サ装置の概略図を示している。
【0013】同図に示されているように、コンプレッサ
1は減速機2を介してエンジンとしてのディーゼルエン
ジン3で駆動されている。ディーゼルエンジン3の反対
側には、発電機としてのAC発電機4が接続されてい
る。なお、コンプレッサ1と減速機2との間にはフライ
ホイール5が設けられている。
【0014】前記コンプレッサ1と減速機2は、注油シ
ステム6によって強制潤滑されている。その注油システ
ム6は、注油ポンプ用電動機7aで駆動される注油ポン
プ7と、この注油ポンプ7と並列して設けられプレ注油
ポンプ用電動機8aで駆動されるプレ注油ポンプ8と、
両注油ポンプ7,8の吸入側に設けられる注油タンク9
とからなり、両注油ポンプ7,8の吐出側はコンプレッ
サ1と減速機2に接続されている。
【0015】前記コンプレッサ1、減速機2およびディ
ーゼルエンジン3は、冷却システム10によって冷却さ
れている。その冷却システム10は、冷却水循環ポンプ
用電動機11aで駆動される冷却水循環ポンプ11と、
その吐出側に設けられフアンクーラ用電動機12aで駆
動されるフアンクーラ12と、冷却水循環ポンプ11の
吸入側に設けられる給水タンク13とからなり、フアン
クーラ12の吐出側はコンプレッサ1、減速機2および
ディーゼルエンジン3に接続されている。
【0016】ディーゼルエンジン3の回転により、AC
発電機4で発電されたAC(交流)電源は、注油ポンプ
用電動機7aならびに冷却水循環ポンプ用電動機8aお
よびファンクーラ用電動機12aなどに使用されると共
に、制御装置14内に設けられているバッテリー15に
バッテリーチャージャ15aを介して充電される。バッ
テリー電源は、デイーゼルエンジン3の始動、直流電動
機としてのプレ注油ポンプ用電動機8aの駆動に使用さ
れている。なお、プレ注油ポンプ8aは、前記バッテリ
ー電源で作用するソレノイドで駆動することもできる。
【0017】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0018】大型コンプレッサ、例えばレシプロコンプ
レッサの場合、一般にクランクシャフトやピストンロッ
ドに対して、回転前に強制潤滑することが要求されるの
で、バッテリー電源によりプレ注油ポンプ8を始動して
十分に潤滑した後、ディーゼルエンジン3が始動され
る。
【0019】ディーゼルエンジン3が始動すると、AC
発電機4が交流電源を発電するので、注油ポンプ7、冷
却水循環ポンプ11、ファンクーラ12などがあらかじ
め定められた手順で順次始動される。なお、始動電流を
抑えるためにスターデルタ起動などの方法がとられてい
る。交流電源により注油ポンプ7が駆動されると、バッ
テリー電源のプレ注油ポンプ8が停止する。ディーゼル
エンジン3の駆動中、バッテリー15は交流電源により
バッテリーチャジャー15aを介して充電される。
【0020】大型コンプレッサ、例えばレシプロコンプ
レッサの場合、一般にフライホイール5が設けられてい
るので、慣性が大きく、ディーゼルエンジン3の停止後
も数十秒連れまいする。また、ディーゼルエンジン3が
停止すると、AC発電機4も停止して交流電源がなくな
るので、注油ポンプ7が停止する。そこで、ディーゼル
エンジン3停止と同時に、バッテリー電源のプレ注油ポ
ンプ8を駆動して、コンプレッサ1が完全に停止するま
で、強制給油を必要とする軸受けや減速機部分に給油す
る。
【0021】なお、エンジン3は、通常の運転停止の
他、非常停止、停電などによっても停止するが、その際
も上述と同様にしてプレ注油ポンプ8が駆動される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。すなわち、プラント建設時または停電・非常停止な
どによる断電時など商用電源の使用ができない時に、コ
ンプレッサの始動前およびエンジン停止からコンプレッ
サ停止までの間、自動的にコンプレッサなどに対して強
制給油することができるので、その間の油切れや機械的
損傷を防止することができると共に、自動運転が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディーゼルエンジンで駆動される大型コンプレ
ッサ装置の概略図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 減速機 3 ディーゼルエンジン(エンジン) 4 AC発電機(発電機) 5 フライホィール 6 注油システム 7 注油ポンプ 7a 注油ポンプ用電動機 8 プレ注油ポンプ 8a プレ注油ポンプ用電動機 9 注油タンク 10 冷却システム 11 冷却水循環ポンプ 11a 冷却水循環ポンプ用電動機 12 ファンクーラ 12a ファンクーラ用電動機 13 給水タンク 14 制御装置 15 バッテリー 15a バッテリーチャージャ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンで駆動されるコンプレッサの給
    油方法であって、 エンジン(3)には発電機(4)が接続されており、断
    電時、該発電機(4)による電源で駆動されている注油
    ポンプ(7)が停止すると同時に、バッテリー電源でプ
    レ注油ポンプ(8)を駆動させ、コンプレッサ(1)が
    完全に停止するまで給油することを特徴とするコンプレ
    ッサの給油方法。
  2. 【請求項2】 エンジンで駆動されるコンプレッサの給
    油方法であって、 コンプレッサ(1)の始動時には、バッテリー電源でプ
    レ注油ポンプ(8)を駆動させて、エンジン(3)を始
    動し、エンジン(3)に接続されている発電機(4)に
    よる電源で注油ポンプ(7)を駆動させた後、プレ注油
    ポンプ(8)を停止させ、エンジン(3)の停止時に
    は、注油ポンプ(7)が停止すると同時に、バッテリー
    電源でプレ注油ポンプ(8)を駆動させ、コンプレッサ
    (1)が完全に停止するまで給油することを特徴とする
    コンプレッサの給油方法。
  3. 【請求項3】 エンジンで駆動されるコンプレッサの給
    油装置であって、エンジン(3)に接続されている発電
    機(4)による電源で駆動される注油ポンプ(7)と、
    該注油ポンプ(7)に並列して設けられバッテリー電源
    で駆動されるプレ注油ポンプ(8)とを有していること
    を特徴とするコンプレッサの給油装置。
  4. 【請求項4】 バッテリー電源であるバッテリー(1
    5)は、発電機(4)により充電されていることを特徴
    とする請求項3記載のコンプレッサの給油装置。
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