JPH07253030A - ガスタービンの再起動方法 - Google Patents

ガスタービンの再起動方法

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JPH07253030A
JPH07253030A JP6893994A JP6893994A JPH07253030A JP H07253030 A JPH07253030 A JP H07253030A JP 6893994 A JP6893994 A JP 6893994A JP 6893994 A JP6893994 A JP 6893994A JP H07253030 A JPH07253030 A JP H07253030A
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JP
Japan
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gas turbine
hydraulic motor
gas
turbine
stop
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6893994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Komuro
隆義 小室
Kazuo Uematsu
一雄 上松
Koichi Akagi
弘一 赤城
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンの停止から再起動までの時間を
短縮すること。 【構成】 ガスタービンの停止指示後、直ちに燃料の供
給を断ち、ガスジェネレータのアフタークーリングとパ
ージ運転を兼ね、起動装置の油圧モータによるモータリ
ングで待機するようにしたもの。起動装置の油圧モータ
は水冷却して、長時間の連続運転に対応できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン、特にポ
ンプなどを駆動するガスタービンの再起動方法に関し、
更に詳細には、ガスタービンの停止から再起動までの時
間を短縮するようにした再起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンは高温で運転される機械で
あり、その再起動に当っては、肉厚の薄いケーシング側
が質量の大きい回転体側より早く冷え収縮するため、質
量の大きいガスジェネレータなどの回転体とケーシング
とが接触し、異常振動を発生することがある。
【0003】ガスタービンは停止から再起動までに、回
転体側とケーシング側の冷却による収縮代を同程度とす
るため、従来から図3に示すように、ガスタービンの停
止指示後、圧縮機タービンを燃焼ガスで回転させ、ガス
ジェネレータのアフタークーリングを長時間行っている
のが現状である。
【0004】この図3に示す従来例におけるガスタービ
ンの停止から再起動までの手順を箇条書きにすると、次
のとおりとなる。 (1)ガスタービン停止指示 (2)ガスジェネレータのアフタークーリング (3)燃料断 (4)ガスタービン静止 (5)起動指示(起動装置入、モータリング開始) (6)モータリング(パージ運転) (7)着火(ガスジェネレータ規定回転数に到達時点で
起動装置切) (8)パワータービンアイドリング到達時間 (9)運転
【0005】なお、パージ運転とはガスタービンの燃焼
器内に溜っている燃料を空気で吹飛ばす運転をいい、起
動指示後、起動装置がスピニングし、コンプレッサが規
定回転数に到達した時点で開始する運転で、起動時の異
常燃焼を回避するため、実際に燃料を入れ点火信号を出
す前に行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来のガス
タービンの再起動方法にあっては、ガスタービンの停止
から再起動までに長時間かかっている。その原因は、
(1)ガスタービンの停止指示後、ガスジェネレータの
アフタークーリングを圧縮機タービン(燃焼状態)で行
うこと、及び(2)ガスタービンが完全静止するのを待
って再起動指示をしていることにある。
【0007】そして、再起動の長時間化は、発停頻度が
高く、ガスタービンの停止から再起動までの時間を短縮
する必要のあるガスタービン駆動陸用、舶用機械では、
特に重要な問題である。
【0008】また、公共用ポンプの洪水対策など、非常
用施設に適用されるガスタービン駆動ポンプでも、ポン
プ停止後にガスタービンを再起動できる時間に継続して
流入する容量分を吸水槽で溜める必要があるので、再起
動の長時間化は同様に重要な問題である。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、ガスタービンの停止から
再起動までの時間を短縮するようにした再起動方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、ガスタービンの停止指示後、直ちに燃
料の供給を断ち、ガスジェネレータのアフタークーリン
グとパージ運転を兼ね、起動装置の油圧モータによるモ
ータリングで待機するようにしたものである。
【0011】
【作用】上記の手段によれば、ガスタービンの停止から
再起動までの時間を大幅に短縮することができる。
【0012】
【実施例】以下図1及び図2を参照して本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は本発明によるガスター
ビン再起動方法の手順を示す図である。
【0013】図1に示すように、本発明によれば、ガス
タービンの停止指示後、直ちに燃料の供給を断ち、ガス
ジェネレータの回転数が再起動可能回転数まで低下した
ところで直ちに起動装置の油圧モータによるモータリン
グを開始し、ガスジェネレータのアフタークーリングを
行うと共に、パージによる着火準備を行わせ、待機する
ようにする。
【0014】この場合、洪水対策など、非常用施設に適
用されるポンプを駆動するガスタービンのように、ポン
プの流入量に応じてガスタービンを急起動・急停止を断
続的に行う必要があるものにおいては、モータリングに
よる待機運転を長時間連続して行う必要があるので、起
動装置の油圧モータの冷却方式を水冷とすることによ
り、起動のモータリングを長時間連続して行うことがで
きる。
【0015】そして、パージ運転完了後、直ちに着火さ
せる。着火以降の手順、スケジュールは従来と同じであ
る。
【0016】図1に示した本発明によるガスタービンの
停止から再起動までの手順を箇条書きすると、次のとお
りとなる。 (1)ガスタービン停止指示 (2)燃料断 (3)ガスジェネレータ再起動可能回転数に到達 (4)起動指示(起動装置入、モータリング開始) (5)モータリングによる待機運転(パージ運転/ガス
ジェネレータ・アフタークーリング) (6)着火(ガスジェネレータ規定回転数に到達時点で
起動装置切) (7)パワータービンアイドリング到達時間 (8)運転 以上より、ガスタービンの停止から再起動までの時間を
大幅に短縮することができる。
【0017】次に、図2は本発明を実施することができ
るポンプ駆動用ガスタービンの構成例を示す。図2にお
いて、ガスタービン1はガスジェネレータ2と、パワー
タービン3と、起動装置4とから構成されている。ガス
ジェネレータ2はパワータービン3を駆動させる燃焼ガ
スを発生させるもので、コンプレッサ5と、圧縮機ター
ビン6と、燃焼器7とで構成されている。パワータービ
ン3はポンプ8を駆動する。
【0018】そして、以上述べたガスタービンの再起動
方法は、次の手順で行われる。 (1)ガスタービン停止指示後、直ちに再起動を行う場
合 ガスタービンの停止指示後、直ちに燃料の供給を断ち、
コンプレッサ5の軸回転数が低下し、再起動可能回転数
に到達した時点で、起動指示をし、コンプレッサ5の軸
を起動装置4の油圧モータ(スタータ)9で回転(スピ
ン運転)させ、パージ運転を行う。 (2)ガスタービン停止静止時より起動する場合 コンプレッサ5の軸を油圧モータ9で回転(スピン運
転)し、一定回転数に到達した時点でパージ運転を行
う。 (3)パージ運転完了後、燃料を燃焼器7に入れ点火さ
せ、ガスタービンを起動する。 (4)ガスタービンの回転数が上昇しある回転数に到達
すると、起動装置4のギヤー機構に組込まれているクラ
ッチ10が作用し、油圧モータ9が切り離される。
【0019】そして、起動装置4の油圧モータ9は水冷
却方式として、例えば図2に示されるように、油圧モー
タ9に油圧を供給する圧油装置11内に冷却水が流れる
冷却器12を設けることにより、油圧モータ9がモータ
リングによる長時間の連続する待機運転に対応できるよ
うにし、これによって着火指示から性能発揮までの時間
を最短化すると共に着火失敗に対する信頼性の向上を図
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ガ
スタービンの停止から再起動までの時間を大幅に短縮で
きるので、特に発停頻度が高く、ガスタービンの停止か
ら再起動までの時間を短縮する必要のあるガスタービン
駆動陸用、舶用機械に効果がある。
【0021】また、公共用ポンプ洪水対策などのポンプ
機場にあっては、前述した如く、ポンプ停止後にガスタ
ービンを再起動できる時間に継続して流入する容量分を
吸水槽で溜める必要があるが、本発明によって、ガスタ
ービンの停止から再起動までの時間を短縮することによ
り、大幅に吸水槽容量を低減でき建設費の低減に繋げる
ことができ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスタービン再起動方法の手順を
示す図である。
【図2】本発明を実施することができるポンプ駆動用ガ
スタービンの構成例を示す図である。
【図3】従来のガスタービン再起動方法の手順を示す図
である。
【符号の説明】
1 ガスタービン 2 ガスジェネレータ 3 パワータービン 4 起動装置 5 コンプレッサ 6 圧縮機タービン 7 燃焼器 8 ポンプ 9 油圧モータ 10 クラッチ 11 圧油装置 12 冷却器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンの停止指示後、直ちに燃料の
    供給を断ち、ガスジェネレータのアフタークーリングと
    パージ運転を兼ね、起動装置の油圧モータによるモータ
    リングで待機するようにしたことを特徴とするガスター
    ビンの再起動方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、起動装置の
    油圧モータを水冷却するようにしたことを特徴とするガ
    スタービンの再起動方法。
JP6893994A 1994-03-15 1994-03-15 ガスタービンの再起動方法 Withdrawn JPH07253030A (ja)

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JPH07253030A true JPH07253030A (ja) 1995-10-03

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605