JP2906911B2 - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JP2906911B2
JP2906911B2 JP5096654A JP9665493A JP2906911B2 JP 2906911 B2 JP2906911 B2 JP 2906911B2 JP 5096654 A JP5096654 A JP 5096654A JP 9665493 A JP9665493 A JP 9665493A JP 2906911 B2 JP2906911 B2 JP 2906911B2
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video camera
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憲一 佐怒賀
光治 鶴岡
修央 下田
景三 河野
盛 熊谷
欣也 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図9,図10は夫々CCTVを説明する
ための図である。一般に、CCTV(Closed Circuit T
elevision ,閉回路テレビジョン)は、通常のTV放送
が不特定多数の視聴者を対象にしているのに対し、特定
の人を対象に映像を伝えるTVシステムを意味し、工業
用CCTV、教育用CCTV、医療用CCTV、会議用
CCTV、防犯監視用CCTV等がある。
【0003】さて、比較的小規模なCCTV1として
は、図9に示すように、1台のカメラ2とTV受像機
(モニタ)3とを信号ケーブル4を介して直接接続した
ものがある。しかしこのシステム1では信号ケーブル4
とは別にカメラ電源供給用ケーブル5Aが必要であるか
ら、カメラ2に接続するケーブルは2本となり、これに
よりケーブルの配線が目立つので結果としてカメラ2の
設置が分かりやすくなり、特に、このカメラ2を防犯監
視用CCTVTVの一部として用いた場合には不都合で
ある。ここで、カメラ2は撮像レンズ等の光学系,CC
D等の撮像デバイス,映像信号処理回路等、周知のビデ
オカメラの構成を一体の筐体内に収納固定したものであ
り、撮像レンズを任意の方向に回動しようとするために
はビデオカメラ筐体全体を動かす必要がある。信号ケー
ブル4はカメラ2から出力する複合映像信号を伝送する
信号ケーブルである。5はDC電源。
【0004】また、比較的大規模なCCTV6として
は、図10に示すように、1台のカメラ2と2台のモニ
タ3,7とを、カメラ制御装置(CCU)8を介して間
接接続したものがある。ここで、カメラ制御装置8はカ
メラ光学系の制御(アイリス,フィルタ等の補正),光
電変換部の制御を行う他、映像信号処理を行う周知のC
CUの構成を備えたものである。そして、CCUによる
調整によりカメラ2から出力する映像信号は最良の状態
に常時維持することができる。カメラ2に対するカメラ
制御装置8からの上記した各種の駆動制御信号及び電源
供給は長尺の接続ケーブル4Aを介して行われる。こう
して、カメラ2から出力する複合映像信号は接続ケーブ
ル4Aを介してカメラ制御装置8に供給され、ここで映
像信号処理が行われた後、2分配され、一方は信号ケー
ブル9を介してモニタ3に供給され、他方は信号ケーブ
ル10を介してモニタ7に供給される。こうしてこのシ
ステム6では1本の接続ケーブル4Aだけでカメラ制御
装置8と接続できるので、これによりケーブルの配線が
目立たず結果としてカメラ2の設置が分かりにくくな
り、特に、このカメラ2を防犯監視用CCTVの一部と
して用いた場合には好都合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、CC
TV1,6に夫々用いられるカメラ2は撮像レンズ等の
光学系,CCD等の撮像デバイス,映像信号処理回路
等、周知のビデオカメラの構成を一体の筐体内に収納固
定したものであり、撮像レンズを任意の方向に回動しよ
うとするためにはビデオカメラ筐体全体を動かす必要が
あるから、こうしたカメラ2を天井、壁等に一旦取り付
け固定してしまうと、撮像レンズの画角視野内の被写体
だけが撮像可能となり、この画角から外れた被写体を撮
像するためには、筐体全体の取り付け固定位置をその度
に設定し撮像レンズの画角を直さなければならない。ま
た、ビデオカメラ筐体の取り付け場所によっては、必要
とするアングルにカメラ2の筐体を取り付けることがで
きない不都合が生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は下記の構成になるビデオカメラを提供
する。
【0007】撮像レンズと撮像デバイスと映像信号処理
回路とを有するビデオカメラであって、前記撮像レンズ
を装着する撮像レンズ取付部と、この撮像レンズ取付部
の後方に設けられ前記撮像デバイスを収納固定する撮像
デバイス固定部とを備えた球形状の撮像レンズ首振部
と、任意の方向に前記撮像レンズを向けた状態で前記撮
像レンズ首振部を固定する一組の係止部とを備えた撮像
レンズ首振機構を有し、前記一組の係止部は、前記撮像
レンズ首振部の最大直径よりもやや小なる直径を有する
挿入口を備えた一方及び他方の係止部とからなり、かつ
前記撮像レンズの光軸と前記撮像レンズ首振機構の中心
軸と前記一組の係止部の挿入口の各中心軸とが回動中心
軸上に配置されており、カメラ筐体に固定した前記一方
の係止部の挿入口に前記撮像レンズ首振部の下部を係合
し、この状態で前記撮像レンズ首振部の上部に前記他方
の係止部の挿入口に挿入し、前記撮像レンズ首振部を前
記一方及び他方の係止部で挟持して、前記他方の係止部
の挿入口から上方へ突出する前記撮像レンズ首振部の上
部が所定の画角内の任意の方向に前記撮像レンズを向け
ることができるように前記撮像レンズ首振部を介して前
記他方の係止部上に前記一方の係止部を仮留めして、所
定の方向に前記撮像レンズを向けた状態で前記他方の係
止部上に前記一方の係止部を本留することを特徴とする
ビデオカメラ。
【0008】
【実施例】以下、本発明になるビデオカメラについて、
図1〜図8に沿って説明する。図1は本発明になるビデ
オカメラの一実施例ブロック構成図、図2は壁に取り付
けられた本発明になるビデオカメラを説明するための
図、図3は本発明になるビデオカメラの一実施例平面
図、図4は天井裏に取り付けられた本発明になるビデオ
カメラを説明するための図、図5は屋内配線用ボックス
内に取り付けられた本発明になるビデオカメラを説明す
るための図、図6は本発明になるビデオカメラの要部の
撮像レンズ首振機構の一実施例外観図、図7,図8は夫
々本発明になるビデオカメラの要部の撮像レンズ首振機
構を説明するための図である。
【0009】本発明になるビデオカメラ11は、大略、
後述するように、撮像レンズ首振機構12を内蔵した例
えば防犯監視用CCTVにおけるビデオカメラ用に好適
なものであり、一定の画角を保持しつつ任意の撮像方向
に容易に撮像レンズ13を向けこれを係止可能とするも
のである。即ち、ビデオカメラ11の撮像レンズ13の
撮像可能方向は、下記する回動中心軸oに対して撮像レ
ンズ13の光軸が成す角度が、その上・下各最大30゜
程度、その左・右各最大30゜程度が夫々自在に回動可
能な範囲であり、また、回動中心軸oを中心として撮像
レンズ13を時計・反時計方向に各最大180゜程度が
回動可能な範囲である。ここで、回動中心軸oは撮像レ
ンズ13の光軸と撮像レンズ首振機構12の中心軸と一
組の係止部12D,12Eの挿入口12D1,12E1
の各中心軸とが同一線上となる線分であると規定する。
【0010】さて、本発明になるビデオカメラ11は、
図1〜図8に夫々示すように、撮像レンズ13と撮像デ
バイス14と映像信号処理回路15とを有するビデオカ
メラであって、撮像レンズ13を装着する撮像レンズ取
付部12Aと、この撮像レンズ取付部12Aの後方に設
けられ撮像デバイス14を収納固定する撮像デバイス固
定部12Bとを備えた球形状の撮像レンズ首振部12C
と、任意の方向に回動係止可能なように撮像レンズ首振
部12Cを係止する係止部12D,12Eとを備えた撮
像レンズ首振機構12を有している。この撮像レンズ首
振機構12によって、一体化された撮像レンズ13と撮
像デバイス12とを映像信号処理回路15とは別体に任
意の方向に回動係止可能とすることができる。
【0011】上記した撮像レンズ首振機構12は大略、
後述するように、撮像レンズ13が装着固定された球形
状の撮像レンズ首振部12C、この撮像レンズ首振部1
2Cを任意の方向に回動係止可能なようにカメラ筐体1
6に固定する一組の係止部12D,12Eとからなる。
上記した球形状の撮像レンズ首振部12Cは半球状の上
カバー半体12C1と半球状の下カバー半体12C2と
を互いに螺合して一体の球面筐体としたものである。こ
の上下カバー半体12C1,12C2は中空である。
【0012】上記した上カバー半体12C1は撮像レン
ズ取付部12A、固定部12C1A、撮像デバイス固定
部12Bを備えている。撮像レンズ取付部12Aは撮像
レンズ13の取り付け側にその上方が円筒状に突出形成
されており、そして、撮像レンズ13後端のCマウント
部と螺合可能なマウント溝がその内壁に形成されてい
る。固定部12C1Aは撮像レンズ取付部12Aの上方
の一端に設けられており、この撮像レンズ取付部12A
に螺合された撮像レンズ13が外部から加わる振動等に
よってその螺合が緩まないように(取り付けガタが発生
しないように)、撮像レンズ13が螺合された状態の撮
像レンズ取付部12A外周を締め付ける図示せぬネジが
螺入する一対のネジ挿入孔a,bを備えている。ネジ挿
入孔b内にはネジ溝が形成されている。撮像デバイス固
定部12Bは撮像レンズ取付部12Aに装着された撮像
レンズ13から出射する光線が水晶・赤外線カットフィ
ルタ17を介して撮像デバイス12の感光面に結像する
ため、撮像レンズ13から出射する光線を導出する導出
孔12B1が撮像レンズ取付部12A側に突出部に形成
されている。この導出孔12B1の平面形状は撮像デバ
イス12の感光面のサイズに略応じた大きさである(図
8に図示)。そして、この導出孔12B1の直後に取り
付け固定された水晶・赤外線カットフィルタ17はエア
ギャップを介して撮像デバイス12の感光面が位置す
る。この水晶・赤外線カットフィルタ17はここに入射
する波長領域400nm程度〜800nm程度の光線の
うち、波長領域600nm程度〜800nm程度の光線
を遮断して、波長領域400nm程度〜600nm程度
の光線を出射する機能を有する光学フィルタである。
【0013】上記した下カバー半体12C2は上記した
撮像デバイス12と映像信号処理回路15間を接続する
信号接続線17を上記した球形状の撮像レンズ首振部1
2C内から引き出しカメラ筐体16内部へ引き込むため
の接続線挿入口12C2Aを備えている。例えば撮像デ
バイス12がCCD等の固体撮像素子で構成されている
とき、信号接続線17としては映像信号処理回路15側
から撮像デバイス12側へ撮像デバイス駆動用DC電源
ライン・接地ライン,転送用クロック供給ライン,撮像
デバイス12からの撮像走査信号出力ラインがある。
【0014】さて、上記した一組の係止部12D,12
Eのうち、一方の係止部12Dは上記した球形状の撮像
レンズ首振部12Cの上部(上カバー半体12C1)の
最大直径よりもやや小なる直径を有し、その下方に面取
りが施されている挿入口12D1、4つの調整用ネジ穴
c〜f、挿入口12D1を介して互いに対向する一組の
上方折曲部12D2,12D3、挿入口12D1を介し
て互いに対向する一組の下方折曲部12D4,12D5
を備えている。また、他方の係止部12Eは上記した挿
入口12D1と略同一形状であり、上記した球形状の撮
像レンズ首振部12Cの下部(下カバー半体12C2)
の最大直径よりもやや小なる直径を有し、その下方に面
取りが施されている挿入口12E1、4つの調整用ネジ
穴g〜j、カメラ筐体16の底面16Aへのネジ留に用
いられる取付固定用ネジ穴k,l、挿入口12E1を介
して互いに対向する一組のL字状取付固定部12E2,
12E3を備えている。
【0015】さて、上記した構成の一組の係止部12
D,12Eを用いて球形状の撮像レンズ首振部12Cを
任意の方向に回動係止することについて説明する。これ
に先立ち、上記した撮像デバイス12を載置する図示せ
ぬプリント配線板に接続された信号接続線17を接続線
挿入口12C2Aを介して外方へ引き出し、映像信号処
理回路15の必要箇所にハンダ付けしておいても良い。
【0016】(1)係止部12Eの固定 即ち、係止部12Eの一組の取付固定部12E2,12
E3をカメラ筐体16の底面16Aに当接し、その取付
固定用ネジ穴k,lを介して底面16Aにネジ留めす
る。
【0017】(2)撮像レンズ首振部12Cの係合 即ち、カメラ筐体16の底面16Aに取付固定された係
止部12Eの挿入口12E1に、その上方から球形状の
撮像レンズ首振部12Cの下部(下カバー半体12C
2)を係合する。
【0018】(3)係止部12Dを撮像レンズ首振部1
2Cに被せる 即ち、係止部12E上に載置されたした撮像レンズ首振
部12Cの上方に係止部12Dを被せ、その挿入口12
D1の周縁部が撮像レンズ首振部12Cの上部(上カバ
ー半体12C1)の周面全体に当接するまでこれを行
う。
【0019】(4)撮像レンズ首振部12Cを係止部1
2D,12Eで挟持 即ち、撮像レンズ首振部12Cを介して、係止部12E
の4つの調整用ネジ穴g〜jと係止部12Dの4つの調
整用ネジ穴c〜eとを位置合わせした後、係止部12D
側から図示せぬ4本のネジを調整用ネジ穴c〜eへ螺入
しつつ調整用ネジ穴g〜jとの螺合を行う。この螺合の
際、まず、撮像レンズ首振部12Cの下部が係止部12
Eの挿入口12E1に係合支持されつつ、係止部12D
の挿入口12D1から上方へ突出する撮像レンズ首振部
12Cの上部が、ある画角内の任意の方向に容易に撮像
レンズ13を向けることができるよう軽くネジを仮留め
する。ここで、撮像レンズ首振部12Cに挿着されてい
る撮像レンズ13の撮像可能方向は、前述したように、
回動中心軸oに対して撮像レンズ13の光軸が成す角度
が、その上・下各最大30゜程度、その左・右各最大3
0゜程度が夫々自在に回動可能な範囲であり、また、回
動中心軸oを中心として撮像レンズ13を時計・反時計
方向に各最大180゜程度が回動可能な範囲である(図
2,図3に夫々図示)。これにより、画面の端にある被
写体を画面中央にもってくることができる。つぎに、所
定の方向に撮像レンズ13を向けた状態で撮像レンズ首
振部12Cが係止固定されるように仮留めしたネジを本
留する。こうして、撮像レンズ首振部12Cは所定の方
向に撮像レンズ13が向いた状態で係止部12D,12
Eに挟持固定される。
【0020】ところで、上記した撮像レンズ13は通常
のTVレンズ(例えば、f=16mm F=1:1.6, 0.25m〜無限
大,Cマウント)であり、ビデオカメラ11の用途及び
設置場所に応じて必要に応じて適宜交換可能である。
【0021】上記した撮像デバイス14はCCD等の固
体撮像素子である。
【0022】上記した映像信号処理回路15は低雑音回
路15A,AGC回路15B,色分離回路15C,プロ
セス回路15D,マトリックス回路15E,エンコーダ
回路15F,加算回路15G,同期発生器15H,タイ
ミング発生回路15I,デバイス駆動回路15Jを備え
ている周知のカラーカメラの構成を有している。即ち、
撮像デバイス14からの撮像走査信号は低雑音回路15
A、AGC回路15Bを介して色分離回路15Cは供給
されここで色分離された後、プロセス回路15Dを介し
て3信号Er,Eg,Ebとしてマトリックス回路15
Eに供給され、エンコーダ回路15Fを介して、3信号
Y,I,Qとして加算回路15Gに出力され、加算回路
15Gは複合映像信号を映像出力端子15kに出力す
る。また、タイミング発生回路15Iは同期発生器15
H及びデバイス駆動回路15Jに夫々所要のタイミング
信号を発生する。同期発生器15Hは供給されたタイミ
ング信号に基づいて色分離回路15C,プロセス回路1
5D,マトリックス回路15E,エンコーダ回路15
F,加算回路15Gに駆動制御信号を夫々出力する。デ
バイス駆動回路15Jは転送クロック信号をク撮像デバ
イス14に出力する。
【0023】ここで、上記した任意の向きに撮像方向を
設定可能なビデオカメラ11は任意の場所に適宜取り付
けることができる。
【0024】(A)壁面への設置(図2に図示) 即ち、ビデオカメラ11のカメラ筐体16の底面16A
全面を壁20の表面20Aに図示せぬビス等の取付具を
介して取付けた後、撮像レンズ13の画角を設定する。
カメラ筐体16の映像出力端子15kに接続された複合
映像信号出力ライン,DC電源ライン・接地ラインを含
む接続ケーブル16Bは壁20に開けた穴20Bを介し
て壁20の裏側に引き出すことができ、そして、この複
合映像信号出力ラインを図示せぬTVモニタの映像入力
端子に接続することによってビデオカメラ11で撮影さ
れた画像をTVモニタでリニアタイム受像することがで
きる。
【0025】(B)天井裏への設置(図4に図示) 即ち、ビデオカメラ11のカメラ筐体16の底面16A
全面を天井21の裏面21Aに図示せぬビス等の取付具
を介して取付けた後、撮像レンズ13の画角を設定す
る。この場合、撮像レンズ13は広角とする。カメラ筐
体16内の映像出力端子15kに接続された複合映像信
号出力ライン,DC電源ライン・接地ラインを含む接続
ケーブル16Bは天井21の裏面21Aに配線され、そ
して、この複合映像信号出力ラインを図示せぬTVモニ
タの映像入力端子に接続することによってビデオカメラ
11で撮影された画像をTVモニタでリニアタイム受像
することができる。
【0026】(C)屋内配線用ボックス内への設置(図
5に図示) 即ち、ビデオカメラ11のカメラ筐体16の底面16A
全面を、比較的厚い壁面(あるいは天井面)22に埋設
された屋内配線用ボックス23内の底面23Aに図示せ
ぬ図示せぬビス等の取付具を介して取付けた後、撮像レ
ンズ13の画角を設定し、この後、化粧版24で蓋をす
る。こうして、ビデオカメラ11の撮像レンズ13の取
り付け側は化粧版24によって屋内配線用ボックス23
の開口部23B全面が覆われる。この化粧版24は完全
に透明あるいは完全に透明ではないがビデオカメラ11
で撮像可能な透明度を備えている透明部24A,不透明
部24Bを有する化粧版24の透明部24Aは屋内配線
用ボックス23内に収納固定されたビデオカメラ11の
撮像レンズ13が任意の方向に向けられていても画面が
欠けないで完全な画像が得られる範囲を有している。そ
して、カメラ筐体16内の映像出力端子15kに接続さ
れた複合映像信号出力ライン,DC電源ライン・接地ラ
インを含む接続ケーブル16Bは屋内配線用ボックス2
3の開口部23C及び壁面22の引き出し口22Aを夫
々介して壁面(あるいは天井面)22外へ導出され、こ
の複合映像信号出力ラインを図示せぬTVモニタの映像
入力端子に接続することによって、化粧版24の透明部
24Aを介して撮像レンズ13で撮像された画像をTV
モニタでリニアタイム受像することができる。この場
合、ビデオカメラ11全体、特に撮像レンズ13は撮像
可能なように化粧版24で目隠しされているので、その
設置が気付かれない利点がある。
【0027】
【発明の効果】上記したように、本発明になるビデオカ
メラは、撮像レンズと撮像デバイスと映像信号処理回路
とを有するビデオカメラであって、前記撮像レンズを装
着する撮像レンズ取付部と、この撮像レンズ取付部の後
方に設けられ前記撮像デバイスを収納固定する撮像デバ
イス固定部とを備えた球形状の撮像レンズ首振部と、任
意の方向に前記撮像レンズを向けた状態で前記撮像レン
ズ首振部を固定する一組の係止部を備えた撮像レンズ首
振機構を有し、前記一組の係止部は、前記撮像レンズ首
振部の最大直径よりもやや小なる直径を有する挿入口を
備えた一方及び他方の係止部とからなり、かつ前記撮像
レンズの光軸と前記撮像レンズ首振機構の中心軸と前記
一組の係止部の挿入口の各中心軸とが回動中心軸上に配
置されているから、所定の方向に撮像レンズを向けた状
態の撮像レンズ首振部を一組の係止部(即ち一方及び他
方の係止部)だけで挟持固定しているから、まず所定の
画角内の任意の方向に撮像レンズを向けることができる
ように撮像レンズ首振部の位置を仮留めしてから、所定
の方向に撮像レンズを向けた状態の撮像レンズ首振部の
位置を本留めするだけで、撮像レンズを所定の方向に向
けて固定することができるので、この結果、撮像レンズ
の位置調整が簡単にできる効果がある。また、撮像レン
ズの撮像可能方向は、撮像レンズの光軸と撮像レンズ首
振機構の中心軸と一組の係止部の挿入口の各中心軸とが
回動中心軸上に配置されており、この回動中心軸に対し
て、撮像レンズの光軸が成す角度が、例えば、その上・
下各最大30゜程度、その左・右各最大30゜程度が夫
々自在に回動可能な範囲であり、また、回動中心軸を中
心として撮像レンズを時計・反時計方向に各最大180
゜程度が回動可能な範囲である広い角度内で、任意の方
向に撮像レンズを向けた状態で撮像レンズ首振部を固定
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるビデオカメラの一実施例ブロック
構成図である。
【図2】壁に取り付けられた本発明になるビデオカメラ
を説明するための図である。
【図3】本発明になるビデオカメラの一実施例平面図で
ある。
【図4】天井裏に取り付けられた本発明になるビデオカ
メラを説明するための図である。
【図5】屋内配線用ボックス内に取り付けられた本発明
になるビデオカメラを説明するための図である。
【図6】本発明になるビデオカメラの要部の撮像レンズ
首振機構の一実施例外観図である。
【図7】本発明になるビデオカメラの要部の撮像レンズ
首振機構を説明するための図である。
【図8】本発明になるビデオカメラの要部の撮像レンズ
首振機構を説明するための図である。
【図9】CCTVを説明するための図である。
【図10】CCTVを説明するための図である。
【符号の説明】
11 ビデオカメラ 12 撮像レンズ首振機構 12A 撮像レンズ取付部 12B 撮像デバイス固定部 12C 撮像レンズ首振部 12D,12E 係止部 13 撮像レンズ 14 撮像デバイス 15 映像信号処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 盛 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 西岡 欣也 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 審査官 杉山 務 (56)参考文献 特開 昭61−253976(JP,A) 特開 平5−37831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/232 H04N 5/225 H04N 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像レンズと撮像デバイスと映像信号処理
    回路とを有するビデオカメラであって、 前記撮像レンズを装着する撮像レンズ取付部と、この撮
    像レンズ取付部の後方に設けられ前記撮像デバイスを収
    納固定する撮像デバイス固定部とを備えた球形状の撮像
    レンズ首振部と、 任意の方向に前記撮像レンズを向けた状態で前記撮像レ
    ンズ首振部を固定する一組の係止部とを備えた撮像レン
    ズ首振機構を有し、 前記一組の係止部は、前記撮像レンズ首振部の最大直径
    よりもやや小なる直径を有する挿入口を備えた一方及び
    他方の係止部からなり、かつ前記撮像レンズの光軸と前
    記撮像レンズ首振機構の中心軸と前記一組の係止部の挿
    入口の各中心軸とが回動中心軸上に配置されており、 カメラ筐体に固定した前記一方の係止部の挿入口に前記
    撮像レンズ首振部の下部を係合し、この状態で前記撮像
    レンズ首振部の上部に前記他方の係止部の挿入口に挿入
    し、前記撮像レンズ首振部を前記一方及び他方の係止部
    で挟持して、前記他方の係止部の挿入口から上方へ突出
    する前記撮像レンズ首振部の上部が所定の画角内の任意
    の方向に前記撮像レンズを向けることができるように前
    記撮像レンズ首振部を介して前記他方の係止部上に前記
    一方の係止部を仮留めして、所定の方向に前記撮像レン
    ズを向けた状態で前記他方の係止部上に前記一方の係止
    部を本留することを特徴とするビデオカメラ。
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