JP2906021B2 - 書類綴り具 - Google Patents

書類綴り具

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JP2906021B2
JP2906021B2 JP13102494A JP13102494A JP2906021B2 JP 2906021 B2 JP2906021 B2 JP 2906021B2 JP 13102494 A JP13102494 A JP 13102494A JP 13102494 A JP13102494 A JP 13102494A JP 2906021 B2 JP2906021 B2 JP 2906021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、綴り紙の枚数が多くな
っても、その綴り紙の枚数増加に伴って綴り高さの調整
を可能にした、書類綴り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な書類綴り具(商品名バイ
ンダ)を図32に示して説明する。このバインダは支持部
1が蝶番2を介して、背板部3に連結されており、背板
部3の端部を直角に折り曲げて係止部材取り付け部4が
設けられている。この係止部材取り付け部4には係止部
材5がバネ6の弾性力に抗して矢印方向に回動可能なよ
うに、ヒンジ7を介して取りつけられている。
【0003】そして、書類をとじ込むときには背板部3
を3′のように傾けた後に、書類にあけられたパンチ孔
を支持部1に設けた書類綴り筒8に差し込み、次に部材
9に設けた書類綴りピン10を書類綴り筒8に挿入し、次
に背板部3′を3の位置に起こしながら部材9を係止部
材5の裏側に位置させ、部材9の表面に設けた突起11を
係止部材5に開けた係止孔12に嵌合して、部材9と係止
部材5を一体にするようにしている。
【0004】また、実公昭52-19627号公報には任意のク
ランプ開きと挟持力が得られるクランプ装置が開示され
ている。すなわち、このクランプ装置は断面形状がコの
字形の支持フレームのフランジの内側に一対のクランプ
の基端部を回動可能に支持し、この一対のクランプの基
端部にギヤを形成し、このギヤに噛み合うウォームギヤ
をフレームのリブ部に軸支し、このウォームギヤの回転
によって一対のクランプの先端が互いに離間接近するよ
うにして、互いのクランプの先端の開きを任意にすると
共に、ウォームギヤの回転によって、互いのクランプ先
端での挟持力を任意に調整できるようにしたものであ
る。
【0005】また、実公昭57-56879号公報には官庁表紙
に綴られた書類の背見出し具が開示されている。すなわ
ち、この背見出し具はL字状に曲げられた二枚の挟持部
材からなり、このL字状に曲げられた挟持部材の互いの
背板部を摺接させて、互いの挟持部材が引き寄せられる
ようにスプリングを介して連結している。そして、この
スプリングの弾性力に抗して挟持部材間の距離を広げる
ことにより、綴られた書類の厚みに対応させて、その書
類の背の部分に装着できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例はいづれも
次のような改良すべき問題がある。先ず、図32に示した
従来例においては、背板部3の高さHにより閉じられる
書類の枚数が制限される。すなわち、書類の枚数が多く
なって、背板部3の高さH以上になった時にそれ以上の
書類を一緒に綴じることができず、例えば関連した書類
でありながら別のバインダに綴じなければならないとい
う問題がある。また、多数枚の書類が綴じられるように
予め背板部3の高さHを十分に大きなものとしているの
で、綴じられる書類が少ない場合でも、書棚のスペース
としては背板部3の高さHのバインダが収納できるだけ
のスペースが必要になり、バインダの収納スペースの点
で改良すべき問題がある。
【0007】次に、実公昭52-19627号公報に開示された
ものは次のような問題がある。すなわち、このクランプ
装置を書類を綴じるのに使用した場合において、書類の
枚数が比較的少ない段階では、クランプ開きと挟持力が
任意に得られるので有効であるが、例えばクランプの基
端部よりもクランプの先端の方が広くなるぐらいに書類
の枚数が多くなった状態でクランプした場合には、挟持
されている書類の中間部分が抜け落ちる可能性があり、
一旦抜け落ちた場合にその書類を元通りに整理するのが
困難である。また、この抜け落ちを防止するためには支
持フレームの高さを十分に高くしてクランプの基端部間
の距離を大きくし、クランプした時のクランプ先端の距
離が基端部の距離よりも短くしておく必要がある。その
ために、上記従来例と同様に、綴じられる書類が少ない
場合でも、書棚のスペースとしては支持フレームの高さ
のバインダが収納できるだけのスペースが必要になり、
バインダの収納スペースの点で改良すべき問題がある。
【0008】次に、実公昭57-56879号公報に開示された
書類の背見出し具においては、L字状に曲げられた二枚
の挟持部材の互いの背板部を摺接させて、互いの挟持部
材が引き寄せられるようにスプリングを介して連結して
いるので、綴られた書類の厚みに対応させて、二枚の挟
持部材間の距離の調節ができる点で有利である。しかし
ながら、この背見出し具を書類綴じに適用した場合に、
このスプリングの弾性力による挟持力で書類を押えて綴
じなければならないので、このスプリングの弾性力とし
ては相当に強い弾性力が必要になる。したがって、この
ようにスプリングの弾性力を強くした場合には、このス
プリングの弾性力に抗して二枚の挟持部材を広げて書類
を挟むのは困難であり、書類綴じ具としての使い易さの
点で改良すべき問題がある。
【0009】本発明は書類の枚数が少ない時には書類綴
り具の高さも低くして収納スペースを有利にし、かつ、
書類の枚数が多くなった場合には、その書類の枚数に対
応して書類綴り具の高さを高くして多数枚の書類の綴り
を可能にし、更にこの書類綴り具の高さの調整を容易に
した書類綴り具を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る書類綴り具は、書類にあけられたパンチ
孔にピンを差し込んで書類を綴るようにした書類綴り具
において、背板部と書類支持部とでL字状に形成された
本体ベースと、該本体ベースの背板部の内側に沿って上
下に移動するように設けたラチェット爪部形成面と書類
押え板とでL字状に形成した書類押え板とからなり、該
書類押え板のラチェット爪部形成面にラチェット爪を設
け、一方前記本体ベースの背板部に該ラチェット爪に係
合するラチェット爪を形成したラチェット止め部材を回
動可能に設けたことを特徴とする。
【0011】本発明は上記本体ベースの背板部の両側に
ガイド部を設け、該ガイド部に書類押え板のラチェット
爪部形成面の両側部を嵌合したことを特徴とする。
【0012】本発明は前記本体ベースの背板部および書
類押え板のラチェット爪部形成面の幅方向のほぼ中間部
にそれぞれガイドアングルを設け、前記背板部に対して
ラチェット爪部形成面が上下動可能であると共に背板部
とラチェット爪部形成面とが互いに分離する方向に拘束
することを特徴とする。
【0013】本発明は前記本体ベースの書類支持部およ
び書類押え板の書類押え部の基端部外側に表紙固定溝を
設けたことを特徴とする。
【0014】本発明は前記本体ベースの背板部の外側に
背見出し用溝を設けたことを特徴とする。
【0015】本発明は前記ラチェット止め部材に常時背
板部の内側方向に回動力を与えるバネを装着して回動可
能に本体ベースの背板部にラチェット止め部材を設けた
ことを特徴とする。
【0016】本発明は前記ラチェット止め部材の下端に
摺動子ガイド面を形成し、該摺動子ガイド面に摺接する
回動傾斜面を有する摺動子を設けたことを特徴とする。
【0017】本発明は書類綴り筒内に圧縮バネを挿入
し、該圧縮バネにより前記書類綴り筒の先端から出没可
能に可動ピンを設け、該綴り筒を前記本体ベースの支持
部または書類押え板の書類押え部のどちらか一方に固定
したことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、書類にあけられたパンチ孔にピン
を差し込んで書類を綴るようにした書類綴り具であっ
て、背板部と書類支持部とでL字状に形成された本体ベ
ースと、該本体ベースの背板部の内側に接触するラチェ
ット爪部形成面と書類押え部とでL字状に形成した書類
押え板とで形成したので、L字状に形成された背板部と
書類支持部とを一体にすることにより生じる剛性力、お
よびL字状に形成されたラチェット爪部形成面と書類押
え部とを一体にすることにより生じる剛性力により、書
類支持部および書類押え部の比較的先端部分で書類を挟
持する挟持力に対する強度が保たれ、かつ、本体ベース
の背板部の内側にラチェット爪部形成面が接触して、両
者が一体化されることから上記剛性力を維持することが
可能となる。
【0019】このように、書類支持部と書類押え部に剛
性力を持たせ、比較的先端部で書類を挟持することがで
きるので、背板部とラチェット爪部形成面との間に、ラ
チェット機構を設けるスペースを確保することが可能に
なる。また、このように上記剛性力が維持されるので、
書類押え部で綴じられる書類を圧縮し、綴じられる書類
の高さをできるかぎり低くすることも可能である。そし
て、背板部とラチェット爪部形成面との摺接により、書
類支持部と書類押え部との間の間隔を任意に調整するこ
とが可能となり、書類の積み高さに対応して書類を綴じ
ることが可能となる。
【0020】そして、書類押え板のラチェット爪部形成
面の外面にラチェット爪を設け、一方前記本体ベースの
背板部に該ラチェット爪に係合するラチェット爪を形成
したラチェット止め部材を回動可能に設けることによ
り、背板部とラチェット爪部形成面とを摺接させながら
書類押え板を下降させる時に、ラチェット止め部材が回
動してラチェット爪どうしが滑って、書類押え板を下降
させることが可能となると共に、上記のように積み重ね
られた書類を圧縮するように書類押え部を押し下げた位
置で双方のラチェット爪が係合し、本体ベースに対して
書類押え板が離れる方向にロックすることができ、書類
の積み高さに応じて書類支持部と書類押え部との間の広
がる方向への間隔を保持して、任意の積み高さの書類を
最小限の高さに綴ることが可能になる。
【0021】また、本発明は上記本体ベースの背板部の
両側にガイド部を設け、該ガイド部に書類押え板のラチ
ェット爪部形成面の両側部を嵌合するようにしたので、
背板部とラチェット爪部形成面とが互いに離れる方向に
対して拘束され、かつ、背板部に対するラチェット爪部
形成面の上下動を許容し、両者が離れる方向に対して一
体化することが可能となる。このように、背板部とラチ
ェット爪部形成面とが互いに離れる方向に対して一体化
されることにより、背板部と書類支持部とでL字状に形
成された本体ベースの書類支持部と、ラチェット爪部形
成面と書類押え部とでL字状に形成した書類押え板の書
類押え部の上記剛性力を確実に維持することが可能とな
る。
【0022】また、背板部とラチェット爪部形成面とが
互いに離れる方向に対して一体化されることにより、ラ
チェット爪部形成面の外面に設けたラチェット爪と、背
板部に回動可能に設けたラチェット止め部材のラチェッ
ト爪の係合が確実に行われ、書類の積み高さに応じて書
類支持部と書類押え部との間の広がる方向への間隔をロ
ックして、任意の積み高さの書類を綴ることが可能にな
る。
【0023】また、本発明は前記本体ベースの背板部お
よび書類押え板のラチェット爪部形成面の幅方向のほぼ
中間部にそれぞれガイドアングルを設け、前記背板部に
対してラチェット爪部形成面が上下動可能であると共に
背板部とラチェット爪部形成面とが互いに分離する方向
に拘束するようにしたので、背板部とラチェット爪部形
成面とが互いに離れる方向に対して拘束され、かつ、背
板部に対するラチェット爪部形成面の上下動を許容し、
両者が離れる方向に対して一体化することが可能とな
る。このように、背板部とラチェット爪部形成面とが互
いに離れる方向に対して一体化されることにより、背板
部と書類支持部とでL字状に形成された本体ベースの書
類支持部と、ラチェット爪部形成面と書類押え部とでL
字状に形成した書類押え板の書類押え部の上記剛性力を
確実に維持することが可能となる。
【0024】また、背板部とラチェット爪部形成面とが
互いに離れる方向に対して一体化されることにより、ラ
チェット爪部形成面の外面に設けたラチェット爪と、背
板部に回動可能に設けたラチェット止め部材のラチェッ
ト爪の係合が確実に行われ、書類の積み高さに応じて書
類支持部と書類押え部との間の広がる方向への間隔をロ
ックして、任意の積み高さの書類を綴ることが可能にな
る。
【0025】また、本発明は前記本体ベースの書類支持
部および書類押え板の書類押え部の基端部外側に表紙固
定溝を設けたので、綴じられた書類を保護することが可
能であると共に、任意の表紙を選択して取りつけ、また
は交換することが可能である。
【0026】また、本発明は前記本体ベースの背板部の
外側に背見出し用溝を設けたので、背見出しとしての機
能を果たすのはもちろんであるが、この背見出しによっ
て内部構造を隠すことができ、部品の加工に自由度を持
たせることが可能となる。
【0027】また、本発明は前記ラチェット止め部材に
常時背板部の内側方向に回動力を与えるバネを装着して
回動可能に本体ベースの背板部にラチェット止め部材を
設けたので、本体ベースの背板部の内面に書類押え板の
ラチェット爪部形成面を摺接させて書類押え板を本体ベ
ースに対して押し下げることにより、ラチェット爪部形
成面に形成したラチェット爪とラチェット止め部材に形
成したラチェット爪との係合が自動的に行われる。これ
により、積み重ねられた任意の高さの書類を書類押え部
で圧縮するように押し下げて、書類を綴じることが可能
となる。
【0028】また、本発明は前記ラチェット止め部材の
下端に摺動子ガイド面を形成し、該摺動子ガイド面に摺
接する回動傾斜面を有する摺動子を設けたので、例えば
この摺動子につまみを取りつけて、背板部の表面にこの
つまみ取り出すことにより、バネの弾性力で常時係合し
ているラチェット爪部形成面に形成したラチェット爪と
ラチェット止め部材に形成したラチェット爪との間の係
合を解除し、本体ベースから書類押え板を分離して、書
類の追加積み重ねを容易に行うことが可能となる。
【0029】また、本発明は書類綴り筒内に圧縮バネを
挿入し、該圧縮バネにより前記書類綴り筒の先端から出
没可能に可動ピンを設け、該綴り筒を前記本体ベースの
支持部または書類押え板の書類押え部のどちらか一方に
固定したので、本体ベースから書類押え板を外した状態
では、可動ピンが突出して最大高さになっており、か
つ、書類支持部または書類押え部のどちらか一方に立設
していることから、書類にあけられたパンチ孔を容易に
挿入することが可能である。また、書類押え部で書類を
圧縮し、かつ、可動ピンを押し下げながら、綴じられる
書類の高さをできるかぎり低くすることも可能である。
そして、背板部とラチェット爪部形成面との摺接によ
り、書類支持部と書類押え部との間の間隔を任意に調整
することが可能となり、書類の積み高さに対応して書類
を綴じることが可能となる。
【0030】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。先
ず、図5を用いて本実施例の概要を説明する。この実施
例において、本体ベース13は背板部 131と書類支持部 1
32とでL字状に形成されており、書類支持部 132には書
類綴り筒 133が立設されると共に、背板部 131にはラチ
ェット止め部材 134が回動可能に設けられている。ま
た、背板部 131の両端部にはガイド部 135が設けられて
いる。そしてまた、背板部 131と書類支持部 132との間
の角部であって、書類支持部 132の裏面には表紙を固定
するための表紙固定溝 136が設けられている。
【0031】一方書類押え板14は書類押え部 141とラチ
ェット爪部形成面 142とでL字形になっており、書類押
え面 141の内面には書類綴り筒 133に挿入される書類綴
りピン 143が立設されている。また、ラチェット爪部形
成面 142には後で説明するラチェット爪部 144が設けら
れている。そして、ラチェット爪部形成面 142の側部14
5はガイド部 135に嵌合し、背板部 131の内面とラチェ
ット爪部形成面 142の外面とが摺接し、書類押え板14が
本体ベース13に対して上下動できるようになっている。
また、書類押え部 141の端部にも表紙固定溝 146が設け
られている。
【0032】以下順を追って更に詳しく説明する。図1
は図5に示す本体ベース13のガイド部 135に書類押え板
14の側部 145を嵌合して両者を組み合わせた状態で、ラ
チェット止め部材 134の部分を縦断面(図8のC−C線
における縦断面図)した図である。このように、両者を
組み合わせたときに、書類綴りピン 143が書類綴り筒13
3内に挿入され、かつ、ラチェット爪部 144に設けられ
たラチェット爪 147とラチェット止め部材 134に設けら
れたラチェット爪 137とが係合するようになっている。
そして、ラチェット爪147 と 137とがこのように係合す
ることにより、書類押え板14は本体ベース13に対して抜
ける方向にロックされるようになっている。また、ラチ
ェット止め部材 134はバネ15によって、常時ラチェット
爪 147に押しつけられる方向に弾性力が付与されてい
る。このバネ15はラチェット止め部材 134に設けられた
バネ受け 151(図6、図28参照)に装着されている。
【0033】図8は図1のA−A線における横断面図で
あり、本体ベース13のガイド部 135に書類押え板14の側
部 145が嵌合していると共に、ラチェット爪部 144の内
側に形成されたガイド面 148(図4参照)に本体ベース
13に設けた壁面1310が摺接案内されて、書類押え板14が
本体ベース13に対して、上下方向に移動するようになっ
ている。また図3およびその右側面を示す図6におい
て、ラチェット止め部材134の両側にストッパ突起1312
が設けられており、このストッパ突起1312が段部139
(図6では凹穴になっている)に当接して、バネ15の弾
性力により回動させられるラチェット止め部材 134の回
動を止めるようになっている。
【0034】また、ラチェット止め部材 134の下端には
つまみ1313が設けられており、このつまみ1313をつまん
でラチェット止め部材 134をバネ15の弾性力に抗して、
図2に示すように矢印方向に回動し、ラチェット爪 137
と 147の係合を解除して、書類押え板14を上方に移動で
きるようにしている。また、書類押え板14を押し下げる
ときにはラチェット爪 137と 147の係合はロックされな
いで滑るようになっているので、このつまみ1313の操作
は不要であり、単に書類押え板14を本体ベース13に押し
込むだけでよい。
【0035】図3は図1における本体ベース13を示す図
であり、図5および正面図である図6にも現れているい
るように、背板部 131にはラチェット止め部材 134が取
りつけられるための四角い孔 138があけられており、ラ
チェット止め部材 134の軸1311を軸支するために四角い
孔 138に壁面1310が形成され、この壁面1310には軸1311
を軸支するための軸穴1314が設けられている。
【0036】また、本体ベース13の背板部 131の表側に
は図3に示すように、背見出し用溝1315が設けられてお
り、背面図である図7に示すようにこの背見出し用溝13
15の一方が開放されていて、この開放部からの背見出し
の挿入を容易にするために挿入部1317を広くしている。
また、背見出しが抜け出ないようにするために挿入部13
17の部分にストッパ1316が図8に表れているように隆起
させた状態で形成されている。また、背見出し用溝1315
に背見出しを挿入することにより、図7に表れているラ
チェット止め部材 134、バネ15、四角い孔 138が隠され
て、見栄えを良くするようにしている。
【0037】また、図3に示すように書類綴り筒 133の
高さは背板部 131の高さよりもL1寸法だけ低くなってお
り、また図4に示すように書類綴りピン 143の高さはラ
チェット爪部 144(ラチェット爪部形成面 142)の高さ
よりもL2寸法だけ低くなっている。
【0038】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。先ず、書類を綴じ込む場合には図3
に示すように、本体ベース13から書類押え板14を外した
状態で、書類綴り筒 133に書類にあけられたパンチ孔を
差し込んで積み重ねる。そして、本体ベース13は背板部
131と書類支持部 132とでL字状に形成されており、一
方書類押え板14は、この本体ベース13の背板部 131の内
側に接触するラチェット爪部形成面 142と書類押え板 1
41とでL字状に形成されているので、L字状に形成され
た背板部 131と書類支持部 132との間の剛性力、および
L字状に形成されたラチェット爪部形成面 142と書類押
え板 141との間の剛性力により、書類綴り筒 133(書類
支持部 132および書類押え部 141の比較的先端部)部分
で書類を挟持する挟持力に対する強度が保たれ、かつ、
本体ベース13の背板部 131の内側にラチェット爪部形成
面 142が接触して、両者が一体化されることから上記剛
性力を維持することが可能となる。
【0039】このように、書類支持部 132と書類押え部
141に剛性力を持たせ、比較的先端部である書類綴り筒
133で書類を挟持することができるので、背板部 131と
ラチェット爪部形成面 142との間に、次に説明するラチ
ェット機構を設けるスペースを確保することが可能にな
る。また、このように上記剛性力が維持されるので、図
2に示すように書類綴り筒 133に差し込まれている書類
Pの積み高さが書類綴り筒 133の高さよりも高くなって
いる場合に、書類押え部 141でこの書類を圧縮しながら
押し下げて、綴じられる書類の高さをできるかぎり低く
することも可能である。そして、背板部 131とラチェッ
ト爪部形成面 142との摺接により、書類支持部 132と書
類押え部 141との間の間隔を任意に調整することが可能
となり、書類の積み高さに対応して書類を綴じることが
可能となる。
【0040】そして、書類押え板14のラチェット爪部形
成面 142の外面にラチェット爪 147を設け、一方前記本
体ベース13の背板部 131にラチェット爪 147に係合する
ラチェット爪 137を形成したラチェット止め部材 134を
回動可能に設けることにより、背板部 131とラチェット
爪部形成面 142とを摺接させながら書類押え板14を下降
させる時に、ラチェット止め部材 134が回動してラチェ
ット爪 137と 147とが滑って、書類押え板14を下降させ
ることが可能となると共に、上記のように積み重ねられ
た書類を圧縮するように書類押え部 141を押し下げた位
置で双方のラチェット爪 137と 147とが係合し、本体ベ
ース13に対して書類押え板14が離れる方向にロックする
ことができ、書類の積み高さに応じて書類支持部 132と
書類押え部 141との間の広がる方向への間隔を保持し
て、任意の積み高さの書類を最小限の高さに綴ることが
可能になる。
【0041】また、上記本体ベース13の背板部 131の両
側にガイド部 135を設け、このガイド部 135に書類押え
板14のラチェット爪部形成面 142の両側部 145を嵌合す
るようにしたので、背板部 131とラチェット爪部形成面
142とが互いに離れる方向に対して拘束され、かつ、背
板部 131に対するラチェット爪部形成面 142の上下動を
許容し、両者が離れる方向に対して一体化することが可
能となる。
【0042】このように、背板部 131とラチェット爪部
形成面 142とが互いに離れる方向に対して一体化される
ことにより、背板部 131と書類支持部 132とでL字状に
形成された本体ベース13の書類支持部 132と、ラチェッ
ト爪部形成面 142と書類押え部 141とでL字状に形成し
た書類押え板14の書類押え部 141の上記剛性力を確実に
維持することが可能となる。
【0043】また、背板部 131とラチェット爪部形成面
142とが互いに離れる方向に対して一体化されることに
より、ラチェット爪部形成面 142の外面に設けたラチェ
ット爪 147と、背板部 131に回動可能に設けたラチェッ
ト止め部材 134のラチェット爪 137の係合が確実に行わ
れ、書類の積み高さに応じて書類支持部 132と書類押え
部 141との間の広がる方向への間隔をロックして、任意
の積み高さの書類を綴ることが可能になる。
【0044】上記の説明は書類の積み高さが書類綴り筒
133よりも高い場合について行ったが、書類の積み高さ
が書類綴り筒 133以内のときには、書類支持部 132と書
類押え部 141との間隔が書類綴り筒 133の高さになる。
すなわち、書類の枚数が少なくて重ねられた高さが書類
綴り筒 133の高さ以内の時には、図1に示すように全体
の高さがHになってその高さを最低の高さにすることが
可能であり、また書類の枚数が多くなって重ねられた高
さが書類綴り筒 133の高さ以上の時には、図2に示すよ
うに書類Pを圧縮するように書類押え板14を押し下げる
ことにより、書類の積み重ね高さに応じて高さH′が決
まり、その高さでラチェット爪 137と 147が係合してロ
ックされ、任意の書類積み重ね高さで書類Pを強固に保
持することが可能である。
【0045】次に、上記のように圧縮した状態で閉じら
れた書類Pを見開きした場合に、書類支持部 132と書類
押え部 141とで圧縮されている部分の見開きが困難であ
るが、ラチッェット 137と 147の係合を解除して、書類
押え板14を図2に示すように上昇し、ラチッェット 137
と 147との係合をして、書類押え14の抜けをロックする
ことにより、上記圧縮された状態が解放されて、閉じら
れている書類Pの根本まで見開きすることが可能であ
り、書類への書き込みなどを容易に行うことができる。
【0046】そして、前記ラチェット止め部材 134に常
時背板部 131の内側方向に回動力を与えるバネ15を装着
して回動可能に本体ベース13の背板部 131にラチェット
止め部材 134を設けたので、本体ベース13の背板部 131
の内面に書類押え板14のラチェット爪部形成面 142を摺
接させて書類押え板 141を本体ベース13に対して押し下
げることにより、ラチェット爪部形成面 142に形成した
ラチェット爪 147とラチェット止め部材 134に形成した
ラチェット爪 137との係合が自動的に行われる。これに
より、積み重ねられた任意の高さの書類を書類押え部 1
41で圧縮するように押し下げて、書類を綴じることが可
能となる。
【0047】また書類綴り筒 133および書類綴りピン 1
43の高さがそれぞれ背板部 131およびラチェット爪部 1
44よりも低くなっているので、ガイド部 135に側部 145
を嵌合する時に、書類綴り筒 133と書類綴りピン 143と
は離れた状態にあり、ガイド部 135への側部 145の嵌合
を容易にすることが可能となる。すなわち、書類綴り筒
133および書類綴りピン 143の高さが背板部 131および
ラチェット爪部 144よりも高い場合には、ガイド部 135
と側部 145および複数の書類綴り筒 133と書類綴りピン
143のすべての位置合わせが必要になり、本体ベース13
と書類押え板14の結合が困難になるが、書類綴り筒 133
および書類綴りピン 143の高さが上記のように低くした
場合には、ガイド部 135に側部 145を嵌合するだけで、
書類綴り筒 133と書類綴りピン 143との位置合わせをす
ることができ、したがってガイド部 135に側部 145を押
し込むだけで、書類綴り筒 133内に書類綴りピン 143が
挿入されることになり、本体ベース13と書類押え板14と
の結合が容易となる。
【0048】次に、他の実施例について説明する。図9
に示す実施例は書類綴り筒 133内に可動ピン1316を挿入
し、次にスプリング16を挿入して書類支持部 132に書類
綴り筒 133をビス17にて取りつけられており、このスプ
リング16により可動ピン1316が常時書類綴り筒 133の先
端から突出するように弾性力が付与されている。この書
類綴り筒 133と可動ピン1316からなる書類綴りピンを使
用した場合の書類押え板14は図21に示すように、書類押
え部 141の内面に可動ピン1316の頭部が保持される凹部
149が設けられており、図9および図10に示すように、
可動ピン1316の頭部が保持されることにより、書類綴り
ピン全体を強度的に安定するようにしている。また、本
体ベース13の書類支持部 132には図22に示すように、書
類綴り筒133を固定するための書類綴り筒固定孔1324が
設けられている。
【0049】また、図11に示す実施例は書類支持部 132
に書類綴りピン 133′を立設し、書類押え部 141に書類
綴りピン 143が設けられている。そしてこの書類綴りピ
ン 133′と 143は図15に示すように、書類にあけられて
いるパンチ孔のピッチに合わせて互いに交互に対向する
ように設けられている。また、図15および図16において
書類支持部 132の両側には図9に示した書類綴り筒 133
に可動ピン1316が設けられたピンが取りつけられてい
る。
【0050】このように、書類支持部 132の両側に書類
綴り筒 133に可動ピン1316を挿入してなるピンを設ける
ことにより、書類押え板14を本体ベース13から外した状
態では可動ピン1316が突出して、他の書類綴りピン 13
3′よりも高くなる。これにより、書類の枚数が多くな
ってその積み高さが書類綴りピン 133′よりも高くなっ
ても、書類の両端にあけられているパンチ孔が書類綴り
筒 133と可動ピン1316とからなるピンによって位置決さ
れ、書類支持部 132に設けられた書類綴りピン 133′お
よび書類押え部 141に設けた書類綴りピン 143を円滑に
書類のパンチ孔に挿入することが可能になる。また、次
に説明するラチェット積め 147と 137の係合を解除する
ことにより、書類押え板14がスプリング16によって押し
上げられるので、書類押え板14の取りはずしが容易にな
る。
【0051】また、図9においてラチェット止め部材 1
34の回動はつまみ18によって移動される摺動子19によっ
て行われるようになっている。これについて更に詳しく
説明する。図23から図25において、摺動子19の端部には
幅Wの段部が設けられており、この段部は自由水平面 1
91、回動傾斜面 192および回動固定水平面 193で形成さ
れている。 196はガイド面である。また、回動固定水平
面 193の端部にはストッパ部 194が形成されている。
【0052】つまみ18は図26および図27に示すように、
つまみ部 181およびガイド部 182で形成されており、ガ
イド部 182には摺動子19の嵌合部 195が嵌合される嵌合
孔 183が明けられている。そして、つまみ部 181の長さ
L4はガイド部 182の長さL3よりも十分に長くなってお
り、本体ベース13の背板部 131に明けられたガイド孔13
22(図13参照)にガイド部 182がガイドされてつまみ18
が移動しても、ガイド孔1322がつまみ部 181で隠れるよ
うにして、外観をよくするようにしている。
【0053】また、図22に示すように本体ベース13に
は、つまみ18のガイド部 182がガイドされるガイド孔13
22およびガイド凹部1323が設けられており、図31に示す
ようにつまみ18のガイド部 182に明けられた嵌合孔 183
に摺動子19の嵌合部 195が嵌合された状態で、図9に示
すようにつまみ18のガイド部 182がガイド孔1322とガイ
ド凹部1323でガイドされると共に、摺動子19のガイド面
196が背板部 131のガイド面1325に摺接してガイドされ
るようになっており、つまみ18の移動によって摺動子19
が円滑に移動するようになっている。
【0054】ラチェット止め部材 134は図28および図29
に示すように、ラチェット爪 137の下部に摺動子ガイド
面1318が形成されており、この摺動子ガイド面1318を切
欠いて摺動子嵌合部1320が形成されている。1319はラチ
ェット部材 134を背板部 131に回動可能に取りつける孔
1321をあけた取付ボスであり、図18のE−E線で縦断面
して示した図14に示すように、ボス1319に明けられた孔
1321に軸20を通して、図22に示す軸孔 201に軸20を支持
し、ラチェット止め部材 134が回動可能に背板部 131に
軸支されている。 151はバネ15を装着するためのバネ受
けである。
【0055】図30および図31はラチェット止め部材 134
と摺動子19との関係を示している図であり、摺動子19の
ストッパ面 194がラチェット止め部材 134に設けた摺動
子嵌合部1320の長さL5(図28参照)の範囲内で移動でき
るように嵌合され、図10のD−D線で横断面した図13に
も表れているように、摺動子19の自由水平面 191、回動
傾斜面 192および回動固定水平面 193が、ラチェット止
め部材 134に設けた摺動子ガイド面1318に接触するよう
になっている。
【0056】したがって、つまみ部 181を介して摺動子
19を図30(図13も参照)に示す矢印方向に移動すること
により、ラチェット止め部材13に設けたガイド面1318が
自由水平面 191に接触している間、ラチェット部材 134
は回動せず、ガイド面1318が回動傾斜面 192に接触し摺
動子19が移動したときにラチェット部材 134は取付ボス
1319にあけられた軸孔1321を中心として回動し、ガイド
面1318が回動固定水平面 193に接触している間、ラチェ
ット部材 134は回動状態が維持され、ラチェット爪 137
と 147の係合が解除された状態を維持するようになって
いる。そして、摺動子19を逆の方向に移動することによ
り、ラチェット部材 134はバネ受け 151に装着されてい
るバネ15の弾性力により、ガイド面1318が回動固定面 1
93、回動傾斜面 192、自由水平面 191へと接触しなが
ら、元の位置に戻るようになっている。
【0057】図15のF−F線で断面した図20において、
本体ベース13の背板部 131の両端に設けたガイド部 135
には書類押え板14のラチェット爪形成面 142の側部 145
が嵌合しており、またラチェット爪部 144の部分におい
て、ガイドアングル 148を設けると共に、背板部 131に
も壁面1310とは別にガイドアングル1326を設けて互いに
嵌合するようになっており、背板部 131とラチェット爪
形成面 142との分離方向に対してロックしながら、ラチ
ェット爪形成面 142の上下方向への移動を可能にしてい
る。この実施例の場合は本体ベース13および書類押え板
14の長さL6が長いもの、例えばJIS 規格紙A4などを綴じ
る書類綴じ具に適用され、ガイド部 135と側部 145との
嵌合およびガイドアングル1326と 148の嵌合により、本
体ベース13と書類押え板14とが分離する方向に両端部と
中央部で拘束するようにしている。
【0058】また、本体ベース13の背板部 131の表側に
は図9および図11に示すように、背見出し用溝1315が設
けられており、背面図である図18に示すようにこの背見
出し用溝1315の一方が開放されていて、この開放部から
の背見出しの挿入を容易にするために挿入部1317を広く
している。また、背見出しが抜け出ないようにするため
に挿入部1317の部分にストッパ1316が隆起した状態で形
成されている。また、背見出し用溝1315に背見出しを挿
入することにより、図18に表れているラチェット止め部
材 134、バネ15、四角い孔 138が隠されて、見栄えを良
くするようにしている。また、この実施例も同様に表紙
固定溝 136および 146が設けられている。
【0059】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。先ず、書類を綴じ込む場合には先に
説明した実施例と同様に、本体ベース13から書類押え板
14を外した状態にする。この場合において、図9に示す
ように、書類綴り筒内 133に圧縮バネ16を挿入し、この
圧縮バネ16により書類綴り筒 133の先端から出没可能に
可動ピン1316を設けているので、本体ベース13から書類
押え板14を外した状態では、可動ピン1316が突出して最
大高さになっており(図9の状態)、かつ、本実施例で
は書類支持部 132側のみに立設していることから、書類
にあけられたパンチ孔を容易に挿入することが可能であ
る。また、この綴り筒 133を書類押え部141側に立設し
た場合も同様である。
【0060】そして、先に説明した実施例と同様に、本
体ベース13は背板部 131と書類支持部 132とでL字状に
形成されており、一方書類押え板14は、この本体ベース
13の背板部 131の内側に接触するラチェット形成面 142
と書類押え板 141とでL字状に形成されているので、L
字状に形成された背板部 131と書類支持部 132との間の
剛性力、およびL字状に形成されたラチェット形成面 1
42と書類押え板 141との間の剛性力により、書類綴り筒
133(書類支持部 132および書類押え部 141の比較的先
端部)部分で書類を挟持する挟持力に対する強度が保た
れ、かつ、本体ベース13の背板部 131の内側にラチェッ
ト形成面 142が接触して、両者が一体化されることから
上記剛性力を維持することが可能となる。
【0061】このように、書類支持部 132と書類押え部
141に剛性力を持たせ、比較的先端部である書類綴り筒
133で書類を挟持することができるので、背板部 131と
ラチェット形成面 142との間に、ラチェット機構を設け
るスペースを確保することが可能になる。また、このよ
うに上記剛性力が維持されるので、書類綴り筒 133に差
し込まれている書類の積み高さが書類綴り筒 133の高さ
よりも高くなっている場合に、書類押え部 141でこの書
類を圧縮し、かつ、可動ピン1316を押し下げながら、綴
じられる書類の高さをできるかぎり低くすることも可能
である。そして、背板部 131とラチェット形成面 142と
の摺接により、書類支持部 132と書類押え部 141との間
の間隔を任意に調整することが可能となり、書類の積み
高さに対応して書類を綴じることが可能となる。
【0062】そして先に説明した実施例と同様に、書類
押え板14のラチェット形成面 142の外面にラチェット爪
147を設け、一方前記本体ベース13の背板部 131にラチ
ェット爪 147に係合するラチェット爪 137を形成したラ
チェット止め部材 134を回動可能に設けることにより、
背板部 131とラチェット形成面 142とを摺接させながら
書類押え板14を下降させる時に、ラチェット止め部材 1
34が回動してラチェット爪 137と 147とが滑って、書類
押え板14を下降させることが可能となると共に、上記の
ように積み重ねられた書類を圧縮するように書類押え部
141を押し下げた位置で双方のラチェット爪 137と 147
とが係合すると共に、可動ピン1316の先端が圧縮バネ16
の弾性力で書類押え部 141の裏面に圧接し、本体ベース
13に対して書類押え板14が離れる方向にロックすること
ができ、書類の積み高さに応じて書類支持部 132と書類
押え部 141との間の広がる方向への間隔を保持して、任
意の積み高さの書類を最小限の高さに綴ることが可能に
なる。
【0063】また、上記本体ベース13の背板部 131の両
側にガイド部 135を設け、このガイド部 135に書類押え
板14のラチェット形成面 142の両側部 145を嵌合するよ
うにすると共に、本体ベース13の背板部 131および書類
押え板14のラチェット形成面142の幅方向のほぼ中間部
にそれぞれガイドアングル1310と 148を設け、中間部に
おいても背板部 131に対してラチェット形成面 142が上
下動可能であると共に背板部 131とラチェット形成面 1
42とが互いに分離する方向に拘束するようにしたので、
図20に示す幅L6が長くても、背板部 131とラチェット形
成面 142とが互いに離れる方向に対して拘束され、か
つ、背板部 131に対するラチェット形成面142の上下動
を許容し、両者が離れる方向に対して一体化することが
可能となる。
【0064】このように、背板部 131とラチェット形成
面 142とが互いに離れる方向に対して一体化されること
により、背板部 131と書類支持部 132とでL字状に形成
された本体ベース13の書類支持部 132と、ラチェット形
成面 142と書類押え部 141とでL字状に形成した書類押
え板14の書類押え部 141の上記剛性力を確実に維持する
ことが可能となる。また、背板部 131とラチェット形成
面 142とが互いに離れる方向に対して一体化されること
により、ラチェット形成面 142の外面に設けたラチェッ
ト爪 147と、背板部 131に回動可能に設けたラチェット
止め部材 134のラチェット爪 137の係合が確実に行わ
れ、書類の積み高さに応じて書類支持部 132と書類押え
部 141との間の広がる方向への間隔をロックして、任意
の積み高さの書類を綴ることが可能になる。
【0065】上記の説明は書類の積み高さが書類綴り筒
133よりも高い場合について行ったが、書類の積み高さ
が書類綴り筒 133以内のときには、圧縮バネ16の弾性力
に抗して稼働ピン1316を押し下げることにより、書類支
持部 132と書類押え部 141との間隔が書類綴り筒 133の
高さになる。すなわち、書類の枚数が少なくて重ねられ
た高さが書類綴り筒 133の高さ以内の時には、先に説明
した実施例と同様に、図10に示すように全体の高さを低
くすることが可能であり、また書類の枚数が多くなって
重ねられた高さが書類綴り筒 133の高さ以上の時には、
図9に示すように書類を圧縮するように書類押え板14を
押し下げることにより、書類の積み重ね高さに応じた高
さでラチェット爪 137と 147が係合してロックされ、任
意の書類積み重ね高さで書類を強固に保持することが可
能である。
【0066】そして先の実施例と同様に、前記ラチェッ
ト止め部材 134に常時背板部 131の内側方向に回動力を
与えるバネ15を装着して回動可能に本体ベース13の背板
部 131にラチェット止め部材 134が設けられているの
で、本体ベース13の背板部 131の内面に書類押え板14の
ラチェット形成面 142を摺接させて書類押え板 141を本
体ベース13に対して押し下げることにより、ラチェット
形成面 142に形成したラチェット爪 147とラチェット止
め部材 134に形成したラチェット爪 137との係合が自動
的に行われる。これにより、積み重ねられた任意の高さ
の書類を書類押え部 141で圧縮するように押し下げて、
書類を綴じることが可能となる。
【0067】そして、本実施例においては、図29に示す
ようにラチェット止め部材 134の下端に摺動子ガイド面
1318を形成し、図23に示すように摺動子ガイド面1318に
摺接する回動傾斜面 192を有する摺動子19を設けたの
で、例えばこの摺動子19に図26に示すつまみ18を取りつ
けて、図17および図19に表れているように背板部 131の
表面にこのつまみ18を取り出すことにより、バネ15の弾
性力で常時係合しているラチェット爪部形成面 142に形
成したラチェット爪 147とラチェット止め部材 134に形
成したラチェット爪 137との間の係合を解除し、本体ベ
ース13から書類押え板14を分離して、書類の追加積み重
ねを容易に行うことが可能となる。
【0068】そして、先に説明した実施例および本実施
例において、本体ベース13の書類支持部 132および書類
押え板14の書類押え部 141の基端部外側に表紙固定溝 1
36および 146を設けたので、綴じられた書類を保護する
ことが可能であると共に、任意の表紙を選択して取り付
けまたは取り替えすることが可能である。また、表紙固
定溝 136および 146により表紙21(図11)と書類押え板
14および本体ベース13とを分離することができるので、
通常の表紙付き書類閉じのようにかさばることはなく、
倉庫などへの保管または市場などへの運搬をするとき
に、表紙21と書類押え板14および本体ベース13とを分離
して箱詰めし、その容積を小さくして保管スペースの縮
小化および運搬費用の削減をすることが可能である。
【0069】また、本体ベース13の背板部 131の外側に
背見出し用溝1315を設けたので、背見出しとしての機能
を果たすのはもちろんであるが、この背見出しによって
内部構造を隠すことができる。これにより、見栄えを気
にすることなく部品の加工に自由度を持たせることが可
能であり、かつ、背見出しを取りはずした状態で組み立
てることができるので、その組み立てを容易にすること
が可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、背板
部と書類支持部とでL字状に形成された本体ベースと、
該本体ベースの背板部の内側に接触するラチェット形成
面と書類押え板とでL字状に形成した書類押え板とで形
成したので、L字状に形成された背板部と書類支持部と
の間の剛性力、およびL字状に形成されたラチェット形
成面と書類押え板との間の剛性力により、書類支持部お
よび書類押え部の比較的先端部分で書類を挟持する挟持
力に対する強度が保たれ、かつ、本体ベースの背板部の
内側にラチェット形成面が接触して、両者が一体化され
ることから上記剛性力を維持することができる。
【0071】このように、書類支持部と書類押え部に剛
性力を持たせ、比較的先端部で書類を挟持することがで
きるので、背板部とラチェット形成面との間に、ラチェ
ット機構を設けるスペースを確保することができる。ま
た、このように上記剛性力が維持されるので、書類押え
部で綴じられる書類を圧縮し、綴じられる書類の高さを
できるかぎり低くすることができ書棚などの書類保管ス
ペースを最小限にすることができる。そして、背板部と
ラチェット形成面との摺接により、書類支持部と書類押
え部との間の間隔を任意に調整することができ、書類の
積み高さに対応して書類を綴じることができ、また、書
類の積み高さが低いときには書類支持部と書類押え部と
の間の間隔を小さくし、書棚などの書類保管スペースを
最小限にすることができる。また、書類押え板を押し下
げるだけの簡単な作業で書類を綴じることができるの
で、書類綴り具の高さ調整を容易にすることができる。
【0072】そして、書類押え板のラチェット形成面の
外面にラチェット爪を設け、一方前記本体ベースの背板
部に該ラチェット爪に係合するラチェット爪を形成した
ラチェット止め部材を回動可能に設けることにより、背
板部とラチェット形成面とを摺接させながら書類押え板
を下降させる時に、ラチェット止め部材が回動してラチ
ェット爪どうしが滑って、書類押え板を下降させること
ができ、上記のように積み重ねられた書類を圧縮するよ
うに書類押え部を押し下げた位置で双方のラチェット爪
が係合し、本体ベースに対して書類押え板が離れる方向
にロックすることができ、書類の積み高さに応じて書類
支持部と書類押え部との間の広がる方向への間隔を保持
して、任意の積み高さの書類を最小限の高さに綴ること
ができ、書棚などの書類保管スペースを最小限にするこ
とができる。また、書類押え板を押し下げるという簡単
な作業で、ラチェット爪によりロックされ書類が綴じら
れるので、書類綴り具の高さ調整を容易にすることがで
きる。
【0073】また、上記本体ベースの背板部の両側にガ
イド部を設け、このガイド部に書類押え板のラチェット
形成面の両側部を嵌合するようにしたので、背板部とラ
チェット形成面とが互いに離れる方向に対して拘束さ
れ、かつ、背板部に対するラチェット形成面の上下動を
許容し、両者が離れる方向に対して一体化することがで
きる。このように、背板部とラチェット形成面とが互い
に離れる方向に対して一体化されることにより、背板部
と書類支持部とでL字状に形成された本体ベースの書類
支持部と、ラチェット形成面と書類押え部とでL字状に
形成した書類押え板の書類押え部の上記剛性力を確実に
維持することができる。
【0074】また、背板部とラチェット形成面とが互い
に離れる方向に対して一体化されることにより、ラチェ
ット形成面の外面に設けたラチェット爪と、背板部に回
動可能に設けたラチェット止め部材のラチェット爪の係
合が確実に行われ、書類の積み高さに応じて書類支持部
と書類押え部との間の広がる方向への間隔をロックし
て、任意の積み高さの書類を綴ることができ、書棚など
の書類保管スペースを最小限にすることができる。ま
た、このようにガイド部に側部を嵌合するようにした場
合でも、書類押え板を押し下げるという簡単な作業で、
ラチェット爪によりロックされ書類が綴じられるので、
書類綴り具の高さ調整を容易にすることができる。
【0075】また、前記本体ベースの背板部および書類
押え板のラチェット形成面の幅方向のほぼ中間部にそれ
ぞれガイドアングルを設け、前記背板部に対してラチェ
ット形成面が上下動可能であると共に背板部とラチェッ
ト形成面とが互いに分離する方向に拘束するようにした
ので、背板部とラチェット形成面とが互いに離れる方向
に対して拘束され、かつ、背板部に対するラチェット形
成面の上下動を許容し、両者が離れる方向に対してより
確実に一体化することができる。このように、背板部と
ラチェット形成面とが互いに離れる方向に対してその両
端部と中間部とにおいて一体化されることにより、例え
JIS 規格紙A4のように大きな書類を綴じるための長い書
類綴り具であっても、両者を一体化することができる。
そして、このように一体化されたことによる効果は上記
と同じである。
【0076】また、前記本体ベースの書類支持部および
書類押え板の書類押え部の基端部外側に表紙固定溝を設
けたので、綴じられた書類を保護し、かつ、事務機器と
しての外観を良くすると共に、任意の表紙を選択して取
りつけ、または交換することができ、事務機器としての
流用性を高めることができる。
【0077】また、前記本体ベースの背板部の外側に背
見出し用溝を設けたので、背見出しとしての機能を果た
すのはもちろんであるが、この背見出しによって内部構
造を隠すことができて、事務機器としての外観を良くす
ると共に、このように内部構造が隠されるので、外観に
関係なく製作することができ、部品の加工に自由度を持
たせ、かつ、背見出しを取りはずして組みつけることが
できるので、組立性を向上することができる。
【0078】また、前記ラチェット止め部材に常時背板
部の内側方向に回動力を与えるバネを装着して回動可能
に本体ベースの背板部にラチェット止め部材を設けたの
で、本体ベースの背板部の内面に書類押え板のラチェッ
ト形成面を摺接させて書類押え板を本体ベースに対して
押し下げることにより、ラチェット形成面に形成したラ
チェット爪とラチェット止め部材に形成したラチェット
爪との係合が自動的に行われる。これにより、積み重ね
られた任意の高さの書類を書類押え部で圧縮するように
押し下げて、書類を綴じることができ、書類綴じ具の高
さ調整を容易にすることができる。
【0079】また、前記ラチェット止め部材の下端に摺
動子ガイド面を形成し、該摺動子ガイド面に摺接する回
動傾斜面を有する摺動子を設けたので、例えばこの摺動
子につまみを取りつけて、背板部の表面にこのつまみ取
り出すことにより、バネの弾性力で常時係合しているラ
チェット形成面に形成したラチェット爪とラチェット止
め部材に形成したラチェット爪との間の係合を解除し、
本体ベースから書類押え板を分離して、書類の追加積み
重ねを容易に行うことができる。
【0080】また、本発明は書類綴り筒内に圧縮バネを
挿入し、該圧縮バネにより前記書類綴り筒の先端から出
没可能に可動ピンを設け、該綴り筒を前記本体ベースの
支持部または書類押え板の書類押え部のどちらか一方に
固定したので、本体ベースから書類押え板を外した状態
では、可動ピンが突出して最大高さになっており、か
つ、書類支持部または書類押え部のどちらか一方に立設
していることから、書類にあけられたパンチ孔を容易に
挿入することができ、書類綴じを容易に行うことができ
る。
【0081】また、書類押え部で書類を圧縮し、かつ、
可動ピンを押し下げながら、綴じられる書類の高さをで
きるかぎり低くすることができ、書棚などの保管スペー
スを少なくすることができる。そして、背板部とラチェ
ット形成面との摺接により、書類支持部と書類押え部と
の間の間隔を任意に調整することができ、書類の積み高
さに対応して書類を綴じることができると共に、書類押
え板を押し下げることにより、積み重ねられた書類の圧
縮と、可動ピンの押し下げを同時に行うことができ、書
類綴り具の高さ調整を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を図6のBーB線で縦断面し
て示した図である。
【図2】図1における書類押え板を上昇した状態を示す
図である。
【図3】図1における本体ベースを示した図である。
【図4】図1における書類押え板を示した図である。
【図5】図1における実施例の組み立て分解斜視図であ
る。
【図6】図1の右側面(正面)図である。
【図7】図1の左側面(背面)図である。
【図8】図1のA−A線で横断面した図である。
【図9】本発明の他の実施例を縦断面して示した図であ
る。(可動ピン使用)
【図10】図9における書類押え板を押し下げた状態を
示す図である。
【図11】図9における可動ピン使用形式に代えて、書
類支持部と書類押え部の両方に書類綴りピンを設けた実
施例を縦断面して示した図である。
【図12】図11におけるラチェット止め部材が回動した
状態を示す図である。
【図13】図10におけるD−D線で横断面した図であ
る。
【図14】図18におけるE−E線で縦断面した図であ
る。
【図15】図11の右側面(正面)図である。
【図16】図15の左側面図である。
【図17】図9および図11の平面図である。
【図18】図9および図11の左側面(背面)図である。
【図19】図9および図11の底面図である。
【図20】図15におけるF−F線で横断面しその要部を
部分的に拡大した図である。
【図21】図9における書類押え板を示す図である。
【図22】図9における本体ベースを示す図である。
【図23】図9および図11における摺動子の平面図であ
る。
【図24】図23の右側面図である。
【図25】図23の正面図である。
【図26】図9および図11におけるつまみの正面図であ
る。
【図27】図26の側面図である。
【図28】図9および図11におけるラチェット止め部材
の正面図である。
【図29】図28の右側面図である。
【図30】ラチェット止め部材と摺動子との関係を示す
正面図である。
【図31】図30の右側面図である。
【図32】従来例の組み立て分解斜視図である。
【符合の説明】
13 本体ベース 131 背板部 132 書類支持部 133 書類綴り筒 134 ラチェット止め部材 135 ガイド部 136 表紙固定溝 137 ラチェット爪 138 四角い孔 139 段部 1310 壁面 1311 軸 1312 ストッパ突起 1313 つまみ 1314 軸孔 1315 背見出し用溝 1316 スライドピン 1317 挿入部 1318 摺動子ガイド面 1319 取付ボス 1320 摺動子嵌合部 1321 軸孔 1322 ガイド孔 1323 ガイド凹部 1324 書類綴り筒取付孔 1325 摺動子案内面 1326 ガイドアングル 14 書類押え板 141 書類押え部 142 ラチェット爪部形成面 143 書類綴りピン 144 ラチェット爪部 145 側部 146 表紙固定溝 147 ラチェット爪 148 ガイドアングル 149 凹部 15 バネ 151 バネ受け 16 スプリング 17 ビス 18 つまみ 19 摺動子 191 自由水平面 192 回動傾斜面 193 回動固定水平面 195 ストッパ部 195 嵌合部 196 ガイド面 20 軸 201 軸孔 21 表紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42F 13/30 - 13/38 B42F 13/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類にあけられたパンチ孔にピンを差し
    込んで書類を綴るようにした書類綴り具において、背板
    部と書類支持部とでL字状に形成された本体ベースと、
    該本体ベースの背板部の内側に沿って上下に移動するよ
    うに設けたラチェット爪部形成面と書類押え部とでL字
    状に形成した書類押え板とからなり、該書類押え板のラ
    チェット爪部形成面にラチェット爪を設け、一方前記本
    体ベースの背板部に該ラチェット爪に係合するラチェッ
    ト爪を形成したラチェット止め部材を回動可能に設けた
    ことを特徴とする書類綴り具。
  2. 【請求項2】 本体ベースの背板部の両側にガイド部を
    設け、該ガイド部に書類押え板のラチェット爪部形成面
    の両側部を嵌合したことを特徴とする請求項1記載の書
    類綴り具。
  3. 【請求項3】 本体ベースの背板部および書類押え板の
    ラチェット爪部形成面の幅方向のほぼ中間部にそれぞれ
    ガイドアングルを設け、前記背板部に対してラチェット
    爪部形成面が上下動可能であると共に背板部とラチェッ
    ト爪部形成面とが互いに分離する方向に拘束することを
    特徴とする請求項2記載の書類綴り具。
  4. 【請求項4】 本体ベースの書類支持部および書類押え
    板の書類押え部の基端部外側に表紙固定溝を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜3記載の書類綴り具。
  5. 【請求項5】 本体ベースの背板部の外側に背見出し用
    溝を設けたことを特徴とする請求項1〜4記載の書類綴
    り具。
  6. 【請求項6】 ラチェット止め部材に常時背板部の内側
    方向に回動力を与えるバネを装着して回動可能に本体ベ
    ースの背板部にラチェット止め部材を設けたことを特徴
    とする請求項1〜5記載の書類綴り具。
  7. 【請求項7】 ラチェット止め部材の下端に摺動子ガイ
    ド面を形成し、該摺動子ガイド面に摺接する回動傾斜面
    を有する摺動子を設けたことを特徴とする請求項6記載
    の書類綴り具。
  8. 【請求項8】 書類綴り筒内に圧縮バネを挿入し、該圧
    縮バネにより前記書類綴り筒の先端から出没可能に可動
    ピンを設け、該綴り筒を本体ベースの支持部または書類
    押え板の書類押え部のどちらか一方に固定したことを特
    徴とする請求項1〜7記載の書類綴り具。
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