JP2905414B2 - 偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法 - Google Patents

偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法

Info

Publication number
JP2905414B2
JP2905414B2 JP27111594A JP27111594A JP2905414B2 JP 2905414 B2 JP2905414 B2 JP 2905414B2 JP 27111594 A JP27111594 A JP 27111594A JP 27111594 A JP27111594 A JP 27111594A JP 2905414 B2 JP2905414 B2 JP 2905414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarization
optical fiber
maintaining
maintaining optical
preserving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27111594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08136402A (ja
Inventor
亮一 畑
章 浜島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON GAISHI KK
Original Assignee
NIPPON GAISHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON GAISHI KK filed Critical NIPPON GAISHI KK
Priority to JP27111594A priority Critical patent/JP2905414B2/ja
Publication of JPH08136402A publication Critical patent/JPH08136402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2905414B2 publication Critical patent/JP2905414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏波面保存光ファイバ
の偏波保存面を求める計測方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、偏波面保存光ファイバは、光
ファイバジャイロスコープ、光ファイバ干渉計の導波路
などの計測用として、あるいはコヒーレント通信用また
は光集積回路の伝送路用として使用されている。図3は
偏波面保存光ファイバの一例の断面を示す図である。図
3において、偏波面保存光ファイバ21は、中心部の楕
円形状のコア22とその周囲のクラッド等23とから構
成され、コア22の楕円形状の長軸と短軸とに沿って偏
波保存面24が存在する。そして、偏波保存面24にあ
わせて偏光を入射すると、偏光が保持される性質を有し
ている。
【0003】この偏波面保存光ファイバ21は、その断
面構造より決定される偏波保存面24を有しているた
め、例えば偏波面保存光ファイバ21を接続する場合、
接続すべき偏波面保存光ファイバ21の両断面における
偏波保存面24を一致させる必要がある。そのため、偏
波面保存光ファイバ21を光コネクタにより接続しよう
とする場合は、偏波面保存光ファイバ21を光コネクタ
にセットした際の偏波保存面24を所定の基準面に一致
させて設定しておく必要があり、偏波保存面24を計測
する必要がある。
【0004】図4は従来の偏波面保存光ファイバの偏波
保存面を計測する方法の一例を説明するための図であ
る。図4において、31は光源、32は偏光子、33は
測定すべき偏波面保存光ファイバ、34は検光子、35
は光センサ、36は光パワーメータである。上述した構
成の装置において、偏光子32を通過した偏光が偏波面
保存光ファイバ33の偏波保存面にあうように偏光を入
射した状態で、検光子34を回転させて光パワーメータ
37の出力が最大となる位置を偏波保存面として求め
る。そして、光コネクタとして組み立てる場合は、求め
た偏波保存面が基準となる面例えば水平面と一致するよ
う偏波面保存光ファイバ33の端面を回転させて固定し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の偏波保存面の計測方法では、偏光子32からの
射出光を偏波面保存光ファイバ33のコアに入射するた
めの光軸調整、検光子の回転等の操作が必要となり、偏
波保存面の計測の手間がかかる問題があった。また、上
述したような大がかりな装置を使用せず、偏波面保存光
ファイバの側面から画像を取り込み、画像処理を行うこ
とにより、偏波保存面を計測する方法も考えられている
が、画像の判断がしにくいため、偏波保存面計測のため
の精度が悪くなる問題があった。
【0006】本発明の目的は上述した課題を解消して、
偏波保存面を簡単かつ精度良く求めることができる偏波
面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の偏波面保存光フ
ァイバの偏波保存面の計測方法は、偏波面保存光ファイ
バの一端面を正面からCCDカメラで撮像し、撮像した
画像中の偏波面保存光ファイバのコアの2値化画像の慣
性主軸を求め、求めた慣性主軸を偏波保存面として求め
ることにより、偏波面保存光ファイバの偏波保存面を計
測することを特徴とするものである。ここで、偏波保存
面とは、偏波面保存光ファイバの断面構造により決定さ
れる面であり、その面と一致する直線偏光を入射すると
出射端までその偏波が保存される面のことである。
【0008】
【作用】上述した構成において、通常の偏波面保存光フ
ァイバの端面は、楕円形状のコアが中心に存在し、この
楕円形状の長軸および短軸に沿って偏波保存面が存在す
る構成となっているため、端面を撮像して撮像した画像
中からコアの楕円形状を抽出し、抽出したコアの楕円形
状の画像を画像処理してその慣性主軸を求めれば、求め
た慣性主軸が偏波面保存光ファイバの偏波保存面とな
り、画像の判断がしやすく、簡単かつ精度良く偏波保存
面を計測することができる。
【0009】ここで、偏波面保存光ファイバの撮像する
一端面と反対側の他端面から白色光を入射させると、コ
アの楕円形状をより正確に求めることができ、その結果
偏波保存面を精度良く計測することができるため好まし
い。また、画像処理の方法として、コアの2値化画像の
慣性主軸を求め、求めた慣性主軸を偏波保存面として求
める方法をとると、やはり偏波保存面を精度良く計測す
ることができるため好ましい。
【0010】
【実施例】図1は本発明の偏波面保存光ファイバの偏波
保存面の計測方法の一例を説明するためのフローチャー
トである。図1に従って本発明を説明すると、まず、偏
波面保存光ファイバの一端面を正面からCCDカメラで
撮像する。このとき、特に照明を用いなくとも、偏波面
保存光ファイバのコアの部分はその他の部分と濃淡が異
なるため、その後の画像処理でコアの部分を抽出可能で
ある。しかし、偏波面保存光ファイバの他端面から白色
光を入射させると、コアの部分とその他の部分との濃淡
の差が一層大きくなるため好ましい。また、CCDカメ
ラは従来から知られているものを使用することができ
る。
【0011】次に、撮像した画像を画像処理して偏波保
存面を計測する。画像処理の方法は、結果として偏波保
存面が計測できれば、従来から知られている方法のいず
れも用いることができる。その一例として、コアの部分
を2値化した後慣性主軸を求める方法が、簡単でかつ精
度良く偏波保存面を求めることができるので好ましい。
ここで、2値化は、例えば撮像した画像の1画素を1バ
イトすなわち256階調とすると、コアの部分とその他
の部分の濃淡に応じて階調のスレッシュホールドを求
め、このスレッシュホールドに基づきコアの部分の階調
が存在する側を例えば0、それ以外の部分を1とするこ
とで行うことができる。また、慣性主軸の求め方も、従
来から知られているように、コアの部分の図形の重心を
求め、これから主軸の方向を求める方法をとることがで
きる。
【0012】図2は本発明の偏波面保存光ファイバの偏
波保存面の計測方法を実施する装置の一例の構成を示す
図である。図2に示す例において、1は測定対象である
偏波面保存光ファイバ、2は対物レンズ、3は鏡筒、4
はCCDカメラ、5は画像処理装置、6はモニタ、7は
白色光源である。上述した構成の装置では、偏波面保存
光ファイバ1の一端面1bから白色光源7から出射する
白色光を入射した状態で、偏波面保存光ファイバ1の他
端面1aを、対物レンズ2および鏡筒3を介して拡大し
てCCDカメラ4で撮像する。撮像した画像は、画像処
理装置5において画像処理され、その結果を図2のモニ
タ6内に示すようにコアの部分11と求めた偏波保存面
12とを表示している。
【0013】そのため、例えば光コネクタへ偏波面保存
光ファイバをその偏波保存面が所定の基準面と一致する
ようにして固定しようとする場合、上述した偏波面保存
光ファイバ1の位置に、例えば光コネクタを構成するV
溝基板に仮固定した偏波面保存光ファイバをセットし、
モニタ6の表示をみながらその偏波保存面12が所定の
基準面の位置になるよう偏波面保存光ファイバ1の端面
を回転させ、その位置で固定すれば、偏波保存面が同じ
光コネクタを得ることができる。
【0014】なお、上述した例では、偏波面保存光ファ
イバのコアが楕円形状で、その楕円形状から偏波保存面
を求める例を示した。ところで、実際の偏波面保存光フ
ァイバの中には、コアが円形状のものもあり、そのよう
な例でも、偏波保存面に対応した楕円形状を有するジャ
ケット、又は偏波保存面に対応した応力付与部等が存在
し、本発明に従って撮像した画像上その部分と他の部分
とは濃淡の差があり2値化可能であるため、上述した本
発明を適用することにより、同様に偏波保存面を求める
ことができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、端面を撮像して撮像した画像中からコアの楕
円形状を抽出し、抽出したコアの楕円形状の画像を画像
処理してその慣性主軸を求めれば、求めた慣性主軸が偏
波面保存光ファイバの偏波保存面となるため、画像の判
断がしやすく、簡単かつ精度良く偏波保存面を計測する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏波面保存光ファイバの偏波保存面の
計測方法の一例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図2】本発明の偏波面保存光ファイバの偏波保存面の
計測方法を実施する装置の一例の構成を示す図である。
【図3】偏波面保存光ファイバの一例の断面を示す図で
ある。
【図4】従来の偏波面保存光ファイバの偏波保存面を計
測する方法の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 偏波面保存光ファイバ、1a、1b 端面、2 対
物レンズ、3 鏡筒、4CCDカメラ、5 画像処理装
置、6 モニタ、7 白色光源
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−288637(JP,A) 特開 平2−287504(JP,A) 特開 昭60−67833(JP,A) 特開 昭61−210924(JP,A) 特開 昭54−10758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 11/02 G01M 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏波面保存光ファイバの一端面を正面から
    CCDカメラで撮像し、撮像した画像中の偏波面保存光
    ファイバのコアの2値化画像の慣性主軸を求め、求めた
    慣性主軸を偏波保存面として求めることにより、偏波面
    保存光ファイバの偏波保存面を計測することを特徴とす
    る偏波面光ファイバの偏波保存面の計測方法。
  2. 【請求項2】前記偏波面保存光ファイバの他端面から白
    色光を入射する請求項1記載の偏波面保存光ファイバの
    偏波保存面の計測方法。
JP27111594A 1994-11-04 1994-11-04 偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法 Expired - Fee Related JP2905414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27111594A JP2905414B2 (ja) 1994-11-04 1994-11-04 偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27111594A JP2905414B2 (ja) 1994-11-04 1994-11-04 偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08136402A JPH08136402A (ja) 1996-05-31
JP2905414B2 true JP2905414B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=17495546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27111594A Expired - Fee Related JP2905414B2 (ja) 1994-11-04 1994-11-04 偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2905414B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011085647A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Hitachi Chem Co Ltd 光導波路基板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08136402A (ja) 1996-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7128176B2 (ja) 光ファイバスプライスを評価するための方法及び装置
US7003200B2 (en) PM fiber alignment
JP2905414B2 (ja) 偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法
JPH0815563A (ja) 非軸対称屈折率分布を有する光ファイバと光導波路との結合部におけるアライメント方法、光ファイバ固定構造及び結合部
JP2001004486A (ja) 光ファイバ母材の検査方法と連続検査装置
JPH0453912A (ja) 受光モジュールの光軸調整方法
JPS63222206A (ja) 光フアイバの構造測定用画像処理装置
JPS6049307A (ja) フアイバ接続装置
JP2931530B2 (ja) 光ファイバ構造計測に用いる照明方法
Fatadin et al. Accurate magnified near-field measurement of optical waveguides using a calibrated CCD camera
JP3051327B2 (ja) 光コネクタ上の偏波面保存光ファイバの偏波保存面の計測方法
KR20000012428U (ko) 원통형 시편 측정용 영상계측장치
JP4268057B2 (ja) 偏波面保持光ファイバの偏波面光学主軸決定方法
JPH0446691A (ja) Yagレーザー光の拡がり角計測方法
JP4018298B2 (ja) 光ファイバの捻じれ検出方法
RU2720643C1 (ru) Способ определения коэффициента отражения в разъемном соединении оптических волокон
JP3012726B2 (ja) フェルール偏芯検査装置
JP3819980B2 (ja) カメラの描写性能評価装置
JP3139748B2 (ja) 白バランス校正光入射方法および装置
JP2018071990A (ja) 多心光コネクタフェルールの偏心測定装置および方法
JP2887053B2 (ja) 間隙の寸法及び内部状況検出装置
JPS5862571A (ja) 光計測装置
JP2001264031A (ja) 形状計測方法及びその装置
JP2903748B2 (ja) レーザ顕微鏡による形状測定方法
JPH01313743A (ja) 着色周期性パターンの検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990223

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees