JP2905403B2 - 一方向クラッチ - Google Patents

一方向クラッチ

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JP2905403B2
JP2905403B2 JP6152863A JP15286394A JP2905403B2 JP 2905403 B2 JP2905403 B2 JP 2905403B2 JP 6152863 A JP6152863 A JP 6152863A JP 15286394 A JP15286394 A JP 15286394A JP 2905403 B2 JP2905403 B2 JP 2905403B2
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JP
Japan
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sprag
retainer
wire
way clutch
fitted
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JP6152863A
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JPH07332399A (ja
Inventor
直人 佐藤
朋広 井筒
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Fuji Yunibansu Kk
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Fuji Yunibansu Kk
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/069Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags
    • F16D41/07Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウタレースとインナ
レースとの間に多数のスプラグを介装し、このスプラグ
の作動によりトルクを一方向に伝達するようにした一方
向クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図6に示すものがあ
った。図6において、1はステータボス等の回転側に取
り付けられるアウタレース、2はケース等の固定側に取
り付けられるインナレースであり、これらの両者間にリ
テーナ3により周方向に所定のピッチで配列された多数
のスプラグ4を介装する。上記リテーナ3は環状に形成
した板金製の主体に矩形状の窓孔3aを周方向に所定ピ
ッチで形成してなり、スプラグ4の外周端部を上記窓孔
3aに自転可能に嵌合させる。上記各スプラグ4はその
内周側に周方向に延びる溝5を有し、この溝5にリング
状のコイルスプリング6を嵌合させて各スプラグ4を径
方向外方に押圧付勢する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、ア
ウタレース1が図6において左方に回転し、各スプラグ
4が係合方向、つまり左方に自転する際に、加工誤差等
により特定のスプラグ4、例えば図1において中央のス
プラグ4aが他のスプラグ4bよりも早く左方に自転す
ると、上記中央のスプラグ4aの前進端つまり左端4a
−1がリテーナ3の窓孔3aの端縁3b(後端)に衝突
し、該リテーナ3が損傷する欠点があった。また、リテ
ーナ3は板金材により形成されていたので、窓孔3a等
の打ち抜き部が多く、材料の歩留りが悪くなる欠点があ
った。さらに、各スプラグ4の内周側に形成した溝5に
リング状のコイルスプリング6を嵌合させるようにして
いたので、組付け時において、コイルスプリング6によ
るスプラグ4の保持力が弱く、該組み付け時にスプラグ
4が不用意に軸心方向に移動して円滑な組付けができ難
い欠点があった。本発明は上記欠点を解消した新規な一
方向クラッチを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、ア
ウタレースとインナレースとの間に多数のスプラグと、
各スプラグを周方向に所定ピッチで自転可能に嵌合する
リング状のリテーナと、各スプラグを係合方向に自転付
勢するスプリングとを有する一方向クラッチを設け、前
記リテーナを各スプラグの自転中心を通る軌跡円に沿っ
て配置し、前記スプラグの胴部の周方向両側面をスプラ
グの自転中心を中心とする円弧面に形成し、該胴部を前
記リテーナに嵌合させる構成にしたものである。また、
前記リテーナは、線材を周方向と軸方向とに交互に蛇行
屈曲させてリング状に形成してなる第1配列線材と第2
配列線材とを互いに同軸に嵌合させるとともに、第1配
列線材と第2配列線材との各周方向の辺を互いに軸方向
に離間させて周方向に多数の窓部を形成し、該窓部に前
記各スプラグの胴部を嵌合させる構成にしたものであ
る。この場合、前記第1配列線材と第2配列線材とのう
ち、少なくとも一方の配列線材の一部の周方向の辺を半
径方向に屈曲させ、該屈曲部の頂部をアウタレースの内
周面またはインナレースの外周面に接触させる構成にす
ることが好ましい。また、前記第1配列線材と第2配列
線材とのうち、少なくとも一方の配列線材の軸方向の辺
同志の間隔をスプラグの胴部の周方向の最大幅よりも若
干小寸に形成して該軸方向の辺同志により外周側から嵌
挿したスプラグを保持し、各スプラグの外周部に周方向
に延びる溝を形成し、該溝にリング状のスプリングを嵌
合させ、該スプリングにより各スプラグを前記一方の配
列線材方向に押圧する構成にすることが好ましい。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本発明による一方向クラッチの要部断面図で
ある。図1において、Aは一方向クラッチであり、ステ
ータボス等の回転側に取り付けられるアウタレース10
とケース等の固定側に取り付けられるインナレース11
との間に、多数のスプラグ12を介装し、各スプラグ1
2をリテーナ15により周方向に所定ピッチで保持する
とともに、リング状のスプリング20により各スプラグ
12を係合方向に作動付勢する。
【0006】上記各スプラグ12は、その胴部の前面1
2a(図1において左面)と後面12b(図1において
右面)とをスプラグの自転中心O1を中心とする半径r
1,r2とする円弧面に形成し、この胴部の前後面12
a,12bをリテーナ15の窓部15aに嵌合させる。
また、上記各スプラグ12は、アウタレース10の反時
計方向の回転により、自転中心O1を中心として反時計
方向(ア)に回転した際に半径方向の高さが高くなって
その外周面12cと内周面12dとがアウタレース10
の内周面10aとインナレース11の外周面11aとに
圧接係合し、アウタレース10の時計方向(空転方向)
の回転により、自転中心O1を中心として時計方向
(イ)に回転した際に半径方向の高さが低くなって上記
アウタレース10およびインナレース11との圧接係合
が解除されるようになっている。
【0007】また、上記各スプラグ12はその外周側に
周方向に延びる溝13を形成するとともに、その底面を
左端13a(反時計側)が右端13b(時計側)よりも
半径方向外方になる如く傾斜させる。そして、上記各溝
13にコイルスプリングをリング状にしてなるスプリン
グ20を嵌合させるとともに、該溝13の左端13aに
圧接させ、初期時にはスプリング20の反力により、各
スプラグ12を自転中心O1を中心として反時計方向
(ア)つまり係合方向に回転させるようになっている。
【0008】上記リテーナ15は、第1配列線材16と
第2配列線材17とを組み合わせて形成するとともに、
該第1配列線材16および第2配列線材17を各スプラ
グ12の自転中心O1を通る軌跡円Cに沿って配置す
る。上記第1配列線材16および第2配列線材17は、
図3および図4に示すように、線材を周方向と軸方向と
に交互に蛇行屈曲させてリング状に形成した第1配列線
材16と第2配列線材17とを形成し、これら両者を互
いに同軸に嵌合させるとともに、第1配列線材16の各
周方向の辺16aと第2配列線材17の各周方向の辺1
7aとを互いに軸方向に離間させ、これにより周方向に
前述したスプラグ12の胴部が摺動可能に嵌合する多数
の窓部15aを形成する。
【0009】上記第1配列線材16は、軸方向の辺16
b同志の間隔L2をスプラグ12の胴部の周方向の最大
幅Lよりも若干小寸に形成し、外周側から嵌挿したスプ
ラグ12が第1配列線材16の軸心方向に抜け出るのを
阻止する。これにより、組付け時に外周側から各スプラ
グ12の溝13に嵌合させたスプリング20と上記第1
配列線材16とにより各スプラグ12を挟持し、アウタ
レース10およびインナレース11への組付けを容易に
する。また、上記第2配列線材17は、軸方向の辺17
b同志の間隔L1をスプラグ12の胴部の周方向の最大
幅Lよりも若干大寸に形成するとともに、そのリング径
を上記第1配列線材16の径よりも若干大寸に形成して
該第1配列線材16の外周側に配置する。
【0010】また、上記第2配列線材17の一部の周方
向の辺17aを図5に示すように、半径方向外方に屈曲
させ、該屈曲部17cの頂部をアウタレース10の内周
面10aに接触させ、該アウタレース10の回転に追随
させるようにする。この屈曲部17cは、第1配列線材
16の一部の周方向の辺16aを半径方向外方に屈曲さ
せ、その頂部を上記内周面10aに接触させるようにし
てもよい。なお、インナレース11が回転側となる場合
には、上記屈曲部17cを半径方向内方(前述と逆方
向)に屈曲させ、その頂部をインナレース11の外周面
11aに接触させるようにする。この場合も第1配列線
材16の一部の周方向の辺16aを半径方向内方に屈曲
させ、その頂部を上記外周面11aに接触させるように
してもよい。
【0011】上記実施例によれば、各スプラグ12の胴
部の前面12aおよび後面12bをスプラグ12の自転
中心O1を中心とする円弧面に形成し、また、リテーナ
15、つまり第1配列線材16および第2配列線材17
を各スプラグ12の自転中心O1を通る軌跡円Cに沿っ
て配置するようにしたので、各スプラグ12が加工誤差
等により互いに不規則な自転をしてもリテーナ15を攻
撃しなくなる。即ち、早く左自転(係合作動)した特定
のスプラグ12がリテーナ15の窓部15aの軸方向の
辺16b,17bに衝突しなくなる。
【0012】また、リテーナ15は線材を屈曲させて形
成したので、従来のような打ち抜き部がなくなり、材料
の歩留りがよくなって材料費が低減する。さらに、各ス
プラグ12の内周側を強度の高いリテーナ15の窓部1
5aで保持し、各スプラグ12の外周側の溝13にスプ
リング20を嵌合させ、該スプリング20により上記窓
部15a方向(軸心方向)に押圧するようにしたので、
組付け時に各スプラグ12が不用意に軸心方向に移動し
なくなり、アウタレース10およびインナレース11へ
の組付けが容易にできる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、スプラグによるリテーナの攻撃がなくなり、リテー
ナの耐久性が高くなる。またリテーナを形成する際の材
料の歩留りがよくなり、リテーナを安価に得ることがで
きる。さらに、組付け時におけるリテーナとスプリング
とによるスプラグの保持力が高くなり、アウタレースお
よびインナレースへの組付けが容易になる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一方向クラッチの要部断面図であ
る。
【図2】本発明によるスプラグとリテーナとの組付け状
態を示す要部断面図である。
【図3】本発明による第1配列線材と第2配列線材との
組付け前の状態を示す部分平面図である。
【図4】本発明による第1配列線材と第2配列線材とを
組付けた状態を示す部分平面図である。
【図5】本発明によるスプラグ、リテーナ、スプリング
の組付け状態を示す部分断面図である。
【図6】従来例を示す一方向クラッチの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
A 一方向クラッチ 10 アウタレース 10a 内周面 11 インナレース 11a 外周面 12 スプラグ 12a 前面 12b 後面 12c 外周面 12d 内周面 13 溝 13a 左端 13b 右端 15 リテーナ 15a 窓部 16 第1配列線材 16a 周方向の辺 16b 軸方向の辺 17 第2配列線材 17a 周方向の辺 17b 軸方向の辺 20 スプリング O1 自転中心 C 軌跡円 L,L1,L2 間隔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−87239(JP,A) 特開 昭49−19250(JP,A) 特開 昭56−63131(JP,A) 特開 平6−193657(JP,A) 特開 昭58−163832(JP,A) 実開 平4−8839(JP,U) 特公 昭36−1806(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 41/07

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタレースとインナレースとの間に多
    数のスプラグと、各スプラグを周方向に所定ピッチで自
    転可能に嵌合するリング状のリテーナと、各スプラグを
    係合方向に自転付勢するスプリングとを有する一方向ク
    ラッチを設け、前記リテーナを各スプラグの自転中心を
    通る軌跡円に沿って配置し、前記スプラグの胴部の周方
    向両側面をスプラグの自転中心を中心とする円弧面に形
    成し、該胴部を前記リテーナに嵌合させたことを特徴と
    する一方向クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナは、線材を周方向と軸方向
    とに交互に蛇行屈曲させてリング状に形成してなる第1
    配列線材と第2配列線材とを互いに同軸に嵌合させると
    ともに、第1配列線材と第2配列線材との各周方向の辺
    を互いに軸方向に離間させて周方向に多数の窓部を形成
    し、該窓部に前記各スプラグの胴部を嵌合させたことを
    特徴とする請求項1記載の一方向クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1配列線材と第2配列線材とのう
    ち、少なくとも一方の配列線材の一部の周方向の辺を半
    径方向に屈曲させ、該屈曲部の頂部をアウタレースの内
    周面またはインナレースの外周面に接触させたことを特
    徴とする請求項記載の一方向クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1配列線材と第2配列線材とのう
    ち、少なくとも一方の配列線材の軸方向の辺同志の間隔
    をスプラグの胴部の周方向の最大幅よりも若干小寸に形
    成して該軸方向の辺同志により外周側から嵌挿したスプ
    ラグを保持し、各スプラグの外周部に周方向に延びる溝
    を形成し、該溝にリング状のスプリングを嵌合させ、該
    スプリングにより各スプラグを前記一方の配列線材方向
    に押圧したことを特徴とする請求項又は3記載の一方
    向クラッチ。
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