JP2905091B2 - フッ素樹脂被覆ガスケットの製造方法 - Google Patents

フッ素樹脂被覆ガスケットの製造方法

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JP2905091B2
JP2905091B2 JP6143109A JP14310994A JP2905091B2 JP 2905091 B2 JP2905091 B2 JP 2905091B2 JP 6143109 A JP6143109 A JP 6143109A JP 14310994 A JP14310994 A JP 14310994A JP 2905091 B2 JP2905091 B2 JP 2905091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、例えばタンク等の塔槽類
あるいは配管等に使用されるフランジ継手に組み込ま
れ、内部流体の漏洩を防止するガスケットの製造方法に
関し、さらに詳しくは、極度に汚染を嫌う流体が流通す
る配管などに使用される、いわゆるサニタリー用のガス
ケットなどとして使用され、弾性を有する環状中芯体の
表面を薄肉のフッ素樹脂により被覆したガスケットの製
造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】薬品、食品または半導体などの製
造工場においては、極度に汚染を嫌う流体が流通する配
管が使用されているが、最近では、このような配管の継
手部分に、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(以下PT
FEと称す)などのフッ素樹脂からなる被膜により表面
が覆われたガスケットが使用されている。
【0003】このフッ素樹脂被覆ガスケットは、たとえ
ば第6図に示すように、弾性を有する環状中芯体1のボ
ア部2の内周壁と表裏面3,4とを、半断面がU字状
(場合によってはV字状)に形成した薄肉の外皮5によ
り被覆したものである。
【0004】この環状中芯体1は、クッション材として
機能するもので、用途に応じて使用する材質は異なる
が、ゴム単体、有機又は無機繊維とゴムの複合体、フェ
ルトマット、織布等が単独あるいは組合せて使用されて
いる。
【0005】一方、外皮5は、フランジ6あるいは流通
する流体に直接接する部分であることから、耐熱性、耐
薬品性に優れたものが望ましく、しかも適度な弾性を有
しているものが好ましいことから、前記PTFEのよう
なフッ素樹脂が用いられている。
【0006】しかして、このようなフッ素樹脂被覆ガス
ケットGは、フランジ継手のフランジ6間に装着した場
合、環状中芯体1の弾力性がPTFEの外皮5を介して
フランジ6側に伝達されると、シール性が向上すること
から、この外皮5は比較的薄いものが好ましい。この外
皮5が厚いと環状中芯体1の弾力性がフランジ6側に伝
達され難く、シール性が低下する。
【0007】しかし、この外皮5があまり薄すぎると、
環状中芯体1のボア部2の内周壁が内方に膨出する状態
(第6図に破線で示す)を外皮5が阻止できず、この内
方膨出が原因して内部流体の液だまりが生じる虞が有
る。
【0008】さらに、PTFEの外皮5により環状中芯
体1を被覆する場合には、従来では所定幅のPTFE薄
膜を2つ折りにし、解放側端部が環状中芯体1の外周側
となるように、円形に塑性変形している。
【0009】しかし、このようにすれば、厚さが0.2
mm以下のPTFE薄膜では外周側が無理に引伸ばされ
ることになるので、この外周側には亀裂が入る虞があ
る。したがって、外皮として用いられるPTFE薄膜
は、ある程度の厚さを有するものを使用しなければなら
ないことになる。
【0010】なお、外皮の製造に際し、PTFEのブロ
ックから機械的に切削加工し、全体が略均一な厚さの外
皮を製造することも考えられるが、その場合には、比較
的薄肉の外皮の切削加工が困難であると共に、材料に無
駄が生じることからコスト的にも不利である。
【0011】
【発明の目的】本発明は、極度に汚染を嫌う流体が流通
する配管などにも使用可能であり、シール性が良好で、
液だまりがほとんど生ぜずサニタリー用として用いて好
適であり、しかも容易に製作が可能であり、コスト的に
も有利なフッ素樹脂被覆ガスケットの製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【発明の概要】本発明に係るフッ素樹脂被覆ガスケット
の製造方法は、チューブ状のパルソンを、内周面に環状
の凹部と凸部とが交互に形成された型内に入れ、このパ
ルソンの内部に圧力を加えることにより、肉厚の厚いボ
ア部内周壁と、このボア部内周壁より外周側に向けて肉
厚が漸次減少する表裏面用外皮とから成る外皮単体が多
数連結された状態の外皮連結体を形成し、この外皮連結
体を前記型内より取出した後に、前記外皮単体ごとに切
断し、この外皮単体を薄肉外皮として、この外皮単体内
に弾性を有する環状中芯体を装着し、次いで金型内で加
圧加熱して、環状中芯体と外皮単体とを加硫接着するこ
とを特徴としている。
【0013】なお、本発明においては、上記環状中芯体
の表裏面に、突起を形成してもよい(第2図、第3図参
照)。また、フッ素樹脂被覆ガスケットの薄肉外皮は、
環状中芯体のボア部内周壁及び表裏面のみでなく外周壁
までも被覆するようにしてもよい(第3図参照)。
【0014】このような薄肉外皮は、環状中芯体と接着
してもよい。本発明に係るフッ素樹脂被覆ガスケットの
製造方法は、いわゆるブロー成形を利用して行うもので
あることから、その成形上の特性から、ボア用外皮とな
るU字状の底部の肉厚が厚く、かつこの底部より外周側
に向けて肉厚が漸減する外皮単体が多数連結された外皮
連結体を容易に形成でき、コスト的に有利となる。
【0015】このような方法で製造されたフッ素樹脂被
覆ガスケットは、弾性を有する環状中芯体のボア部内周
壁と、中芯体の少なくとも表裏面とをフッ素樹脂製の薄
肉外皮で被覆してなっており、前記ボア部内周壁を覆う
ボア用外皮の肉厚が厚くなっており、前記環状中芯体の
表裏面を覆う表裏面用外皮の肉厚は前記ボア側より外周
側に向けて漸次薄くなっている。
【0016】このような本発明により製造されるフッ素
樹脂被覆ガスケットは、上記のようにボア部内周壁を覆
うボア用外皮の肉厚が厚くなっており、表裏面用外皮の
肉厚が薄くなっているので、このガスケットをフランジ
継手などに取付けて締付けても、ガスケットのボア内周
壁側が変形せず、内部流体の液だまりを防止でき、又、
外周側の外皮は環状中芯体の弾性が敏感にフランジに伝
達し、シール性に優れたものとなる。通常の継手では、
ボア側よりも外周側の締付け力が小さいので、前記フッ
素樹脂被覆ガスケットでは、環状中芯体の弾性が有効に
作用し、シール性の優れたものとなる。特に、大きな締
付け力が得られないクランプタイプの継手用のガスケッ
トとしては極めて有利なものとなる。
【0017】また、環状中芯体の表裏面に突起が形成さ
れたフッ素樹脂被覆ガスケットでは、このフッ素樹脂被
覆ガスケットを部材間に装着した場合に突起が圧縮さ
れ、この突起のボア側が反発力によってフランジ側に押
圧され、これにより一層ガスケットとフランジとの間に
液だまりが生じにくくなる。
【0018】さらに、環状中芯体のボア部内周壁、表裏
面及び外周壁までも被覆するようにして製造されたフッ
素樹脂被覆ガスケット(第3図参照)は、ガスケットを
取り外して洗浄する場合にも環状中芯体が密閉状態とな
っているので、劣化することはなく、また外皮もフッ素
樹脂ならば、これも洗浄によって劣化しない。
【0019】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るフッ素樹脂被
覆ガスケットの製造方法について、図面に基づき詳細に
説明する。
【0020】第1図は、本発明の一実施例により得られ
るフッ素樹脂被覆ガスケットの半断面図、第2,3図
は、それぞれ本発明の他の実施例により得られるフッ素
樹脂被覆ガスケットを示す半断面図、第4,5図は、そ
れぞれ本発明の製造方法の要部を示す断面図であり、第
6図に示す部材と共通する部材には同一符号を付し説明
は一部省略する。
【0021】第1図に示すフッ素樹脂被覆ガスケット1
0は、弾性を有する環状中芯体1のボア部2の内周壁と
少なくとも表裏面3,4とをフッ素樹脂製の薄肉外皮1
1で被覆している。
【0022】この外皮11は、前記ボア部2の内周壁を
覆うボア用外皮11aの肉厚を厚くし、前記環状中芯体
1の上下両面3,4を覆う表裏面用外皮11bの肉厚を
前記ボア部2側より外周側に向けて漸減している。
【0023】本発明では、このようなフッ素樹脂被覆ガ
スケット10をブロー成形法で製造することが好まし
く、以下に、本発明に係るフッ素樹脂被覆ガスケットの
製造方法について詳説する。 [フッ素樹脂被覆ガスケットの製造]本発明では、例え
ば第4図に示すように、まず、チューブ状のパルソン
(図示せず)を、内周面に環状の凹部と凸部とが交互に
形成された型14内に入れる。
【0024】なお、このようなパルソン材としては、フ
ッ素樹脂が用いられる。フッ素樹脂の種類としては、特
に限定されることなく、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアル
キルビニルエーテルとの共重合体であるPFA、テトラ
フルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの共重
合体であるFEP、あるいはテトラフルオロエチレンと
ヘキサフルオロプロピレンとパーフルオロアルキルビニ
ルエーテルとの共重合体であるEPEなど広く用いられ
る。
【0025】次に、このパルソンの内部に圧力を加える
ことにより、外周を膨出させて前記型14の内周面14
aに密着させる。第4図には、パルソンの外周を膨出さ
せて前記型14の内周面14aに密着させた状態が示さ
れている。このようなブロー成形を行うと、前記パルソ
ンは、膨出したパルソンの外周側ほど外方に引張られ
て、薄肉となり、前述した外皮11の形成に好ましい。
すなわちこのようにして得られる外皮単体t(第4図参
照)は、その半断面が略U字状をし、このU字状の底部
(膨出パルソンの中心軸側)の肉厚が厚くかつこの底部
より外周側(膨出パルソンの中心軸からその周方向に遠
ざかる位置)に向けて肉厚が漸減している。しかもこの
外皮単体tは、多数連結されて外皮連結体Tを形成して
いる。換言すれば、上記のようにパルソンのブロー成形
を行うと、肉厚の厚いボア部内周壁(U字状の底部)
と、このボア部内周壁より外周側に向けて肉厚が漸次減
少する表裏面用外皮とから成る外皮単体tが多数連結さ
れた状態の外皮連結体Tが形成される。このように膨出
形成された表裏面用外皮11の内径側および外径側の肉
厚は、特に限定されないが、それぞれ好ましくは0.5
〜1.0mm、0.01〜0.5mmである。
【0026】この外皮連結体Tを前記型14内より取出
した後に、前記外皮単体tごとに切断すれば、鼓状の多
数のフッ素樹脂被覆ガスケット形成用薄肉外皮11を容
易に得ることができる。
【0027】このようにして得られた外皮単体をフッ素
樹脂被覆ガスケット製造用の薄肉外皮として用い、この
外皮単体内に弾性を有する環状中芯体1を装着すれば、
フッ素樹脂被覆ガスケットが得られる。
【0028】この薄肉外皮11に環状中心体1を装着す
る際には、薄肉外皮11と環状中芯体1とを接着剤によ
り接着してもよい。この接着を行うには、例えば、外皮
11の内面をナトリウムのアンモニア溶液で粗面化処理
し、このように粗面化処理された薄肉外皮11を環状中
芯体1のゴム生地に被せ、次いで、金型内で加圧加熱
し、前記ゴムの加硫と共に薄肉外皮11と環状中芯体1
とを接着すればよい。
【0029】このような環状中芯体1の材質は、弾力性
を有するものであれば特に限定されず、たとえばゴム、
軽質プラスチックなどが用いられる。なお、本発明は上
述した実施例に限定されるものではなく、種々に改変す
ることができる。
【0030】第5図に示すように、ブロー成形時に使用
する金型の一部に突起を形成し、第2図に示す実施例の
ようなフッ素樹脂被覆ガスケット10を形成するように
してもよい。 [フッ素樹脂被覆ガスケット]このようにして製造され
た第1図に示すフッ素樹脂被覆ガスケット10は、弾性
を有する環状中芯体1のボア部2の内周壁と少なくとも
表裏面3,4とをフッ素樹脂製の薄肉外皮11で被覆し
ている。
【0031】この外皮11は、前記ボア部2の内周壁を
覆うボア用外皮11aの肉厚を厚くし、前記環状中芯体
1の上下両面3,4を覆う表裏面用外皮11bの肉厚を
前記ボア部2側より外周側に向けて漸減している。
【0032】内径側および外径側の外皮11の肉厚は、
特に限定されないが、それぞれ好ましくは0.5〜1.
0mm、0.01〜0.5mmである。また、外皮11
を構成するフッ素樹脂および環状中芯体1としては、そ
れぞれ前述したものが挙げられる。
【0033】このようなガスケットによれば、ガスケッ
ト10をフランジにより締付けると、肉厚の厚いボア用
外皮11aがガスケット10のボア部2側への変形を阻
止することになる。
【0034】したがって、ガスケツトの一部が膨出ある
いは変形して内部を流れる流体の一部を停滞させる、い
わゆる液だまりを防止できる。また、外周側の外皮11
bは環状中芯体1の弾性が敏感にフランジ6に伝達し、
シール性に優れたものとなる。通常の継手では、ボア部
2側よりも外周側の締付け力が小さいので、このフッ素
樹脂被覆ガスケット10では、環状中芯体1の弾性が有
効に作用し、シール性の優れたものとなる。
【0035】したがって、大きな締付け力が得られない
クランプタイプの継手用のガスケットとしては極めて有
利なものとなる。また、第2図に示すように、前記環状
中芯体1の表裏面における内外径の略中央部に、突起1
2を形成したフッ素樹脂被覆ガスケット10では、この
フッ素樹脂被覆ガスケット10をフランジ継手に取り付
けた場合、このフランジにより突起12が圧縮され、こ
の突起12のボア部2側が反発力によってフランジ側に
押圧され、これにより液だまりが生じにくくなる。ま
た、このような突起は環状であることが好ましい。
【0036】第3図に示すように、前記薄肉外皮11
は、環状中芯体1のボア部2の内周壁及び表裏面3,4
のみでなく外周壁13までも被覆してもよい。このよう
にすれば、ガスケット10を取り外して洗浄する場合に
も環状中芯体1が密閉状態となっているので、劣化する
ことはなく、また外皮11もフッ素樹脂ならば、これも
洗浄によって劣化しないというメリットがある。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
フッ素樹脂被覆ガスケットの製造方法は、いわゆるブロ
ー成形を利用して行うものであることから、その成形上
の特性から、ボア用外皮となるU字状の底部の肉厚が厚
くかつこの底部より外周側に向けて肉厚が漸減する外皮
単体が多数連結された外皮連結体を容易に形成でき、コ
スト的に有利となる。
【0038】また、このような本発明の製造方法では、
ブロー成形を行なうため、中芯体と外皮とが確実に接着
できる。なお、従来における所定幅のPTFE薄膜を2
つ折りにして外皮を形成する方法では、中芯体と外皮と
の接着が不完全となり易く、はがれる懸念がある。
【0039】本発明により得られるフッ素樹脂被覆ガス
ケットでは、ボア部内周壁を覆うボア用外皮の肉厚が厚
くなり、表裏面用外皮の肉厚が薄くなっているので、こ
のガスケットをフランジ継手などに取付けて締付けて
も、ガスケットのボア内周壁側が変形せず、内部流体の
液だまりを防止でき、又、外周側の外皮は環状中芯体の
弾性が敏感にフランジに伝達し、シール性に優れたもの
となる。通常の継手では、ボア側よりも外周側の締付け
力が小さいので、前記フッ素樹脂被覆ガスケットでは、
環状中芯体の弾性が有効に作用し、シール性の優れたも
のとなる。特に、大きな締付け力が得られないクランプ
タイプの継手用のガスケットとしては極めて有利なもの
となる。
【0040】また、本発明により得られるフッ素樹脂被
覆ガスケットでは、外皮の表裏面の肉厚が漸減してお
り、しかも表裏面がほぼ同一厚さで対称状態に配置され
ていることから、均一な締付けが可能である。これが同
一厚さでないと、不均一な締付けとなり、締付け後再び
増締めが必要である。
【0041】また、本発明により得られるフッ素樹脂被
覆ガスケットが、該ガスケットの環状中芯体の表裏面に
突起が形成されたものである場合には、このフッ素樹脂
被覆ガスケットを部材間に装着した場合に突起が圧縮さ
れ、この突起のボア側が反発力によってフランジ側に押
圧され、これにより一層ガスケットとフランジとの間に
液だまりが生じにくくなる。
【0042】さらに、本発明のフッ素樹脂被覆ガスケッ
トにおいて、環状中芯体のボア部内周壁、表裏面及び外
周壁までも被覆すれば、ガスケットを取り外して洗浄す
る場合にも環状中芯体が密閉状態となっているので、劣
化することはなく、また外皮もフッ素樹脂ならば、これ
も洗浄によって劣化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の一実施例により得られるP
TFE樹脂被覆ガスケットの半断面図である。
【図2】第2図は、本発明の他の実施例により得られる
PTFE樹脂被覆ガスケットを示す半断面図である。
【図3】第3図は、本発明の他の実施例により得られる
PTFE樹脂被覆ガスケットを示す半断面図である。
【図4】第4図は、本発明の製造方法の要部を示す断面
図である。
【図5】第5図は、本発明の製造方法の要部を示す断面
図である。
【図6】第6図は、従来のフッ素樹脂被覆ガスケットの
半断面図である。
【符号の説明】
1…環状中芯体、 2…ボア部、 3,4…表裏面、 10…ガスケット、 11…外皮、 11a…ボア用外皮、 11b…表裏面用外皮、 12…突起、 13…外周壁、 14…型、 t…外皮単体、 T…外皮連結体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ状のパルソンを、内周面に環状の
    凹部と凸部とが交互に形成された型内に入れ、 このパルソンの内部に圧力を加えることにより、 肉厚の厚いボア部内周壁と、このボア部内周壁より外周
    側に向けて肉厚が漸次減少する表裏面用外皮とから成る
    外皮単体が多数連結された状態の外皮連結体を形成し、 この外皮連結体を前記型内より取出した後に、前記外皮
    単体ごとに切断し、この外皮単体を薄肉外皮として、こ
    の外皮単体内に弾性を有する環状中芯体を装着し、 次いで金型内で加圧加熱して、環状中芯体と外皮単体と
    を加硫接着することを特徴とするフッ素樹脂被覆ガスケ
    ットの製造方法。
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