JP2902575B2 - 抗菌性加工硝子容器 - Google Patents
抗菌性加工硝子容器Info
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- agent
- glass container
- coating
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D23/00—Details of bottles or jars not otherwise provided for
- B65D23/08—Coverings or external coatings
- B65D23/0807—Coatings
- B65D23/0814—Coatings characterised by the composition of the material
- B65D23/0821—Coatings characterised by the composition of the material consisting mainly of polymeric materials
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌性加工硝子容器に関
し、抗菌剤に表面凹凸形成剤及び/又は沈降防止剤を含
有した樹脂組成物による被膜層を形成した抗菌効果の増
進並びに持続性を有する抗菌性加工硝子容器に関する。
し、抗菌剤に表面凹凸形成剤及び/又は沈降防止剤を含
有した樹脂組成物による被膜層を形成した抗菌効果の増
進並びに持続性を有する抗菌性加工硝子容器に関する。
【0002】
【従来の技術】特に、病院で問題となっている院内感染
(MRSA)が抗菌作用をもつ製品に拍車をかけてお
り、また、他人の一度使ったボ−ルペンや、電話、電車
の吊り革等が持てないといった過剰な迄の清潔症候群が
広まり世間の関心を集めている。一方、菌を殺してその
数を減らしていく殺菌作用、或いは菌を抑制してそれ以
上増えないようにする制菌等を含めたいわゆる抗菌作用
に関し、我が国での高温多湿の気象条件がカビ等の微生
物の発生と繁殖に適しているので、生活環境などのクリ
−ン化のためにも抗菌性を増進、発揮維持できる製品が
必要となっている。
(MRSA)が抗菌作用をもつ製品に拍車をかけてお
り、また、他人の一度使ったボ−ルペンや、電話、電車
の吊り革等が持てないといった過剰な迄の清潔症候群が
広まり世間の関心を集めている。一方、菌を殺してその
数を減らしていく殺菌作用、或いは菌を抑制してそれ以
上増えないようにする制菌等を含めたいわゆる抗菌作用
に関し、我が国での高温多湿の気象条件がカビ等の微生
物の発生と繁殖に適しているので、生活環境などのクリ
−ン化のためにも抗菌性を増進、発揮維持できる製品が
必要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、たとえば特開
平5−278745号公報のごとく容器の周囲外面に抗
菌性金属カルボン酸塩の樹脂含有保護膜や酸化チタン膜
を被覆した易開口性缶蓋を備えた衛生的特性に優れた飲
料缶等が提案されている。しかしながら、たとえば医薬
用、化粧用或いは飲食用で多く使用される硝子容器で
は、比較的長期間にわたり蓋を開閉を繰り返し使用され
るものも少なくないため、一般雑細菌の繁殖を抑制でき
る加工並びにその効果が持続されることが望まれるが、
抗菌剤を含有した樹脂膜を塗装する場合、他の素材と違
って硝子素材の包装容器では硝子素材と表面塗膜との接
着性等が劣るといった問題があった。また、さらに硝子
容器の表面外周に抗菌剤含有の被膜層を設ける場合、樹
脂配合物等に含有せしめた抗菌剤成分は通常分散状態の
ため直接雑細菌に接触する抗菌成分はその一部分に限ら
れ、消極的な意味で一般雑細菌の繁殖を抑制するとはい
うものの、積極的な意味での抗菌作用を期待し難い。ま
た、一般雑細菌の増殖、カビ発生、腐敗等のため抗菌作
用が持続されることが望まれる点からみても満足すべき
ものではなかった。本発明は、硝子容器の外周表面にア
ンダ−コ−ト層を設けた後、抗菌剤を含有したトップコ
−ト層からなる被膜層を形成し焼き付け塗装してなる抗
菌性加工硝子容器、或いは硝子容器の外周表面に0.2
%以上の抗菌剤及び表面凹凸形成剤を配合した樹脂組成
物の被膜層を形成してなる抗菌性加工硝子容器、及び硝
子容器の外周表面に0.2%以上の抗菌剤及び沈降防止
剤を配合した樹脂組成物からなる被覆層を形成し焼き付
け塗装してなる抗菌性加工硝子容器を提供することを目
的としている。
平5−278745号公報のごとく容器の周囲外面に抗
菌性金属カルボン酸塩の樹脂含有保護膜や酸化チタン膜
を被覆した易開口性缶蓋を備えた衛生的特性に優れた飲
料缶等が提案されている。しかしながら、たとえば医薬
用、化粧用或いは飲食用で多く使用される硝子容器で
は、比較的長期間にわたり蓋を開閉を繰り返し使用され
るものも少なくないため、一般雑細菌の繁殖を抑制でき
る加工並びにその効果が持続されることが望まれるが、
抗菌剤を含有した樹脂膜を塗装する場合、他の素材と違
って硝子素材の包装容器では硝子素材と表面塗膜との接
着性等が劣るといった問題があった。また、さらに硝子
容器の表面外周に抗菌剤含有の被膜層を設ける場合、樹
脂配合物等に含有せしめた抗菌剤成分は通常分散状態の
ため直接雑細菌に接触する抗菌成分はその一部分に限ら
れ、消極的な意味で一般雑細菌の繁殖を抑制するとはい
うものの、積極的な意味での抗菌作用を期待し難い。ま
た、一般雑細菌の増殖、カビ発生、腐敗等のため抗菌作
用が持続されることが望まれる点からみても満足すべき
ものではなかった。本発明は、硝子容器の外周表面にア
ンダ−コ−ト層を設けた後、抗菌剤を含有したトップコ
−ト層からなる被膜層を形成し焼き付け塗装してなる抗
菌性加工硝子容器、或いは硝子容器の外周表面に0.2
%以上の抗菌剤及び表面凹凸形成剤を配合した樹脂組成
物の被膜層を形成してなる抗菌性加工硝子容器、及び硝
子容器の外周表面に0.2%以上の抗菌剤及び沈降防止
剤を配合した樹脂組成物からなる被覆層を形成し焼き付
け塗装してなる抗菌性加工硝子容器を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は例えば医薬品用、化粧品用等で使用される硝子容
器において、該容器の外周表面に設けたアンダ−コ−ト
層の上に抗菌剤を含有したトップコ−ト層の薄膜を形成
するか、或いは抗菌剤を含有した樹脂組成物中に表面凹
凸形成剤を混入しマット調に仕上げて表面積を多くする
か、さらに該樹脂組成物中に膨潤分散或いはゲル構造等
を形成する為の沈降防止剤を配合せしめた抗菌剤含有樹
脂組成物の塗膜層を形成し焼き付け塗装することによっ
て、該塗膜層の表面に抗菌剤を凝集移行せしめた構成、
或いは凹凸形成により混入された抗菌剤との接触面積の
増加を図り、また、沈降防止剤により該樹脂組成物中に
膨潤ゲル構造等を形成し混入抗菌剤の沈降を防止する揺
変剤として被膜層の表面側に移行凝集せしめる形態と
し、混入配合された抗菌剤の効果を発揮し、かつ長期間
にわたりその効果を持続せしめることができる。
目的は例えば医薬品用、化粧品用等で使用される硝子容
器において、該容器の外周表面に設けたアンダ−コ−ト
層の上に抗菌剤を含有したトップコ−ト層の薄膜を形成
するか、或いは抗菌剤を含有した樹脂組成物中に表面凹
凸形成剤を混入しマット調に仕上げて表面積を多くする
か、さらに該樹脂組成物中に膨潤分散或いはゲル構造等
を形成する為の沈降防止剤を配合せしめた抗菌剤含有樹
脂組成物の塗膜層を形成し焼き付け塗装することによっ
て、該塗膜層の表面に抗菌剤を凝集移行せしめた構成、
或いは凹凸形成により混入された抗菌剤との接触面積の
増加を図り、また、沈降防止剤により該樹脂組成物中に
膨潤ゲル構造等を形成し混入抗菌剤の沈降を防止する揺
変剤として被膜層の表面側に移行凝集せしめる形態と
し、混入配合された抗菌剤の効果を発揮し、かつ長期間
にわたりその効果を持続せしめることができる。
【0005】本発明に用いられる容器の材質は、例えば
医薬品用、化粧品用、飲食用等に使用される包装容器と
して、保存、収納のための必要な強度をもった硝子素材
の容器であって、透明或いは不透明のいずれであっても
よい。また、本発明において、抗菌剤含有樹脂組成物に
より塗膜層を形成する方法としては、たとえばロ−ルコ
−ティング、ディップコ−テング、スプレ−塗布、静電
塗装、電着塗装、ワイヤ−コ−ト、フロ−コ−ト、ドク
タ−コ−ト等の任意の手段で硝子素材の容器基体に塗布
することができる。さらに、塗膜層の厚みは、密着性や
耐腐食性に優れたものを使用することが適当であるが、
一般に乾燥固形物基準で10〜50μm、特に15〜4
5μmの範囲が適当である。また、抗菌剤の効果を発揮
する為には塗膜層の厚みは比較的薄い範囲が適当である
が、単層では15〜20μm、ダブルコ−トでは表面ト
ップコ−ト層の厚みは10〜15μmの範囲とするのが
好適である。
医薬品用、化粧品用、飲食用等に使用される包装容器と
して、保存、収納のための必要な強度をもった硝子素材
の容器であって、透明或いは不透明のいずれであっても
よい。また、本発明において、抗菌剤含有樹脂組成物に
より塗膜層を形成する方法としては、たとえばロ−ルコ
−ティング、ディップコ−テング、スプレ−塗布、静電
塗装、電着塗装、ワイヤ−コ−ト、フロ−コ−ト、ドク
タ−コ−ト等の任意の手段で硝子素材の容器基体に塗布
することができる。さらに、塗膜層の厚みは、密着性や
耐腐食性に優れたものを使用することが適当であるが、
一般に乾燥固形物基準で10〜50μm、特に15〜4
5μmの範囲が適当である。また、抗菌剤の効果を発揮
する為には塗膜層の厚みは比較的薄い範囲が適当である
が、単層では15〜20μm、ダブルコ−トでは表面ト
ップコ−ト層の厚みは10〜15μmの範囲とするのが
好適である。
【0006】次に、抗菌剤含有樹脂組成物に用いる樹脂
は、抗菌剤を混入可能で且つ硝子容器への接着性がすぐ
れた熱硬化型塗膜の形成が適当であり、エポキシ系樹
脂、メラミン系樹脂等の熱硬化性樹脂、或いはアクリル
系樹脂の単独又は二種以上の組み合わせで使用すること
ができ、たとえばカルボキシル基含有アクリル系樹脂と
これに対して反応性を有する熱硬化性樹脂メラミン系樹
脂、エポキシ系樹脂との組み合わせ、或いはアクリル系
−エポキシ系、アクリル系−アミノ系、アクリル系−エ
ポキシ系−フエニ−ル系、アクリル系−エポキシ系−ア
ミノ系、アクリル−ウレタン系等の組み合わせで用いる
ことができる。たとえば、エポキシ系樹脂成分の場合、
アクリル系樹脂と組み合わせでは、ビスフエノ−ルA等
のビスフエノ−ル類とエピハロヒドリンとの重縮合によ
り得られたビスフエノ−ル型エポキシ樹脂が適当であ
る。
は、抗菌剤を混入可能で且つ硝子容器への接着性がすぐ
れた熱硬化型塗膜の形成が適当であり、エポキシ系樹
脂、メラミン系樹脂等の熱硬化性樹脂、或いはアクリル
系樹脂の単独又は二種以上の組み合わせで使用すること
ができ、たとえばカルボキシル基含有アクリル系樹脂と
これに対して反応性を有する熱硬化性樹脂メラミン系樹
脂、エポキシ系樹脂との組み合わせ、或いはアクリル系
−エポキシ系、アクリル系−アミノ系、アクリル系−エ
ポキシ系−フエニ−ル系、アクリル系−エポキシ系−ア
ミノ系、アクリル−ウレタン系等の組み合わせで用いる
ことができる。たとえば、エポキシ系樹脂成分の場合、
アクリル系樹脂と組み合わせでは、ビスフエノ−ルA等
のビスフエノ−ル類とエピハロヒドリンとの重縮合によ
り得られたビスフエノ−ル型エポキシ樹脂が適当であ
る。
【0007】抗菌剤含有樹脂組成物は、上記のような単
独又は2種以上の組み合わせからなる樹脂と、酸化銀、
酢酸銀、或いはその他の銀塩とを、ブレンダ−又はミキ
サ−等により一般に乾式ブレンドと呼ばれる方法で予備
混合し、該樹脂組成物の樹脂粒子の表面に一様に酸化銀
を付着させることができる。次に、予備混合した樹脂組
成物をその溶融温度以上で、その分解温度よりも低い温
度で、ニ−ダ−や、ミキサ−等を用い混練を行なうが、
一般に混練温度は90〜220℃の範囲が適当である。
独又は2種以上の組み合わせからなる樹脂と、酸化銀、
酢酸銀、或いはその他の銀塩とを、ブレンダ−又はミキ
サ−等により一般に乾式ブレンドと呼ばれる方法で予備
混合し、該樹脂組成物の樹脂粒子の表面に一様に酸化銀
を付着させることができる。次に、予備混合した樹脂組
成物をその溶融温度以上で、その分解温度よりも低い温
度で、ニ−ダ−や、ミキサ−等を用い混練を行なうが、
一般に混練温度は90〜220℃の範囲が適当である。
【0008】本発明において、抗菌性金属としては、銀
系、銅系等の抗菌性金属を単独或いは2種以上の組み合
わせとして使用し得るが、銀系が適当である。一方、銀
をカルボン酸塩とするのに使用される共重合体の酸単位
としては、メタクリル酸、アクリル酸等のエチレン系不
飽和カルボン酸又はその無水物が挙げられ、これらは単
独又は2種以上の組み合わせとして使用することができ
る。上記抗菌剤の含有量は、医薬品、化粧品用等の用
途、及び菌、カビ、ウィルス等の種類、並びに一段処理
又は二段トップコ−ト処理等にもよるが、一般に抗菌剤
の含有量は樹脂組成物(固形分に対し)0.2重量%以
上、好ましくは0.2〜10重量%の範囲をもって含有
することが適当である。上記範囲より少ないときは、抗
菌作用やその持続性が十分でなく、一方、上記範囲より
多く使用しても抗菌性は殆ど変わらず、持続性の点でも
格別の利点がなく、さらなる抗菌効果を期待できずむし
ろコストアップ要因となる。また、被膜層の耐腐食性や
耐候性の低下、さらに粗面化し易く、黒ずみ変色等の要
因ともなり、視認上も表面光沢が損なわれる等の点で不
利となる。
系、銅系等の抗菌性金属を単独或いは2種以上の組み合
わせとして使用し得るが、銀系が適当である。一方、銀
をカルボン酸塩とするのに使用される共重合体の酸単位
としては、メタクリル酸、アクリル酸等のエチレン系不
飽和カルボン酸又はその無水物が挙げられ、これらは単
独又は2種以上の組み合わせとして使用することができ
る。上記抗菌剤の含有量は、医薬品、化粧品用等の用
途、及び菌、カビ、ウィルス等の種類、並びに一段処理
又は二段トップコ−ト処理等にもよるが、一般に抗菌剤
の含有量は樹脂組成物(固形分に対し)0.2重量%以
上、好ましくは0.2〜10重量%の範囲をもって含有
することが適当である。上記範囲より少ないときは、抗
菌作用やその持続性が十分でなく、一方、上記範囲より
多く使用しても抗菌性は殆ど変わらず、持続性の点でも
格別の利点がなく、さらなる抗菌効果を期待できずむし
ろコストアップ要因となる。また、被膜層の耐腐食性や
耐候性の低下、さらに粗面化し易く、黒ずみ変色等の要
因ともなり、視認上も表面光沢が損なわれる等の点で不
利となる。
【0009】本発明において、抗菌剤を混入した樹脂組
成物に配合する表面凹凸形成剤としては、シリカゲル、
酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、クレ−等の一種又は二種以上より選ばれたものを使
用することができ、これによって硝子容器の外周表面を
マット調に仕上げて表面積が多い構成とし、含有抗菌剤
が表面側に位置せしめる形態とすることができる。
成物に配合する表面凹凸形成剤としては、シリカゲル、
酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、クレ−等の一種又は二種以上より選ばれたものを使
用することができ、これによって硝子容器の外周表面を
マット調に仕上げて表面積が多い構成とし、含有抗菌剤
が表面側に位置せしめる形態とすることができる。
【0010】本発明において、抗菌剤を混入した樹脂組
成物に配合せしめる沈降防止剤としては、非水系では分
散せずビヒクルとの溶媒和によって膨潤分散構造を形成
する有機ベントナイト、或いは非極性溶剤中で膨潤ゲル
構造を形成する水添ヒマシ油ワックス、ビヒクル中で膨
潤ゲル構造を形成する有機系の揺変剤であるポリドアマ
イドワックス系、芳香族系の溶剤中にコロイド状に微分
散させた揺変剤で安定なコロイド構造を作る酸化ポリエ
チレン系、せっけんの膨潤分散する性質でゲル化が可能
な金属せっけん類、ヒマシ油、高級脂肪族アルコ−ルの
硫酸化物、リン酸化物の金属塩等が主流で液状物でも後
添加可能で使用が容易な界面活性剤系等を主成分とする
一種又は二種以上より選ばれたものを用いることができ
る。これによって、樹脂組成物中に含有の抗菌剤の沈降
を防止し被膜層の表面側に保持させる構成とすることが
できる。
成物に配合せしめる沈降防止剤としては、非水系では分
散せずビヒクルとの溶媒和によって膨潤分散構造を形成
する有機ベントナイト、或いは非極性溶剤中で膨潤ゲル
構造を形成する水添ヒマシ油ワックス、ビヒクル中で膨
潤ゲル構造を形成する有機系の揺変剤であるポリドアマ
イドワックス系、芳香族系の溶剤中にコロイド状に微分
散させた揺変剤で安定なコロイド構造を作る酸化ポリエ
チレン系、せっけんの膨潤分散する性質でゲル化が可能
な金属せっけん類、ヒマシ油、高級脂肪族アルコ−ルの
硫酸化物、リン酸化物の金属塩等が主流で液状物でも後
添加可能で使用が容易な界面活性剤系等を主成分とする
一種又は二種以上より選ばれたものを用いることができ
る。これによって、樹脂組成物中に含有の抗菌剤の沈降
を防止し被膜層の表面側に保持させる構成とすることが
できる。
【0011】
【作用】本発明は、化粧品用、医薬品用、飲食用等の硝
子容器を対象とし、その外周表面に抗菌剤を含有した樹
脂組成物の被膜層を形成するが、アンダ−コ−ト層に次
ぎ抗菌剤含有のト−プコ−ト層を設けた場合、その表面
薄膜に抗菌剤が集約含有された構成のため抗菌効果を顕
現発揮せしめるように働く。また、抗菌剤を含有した樹
脂組成物に表面凹凸形成剤を配合せしめることにより硝
子容器の外周表面に積極的に凹凸を設け表面積の増加を
図り、その表面積の拡大に伴い、抗菌剤の作用を有効に
発揮できるように働く。次に、抗菌剤を含有する樹脂組
成物に沈降防止剤を配合せしめることにより含有抗菌剤
が可及的被膜層の表面側に位置、集結し易く、抗菌効果
並びに持続性を発揮し得るように働く。さらに、抗菌剤
に対し、表面凹凸形成剤及び/又は沈降防止剤を適宜組
み合わせた樹脂組成物による被膜層を形成し、これらの
相乗効果によって抗菌効果の発揮と併せ、比較的長期間
にわたりその効果を持続できるように働く。
子容器を対象とし、その外周表面に抗菌剤を含有した樹
脂組成物の被膜層を形成するが、アンダ−コ−ト層に次
ぎ抗菌剤含有のト−プコ−ト層を設けた場合、その表面
薄膜に抗菌剤が集約含有された構成のため抗菌効果を顕
現発揮せしめるように働く。また、抗菌剤を含有した樹
脂組成物に表面凹凸形成剤を配合せしめることにより硝
子容器の外周表面に積極的に凹凸を設け表面積の増加を
図り、その表面積の拡大に伴い、抗菌剤の作用を有効に
発揮できるように働く。次に、抗菌剤を含有する樹脂組
成物に沈降防止剤を配合せしめることにより含有抗菌剤
が可及的被膜層の表面側に位置、集結し易く、抗菌効果
並びに持続性を発揮し得るように働く。さらに、抗菌剤
に対し、表面凹凸形成剤及び/又は沈降防止剤を適宜組
み合わせた樹脂組成物による被膜層を形成し、これらの
相乗効果によって抗菌効果の発揮と併せ、比較的長期間
にわたりその効果を持続できるように働く。
【0012】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する。
以下%は重量%を示す。 実施例1 ソ−ダ硝子製の化粧品用クリ−ム瓶容器(30g入り)
の外周表面に、メラミン樹脂20%、アクリル系樹脂1
0%、エポキシ系樹脂10%、及び 酸化チタン20
%、硬化剤5%、カップリング剤0.5%からなる樹脂
組成物を用い、静電塗装法(米国ランズバ−グ製,静電
塗装機を使用)により、膜厚み15〜20μmのアンダ
−コ−ト層を形成した。次いで、該アンダ−コ−ト層の
表面に、ゼオライト−銀イオン系抗菌剤,品川燃料製,
ゼオミックAW−10N,平均粒径0.5〜1.0μm
を用い、上記と同じ樹脂組成物に1.0重量%(固形分
に対し)に混練し、これにより塗膜厚さ約10μmのト
ップコ−ト層の薄膜を設けた後、180℃、20分間処
理し、焼き付け塗装を施した。次に、抗菌性加工の効果
を調べる為に、上記実施例1の瓶容器を検体とし、その
外周表面の指定面に大腸菌を滴下し、25℃、24時間
保存後、生菌数を測定する試験を行なった。試験方法
は、試験菌株Escherichia coli IF
O 3301(大腸菌)を用い、該試験菌株を普通寒天
培地で、35℃、18〜24時間培養した後、滅菌リン
酸緩衝液に菌体を浮遊させ、105 /mLとなるように
調整した。次いで、上記検体の外周表面の指定面に試験
菌液を1mL滴下した後、25℃で保存した。この洗い
出し液中の生菌数をSCDLP寒天培地を用いた混釈平
板培養法(35℃、2日間)により測定した。なお対照
として同じ試験をプラスチック板について行ったものを
比較例1とした。その結果、比較例1では、生菌数,3
5℃、24時間で、5.1×105 に対し、実施例1で
は、1.6×102 であり、大腸菌の繁殖が減少し抑制
されていることが判明した。
以下%は重量%を示す。 実施例1 ソ−ダ硝子製の化粧品用クリ−ム瓶容器(30g入り)
の外周表面に、メラミン樹脂20%、アクリル系樹脂1
0%、エポキシ系樹脂10%、及び 酸化チタン20
%、硬化剤5%、カップリング剤0.5%からなる樹脂
組成物を用い、静電塗装法(米国ランズバ−グ製,静電
塗装機を使用)により、膜厚み15〜20μmのアンダ
−コ−ト層を形成した。次いで、該アンダ−コ−ト層の
表面に、ゼオライト−銀イオン系抗菌剤,品川燃料製,
ゼオミックAW−10N,平均粒径0.5〜1.0μm
を用い、上記と同じ樹脂組成物に1.0重量%(固形分
に対し)に混練し、これにより塗膜厚さ約10μmのト
ップコ−ト層の薄膜を設けた後、180℃、20分間処
理し、焼き付け塗装を施した。次に、抗菌性加工の効果
を調べる為に、上記実施例1の瓶容器を検体とし、その
外周表面の指定面に大腸菌を滴下し、25℃、24時間
保存後、生菌数を測定する試験を行なった。試験方法
は、試験菌株Escherichia coli IF
O 3301(大腸菌)を用い、該試験菌株を普通寒天
培地で、35℃、18〜24時間培養した後、滅菌リン
酸緩衝液に菌体を浮遊させ、105 /mLとなるように
調整した。次いで、上記検体の外周表面の指定面に試験
菌液を1mL滴下した後、25℃で保存した。この洗い
出し液中の生菌数をSCDLP寒天培地を用いた混釈平
板培養法(35℃、2日間)により測定した。なお対照
として同じ試験をプラスチック板について行ったものを
比較例1とした。その結果、比較例1では、生菌数,3
5℃、24時間で、5.1×105 に対し、実施例1で
は、1.6×102 であり、大腸菌の繁殖が減少し抑制
されていることが判明した。
【0013】実施例2 ソ−ダ硝子製の食用ジヤム瓶(200g入り)の外周表
面に、実施例1と同じ樹脂組成物に、ゼオライト−銀イ
オン系抗菌剤,品川燃料製,ゼオミックAW−10N,
平均粒径0.5〜1.0μmを用い、樹脂組成物に対し
1.0%に混練した後、米国ランズバ−グ社製静電塗装
機を使用して静電塗装法により、膜厚み約20μmの被
膜層を形成し、次いで180℃、20分間処理し、焼き
付け塗装を施した。次に、実施例2の食用ジヤム瓶を検
体とし、外周表面の指定面に試験菌液を1mLを滴下
し、実施例1と同様の試験を行なった結果、上記比較例
1での5.1×105 に対し、1.4×102 であっ
た。
面に、実施例1と同じ樹脂組成物に、ゼオライト−銀イ
オン系抗菌剤,品川燃料製,ゼオミックAW−10N,
平均粒径0.5〜1.0μmを用い、樹脂組成物に対し
1.0%に混練した後、米国ランズバ−グ社製静電塗装
機を使用して静電塗装法により、膜厚み約20μmの被
膜層を形成し、次いで180℃、20分間処理し、焼き
付け塗装を施した。次に、実施例2の食用ジヤム瓶を検
体とし、外周表面の指定面に試験菌液を1mLを滴下
し、実施例1と同様の試験を行なった結果、上記比較例
1での5.1×105 に対し、1.4×102 であっ
た。
【0014】実施例3 ソ−ダ硝子製冷酒用瓶(200mL入り)の外周表面
に、メラミン系樹脂16%、アクリル系樹脂17%、エ
ポキシ系樹脂9.6%、シリカゲル,平均粒径1.5μ
mを用い、上記樹脂組成物に対し、8.0重量%に混入
した後、抗菌剤富士シリシア化学製シルウェルS−B0
3,シリカゲル系1.0%を混練した。次いで、米国ラ
ンズバ−グ社製静電塗装機を使用して静電塗装法によ
り、膜厚み20μmの被膜層を形成し、170℃、20
分間処理し焼き付け塗装を施した。次に、実施例3の冷
酒用瓶を検体とし、外周表面の指定面に試験菌液を1m
Lを滴下し、実施例1と同様の試験を行なった。その結
果、比較例1での5.1×105 に対し、9.7×10
であった。
に、メラミン系樹脂16%、アクリル系樹脂17%、エ
ポキシ系樹脂9.6%、シリカゲル,平均粒径1.5μ
mを用い、上記樹脂組成物に対し、8.0重量%に混入
した後、抗菌剤富士シリシア化学製シルウェルS−B0
3,シリカゲル系1.0%を混練した。次いで、米国ラ
ンズバ−グ社製静電塗装機を使用して静電塗装法によ
り、膜厚み20μmの被膜層を形成し、170℃、20
分間処理し焼き付け塗装を施した。次に、実施例3の冷
酒用瓶を検体とし、外周表面の指定面に試験菌液を1m
Lを滴下し、実施例1と同様の試験を行なった。その結
果、比較例1での5.1×105 に対し、9.7×10
であった。
【0015】実施例4 ソ−ダ硝子製の薬用硝子瓶(規格7号100cc入り)
の外周表面に、メラミン系樹脂15.4%、アクリル系
樹脂16.8%、エポキシ系樹脂6.1%及び硬化剤
4.5%、カップリング剤0.4%からなる樹脂組成物
に、抗菌剤,東亜合成製,ノバロンAG−300,平均
粒径0.3〜0.8μmの微細粒子を、上記樹脂組成物
に対し、2.0%に混練した後、米国ランズバ−グ社製
静電塗装機を使用して静電塗装法により、膜厚み20μ
mの被膜層を形成し、次いで170℃、20分間処理
し、焼き付け塗装を施した。次に、実施例4の薬用硝子
瓶を検体とし、外周表面の指定面に試験菌液を、1mL
を滴下し、実施例1と同様の試験を行なった。その結
果、比較例1の5.1×105 に対し、1.1×102
であった。該抗菌剤は、1000℃以上の耐熱性があ
り、水分を含み難く変色がしない性質を持っており、得
られた薬用硝子瓶の外観も表面光沢において美麗であっ
た。
の外周表面に、メラミン系樹脂15.4%、アクリル系
樹脂16.8%、エポキシ系樹脂6.1%及び硬化剤
4.5%、カップリング剤0.4%からなる樹脂組成物
に、抗菌剤,東亜合成製,ノバロンAG−300,平均
粒径0.3〜0.8μmの微細粒子を、上記樹脂組成物
に対し、2.0%に混練した後、米国ランズバ−グ社製
静電塗装機を使用して静電塗装法により、膜厚み20μ
mの被膜層を形成し、次いで170℃、20分間処理
し、焼き付け塗装を施した。次に、実施例4の薬用硝子
瓶を検体とし、外周表面の指定面に試験菌液を、1mL
を滴下し、実施例1と同様の試験を行なった。その結
果、比較例1の5.1×105 に対し、1.1×102
であった。該抗菌剤は、1000℃以上の耐熱性があ
り、水分を含み難く変色がしない性質を持っており、得
られた薬用硝子瓶の外観も表面光沢において美麗であっ
た。
【0016】実施例5 ソ−ダ硝子製病院用備付け硝子コップ(8オンスタンブ
ラ−)の外周表面に、実施例4と同じ樹脂組成物を用
い、抗菌剤,太平化学産業製,シルバ−エ−スM−20
00.リン酸塩系,平均粒径0.5μmを、上記樹脂組
成物に対し1.0%と、さらに表面凹凸形成剤として、
シリカゲル,富士シリシア化学製,平均粒径1.5μm
を8%、及び沈降防止剤,ポリドアマイドワックス系
0.5%を混練し、該樹脂組成物中で膨潤ゲル構造を形
成せしめた後、米国ランズバ−グ社製静電塗装機を使用
して静電塗装法により、膜厚み20μmの被膜層を形成
し、次いで180℃、20分間処理し、焼き付け塗装を
施した。次に、実施例5の病院用備付け硝子コップを検
体とし、外周表面の指定面に試験菌液を、1mLを滴下
し、実施例1と同様の試験を行なった。その結果、比較
例1の5.1×105 に対し、<10であり、多数人が
接触する傾向の高い備付け硝子コップでの抗菌性加工が
保証された。なお、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
ラ−)の外周表面に、実施例4と同じ樹脂組成物を用
い、抗菌剤,太平化学産業製,シルバ−エ−スM−20
00.リン酸塩系,平均粒径0.5μmを、上記樹脂組
成物に対し1.0%と、さらに表面凹凸形成剤として、
シリカゲル,富士シリシア化学製,平均粒径1.5μm
を8%、及び沈降防止剤,ポリドアマイドワックス系
0.5%を混練し、該樹脂組成物中で膨潤ゲル構造を形
成せしめた後、米国ランズバ−グ社製静電塗装機を使用
して静電塗装法により、膜厚み20μmの被膜層を形成
し、次いで180℃、20分間処理し、焼き付け塗装を
施した。次に、実施例5の病院用備付け硝子コップを検
体とし、外周表面の指定面に試験菌液を、1mLを滴下
し、実施例1と同様の試験を行なった。その結果、比較
例1の5.1×105 に対し、<10であり、多数人が
接触する傾向の高い備付け硝子コップでの抗菌性加工が
保証された。なお、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
【0017】
【発明の効果】本発明による抗菌性加工硝子容器は、抗
菌効果を上げる為にアンダ−コ−ト層の上に抗菌剤を混
入したトップコ−ト層の薄膜を設けるか、抗菌剤を所定
量含有させ、これに表面積を大きくする表面凹凸形成剤
を混入するか、或いは被膜層の表面側に含有抗菌剤を位
置せしめるように沈殿防止剤を混入し担持せしめた構成
である為、抗菌剤の配合量を少なくし経済的であるのみ
ならず、抗菌剤の機能、作用を有効に発揮でき、雑菌等
の増殖或いは繁殖を防止し、且つ抗菌効果を長期間にわ
たって持続させることができる等の効果を奏する。
菌効果を上げる為にアンダ−コ−ト層の上に抗菌剤を混
入したトップコ−ト層の薄膜を設けるか、抗菌剤を所定
量含有させ、これに表面積を大きくする表面凹凸形成剤
を混入するか、或いは被膜層の表面側に含有抗菌剤を位
置せしめるように沈殿防止剤を混入し担持せしめた構成
である為、抗菌剤の配合量を少なくし経済的であるのみ
ならず、抗菌剤の機能、作用を有効に発揮でき、雑菌等
の増殖或いは繁殖を防止し、且つ抗菌効果を長期間にわ
たって持続させることができる等の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03C 17/34 B32B 17/10 B65D 23/08
Claims (6)
- 【請求項1】 硝子容器の外周表面にアンダ−コ−ト層
を設けた後、0.2%以上の抗菌剤を含有したトップコ
−ト層からなる被膜層を形成し焼き付け塗装してなる抗
菌性加工硝子容器。 - 【請求項2】 硝子容器の外周表面に0.2%以上の抗
菌剤及び表面凹凸形成剤を含有した樹脂組成物による被
膜層を形成し焼き付け塗装してなる抗菌性加工硝子容
器。 - 【請求項3】 前記表面凹凸形成剤がシリカゲル、酸化
チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、ク
レ−等の一種又は二種以上より選ばれたものである請求
項2記載の抗菌性加工硝子容器。 - 【請求項4】 硝子容器の外周表面に0.2%以上の抗
菌剤及び沈降防止剤を含有した樹脂組成物による被膜層
を形成し焼き付け塗装してなる抗菌性加工硝子容器。 - 【請求項5】 前記沈降防止剤が、有機ベントナイト、
ポリドアマイドワックス系、水添ヒマシ油ワックス、酸
化ポリエチレン系、金属石鹸類、界面活性剤系等を主成
分とする一種又は二種以上より選ばれたものである請求
項4記載の抗菌性加工硝子容器。 - 【請求項6】 硝子容器の外周表面に0.2%以上の抗
菌剤並びに表面凹凸形成剤及び/又は沈降防止剤を含有
した樹脂組成物による被覆層を形成し焼き付け塗装して
なる抗菌性加工硝子容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15997595A JP2902575B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 抗菌性加工硝子容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15997595A JP2902575B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 抗菌性加工硝子容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08333139A JPH08333139A (ja) | 1996-12-17 |
JP2902575B2 true JP2902575B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=15705270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15997595A Expired - Fee Related JP2902575B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 抗菌性加工硝子容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902575B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
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---|---|---|---|---|
JPH10237362A (ja) * | 1997-02-26 | 1998-09-08 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 電着塗料および電着塗装方法 |
DE102004024630B3 (de) * | 2004-05-18 | 2005-12-29 | Schollglas Holding- und Geschäftsführungsgesellschaft mbH | Verfahren zur Herstellung einer antibakteriellen anorganischen Beschichtung auf einem Flachglas sowie danach hergestelltes beschichtetes Flachglas |
JP4965985B2 (ja) * | 2006-12-07 | 2012-07-04 | 株式会社東芝 | 熱硬化型塗料組成物および塗装方法 |
WO2013160630A1 (en) * | 2012-04-24 | 2013-10-31 | At Promotions Ltd | Anti-microbial drinking or eating vessel |
GB2525624A (en) | 2014-04-29 | 2015-11-04 | At Promotions Ltd | Drinking or eating vessel |
PL3193675T3 (pl) | 2014-12-22 | 2019-07-31 | At Promotions Ltd | Naczynie do picia lub jedzenia |
GB201700408D0 (en) | 2017-01-10 | 2017-02-22 | A T Promotions Ltd | Vacuum decoration of a drinking or eating vessel |
CN109369005A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-02-22 | 江苏孚日玻璃科技有限公司 | 一种防霉抗菌的化妆品玻璃瓶及其生产工艺 |
WO2020148910A1 (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-23 | 株式会社 エイエムジー | 化粧品容器、内蓋、筒状部材、棒状部材及び本体側内蓋 |
WO2022034689A1 (ja) * | 2020-08-14 | 2022-02-17 | 株式会社エイエムジー | 液体容器、内蓋、筒状部材、棒状部材及び本体側内蓋 |
JPWO2023105728A1 (ja) * | 2021-12-09 | 2023-06-15 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP15997595A patent/JP2902575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08333139A (ja) | 1996-12-17 |
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