JP2902378B2 - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速応答でかつ無
限階調が可能な液晶ライトバルブ装置等として使用しう
る液晶素子に関し、特に液晶テレビやアナログ液晶シャ
ッターアレーに適用可能なものに関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】液晶テ
レビに関する技術では、従来、薄膜トランジスタ(以
下、TFTと略す)とツイステッドネマチック(以下、
TNと略す)方式を組合せたTFT/TN方式が主流で
あり、これに関する特許出願も非常に多い。この理由と
しては、 この方式の駆動条件がTV信号とのマッチング性が良
く、全温度範囲にて、30Hz又は60Hz駆動が可能
である、 駆動電圧に対する液晶セルの透過率特性(V−T特
性)が比較的なだらかなために、テレビに必須な中間調
表示が容易である、という利点を有することが挙げられ
る。一方、TN方式の応答速度、特に立上り速度tON
ついては次の関係がある。
【0003】
【数1】
【0004】したがって、立上り速度tONは、印加電圧
OPによって大きく変化し、低電圧の時はより遅くなる
ことが容易に推察できる。しかるに、TFT/TN方式
では、中間調を得るために低電圧領域を用いるため、必
然的に応答速度が遅くなるという欠点を持っている。例
えば、低粘性液晶組成物であるZLI−1957/5
(E.メルク社製)のケースを表1に示す。
【0005】
【表1】
【0006】特にテレビの場合、本来ならば1フレーム
33mS又は17mS以内で所望の画像が出ることが要
求されるが、表1で示されるように、特に中間調を得る
電圧では数フレーム〜10フレーム分の時間を要してい
る。よってこの分だけ、肉眼での画像の切替わりが遅く
感じられ、あるいは色再限の追随性が悪くなることなど
が視感上問題となっていた。またTN方式に関しては、
応答速度を改善するのに、液晶材料の粘性係数を下げる
ことや、セルギャップを小さくすることが有効である。
しかし、いずれも種々の制約の中で表1程度のレベルが
現実上、応答速度の下限であると思われるため、TFT
/TN方式で応答速度を改善できる可能性は小さいと考
えられている。
【0007】一方、液晶シャッターアレーに関しては、
処理枚数増大の要請から同様に高速応答が要求されてい
る。このため、応答速度が数ミリ秒(mS)以下の二周
波駆動方式が既に実用化されており、また双安定性強誘
電性液晶をTFT駆動したものもいくつか試作発表され
ている。しかしながら、前者は高周波駆動と低周波駆動
間の切替えで、また後者はFLCの2つの安定状態のみ
を使って、オン・オフさせているために、いずれも中間
調が出せないという欠点があった。よって近年アナログ
液晶シャッターが望まれているが、これら2方式では原
理上対処するのがむずかしい状況であった。
【0008】他方、TFT/FLCの組合せによって中
間調を得る試みとして、フィリップス(Philips)社によ
って提案された、画素電極へ注入する電荷量をコントロ
ールすることによりドメイン反転する面積を変化させる
というドメイン変調方式がある(特開昭63−2498
97)。しかし、この方式では双安定FLCを使用して
いるため、必ず黒リセット処置が必須であり、特にテレ
ビ駆動の場合、信号処理が繁雑になるという点や、微少
画素になった時、白に反転した最少ドメインサイズの大
きさによって使える階調レベルが決まってしまうという
欠点を有していた。
【0009】さらにTFT/FLC方式による別な試み
として、ら旋ピッチを持ったFLCを用い、ら旋を巻い
た散乱状態と電圧印加による透明状態をスイッチングさ
せるという方式も提案されている(P.174,Japan Displa
y '89 (1989)) 。しかしこの方法も、ら旋を巻く時とほ
どく時の電圧が異なるために、V−T特性にヒステリシ
スが生じるという欠点が存在し、将来のED−TV又は
HD−TVに使用するには原理上問題があると考えられ
ている。よって以上の背景から本発明の目的は、中間調
を示す様な小さな駆動電圧であってもテレビ放送のレー
トでも十分な応答速度、例えば数mSec以下を達成す
るとともに、完璧な無限階調を達成した新規な液晶素子
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の液晶素子は、複数の薄膜トランジスタを設けた
第1の基板、該第1の基板に対して対向配置した第2の
基板、該薄膜トランジスタおよび/または該第2の基板
上の電極を覆う五酸化タンタル膜、並びに、該第1基板
と第2の基板との間に配置され、電圧無印加時には、単
一の安定配向状態を生じ、DC電圧の電圧印加時には、
該単一の安定配向状態の分子軸とは相違した分子軸を以
って配向し、且つDC電圧の極性に応じて互いに相違す
る配向状態を生じるカイラルスメクチック液晶を有す
る。前記第1の基板及び第2の基板に施した配向処理
は、両者間で相違しているのが好ましい。
【0011】この構成において、前記電圧印加により、
カイラルスメクチック液晶の分子軸方向を、薄膜トラン
ジスタからの電圧の大きさに応じて一義的に変化させ、
偏光子を介して、任意の中間調表示が行なわれる。
【0012】カイラルスメクチック液晶の電圧無印加時
の安定な配向状態は、例えばユニホーム配向である。こ
のような配向状態は、通常、カイラルスメクチック液晶
に対する配向処理方法を対向基板間で異ならせることに
よって実現される。強誘電性液晶の組成物の冷却過程で
の相系列は、例えば
【0013】
【数2】 のようである。
【0014】強誘電性液晶の安定な配向状態の他の例と
しては、ツイスト配向が上げられる。カイラルスメクチ
ック液晶と偏光子との関係は、例えば、その安定な配向
状態において画素が黒になるような関係である。電圧印
加では、例えば、接地電位と正又は負いずれか一方の電
位を用いて液晶を駆動する。そして、例えば薄膜トラン
ジスタが低インピーダンスになっている時間内の一部の
期間は、情報信号電圧が接地電位になり、あるいは極性
が変化する。
【0015】本来、クラーク及びラガウォールらによっ
て提案された表面安定化FLC素子(SSFLC素子と
略す、特開昭56−107216又はUSP4,36
7,924参照)は安定な配向状態が2状態ある双安定
なFLC素子である。そして、この双安定FLCセルで
は電圧印加によって反対の状態に反転してしまうため
に、中間段階での表示は前述のフィリップス社の例の様
なドメイン階調方式を除いて不可能であった。
【0016】しかしながら、本発明者は、例えば上下基
板を非対称な配向処理を施すことによって単安定モノド
メインFLCセルが得られ、そして、このセルに自発分
極のダイポールが反転する様にDC電圧をかけると、そ
の電圧によって分子軸が一定の位置まで回転するという
現象を発見した。これによれば、分子軸の回転の過程で
ドメインの反転は全く起こらないため、完全な中間調を
得る事が可能である。ただし、単安定では書込みパルス
が終るとすぐに元の状態に戻ってしまうため、そのまま
では実際のパネルで絵を出す事は不可能であるため、例
えば薄膜トランジスタ(TFT)の様なアクティブ型ス
イッチング素子と組合せることによって、ある時間適当
なDC電界を創生し、所望の画像が得られる。
【0017】すなわち、本発明は安定な配向状態が1つ
しか存在しないカイラルスメクチック液晶を有する液晶
素子(以下、これを単安定FLC素子という)であっ
て、所定の電圧が印加されるとFLC分子の分子軸が図
4に示す如くその電圧に応じて変化し、電圧が除去され
ると、自らの配向力によって元の安定状態に戻るという
新しい原理に基づくものである。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。実施例1 図1は、本発明の一実施例に係る液晶ライトバルブ装置
の液晶セルの断面図である。この液晶セルにおいては、
透明導電膜11を備えた液晶用ガラス基板10に、上下
電極間のショート防止のために600Åの厚さの五酸化
タンタル(Ta25 )膜12がRFスパッタ法で形成
され、更にポリイミド(例えば日産化学(株)製SE−
100(商品名))を厚さが約50Åとなるようにスピ
ンナー塗布し、焼成することにより配向膜13が形成さ
れている。配向膜13には、焼成後、常法に従いラビン
グ処理を施してある。
【0019】他方の基板22上には、ゲート電極17、
ゲート絶縁膜18、ソース電極20、ドレイン電極21
及びa−Si半導体層19より成る薄膜トランジスタ
と、これに接続された表示用電極16が配置されてい
る。そしてこの上に、トランジスタ部のチャネル保護の
目的で五酸化タンタル膜15を配し、更にこの上にポリ
イミド(日立化成(株)LQ−1802)を厚さが約5
0Åとなるようにスピンナーにて塗布し、焼成すること
によって液晶用配向膜14を形成してある。液晶用配向
膜14には、焼成後、常法にてラビング処理を施してあ
る。セルギャップは粒径約1.7μmのスペーサー23
を配して保持している。
【0020】図2は、この液晶セル(表示パネル)25
を用いた本実施例の液晶ライトバルブ装置の平面図であ
る。ここで、S1 〜Sn は映像信号サンプルホールド回
路26からのソース線、G1 〜Gn は垂直走査回路27
からのゲート線である。液晶セル25には、E.Mer
ck社製強誘電性液晶ZLI−4139を、アイソトロ
ピック(Isotropic)を示す温度で真空注入し、約1時間
かけて室温に戻すことにより配置してある。この液晶の
物性値は以下の通りである(カタログより)。
【0021】
【数3】 このように配置された液晶の配向性は良く、TFTを持
たないテストセルでの特性は、完全に単安定であること
が確認されている。つまり、図3に示すように、単発の
パルス電圧31の印加に対し、光学応答32は十分に明
るくなるが、パルスが終るとまた元の状態に戻る。
【0022】図4は、この装置における駆動波形の一例
を示す。この例ではゲートパルスVG がオンしている間
に、情報信号VopがTFTを通してセルに充電される。
この電圧は液晶層の抵抗などによってディケイ(decay)
するが、これに応じて液晶分子軸が動いて光が透過し、
そして情報信号Vopが0ボルトになると再び光は閉ざさ
れる。
【0023】図5は、電圧をかけない安定な配向状態に
おけるFLC(単一の安定配向状態51)と偏光子との
関係を示す説明図である。偏光子Pと検光子Aの偏光軸
をそれぞれ直交させ、かつ安定状態の分子方向と偏光子
Pの方向とを一致させると、電圧なし又は負の時に黒状
態が得られる。次に正電圧をかけると、その電圧に応じ
て破線で示す任意の位置まで液晶分子がスムーズに動
き、偏光子Pとの複屈折を生じて光が透過する。この時
の印加電圧と透過率との関係を図6に示す。この時の駆
動条件は、図4のゲートパルスVG の幅が30μS。繰
り返し周波数が60Hzである。
【0024】図6のように中間的な透過率を示す範囲に
おいても、いかなるドメインの反転も起こっておらず、
完全な中間調が得られることがわかる。また印加電圧を
ゼロにすると、元々の配向状態が単安定のため数ミリ秒
以下の時間で安定状態である黒に戻ってしまう。また、
複屈折セルでの絶対透過率Tは次式で与えられる。
【0025】
【数4】 図6に示した、本実施例での最大透過率を得た点での開
き角θは36°であったので、液晶部分での絶対透過率
Tは下式より約90%であることがわかる。
【0026】 T´=sin2 (2×36°)=0.905 また、黒状態は負の電圧印加によっても開き角がよりマ
イナス側に広がらない。この様な配向状態をユニホーム
配向と呼んでいる。また、立上りおよび立下りに要する
時間はそれぞれ2mSおよび1mS程度であり、これ
は、ED−TV使用の60Hzノンインターレース駆動
の1フレーム、16.7mSにも十分追随している値で
ある。
【0027】実施例2 実施例1と同様のセル構成で、他の液晶配向処理を施し
た例を示す。図1で示したパッシベーション膜14及び
ITO膜11上にポリビニルアルコール系配向膜R−2
105(クラレ(株)製)を全面にスピンナーコート
し、約200℃で1.5時間焼成した後、常法に従って
ラビング処理を施し、直径1.5μmのスペーサを配置
し、液晶セルを作成した。この時のラビング方向は反平
行である。
【0028】これに、図10に示すような構造式の化合
物などから成るFLC組成物を注入したところ、実施例
1と同様、一軸性は良いが完全な単安定モノドメインを
得ることができた。ただし本例では、安定な配向状態は
ツイスト配向であり、偏光子を図5と同様に配置した
時、負電圧を印加するとより反時計方向に分子が移動す
る。それを除いて他の諸特性は実施例1と同様に、DC
電界で黒ツイスト状態から白状態まで連続的に変化する
ことがわかった。また最大の開き角は34°であるた
め、液晶部分の絶対透過率T´は約86%である。
【0029】実施例3 本発明の液晶素子を液晶シャッターアレーに応用した例
を述べる。実施例1に述べたのと同様なセル構造を有す
る凝似シャッターアレーに、図7に示す駆動波形を印加
した。図4に示す駆動波形との違いは、ゲートパルス電
圧VG がオンしている間に情報信号VOPがゼロからVOP
に変化している。このことによって、選択期間の最初に
セル電位VLCがゼロになるために、単安定配向によって
液晶の分子軸は元に戻される。
【0030】ここに示した方法によって得られた結果を
図8に示す。駆動条件は、ゲートパルス電圧VG のパル
ス幅が100μS、繰り返し周波数が3kHz、VOP
+10Vである。これによって図8に示す如く、シャッ
ター応答時間が約100μS、1dotのアクセス時間
が約350μsの性能が十分可能であることがわかる。
更にVOPの値を変えることによって、実施例1で述べた
のと同様、透過率を自由に変えることができ、中間調出
力が可能である。
【0031】一方、この時の駆動波形はGNDとプラス
側電圧のみしか使用していないために、駆動電源が2値
で良かったり、駆動回路が単純になるという利点が生ず
る。しかし、図9に示すように、ゲートパルス電圧VG
がオンしている間に情報信号VOPを負側にしてから、+
OPを印加しても良い。これによって、前述の電源や駆
動回路は多少複雑になるが、セル電圧VLCは1選択期間
の最期でよりマイナスに振られるために、単安定配向と
相まって、分子が戻る速さがより速くなるという利点も
生まれ、結果としてシャッターの処理スピードをアップ
する効果が生まれる。
【0032】しかしここで指摘したいのは、特開昭63
−249897号公報においても1選択期間の前にリセ
ット信号を入れることが開示されているが、その場合、
“極端な透過状態が達成される”のを条件としている。
これに対し、本願は本来単安定であるために図9で示し
たリセット信号は、単に分子が戻るのを速める効果を持
つだけで、“極端な透過状態”は必要としない。
【0033】以上の実施例1〜3によるアクティブマト
リックス型単安定FLCと、従来主流のTFT/TN型
液晶表示素子との比較結果を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明による液晶素
子は、液晶テレビに応用した場合、既存のTFT/TN
方式の諸性能を満足するばかりではなく、本来のテレビ
が要求している1フレーム時間内の応答速度を十分に満
足する数ミリ秒以内の応答速度を得ることができる。こ
のため、従来の液晶テレビが苦手としていた変化の激し
い画面に対する追随性が良くなり、画面イメージがシャ
ープになったり、同様の理由で画像の輪郭がより明確に
なるため、CRTに匹敵するディスプレイとして十分に
利用可能である。
【0036】更に本発明による液晶素子を用いて液晶シ
ャッターアレーを構成した場合、応答速度が速いために
プリンターの処理枚数を増やすことができ、また完全な
アナログ出力ができるために階調情報を出力することが
できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る液晶ライトバルブ装置
に用いられる液晶セルの断面図である。
【図2】図1の液晶セルを用いた本発明の一実施例に係
る液晶ライトバルブ装置の平面図である。
【図3】図1の液晶セルにおける場合のように単安定配
向の場合の単発電圧パルスに対する光学応答性を示すグ
ラフである。
【図4】図2の装置における駆動波形の一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】電圧をかけない安定な配向状態および電圧をか
けた状態におけるFLCと偏光子との関係を示す説明図
である。
【図6】図5の配向状態における印加電圧と透過率との
関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第3実施例における駆動波形を示すタ
イミングチャートである。
【図8】図7の駆動波形による光学応答性を示すグラフ
である。
【図9】第3実施例における他の駆動波形例を示すタイ
ミングチャートである。
【図10】図1の液晶セルに用いうるFLC組成物の構
造図である。
【符号の説明】
10,18:ガラス、11:透明電極、12,13:液
晶用配向膜、21:ゲート電極、16:ゲート絶縁膜、
20:ソース電極、19:a−Si半導体層、22:ド
レイン電極、15:画素電極、17:補助容量用電極、
14:パッシベーション膜、23:スペーサービーズ、
24:液晶層。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の薄膜トランジスタ、及び該薄膜ト
    ランジスタを覆って配置した五酸化タンタル膜を設けた
    第1の基板、該第1の基板に対して対向配置した第2の
    基板、並びに、該第1基板と第2の基板との間に配置さ
    れ、電圧無印加時には、単一の安定配向状態を生じ、D
    C電圧の電圧印加時には、該単一の安定配向状態の分子
    軸とは相違した分子軸を以って配向し、且つDC電圧の
    極性に応じて互いに相違する配向状態を生じるカイラル
    スメクチック液晶を有する液晶素子。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板及び第2の基板に施した
    配向処理は、両者間で相違している請求項1記載の液晶
    素子。
  3. 【請求項3】 複数の薄膜トランジスタを設けた第1の
    基板、該第1の基板に対して対向配置し、電極と該電極
    を覆って配置した五酸化タンタル膜を設けた第2の基
    板、並びに、該第1基板と第2の基板との間に配置さ
    れ、電圧無印加時には、単一の安定配向状態を生じ、D
    C電圧の電圧印加時には、該単一の安定配向状態の分子
    軸とは相違した分子軸を以って配向し、且つDC電圧の
    極性に応じて互いに相違する配向状態を生じるカイラル
    スメクチック液晶を有する液晶素子。
  4. 【請求項4】 前記第1の基板及び第2の基板に施した
    配向処理は、両者間で相違している請求項3記載の液晶
    素子。
  5. 【請求項5】 複数の薄膜トランジスタ及び該薄膜トラ
    ンジスタを覆って配置した五酸化タン夕ル膜を設けた第
    1の基板、該第1の基板に対して対向配置し、電極と該
    電極を覆って配置した五酸化タンタル膜を設けた第2の
    基板、並びに、該第1基板と第2の基板との間に配置さ
    れ、電圧無印加時には、単一の安定配向状態を生じ、D
    C電圧の電圧印加時には、該単一の安定配向状態の分子
    軸とは相違した分子軸を以って配向し、且つDC電圧の
    極性に応じて互いに相違する配向状態を生じるカイラル
    スメクチック液晶を有する液晶素子。
  6. 【請求項6】 前記第1の基板及び第2の基板に施した
    配向処理は、両者間で相違している請求項5記載の液晶
    素子。
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