JPH11258573A - 液晶表示素子の駆動方法及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示素子の駆動方法及び液晶表示装置

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JPH11258573A
JPH11258573A JP6517798A JP6517798A JPH11258573A JP H11258573 A JPH11258573 A JP H11258573A JP 6517798 A JP6517798 A JP 6517798A JP 6517798 A JP6517798 A JP 6517798A JP H11258573 A JPH11258573 A JP H11258573A
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憲一 高取
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リセットパルスを用いること無く、画像デー
タ間の演算をすることもなく、高コントラストで高輝度
であり、電気的な非対称性の影響の無い、液晶表示素子
の駆動方法を提供する。 【解決手段】 第1の駆動方法は、1フレームが、第1
フィールドと第2フィールドとにより構成され、第1フ
ィールドで所定の信号電圧でデータを複数回書き込み、
次いで、第2フィールドで信号電圧の符号を反転し、複
数回データを書き込む。また、第2の駆動方法は、極性
が正負に所定周期で反転する信号電圧で1フレーム内に
複数回データを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子の駆
動方法及び液晶表示装置に関し、更に詳細には、高コン
トラスト及び高輝度で、かつ電気的な非対照性の影響の
ない液晶表示素子の駆動方法、及び液晶表示素子がその
ような駆動方法により駆動される液晶表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、高性能液晶ディスプレイの主流
は、ネマチック液晶を用いTN(ツイステッドネマチッ
ク)モードあるいはIPS(イン・プレーン・スイッチ
ング)モードのTFT(薄膜トランジスタ)方式のアク
ティブマトリクス液晶表示装置である。これらのアクテ
ィブマトリクス液晶表示装置では、通常、画像信号が3
0Hzで正負の書込みをするために、60Hzで書き換
えられ、1フィールドの時間は、約16.7ms(ミリ
秒)である(正負双方のフィールドの合計時間は1フレ
ームと呼ばれ約33.3msである)。一方、液晶の応
答速度は、現在、最も速いものでも、このフレーム時
間、即ち33.3ms程度である。このため、動画から
なる映像信号を表示する場合や、高速なコンピュータ画
像を表示する場合には、現在のフレーム時間より速い液
晶の応答速度が必要とされる。
【0003】ところで、更なる高精細化を目指すため
に、液晶表示装置の照明光であるバックライトを、赤・
緑・青と時間的に切り替えるフィールドシーケンシャル
・カラー液晶表示装置も検討されている。この方式で
は、カラーフィルタを空間的に配置する必要が無いの
で、従来の3倍の高精細化が可能である。フィールドシ
ーケンシャル・カラー液晶表示装置では、1フィールド
の1/3の時間で1色を表示する必要があるので、表示
に使用できる時間は約5ms程度となる。従って、液晶
自身は、5msより早く応答することが求められる。こ
のような高速応答を実現できる液晶として、強誘電性液
晶や反強誘電性液晶のような自発分極を有する液晶が検
討されている。また、ネマチック液晶においても、誘電
率異方性が大きくしたり、粘性を低くしたり、薄膜化し
たり、液晶配向をパイ型の配向等に変更したりすること
による高速化が検討されている。
【0004】一方、アクティブマトリクス液晶表示素子
で、実際に液晶部に電圧および電荷が書き込まれる時間
は、各走査線の選択時間(書き込み時間)のみである。
この時間は、1000本のラインを有し、1フィールド
時間で書き込む場合、16.7μs(マイクロ秒)であ
り、フィールドシーケンシャル駆動を行った場合は、約
5μsである。現在のところ、この時間内に応答が終了
する液晶若しくは液晶の使用形態は、ほとんど存在しな
い。上述の自発分極を有する液晶や高速化したネマチッ
ク液晶においても、このような速い応答をする素子は知
られていない。
【0005】その結果、液晶が信号の書き込み終了後に
応答するために、次のような問題が発生する。まず、自
発分極を有する液晶では、自発分極の回転による反電場
が発生し、液晶層両端の電圧が急激に低下する。このた
め、液晶層両端に書き込んだ電圧は大きく変化する。ま
た、高速ネマチック液晶でも、誘電率異方性による液晶
層の容量変化が極めて大きくなるため、液晶層に書き込
み、保持されるべき保持電圧に変化が起きる。このよう
な保持電圧の低下、すなわち、実効印加電圧の低下は、
書き込み不足となってコントラストを低下させる。ま
た、同じ信号を書き込みつづけた場合、保持電圧が低下
しなくなるまで、輝度が変化を続け、安定した輝度を得
るのに数フレームを要してしまう。
【0006】更には、ジャパニーズ・アプライド・フィ
ジックスの第36巻のパート1のナンバー2の720頁
から729頁に示されるように、画像信号が変化し、信
号電圧の絶対値が変化したフレームから同じ画像信号を
数フレームに渡って書き込みを続けた場合に、「ステッ
プ応答」と呼ばれる現象が見られる。この現象は、同じ
振幅のAC駆動の信号電圧に対し、数フレームに渡り、
透過率が明暗の振動をする現象であり、この後に一定の
透過光量に安定する。この現象の例を図12の模式図に
示す。図12(a)はデータ電圧の波形図、図12
(b)はゲート電圧、及び図12(c)はその時の透過
率の波形図である。
【0007】また、図13は、図12に示す駆動での走
査線毎のタイミングチャートであり、正及び負の表示期
間102、104の濃淡は、図12(c)の透過率に基
づく輝度を表わす。また、図13中に、16.7msの
時間を矢印で示した。図13では、6本の走査線を想定
しており、上の走査線から順次、正の書込み101を行
い、正の表示102を得た後、再び上の走査線から順
次、負の書込み103を行い、負の表示104を得る。
各走査線に対し、正の書込み101と正の表示102の
期間を加えたものが第1フィールド、負の書込み103
と負の表示104の期間を加えたものが、第2フィール
ドであり、両フィールドの合計が1フレームとなる。さ
て、図12(a)のデータ電圧を印加し、図12(b)
のゲート電圧でTFTスイッチをオンすると、図12
(c)のようにフィールド毎に透過率が明暗の振動をす
る。このような透過率の振動は、フリッカとして観察さ
れ、表示の品位の劣化を招く。また、図12(c)に示
すように、信号電圧印加後、2フレーム目(4フィール
ド)で一定の透過率に落ち着いている。その結果、輝度
変化も図13のように振動する。このように、高速応答
液晶を使用しても、実際の輝度の安定には数フレームを
必要とするため、表示画像の高速性が失われてしまう。
【0008】一方、液晶応答後の透過率は、印加した信
号電圧ではなく、液晶応答後の液晶容量に蓄えられた電
荷量によって決まる。この電荷量は、所定の信号書き込
み以前の蓄積電荷と新規に書き込んだ書き込み電荷によ
って決定される。また、この応答後の蓄積電荷は、液晶
の物性定数、電気的パラメータ及び蓄積容量等の画素設
計値によっても変化する。このため、信号電圧と透過率
の対応を取るには、(1)信号電圧と書き込み電荷の対
応、(2)書き込み以前の蓄積電荷、(3)応答後の蓄
積電荷の計算を行うための情報と実際の計算処理等が必
要となる。この結果、(2)を全画面に渡って記憶する
ためのフレームメモリや、(1)や(3)の計算部が必
要となる。これは、システムの部品数の増大を招き、好
ましくない。
【0009】これらの問題を解決する方法として、新規
データ書き込みの前に所定の液晶状態に揃えるようなリ
セット電圧を印加するリセットパルス法が、しばしば、
用いられる。一例として、アイ・ディー・アール・シー
1997のL−66頁からL−69頁に記載の技術につ
いて述べる。この文献では、ネマチック液晶の配向をパ
イ型の配向とし補償フィルムを付加したOCB(オプテ
ィカリ・コンペンセイテッド・バイリフリジェンス)モ
ードを使用している。この液晶モードの応答速度は約2
ミリ秒から5ミリ秒とされ、従来のTNモードより格段
に速い。本来、1フレーム内で応答が終了するはずであ
るが、前述のように、液晶の応答による誘電率の変化に
より保持電圧の大幅な低下が起こり安定な透過率が得ら
れるまで数フレームを要する。そこで、前掲文献では、
1フレーム内で白表示の書込み後、必ず黒表示を書き込
む方法が文献の第5図に示されている。この図を図14
として引用する。横軸は時間であり、縦軸は輝度であ
る。点線が通常の駆動の場合の輝度変化であり、3フレ
ーム目で安定な輝度に到達している。一方、リセットパ
ルス法によれば、新規データ書き込み時には、必ず所定
の状態となっているので、書き込んだ一定信号電圧に対
し一定透過率という1対1の対応が見られる。この1対
1対応により、駆動用の信号の発生メカニズムが非常に
簡便となると同時に、前回の書き込み情報を記憶してお
くフレームメモリ等の手段がいらなくなる。
【0010】また、これらの問題を解決する別の手段と
して、エーエムエルシーディー97のダイジェストの1
19頁から122頁に示される「疑似DC駆動」という
駆動方法が提案されている。図15を参照して、この技
術を説明する。図15は、図12と同様に、図15
(a)はデータ電圧の波形図、図15(b)はゲート電
圧、及び図15(c)はその時の透過率の波形図であ
る。また、図16は走査線毎のタイミングチャートであ
り、正及び負の表示期間102、104の濃淡は、図1
5(c)の透過率に基づく輝度を表わす。また、図15
中に16.7msの時間を矢印で示した。文献内の記載
では、16.7msを1フレーム時間と定義している
が、この定義は一般的でないので、本明細書内の図では
変更している(文献に記載の1フレーム時間は、本明細
書で通常の従来の技術に対していうところの1フィール
ド時間に相当する)。
【0011】「疑似DC駆動」では、通常の図12に示
されるAC駆動と異なり、複数のフィールドの間、同じ
符号のデータ電圧が印加され続ける。複数フィールド後
に、データ電圧の符号が反転され、電気的な偏りを無く
す。図15では、4フィールドの正の書込み後、4フィ
ールドの負の書込みが行われて一つの画像信号の表示が
終わる。走査線毎の書込みのタイミングは、図16に示
す通りであり、上から順次正のデータを書込み、それを
4回繰り返した後、上から順次負のデータを書込む事を
4回繰り返す。この方法では、印加した一定のDC電圧
と液晶の両端の保持電圧が同じとなる状態が得られる。
その結果、液晶の応答による保持電圧の低下が無く、ま
た、図12のAC駆動のように、液晶の応答により保持
電圧が低下する方法に比べ、最終的な透過率が高くな
る。しかし、この方法での1フレーム時間は、各々の符
号の複数フレームを合計したものとなる。すなわち、図
15の例では、本方式の1フレーム時間は図12のフレ
ームの4倍の時間がかかっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、書込み
前後の蓄積電荷を比較する方法では、フレームメモリに
加え、比較演算部等が必要であり、システムの増大を招
く。また、リセットパルスによる方法では、一定の状態
にするリセット期間が必要となるために、書込みや表示
の時間が実質的に短くなる。また、かならず一定の透過
率になる期間が存在するため、フリッカが発生しやす
い。すなわち、リセットパルス法では、輝度の面内分
布、フリッカ、平均輝度の減少もしくは増大によりコン
トラスト低下が発生する。一方、疑似DC駆動では、上
述のように、AC駆動に比べて長いフレーム時間(図1
5及び図16ではAC駆動の4倍)を必要とし、高速応
答性を生かせない。また、その結果として、図16に輝
度を示したような通常のフレーム時間(16.7ms)の
数倍で振動する長周期のフリッカを生じる。
【0013】そこで、本発明の目的は、リセットパルス
法やフレームメモリを用いること無く、印加信号電圧と
透過率の間に1対1の対応が見られる液晶表示素子の駆
動方法を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、印加信号電圧と透過率の間に1対1の対応が見ら
れ、且つ、高速な応答が可能な液晶表示素子の駆動方法
を提供することにある。更に、それらの駆動方法を使用
した液晶表示装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る液晶表示素子の駆動方法(以下、第1
の駆動方法と言う)は、1フレームが、第1フィールド
と第2フィールドとにより構成され、第1フィールドで
所定の信号電圧でデータを複数回書き込み、次いで、第
2フィールドで信号電圧の符号を反転し、複数回データ
を書き込むことを特徴としている。
【0015】また、本発明に係る液晶表示素子の別の駆
動方法(以下、第2の駆動方法と言う)は、極性が正負
に所定周期で反転する信号電圧で1フレーム内に複数回
データを書き込むことを特徴としている。
【0016】また、第3及び第4の駆動方法は、それぞ
れ、第1及び第2発明方法で、走査線群を複数個のブロ
ックに分割し、複数個のブロックを同時に走査する。
【0017】更に、第5及び第6の駆動方法は、1フレ
ームが、3色のカラーに応じて3つのフィールドに分割
され、各フィールド内でデータが順次表示されるフィー
ルドシーケンシャル液晶表示装置の駆動方法であって、
それぞれ、各色の駆動方法が第3又は第4の駆動方法に
よることを特徴としている。
【0018】第1の駆動方法は、前述した疑似DC駆動
法の周波数を増大したものに相当するものであって、A
C駆動により1フィールド内に複数回の書込みを行う。
第2の駆動方法は、AC駆動の周波数を増大したものに
相当し、1フレームの間に複数周期のAC駆動を行う。
第3の駆動方法は、第1の駆動方法で、走査線を複数の
ブロックに分割し、同時に走査する方法である。第4の
駆動方法は、第2の駆動方法で走査線を複数のブロック
に分割し、同時に走査する方法である。本発明の第5の
駆動方法は、フィールドシーケンシャル表示であり、第
1及び第3の駆動方法と同様の駆動で、且つ、各色が正
の複数回の書込みと表示期間と負の複数回の書込みと表
示期間で構成される。本発明の第6の駆動方法は、フィ
ールドシーケンシャル表示であり、第2及び第4の駆動
方法と同様の駆動で、且つ、各色が複数回のAC駆動と
表示期間で構成される。本発明に係る液晶表示装置は、
第1から第4の駆動方法を用いた液晶表示装置である。
また、本発明に係る別の液晶表示装置は、第5及び第6
の駆動方法を用いたフィールドシーケンシャル液晶表示
装置であって、液晶表示モードの有する視野角依存性と
駆動方法起因のパネル面内輝度分布を相殺する液晶表示
装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る液晶表示素子の第1の駆
動方法の実施形態の一例で、図1(a)はデータ線に印
加する電圧の波形図、図1(b)はゲート線に印加する
電圧の波形図、図1(c)は高速応答する液晶に図1
(a)及び(b)に示す電圧を印加した時の透過率変化
を示す図である。本実施形態例は、一面では、疑似DC
駆動法の周波数を増大したものに相当し、他の見方をす
ると、AC駆動で1フィールド内に複数回の書込みを行
うことに相当する。具体的には、図1(a)のデータ線
に印加する電圧は、図12のAC駆動と同じ1フィール
ド16.7msの2フィールドで、1フレームを構成す
る矩形波である。一方、図1(b)のゲート線に印加す
る電圧は、1フィールド期間中に複数回(この図では4
回)のオン・パルスが存在する。この結果、図1(c)
に透過率変化を示すように、1フィールド16.7ms
の間で、書込み回数に応じて徐々に透過率が上昇し、4
回目の書込みで安定状態に達する。
【0020】また、図2は、第1の駆動方法での走査線
毎のタイムチャート及び走査線毎の表示輝度を示す図で
ある。6本の走査線を持つ場合を示してあり、表示輝度
は濃淡で示してある。図2に示すように、上から順次走
査し、正の書込みを行うことを4回繰り返すことによ
り、第1フィールドが形成される。その後、データ信号
電圧を反転し、上から順次走査し負の書込みを行うこと
を4回繰り返し第2フィールドが終了する。これらの第
1フィールド・第2フィールドにより、1フレームが形
成される。第1フィールドの時間は16.7msであ
る。輝度は、図1(c)で透過率を示したように、同じ
フィールド内で書込み回数が増える毎に明るくなる。
尚、各走査ラインの書込み時間は、1フィールド内にn
回の書込みを行った場合、通常の駆動方法の書込み時間
の1/nとなる。
【0021】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る液晶表示素子の第2の駆
動方法の実施形態の別の例で、図3(a)はデータ線に
印加する電圧の波形図、図3(b)はゲート線に印加す
る電圧の波形図、図3(c)は高速応答する液晶に図3
(a)及び(b)の電圧を印加した時の透過率変化を示
す図である。本実施形態例は、AC駆動の周波数を増大
したものに相当する。具体的には、図3(a)のデータ
線に印加する電圧は、図12の数倍(この図では2倍)
の周波数の矩形波である。一方、図3(b)のゲート線
に印加する電圧は、1フィールド期間中に1回のオン・
パルスが存在し、各フィールドは図3(a)の電圧符号
毎に与えられている。その結果、図3では、1フレーム
に4フィールドが存在する。本実施形態例では、図3
(c)に透過率変化を示すように、16.7msの期間
内に書込み信号に応じて、ステップ応答が発生し、徐々
に振動幅が押さえられ、4回目の書込みで安定状態に達
する。
【0022】また、図4は走査線毎のタイムチャート及
び走査線毎の表示輝度を示す図である。6本の走査線を
持つ場合を示してああり、表示輝度は濃淡で示してあ
る。図4のように上から順次走査し正の書込みを行うこ
とで第1フィールドが形成され、その後、データ信号電
圧を反転し、上から順次走査し負の書込みを行うことに
より第2フィールドが形成される。更に、上から順次走
査し正の書込みを行うことにより第3フィールドが形成
され、その後、データ信号電圧を反転し、上から順次走
査し負の書込みを行うことにより第4フィールドが形成
される。これらの第1フィールドから第4フィールドに
より、1フレームが形成される。第1フィールドの時間
は8.35msである。輝度は、図3(c)の透過率の
グラフのようにフレーム内で振動しフレーム終了時には
安定する。尚、各走査ラインの書込み時間は、1フレー
ム内にn回のAC駆動を行った場合、通常のAC駆動方
法の書込み時間の1/nとなる。
【0023】実施形態例3 本実施形態例は、本発明に係る液晶表示素子の第3の駆
動方法の実施形態の一例で、図5は走査線毎のタイムチ
ャート及び走査線毎の表示輝度を示す図である。本実施
形態例は、実施形態例1と同様に、1フィールド内で同
一のデータ信号を複数回書き込んでいる。第1の実施形
態と違う点は、走査の方法である。本実施形態例では、
複数の走査ラインを同時に走査する。図5に示すよう
に、走査線群を上部ブロックと下部ブロックに分割し、
上部ブロックと下部ブロックの1ラインずつを選択し順
次上から下へと走査している。この結果、個々の走査線
の書込みには、実施形態例1の2倍の時間を確保するこ
とが可能である。尚、各走査ラインの書込み時間は、1
フィールド内にn回の書込みを行い、m個の走査線ブロ
ックに分割した場合、通常のAC駆動方法の書込み時間
のm/nとなる。
【0024】実施形態例4 本実施形態例は、本発明に係る液晶表示素子の第4の駆
動方法の実施形態の一例で、図6は走査線毎のタイムチ
ャート及び走査線毎の表示輝度を示す図である。本実施
形態例は、実施形態例2と同様に、1フレーム内に複数
回のAC駆動を行う。実施形態例2と異なる点は、走査
の方法である。本実施形態例では、複数の走査ラインを
同時に走査する。図6に示すように、走査線群を上部ブ
ロックと下部ブロックに分割し、上部ブロックと下部ブ
ロックの1ラインずつを選択し順次上から下へと走査し
ている。この結果、個々の走査線の書込みには、実施形
態例2の2倍の時間を確保することが可能である。尚、
各走査ラインの書込み時間は、1フレーム内にn回のA
C駆動を行い、m個の走査線ブロックに分割した場合、
通常のAC駆動方法の書込み時間のm/nとなる。
【0025】実施形態例5 本実施形態例は、本発明に係る液晶表示素子の第5の駆
動方法の実施形態の一例で、図7は光源の輝度の時間配
分と走査線毎の時間配分の構成と動作を示すタイムチャ
ート及び走査線毎の表示輝度を示す図である。本実施形
態例では、実施形態例1と同様に、1フィールド内で同
一のデータ信号を複数回書き込み、また、実施形態例3
と同様の走査を行っている。実施形態例1及び3と異な
る点は、フィールドシーケンシャル駆動である点であ
り、また、各フィールド内には一定の表示期間105を
有している。図7では12本の走査線での例が示してあ
る。
【0026】1フレームは各色に合わせて3つに分割さ
れたフィールドに分けられ、各フィールド内でAC駆動
される。また、AC駆動の各極性内で複数回の書込みが
行われる。一方、走査線も複数のブロックに分割され、
同時に書込みが行われる。図7に示すように、走査線を
4つのブロックに分割し、各ブロックの一番上の走査線
を同時に選択し書き込み、順次、上から下へと書き込
む。その走査を4回繰り返してAC駆動の一方の極性
(ここでは正)を書き込みつづける。その後、表示期間
105が与えられる。信号データの極性が反転され、同
様に4ブロックを同時に走査することを4回繰り返し、
負の書込み103が終了し、表示期間105が与えられ
る。この時、光源は表示期間を含む範囲で点灯され、透
過率が不安定な範囲では消灯される。この手順により第
1フィールドが形成され、赤の表示が終了する。同様
に、緑、青、のフィールドの表示を行い、3フィールド
で1フレームが形成される。
【0027】実施形態例6 本実施形態例は本発明に係る液晶表示素子の第6の駆動
方法の実施形態の一例で、図8は光源の輝度の時間配分
と走査線毎の時間配分の構成と動作を示すタイムチャー
ト及び走査線毎の表示輝度を示す図である。本実施形態
例では、実施形態例2と同様に、1フィールド内で複数
回のAC駆動を行い、また、実施形態例4と同様の走査
を行っている。実施形態例2及び4と異なる点は、フィ
ールドシーケンシャル駆動である点であり、また、各フ
ィールド内には、一定の表示期間105を有しているこ
とである。図8では12本の走査線での例が示してあ
る。1フレームは各色に合わせて3つに分割されたフィ
ールドに分けられ、各フィールド内でAC駆動される。
また、AC駆動は複数回行われる。一方、走査線も複数
のブロックに分割され、同時に書込みが行われる。図8
に示すように、走査線を4つのブロックに分割し、各ブ
ロックの一番上の走査線を同時に選択し書き込み、順
次、上から下へと書き込む。その走査を4回繰り返して
2周期分のAC駆動を行う。その後、表示期間105が
与えられる。この時、光源は表示期間を含む範囲で点灯
され、透過率が不安定な範囲では消灯される。この手順
により第1フィールドが形成され、赤の表示が終了す
る。同様に、緑、青、のフィールドの表示を行い、3フ
ィールドで1フレームが形成される。
【0028】実施形態例7 本実施形態例は本発明に係る液晶表示装置の実施形態の
一例で、実施形態例1から実施形態例4の駆動方法のい
ずれかを用いた液晶表示装置である。図9は本発明の駆
動方法を適用した液晶表示装置の構成の一例を示す模式
図である。本実施形態例の液晶表示装置は、2枚の支持
基板6の各々の上に電極7が形成され、その上に液晶を
配向させる配向膜8が形成される。この一対の支持基板
6間に液晶9を挟持し、更に一対の偏光板を支持基板6
の外側に設ける。この構成により、通常、液晶表示装置
が構成される。以下に、この実施形態の動作を詳細に説
明する。各ドレインバスラインには、所定周波数で各駆
動方法に対応した信号データ波形が、各ゲートラインに
対応して印加される。一方、各ゲートバスラインには、
そのラインが選択される時に能動素子をオンするような
各実施形態で示した波形が印加され、これにより、ドレ
インラインの波形が表示電極により液晶に印加される。
再度、ゲートラインが選択されるまで、液晶部に電圧が
保持される。これにより液晶がメモリ性を持たなくて
も、表示の保持動作が可能である。リセットは、ドレイ
ンラインにリセット用の所定の信号データを印加し、且
つ、能動素子のスイッチをオンするような波形が各実施
形態で示したタイミングで印加される。以上の構成によ
り、実施形態例1から4のいずれかの駆動方法を適用し
た液晶表示装置が実現される。
【0029】実施形態例8 本実施形態例は本発明に係る液晶表示装置の実施形態の
一例で、実施形態例5又は6の駆動方法を用いた液晶表
示装置である。本実施形態例の液晶表示装置は、2枚の
支持基板の各々の上に電極が形成され、その上に液晶を
配向させる配向膜が形成される。この一対の支持基板間
に、液晶を挟持し、一対の偏光板を支持基板の外側に設
ける。更に、一方の偏光板の側にフィールドシーケンシ
ャル表示用の光源を備える。この構成により、第5及び
第6の実施の形態のいずれかの駆動方法を適用した液晶
表示装置が実現される。
【0030】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。実施例1 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の一実施例であ
る。本実施例では、480本のゲートバスライン及び6
40本のドレインバスラインには、スパッタ法で形成さ
れた線幅10μmのクロミウム(Cr)線を用い、ゲー
ト絶縁膜には窒化シリコン(SiNx)を用いた。一単
位画素の大きさは、縦330μm、横110μmとし、
アモルファスシリコンを用いてTFT(薄膜トランジス
タ)を形成し、画素電極は透明電極である酸化インジウ
ム錫(ITO)を用い、スパッタ法で形成した。このよ
うにTFTをアレイ状に形成したガラス基板を第1の基
板とした。
【0031】この第1の基板と対向する第2の基板に
は、クロミウムを用いた遮光膜を形成した後、ITOを
用いた透明電極(共通電極)を形成し、更にカラーフィ
ルタを染色法によりマトリクス状に形成し、その上面に
シリカを用いた保護層を設けた。その後、印刷法により
可溶性ポリイミドを印刷し180℃でベーキングして溶
媒を除去した。このポリイミド膜上を、スピンコート法
によりポリアミック酸を塗布し200℃でベーキングし
イミド化しポリイミド膜を形成した。ナイロンを使用し
たバフ布を直径50mmのローラーに巻き付け、ローラ
ーの回転数600rpm、ステージ移動速度40mm/
秒、押し込み量0.7mm、ラビング回数2回で10°
クロスラビングとなるような方向に、このポリイミド膜
をラビングした。接触段差計で測定した配向膜の厚さは
約500Åであり、クリスタルローテーション法で測定
したプレチルト角は1.5度であった。
【0032】このような一対のガラス基板の一方に約2
μm径の球状スペーサであるミクロパールを散布し、ま
た他方に約2μm径の円柱状のガラス製ロッドスペーサ
を分散させた熱硬化性のシール材を塗布した。これらの
基板をラビング処理方向が互いに10°クロスラビング
となるように両基板を対向させて配置し、熱処理により
シール材を硬化させてギャップ2μmのパネルを組み立
てた。パネル間に、アジア・ディスプレイ95の61頁
から64頁に示されるV字型スイッチングをする反強誘
電性液晶組成物を、真空中において85℃の等方相(I
so)の状態で注入した。この液晶の自発分極値を三角
波を印加して測定したところ、165nC/cm 2 であ
った。また、応答速度は階調電圧によって異なったが、
200マイクロ秒から800マイクロ秒の間であった。
85℃のまま、任意波形発生器と高出力アンプを用いて
パネル全面に周波数が3kHzで振幅が±10Vの矩形
波を印加し、電界を印加しながら、室温まで0.1℃/
minの速度で徐冷した。このようにして作製した液晶
パネルに、駆動用のドライバICを取り付け液晶表示装
置とした。
【0033】この液晶表示装置では、実施形態例1の駆
動方法を適用した。具体的には、1フィールド期間を1
6.7ミリ秒、1フレーム期間を33.4ミリ秒、各走
査線の書込み時間を4.2マイクロ秒とし、1フィール
ド中に8回書き込むようにした。図10に印加した波形
と1画素を測定した透過率の変化の様子を示す。図10
(a)はドレイン印加電圧、図10(b)はゲート印加
電圧、図10(c)は透過率変化である。本実施例で
は、液晶の自発分極値が大きいため、書込み後の液晶応
答による保持率変化が大きい。その結果、透過率が安定
した状態になるために必要な書込み回数は8回と、実施
形態例1より増えた。本方法により、リセットパルス法
によらずフレームメモリを設けること無く、1フィール
ド内に全ての中間調の応答が終了する高速応答性を生か
した液晶表示装置が得られた。
【0034】実施例2 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の別の実施例であ
る。本実施例では、実施例1と同様にして、TFT基板
及びCF(カラーフィルタ)基板を作製し、また実施例
1と同様にして、パネルの組立てまでの工程を実施し
た。このパネルに、特願平9−093853号公報に示
される液晶組成物を、真空中において85℃の等方相
(Iso)の状態で注入した。この液晶組成物の自発分
極値は20nC/cm2 前後になるように組成比を調節
し、三角波を印加して実際に測定したところ、19.5
nC/cm2 であった。また、応答速度は、階調電圧に
よって異なったが、600マイクロ秒から2ミリ秒の間
であった。注入後、0.1℃/minの速度で室温まで
徐冷した。このようにして作製した液晶パネルに、駆動
用のドライバICを取り付け液晶表示装置とした。
【0035】この液晶表示装置を実施形態例1の駆動方
法で駆動した。具体的には、1フィールド期間を16.
7ミリ秒、1フレーム期間を33.4ミリ秒、各走査線
の書込み時間を11.5マイクロ秒とし、1フィールド
中に3回書き込むようにした。図11に印加した波形と
1画素を測定した透過率の変化の様子を示す。図11
(a)はドレイン印加電圧、図11(b)はゲート印加
電圧、及び図11(c)は透過率変化である。本実施例
では、液晶の自発分極値が小さいため、書込み後の液晶
応答による保持率変化が少なかった。その結果、透過率
が安定した状態になるために必要な書込み回数は3回
と、実施形態例2より減った。このように必要な書込み
回数が減ることにより、実施例1に比べて書込み時間の
減少が抑えられる。同時に、駆動回路の周波数の増大が
抑えられ駆動回路のコストが下がった。また、特筆すべ
きは、液晶自身の応答速度は第1の実施例より遅いにも
かかわらず、本駆動法で使用した場合は、安定状態に達
する時間は第1の実施例より速かった点である。第1の
実施例と同様に本方法により、リセットパルス法によら
ずフレームメモリを設けること無く、1フィールド内に
全ての中間調の応答が終了する高速応答性を生かした液
晶表示装置が得られた。
【0036】実施例3 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の更に別の実施例
である。本実施例では、実施例1と同様にして、TFT
基板を作製した。このTFT基板と対向する第2の基板
には、クロミウムを用いた遮光膜を形成した後、染料を
用いバブルジェットによるインクジェット方式によりカ
ラーフィルタを形成した後、ITOを形成し、その上に
シリカによる保護層を設けた。レーヨンを使用したバフ
布を直径50mmのローラーに巻き付け、ローラーの回
転数600rpm、ステージ移動速度40mm/秒、押
し込み量0.7mm、ラビング回数2回でパラレルラビ
ングとなるような方向に、このポリイミド膜をラビング
した。接触段差計で測定した配向膜の厚さは約500Å
であり、クリスタルローテーション法で測定したプレチ
ルト角は7度であった。このような一対のガラス基板の
一方に約9.5μm径の球状スペーサである真絲球を散
布し、また他方に約9.5μm径の円柱状のガラス製ロ
ッドスペーサを分散させた紫外線硬化性のシール材を塗
布した。これらの基板をラビング処理方向が互いに平行
ラビングとなるように両基板を対向させて配置し非接触
で紫外線を照射する処理でシール材を硬化させてギャッ
プ9.5μmのパネルを組み立てた。このパネルに、ネ
マチック液晶を注入した。本実施例では、エス・アイ・
ディー94・ダイジェストの927頁から930頁に示
されるOCB(オプティカリ・コンペンセイティッド・
バイリフリジェンス)表示モードとなるように補償板を
付加した。このようにして作製した液晶パネルに、駆動
用のドライバを取り付け液晶表示装置とした。尚、液晶
モード自身の応答速度は階調電圧によって異なったが、
1.5ミリ秒から4ミリ秒の間であった。
【0037】この液晶表示装置を実施形態例1の駆動方
法により駆動した。具体的には、1フィールド期間を1
6.7ミリ秒、1フレーム期間を33.4ミリ秒、各走
査線の書込み時間を11.5マイクロ秒とし、1フィー
ルド中に3回書き込むようにした。印加した波形は図1
1と同様であった。液晶自身の応答速度が第2の実施例
より遅いため透過率の応答も若干遅かった。しかし、安
定状態に達するまでの書込み回数が少ないため、応答速
度が約5倍速い第1の実施例に比べると、安定状態に達
するまでの時間は速かった。第1及び第2の実施例と同
様に本方法により、リセットパルス法によらずフレーム
メモリを設けること無く、1フィールド内に全ての中間
調の応答が終了する高速応答性を生かした液晶表示装置
が得られた。
【0038】実施例4 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の更に別の実施例
である。本実施例では、実施例2と同様にして、液晶パ
ネルを作製し、更に、駆動用のドライバを取り付けて液
晶表示装置とした。本液晶表示装置の駆動方法は実施形
態例2の駆動方法によった。本実施例では、1回あたり
の書込み時間が第2の実施例よりも長く取ることが可能
であった。
【0039】実施例5 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の更に別の実施例
である。本実施例では、実施例2と同様にして、液晶パ
ネルを作製し、更に、駆動用のドライバを取り付けて液
晶表示装置とした。本液晶表示装置の駆動方法は実施形
態例4の駆動方法によった。本実施例では、1回あたり
の書込み時間が第4の実施例よりも長く取ることが可能
であり、通常のAC駆動と全く異ならなかった。この結
果、高周波数用の素子を使用する必要が無く、低コスト
で高性能な液晶表示装置が実現された。
【0040】実施例6 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の更に別の実施例
である。本実施例の液晶パネルの構成は、実施例2の液
晶パネルと構成と同じである。この液晶パネルに、駆動
用のドライバ、及び、高速なスイッチングが可能なバッ
クライトを使用してフィールドシーケンシャル液晶表示
装置とした。この液晶表示装置で、駆動方法、及び、光
源の輝度の走査は、実施形態例5の駆動方法によった。
具体的には、一方の極性での書込み回数を4回、走査線
を2つのブロックに分割した。表示期間105は2ミリ
秒とし、各走査線の書込み時間を3.5マイクロ秒と
し、1フレーム期間を33.3ミリ秒とした。この時、
光源の点灯時間は、1フレーム内で、各色に対し2.5
ミリ秒を2回、すなわち、5ミリ秒、確保できた。
【0041】実施例7 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の更に別の実施例
である。本実施例の液晶パネルの構成は、実施例2の液
晶パネルの構成と同じである。この液晶パネルに、駆動
用のドライバ、及び、高速なスイッチングが可能なバッ
クライトを使用してフィールドシーケンシャル液晶表示
装置とした。この液晶表示装置で、駆動方法、及び、光
源の輝度の走査は、実施形態例6の駆動方法によった。
具体的には、1フレーム内に2回のAC駆動を行い、走
査線を2つのブロックに分割した。表示期間105は
7.7ミリ秒とし、各走査線の書込み時間を3.5マイ
クロ秒とし、1フレーム期間を33.3ミリ秒とした。
この時、光源の点灯時間は、1フレーム内で、各色に対
し2.5ミリ秒を2回、すなわち、8ミリ秒と第6の実
施例より長く確保できた。
【0042】実施例8 本実施例は本発明に係る液晶表示装置の更に別の実施例
である。本実施例では、マイクロディスプレイを作製
し、反射型のプロジェクタを作製した。アドバンスト・
イメージング誌の1997年1月号の巻頭に示されるよ
うなディスプレイテック社によるマイクロディスプレイ
と同様に作製した。具体的には、シリコンウエハ上にM
OS−FETを0.8μmルールで形成することによっ
て、DRAMを作製した。サイズ等は、ダイサイズ1/
2インチで、画素ピッチ10μm程度、1メガ−DRA
Mを形成した。画素の開口率は90%以上であった。更
に、形成されたDRAM表面にケミカル・メカニカル・
ポリッシング技術を施すことにより平坦化した。一方、
対向する基板は、顕微鏡観察用のカバーガラスを使用し
た。シリコンウエハから駆動回路を含む部分を切り出
し、可溶性ポリイミドによる配向膜を印刷し170℃で
ベーキングして溶媒を除去した。ナイロンを使用したバ
フ布を直径50mmのローラーに巻き付け、ローラーの
回転数600rpm、ステージ移動速度40mm/秒、
押し込み量0.7mm、ラビング回数2回で、このポリ
イミド膜をラビングした。接触段差計で測定した配向膜
の厚さは約500Åであり、クリスタルローテーション
法で測定したプレチルト角は1.5度であった。
【0043】また、約2μm径の円柱状のガラス製ロッ
ドスペーサを分散させた光硬化性のシール材を塗布し
た。これらの基板を対向させて配置し、非接触で紫外線
処理することによりシール材を硬化させてギャップ2μ
mのパネルを組み立てた。このパネルに、アジア・ディ
スプレイ95の61頁から64頁に示されるV字型スイ
ッチングをする反強誘電性液晶組成物を、真空中におい
て85℃の等方相(Iso)の状態で注入した。85℃
のまま、任意波形発生器と高出力アンプを用いてパネル
全面に周波数が3kHzで振幅が±10Vの矩形波を印
加し、電界を印加しながら、室温まで0.1℃/min
の速度で徐冷した。更に、3色の発光ダイオードと平行
光を得るためのコリメートレンズ、偏光変換素子、投射
用レンズ等を用いて、反射型フィールドシーケンシャル
・プロジェクタを作製した。この液晶表示装置の駆動方
法は、実施形態例6の駆動方法によった。この方法の結
果、高速応答なプロジェクタ表示が得られた。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、高速応答の液晶表示装
置において、リセットパルスを用いること無く、画像デ
ータ間の演算をすることもなく、高コントラストで高輝
度であり、電気的な非対称性の影響の無い、液晶表示素
子の駆動方法を実現することができる。本発明によれ
ば、それらの駆動方法を使用した液晶表示装置、及び、
フィールドシーケンシャル液晶表示装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の構成及び動作を説明する波形図
であり、図1(a)はデータ線印加電圧の波形図、図1
(b)はゲート線印加電圧の波形図、図1(c)は高速
応答液晶に図1(a)、(b)の電圧を印加した時の透
過率変化を示す図である。
【図2】走査線毎のタイムチャート及び走査線毎の表示
輝度を示す図である。
【図3】実施形態例2の構成及び動作を説明する波形図
であり、図3(a)はデータ線印加電圧の波形図、図3
(b)はゲート線印加電圧の波形図、図3(c)は高速
応答液晶に図3(a)、(b)の電圧を印加した時の透
過率変化を示す図である。
【図4】走査線毎のタイムチャート及び走査線毎の表示
輝度を示す図である。
【図5】実施形態例3の構成及び動作を説明する図であ
り、走査線毎のタイムチャート及び走査線毎の表示輝度
を示す図である。
【図6】実施形態例4の構成及び動作を説明する図であ
り、走査線毎のタイムチャート及び走査線毎の表示輝度
を示す図である。
【図7】実施形態例5の構成及び動作を示す図であり、
光源輝度と走査線毎のタイムチャートである。
【図8】実施形態例6の構成及び動作を示す図であり、
光源輝度と走査線毎のタイムチャートである。
【図9】実施形態例7の液晶表示装置の層構造を示す断
面図である。
【図10】実施例1の液晶表示装置の動作を示す図であ
り、図10(a)はデータ線印加電圧の波形図、図10
(b)はゲート線印加電圧の波形図、図10(c)は図
10(a)、(b)の電圧を印加した時の透過率変化を
示す図である。
【図11】実施例2の液晶表示装置の動作を示す図であ
り、図11(a)はデータ線印加電圧の波形図、図11
(b)ゲート線印加電圧の波形図、図11(c)は図1
1(a)、(b)の電圧を印加した時の透過率変化を示
す図である。
【図12】従来のAC駆動法でデータ信号波形を説明す
る図であり、図12(a)はデータ線印加電圧の波形
図、図12(b)はゲート線印加電圧の波形図、図12
(c)は高速応答液晶に図12(a)、(b)の電圧を
印加した時の透過率変化を示す図である。
【図13】図12の従来のAC駆動法での走査線毎のタ
イムチャート及び走査線毎の表示輝度を示す図である。
【図14】従来のOCBモードに対してリセット法の駆
動を適用した場合の輝度の時間変化を示す図である。
【図15】従来の疑似DC駆動法でデータ信号波形を説
明する図であり、図15(a)はデータ線印加電圧の波
形図、図15(b)はゲート線印加電圧の波形図、図1
5(c)は高速応答液晶に図15(a)、(b)の電圧
を印加した時の透過率変化を示す図である。
【図16】図15の従来の疑似DC駆動法での走査線毎
のタイムチャート及び走査線毎の表示輝度を示す図であ
る。
【符号の説明】
5 偏光板 6 基板 7 電極 8 配向膜 9 液晶 101 正の書込み 102 正の表示 103 負の書込み 104 負の表示 105 表示期間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレームが、第1フィールドと第2フ
    ィールドとにより構成され、 第1フィールドで所定の信号電圧でデータを複数回書き
    込み、 次いで、第2フィールドで信号電圧の符号を反転し、複
    数回データを書き込むことを特徴とする液晶表示素子の
    駆動方法。
  2. 【請求項2】 極性が正負に所定周期で反転する信号電
    圧で1フレーム内に複数回データを書き込むことを特徴
    とする液晶表示素子の駆動方法。
  3. 【請求項3】 走査線群を複数個のブロックに分割し、
    複数個のブロックを同時に走査することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の液晶表示素子の駆動方法。
  4. 【請求項4】 1フレームが、3色のカラーに応じて3
    つのフィールドに分割され、各フィールド内でデータが
    順次表示されるフィールドシーケンシャル液晶表示装置
    の駆動方法であって、 各色の駆動方法が請求項3に記載の液晶表示素子の駆動
    方法によることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 液晶表示装置を構成する液晶表示素子
    が、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の液晶
    表示素子の駆動方法により駆動されることを特徴とする
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 1フレーム中に3色の情報が順次表示さ
    れるフィールドシーケンシャル液晶表示装置であって、 請求項4に記載の液晶表示装置の駆動方法により駆動さ
    れることを特徴とするフィールドシーケンシャル・カラ
    ー液晶表示装置。
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