JP2902292B2 - コネクタ用ハウジング及びその製造方法 - Google Patents
コネクタ用ハウジング及びその製造方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/46—Bases; Cases
- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
Description
びその製造方法に係り、詳しくは、雄側コネクタと雌側
コネクタとの接合部に防水パッキンを備えると共に端子
挿入側に防水栓を備える防水コネクタ用ハウジング及び
その製造方法に関するものである。
どの屋外で風雨にされされる場所の電気配線では、配線
材間の接続に防水機能をもったコネクタ(以下、防水コ
ネクタという)が用いられる。
本体と防水パッキンと防水栓とから構成されている。ハ
ウジング本体は合成樹脂材から成り、射出成形によって
一体形成されている。防水パッキンはゴム材からなり、
雄雌両コネクタ間からの浸水を防ぐために両コネクタの
接合部に設けられている。防水栓もゴム材からなり、配
線材とコネクタ間からの浸水を防ぐためにハウジングの
端子挿入側に設けられている。
水栓とは、それぞれ別々に製造されている。そして、組
み立てライン上で、防水パッキンおよび防水栓をハウジ
ング本体の所定箇所に取り付けることにより、防水コネ
クタ用ハウジングを完成させている。
および防水栓はゴム材から成るため、その弾性力によ
り、ハウジング本体への取付時にズレたり外れたりしや
すく、製造が困難であった。また、シリコンゴムなどの
接着性が低いゴム材を用いた場合には、防水パッキンお
よび防水栓をハウジング本体に確実に取り付けたとして
も、時間が経つとズレたり外れたりすることがある。そ
の結果、防水コネクタの防水性および機密性が損なわれ
るという問題があった。
に係止溝を刻む、ハウジング本体に接着剤を塗布して防
水パッキンおよび防水栓を接着固定する、等といったズ
レ及び外れ防止策を講ずればよい。しかし、その結果、
製造コストが増大するという問題があった。
キン、防水栓)が別々に製造されているため、製造設備
が大がかりになるのに加え、各部品の搬送や数量管理な
どの手間がかかるという問題もあった。
れたものであって、その目的は、簡単な構造によって高
い防水性および機密性を維持することが可能なコネクタ
用ハウジングを提供することにある。また、別の目的
は、そのようなコネクタ用ハウジングの低コストな製造
方法を提供することにある。
は、雄側コネクタと雌側コネクタとの接合部に防水パッ
キンを備えると共に端子挿入側に防水栓を備えるコネク
タ用ハウジングにおいて、ハウジング本体に設けられた
少なくとも1つ以上の透孔を介して防水パッキンと防水
栓とがつながり、ハウジング本体に対して防水パッキン
および防水栓が一体的に密着形成されていることをその
要旨とする。
雌側コネクタとの接合部に防水パッキンを備えると共に
端子挿入側に防水栓を備えるコネクタ用ハウジングの製
造方法において、ハウジング本体と防水パッキンおよび
防水栓とを射出成形または押出成形により連続成形し、
ハウジング本体に設けられた少なくとも1つ以上の透孔
を介して防水パッキンと防水栓とをつなげて、ハウジン
グ本体に対して防水パッキンおよび防水栓を一体的に密
着形成させることをその要旨とする。
体に設けられた透孔を介して防水パッキンと防水栓とが
つながるため、ハウジング本体から防水パッキンまたは
防水栓がズレたり外れたりすることはなく、それらは密
着して強固に固定される。
グ本体と防水パッキンおよび防水栓とを連続成形するこ
とにより、上記コネクタ用ハウジングを容易に製造する
ことができる。
具体化した一実施例を図面に従って説明する。
ングの断面図を示す。ハウジング本体1は絶縁性に優れ
た合成樹脂材(PBT樹脂など)から成り、射出成形に
よって一体形成されている。ハウジング本体1の端子挿
入側には端子挿入口1aが形成され、その反対側には雄
側コネクタ(図示略)と嵌合するための嵌合口1bが形
成されている。端子挿入口1aには、端子挿入口1a内
部とハウジング本体1外部とを連通する複数の透孔1c
が形成されている。また、嵌合口1bには、嵌合口1b
内部とハウジング本体1外部とを連通する複数の透孔1
dが形成されている。尚、対応する各透孔1c,1dは
それぞれ、ハウジング本体1外部における近接した位置
に開口している。
の浸水を防ぐために両コネクタの接合部である嵌合口1
b内部に設けられている。防水栓3は、配線材とコネク
タ間からの浸水を防ぐために端子挿入口1a内部に設け
られている。その防水パッキン2および防水栓3は、防
水性および経時安定性に優れたゴム材(シリコンゴム、
ブチルゴムなど)から成り、ハウジング本体1の各透孔
1c,1dを介し、射出成形によって一体に形成されて
いる。そのため、防水パッキン2および防水栓3はハウ
ジング本体1に対して密着固定され、外力が加わったと
してもズレたり外れたりすることはない。
ングに配線材4および端子5を取り付けた状態を示す断
面図である。配線材4は、防水栓3の中央部に設けられ
た透孔(図示略)に挿通されている。端子5は嵌合口1
bの内側にある端子収容部内に配置され、カシメやハン
ダ付けなどにより配線材4と電気的に接続されている。
ジングを製造するには、まず、ハウジング本体1の形状
をもつ雄雌の金型(図示略)に合成樹脂材を注入してハ
ウジング本体1を形成する。続いて、防水パッキン2お
よび防水栓3の形状をもつ雄雌の金型(図示略)とハウ
ジング本体1とを組み合わせ、その雄雌の金型とハウジ
ング本体1との間にできた空間に液状シリコンゴムを注
入して射出成形する。すると、注入された液状シリコン
ゴムは各透孔1c,1dを介してつながり、端子挿入口
1a部分には防水栓3が、嵌合口1b部分には防水パッ
キン2が、それぞれハウジング本体1と密着して一体に
形成される。
に、ハウジング本体1を合成樹脂材の射出成形によって
形成し、次に、防水パッキン2および防水栓3を液状シ
リコンゴムの射出成形によってハウジング本体1と一体
に連続成形(2色成形、インサート成形)している。そ
の結果、防水パッキン2および防水栓3はハウジング本
体1の各透孔1c,1dを介してつながり、ハウジング
本体1に対して密着固定される。
ジング本体1、防水パッキン2、防水栓3)が別々に製
造されないため、製造設備が大がかりになることはな
く、各部品の搬送や数量管理などの手間もかからない。
また、防水パッキン2および防水栓3をハウジング本体
1に取り付ける工程がなくなるため、製造工程が簡略化
される。さらに、防水パッキン2および防水栓3は一体
となってハウジング本体1に密着固定されるため、前記
したような特別のズレ及び外れ防止策を講ずる必要がな
い。すなわち、本実施例では前記課題を全て解決するこ
とができる。
開示されるように、ハウジング本体と防水パッキンとを
連続成形する方法が提案されている。しかし、同公報に
は、本実施例の防水パッキンと防水栓とを一体に形成す
る構成については一切開示されておらず、防水栓はハウ
ジング本体に単にはめ込まれるとしか記載されていない
(同公報6欄11〜12行)。従って、同公報の発明で
は、上記した本実施例の作用効果を得ることは到底でき
ない。
よい。 1)防水パッキン2および防水栓3とハウジング本体1
との密着性をさらに高めため、液状シリコンゴムの注入
に先立ち、ハウジング本体1の表面を粗面加工する。ま
た、ハウジング本体1の表面にプライマーを塗布する。
さらに、液状シリコンゴムに接着性のある材料を添加す
る。
形成するのではなく、合成樹脂混練材を用いた押出成形
によって形成する。また、防水パッキン2および防水栓
3を射出成形によって形成するのではなく、ゴム混練材
を用いた押出成形によって形成する。これらの場合で
も、防水パッキン2および防水栓3をハウジング本体1
と一体に連続成形させれば、上記実施例と同様の効果を
得ることができる。
製後に防水パッキン2および防水栓3を引き続き射出成
形によって作製するのではなく、まず、何らかの方法に
よってハウジング本体1を別個に作製した後に、射出成
形によって防水パッキン2および防水栓3を形成する。
この場合は、ハウジング本体1を射出成形や押出成形で
は作製できない材質(例えば、セラミックス)で形成す
ることができる。
実施する。
単な構造によって高い防水性および機密性を維持するこ
とが可能なコネクタ用ハウジングを提供することができ
る。また、そのようなコネクタ用ハウジングを低コスト
に製造することができる。
である。
および端子を取り付けた状態を示す断面図である。
キン、3…防水栓
Claims (2)
- 【請求項1】 雄側コネクタと雌側コネクタとの接合部
に防水パッキンを備えると共に端子挿入側に防水栓を備
えるコネクタ用ハウジングにおいて、ハウジング本体に
設けられた少なくとも1つ以上の透孔を介して防水パッ
キンと防水栓とがつながり、ハウジング本体に対して防
水パッキンおよび防水栓が一体的に密着形成されている
コネクタ用ハウジング。 - 【請求項2】 雄側コネクタと雌側コネクタとの接合部
に防水パッキンを備えると共に端子挿入側に防水栓を備
えるコネクタ用ハウジングの製造方法において、ハウジ
ング本体と防水パッキンおよび防水栓とを射出成形また
は押出成形により連続成形し、ハウジング本体に設けら
れた少なくとも1つ以上の透孔を介して防水パッキンと
防水栓とをつなげて、ハウジング本体に対して防水パッ
キンおよび防水栓を一体的に密着形成させるコネクタ用
ハウジングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6016820A JP2902292B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | コネクタ用ハウジング及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6016820A JP2902292B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | コネクタ用ハウジング及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07226259A JPH07226259A (ja) | 1995-08-22 |
JP2902292B2 true JP2902292B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=11926817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6016820A Expired - Lifetime JP2902292B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | コネクタ用ハウジング及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902292B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3748784A1 (en) * | 2019-06-05 | 2020-12-09 | Delta Plus Co., Ltd. | Electrical connector |
Families Citing this family (6)
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JP2004119294A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Fujikura Ltd | シール材の固定構造 |
JP2007042427A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Tokai Rika Co Ltd | 雌型コネクタ及び一組のコネクタ |
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KR102042727B1 (ko) | 2013-03-14 | 2019-11-11 | 삼성전자 주식회사 | 방수 이어 잭 및 이의 제조방법 |
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JP6763827B2 (ja) | 2017-06-14 | 2020-09-30 | I−Pex株式会社 | 電気コネクタ |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP6016820A patent/JP2902292B2/ja not_active Expired - Lifetime
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