JP2902283B2 - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JP2902283B2
JP2902283B2 JP30477093A JP30477093A JP2902283B2 JP 2902283 B2 JP2902283 B2 JP 2902283B2 JP 30477093 A JP30477093 A JP 30477093A JP 30477093 A JP30477093 A JP 30477093A JP 2902283 B2 JP2902283 B2 JP 2902283B2
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寿 玉村
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動合焦装置に関し、特に対象物
が近接している場合でも的確に焦点を合わせることがで
きる自動合焦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の自動焦点装置のブロック
図である。対象物18は例えば光ディスクであり、光デ
ィスク上のピットをこのレーザ光線で読み取るととも
に、同じレーザ光線が光ディスクに対する焦点合わせの
ための焦点検出用光線としても使用される。レーザ・ダ
イオード(LD)10が出力する光線は、通常点光源と
みなすことができる。その光線は、コリメータ・レンズ
12で平行光線にされた後、対物レンズ16を介して対
象物18の表面上でほぼ1点に集光する。対象物18か
らの反射光は、逆の光路で対物レンズ16に入射され、
偏光ビーム・スプリッタ(PBS)14により一部が焦
点検出回路100に送られ、また一部は例えばピット読
出回路等(図示せず)に送られる。
【0003】対象物18からの反射光は、ビーム・スプ
リッタ14及び22を介して焦点検出回路100の4分
割光検出器(焦点検出用受光素子)30に入射される。
無偏光ビーム・スプリッタ(NPBS)22には、この
場合鏡を用いても良い。この4分割光検出器30は、そ
の光検出面がそれぞれ同じ特性を有する4つの光検出領
域から構成されている。4分割光検出器30は、レンズ
系24〜28と共に焦点検出回路100を構成する。図
3に示すA、B、C及びD領域は、それぞれ光検出面上
の4つの光検出領域に対応し、それぞれが検出した光量
に対応する電圧を発生する。対象物18からの反射光
は、対物レンズ16と対象物18との距離により、図4
に示すように4分割光検出器30の光検出面上に集光す
る。即ち、対物レンズ16が対象物18に焦点が合う焦
点位置を中心として、対物レンズ16と対象物18の距
離が遠いとA及びC領域を横切るように集光し、距離が
近いとB及びD領域を横切るように集光する。そして、
対物レンズ16の焦点が合うと、ほぼ円形の光となって
集光する。円形に集光するのは、LD10が点光源だか
らである。
【0004】図5は、夫々フォト・ダイオード等で構成
される光検出領域A、B、C及びD領域で発生したそれ
ぞれの電圧から(A+C)−(B+D)の関係式で求め
た電圧Vfを、焦点位置を中心とする距離との関係で示
している。この電圧Vfのレンズの位置に関する信号を
一般にフォーカス誤差信号と呼んでいる。焦点位置(図
5中の原点)では、4分割光検出器30の光検出面上で
ほぼ円形の光となり、A、B、C及びD領域で発生する
電圧がほぼ等しくなるため、電圧Vfはほぼ0となる。
一方、焦点位置を中心として、対物レンズ16と対象物
18の距離が遠すぎる、又は近すぎる場合には、対象物
18の表面での光の反射が弱くなるので、各光検出領域
で検出する光も弱くなる。従って、電圧Vfはかなり小
さくなる。ところが図4からわかるように、対物レンズ
16と対象物18の距離が焦点位置から所定範囲内にあ
る場合には、A及びC領域、又はB及びD領域のどちら
かで発生する電圧のために、電圧Vfにa又はbで示す
ピークが生じる。
【0005】対象物18が対物レンズ16に対して前後
に変動する場合には、レンズ駆動装置12で対物レンズ
16を移動させて焦点が合うように常にその位置を制御
する必要がある。レンズ駆動部20はコイルによる電磁
石になっており、サーボ回路34がフォーカス誤差信号
に応じてレンズ駆動部20に電流を送りその磁力を変化
させる。対物レンズ16は、レンズ駆動部20からの磁
力の変化に反応してその位置が変化するようになってい
る。よって、フォーカス誤差信号がピークa及びbの間
にあれば、電圧Vfの値を常に0に保つようにサーボ回
路34中にある焦点位相補償回路によって対物レンズ1
6の位置を制御することにより、対象物18の対物レン
ズ16に対する変動にかかわらず焦点を合わせ続けるこ
とができる。
【0006】例えば顕微鏡で対象物を観測する場合を考
えると、その観測の対象物が静止している場合には、手
動によって焦点を合わせることも比較的容易である。し
かし、対象物を移動させながら観測する場合であって、
対象物表面に微妙な凹凸がある場合には、移動の度に焦
点を合わせる必要があり、対象物に的確に焦点を合わせ
続けるのは非常に煩雑である。そこで上述のような自動
合焦装置を使用すれば、常に焦点を合わせ続けることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでレーザ・ダイ
オード10が点光源であれば、上述の自動合焦装置でも
なんら問題はないが、発光面積の広いレーザ・ダイオー
ドを使用する場合には、次のような問題があった。即
ち、発光面積の広いレーザ・ダイオードは、レーザの発
光輝度が発光面で一様ではなく、まばらに広がってい
る。このような発光面積の広いレーザ・ダイオードで
は、レンズの焦点を合わせてもレーザ光線が光検出面で
広がってしまうため、従来の自動合焦装置では合焦でき
ているのか判断できなかった。即ち、焦点検出用光線と
しては使用できないのである。なお、本明細書中おい
て”発光面積が広い”とは、ミクロン単位である4分割
光検出器(焦点検出用受光素子)の光検出面の面積と比
較して、焦点検出に使用するには広いという意味であ
る。また、発光面積の広いレーザ・ダイオードとしては
例えば高輝度レーザ・ダイオードがあり、これは素子の
溶融を防ぐため発光面積が広くなっている。
【0008】また、図2のレーザ・ダイオード10の位
置に電荷結合素子(CCD)を配置して、例えば顕微鏡
の映像をビデオ信号として出力するために自動合焦装置
を適用しようとする場合を考える。これによれば、対象
物を移動させながら観測する場合であって、対象物表面
に微妙な凹凸がある場合でも、対象物に焦点を合わせ続
けることができるので非常に有効であるが、次のような
問題がある。即ち、対象物に焦点を合わせるのに、対象
物がメートル単位の遠くにある場合には、CCDと焦点
合わせのための光線は、近似的に同軸上にあると見なせ
るため、CCDと焦点合わせのための光線とを対象物に
対して同じ光軸上にする必要はない。しかし、顕微鏡の
ように観測の対象物が非常に小さく、対物レンズに対し
て近接している場合には、合焦のために使用する焦点検
出用光線の光軸はCCDに入射する光線と対象物に対し
て同一である必要がある。この場合、焦点検出用光線に
可視光線を単純に使用すると、CCDにも焦点検出用光
線が写ってしまうため、何らかの工夫が必要である。
【0009】そこで本発明の目的は、焦点を合わせる対
象物が近接している場合に適した自動合焦装置を提供す
ることである。本発明の他の目的は、合焦が必要な発光
又は受光素子でありながらそれ自身の光を焦点合わせに
使用できない場合に適用する自動合焦装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動合焦装置
は、対象物18に対して発光又は受光手段11の焦点を
合わせる自動合焦装置である。このとき対物レンズ16
は、対象物18から発光又は受光手段11に達する光路
上に配置される。ビーム・スプリッタ14もこの光路上
に配置され、焦点検出用発光源42はこれを介して対象
物18に焦点検出用光線を出力する。焦点検出用発光源
42には、点光源を使用する。焦点検出回路100は、
焦点検出用光線の対象物18による反射光線を検出して
フォーカス誤差信号を出力する。このフォーカス誤差信
号に基づいてレンズ駆動手段20は対物レンズ16を駆
動し、対象物18に対して発光又は受光手段11の焦点
を合わせる。動作時間制御手段34は、時分割信号を出
力して発光又は受光手段11と焦点検出用発光源42を
時分割で動作させる。これによって、発光又は受光手段
11の光と焦点検出用発光源42の光は、対象物に対し
て同軸の光路を持ちながら互いに干渉することがないの
で、発光又は受光手段11に影響を及ぼすことなく焦点
を合わせ続けることができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の自動合焦装置の一実施例の
ブロック図である。図2と対応するブロックには、同じ
符号を付している。本発明では図2において、レーザ・
ダイオード(LD)10を配置した位置にCCDなどの
受光素子11、又は発光面積の広いレーザ・ダイオード
などの発光素子11を配置することができる。発光面積
の広いLDは点光源でないため、その出力する光線が焦
点検出に使用できないことは上述の通りである。即ち、
この発光又は受光素子(発光又は受光手段)11は、い
ずれもそれ自体では焦点合わせに使用できないことが特
徴である。
【0012】本発明の位置実施例としては、焦点検出回
路に新たに焦点検出用発光源42として焦点検出用レー
ザ・ダイオード(LD)が設けられる。焦点検出用LD
42には、点光源を使用する。焦点検出用LD42が出
力する焦点検出用光線は、コリメータ・レンズ40、無
偏光ビーム・スプリッタ(NPBS)22、偏光ビーム
・スプリッタ(PBS)14及び対物レンズ16を介し
て対象物18に照射される。その反射光は、無偏光ビー
ム・スプリッタ22で4分割光検出器30のある方向へ
曲げられる。焦点検出及び対物レンズ駆動の機構は、従
来例で説明した通りである。
【0013】本発明のサーボ回路34は、レンズ駆動部
20を制御する他に発光又は受光素子11及び焦点検出
用LD42の動作タイミングについても制御する。即
ち、発光又は受光素子の入出力光と、焦点検出用LDの
出力光の干渉を防止するため、発光又は受光素子11及
び焦点検出用LD42を交互に時分割で動作させるべ
く、時分割信号を供給する。時分割信号は、例えば所定
のデューティー比を有するパルス信号とし、発光又は受
光素子11及び焦点検出用LD42のどちらかに一方に
供給する時分割信号をインバート・ゲートで反転させれ
ば、交互に動作させることができる。
【0014】本発明によれば、発光素子11に発光面積
の広いLD、例えば高輝度LDを使用しても焦点を正確
に合わせることができるので、生地、金属など種々の部
材を高い出力で精密加工することができる。この場合、
発光面積の広いLDは、焦点検出用受光素子30にとっ
ては太い光線であるが、ミクロン単位であるから部材の
精密加工には充分に細い光線である。また、受光素子1
1としてCCD等を用いれば、対物レンズ16に対して
近接した対象物に対しても焦点を合わせることができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、発光素子11に発光面
積の広いLDを使用しても焦点を正確に合わせることが
できるので、生地、金属など種々の部材を高い出力で精
密加工することができる。また、受光素子11としてC
CD等を用いれば、焦点検出用光線の光路と受光素子の
光路が対象物に対して同軸になっているので、対物レン
ズ16に対して近接した対象物に対しても焦点を合わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動合焦装置の一実施例のブロック図
である。
【図2】従来の自動合焦装置の一例のブロック図であ
る。
【図3】焦点検出用受光素子の光検出面を示す図であ
る。
【図4】焦点検出用受光素子の光検出面上に集光した焦
点検出用光線が焦点位置との距離によって変化するよう
すを示した図である。
【図5】フォーカス誤差信号と焦点位置との距離の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
11 発光又は受光手段 12 コリメータ・レンズ 14 偏光ビーム・スプリッタ 16 対物レンズ 18 対象物 20 レンズ駆動手段 30 焦点検出用受光素子 34 動作時間制御手段(サーボ回路) 40 コリメータ・レンズ 42 焦点検出用発光源 100 焦点検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対して発光又は受光手段の焦点
    を合わせる自動合焦装置であって、 上記対象物から上記発光又は受光手段に達する光路上に
    配置される対物レンズと、 上記光路上に配置されるビーム・スプリッタと、 該ビーム・スプリッタを介して上記対象物に焦点検出用
    光線を出力する焦点検出用発光源と、 上記焦点検出用光線の上記対象物による反射光線を検出
    してフォーカス誤差信号を出力する焦点検出回路と、 上記フォーカス誤差信号に基づいて上記対象物に対して
    上記発光又は受光手段が焦点を合わせる方向に上記対物
    レンズを駆動するレンズ駆動手段と、 上記発光又は受光手段と上記焦点検出用発光源を時分割
    で動作させる動作時間制御手段とを具えることを特徴と
    する自動合焦装置。
JP30477093A 1993-11-10 1993-11-10 自動合焦装置 Expired - Lifetime JP2902283B2 (ja)

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JPH07134025A JPH07134025A (ja) 1995-05-23
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