JP2901964B1 - 鴨居または敷居である水平構造材 - Google Patents

鴨居または敷居である水平構造材

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JP2901964B1
JP2901964B1 JP13745798A JP13745798A JP2901964B1 JP 2901964 B1 JP2901964 B1 JP 2901964B1 JP 13745798 A JP13745798 A JP 13745798A JP 13745798 A JP13745798 A JP 13745798A JP 2901964 B1 JP2901964 B1 JP 2901964B1
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信之 板東
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株式会社板久
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Abstract

【要約】 【課題】 異なる列数の引戸溝を設けている水平構造材
や水平構造材の引戸溝を直角に連結して、簡単に綺麗に
施工できる構造とする。 【解決手段】 鴨居または敷居である水平構造材は、引
戸溝2を設けている第1水平構造材1Aと、この第1水
平構造材1Aよりも多い列の引戸溝2を設けている第2
水平構造材1Bを互いに直角に連結している。第1水平
構造材1Aと第2水平構造材1Bとは、互いに連結され
る端面を斜切して斜切面5として、斜切面5を密着して
連結している。直角に連結される第1水平構造材1Aと
第2水平構造材1Bの引戸溝2は、外側縁2Aを直角に
連結できる位置に配設している。引戸溝2の内側縁2B
は、一方の水平構造材1の端部を隣接する引戸溝2の方
向に切除して切除部6とし、この切除部6を介して互い
に直角に連結している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに直角に連結
される、敷居または鴨居である水平構造材に関する。す
なわち、本明細書において、「水平構造材」とは、敷居
または鴨居を意味するものとする。
【0002】
【従来の技術】最近のマンションは、室内を少しでも広
く使用するために、和室の一面を開放する構造として、
図1に示すように、コーナーに柱を設けない構造が採用
される。この建物は、敷居または鴨居からなる水平構造
材1に、片引戸3と3本引戸4とを移動させるための引
戸溝2を設け、これを互いに直角に連結している。片引
戸2と3本引戸4を移動させる引戸溝2は、本数が異な
るので全ての引戸溝2を直角に連結することができな
い。このため、図2の平面図に示すように、互いに連結
する端面を独特の形状に加工して、直角に連結してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造で、敷居や鴨
居である水平構造材を直角に連結するには、連結する端
面を特殊な形状に加工する必要があるので、端面の加工
が技術的に相当に難しく、また、出来上りの上手、下手
に差があってクレームの対象になっている。互いに直角
に連結される敷居や鴨居の端面を斜切して連結できるな
ら、簡単に連結できる。しかしながら、この構造で直角
に連結すると、引戸溝がずれてしまう弊害が発生する。
【0004】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものであって、本発明の重要な目的
は、互いに異なる列数の引戸溝を設けている敷居や鴨居
である水平構造材の引戸溝を直角に連結して、簡単かつ
容易に、しかも綺麗に施工できる水平構造材を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の鴨居
または敷居である水平構造材は、建物に水平に固定され
ると共に、引戸を移動できるように案内している引戸溝
2を設けている第1水平構造材1Aと、この第1水平構
造材1Aと幅が異なる第2水平構造材1Bとを互いに直
角に連結している。第1水平構造材1Aの引戸溝2は、
第2水平構造材1Bの引戸溝2に直角に連結されてい
る。さらに、第1水平構造材1Aと第2水平構造材1B
は、互いに連結される端面を斜切して斜切面5とし、こ
の斜切面5を密着して連結している。
【0006】互いに直角に連結される第1水平構造材1
Aと第2水平構造材1Bの引戸溝2は、外側縁2Aを直
角に連結できる位置に配設している。さらに、引戸溝2
の内側縁2Bは、一方の水平構造材1の端部を隣接する
引戸溝2の方向に切除して切除部6を設け、この切除部
6を介して、互いに直角に連結している。
【0007】本発明の請求項2の水平構造材は、第1水
平構造材1Aに1列の引戸溝2を、第2水平構造材1B
に複数列の引戸溝2を設けている。第2水平構造材1B
の最も内側に配設される引戸溝2を、第1水平構造材1
Aの引戸溝2に直角に連結している。
【0008】さらに、本発明の請求項3の敷居または鴨
居である水平構造材は、第1水平構造材1Aと第2水平
構造材1Bとを連結具7を介して直角に連結している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための水平構造材を例示するも
のであって、本発明は水平構造材を下記のものに特定し
ない。
【0010】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0011】水平構造材である敷居は引戸の下方に、鴨
居は引戸の上方に配設される。敷居と鴨居である水平構
造材は、引戸を移動させる引戸溝を設けたものであっ
て、敷居である水平構造材は上面に、鴨居である水平構
造材は下面に引戸溝を設けるものであるが、引戸溝を直
角に連結する構造は同じである。
【0012】図3と図4に示す水平構造材1は、引戸溝
2を設けている第1水平構造材1Aと、この第1水平構
造材1Aと幅が異なる第2水平構造材1Bとを互いに直
角に連結している。図の第1水平構造材1Aは、1列の
引戸溝2を有し、第2水平構造材1Bは3列の引戸溝2
を有する。ただ、本発明の水平構造材は、第1水平構造
材1Aと第2水平構造材1Bとに1列の引戸溝2を設け
て直角に連結することもできる。第1水平構造材1Aの
1列の引戸溝2は、第2水平構造材1Bの引戸溝2の最
も内側の引戸溝2に直角に連結している。第1水平構造
材1Aと第2水平構造材1Bとは、かならずしも1列ま
たは3列の引戸溝2を設けるとは限らない。たとえば、
図示しないが、第1水平構造材に1列、第2水平構造材
に2列の引戸溝を設け、あるいは、第1水平構造材に2
列以上の引戸溝を設け、第2水平構造材に3列以上の引
戸溝を設けることもできる。
【0013】第1水平構造材1Aと第2水平構造材1B
は、互いに連結される端面を斜切して斜切面5とし、こ
の斜切面5を密着させて直角に連結している。第1水平
構造材1Aと第2水平構造材1Bは、引戸溝2の本数が
異なるので、全体の幅が異なる。このため、斜切面5の
傾斜角は45度としない。斜切面5の傾斜角を45度に
すると、幅が異なる第1水平構造材1Aと第2水平構造
材1Bの両面を、直角に連結できなくなるからである。
【0014】斜切面5を45度としない第1水平構造材
1Aと第2水平構造材1Bに設けた引戸溝2を連結する
と、図5と図6に示すように、引戸溝2は両側縁を直角
に連結できない。図に示す第1水平構造材1Aと第2水
平構造材1Bの引戸溝2は、外側縁2Aを直角に連結し
ている。しかしながら、内側縁2Bは直角には連結され
ない。連結端面において、第1水平構造材1Aの引戸溝
2の幅が、第2水平構造材1Bの引戸溝2の幅よりも広
くなるからである。
【0015】本発明の水平構造材は、図3と図4のクロ
スハッチングで示す部分に切除部6を設けて、第1水平
構造材1Aと第2水平構造材1Bの引戸溝2の内側縁2
Bを直角に連結している。切除部6は、連結される端面
において、引戸溝2の幅が狭くなる水平構造材1に設け
られる。切除部6は、一方の水平構造材1、図において
第2水平構造材1Bの端部を隣接する引戸溝2の方向に
切除して設けられ、この切除部6を介して、第2水平構
造材1Bの引戸溝2の内側縁2Bを第1水平構造材1A
の引戸溝2の内側縁2Bに直角に連結している。切除部
6は、引戸溝2と同じ深さに切除して設けられる。切除
部6は、第2水平構造材1Bを第1水平構造材1Aに連
結する前であって、端面を斜切した後に設けられるの
で、簡単に水平構造材1の一部を切除して設けることが
できる。
【0016】図の水平構造材1は、第2水平構造材1B
の最も内側の引戸溝2に、第1水平構造材1Aの引戸溝
2を連結している。ただ、第1水平構造材1Aの引戸溝
2は、必ずしも第2水平構造材1Bの最も内側の引戸溝
2に連結する必要はない。図示しないが、第1水平構造
材の引戸溝を、第2水平構造材の中間の引戸溝に連結す
ることもできる。さらに、図の水平構造材1は、第1水
平構造材1Aに設けた1列の引戸溝2を、第2水平構造
材1Bの1列の引戸溝2に連結しているが、第1水平構
造材に2列の引戸溝を設け、それぞれの引戸溝を第2水
平構造材の引戸溝に直角に連結することもできる。
【0017】第1水平構造材1Aに連結されない第2水
平構造材1Bの引戸溝2は、図に示すように、斜切面5
まで延長されず、第1水平構造材1Aに連結する引戸溝
2と同じ位置まで延長して設けられる。
【0018】第1水平構造材1Aと第2水平構造材1B
は、図7ないし図12に示す連結具7を介して、斜切面
5に隙間ができないように連結することもできる。とく
に、鴨居は敷居に比較して厚いので、鴨居は連結具7を
介して連結するのに適している。
【0019】図7ないし図9に示す水平構造材1は、斜
切面5に連結溝8を設け、この連結溝8に板状の連結具
7を挿入している。連結溝8は、丸鋸で切断して簡単に
斜切面5に設けることができる。連結具7は、ベニヤ板
等の合板やプラスチック板で、連結溝8にほとんど隙間
なく嵌入できる厚さの板である。連結具7を、接着材を
介して連結溝8に嵌入して、水平構造材1はより確実に
連結できる。さらに、図9に示すように、水平構造材1
の上から連結具7に向かって、木ネジ10をねじ込ん
で、連結具7である板材と水平構造材1とを強固に連結
することもできる。
【0020】さらに、図10ないし図12に示す水平構
造材1は、上面に連結具7を嵌入する凹部9を設けてい
る。この連結具7は、水平構造材1の上面に嵌入される
半円状の鍔7Aと、この鍔7Aの貫通穴に挿入している
ネジ棒7Bと、ネジ棒7Bにねじ込んだナット7Cとか
らなっている。水平構造材1は、鍔7Aを嵌入する円形
の凹部9を設けている。さらに、この凹部9に連結し
て、ネジ棒7Bを案内する溝11も設けている。この構
造の水平構造材1は、図13に示すように、凹部9に鍔
7Aを嵌入し、ネジ棒7Bのナット7Cをねじ込んで、
水平構造材1の斜切面5を密着させるように連結でき
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の水平構造材は、互いに異なる列
数の引戸溝を設けている水平構造材や水平構造材の引戸
溝を直角に連結して、簡単かつ容易に、しかも綺麗に施
工できる特長がある。それは、本発明の水平構造材が、
互いに連結される端面を斜切して斜切面として、斜切面
を密着して連結すると共に、引戸溝の外側縁を直角に連
結できるように配設し、引戸溝の内側縁を、一方の水平
構造材の端部を隣接する引戸溝の方向に切除して設けた
切除部を介して、互いに直角に連結しているからであ
る。すなわち、本発明の水平構造材は、内側縁の端部に
切除部を設けることによって、直線状に切断した斜切面
で連結して、しかも、引戸溝の外側縁と内側縁とを直角
に連結できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】直角に連結される水平構造材が使用される間取
りを示す平面図
【図2】直角に連結される従来の水平構造材の引戸溝を
示す平面図
【図3】本発明の実施例の水平構造材を示す平面図
【図4】図3に示す水平構造材の要部拡大平面図
【図5】第1水平構造材と第2水平構造材とを直角に連
結した状態を示す平面図
【図6】図5に示す水平構造材の要部拡大平面図
【図7】連結具を介して連結される水平構造材を裏側か
ら見た斜視図
【図8】図7に示す水平構造材に連結される水平構造材
を裏側から見た斜視図
【図9】連結具を介して連結される水平構造材の底面図
【図10】他の構造の連結具を介して連結される水平構
造材を裏側から見た斜視図
【図11】図10に示す水平構造材に連結される水平構
造材を裏側からみた斜視図
【図12】水平構造材を連結する連結具を示す斜視図
【図13】図12の連結具で連結される水平構造材の底
面図
【符号の説明】
1…水平構造材 1A…第1水平構造材 1B…第
2水平構造材 2…引戸溝 2A…外側縁 2B…内
側縁 3…片引戸 4…3本引戸 5…斜切面 6…切除部 7…連結具 7A…鍔 7B…ネ
ジ棒7C…ナット 8…連結溝 9…凹部 10…木ネジ 11…溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物に水平に固定されると共に、引戸を
    移動できるように案内している引戸溝(2)を設けている
    第1水平構造材(1A)と、この第1水平構造材(1A)と幅が
    異なる第2水平構造材(1B)とを互いに直角に連結してお
    り、かつ、第1水平構造材(1A)の引戸溝(2)を第2水平
    構造材(1B)の引戸溝(2)に直角に連結している、敷居ま
    たは鴨居からなる水平構造材において、 第1水平構造材(1A)と第2水平構造材(1B)は、互いに連
    結される端面を斜切して斜切面(5)として、斜切面(5)を
    密着して連結しており、 互いに直角に連結される第1水平構造材(1A)と第2水平
    構造材(1B)の引戸溝(2)は、外側縁(2A)を直角に連結で
    きる位置に配設されており、引戸溝(2)の内側縁(2B)
    は、一方の水平構造材(1)の端部を隣接する引戸溝(2)の
    方向に切除されて、この切除部(6)を介して、互いに直
    角に連結されてなることを特徴とする鴨居または敷居で
    ある水平構造材。
  2. 【請求項2】 第1水平構造材(1A)が1列の引戸溝(2)
    を有し、第2水平構造材(1B)が複数列の引戸溝(2)を有
    し、第2水平構造材(1B)の最も内側に配設される引戸溝
    (2)を、第1水平構造材(1A)の引戸溝(2)に直角に連結し
    てなる請求項1に記載される鴨居または敷居である水平
    構造材。
  3. 【請求項3】 第1水平構造材(1A)と第2水平構造材(1
    B)とが連結具(7)を介して直角に連結されてなる請求項
    1に記載される鴨居または敷居である水平構造材。
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