JPH08280450A - 天板及び脚の連結装置 - Google Patents

天板及び脚の連結装置

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JPH08280450A
JPH08280450A JP8416395A JP8416395A JPH08280450A JP H08280450 A JPH08280450 A JP H08280450A JP 8416395 A JP8416395 A JP 8416395A JP 8416395 A JP8416395 A JP 8416395A JP H08280450 A JPH08280450 A JP H08280450A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】天板と脚を簡単に効率よく連結でき、その上、
連結状態も確実なものにし得る連結装置を提供する。 【構成】天板6の下面と脚1の上端との間が、脚1側に
ロックレバー4を有する締付機構Aの操作を通じて緊締
されるように構成する。そして、脚1の上端にテーパピ
ン36を突設するとともに、天板6の下面にテーパ孔8
4を凹設し、天板6の下面と脚1の上端との間が接近す
るにつれてテーパピン36がテーパ孔84にテーパ係合
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブル等に適用して
天板及び脚の連結作業若しくは連結解除作業を著しく簡
略化し、同時に連結状態を極めて良好なものにした連結
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテーブル等における天板及び脚の
一般的な連結装置としては、脚の上端に水平方向に延出
する取付板を固設し、この取付板にねじを挿通する挿通
孔を設けるとともに、天板の下面における前記挿通孔に
対応する位置にねじ孔を設けておき、脚の上端を天板の
下面に添設したのち、ねじを取付板の挿通孔に挿通して
天板のねじ孔に螺着し、脚と天板を連結するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
天板及び脚の連結装置では、連結作業が煩雑を究めると
いう問題がある。すなわち、脚を天板に取り付けるため
には、ねじを螺着する前に脚の挿通孔と天板のねじ孔と
を何らのガイドもない状態で正確に位置決めする必要が
あるし、取付状態に均質性及び確実性を期すためにはね
じの螺着箇所は複数箇所に及びことが不可欠であり、さ
らに、ドライバーなどの工具が連結作業を行ううえで必
須なものとなる。このように、従来の連結装置には作業
に多大な手間と時間を要するという問題がある。また、
連結を解除する作業にも上記に準じた不具合がつきまと
う。
【0004】このような不具合を解消するために、天板
の下面と脚の上端との間に、操作部を有する締付機構を
構成し、その操作部を操作するだけで天板と脚を連結で
きるようにした連結構造を採用することも考えられる
が、単にこのようなものでは、連結時のガタつきや強度
低下を誘発する恐れがある。
【0005】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、天板と脚を簡単且つ効率よく連結で
き、その上に、確実な連結状態を担保できる天板及び脚
の連結装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような構成を採用したもので
ある。
【0007】すなわち、本発明に係る天板及び脚の連結
装置は、天板の下面と脚の上端との間が、脚側に操作部
を有する締付機構の操作を通じて緊締されるものにおい
て、天板の下面又は脚の上端の一方にテーパピンを突設
するとともに、他方にテーパ孔を凹設し、天板の下面と
脚の上端との間が接近するにつれてテーパピンがテーパ
孔に係合するように構成してなることを特徴とする。
【0008】具体的な実施の態様としては、締付機構
が、脚の上端に設けられ操作部の操作によって移動可能
な係合部と、天板の下面に設けた被係合部とを具備して
なるものであり、操作部の操作に伴って係合部が移動し
て被係合部に係合するように構成してなるものが挙げら
れる。
【0009】特に、係合部の下面が被係合部の上面に係
合する構造のものにおいては、係合部の下面が、係合す
る際の係合部の移動方向に向かって漸次上昇する傾斜面
をなしているものや、被係合部の上面が、係合する際の
係合部の移動方向に向かって漸次上昇する傾斜面をなし
ているものが望ましい。
【0010】
【作用】このような構成のものであると、締付機構の操
作部を操作したとき、脚の上端が天板の下面に密着する
につれて、天板の下面又は脚の上端の一方に設けたテー
パピンと他方に設けたテーパ孔とが食い込むように密着
し、テーパ係合部が得られる。このとき、テーパ係合部
は、天板と脚を正規の取付位置に誘導する作用を営むだ
けでなく、締付機構の操作部に加える操作力を、天板と
脚の均一な締付け力に変換する作用をも営む。このた
め、本発明によると、工具等を用いることなく操作部を
通じて簡単に操作できるだけでなく、締付機構自体にさ
ほど高い締付精度が与えられていない場合にも天板と脚
を所定の取付位置に確実に連結できるものとなる。
【0011】なお、本発明は、操作部を脚側に付帯させ
ているため、天板側に操作部を付帯させる場合に比べ
て、部材の構成が簡略となる上に、2枚の天板を単一の
脚で連結する場合にも操作部の設計変更などをする必要
がなく、脚の汎用性を高める上でも有用なものとなる。
【0012】また、係合部の下面が被係合部の上面に係
合する構造のものにおいて、係合部の下面又は被係合部
の上面に上述した傾斜面を形成した場合には、操作部を
操作するにつれて、係合部の下面と被係合部の上面がよ
り強く密着してゆき、単純な操作でも頑強な取付状態が
容易に実現可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0014】図1に示す連結装置は、例えばテーブル等
に適用されるもので、脚1の上端を天板6の下面にワン
タッチ操作で簡単に連結できるようにしたものである。
【0015】詳述すると、脚1は、図1及び図2に示す
ように、脚パイプ2と、脚ジョイント金具3と、操作部
たるロックレバー4と、脚ロック部5とから構成され
る。
【0016】脚パイプ2は、横断面正方形状の中空部を
有するスチール製のもので、上端近傍の一側壁に矩形状
のレバー挿通孔21を開口させている。
【0017】脚ジョイント金具3は、図2〜図5に示す
ように、前記脚パイプ2の上端に圧入される平断面形状
を有した角形パイプ状の基端部31と、その基端部31
よりも平面形状の大きい頂版部32とを有したものであ
る。基端部31の一側壁であって圧入時に前記レバー挿
通孔21に対応する位置には、該レバー挿通孔21と略
同一形状のレバー挿通窓33が開口させてある。頂版部
32には、中心位置に大径部34a及び小径部34bを
連設した段付き形状の軸挿通孔34を、またこの軸挿通
孔34を挟んで点対称な位置に一対のまゆ形のピン挿通
窓35をそれぞれ開口させている。
【0018】ロックレバー4は、前記脚ジョイント金具
3の基端部31の中空内に収容可能な平面形状の円板部
41と、この円板部41の周縁部の一か所より水平方向
に延出する操作端42とを一体に有したものである。円
板部41には、中心位置に前記脚ジョイント金具3の軸
挿通孔34の小径部34bよりも更に小径な軸挿通孔4
3を、またこの軸挿通孔43を挟んで点対称な位置に前
記脚ジョイント金具3のピン挿通窓35の幅寸法よりも
小径な一対のピン挿通孔44をそれぞれ開口させてい
る。
【0019】脚ロック部5は、前記ロックレバー4の円
板部41上に構成されるもので、ロックレバー軸51
と、一対の脚ロックピン52とを具備してなる。ロック
レバー軸51は、ロックレバー4を脚ジョイント金具3
に回転可能に軸支するためのもので、脚ジョイント金具
3の軸挿通孔34の大径部34aよりも小さく小径部3
4bよりも大きい径を有し上面に締結用のマイナス溝が
刻設された頭部51aと、前記脚ジョイント金具3の小
径部34bに摺動可能に嵌合する軸部51bと、ロック
レバー4の軸挿通孔43に挿通可能なねじ部51cとを
具備してなる段付き形状のものである。軸部51bの軸
方向寸法は、前記脚ジョイント金具3の軸挿通孔34の
うちの小径部34bの軸方向寸法よりも僅かに長寸とな
るように設定されている。脚ロックピン52は、上端に
本発明に係る係合部たる頭部52aが形成されるととも
に、その位置から下端側に向かって、首部52b、大径
部52c及びねじ部52dが順次形成された段付き形状
のもので、大径部52cは頭部52aと略同径であって
脚ジョイント金具3のピン挿通窓35に摺動可能に嵌装
される大きさをなし、ねじ部52dはロックレバー4の
ピン挿通孔44に挿通可能な大きさをなしている。
【0020】ロックレバー4の円板部41を脚ジョイン
ト金具3のレバー挿通窓33から挿入する。その位置で
ロックレバー軸51を脚ロック金具3の頂版部32の軸
挿通孔34及びロックレバー4の軸挿通孔43に上方か
ら順次差し込んで、下端側に貫通したねじ部51cにワ
ッシャ51dを介してナット51eを螺着する。そし
て、ロックレバー4のピン挿通孔44に上方から脚ロッ
クピン52を差し込み、下端側に貫通したねじ部52d
にワッシャ52eを介してナット52fを螺着する。そ
して、この脚ジョイント金具3を脚パイプ2の上端に圧
入している。なお、ロックレバー軸51の取付位置にお
いて、ナット51eを強く緊締しても、頭部51aの下
面とロックレバー4の円板部41の上面との接近が軸部
51bにより規制されるため、その間の寸法が脚ジョイ
ント金具3に形成した軸挿通孔34の小径部34bの長
手寸法に等しくなることはない。このため、ロックレバ
ー4の円滑な回動動作が保障される。また、脚ロックピ
ン52を円板部41に装着するに際しては、ナット52
fを螺着するに伴って大径部52cがロックレバー4の
円板部41の上面に当接するまで引き寄せられるので、
緊締位置で、係合部たる頭部52aはロックレバー4の
上方、所定突出高さ位置に位置決めされる。
【0021】一方、この脚1が連結される天板6は、図
1並びに図3〜図5に示すように、天板本体7と、脚取
付板8とから構成される。
【0022】天板本体7は、矩形状のもので、四隅下面
に一定深さに亘って抉られた凹部71を有している。脚
取付板8は、前記凹部71に比較的密接に装入される平
面形状及び厚み寸法を有した金属製のもので、挿入位置
で四隅部に形成した孔81に下面側から止着具82を挿
通して凹部71内に定着されている。そして、この脚取
付板8の4箇所、具体的には、図3に示すように、天板
本体7の隅部に単体の脚1が取付けられる場合の該脚1
の取付中心Oを基準にして所定半径r上(この半径rは
前記ロックレバー軸51と脚ロックピン52の軸間距離
に対応している)の等角位置に、肉厚方向に貫通して平
面視左回りに所定長さに亘って伸びるまゆ形の透窓83
1 、832 、833 、834 を開口させている。これら
の透窓831 〜834 は、前記脚ロックピン52の頭部
52aを挿通させることの可能なピン挿通孔83aと、
前記脚ロックピン52の頭部52aよりも幅狭で首部5
2bよりも幅広な溝幅をなすピン遊動溝83bとを一体
に連設した構造のものである。このピン遊動溝83bは
したがって、ピン挿通孔83aを基端としこの位置から
先端に向かって部分円弧状に湾曲する平面形状をなし、
その上、周縁部上面に図1に示すように平面視馬蹄形に
隆起する被係合部83cを形成している。そして、この
被係合部83cの上面が、ピン遊動溝83bの基端側か
ら先端側に向かって漸次高くなる傾斜面をなしている。
【0023】以上のような構成に加えて、本実施例はさ
らに、図1〜図3に示すように、前記脚ジョイント金具
3の頂版部32の上端四隅部にテーパピン36を突設す
るとともに、前記天板6の脚取付板8の下面であって脚
取付時にこれらのテーパピン36に対応する4箇所にテ
ーパ孔84を凹設している。そして、天板6の下面と脚
1の上端とを接近させたときに、各テーパピン36が対
応するテーパ孔84に入り込んでテーパ係合するように
している。
【0024】次に、天板6及び脚1の連結手順について
説明する。先ず、脚ロックピン52がピン挿通窓35の
始端位置にあるよう、ロックレバー4を回動右端にセッ
トした状態で、脚1の上端を天板6の下面に近付けてゆ
き、脚ロックピン52の頭部52a及び首部52bを天
板6の下面に開口する一対の透窓831 、833 のピン
挿通孔83aに挿入して、頭部52aを脚取付板8の上
面よりも高い位置に突出させる(図3及び図4参照)。
このとき、図5に示すように、脚1の上端四隅部に突出
するテーパピン36と、天板6の下面に開口するテーパ
孔84が、相対する位置において対峙し、且つ、テーパ
ピン36の先端側の一部がテーパ孔84内に部分的に進
入する。次いで、この状態から、ロックレバー4を図3
に矢印で示すように平面視左回りに回動操作する。これ
により、脚ロックピン52はピン遊動溝83b内を始端
から終端に向かって移動し始める。そして、このとき、
ピン遊動溝83bの周縁部上縁に設けた馬蹄状の被係合
部83cは移動方向に向かって勾配のある傾斜面をなし
ており、脚ロックピン52の頭部52aはこの傾斜面を
登っていくため、脚ロックピン52が回動に伴って次第
に高い位置に持ち上げられる。このため、該脚ロックピ
ン52を装着している脚1の上端が、図4に矢印で示す
ように天板6の下面に次第に引き寄せられ、これに伴っ
て、図5に矢印で示すように脚1の上端に突設したテー
パピン36が、天板6の下面に凹設したテーパ孔84に
次第に深く食い込んでいく。そして、天板6の下面と脚
1の上端との密着度が十分に高くなり、ロックレバー4
の回動トルクが過大になった頃に、回動操作を止める
と、天板6と脚1は互いに強連結された状態に保持され
る。なお、連結を解除する場合には、上記とは逆の操作
をすればよい。また、以上において、脚1を180°回
転させても各脚ロックピン52を透窓831 、833
挿入することは当然可能であるし、脚ロックピン52の
挿入箇所として、透窓831 、833 に代えて透窓83
2 、834 を選択しても構わない。すなわち、この実施
例では、天板6に対する脚1及びロックレバー4の取付
方位を、目的や用途、取付条件等を勘案して選択できる
ようにしている。
【0025】以上のようにして、本実施例の連結装置
は、ロックレバー4と、脚ロック部5と、脚取付板8に
設けた透窓83とに締付機構Aとしての機能を与え、ロ
ックレバー4を操作するだけで脚1を天板6にワンタッ
チで取付け得るものにしている。そして、その際に、天
板6の下面と脚1の上端との間にテーパピン36及びテ
ーパ孔84からなるテーパ係合部を形成するようにして
おき、テーパ係合部に、天板6と脚1を正規の取付位置
に誘導する作用だけでなく、ロックレバー4に加える操
作力を天板6と脚1の均一な締付け力に変換する作用を
も営ませるようにしている。このため、本実施例による
と、ロックレバー4を回動させるという極めて単純な操
作を行うだけで、工具等を用いることなく連結作業若し
くは連結解除作業を簡略に行うことが可能になるだけで
なく、締付機構A自体をさほど高い精度で構成しておか
なくても、天板6及び脚1を所定の取付位置において確
実に連結できるという優れた効果が奏される。
【0026】また、本実施例の締付機構Aは、操作部た
るロックレバー4を脚1側に付帯させて設けているた
め、天板6側に操作部を付帯させるようなものに比べ
て、部材の構成が簡略となり、しかも、脚パイプ2や天
板6は締付機構Aに対して独立していて自在に仕様を変
えることができるため、在庫効率を損なわずに多様な品
種展開を図ることが可能になる。その上、本実施例の締
付機構Aは、2枚の天板6に単一の脚1を連結するよう
な態様にも、大幅な設計変更等を行うことなく簡単に対
応できるものとなる。
【0027】図示実施例は、そのために、若干の付加的
な構成を備え併せている。具体的には、前記透窓831
〜834 のうち、天板6の側縁に近い側の2つの透窓8
2、833 (図3参照)に、ピン挿通孔83aを挟ん
でピン遊動溝83bと点対称をなす形状の補助のピン遊
動溝83dが形成してあるとともに、これらのピン挿通
孔83aの中心部から天板6の側縁までの距離が前述し
た回動半径rに等しくなるように透窓831 〜834
位置が予め選定されている。また2枚の天板6に単一の
脚1がまたがって連結されるときのテーパピン36の突
出位置に対応する天板6の下面に、二対をなして、補助
のテーパ孔85、86が形成してある。
【0028】そして、例えば図6及び図7に示すよう
に、隣接する天板6にまたがってそれらの下面に単一の
脚1を配置し、脚1の上端に突出する一対の脚ロックピ
ン52を各々対応する透窓833 、832 のピン挿通孔
83aに挿通し、しかる後、ロックレバー4を回動させ
るようにしている。これによれば、脚ロックピン52が
図6に矢印で示すように補助のピン遊動溝83dに入り
込んで被係合部83cに係合し、2枚の天板6が単一1
の脚を介して強連結されることになる。このため、各々
の天板6と脚1との間でそれぞれ先に述べた実施例と同
様の効果が奏される上に、脚の数を減らして部品点数の
削減を図ることができ、同時に隣接部分に脚が重合する
不具合を回避して下肢空間を有効に拡張することが可能
になる。
【0029】勿論、この場合にも、図6において左側に
配置された天板6の透窓832 を利用する連結の態様
や、右側に配置された天板6の透窓833 を利用する連
結の態様があり得るのは当然であり、これらの場合に
は、各々の天板6に補助用に設けてあるテーパ孔86又
は85が有効に活用されることになる。
【0030】以上、本発明の一実施例について説明した
が、各部の具体的な構成は図示実施例のものに限定され
るものではない。例えば、テーパピン及びテーパ孔を設
ける箇所は、任意であるし、その数も少なくとも2箇所
以上であればよい。しかし、位置決めだけでなく締付け
力をも十分に均質化するという観点からすれば、やはり
少なくとも3箇所以上に設けておくことが望ましい。ま
た、上記実施例では、被係合部の上面に、係合方向に向
かって漸次上昇する傾斜面を設けたが、逆に、係合部を
ある程度移動方向に距離があるものにしておき、この係
合部の下面に、係合方向に向かって漸次上昇する傾斜面
を設けるようにしてもよい。さらに、前記実施例では脚
の上端にテーパピンを突設し、天板の下面にテーパ孔を
凹設したが、これとは逆に、天板の下面にテーパピンを
突設し、脚の上端にテーパ孔を凹設する構成を採用する
こともできる。さらにまた、本発明は、脚側に操作部を
有する締付機構を有したあらゆる連結構造に適用するこ
とができる。したがって、締付機構の具体的な構成など
は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、脚側に
操作部を有する締付機構を具備し、その操作部の操作を
通じて工具無しで天板と脚を簡単に連結できるようにし
た連結装置において、連結時に天板の下面と脚の上端と
の間でテーパピンとテーパ孔からなるテーパ係合部を形
成するようにしたものである。このため、たとえ締付機
構自体の精度がさほど高くない場合にも、テーパ係合部
における誘導作用及びくさび作用で、天板及び脚を所望
の位置に確実に連結することができるという優れた効果
が奏される。また、脚側に操作部を付帯させているた
め、2枚の天板の隣接部分に共通の脚をまたがって連結
するような場合にも、本発明の連結装置を大幅な設計変
更をすることなく適用できるという実用的な効果も奏さ
れるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、連結前の天板及び脚
の斜視図。
【図2】同実施例の脚を分解して示す斜視図。
【図3】同実施例の連結装置が単一の天板と脚の間に適
用された場合の状態を示す平断面図。
【図4】図3におけるIV-IV 線断面図。
【図5】図3におけるV-V 線階段断面図。
【図6】同実施例の連結装置が2枚の天板と共通の脚の
間に適用された場合の状態を示す平断面図。
【図7】図6におけるVII-VII 線断面図。
【符号の説明】
A…締付機構 1…脚 4…操作部(ロックレバー) 6…天板 36…テーパピン 52a…係合部(頭部) 83c…被係合部 84、85、86…テーパ孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板の下面と脚の上端との間が、脚側に操
    作部を有する締付機構の操作を通じて緊締されるものに
    おいて、 天板の下面又は脚の上端の一方にテーパピンを突設する
    とともに、他方にテーパ孔を凹設し、天板の下面と脚の
    上端との間が接近するにつれてテーパピンがテーパ孔に
    係合するように構成してなることを特徴とする天板及び
    脚の連結装置。
  2. 【請求項2】締付機構が、脚の上端に設けられ操作部の
    操作によって移動可能な係合部と、天板の下面に設けた
    被係合部とを具備してなるものであり、操作部の操作に
    伴って係合部が移動して被係合部に係合するように構成
    してなることを特徴とする請求項1記載の天板及び脚の
    連結装置。
  3. 【請求項3】係合部の下面が被係合部の上面に係合する
    構造のものにおいて、係合部の下面が、係合する際の係
    合部の移動方向に向かって漸次上昇する傾斜面をなして
    いることを特徴とする請求項2記載の天板及び脚の連結
    装置。
  4. 【請求項4】係合部の下面が被係合部の上面に係合する
    構造のものにおいて、被係合部の上面が、係合する際の
    係合部の移動方向に向かって漸次上昇する傾斜面をなし
    ていることを特徴とする請求項2記載の天板及び脚の連
    結装置。
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