JP2901911B2 - 空気調和ユニット - Google Patents
空気調和ユニットInfo
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
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Description
プ装置とファンコイルユニットとが一体になった空気調
和ユニットに関するものである。
源ヒートポンプ装置やファンコイルユニットを適宜数設
置し、熱源水を循環させて冷房や暖房を行っている場合
が多いが、前者によれば、深夜電力を利用して蓄冷、蓄
熱を行って運転させることが難しく、消費電力の平準化
を図ることが困難であるという問題があり、一方後者に
よれば、冷房と暖房が混在した運転状況を実現する際
に、少なくとも3管路以上の配管を必要とし、設備費、
ランニングコストが嵩むという問題があった。
て、例えば特公平6−68392号公報、特公平7−1
04019公報においては、水熱源ヒートポンプ装置と
ファンコイルユニットとが一体になった空気調和機器が
開示されている。これら先行開示技術によれば、2管路
で冷房、暖房の混在運転が可能であり、しかも消費電力
の平準化が図れるというメリットがあった。
行開示技術においては、水熱源ヒートポンプ装置の稼働
及び/又はファンコイルユニットの稼働についての具体
的な制御手段が開示されておらず、そのため、さらなる
省エネルギー運転が可能な空気調和機器が望まれてい
た。また冷媒の飽和圧力の関係から熱源水の高温側温度
での空調機運転の制限があり、改善の余地があった。
であり、水熱源ヒートポンプ装置とファンコイルユニッ
トとが一体になった空気調和機器において、従来よりも
きめ細かい切替制御を可能としてより一層の省エネルギ
ー運転を実現し、また熱源水の高温側の運転制限を緩和
して、より広範な条件で運転できる空気調和ユニットを
提供することをその目的とする。
め、請求項1によれば、 室内からの還気を吸込空気とし
てユニットケースの空気通路内に通流させると共に、通
流中に処理した空気を給気として室内に供給する空気調
和のためのユニットであって、圧縮機、膨脹弁、水対冷
媒熱交換器、冷媒配管に介装される冷房・暖房モード切
替用の四方弁、室内空調用の冷媒対空気熱交換器とが冷
媒配管で接続された構成の水熱源ヒートポンプ装置、及
び送風機を有するユニットケース内に、前記冷媒対空気
熱交換器と、室内空調用の水対空気熱交換器とを前記空
気通路内に直列に配置し、前記冷媒対空気熱交換器と水
対空気熱交換器に対していずれか一方あるいは双方に通
水、又は双方への通水を閉止させるための熱源水通路の
切替機能を有する弁と、目的室の設定温度(Ts)に室
温を近づけるために、前記圧縮機の発停、四方弁のモー
ド切替、弁の切替を制御する温度調節機構と、熱源水入
口温度検出装置と、室内温度検出装置とを備え、さら
に、温度調節機構の特性最小値(L4)<温度調整最小
値(L3)<前記設定温度(Ts)<温度調整最大値
(L2)<温度調節機構の特性最大値(L1)の関係を
有するこれら、温度調節機構の特性最小値(L4)、温
度調整最小値(L3)、設定温度(Ts)、温度調整最
大値(L2)、温度調節機構の特性最大値(L1)の入
力を受け付ける機能を有すると共に、一定範囲の熱源水
入口温度毎に、室内温度とこれら各入力値とを比較して
前記温度調節機構に指示を与える、CPUを備えたこと
を特徴とする、空気調和ユニットが提供される。
によれば、無駄のない最適な運転状況を実現できる。例
えばファンコイルによる冷暖房、ヒートポンプによる水
熱源冷暖房、両者の同時運転、送風運転等、条件に応じ
た運転が省エネルギー下で実現できる。より具体的にい
えば、例えばファンコイル冷暖房で対処できる場合には
ヒートポンプを機能させなかったり、送風でまかなえる
環境の場合には、熱源水の通水も閉止させて、無駄な水
や、通水のためのポンプを使わないなどの、きめこまか
い制御を実施することが可能である。
トにおいて、水熱源ヒートポンプ装置に用いる冷媒を、
請求項2に記載したように、HFC−134aにすれ
ば、なお好ましい成果が得られる。即ちHFC−134
aは、この種のヒートポンプ装置に用いられている従来
の代表的な冷媒であるR−22よりも飽和圧力が低く、
例えば60℃における飽和圧力は、R−22が25kg
f/cm 2 であるのに対し、HFC−134aは17k
gf/cm 2 である。従って、例えばR−22を使用す
る場合、冷媒配管の肉厚を厚くしたり、圧縮機の耐久性
を高くしなければならなかったが、HFC−134aを
使用することにより、熱源水が60℃における圧縮機の
稼働が可能になり、その結果広範囲の熱源水を使用する
ことができ、2管式の冷温水配管における冬期の冷房運
転も可能となる。
基づき説明すれば、図1は、本実施形態にかかる空気調
和ユニット1の構成の概要を示しており、この空気調和
ユニット1は、ユニットケース2内に、ヒートポンプ部
(HP)3とファンコイル部(FC)4を備えている。
管されて冷媒が循環する圧縮機31、冷房モード・暖房
モードを切り替えるための四方弁32、熱源水と冷媒と
の熱交換を行う水対冷媒熱交換器33、膨張弁34、及
び前記冷媒とユニットケース2内の空気通路内を流れる
空気との熱交換を行う冷媒対空気熱交換器35によっ
て、可逆式の水熱源ヒートポンプ構成を有している。
5が蒸発器として機能する場合には、四方弁32の切り
換えによって、圧縮機31→四方弁32→水対冷媒熱交
換器33(凝縮器)→膨張弁34→冷媒対空気熱交換器
(蒸発器)35→四方弁32→圧縮機31の冷媒循環路
が形成され、暖房運転時に冷媒対空気熱交換器34が凝
縮器として機能する場合には、四方弁32の切り換えに
よって、圧縮機31→四方弁32→冷媒対空気熱交換器
35(蒸発器)→膨張弁34→水対冷媒熱交換器33
(凝縮器)→四方弁32→圧縮機31の冷媒循環器が形
成されるようになっている。
は、前記熱源水が流れるコイルを介して、この熱源水と
フィルタ5を通過してユニットケース2内の空気通路内
を流れる空気(例えば還気RA)とを熱交換する水対空
気熱交換器41を有している。そしてこの水対空気熱交
換器41と前記冷媒対空気熱交換器35とは、空気通路
内で直列に配置されており、空気通路を通過する空気
は、給気SAとして、ファン6によって目的室内に供給
される。また水対空気熱交換器41と水対冷媒熱交換器
33とは、水対空気熱交換器41が上流側に位置するよ
うに、熱源水配管によって接続されている。
から往管7を通じて空気調和ユニット1内へと供給さ
れ、この往管7から三方弁8を介して、前記ファンコイ
ルユニット部(FCU)4の水対空気熱交換器41に供
給されたり、あるいはヒートポンプ部(HP)3の水対
冷媒熱交換器33にのみ供給されたり、又はその双方へ
の通水が停止されるようになっている。即ち、三方弁8
の切替によって、水対空気熱交換器41と水対冷媒熱交
換器33への双方の供給、水対冷媒熱交換器33のみへ
の供給、又はその何れにも供給しないことが自在となっ
ている。
和ユニット1への熱源水入口管部分に三方弁8が取り付
けられており、この三方弁8の一方の出口管9を水対空
気熱交換器41の入口に、他方の出口管10を水対冷媒
熱交換器33の入口にそれぞれ接続すると共に、水対空
気熱交換器41の出口管11を水対冷媒熱交換器33の
入口に接続し、水対冷媒熱交換器33の出口管12を還
管5に接続してある。かかる構成により、三方弁8を切
換動作することによって、三方弁8→水対空気熱交換器
41→水対冷媒熱交換器33へ通水すること、三方弁8
→水対冷媒熱交換器33へ通水すること、水対空気熱交
換器41と水対冷媒熱交換器33のいずれにも熱源水を
通水させないことが任意に形成できる。
り、図示されるようにこの三方弁8は、その中心部から
三方向へと3つの接続管路8a、8b、8cを有するバ
ルブケース8dと、このバルブケース8d内の中心部空
間内に回転自在に設けられた弁体8eとを有している。
この弁体8eには、アングル形状の通路がその内部に形
成されている。これら3つの接続管路8a、8b、8c
は、接続管路8a、8bが相互に対向しており、接続管
路8c、これら接続管路8a、8bに対して直交する位
置関係にある。そして接続管路8aは出口管9と、接続
管路8bは出口管10と、接続管路8cは往管7の熱源
水入口管部分とにそれぞれ接続されている。なお、8f
は、前記弁体8eを回転させるためのモータである。
前記三方弁8の切り換えによる熱源水の通流路の切り換
えと、圧縮機31の発停制御との組み合わせによって、
次のような運転モードを選択できる(番号は、部材の引
用番号を表す)。 運転モード 三方弁8の水路 圧縮機31の発停 FCUだけの運転 8a→9(図3) OFF FCU+HPの運転 8a→9(図3) ON HPだけの運転 8b→10(図2) ON 温水時の冷房運転 8b→10(図2) ON 送風運転 閉止(図4) OFF
シーズンにおいて温水を蓄熱している状態で、ある空気
調和ユニット1では冷房運転をすることが必要とされる
場合である。最近のビルではOA機器類の発熱によっ
て、暖房シーズンでもある特定の室だけを冷房すること
が求められる場合が多いので、そのような温水時の冷房
運転モードも提供しているのである。また送風運転と
は、空気を加熱または冷却することなく送風だけを必要
とする場合であり、扇風機効果や換気作用を得る場合に
有利となる。なおこの送風運転時においては、弁体8e
の通路の開口部は、接続管路8a、8bのいずれにもか
からない位置になっている(図4)。
空気調和ユニット1を停止する場合にも、三方弁8を切
り換えて閉止させるだけでよく、往管7の管路を開閉す
る二方弁を別途設ける必要はないものである。なお送風
運転時においては、前記したように空気調和ユニット1
内への熱源水の供給そのものを停止させず、例えば図2
に示したように、三方弁8において水対冷媒熱交換器3
3側へと流路を開放し、かつ圧縮機31を停止させれ
ば、加熱、冷却を伴わない送風運転が行えるが、通水さ
せている以上、例えば熱源水を揚水、送水するための適
宜のポンプ(図示せず)を作動させて電力を消費してい
る。従って三方弁8を閉止位置(図4)にして通水その
ものを停止させることにより、余分なエネルギー消費を
抑えることができる。
モータ8fの作動によって遠隔にて操作でき、しかも弁
体8eは略ボール形状をなしているので、そのような操
作、切り換えが容易であって、構成も簡素化されてい
る。
水の入口温度を検出する温度検出装置14が設けられ、
またユニットケース2の空気通路には、この空気通路を
流れる空気の入口温度を検出する温度検出装置15が設
けられている。そしてこれら各温度検出装置14、15
の信号は、制御装置16へと入力されるようになってい
る。
縮機31の発停、四方弁32のモード切替、及び三方弁
8の切替を制御するCPU17を備えており、前記温度
検出装置14、15の信号と、目的室の室温の設定温度
(Ts)と、前記温度調節機構の特性最小値(L4)、
温度調整最小値(L3)、温度調整最大値(L2)、温
度調節機構の特性最大値(L1)の入力を受け付ける機
能を有している。但し、L4<L3<Ts<L2<L1
である。
と特性最大値(L1)は、運転モード切換点となるもの
であり、熱源水の温度条件により、目的室の室温の設定
温度(Ts)に合わせるために適した運転モードで温度
制御を行って運転させるが、当該モードで制御しきれず
に、室内温度が特性最小値(L4)又は特性最大値(L
1)に達した場合に、運転モード自体を切り換えて対応
させるようになっている。
大値(L2)は、温度制御許容範囲を定めるものであ
り、熱源水の温度条件により、目的室の室温の設定温度
(Ts)に合わせるために適した運転モードで空調機を
運転している際に、この許容範囲の温度を室内から検出
した場合、設定温度(Ts)に近づけるために圧縮機3
1の運転・停止、又は熱源水の閉止等を行う、運転モー
ド内での温度制御許容範囲となる。
では、例えば、入力された目的室の設定温度(Ts)に
室温を近づけるために、前記温度検出装置14、15の
信号に基づいて、圧縮機31の発停、冷媒回路における
四方弁32のモード切替、熱源水回路における三方弁8
の切替を、CPU17が行う。
は、以上のように構成されており、次にその制御の例に
ついて説明する。
路内に導入される還気(RA)が、設定温度Tsより高
く、更に温度調節機構(サーモスタット)特性値の最大
値L1より高いと、水対空気熱交換器41側に熱源水を
通水するように三方弁8を制御して、ファンコイルユニ
ット部(FCU)4を冷房運転させ、同時に圧縮機31
を稼働させてヒートポンプ部(HP)3も冷房運転させ
る。そしてて室温が温度調整最小値L3まで低下する
と、圧縮機31を停止させてファンコイルユニット部
(FCU)4のみを運転させる。ここで室温が上昇して
温度調整最大値L2に達した際には、再び圧縮機31が
稼働されてファンコイルユニット部(FCU)4とヒー
トポンプ部(HP)3の双方による冷房運転となり、以
後、L2とL3との間でヒートポンプ・ファンコイル冷
房運転とファンコイル冷房運転とを繰り返す。この制御
の様子を図6に示した。
負荷が減り、空気調和ユニットの吸込み温度が、温度調
節機構(サーモスタット)特性最小値L4に達した場合
は、熱源水を閉止させて、送風運転とする。そして室温
が上昇し、温度調整最大値L2に達した際には、三方弁
8を水対空気熱交換器41側に熱源水を通水するように
制御して、ファンコイルユニット部(FCU)4を冷房
運転させる。その時は圧縮機31は稼働してないのでヒ
ートポンプは機能してない。以後、L2とL3との間
で、ファンコイル冷房運転と送風運転を繰り返す。この
制御の様子を図7に示した。
とき モード:空気調和ユニット1の吸込み温度が、設定温
度Tsより低く、温度調節機構(サーモスタット)特性
値の最小値L4に達すると、三方弁8を水対冷媒熱交換
器33側に熱源水を通水するように切替えて、四方弁3
2をONにして暖房モードにセットし、ヒートポンプ部
(HP)3を暖房モードに切換え、ヒートポンプ暖房運
転を行う。その後、室温が上昇して温度調整最大値L2
に達すると、三方弁8を熱源水を閉止させるように切換
えて送風運転させる。以後、L2とL3との間で、ヒー
トポンプ暖房運転と送風運転を繰り返す。ここで送風運
転のままで室温がL1まで上昇した場合は前記モード
で制御すし、L2とL3との間でファンコイル冷房運転
と送風運転とを繰り返す(図7)。
が上昇し、L1に達した場合は、前記モードに切換
え、L2とL3との間でヒートポンプ・ファンコイル冷
房運転とファンコイル冷房運転とを繰り返す(図7)。
3℃のとき 熱源入口水温が上記条件で、室温が低下し、温度調節機
構(サーモスタット)最小特性値L4以下になった際に
は、前記モードで制御し、L2とL3との間で、ヒー
トポンプ暖房運転と送風運転を繰り返す(図8)。
ても室温が上昇し、L1に達した場合には、熱源水を水
対冷媒熱交換器33に通水するように三方弁8を切換え
て、四方弁32を冷房モードに切換えて、ヒートポンプ
冷房運転とする。ここで室温が温度調整最小値L3に達
した場合は、三方弁8を切換えて熱源水の通水を閉止さ
せると共に、圧縮機31も止めて送風運転となる。以
後、L2とL3との間でヒートポンプ冷房運転と送風運
転との繰返し運転となる(図8)。
のとき モード:室温が温度調節機構(サーモスタット)最小
特性値L4より低いと、三方弁8を水対空気熱交換器4
1に通水するように切替えし、更に四方弁32もONに
して暖房モードに制御して、ヒートポンプ・ファンコイ
ル暖房運転とする(図9)。室温が温度調整最大値L2
に達した際には圧縮機31を止めてファンコイル暖房運
転とする。以後、L2とL3との間で、ヒートポンプ・
ファンコイル暖房運転とファンコイル暖房運転との繰返
し運転となる。
房運転で室温が上昇して、温度調節機構(サーモスタッ
ト)特性最大値L1に達した際には、熱源水を閉止して
送風運転とする。室温が下がりL3に達すると、熱源水
を水対空気熱交換器に通水してファンコイル暖房運転に
切り換える。以後、L2とL3との間でファンコイル暖
房運転と送風運転との繰返し運転となる(図9)。
室温がL1まで上昇すると、三方弁8を水対冷媒空気熱
交換器33に通水し、四方弁32をOFFにして冷房モ
ードに切換えてヒートポンプ冷房運転とすることによ
り、前記モードの運転となる(図9)。この時には熱
回収が行われている。
き 熱源水温度条件が上記の時に、室温が低くL4に達した
際には、モードの運転を行うため熱源水を水対空気熱
交換器41に通水するように三方弁8を切換えてファン
コイル暖房運転を行い、室温がL2に達した場合は、熱
源水を閉止して送風運転とし、L2とL3との間でファ
ンコイル暖房運転と送風運転との繰返し運転とする(図
10)。
室温がL1まで上昇すると、三方弁8を水対冷媒空気熱
交換器33に通水し、四方弁32を冷房モードに切換え
てヒートポンプ冷房運転とすることで、前記モードの
運転となる(図10)。この時に熱回収が行われてい
る。そして送風運転時に室温が下がり、L4に達した場
合は前記モードの運転を行う(図10)。
き 熱源水温度条件が上記の時に、室温が低くL4に達した
際には、モードの運転を行うため熱源水を水対空気熱
交換器41に通水するように三方弁8を切換えてファン
コイル暖房運転を行い、室温がL2に達した場合は、熱
源水を閉止して送風運転とし、L2とL3との間でファ
ンコイル暖房運転と送風運転との繰返し運転となる(図
11)。なおヒートポンプ冷房運転は、特に水対冷媒熱
交換器33は高温となるため、機能部品を保護するため
ヒートポンプ運転はさせないようにした)。
℃の時は適宜の保護装置を働かせ、空気調和ユニット1
本体に水が流れないように、三方弁8で閉止させて空調
機は送風運転のままとなる。
空気調和ユニット1によれば、一定幅の熱源水の温度毎
に、きめ細かい制御が行え、ヒートポンプ部(HP)3
とファンコイルユニット部(FCU)4のいずれか一
方、あるいは双方の冷房、暖房運転と、通水を閉止して
の送風運転とを巧みに切替えることで、無駄なエネルギ
ーを行わず、最適な空調が実施できる。なお以上説明し
た熱源水の温度幅毎の運転状況、及びそのときの三方弁
8の状態をまとめると、次の表1に示したようになる。
HFC−134aを用いているので、熱源水が60℃の
ときでも、圧縮機31の稼働が可能であるから、従来よ
りも制御できる温度幅が大きくなっている。なお前記実
施形態では、熱源水温度の幅を、例えば設定温度「Ts
−3℃」のように設定していたが、この温度範囲は任意
に変更、設定できるものである。
ットによれば、余分な電力を使用せず、負荷に応じた適
切な空調運転を、最小のエネルギーで実施することがで
きる。例えばファンコイル冷暖房、水熱源冷暖房、両者
の同時運転、送風のみの運転等、条件に応じた運転が省
エネルギー下で実現できる。さらに複数の基準温度の入
力によって、きめ細かい制御運転が可能である。特に請
求項2のように水熱源ヒートポンプ装置に用いる冷媒に
HFC−134aを使用することで、従前の機器等を用
いてユニットを構成しても、熱源水が60℃における圧
縮機の稼働がそのまま可能になり、広範囲の熱源水を使
用することができ、2管式の冷温水配管における冬期の
冷房運転も可能となる。
を示す説明図である。
てヒートポンプ部側に通水しているときの状態を示す断
面図である。
てファンコイル部側に通水しているときの状態を示す断
面図である。
て通水を閉止しているときの状態を示す断面図である。
成を示す説明図である。
構等の特性を示すグラフである。
調節機構等の特性を示すグラフである。
度調節機構等の特性を示すグラフである。
度調節機構等の特性を示すグラフである。
調節機構等の特性を示すグラフである。
調節機構等の特性を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 室内からの還気を吸込空気としてユニッ
トケースの空気通路内に通流させると共に、通流中に処
理した空気を給気として室内に供給する空気調和のため
のユニットであって、 圧縮機、膨脹弁、水対冷媒熱交換器、冷媒配管に介装さ
れる冷房・暖房モード切替用の四方弁、室内空調用の冷
媒対空気熱交換器とが冷媒配管で接続された構成の水熱
源ヒートポンプ装置、及び送風機を有するユニットケー
ス内に、前記冷媒対空気熱交換器と、室内空調用の水対
空気熱交換器とを前記空気通路内に直列に配置し、 前記水対冷媒気熱交換器と水対空気熱交換器に対してい
ずれか一方あるいは双方に通水、又は双方への通水を閉
止させるための熱源水通路の切替機能を有する弁と、 目的室の設定温度(Ts)に室温を近づけるために、前
記圧縮機の発停、四方弁のモード切替、弁の切替を制御
する温度調節機構と、 熱源水入口温度検出装置と、室内温度検出装置とを備
え、 さらに、温度調節機構の特性最小値(L4)<温度調整
最小値(L3)<前記設定温度(Ts)<温度調整最大
値(L2)<温度調節機構の特性最大値(L1)の関係
を有するこれら、温度調節機構の特性最小値(L4)、
温度調整最小値(L3)、設定温度(Ts)、温度調整
最大値(L2)、温度調節機構の特性最大値(L1)の
入力を受け付ける機能を有すると共に、一定範囲の熱源
水入口温度毎に、室内温度とこれら各入力値とを比較し
て前記温度調節機構に指示を与える、CPUを備えたこ
とを特徴とする、 空気調和ユニット。 - 【請求項2】 水熱源ヒートポンプ装置に用いられる冷
媒は、HFC−134aであることを特徴とする、請求
項1に記載の空気調和ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8028430A JP2901911B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 空気調和ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8028430A JP2901911B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 空気調和ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09196422A JPH09196422A (ja) | 1997-07-31 |
JP2901911B2 true JP2901911B2 (ja) | 1999-06-07 |
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ID=12248454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8028430A Expired - Lifetime JP2901911B2 (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | 空気調和ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2901911B2 (ja) |
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