JP2901467B2 - グラビア彫刻機 - Google Patents

グラビア彫刻機

Info

Publication number
JP2901467B2
JP2901467B2 JP5236092A JP23609293A JP2901467B2 JP 2901467 B2 JP2901467 B2 JP 2901467B2 JP 5236092 A JP5236092 A JP 5236092A JP 23609293 A JP23609293 A JP 23609293A JP 2901467 B2 JP2901467 B2 JP 2901467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
engraving
correction
image
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5236092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0789035A (ja
Inventor
浩二 羽田
忠司 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5236092A priority Critical patent/JP2901467B2/ja
Priority to US08/310,850 priority patent/US5663801A/en
Priority to DE4435367A priority patent/DE4435367C2/de
Publication of JPH0789035A publication Critical patent/JPH0789035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2901467B2 publication Critical patent/JP2901467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/02Engraving; Heads therefor
    • B41C1/04Engraving; Heads therefor using heads controlled by an electric information signal
    • B41C1/045Mechanical engraving heads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア彫刻機、特
に、彫刻ヘッドに設けられたスタイラスを彫刻信号によ
り駆動し、グラビアシリンダの表面を彫刻するグラビア
彫刻機に関する。
【0002】
【従来の技術】グラビア彫刻機は、グラビア印刷用の表
面に銅メッキが施された円筒状のグラビアシリンダを回
転させながら、このシリンダ表面にセルと呼ばれる規則
的に配列された多数の四角錐状の微小な穴を形成する装
置である。そして、セルの深さと幅とによって印刷時に
当該セルに挿入されるインキの量が制御され、画像濃度
が表現されるようになっている。
【0003】シリンダ表面にセルを形成するためには、
彫刻ヘッドが用いられる。彫刻ヘッドには、先端にダイ
ヤモンドの針(バイト)を有するスタイラスが設けられ
ており、このスタイラスを数kHzの周波数で振動させ
て彫刻を行っている。図8は、彫刻ヘッドに印加される
信号(彫刻信号)の波形を示したものであり、スタイラ
スの変位波形に相当している。この彫刻信号は、図8
(a)に示すような波形の高周波のキャリー信号と、図
8(b)に示すような波形の濃度信号(画像信号)とを
重畳して得られるものである。
【0004】このような信号(彫刻信号)を彫刻ヘッド
に印加することにより、濃度信号に対応する深さ及び幅
のセルをシリンダ表面に彫刻することができる。なお、
図8(c)における一点鎖線Sがシリンダ表面に対応し
ており、図の斜線領域で示す部分がセルに相当してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の濃度信号が彫刻
ヘッドに入力されたとき、スタイラスの変位量は濃度信
号のエッジ部分に相当する位置において、異常に大きく
なる。すなわち、スタイラスの変位は図8(d)に示す
ように、エッジ部分での濃度信号の変化に起因するオー
バーシュートを生じ、図8(c)と比較して明らかなよ
うに、所望の変位量が得られない。なお、図8(d)で
はキャリー信号による変位量を省いて示している。
【0006】したがって、図8(c)に示すような彫刻
信号を用いてスタイラスを駆動した場合、スタイラスの
変位は図8(e)に示すような波形Pとなり、彫刻され
るセルの大きさと位置に乱れが生じて、結果としてエッ
ジ部分のボケ等により印刷品質が損なわれるという不都
合を生じることとなる。なお、たとえば自動利得制御回
路の分野においては、信号のオーバーシュートを防止す
るために特開昭49−29045号公報等に示される技
術が提供されている。しかし、これらの制御回路におけ
る技術は、いずれも出力信号をフィードバックして信号
のオーバーシュートを防止するものであり、グラビア彫
刻機におけるスタイラス変位のように、その出力変位の
検出が非常に困難なものについては、フィードバックを
用いる前記のような従来技術は適用できない。
【0007】本発明の目的は、グラビア彫刻機におい
て、スタイラスのオーバーシュートに起因する印刷画像
への悪影響を抑えることにある。本発明の別の目的は、
グラビア彫刻機において画像領域のエッジ部分を鮮明化
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のグラビ
ア彫刻機は、彫刻信号発生部と、補正信号発生部と、補
正処理部と、スタイラスとを有している。彫刻信号発生
部は、画像信号に応じた彫刻信号を発生する。補正信号
発生部は、彫刻信号が彫刻ヘッドに印加されたときに生
じるオーバーシュートの少なくとも一部を打ち消すよう
補正信号を発生する。補正処理部は、彫刻信号に補正
信号を重畳する。スタイラスは、彫刻ヘッドに設けら
れ、補正された彫刻信号により駆動されてグラビアシリ
ンダの表面を彫刻する。
【0009】請求項2に記載のグラビア彫刻機は、請求
項1に記載のグラビア彫刻機において、補正信号発生部
がオーバーシュートのうちの1番目のピーク値以外のオ
ーバーシュートを抑えるような補正信号を発生するよう
に構成されている。
【0010】
【作用】請求項1に記載のグラビア彫刻機では、まず、
彫刻信号発生部で発生した彫刻信号に補正信号を重畳す
ることによって彫刻信号を補正する。なお、この補正信
号は、彫刻信号が彫刻ヘッドに印加された際に生じるオ
ーバーシュートの少なくとも一部を打ち消すような信号
であり、補正信号発生部で発生する。そして、補正され
た彫刻信号により、彫刻ヘッドに設けられたスタイラス
を駆動させる。
【0011】ここでは、オーバーシュートによるスタイ
ラスの変位のずれが抑えられるので、グラビアシリンダ
の所望の位置に精度良く彫刻でき、印刷画像への影響が
抑えられる。請求項2に記載のグラビア彫刻機では、オ
ーバーシュートのうちの1番目のピーク値以外のオーバ
ーシュートを打ち消すような補正信号が彫刻信号に重畳
され、このように補正された彫刻信号によってセルが形
成される。この場合は、オーバーシュートのうち1番目
のピーク値のみ残されるため、画像領域の境界部に形
成されるセルが画像領域の内側にずれて形成される。こ
のため、境界部が鮮明化される。
【0012】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例が採用され
たグラビア彫刻機を示す。このグラビア彫刻機は、ベッ
ド1と、ベッド1の上面に固定された主軸台2と、主軸
台2と対向して配置された芯押し台3と、テーブル4と
を備えている。芯押し台3は、ベッド1の上面に配置さ
れた1対のガイドレール6に沿って装置の左右方向に移
動自在である。そして、ベッド側部に設けられたモータ
及びベルト等からなる駆動機構9によってボールねじ8
が駆動され、芯押し台3は主軸台2に対して接近又は離
反可能である。なお、芯押し台3のクイル12は、シリ
ンダ13によって出没自在である。テーブル4は、ベッ
ド1の上面に配置された1対のガイドレール7に沿っ
て、1対のレール7間に配置されたボールねじ15及び
これを駆動するための駆動モータ16によって、左右方
向に移動自在である。主軸台2の主軸10は駆動モータ
及びベルト等からなる駆動機構11によって回転させら
れるようになっている。このような構成において、グラ
ビアシリンダCは、図1の二点鎖線で示すように、主軸
10とクイル12との間に支持される。
【0013】テーブル4には、彫刻ヘッド21が、装置
の前後方向に移動自在に設けられている。そして、テー
ブル4の上面には、ガイドレール20が設けられ、ボー
ルねじ22及び駆動モータ23からなる駆動機構によっ
て彫刻ヘッド21が移動させられるようになっている。
図3に、彫刻ヘッド21に設けられたスタイラス及びそ
の駆動機構を示す。
【0014】スタイラス30は、捩じりシャフト31の
先端に固定されており、その一端にはダイヤモンドバイ
ト32が装着されている。捩じりシャフト31の他端部
は固定部33に固定されている。また捩じりシャフト3
1の中間部には、平面視菱形のロータ34が固定されて
いる。ロータ34の周囲には、ロータ34を挟み込むよ
うに積層磁性体(ステータ)35が配置されており、こ
のステータ35の側部にはステータ35に磁力を与える
ための永久磁石36が配置されている。また、ロータ3
4の周囲でロータ34とステータ35との間には、コイ
ル37が配置されている。このような構成では、コイル
37に彫刻信号を印加することにより、スタイラス30
は図の矢印方向に彫刻信号の周波数に応じて振動する。
【0015】図4は本装置の概略を示すブロック図であ
る。グラビア彫刻機にはデータ作成装置42が接続され
ている。また、データ作成装置42には、スキャナー等
の読み取り装置43と、その他の画像システム44と、
外部記憶装置45とが接続されている。そして、これら
の各装置43〜45からデータ作成装置42に画像信号
が入力される。
【0016】グラビア彫刻機にはデータ作成装置42か
ら画像データ及びその他の信号が入力される。グラビア
彫刻機は、データ作成装置42からの画像データを装置
固有の歪みに合わせて補正するデータ補正部51と、彫
刻信号を作成する彫刻信号発生部52と、スタイラスの
彫刻信号を補正するための補正信号を発生する補正信号
発生部53と、彫刻信号と補正信号とを加算して彫刻ヘ
ッドに印加される彫刻信号を補正する加算部54と、そ
の他の処理部56と、各移動部を駆動するための駆動モ
ータ57とを有している。
【0017】データ補正部51は、予めテスト彫刻を行
って得たデータより装置固有の補正テーブルを記憶して
おり、これに基づいて画像データの補正を行う。すなわ
ち、装置によってはリニアな特性を有していないため、
このバラツキを補正するために画像データの補正を行
う。彫刻信号発生部52はキャリー信号発生部を兼ねて
おり、画像信号の他に、データ作成装置42から三角波
信号(補正信号)の発生タイミングを決定するためのタ
イミング信号が入力され、これに基づいて正弦波に近似
されたキャリー信号を作成している。また、この彫刻信
号発生部52では、キャリー信号と補正された画像信号
とを合成して、図8(c)に示すような彫刻信号を発生
する。補正信号発生部53から発生される補正信号は、
彫刻信号が彫刻ヘッドに印加されたときに生じるスタイ
ラス変位のオーバーシュートを補正するための三角波状
の補正信号(図5(b1)参照)であり、その出力タイ
ミングがデータ作成装置42からのタイミング信号によ
り調整されて加算部54に出力される。その他の処理部
56は、データ作成装置42から制御データが入力さ
れ、主軸を駆動する駆動モータ57等の制御を行う。
【0018】補正信号発生部53の詳細なブロック図を
図6に示す。補正信号発生部53は、データ補正部51
から画像信号が入力される2段の第1,第2のフリップ
フロップ64,65と、後段の第2フリップフロップ6
5に接続されたD/A変換器66と、前段の第1フリッ
プフロップ64に接続されたD/A変換器67と、両D
/A変換器66,67から信号が入力される引き算部6
8とを有している。また、この補正信号発生部53は、
データラッチ信号を発生するデータラッチタイミング発
生部61と、三角波スタート位置発生部62と、三角波
幅設定部63と、三角波ゲイン設定部69と、三角波発
生部70とを有している。データラッチタイミング発生
部61には、データ作成装置42からデータラッチ周期
信号が入力され、これに基づいてデータラッチ信号を発
生する。三角波スタート位置発生部62は、データ作成
装置42から入力されるスタート位置データに基づいて
前述のタイミング信号をカウントし、図5(c1)に示
すような、三角波信号のスタート位置であるTdの値を
決定する。ここで、図5(c1)は、画像信号に補正信
号としての三角波を重畳した信号である。三角波幅設定
部63は、データ作成装置42により入力される三角波
幅設定データに基づいてタイミング信号をカウントし、
三角波信号の幅Tiを決定する。三角波ゲイン設定部6
9は、三角波信号の高さを設定する。また、三角波発生
部70は、三角波ゲイン設定部69で設定されたゲイン
G,三角波スタート位置発生部62で設定されたTd及
び三角波幅設定部63で設定されたTiが入力され、補
正信号となる三角波信号を発生する。
【0019】次に動作について説明する。画像信号、補
正信号としての三角波信号、及びこれらを合成した信号
及び対応するスタイラス波形を図5に示している。な
お、図5では、便宜上キャリー信号を省略して示してい
るが、実際はキャリー信号に画像信号が重畳された後、
これらの合成信号にさらに補正信号が重畳される。ま
た、各信号のタイムチャートを図7に示している。
【0020】データ作成装置42には、読み取り装置4
3、画像システム44あるいは外部記憶装置45から画
像信号等のデータが入力される。データ作成装置42で
は、入力されたデータをもとに画像データ及びその他の
制御信号が作成され、これらの各信号は、データ補正部
51、補正信号発生部53、及びその他の処理部56に
出力される。
【0021】データ補正部51に入力された画像データ
は、補正テーブルにしたがって補正される。また、制御
信号が入力されたその他の処理部56により駆動モータ
57が制御される。データ補正部51で補正された画像
信号は、彫刻信号発生部52でキャリー信号と合成され
て加算部54に入力される。一方、補正信号発生部53
では、彫刻信号が彫刻ヘッドに印加された際のスタイラ
ス変位のオーバーシュートのうちの、2番目以降のオー
バーシュートを抑えるための補正信号を作成する。すな
わち、画像信号が図5(a1)のような波形であるとす
ると、彫刻ヘッドのスタイラスの変位は、画像信号のエ
ッジ部分に相当する位置でオーバーシュートを含んだ図
5(a2)のような波形となる。また、図5(b1)に
示すような三角波信号が彫刻ヘッドに印加されると、ス
タイラスの変位は、図5(b2)に示すようなオーバー
シュートを含んだ波形となる。したがって、図5(a
1)及び(b1)を重畳した図5(c1)に示す波形を
入力すれば、スタイラスの変位は、オーバーシュートを
含んだ波形のうちの2番目以降のピークが打ち消された
図5(c2)のような波形となる。
【0022】ここで、2番目以降のオーバーシュートを
抑え、1番目のオーバーシュートを残すのは次のような
理由による。彫刻ヘッドにおいてオーバーシュートを全
く生じない場合、画像のエッジでは、図9に示すセルa
が彫刻される。しかし、オーバーシュートが生じると、
スタイラス変位のピーク位置がずれ、これにより図9に
示すセルbが彫刻される。図9に示すセルaとセルbと
を比較した場合、セルbの方が画像領域の内側に位置し
ており、画像の境界をより明確に示していることにな
る。すなわち、画像のエッジをより明確にするために
は、オーバーシュートのうちの1番目の波形は有効に作
用する。
【0023】そこで、図5(a1)の画像データを補正
するために用いられる三角波状の補正信号は、画像デー
タの立ち上がり部分から時間的に後方にずらし、1番目
のオーバーシュートは残すようにしている。補正信号発
生部53では、画像信号の高さ、すなわち濃度信号の大
きさHsに比例して補正信号の大きさHiを決定する。
このために、データ補正部51で補正された画像信号
は、第1フリップフロップ64に入力され、さらに第2
フリップフロップ65に入力される。各フリップフロッ
プ64,65では、データラッチタイミング発生部61
からのデータラッチ信号により、画像信号をラッチす
る。ここで、第2フリップフロップ65の出力は第1フ
リップフロップ64の出力よりもデータラッチ信号の1
周期分遅れているので、図5(a1)における画像信号
の立ち上がり前のデータが第2フリップフロップ65か
ら、立ち上がり後のデータが第1フリップフロップ64
からそれぞれ出力される。この結果、引き算部68の出
力には、濃度信号の大きさHsが得られる。三角波ゲイ
ン発生部69では、この濃度信号の大きさHsとデータ
作成装置42からの係数aとを乗算し、補正信号の大き
さHiに対応するゲインGが得られる。
【0024】また、前述のように、1番目のオーバーシ
ュートを残すために、画像信号の立ち上がりから補正信
号の発生までの間にタイミングの遅れ(図5(c1)に
おけるTd)を生じさせる必要がある。そこで、三角波
スタート位置発生部62では、データ作成装置42によ
り入力されるスタート位置データに基づいて三角波発生
タイミング信号をカウントし、補正信号の発生タイミン
グを決定する。さらに、補正信号の幅Tiは、三角波幅
設定部63でデータ作成装置42から入力される三角波
幅設定データに基づいてタイミング信号をカウントし、
決定される。
【0025】このようにして決定された補正信号は加算
部54に入力され、彫刻信号に重畳される。このような
信号を彫刻ヘッドに印加することにより、スタイラスの
変位は、図5の(c2)に示すような波形となり、1番
目のオーバーシュートのみが残り、2番目以降のオーバ
ーシュートは抑えられる。ここで、図5(c1)におけ
る信号波形の各値の詳細及びその具体例を以下に示す。
【0026】Tfは画像信号におけるスタイラスの立ち
上がりの急峻さを決定するパラメータ(フィルタータイ
ム)であり、ここでは1番目のオーバーシュート量を調
整するために用いられる。オーバーシュート量が大きけ
れば、前述のように画像エッジでのセルの画像領域内へ
のずれ量が大きくなり、画像エッジの鮮明化が図れる。
現状では、単密彫刻での調整時の60ないし80%であ
り、ここでは固定値を用いる。なお、Tfを固定値とせ
ずに、画像信号の立ち上がり勾配を固定とする方法も考
えられるが、Tfを固定値とすることによって、補正信
号が印加されてからオーバーシュートのピークに達する
までの時間が一定になりやすく、調整が容易になる。
【0027】補正信号の幅Tiは、短い方がより好まし
い。本実施例では、40μsec〜90μsecの範囲
の固定値を用いている。補正信号の発生タイミングTd
は、彫刻ヘッドの共振周波数ωn及びフィルタータイム
Tfにより決定される。すなわち、Td=f(ωn,T
f)であり、画像信号の入力がステップ入力で、補正信
号の入力がインパルス入力であれば、Tdはωnの1/
2周期の値に近くなることが判明している。そこで、本
実施例では、Tdは約90μsec〜250μsecの
範囲で個々の彫刻ヘッドについて固定値である。
【0028】なお、濃度信号の大きさHsがマイナスの
時には、スタイラスの変位は、グラビアシリンダから遠
去かる方向にオーバーシュートするため、図7(e)に
示すように、Hsがマイナスの時にはゲインの方向がマ
イナスとなる三角波状の信号を補正信号とする。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載のグラビア
彫刻機では、彫刻信号が彫刻ヘッドに入力された時に生
じるオーバーシュートの少なくとも一部を打ち消すよう
な補正信号を彫刻信号に重畳して彫刻信号を補正するた
め、彫刻されるセルの位置ずれや余分なセルの形成を防
ぐことができる。また、請求項2に記載のグラビア彫刻
機では、オーバーシュートのうち1番目のピーク値以外
のオーバーシュートを抑えるような補正信号を彫刻信号
に重畳して彫刻信号を補正し、画像領域の境界部に形成
されるセルを画像領域の内側にずらして形成するように
しているので、画像の境界部を鮮明化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたグラビア彫刻機
の正面図。
【図2】本発明の一実施例が採用されたグラビア彫刻機
の平面図。
【図3】彫刻ヘッドの斜視図。
【図4】本発明の一実施例のブロック図。
【図5】彫刻信号、補正信号及びスタイラス変位量の波
形図。
【図6】補正信号発生部のブロック図。
【図7】本発明の一実施例のタイミングチャート。
【図8】彫刻信号の波形図。
【図9】彫刻されるセルの説明図。
【符号の説明】
21 彫刻ヘッド 30 スタイラス 52 彫刻信号発生部 53 補正信号発生部 54 加算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41C 1/00 - 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に応じた彫刻信号を発生する彫刻
    信号発生部と、 前記彫刻信号が彫刻ヘッドに印加されたときに生じるオ
    ーバーシュートの少なくとも一部を打ち消すような補正
    信号を発生する補正信号発生部と、前記彫刻信号に前記補正信号を重畳する 補正処理部と、 前記彫刻ヘッドに設けられ、補正された彫刻信号により
    駆動されてグラビアシリンダの表面を彫刻するスタイラ
    スと、 を備えたグラビア彫刻機。
  2. 【請求項2】前記補正信号発生部は、前記オーバーシュ
    ートのうちの1番目のピーク値以外のオーバーシュート
    打ち消すような補正信号を発生する、請求項1に記載
    のグラビア彫刻機。
JP5236092A 1993-09-22 1993-09-22 グラビア彫刻機 Expired - Fee Related JP2901467B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5236092A JP2901467B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 グラビア彫刻機
US08/310,850 US5663801A (en) 1993-09-22 1994-09-22 Control circuit for controlling stylus overshoot in an engraving machine used for engraving gravure cylinders and method for same
DE4435367A DE4435367C2 (de) 1993-09-22 1994-09-22 Steuerschaltung und -verfahren zum Antreiben einer Graviernadel in einer Tiefdruckgraviermaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5236092A JP2901467B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 グラビア彫刻機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0789035A JPH0789035A (ja) 1995-04-04
JP2901467B2 true JP2901467B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=16995611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5236092A Expired - Fee Related JP2901467B2 (ja) 1993-09-22 1993-09-22 グラビア彫刻機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5663801A (ja)
JP (1) JP2901467B2 (ja)
DE (1) DE4435367C2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5663802A (en) * 1993-02-25 1997-09-02 Ohio Electronic Engravers, Inc. Method and apparatus for engraving using multiple engraving heads
US6347891B1 (en) 1995-04-26 2002-02-19 Ohio Electronic Engravers, Inc. Engraving system and method comprising different engraving devices
US6048446A (en) * 1997-10-24 2000-04-11 R.R. Donnelley & Sons Company Methods and apparatuses for engraving gravure cylinders
US6563605B1 (en) 1998-02-20 2003-05-13 R. R. Donnelley & Sons Company Methods of determining gravure cylinder parameters
US6465077B1 (en) * 2000-01-25 2002-10-15 3M Innovative Properties Company Black line screens and methods of making same
DE10028055A1 (de) * 2000-06-06 2001-12-20 Rudolf Reese Verfahren zum Betreiben eines elektromechanischen Gravursystems
US7492117B2 (en) * 2005-07-20 2009-02-17 Lawrence Livermore National Security, Llc Electromagnetic variable degrees of freedom actuator systems and methods
JP2008017957A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Aroma Space:Kk 芳香発生マスクの製造方法
US9102189B2 (en) * 2012-11-29 2015-08-11 Bor-Yann Chuang Engraving machine

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4052739A (en) * 1972-05-19 1977-10-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic engraving system
JPS5250500B2 (ja) * 1972-07-12 1977-12-24
US4831392A (en) * 1986-02-13 1989-05-16 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus using pulse width modulation with improved sensitivity
DE3724256A1 (de) * 1987-07-22 1989-02-02 Hell Rudolf Dr Ing Gmbh Funktionsweise einer schaltungsanordnung zum betrieb von graviersystemen fuer die gravur von druckformen
US5172132A (en) * 1990-03-06 1992-12-15 Konica Corporation Digital image forming device and method for forming an image from a plurality of dots
US5029011A (en) * 1990-04-13 1991-07-02 Ohio Electronic Engravers, Inc. Engraving apparatus with oscillatory movement of tool support shaft monitored and controlled to reduce drift and vibration
US5416597A (en) * 1992-11-23 1995-05-16 Mubaslat; Saed M. System and technique for damping engraving head rings
US5438422A (en) * 1993-02-25 1995-08-01 Ohio Electronic Engravers, Inc. Error detection apparatus and method for use with engravers

Also Published As

Publication number Publication date
DE4435367A1 (de) 1995-03-23
DE4435367C2 (de) 2001-09-27
JPH0789035A (ja) 1995-04-04
US5663801A (en) 1997-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2901467B2 (ja) グラビア彫刻機
JP2818525B2 (ja) グラビア彫刻機のスタイラス変位調整装置
US6007230A (en) Engraving system and method with arbitrary toolpath control
CN101470314A (zh) 振动补偿控制电路
JP3283534B2 (ja) 圧胴の彫刻方法
JP2001525273A (ja) 様々なスクリーンを形成する複数の彫刻領域を彫刻するためのシステムおよび方法
JP3083322B2 (ja) 彫刻ヘッドのリンギングを抑制するパルス技術
EP0986469B1 (de) Verfahren zum betrieb eines gravierorgans
JP3502709B2 (ja) スタイラス変位制御装置およびそれを用いたグラビア彫刻機
JP4165803B2 (ja) 彫刻ヘッド制御方法及び彫刻機
JP4558079B2 (ja) モータを備える機器
JP3537544B2 (ja) グラビア彫刻システム
US5036403A (en) Mode of operating of a circuit arrangement for improving the bounce behavior of print form engraving systems
JP6824083B2 (ja) クロック発生装置、クロック発生方法、および、画像記録装置
JP3504832B2 (ja) グラビア彫刻機のスタイラス変位調整装置
JP3695940B2 (ja) グラビア彫刻機のスタイラス駆動制御装置
JP3476795B2 (ja) 工具速度検知システム
JP2003245785A (ja) ビーム加工方法及び装置
JP2010234817A (ja) モータを備える機器
JP2007245488A (ja) 記録装置及び移動制御装置
JPH0491699A (ja) パルスモータ駆動装置
JPH11342579A (ja) グラビア彫刻機のスタイラス変位調整装置
JPH08192505A (ja) グラビア彫刻機およびセル彫刻方法
JPH11277710A (ja) グラビア彫刻装置およびグラビア彫刻装置におけるセルのサイズの計測方法
JPH0924598A (ja) 彫刻ヘッドおよびその駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees