JP2901429B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2901429B2
JP2901429B2 JP22177592A JP22177592A JP2901429B2 JP 2901429 B2 JP2901429 B2 JP 2901429B2 JP 22177592 A JP22177592 A JP 22177592A JP 22177592 A JP22177592 A JP 22177592A JP 2901429 B2 JP2901429 B2 JP 2901429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブ駆動方式の
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス駆動方式の液晶表
示装置は、多数の走査信号線とデータ信号線とを備え、
各交差部に絵素が設けられている。各絵素は、図10に
示すように、スイッチ素子31と絵素容量CPとによっ
て構成されている。スイッチ素子31は、ここではTF
T(薄膜トランジスタ)によって構成され、このTFT
のドレイン−ソース端子間を介してデータ信号線32と
絵素容量CPの一方の電極とを接続するようになってい
る。また、このスイッチ素子31のTFTにおけるゲー
ト端子は、走査信号線33に接続されている。絵素容量
CPは、一方の電極と他方の電極との間に液晶を配置し
た構成であり、他方の電極はコモン電源線34に接続さ
れている。従って、走査信号線33をアクティブにする
とスイッチ素子31がONとなり、データ信号線32上
の絵素データが絵素容量CPに電荷として送り込まれ
る。そして、スイッチ素子31がOFFに戻った後も、
絵素容量CPに蓄積された電荷により液晶に電界が印加
されて表示が維持されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記絵素容
量CPは、実際には、図11に示すように、比較的抵抗
値の小さいリーク抵抗Rが存在するので、蓄積された電
荷がこのリーク抵抗Rを介してリーク電流により漏れ出
すことになる。従って、図12に示すように、スイッチ
素子31がONとなる書き込み期間中に絵素データに応
じた電荷が絵素容量CPに蓄積されると、次の書き込み
期間までのデータ保持期間中に、このリーク電流によっ
て電荷が徐々に失われ絵素容量CPの電圧が減衰する。
そして、このようにデータ保持期間中に絵素容量CPの
電圧が減衰すると、画面が視覚的にチラツキを生じフリ
ッカとなって表示品位を低下させるという問題が発生す
る。
【0004】また、上記問題を解消するには、各絵素に
図13に示すようなサンプルホールド回路を設ける方法
が考えられる。即ち、スイッチ素子31がONになる
と、まず絵素データが保持用容量CHに供給され(サン
プリング)、スイッチ素子31がOFFになることによ
りこの絵素データによる電荷が保持用容量CHに保持さ
れる(ホールド)。そして、トランジスタ35がこの保
持用容量CHの電圧に応じて電源線36から絵素容量CP
に電荷を供給する。ここで、保持用容量CHは、単なる
容量素子であるためリーク電流の少ないものを用いるこ
とができる。また、トランジスタ35は、保持用容量C
Hの電圧を入力とし絵素容量CPを負荷とするNチャンネ
ルMOS・FETの電圧ホロワ回路によりバッファアン
プ回路を構成するので、保持用容量CHの電荷を消費す
ることなく、この保持用容量CHの電圧に応じた正電荷
を絵素容量CPに供給することができる(絵素容量CPが
保持用容量CHの電圧よりトランジスタ35のしきい値
電圧だけ低い電圧になるまで充電を行う)。従って、図
13に示す絵素では、供給された絵素データを保持用容
量CHで確実に保持し、スイッチ素子31によってこれ
に基づく電荷を絵素容量CPに供給し続けることができ
るので、データ保持期間中に絵素容量CPの電圧が減衰
して表示品位を低下させるようなことがなくなる。
【0005】しかしながら、この図13に示すような回
路構成では、トランジスタ35によるバッファアンプ回
路が絵素容量CPに正電荷を供給するだけの一方向の動
作しかできないため、先の絵素データよりも電荷量の少
ない絵素データが供給された場合に、絵素容量CPが先
の電荷をそのまま保持し続けるという不都合を生じる。
また、液晶表示装置では、液晶の劣化防止のために、絵
素容量CPに印加する電荷の極性を交互に切り換える交
流駆動を行うが、このような一方向のトランジスタ35
では負電荷を供給することができず、実用的な表示装置
を得ることができないという問題もある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、データ保持期
間中の絵素容量のリーク電流を補うことにより明瞭な表
示を維持することができ、しかも、新たな絵素データを
供給する際に絵素容量の古い電荷をリフレッシュによっ
て引き抜くことにより交流駆動等も可能となる実用的な
表示装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、複
数の絵素を備え、各絵素に供給された絵素データに応じ
て絵素容量に電荷が蓄積されることにより表示が行われ
る表示装置において、絵素データを保持するための保
持用容量と、第1電源から電圧を入力し、該保持用容量
の電圧に応じて該絵素容量に電荷を供給するバッファア
ンプ回路とリフレッシュ信号に応答して、該絵素容量
プリチャージ用又はディスチャージ用の第2電源に
するリフレッシュ回路とを備えており、そのことによ
って、上記目的が達成される。
【0008】本発明の表示装置は、複数の絵素を備え、
各絵素に供給された絵素データに応じて絵素容量に電荷
が蓄積されることにより表示が行われる表示装置におい
て、各絵素が、該絵素データを保持するための第1保持
用容量と、表示切換信号によってON/OFFを制御さ
れる表示切換回路を介して該第1保持用容量からの電荷
の供給を受ける第2保持用容量と、該第2保持用容量の
電圧に応じて該絵素容量に電荷を供給するバッファアン
プ回路とを備え、且つリフレッシュ信号によってON/
OFFを制御されるリフレッシュ回路を介して絵素容量
がプリチャージ用又はディスチャージ用の電源に接続さ
れており、そのことによって、上記目的が達成される。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、各絵素に供給された
絵素データは、一旦保持用容量に保持される。保持用容
量は、単なる容量素子であるため、表示用の絵素容量と
異なり、リーク電流の極めて小さいものを用いることが
できる。そして、バッファアンプ回路がこの絵素データ
を保持した保持用容量の電圧に応じた電荷を絵素容量に
供給する。バッファアンプ回路は、入力インピーダンス
が大きく出力インピーダンスが小さいアンプ回路である
ため、保持用容量に蓄積された電荷をほとんど消費する
ことなく、この保持用容量の電圧に応じて絵素容量に電
荷を供給し続けることができる。従って、各絵素は、供
給された絵素データを保持用容量で確実に保持して、絵
素容量に蓄積された電荷がリーク電流によって失われる
のをバッファアンプ回路により補うことができるので、
明瞭な表示を長時間維持することができるようになる。
【0010】また、リフレッシュ信号をアクティブにし
てリフレッシュ回路をONにすれば、絵素容量が電源に
直接接続されるので、バッファアンプ回路によってこの
絵素容量に蓄積された電荷をプリチャージ又はディスチ
ャージすることができる。このため、保持用容量に新た
な絵素データが蓄積された場合に、このプリチャージ又
はディスチャージを行えば、新たな絵素データに応じた
電荷を絵素容量に改めて供給することができる。従っ
て、バッファアンプ回路が正電荷又は負電荷を供給する
だけの片方向の回路であるにもかかわらず、新たな絵素
データに応じた電荷量が直前のレベルより少ない場合や
絵素データを正負の極性を入れ換えて交互に供給するよ
うな場合にも、絵素容量には、この新たな絵素データに
応じた電荷が確実に供給されることになる。
【0011】この結果、請求項1の発明によれば、順次
レベルや極性が変化する絵素データを確実に保持してそ
れぞれ明瞭な表示を長時間維持することができるように
なる。
【0012】ただし、上記請求項1の発明の場合には、
絵素に供給された絵素データを保持用容量に蓄積するた
めの書き込み期間が長い場合には、絵素容量に蓄積され
る電荷の速やかな切り換えを行うことができなくなる。
【0013】しかしながら、請求項2の発明では、各絵
素に供給された絵素データは、まず第1保持用容量に保
持される。そして、表示切換信号をアクティブにして表
示切換回路をONにすると、この絵素データを保持した
第1保持用容量から第2保持用容量に電荷が供給され、
この第2保持用容量の電圧に応じてバッファアンプ回路
が絵素容量に電荷を供給する。従って、供給された絵素
データを第1保持用容量に蓄積している間の書き込み期
間には、バッファアンプ回路によって第2保持用容量の
電圧に応じた絵素容量への電荷の供給が維持されるの
で、この間に前回の絵素データに基づいた表示を続ける
ことができる。
【0014】この結果、請求項2の発明によれば、絵素
データを第1保持用容量に蓄積するための書き込み期間
が長い場合にも、この書き込み期間には前回の絵素デー
タに基づく表示を維持することができ、絵素容量の表示
の切換を表示切換信号によって迅速に行うことができる
ようになる。
【0015】なお、この請求項2の発明の場合には、第
1保持用容量と第2保持用容量との間で電荷の配分が生
じるため、絵素データが蓄積された第1保持用容量の電
圧が劣化する。ただし、この電圧の劣化を小さくするに
は、第1保持用容量の容量に対して第2保持用容量の容
量を十分に小さくしておけばよい。また、この第1保持
用容量と第2保持用容量との間にも別のバッファアンプ
回路を配置して、第1保持用容量の電荷を消費すること
なく、この第1保持用容量の電圧に応じた電荷を第2保
持用容量に供給するようにしてもよい。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳述する。
【0017】図1乃至図8は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1は絵素の構成を示す回路ブロック図、
図2は図1の絵素の変形例を示す回路ブロック図、図3
は図2の絵素の変形例を示す回路ブロック図、図4は図
3の絵素に選択回路を付加した回路ブロック図、図5は
液晶表示装置の回路ブロック図、図6は液晶表示装置の
概略を示すブロック図、図7は液晶表示装置の動作を示
すタイムチャート、図8は液晶表示装置の使用例を示す
構成図である。
【0018】本実施例は、液晶テレビジョンに用いるア
クティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置について説
明する。
【0019】本実施例の液晶表示装置の各絵素は、図1
に示すように、サンプルホールド回路を備えている。即
ち、各絵素は、基板上に形成された容量素子としての保
持用容量CHと、液晶を介して設けられた表示素子とし
ての絵素容量CPを備えている。保持用容量CHの一方の
電極には、スイッチ素子1を介してデータ信号が入力さ
れるようになっている。また、この保持用容量CHの一
方の電極は、バッファアンプ回路2の入力に接続されて
いる。スイッチ素子1は、走査信号によってON/OF
Fを制御される回路素子である。バッファアンプ回路2
の出力は、絵素容量CPの一方の電極に接続されてい
る。また、この絵素容量CPの一方の電極は、スイッチ
素子3を介して接地電源線4に接続されている。スイッ
チ素子3は、リフレッシュ信号によってON/OFFを
制御される回路素子である。保持用容量CHと絵素容量
CPの他方の電極は、コモン電源線5に接続されてい
る。
【0020】上記バッファアンプ回路2は、高電圧電源
線6と上記接地電源線4を電源として動作し、入力イン
ピーダンスが大きく出力インピーダンスが小さいアンプ
回路である。また、高電圧電源線6の電位をVEEとし接
地電源線4の電位をGNDとすると、コモン電源線5の
電位VCOMは、これらVEEとGNDとのほぼ中央の値と
なるように設定されている。従って、このバッファアン
プ回路2は、絵素容量CPの電圧が保持用容量CHの電圧
に応じた値となるように高電圧電源線6から電流を供給
してこの絵素容量CPの充電を行うことになる。ただ
し、絵素容量CPの電圧が既に保持用容量CHの電圧に応
じた値よりも高電圧となっている場合には、このバッフ
ァアンプ回路2は動作しない。
【0021】上記構成の各絵素は、走査信号がアクティ
ブとなることによりスイッチ素子1がONとなり、絵素
データのデータ信号が保持用容量CHに供給され(サン
プリング)、スイッチ素子1がOFFに戻ることにより
保持用容量CHがこれを保持する(ホールド)。従っ
て、これらスイッチ素子1、保持用容量CH及びバッフ
ァアンプ回路2がサンプルホールド回路を構成する。こ
の保持用容量CHは、容量素子として形成されたもので
あるため、ほとんどリーク電流は発生しない。また、こ
の際にリフレッシュ信号も一旦アクティブとなるので、
絵素容量CPの電圧は接地電源線4によってGNDレベ
ルまで引き下げられる。そして、リフレッシュ信号が非
アクティブに戻ると、バッファアンプ回路2が保持用容
量CHの電圧に応じた電圧となるまで高電圧電源線6か
ら絵素容量CPに電流を供給し充電を行う。この際、デ
ータ信号は、常にVEEレベルとGNDレベルの間の電圧
レベルとなるので、一旦GNDレベルまで引き下げられ
た絵素容量CPの電圧は確実にこのデータ信号の電圧レ
ベルに応じた値まで充電される。
【0022】この結果、各絵素は、スイッチ素子1を介
して供給されたデータ信号を保持用容量CHで確実に保
持しているので、上記のようにして充電された絵素容量
CPの電圧がリーク電流により減衰しようとした場合
に、バッファアンプ回路2がこれを補うことができ、明
瞭な表示を長時間維持することができるようになる。ま
た、新たなデータ信号の供給を受けた場合には、絵素容
量CPの電圧が一旦スイッチ素子3を介してディスチャ
ージされGNDレベルまで低下するので、バッファアン
プ回路2は、高電圧電源線6からの電流を供給する一方
向の動作のみによって絵素容量CPの電圧を新たなデー
タ信号に応じた値まで確実に充電することができる。従
って、コモン電源線5のVCOMを0電位としてデータ信
号の極性を正負に交互に切り換えた交流駆動を行うこと
ができる。
【0023】図2は、上記図1に示した絵素のサンプル
ホールド回路をマスタ−スレーブ方式とした場合を示
す。
【0024】ここでは、図1に示したサンプルホールド
回路に代えて、それぞれスイッチ素子1、第1保持用容
量CH1及びバッファアンプ回路2とスイッチ素子7、第
2保持用容量CH2及びバッファアンプ回路8からなる2
組のサンプルホールド回路を用いている。即ち、データ
信号は、スイッチ素子1を介して第1保持用容量CH1に
供給され、この第1保持用容量CH1の電圧に応じたバッ
ファアンプ回路2の出力は、スイッチ素子7を介して第
2保持用容量CH2に供給されるようになっている。そし
て、この第2保持用容量CH2の電圧に応じたバッファア
ンプ回路8の出力が絵素容量CPに供給される。スイッ
チ素子1は、第1走査信号によってON/OFFを制御
され、スイッチ素子7は、第2走査信号によってON/
OFFを制御される。また、第2保持用容量CH2の一方
の電極は、絵素容量CPと同様に、リフレッシュ信号に
よってON/OFFを制御されるスイッチ素子9を介し
て接地電源線4に接続されている。
【0025】上記図1に示した絵素の構成の場合には、
スイッチ素子1がONとなっている間の書き込み期間が
長い場合には、絵素容量CPに電荷の速やかな切り換え
を行うことができなくなる。しかしながら、この図2の
構成によれば、各絵素に供給されたデータ信号は、まず
第1走査信号がアクティブとなることにより第1保持用
容量CH1に保持される。そして、この第1走査信号が非
アクティブとなってから第2走査信号がアクティブにな
ると、バッファアンプ回路2がスイッチ素子7を介して
第2保持用容量CH2の充電を行い、これに応じて絵素容
量CPがバッファアンプ回路8により充電されることに
なる。従って、第1走査信号がアクティブとなりスイッ
チ素子1がONとなっている書き込み期間中は、絵素容
量CPの電圧が第2保持用容量CH2によって維持される
ので、この間に前回のデータ信号に基づいた表示を続け
ることができる。
【0026】この結果、図2に示した構成によれば、デ
ータ信号を絵素に供給するための書き込み時間が長い場
合にも、この書き込み期間には前回のデータ信号に基づ
く表示を維持することができ、絵素容量CPの電荷の切
り換えを第2走査信号のタイミングで短時間に行うこと
ができるようになる。
【0027】なお、リフレッシュ信号がアクティブとな
った場合には、スイッチ素子3とスイッチ素子9がON
となり、絵素容量CPの電荷と共に第2保持用容量CH2
の電荷もディスチャージされて、新たなデータ信号に基
づく充電が可能となる。また、図1に示した構成では、
絵素容量CPのリフレッシュ時にスイッチ素子3をON
にすると、高電圧電源線6からバッファアンプ回路2を
介して接地電源線4に至る貫通電流が流れることになる
が、このように第2保持用容量CH2も同時にディスチャ
ージすると、この不要な貫通電流をなくすことができ、
絵素での消費電力を低減することができるようになる。
【0028】図3は、上記図2の絵素の具体的な構成例
を示すものである。
【0029】ここでは、図2に示した前段のサンプルホ
ールド回路をさらに2つに分割して正負極性のデータ信
号ごとにこれらに交互に振り分けて供給するようになっ
ている。
【0030】即ち、データ信号は、トランジスタTr1
とトランジスタTr2を介して第1保持用容量CH11と第
1保持用容量CH12の一方の電極に供給されるようにな
っている。また、これら第1保持用容量CH11と第1保
持用容量CH12の一方の電極は、それぞれトランジスタ
Tr3とトランジスタTr4を介して共通に第2保持用容
量CH2の一方の電極に接続されている。このように第1
保持用容量CH11と第1保持用容量CH12をトランジスタ
Tr3、Tr4のみを介して直接第2保持用容量CH2に接
続すると、第1保持用容量CH11と第1保持用容量CH12
の電荷は第2保持用容量CH2に分配されることになる。
従って、電圧劣化による影響を避けるためには、トラン
ジスタTr1〜Tr4が同時にONとならないようにタイ
ミングを配慮すると共に、第1保持用容量CH11と第1
保持用容量CH12の容量に比べ第2保持用容量CH2の容
量を十分に小さくしておく必要がある。
【0031】上記第2保持用容量CH2の一方の電極は、
トランジスタTr5のゲート端子に接続され、このトラ
ンジスタTr5のソース端子が絵素容量CPの一方の電極
に接続されている。このトランジスタTr5は、ドレイ
ン端子が高電圧電源線6に接続され、また、絵素容量C
Pの他方の電極がコモン電源線5に接続されていること
から、電圧ホロワ回路によるバッファアンプ回路を構成
している。
【0032】上記第2保持用容量CH2と絵素容量CPの
一方の電極は、それぞれトランジスタTr6とトランジ
スタTr7を介して接地電源線4に接続されている。ま
た、この図3では、第1保持用容量CH11、第1保持用
容量CH12及び第2保持用容量CH2の他方の電極も接地
電源線4に接続することにより、これらの容量の基準電
圧をGNDレベルとしている。
【0033】上記構成の絵素は、負極第1走査信号がア
クティブになるとトランジスタTr1がONとなりデー
タ信号が第1保持用容量CH11に供給され、次に負極第
2走査信号がアクティブになるとトランジスタTr3が
ONとなり第2保持用容量CH2に電荷が分配される。ま
た、正極第1走査信号がアクティブになるとトランジス
タTr2がONとなりデータ信号が第1保持用容量CH12
に供給され、次に正極第2走査信号がアクティブになる
とトランジスタTr4がONとなり第2保持用容量CH2
に電荷が分配される。リフレッシュ信号は、これ以前に
アクティブとなり、トランジスタTr6とトランジスタ
Tr7をONにして第2保持用容量CH2と絵素容量CPの
ディスチャージを行っておくようになっている。する
と、電荷を分配された第2保持用容量CH2の電圧に応じ
てトランジスタTr5が高電圧電源線6から絵素容量CP
に電流を供給し充電を行う。そして、絵素容量CPの電
圧が第2保持用容量CH2の電圧よりもトランジスタTr
5のしきい値電圧だけ低い電圧となるまで充電され、以
降リーク電流により減少する電荷を補うことによりこの
絵素容量CPの電圧を維持することができる。
【0034】従来のアクティブマトリクス駆動方式の液
晶表示装置は、図9に示すように、多数の絵素を構成す
る液晶パネル11にデータ信号を供給するためのデータ
信号線12側にサンプルホールド回路13が設けられて
いた。そして、シリアルに入力されるデータ信号がシフ
トレジスタ14によって順に各サンプルホールド回路1
3で保持されると、シフトレジスタ15によって1本の
走査信号16がアクティブとされ、この走査信号線16
上の全絵素11aに一斉にデータ信号が供給されるよう
になっていた。しかしながら、図4に示すように、選択
信号によってON/OFFを制御されるトランジスタT
r8を介して本実施例の絵素にデータ信号を供給するよ
うにしておけば、液晶表示装置を図5に示すように構成
することができる。即ち、本実施例のように各絵素11
aにサンプルホールド回路を設けておけば、シフトレジ
スタ14の出力を選択信号とし、データ信号をデータ信
号線12を介して直接各絵素11aに送り込むようにす
ることができる。
【0035】従って、図6において、表示部を占める液
晶パネル11に対して、表示部以外の走査信号線ドライ
バ18とデータ信号線ドライバ19をそれぞれ上記図5
におけるシフトレジスタ14、15とタイミング発生回
路17のみで構成することができるようになるので、液
晶表示装置の小型化を図ることができるようになる。ま
た、この場合、図4に示す各絵素のトランジスタTr1
〜Tr8は、液晶パネル11の下に配置されたシリコン
半導体基板上に形成することができる。そして、これら
のトランジスタTr1〜Tr8を図4に示すように全てN
チャンネルのMOS・FETのみで構成すれば、シリコ
ン半導体基板上にPチャンネルのためのウエハを形成す
る必要がなくなるので、回路パターン面積を小さくする
ことができる。
【0036】図7に上記図5の液晶表示装置を駆動する
際の各信号のタイミングチャートを示す。リフレッシュ
信号は、フィールドごとにアクティブとなり、全絵素の
絵素容量CPを一斉にディスチャージする。そして、負
極フィールドでは、VCOMよりもGND側の負極のデー
タ信号を供給し、図4における負極第1走査信号と負極
第2走査信号が各絵素ごとに順にアクティブとなる。ま
た、正極フィールドでは、VCOMよりもVEE側の正極の
データ信号を供給し、正極第1走査信号と正極第2走査
信号が各絵素ごとに順にアクティブとなる。
【0037】なお、図5に示した液晶表示装置におい
て、液晶パネル11の周辺回路に通常のメモリ回路にお
けるアドレス選択回路を用いた場合には、各絵素11a
にランダムアクセスを行うこともできるようになる。
【0038】また、図8に示すように、本実施例の液晶
表示装置21を高速色彩可変フィルタ22と組合せて使
用することができる。即ち、高速色彩可変フィルタ22
が3原色の各色の波長の光を透過するごとに、この液晶
表示装置21の各絵素をリフレッシュして新たなデータ
信号による表示を行うようにタイミング制御を行えば、
同じ絵素で各色の画像を表示することができるようにな
るので、従来と同じ絵素数を有する液晶表示装置21で
あれば、3倍の解像度を得ることができるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の表示装置によれば、保持用容量とバッファアンプ回路
を用いて絵素容量のリーク電流を補い明瞭な表示を長時
間維持する実用的な回路を提供することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、絵素の
構成を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、図1の
絵素の変形例を示す回路ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、図2の
絵素の変形例を示す回路ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例を示すものであって、図3の
絵素に選択回路を付加した回路ブロック図である。
【図5】本発明の一実施例を示すものであって、液晶表
示装置の回路ブロック図である。
【図6】本発明の一実施例を示すものであって、液晶表
示装置の概略を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例を示すものであって、液晶表
示装置の動作を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の一実施例を示すものであって、液晶表
示装置の使用例を示す構成図である。
【図9】従来例を示すものであって、液晶表示装置の回
路ブロック図である。
【図10】従来例を示すものであって、絵素の回路図で
ある。
【図11】従来例を示すものであって、絵素容量の等価
回路図である。
【図12】従来例を示すものであって、絵素容量の電圧
を示すタイムチャートである。
【図13】サンプルホールド回路を設けた絵素の回路図
である。
【符号の説明】
2 バッファアンプ回路 3 スイッチ素子 4 接地電源線 CH 保持用容量 CP 絵素容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−107561(JP,A) 特開 平3−77922(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/133 G09G 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絵素を備え、各絵素に供給された
    絵素データに応じて絵素容量に電荷が蓄積されることに
    より表示が行われる表示装置において、 絵素データを保持するための保持用容量と、第1電源
    から電圧を入力し、該保持用容量の電圧に応じて該絵素
    容量に電荷を供給するバッファアンプ回路とリフレッ
    シュ信号に応答して、該絵素容量プリチャージ用又は
    ディスチャージ用の第2電源に接続するリフレッシュ回
    路とを備える表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の絵素を備え、各絵素に供給された
    絵素データに応じて絵素容量に電荷が蓄積されることに
    より表示が行われる表示装置において、 各絵素が、該絵素データを保持するための第1保持用容
    量と、表示切換信号によってON/OFFを制御される
    表示切換回路を介して該第1保持用容量からの電荷の供
    給を受ける第2保持用容量と、該第2保持用容量の電圧
    に応じて該絵素容量に電荷を供給するバッファアンプ回
    路とを備え、且つリフレッシュ信号によってON/OF
    Fを制御されるリフレッシュ回路を介して絵素容量がプ
    リチャージ用又はディスチャージ用の電源に接続された
    表示装置。
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