JP2900470B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2900470B2
JP2900470B2 JP2260090A JP2260090A JP2900470B2 JP 2900470 B2 JP2900470 B2 JP 2900470B2 JP 2260090 A JP2260090 A JP 2260090A JP 2260090 A JP2260090 A JP 2260090A JP 2900470 B2 JP2900470 B2 JP 2900470B2
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seedlings
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哲 加藤
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、い草等の苗を移植する移植機に関するもの
である。
[従来の技術] い草苗は水稲苗に比べて硬く、苗載台上における移動
が円滑に行なわれにくい。このため、苗が掻取口へ確実
に供給されるように、苗載台下端部から掻取口へ苗を強
制的に移送する移送装置として苗押出装置を備えたい草
移植機がある。従来、この種のい草移植機の苗押出装置
は、カム機構で駆動され、苗押出爪を苗載台と交差する
方向に往復させる運動と、苗押出爪を苗載台とほぼ平行
な方向に往復させる運動とを複合させることにより、例
えば第8図に示すような周期運動を行なわせるようにな
っていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の移植機における苗押出装置は、2系統の運
動を別々に行なわせる2つの機構が必要であるので、全
体構造が複雑となっていた。また、カムを使用している
ため、高速化が困難であるとともに、騒音や振動が大き
く、さらに耐久性の上からも問題があった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成
とした。
すなわち、本発明にかかる移植機は、苗載台と、該苗
載台上の苗を所定個所で取って圃場に植え込む植込装置
と、該植込装置が苗を取っていく個所に向けて苗載台上
の苗を移送する苗移送手段とを備えた移植機において、
前記苗移送手段として、苗載台上の苗に接して苗を移送
する苗移送部材と、該苗移送部材が間欠的に苗を移送す
るように所定の移動軌跡で該苗移送部材を駆動する不等
速伝動歯車機構による駆動機構とを設けたことを特徴と
している。
[作用] 苗載台上の苗を植込装置の苗取り出し個所に向けて移
送する苗移送手段として、苗載台上の苗に接して苗を移
送する苗移送部材と、該苗移送部材が間欠的に苗を移送
するように所定の移動軌跡で該苗移送部材を駆動する不
等速伝動歯車機構による駆動機構とが設けられているの
で、苗移送部材が所定の移動軌跡を描いて円滑に動作す
る。このため、振動や騒音が少なく、高速化が容易であ
る。
[実施例] 第1図乃至第6図は本発明にかかる移植機の具体例と
してのい草移植機の1例をあらわすもので、このい草移
植機1は、水田用走行車体2の後部に設けた昇降式のリ
ンク装置3にい草移植用の作業機部分4を装着してな
る。走行車体2には、操縦席6とは別に後向きの苗補給
用補助席7が設けられているとともに、操縦席6の側方
に補給用の苗を載せておく予備苗載台8,8が設けられて
いる。
作業機部分4は、走行車体側からPTO軸10を介して伝
動される伝動ケース11と、該伝動ケースから側方に突出
する伝動パイプ12,12と、伝動ケース11の中央背面部お
よび伝動パイプ12,12の先端部から後方に伸びる分岐ケ
ース13(L,C,R)とでフレームが構成され、これに苗載
台14、植込装置15,…および苗押出装置16等が設けられ
ている。作業機部分4は、リンク装置3の後端部にロー
リング可能に装着され、フレームの下側に設けたセンタ
ーフロート17と左右一対のサイドフロート18,18によっ
て圃場面上に支持される。
苗載台14は、フレームの上方に前部が上位となるよう
傾斜して設けられ、支持枠20とレール21によって左右に
滑動自在に支持されている。苗載台14の上面は植付条数
分の苗載部14a,…に仕切られており、各苗載部ごとにベ
ルトコンベア式の苗送り装置23,…が設けられている。
これら各苗送り装置は共通の苗送り駆動軸で駆動されて
いる。また、苗載台14の下部には、各苗載部14a,…に対
応する掻取口24,…が形成された受板25が固定して設け
られている。伝動ケース11内に設けた横送り機構によっ
て苗載台14を左右に往復動させることにより、苗載台上
の最下列の苗が掻取口24に順次供給されるとともに、最
下列の苗を全て掻取口24に供給し終えると、苗送り装置
23が作動して苗を1列分下方に移送する。
植込装置15は第3図に示す植込杆29を有する。この植
込杆29は、分岐ケース13の支軸30に回動自在に取り付け
た揺動リンク31に後端部が連結されているとともに、植
込杆駆動軸32に取り付けたクランク33に中間部が連結さ
れており、クランク33が矢示方向に回転することにより
植込杆全体が所定の軌跡を描いて上下運動を行ない、先
端部に設けた一対の爪29a,29aで前記掻取口24に供給さ
れた苗を挟持しこれを圃場に植え込むようになってい
る。図示例では、中央の分岐ケース13(C)の左右両側
部と左右の各分岐ケース13(L,R)の内側部にそれぞれ
1組づつ、計4組の植込装置15が設けられている。な
お、中央の分岐ケースに設けられた植込装置15(C,C)
と左右両分岐ケースに設けられた植込装置15(L,R)と
では、掻取り時の衝撃を分散させるため植込杆の動作位
相が適当角度だけずらされている。
上記植込装置が苗を取る個所である掻取口24に苗を移
送する苗移送装置として苗押出装置16が設けられてい
る。この苗押出装置16は、第4図乃至第6図に示すよう
に構成されている。すなわち、各分岐ケース13の側面部
に支持軸40によって揺動アーム41が回動自在に取り付け
られており、該揺動アームの先端部に設けた連結ピン43
に苗押出爪保持プレート42の基部が連結されている。苗
押出爪保持プレート42の先端部には、該プレートの向き
に対し直角方向に突出する一対の苗押出爪45,45がボル
ト46,46によって固着されている。この苗押出爪45は、
苗に接して当該苗を掻取口に移送する苗移送部材となっ
ている。各苗押出爪保持プレート42,…には左右に貫通
する通孔47,…が側面視で同位置に穿設されており、こ
れら通孔に後述する駆動棒48が挿通されている。また、
任意の分岐ケース13(図示例では右側の分岐ケース)に
おける揺動アーム41とは反対側の側面部にはロータリケ
ース50が設けられている。このロータリケース50は、前
記支持軸40,…と軸心を等しくして分岐ケース13に設け
られた苗押出爪駆動軸49に基部が固定して取り付けられ
ているとともに、先端部側に前記連結ピン43,…と軸心
が等しい苗押出爪取付軸51が回転自在に支承されてい
る。さらに、苗押出爪取付軸51の突出部には駆動アーム
52が一体に取り付けられ、その先端部に前記駆動棒48が
設けられている。なお、苗押出駆動軸49は分岐ケース側
49aとロータリケース側49bとに分割可能になっている。
ロータリケース50の内部には、前記苗移送部材である
苗押出爪45を駆動する不等速伝動歯車機構による駆動機
構が設けられている。この不等速伝動歯車機構を構成す
る歯車として、第6図に示すように、苗押出爪駆動軸49
に取り付けられた太陽ギヤ54と、苗押出爪取付軸51に取
り付けられた遊星ギヤ55と、カウンタ軸56に取り付けら
れたカウンタギヤ57とが内蔵されている。カウンタギヤ
57は、前記太陽ギヤ54に噛合する第1ギヤ57aと前記遊
星ギヤ55に噛合する第2ギヤ57bとを一体化したもので
ある。これら各ギヤ54,55,57a,57bはいずれも円形の偏
心ギヤで、太陽ギヤ54およびカウンタ第1ギヤ57aの回
転中心を結ぶ線L1と遊星ギヤ55およびカウンタ第2ギヤ
57bの回転中心を結ぶ線L2とは互いに角度θずれてい
る。このように、カウンタギヤを57を第1、第2ギヤ57
a,57bで構成し、太陽ギヤ54、カウンタギヤ57および遊
星ギヤ55を屈曲して配置することにより、ロータリケー
ス50を小型化することが可能となっている。
苗押出爪駆動軸49が所定方向に回転すると、ロータリ
ケース50全体がX方向に旋回しつつ苗押出爪取付軸51が
Y方向に回転を行ない、各一対の苗押出爪45,45は第4
図に示す閉ループの軌跡Pを描いて一定周期で移動す
る。軌跡Pのp1からp2に至る円弧状の行程が苗載台14の
下端部と掻取口24の近傍に位置するように設定されてお
り、この行程を苗押出爪45,45が通過する間に苗載台14
の下端部に移送されてきた苗が掻取口24の位置までに押
し出される。各ギヤが適当に偏心させられているため、
上記円弧状の行程部分の移動速度が遅く、それと反対側
部分の移動速度が速くなっており、苗の押出しが確実に
行なわれる。
なお、ギヤ54,55,57a,57bは必ずしも円形の偏心ギヤ
とする必要はなく、場合によっては第7図に示すよう
な、回転中心から各歯までの距離が一定でない不等形ギ
ヤを使用してもよい。さらに、各ギヤ54,55,57a,57bの
形状はそれぞれ異なっていてもよい。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明にかかる移植装置は、
苗を植込装置の苗取り出し個所に向けて移送する苗移送
手段として、苗載台上の苗に接して苗を移送する苗移送
部材と、該苗移送部材が間欠的に苗を移送するように所
定の移動軌跡で該苗移送部材を駆動する不等速伝動歯車
機構による駆動機構とを設けたので、苗を円滑な動作で
安定して移送することが可能となり、構造が簡略化され
るとともに、騒音振動等を低下させることができるよう
になった。また、高速化への対応も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1例であるい草移植機の側面図、第2
図はその平面図、第3図は植込杆の側面図、第4図およ
び第5図は要部の側面図および平面図、第6図(a),
(b)はロータリケースの断面図、第7図はギヤの形状
をあらわす説明図、第8図は従来の苗押出装置による苗
押出爪の軌跡をあらわすの説明図である。 1……い草移植機、2……走行車体、3……リンク装
置、4……作業機部分、14……苗載台、15……植込装
置、16……苗押出装置、23……苗送り装置、24……掻取
口、45……苗押出爪、49……苗押出爪駆動軸、50……ロ
−タリケース、51……苗押出爪取付軸、54……太陽ギ
ヤ、55……遊星ギヤ、57……カウンタギヤ、57a……第
1カウンタギヤ、57b……第2カウンタギヤ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗載台と、該苗載台上の苗を所定個所で取
    って圃場に植え込む植込装置と、該植込装置が苗を取っ
    ていく個所に向けて苗載台上の苗を移送する苗移送手段
    とを備えた移植機において、前記苗移送手段として、苗
    載台上の苗に接して苗を移送する苗移送部材と、該苗移
    送部材が間欠的に苗を移送するように所定の移動軌跡で
    該苗移送部材を駆動する不等速伝動歯車機構による駆動
    機構とを設けたことを特徴とする移植機。
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