JP2900250B2 - 自動車用ドアミラーの非常時脱落装置 - Google Patents

自動車用ドアミラーの非常時脱落装置

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JP2900250B2
JP2900250B2 JP35727896A JP35727896A JP2900250B2 JP 2900250 B2 JP2900250 B2 JP 2900250B2 JP 35727896 A JP35727896 A JP 35727896A JP 35727896 A JP35727896 A JP 35727896A JP 2900250 B2 JP2900250 B2 JP 2900250B2
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door mirror
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昇 松本
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MATSUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
走行中にドアミラーが人体や障害物等に衝突又は接触し
た際の非常時に、ドアの損傷を最小限に食い止め、且つ
人体の怪我や障害物の損傷も小さくするのに好適な自動
車用ドアミラーの非常時脱落装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、各種自動車の外部のバックミラー
の突出部分は、走行中に人体や障害物等に衝突又は接触
した際に、当該自動車の最外側面以内に倒れ込むことが
道路運送車両の保安基準の法令で義務づけられているた
め、従来は、各種自動車のドアミラーの突出部分のドア
ミラー本体が自動車の走行中に人体や障害物等に衝突又
は接触した際の非常時の衝撃吸収対策として、ドアミラ
ー本体を後方へ倒す可倒方式のものは既に一般化されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の可倒
方式のものは、自動車の走行中にドアミラー本体が人体
や障害物等に衝突又は接触した際の非常時に、ドアミラ
ー本体が後方へ倒れるのみであるため、ある程度は人体
や障害物等の衝突又は接触の衝撃を和らげることはでき
るが、それでも人体や障害物等の衝突又は接触の衝撃が
強く、ドアが凹んでしまい、ドアの損傷が大きいばかり
でなく、人体や障害物等への衝撃も強く、障害物の損傷
も大きく、且つ人体を大怪我させる虞があった。
【0004】そこで、本発明は、上述のような課題を解
決するために創出されたもので、自動車の走行中にドア
ミラー本体が人体や障害物等に衝突又は接触した際の非
常時に、人体や障害物等の衝突又は接触の衝撃を一層和
らげて、ドアの損傷を最小限に食い止め、且つ人体や障
害物等への衝撃を最小限に抑えて、人体の怪我や障害物
の損傷を小さくできるような自動車用ドアミラーの非常
時脱落装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
目的を達成するため、自動車の左右ドアに固定された取
付体にドアミラー本体を、互いに基端側が前記取付体に
掛止された適宜長さの引張コイルバネと、この引張コイ
ルバネの伸長限度内の長さに設定された伸長抑止用のワ
イヤーとを介して後方へ可倒自在且つ脱落自在に取付
け、このドアミラー本体の可倒・脱落手段は、前記取付
体内の適宜位置に、引張コイルバネの基端側掛止片と、
この引張コイルバネ内に挿入されたループ状のワイヤー
の基端側屈曲部とを夫々掛止し、一方、前記ドアミラー
本体内の先端部適宜位置に、前記引張コイルバネの略U
字状の先端側掛止片を掛脱自在に掛止し、この先端側掛
止片には、一端が前記ワイヤーの先端側屈曲部に掛止さ
れた伸長抑止具の他端を掛止するように形成したもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、自動車の走行中にドアミラーが人体や障害物等に衝
突又は接触した際の非常時に、ドアの損傷を最小限に食
い止め、且つ人体の怪我や障害物の損傷も小さくする状
態を図面に基づいて説明する。
【0007】本発明の自動車用ドアミラーの非常時脱落
装置は、図1乃至図4に示すように、自動車の左右ドア
Aに固定された取付体1にドアミラー本体2を、互いに
基端側が前記取付体1に掛止された適宜長さの引張コイ
ルバネ3と、この引張コイルバネ3の伸長限度内の長さ
に設定された伸長抑止用のワイヤー4とを介して後方へ
可倒自在且つ脱落自在に取付けるように形成する。
【0008】即ち、ドアミラー本体2は、取付体1の後
側上下部に脱着可能な支持部10を介して後方へ揺動自
在に支持されており、内部にはミラー(図示せず)やこ
のミラーの取付板11が取付けられている。
【0009】また、前記ドアミラー本体2の可倒・脱落
手段としては、取付体1内の支持部10近傍に引張コイ
ルバネ3の基端側掛止片5と、この引張コイルバネ3内
に挿入されたループ状のワイヤー4の基端側屈曲部6と
を、掛止ピン12を介して夫々掛止し、一方、ドアミラ
ー本体2内のミラーの取付板11先端部に、前記引張コ
イルバネ3の略U字状の先端側掛止片7を掛脱自在に掛
止し、この先端側掛止片7には、一端が前記ワイヤー4
の先端側屈曲部8に掛止された伸長抑止具9の他端を掛
止するように形成されている。
【0010】それに、前記引張コイルバネ3、ワイヤー
4、伸長抑止具9等は、取付体1及びドアミラー本体2
内の上下部に 2本適宜間隔に取付けるように図2に示さ
れているが、これに何等限定されることなく、取付体1
及びドアミラー本体2内の上下方向中央部に 1本取付け
るようにしても良いのは勿論である。
【0011】更に、前記ワイヤー4は、ループ状にし
て、基端側屈曲部6を取付体1内に掛止ピン12を介し
て掛止し、且つ先端側屈曲部8を伸長抑止具9の一端に
掛止するように図示されているが、これに限らず、ルー
プ状にしないで、一端を取付体1内の掛止ピン12に縛
着し、且つ他端を引張コイルバネ3の先端側掛止片7に
直接縛着するようにしても良い。この場合、伸長抑止具
9は不要となる。
【0012】
【発明の効果】本発明の自動車用ドアミラーの非常時脱
落装置は、上述のように、自動車の左右ドアAに固定さ
れた取付体1にドアミラー本体2を、互いに基端側が前
記取付体1に掛止された適宜長さの引張コイルバネ3
と、この引張コイルバネ3の伸長限度内の長さに設定さ
れた伸長抑止用のワイヤー4とを介して後方へ可倒自在
且つ脱落自在に取付け、このドアミラー本体2の可倒・
脱落手段は、取付体1内の適宜位置に、引張コイルバネ
3の基端側掛止片5と、この引張コイルバネ3内に挿入
されたループ状のワイヤー4の基端側屈曲部6とを夫々
掛止し、一方、ドアミラー本体2内の先端部適宜位置
に、前記引張コイルバネ3の略U字状の先端側掛止片7
を掛脱自在に掛止し、この先端側掛止片7には、一端が
前記ワイヤー4の先端側屈曲部8に掛止された伸長抑止
具9の他端を掛止するように形成したから、自動車の走
行中にドアミラー本体2が人体や障害物等に衝突又は接
触した際の非常時に、図3に示すようにドアミラー本体
2が引張コイルバネ3の引張力に抗して伸長しながら後
方へ倒れるため、従来の可倒方式のものと同様に、ある
程度は人体や障害物等の衝突又は接触の衝撃を和らげる
ことはできる。この場合、進行方向からの衝撃力を取り
除けば、ドアミラー本体2はコイルバネ3の引張力によ
って前方へ揺動して元の状態に復帰するのは勿論であ
る。
【0013】そして、前述のようにドアミラー本体2が
後方へ倒れてから、更に、ドアミラー本体2に進行方向
から強い衝撃力(25kg以内の力)が加わると、図4に示
すように引張コイルバネ3がワイヤー4の長さ一杯まで
伸長し、このワイヤー4と伸長抑止具9とによって引張
コイルバネ3の伸長が抑止されて、引張コイルバネ3の
略U字状の先端側掛止片7に強い引張力が掛るため、引
張コイルバネ3の先端側掛止片7は耐えきれず、先端側
掛止片7が略U字状を保持できなくなって、先端側掛止
片7が略し字状に伸びて引張コイルバネ3が先端側掛止
片7から外れてしまい、ドアミラー本体2が取付体1か
ら脱落するため、人体や障害物等の衝突又は接触の衝撃
を一層和らげることができ、ドアAの損傷を最小限に食
い止めることができるばかりでなく、人体や障害物等へ
の衝撃を最小限に抑えることができ、人体の怪我や障害
物の損傷を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断概略平面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視線概略断面図である。
【図3】図1のドアミラー本体が人体や障害物等に衝突
又は接触して後方へ倒れた状態を示す横断概略平面図で
ある。
【図4】図3のドアミラー本体に更に進行方向から強い
衝撃力が加わって後方へ脱落した状態を示す横断概略平
面図である。
【符号の説明】
1 取付体 2 ドアミラー本体 3 引張コイルバネ 4 ワイヤー 5 基端側掛止片 6 基端側屈曲部 7 先端側掛止片 8 先端側屈曲部 9 伸長抑止具 10 支持部 11 取付板 12 掛止ピン A ドア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の左右ドアに固定された取付体に
    ドアミラー本体を、互いに基端側が前記取付体に掛止さ
    れた適宜長さの引張コイルバネと、この引張コイルバネ
    の伸長限度内の長さに設定された伸長抑止用のワイヤー
    とを介して後方へ可倒自在且つ脱落自在に取付け、この
    ドアミラー本体の可倒・脱落手段は、前記取付体内の適
    宜位置に、引張コイルバネの基端側掛止片と、この引張
    コイルバネ内に挿入されたループ状のワイヤーの基端側
    屈曲部とを夫々掛止し、一方、前記ドアミラー本体内の
    先端部適宜位置に、前記引張コイルバネの略U字状の先
    端側掛止片を掛脱自在に掛止し、この先端側掛止片に
    は、一端が前記ワイヤーの先端側屈曲部に掛止された伸
    長抑止具の他端を掛止するように形成したことを特徴と
    する自動車用ドアミラーの非常時脱落装置。
JP35727896A 1996-12-26 1996-12-26 自動車用ドアミラーの非常時脱落装置 Expired - Lifetime JP2900250B2 (ja)

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JPH10181448A JPH10181448A (ja) 1998-07-07
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