JP2899829B2 - 回路基板への電源供給装置 - Google Patents

回路基板への電源供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、スチルビデオカメラ等における回路基板へ
の電源供給装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、スチルビデオカメラ等においては、交換可能な
Ni−Cd電池を用い、DC−DCコンバータにより各種電圧に
変換して、リード線を介して、複数の回路基板へ電源を
供給している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このように回路基板への電源の供給を
リード線により行うと、各回路基板に対し、接続用リー
ド線の束を引き回さなければならず、美観を損なうばか
りか、組立性が悪くなるという問題点があった。
また、リード線の引き回しにより、ノイズが乗りやす
く、また切換スイッチを内蔵していてノイズ源となるDC
−DCコンバータからのノイズが他に影響するという問題
点もあった。
本発明は,このような従来の問題点を解決しうる回路
基板への電源供給装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、DC−DCコンバータより少なくと
も2枚の回路基板に電源を供給する装置において、DC−
DCコンバータを接続用基板に搭載する一方、前記2枚の
回路基板を間隔をあけて平行に配置し、これらに対し直
角に前記接続用基板を配置して、基板どうしをコネクタ
を介して接続する構成としたものである。
ここで、接続用基板上に、DC−DCコンバータ電源であ
る交換可能な電池に対する接触片を直接固定するとよ
い。
さらに、接続用基板上に、DC−DCコンバータのアース
端子と電池に対するマイナス側接触片とをつなぐ導体パ
ターンを面状に形成するとよい。
さらにまた、接続用基板上に、バックアップ用リチウ
ム電池を搭載するとよい。
〈作用〉 上記の構成においては、DC−DCコンバータよりの電源
の供給を、リード線をなくして、基板どうしの接続によ
り行うので、よりコンパクトで、組立性の高い基板接続
機構となり、ノイズ対策ともなる。
また、DC−DCコンバータは、切換スイッチを内蔵して
いて、これがノイズ源となるが、接続用基板上に電池に
対する接触片を直接固定するようにすると、アースが強
化されて安定し、さらに接続用基板上にDC−DCコンバー
タのアース端子と電池に対するマイナス側接触片とをつ
なぐ導体パターンを面状に形成すると、アースがより強
化されてより安定する。
また、接続用基板は電源基板となるものであるが、実
装部品が少ないので、これにバックアップ用リチウム電
池を搭載するようにすれば、大きなものを搭載できる。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はスチルビデオカメラの分解斜視図である。
上ケース1と下ケース2との間に、地板3(第2図参
照)に直接又は間接的に取付けられて、撮像・撮影レン
ズ及びファインダーユニット4,ストロボユニット5,ディ
スクドライブユニット6,プロセス基板7,再生基板8,シス
コン基板9,DC−DCコンバータ10搭載の接続用基板11,電
池ケース12等が設けられている。
尚、電池ケース12内には外部より交換可能なNi−Cd電
池13が格納され、電池二14により覆われる。
第3図は第1図の矢印A方向から見た地板3,プロセス
基板7,再生基板8,シスコン基板9,DC−DCコンバータ10搭
載の接続用基板11等の取付図である。
第1図及び第3図を参照し、プロセス基板7と再生基
板8とは、プロセス基板7を下側、再生基板8を上側に
して、これらの間に分散配置した複数の対をなすコネク
タ15a,15bにより、互いに接続する。そして、これらを
地板3の下側に配置して、地板3から下方に突出してい
る取付部16に下側のプロセス基板7をビス止め固定し、
上側の再生基板8は地板3から下方に突出している突起
17に押付けている。従って、再生基板8は、プロセス基
板7とのコネクタ15a,15bと、地板3の突起17との間に
挟まれて固定される。
シスコン基板9は、プロセス基板7と平行にして、地
板3の上側に配置し、地板3から上方に突出している取
付部18にビス止め固定する。
DC−DCコンバータ10は、接続用基板11の一方の面に搭
載する(第4図(a)〜(c)参照)。この接続用基板
11はタテにして、下端側にプロセス基板7上面のコネク
タ19aに対するコネクタ19bを設け、上端側にシスコン基
板9下面のコネクタ20aに対するコネクタ20bを設ける。
そして、コネクタ19aとコネクタ19b、及び、コネクタ
20aとコネクタ20bを接続することにより、シスコン基板
7及びプロセス基板9と、これらの間に直角に配置した
接続用基板11とを接続する。
接続用基痛11の他方の面には、Ni−Cd電池13に対する
良導電性の板バネからなるマイナス側接触片21及びプラ
ス側接触片22を直接固定する。これらの接触片21,22
は、電池ケース12に設けた窓23,24を介して、電池ケー
ス12内に収納されるNi−Cd電池13に接触する。
また、接続用基板11の他方の面には、円板状のバック
アップ用リチウム電池25を搭載する。このバックアップ
用リチウム電池25は、Ni−Cd電池13の交換時のバックア
ップ用のもので、主にはカレンダー時計用である。
さらに、接続用基板11上で、DC−DCコンバータ10のア
ース端子と電池13に対するマイナス側接触片21とがつな
がれるが、第5図(b)に示すDC−DCコンバータ10取付
面側及び第5図(a)に示す接触片21側にそれぞれ広い
範囲でアース用導体パターンP(図示ハッチング部分)
を面状に形成し、アースを強化してある。尚、接続用基
板11の両面のアース用導体パターンPは多数のスルホー
ル(図示せず)により接続する。
かかる構成によれば、DC−DCコンバータ10からの電源
の供給、リード線をなくして、接続用基板11からプロセ
ス基板7及びシスコン基板9へのコネクタ接続により行
うので、よりコンパクトで、組立性の高い基板接続機構
となる。また、リード線の廃止により、ノイズによる不
具合も減少する。
また、DC−DCコンバータ10は、切換スイッチを内蔵し
ていて、これがノイズ源となるが、接続用基板11上にNi
−Cd電池13に対する接触片21,22(特にマイナス側接触
片21)を直接固定するようにすると、アースが強化され
て安定する。
また、接続用基板11上にDC−DCコンバータ10のアース
端子とNi−Cd電池13に対するマイナス側接触片21とをつ
なぐアース用導体パターンPを広い範囲で面状に形成し
てあるので、アースがさらに強化されてより安定する。
また、接続用基板11の空きスペースに大きなバックア
ップ用リチウム電池25を搭載しているので、バックアッ
プ用電池の寿命が長くなる。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、DC−DCコンバー
タから回路基板への電源の供給を、よりコンパクトで、
組立性の高い基板接続機構により行うことができ、しか
も、ノイズ低減にも寄与するという効果が得られる。
また、接続用基板上に電池に対する接触片を直接固定
したり、さらにはDC−DCコンバータのアース端子とマイ
ナス側接触片とをつなぐ導体パターンを面状に形成する
ことにより、アースがより強化されてよりノイズに強く
なる。
また、接続用基板への大型バックアップ用リチウム電
池の搭載により、製品寿命を長期化することができる利
点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスチルビデオカメラの
分解斜視図、第2図は地板の斜視図、第3図は第1図の
矢印A方向から見た基板等の取付図、第4図(a)〜
(c)は接続用基板の正面図、側面図及び底面図、第5
図(a),(b)は接続用基板の両面におけるアース用
導体パターンを示す図である。 3……地板、7……プロセス基板、8……再生基板、9
……プロセス基板、10……DC−DCコンバータ、11……接
続用基板、13……Ni−Cd電池、15a,15b……コネクタ、1
9a,19b,20a,20b……コネクタ、21,22……接触片、25…
…バックアップ用リチウム電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 正 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−197066(JP,A) 実開 平2−14786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/68 H04N 5/225

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DC−DCコンバータより少なくとも2枚の回
    路基板に電源を供給する装置において、 DC−DCコンバータを接続用基板に搭載する一方、前記2
    枚の回路基板を間隔をあけて平行に配置し、これらに対
    し直角に前記接続用基板を配置して、基板どうしをコネ
    クタを介して接続したことを特徴とする回路基板への電
    源供給装置。
  2. 【請求項2】接続用基板上にDC−DCコンバータ電源であ
    る交換可能な電池に対する接触片を直接固定したことを
    特徴とする請求項1記載の回路基板への電源供給装置。
  3. 【請求項3】接続用基板上にDC−DCコンバータのアース
    端子と電池に対するマイナス側接触片とをつなぐ導体パ
    ターンを面状に形成したことを特徴とする請求項2記載
    の回路基板への電源供給装置。
  4. 【請求項4】接続用基板上にバックアップ用リチウム電
    池を搭載したことを特徴とする請求項2又は請求項3記
    載の回路基板への電源供給装置。
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