JP2899815B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JP2899815B2
JP2899815B2 JP1209257A JP20925789A JP2899815B2 JP 2899815 B2 JP2899815 B2 JP 2899815B2 JP 1209257 A JP1209257 A JP 1209257A JP 20925789 A JP20925789 A JP 20925789A JP 2899815 B2 JP2899815 B2 JP 2899815B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、帯電、露光、現像を複数回繰り返して、
感光体上に複数色のトナー像を重ね合わせるカラー画像
形成方法に関するものである。
【従来の技術】
電子写真法あるいは静電記録法を用いた画像形成装置
において、感光体上に静電潜像を形成し、それを荷電粒
子であるトナーで現像する。カラー画像や合成像(複数
の原稿や画像情報と原稿の像の重ね合わせ)を得るため
以下のようにして上述の原理が利用される。すなわち、
導電性基板上に光導電層を有する感光体上で帯電、像露
光、現像を1サイクルとしてこれを2回以上繰り返すこ
とにより実現される(例えば特願昭53−184381号)。感
光体として光導電層の外側に透過性の絶縁層を設けたも
のを用いて、一次帯電、2次帯電像露光、一様露光、現
像を1サイクルとして2回以上行う方法、又は一次帯
電、二次帯電、像露光、現像を1サイクルとして2回以
上行う方法(例えば特願昭58−183152号)などがある。
これらの像形成法はいずれも感光体上でのカラー現像や
像の合成を可能とするもので、これらの重ね合わせ像は
1度の転写プロセスで転写体に転写できるので、簡単な
構成で、カラー像や合成像が得られる装置となる。 前述の像形成プロセスを実現するための現像方法とし
ては、例えば非磁性トナーと磁性キャリアとからなる現
像剤を用いて特願昭58−57446号あるいは同60−192712
号に記載された条件下で現像を行うことが必要である。
現像装置内において、現像剤は撹拌されてトナーを負に
帯電させ、磁性キャリア表面に静電力により前述のよう
に帯電したトナーを付着させ、トナーをキャリアに静電
的に結合した現像剤は現像スリーブ表面に磁気的に吸着
して担持しながら所定の線速で回転して現像領域に搬送
する。この現像方法は磁気ブラシ現像法の一種である
が、磁気ブラシを感光体に接触させず、又交流バイアス
によりトナーのみを感光体の潜像面に飛翔させることを
特徴とする。 上述のような像形成プロセス及び現像方法を適用した
像形成装置の一例としては潜像形成手段で色別に潜像形
成し、それぞれの潜像に対応した色のトナーを用いる現
像装置で現像する。 このような像形成装置では、導電性基板上に光導電性
物質を有する感光体にレーザなどの光線を照射して接触
潜像を形成するものが代表的である。 このような像形成装置においては、第12(A)図〜第
12(F)図に示すトナー像形成プロセスでカラートナー
像を形成する。 第12(A)図〜第12(F)図は感光体上に像露光及び
現像とを繰り返してトナー像を重ね合わせるカラー画像
形成プロセスを示す説明図である。ここで、感光体は、
Al(アルミニウム)等の導電性基板上に電荷発生層(以
下、CGLという)を形成し、該CGL上に電荷搬送層(以
下、CTLという)を形成したドラム状のOPCであり、基板
は接地してある。前記CTL及びCGLは誘電性物質から構成
される。 感光体は第12(A)図に示すようにスコロトロン帯電
器でスコロトロン放電してその表面(CTL表面)に一様
に電荷(ここでは、負の電荷)を分布させ、その表面電
位を一様な表面電位にする。これにより、感光体の誘電
性物質であるCTL及びCGLは、誘電分極する。 次にレーザ露光装置からレーザ光を照射して静電潜像
を形成する。これは、第12(B)図に示すようにレーザ
光を照射することによりCGLで電荷が発生し、CTLでのエ
ネルギーはレーザ光により上昇してCGLで発生した正の
電荷である正孔は移動して感光体表面の負の電荷に付着
して電気的に中和される。ここで、静電潜像が形成され
た感光体表面はレーザ光量に応じた露光電位VLに変化す
る。これにより、現像装置の現像バイアス回路から給電
される直流バイアスによる現像スリーブの表面電位VDC
と露光電位VLとの電位差である現像電位ギャップVGを生
じる。この現像電位ギャップVGによる電束は感光体表面
の潜像表面から現像スリーブ表面に向かうので、負に帯
電した荷電粒子であるトナーは感光体表面の潜像部分に
向かう電気的力で引かれることになる。しかし、前述の
電気的力は静電的な力で結合する荷電粒子であるトナー
を磁性キャリアから引き離すほど充分な大きさの力でな
い。そこで、現像スリーブ表面に磁気力で担持された現
像剤は現像バイアス回路から印加される交流バイアスに
よって現像スリーブと感光体との間に振動電界を発生さ
せることにより現像剤の粒子がスリーブと感光体との間
で振動せられるので、現像スーブ表面に担持された現像
剤粒子は、荷電粒子であるトナーと磁性キャリアとの結
合が弱まり、負に帯電した荷電粒子であるトナーは電気
的力により感光体表面に形成された静電潜像に向かって
飛翔して静電潜像に静電的力で付着する。このようにし
て、感光体表面の潜像は第12(C)図に示すように負に
帯電した荷電粒子であるトナーを静電潜像に静電的に付
着して現像することにより、第1のトナー像を得ること
になる。 次に前述の初回の現像でトナー層を形成した感光体表
面は第12(D)図に示すように帯電器でスコロトロン放
電して一様に負の電荷を分布することにより再帯電して
次回の潜像形成に備える。 レーザ露光装置から2回目の像露光が行われて感光体
表面に2回目の潜像を形成する。つまり、第12(E)図
に示すようにレーザ光の照射によりCGLで電荷が発生
し、CTLでのエネルギーはレーザ光により上昇してCGLで
発生した正の電荷である正孔は移動して感光体表面の負
の電荷に付着して電気的に中和される。ここで、現像ス
リーブの表面電位VDCと露光電位VLとの電位差である現
像電位ギャップVGを生じる。この現像電位ギャップVGに
よる電束は感光体表面の潜像表面から現像スリーブ表面
に向かうので、負に帯電した荷電粒子であるトナーは感
光体表面の潜像部分に向かう電気的力で引かれることに
なるが、上記のように電気的力は静電的な力で結合する
荷電粒子であるトナーを磁性キャリアから引き離すほど
充分な大きさの力でない。現像スリーブ表面に磁気力で
担持された現像剤の粒子は現像バイアス回路から印加さ
れる交流バイアスによりスリーブと感光体との間に振動
電界を発生させることにより、現像スリーブ表面に担持
された現像剤粒子を振動させて荷電粒子であるトナー粒
子と磁性キャリアとの結合を弱めて、負に帯電した荷電
粒子であるトナーは前述の電気的力によって感光体表面
に形成された静電潜像に向かって飛翔して静電潜像に静
電的力で付着する。これにより、感光体表面の潜像は第
12(F)図に示すように負に帯電したトナーを静電的に
付着して現像することにより第2のトナー層が得られ
る。 以下同様のプロセスを必要回数行って感光体上にカラ
ートナー像あるいは合成像を得る。これを転写材に転写
し、さらにこれを加熱または加圧して定着することによ
りカラー画像が得られる。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記カラー画像形成プロセスでの再帯
電・再露光後における感光体表面の電位分布を第11図に
示すように2回目の像露光により感光体表面に2回目の
潜像を形成した場合、2回目の像露光となる第1のトナ
ー層の表面電位はトナー層表面電位VT2までしか低下し
ないので、2回目以降の現像電位ギャップVGNは初回の
現像電位ギャップVG1から低下することになる。 これは感光体表面にトナー層が形成されることによ
り、トナー層がレーザ光を遮蔽して感光体表面に照射さ
れるレーザ光量が減少するのでトナー層を表面に形成し
た感光体表面電位は初回の露光電位VL1まで低下できず
に再露光電位VL2となるからであり、また、初回の現像
で形成されたトナー層は、負に帯電した荷電粒子自体が
持っている電荷粒子が第11図に示すようにトナー層表面
電位VT2から再露光電位VL2を差し引い電位差分の電位VT
になるので、感光体表面に形成された第2の静電潜像は
その表面電位を上昇させることになるからである。 そこで、感光体表面において、再露光電位VL2は初回
の露光電位VL1よりもトナー層の遮蔽性による電位分及
び荷電粒子であるトナー自身の電荷量に相当する電位分
だけ昇圧することになるので、現像スーブの表面電位VD
Cと再露光電位VL2との電位差である現像ギャップVG2に
より付着する第2のトナー層は初回に形成されるトナー
層より薄くなるので、良好な色再現ができなくなるとい
う問題点がある。また、前述の傾向はトナー層を重ねる
ごとに一層強くなるものである。 本発明は、トナー層自身の電荷量及びトナー層の遮蔽
性による影響を除去してトナー層を複数層にわたって均
一に形成することを目的とするカラー画像形成方法を提
供することにある。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するこの発明は、感光体上を一様に帯
電する帯電工程と、前記帯電工程によって帯電した感光
体表面にレーザを露光して静電潜像を形成する露光工程
と、交流及び直流のバイアスが印加された現像手段で前
記静電潜像を反転現像して感光体上にトナー像を形成す
る現像工程と、を複数回繰り返して、感光体上に複数色
のトナー像を重ね合わせるカラー画像形成方法におい
て、前記複数回の現像工程は、前記バイアスを一定と
し、前記露光工程は、先に形成されたトナー像による遮
蔽性及びトナーの持つ電荷量を考慮して、初回の露光電
位と再露光電位とが同一になるように、先にトナー像が
形成されている画素に像露光する場合と、先にトナー像
が形成されていない画素に像露光する場合とで、前記レ
ーザの光強度若しくは露光時間を変化させることを特徴
とするものである。 また、先にトナー像が形成されていない画素に像露光
する時のレーザパワーは、先にトナー像が形成されてい
る画素に像露光する時のレーザパワーの50%以下である
ことを特徴とするものであればさらに効果を発揮でき
る。
【発明の構成の説明】
第5図はイエロートナーを用いて感光体表面にトナー
像を形成した場合における単位面積当りトナー付着量と
画像濃度との関係を示すグラフであり、第6図はマゼン
タトナーを用いて感光体表面にトナー像を形成した場合
における単位面積当りトナー付着量と画像濃度との関係
を示すグラフである。 グラフにおいて、イエロートナー及びマゼンタトナー
は、それぞれ単色で1.20.D.の画像濃度を得るには0.8mg
/cm2の付着量を必要とし、1.40.D.付近の画像濃度で飽
和する。このとき、各トナー付着量は約1.0mg/cm2以上
となる。 また、本発明者の実験データからイエローおよびマゼ
ンタトナーを減法混色によりレッド再現した場合の色差
を考察する。 第7図はイエロー及びマゼンタトナーを減法混色によ
りレッド再現したときの色度分布を示すグラフである。 グラフにおいて、1はイエロートナーを0.65mg/cm2
びマゼンタトナーを0.66mg/cm2の付着量でレッド再現し
たときの色差を示しており、2はイエロートナーを0.76
mg/cm2及びマゼンタトナーを0.91mg/cm2の付着量でレッ
ド再現したときの色差を示しており、3はイエロートナ
ーを1.01mg/cm2及びマゼンタトナーを0.94mg/cm2の付着
量でレッド再現したときの色差を示しており、4はイエ
ロートナーを0.8mg/cm2及びマゼンタトナーを0.65mg/cm
2の付着量でレッド再現したときの色差を示しており、
5はイエロートナーを0.95mg/cm2及びマゼンタトナーを
0.93mg/cm2の付着量でレッド再現したときの色差を示し
ている。1〜5は、いずれも色相50.00付近で彩度25.00
付近に分布しており、色度差を考慮したトナー付着量の
範囲は、イエロートナー、マゼンタトナーいずれも0.6
〜1.0mg/cm2となる。 そこで、本実施例のカラー画像形成方法におけるトナ
ー付着量は、色度差及び画像濃度を考慮すると約0.8mg/
cm2であることが好ましい。 次に任意の交流バイアスVAC下における良好なトナー
付着量を得るための直流現像バイアスを求める。本発明
者のトナーの現像性を示す実験データを第8図に示す。
第8図は任意の交流バイアス下における現像電位ギャッ
プVGとトナー付着量の関係を示すグラフである。 グラフにおいて、周波数7KHz、600Vの交流現像バイア
ス下において、1.0mg/cm2以上のトナー付着量を得るた
めに300V以上の現像電位ギャップを必要とする。 本発明における好ましい直流現像バイアスVDCは、再
帯電露光後のトナー層電位に現像電位ギャップに相当す
る約300Vを加えた電位を必要とする。 次に本発明者の実験により得られたイエロートナーの
付着量とその電位との関係を示すグラフを第9図に示
す。 本実験データの現像剤は、12*10-6C/gの電荷量で粒
径を14*10-6mとするトナー粒子及び粒径を40*10-6
のキャリア粒子とからなるトナー濃度7%の2成分現像
剤である。 グラフにおいて、初回の現像で感光体に1.0mg/cm2
けトナーを付着させ、再帯電後に0.7mW/cm2のレーザパ
ワーで露光したときのトナー層電位は約−200Vとなる。
本実施例における好ましい直流現像バイアスVDCは約−5
00Vとなり、次にマゼンタトナーで現像してトナー層を
形成すると、1層目のイエロートナーと2層目のマゼン
タトナーとが均一な厚さとなって色補正することなくレ
ッド再現できる。 第10図は本実施例に使用される感光体の性能、つまり
レーザの照射により感光体表面電位を変位させた光減衰
電位とその時のレーザパワーとの関係を示すグラフであ
る。ここで、感光体はスコロトロン放電して約−650Vに
帯電し、レーザ露光装置からレーザパワーを変えて照射
した場合の感光体表面電位が変位する光減衰電位を示し
ている。 グラフにおいて、0.70mW/cm2のレーザで像露光する
と、感光体の表面電位は約−30Vに昇圧し、約−620Vだ
け変位し、0.42mW/cm2のレーザで像露光すると、感光体
の表面電位は約−80Vに昇圧し、約−570Vだけ変位し、
0.20mW/cm2のレーザで像露光すると、感光体の表面電位
は約−230Vに昇圧し、約−420Vだけ変位し、0.18mW/cm2
のレーザで像露光すると、感光体の表面電位は約−350V
に昇圧し、約−300Vだけ変位することを示している。そ
こで、レーザ露光装置の好ましいレーザパワーとして初
回の像露光時に好ましい約0.18mW/cm2のレーザーを照射
し、再露光時には約0.42mW/cm2以上のレーザーを照射す
れば良い。 上述のようにしてカラー画像形成方法は、先にトナー
像が形成されているか否かに応じて、画素単位で、露光
手段から照射される光の強度若しくは露光時間を変化さ
せることにより、初回の露光電位と、再露光電位とを同
一にすることができ、さらに、同一の像形成プロセスで
現像バイアスを一定にしていれば、略同一の現像電位ギ
ャップを得ることができる。
【作用】
前述のプロセス条件でトナー像を重ね合わせると場合
における再帯電・像露光後の感光体の表面電位を表すグ
ラフを第4図に示してある。 図において、VHはスコロトロン帯電器でスコロトロン
放電して一様に電荷を感光体表面に分布させて一様帯電
したときの感光体表面電位を示しており、VTは初回の現
像により感光体表面に形成されたトナー層自身の電荷量
による電位差を示しており、VDCは現像スリーブに印加
される直流現像バイアスを示しており、VG1は初回の像
露光による露光電位と直流現像バイアスによるVDCとの
電位差である現像電位ギャップを示しており、VG2は2
度目の像露光による露光電位とVDCとの電位差である現
像電位ギャップを示しており、露光手段からの光の強度
若しくは露光時間を変化させて、初回の露光電位と2度
目の潜像形成となるトナー層表面電位とを同一にするこ
とにより、初回の現像電位ギャップVG1と2度目の現像
電位ギャップVG2とを同一になるものである。これによ
り、感光体表面に形成されるカラートナー層は複数層に
渡って均一な厚さにするものであり、色補正なく色再現
できるものである。
【実施例】
次に、この発明を添付図面に基づいて実施例について
説明する。 第1図は本発明のカラー画像形成方法を適用するカラ
ー画像形成装置の概略構成を示す概略構成図である。 カラー画像形成装置100は、矢印方向に所定の角速度
で回転する感光体10としてドラム状のOPCと、一様帯電
された感光体10表面に像露光する像露光装置40と、スコ
ロトロン放電して一様な電荷を感光体10表面にチャージ
するスコロトロン帯電器21、イエロー、マゼンタ、シア
ン及び黒トナー及び磁性キャリアを装填する現像装填A
〜D、転写紙を載置する給紙皿と、感光体10上に形成さ
れたカラートナー像或は合成トナー像を形成した感光体
10表面を露光する転写前露光ランプ32と、放電して転写
紙にトナー像を転写する転写器33と、分離器34、トナー
像を転写紙に定着する定着装置31、また、転写が終了し
た感光体10を除電するクリーニング用除電器35と、感光
体10表面に残っているトナーをトナー像形成中は解除さ
れていたブレード、ファーブラシあるいは磁気ブラシに
より除去して、次のカラートナー像形成に支障のないよ
うにするクリーニング装置36とからなる。 現像装置A〜Dは現像槽内に第1撹拌部材、第2撹拌
部材、供給ローラ、スクレーパ、薄層形成板及び現像剤
搬送担体を備え、現像剤搬送担体は感光体10に近接して
位置してある。そして、かぶりを防ぐために、スリーブ
に保護抵抗を介してバイアス電圧を印加する現像バイア
ス回路が設けられている。現像バイアス回路は現像領域
でスリーブと感光体の間を振動させるための交流バイア
スを供電する交流電源と直流バイアスを供電する高圧直
流電源とを備える。このようにして現像バイアス回路は
スリーブと感光体の間に振動電界を発生させているの
で、現像剤の粒子がスリーブと感光体との間で振動する
から、現像剤と感光体とが充分に接触しなくても感光体
にトナー粒子によるトナー像が形成される。なお、現像
装置A〜Dに装填される現像剤は、12*10-6C/gの電荷
量で粒径を14*10-6mとするトナー粒子及び粒径を40*1
0-6mのキャリア粒子とからなるトナー濃度7%の2成分
現像剤である。 第2図は本実施例の像露光装置40の構成を示すブロッ
ク図であり、第3図は本実施例のルックアップテーブル
に予め書き込まれた入力データと出力データの組み合わ
せの一実施例を示す表である。 像露光装置40は、一様帯電した感光体ドラム10上にレ
ーザ光を照射して静電潜像を形成するレーザ露光装置で
あり、フレームメモリ41、バッファメモリ42、ルックア
ップテーブル(以下、LUTという)43、レーザ駆動回路4
4、半導体レーザ45、回転多面鏡46及びf−θレンズ47
からなる。 フレームメモリ41は、各画素を色再現するイエロー、
マゼンタ、シアン及び黒のカラー画像データY,M,C,BKを
パックドピクセルフォーマット或はプレーナピクセルフ
ォーマットで例えば1画面分だけ書き込んでおり、カラ
ー画像形成工程で4ビットのデジタル信号である各画素
単位でイエロー、マゼンタ、シアン及び黒のカラー画像
データY,M,C,BKをパラレルに読み出してバッファ42に送
出する。 バッファ42は、例えば4色のカラー画像データを1ラ
イン分の容量を有するFIFOで構成され、ドットクロック
DCKに同期して各画素を構成する画像データY,M,Cおよび
BKからなる4ビットのパラレル信号をLUT43に送出す
る。 ルックアップテーブル(LUT)43は、ROM或はRAM等に
第3図に示す複数の入力データと出力データの組み合わ
せ(以下、テーブルという)を記憶しており、任意の入
力データにより決定される出力データをレーザ駆動回路
44に送出する。 ここで、第3図に示すテーブルについて説明する。入
力データは6ビットからなるデジタル符号であり、一画
素を構成するカラー画像データY,M,C,BKの4ビットのデ
ジタル符号及び静電潜像を形成するカラー画像データを
選択するカラー選択信号Se1、Se0に相当する2ビット表
現のデジタル符号から構成される。カラー画像データ
は、一画素を色再現するためのカラーデータであり、そ
の値を“1"とするとき、その色成分を含んでいることを
意味しており、その値“0"とするとき、その色成分を含
まないことを意味している。カラー選択信号は潜像を形
成するのに用いるカラー画像データを示すデータであ
り、その値を“00"とするとき、カラー画像データYを
選択していることを意味しており、“01"のとき、カラ
ー画像データMを選択していることを示しており、“1
0"のとき、カラー画像データCを選択していることを示
しており、“11"のときカラー画像データBKを選択して
いることを示している。出力データはレーザ駆動回路44
を駆動する駆動データである。 本実施例のカラー画像形成方法において、イエロー、
マゼンタ及びシアントナーは赤外光を透過するトナーで
あり、黒トナーは赤外光を透過しないので、現像するト
ナーの順序はY,M,C,BKトナーで行うものとする。本実施
例のカラー画像形成方法における特徴は、初回の潜像形
成(像露光ともいう)のためにレーザ露光装置から照射
させるレーザ光のレーザパワーを2回目以降の潜像形成
(像露光ともいう)のために照射させるレーザ光の1/2
以下にすることに特徴があり、具体的には初回の像露光
のためのレーザパワーは、0.20mW/cm2であり、2回目以
降の像露光のためのレーザパワーは0.40mW/cm2以上にす
る。但し、カラー画像データBKで像露光するときも総て
0.20mW/cm2である。そこで、カラー画像データY及びカ
ラー画像データBKで像露光するならば(カラー選択信号
を“00"及び“11"とするなら)、レーザ露光装置から照
射されるレーザ光のレーザパワーは、すべて0.20mW/cm2
であるので、出力データをFw*1/4となる。カラー画像
データMで像露光する場合(カラー選択信号を“01"と
するなら)、カラー画像データYを“0"とするなら、出
力データFw*1/4となるが、カラー画像データYを“1"
とするなら、出力データをFwとする。カラー画像データ
Cで像露光する場合(カラー選択信号を“10"とするな
ら)、カラー画像データY及びMを“0"とするなら、出
力データFw*1/4となるが、カラー画像データY或はM
を“1"とするなら、出力データをFwとする。 レーザ駆動回路44はLUT43から送出される出力データ
に基づいて駆動することにより半導体レーザ45を発光す
る。 半導体レーザ45から発光されるレーザ光は、所定角速
度で回転する回転多面鏡46で反射して感光体ドラム10上
に照射し、回転多面鏡46の回転角速度で走査し、このと
き、f−θレンズ47で感光体ドラム10を走査する速度を
定速度になるように補正する。 以下に本実施例のカラー画像形成方法の像形成プロセ
スについて説明する。 本実施例のカラー画像形成方法におけるプロセス条件
を以下に述べる。トナー付着量は、色度差及び画像濃度
を考慮すると約0.8mg/cm2であることが好ましい。この
約0.8mg/cm2の付着量を得るための現像電位ギャップVDC
は、約300Vとすると好ましい。一方、12*10-6C/gの電
荷量で粒径を14*10-6mとするトナー粒子を感光体表面
に約1.0mg/cm2だけ付着させたトナー層はその電位を約
−200Vとなる。本実施例のカラー画像形成方法におい
て、直流現像バイアスVDCは、再帯電露光後のトナー層
電位(約−200V)に現像電位ギャップに相当する約300V
を加えた電位を必要とするので、好ましい直流現像バイ
アスVDCは約−500Vとなる。 次にマゼンタトナーで現像してトナー層を形成する
と、1層目のイエロートナーと2層目のマンゼンタトナ
ーが均一な厚さとなって色補正することなくレッド再現
できる。 レーザ露光装置の好ましいレーザパワーとして初回の
像露光時に好ましい約0.18mW/cm2のレーザーを照射し、
再露光時には約0.42mW/cm2以上のレーザーを照射すれば
良い。 上述のようにして本発明のカラー画像形成方法は、静
電潜像を形成する回数に応じて画素単位で露光手段から
照射される光の光強度若しくは露光時間を変化させるこ
とにより、像露光の回数に関係なく、最初の露光電位と
2回目以降の露光電位を略同一にすることができるの
で、同一の像形成プロセスで現像バイアスを一定にすれ
ば略同一の現像電位ギャップを得られるようにするもの
である。 例えば、レーザ露光装置40からのレーザ光により像露
光されて、感光体10上には各色に対応する静電潜像が形
成される。前記各色に対応する静電潜像のうちイエロー
に対応する静電潜像は、イエローデータにより変調され
たレーザ光の照射により形成される。前記イエローに対
応する静電潜像は、第1の現像装置Aにより現像され、
感光体10上に第1のトナー像(イエロトナー像)が形成
される。この第1のトナー像は記録紙Pに転写されるこ
となく、感光体10上に再びスコロトロン帯電器21により
帯電が施される。 次いでマゼンタデータによりレーザ光が変調され、該
変調されたレーザ光が感光体10上に照射されて静電潜像
が形成される。この静電潜像は、第2の現像装置Bによ
り現像されて、第2のトナー像(マゼンタトナー像)が
形成される。前記と同様にして第3現像装置C、第4現
像装置Dにより順次現像されて、第3のトナー像(シア
ントナー像)、第4のトナー像(黒トナー像)が形成さ
れ、感光体10上に順次積層された4色のトナー像が形成
される。 これらの4色トナー像は、同様にして除電ランプによ
り感光体を除電した後、スコロトロン帯電器21により再
帯電され、給紙装置から供給された記録紙P上に転写極
33の作用で転写される。 転写トナー像を担持した記録紙Pは、分離電極34によ
り感光体10から分離され、ガイドおよび搬送ベルトによ
り搬送されて定着装置31に搬入され加熱定着されて排紙
皿に排出される。 一方、転写が終了した感光体10は、トナー像形成中は
使用されなかった除電器35により除電された後、表面に
残っているトナーをトナー像形成中は解除されていたク
リーニング装置36のブレード、ファーブラシあるいは磁
気ブラシにより除去され、次の多色像形成に支障のない
ようにされる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、先に形成されたトナ
ー像による遮蔽性及びトナーの持つ電荷量を考慮して、
先ににトナー像が形成された画素に像露光した後の感光
体表面の電位(再露光電位)と先にトナー像が形成され
ていない画素に像露光した後の感光体の電位(初回の露
光電位)とが同一になるように、先にトナー像が形成さ
れている画素に像露光する場合と、先にトナー像が形成
されていない画素に像露光する場合とで、前記レーザの
光強度若しくは露光時間を変化させることを特徴とし、
さらに、バイアスを一定とするので、トナー像の遮蔽性
やトナー自身の電荷量による影響を除去して、トナー層
を複数層にわたって均一に形成することができる。 また、先ににトナー像が形成されていない画素に像露
光する時のレーザパワーは、先にトナー像が形成されて
いる画素に像露光する時のレーザパワーの50%以下であ
ることを特徴とするものであればさらに効果を発揮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラー画像形成方法を適用するカラー
画像形成装置の概略構成を示す概略構成図、第2図は本
実施例の像露光装置40の構成を示すブロック図、第3図
は本実施例のルックアップテーブルに予め書き込まれた
入力データと出力データの組み合せの一実施例を示す図
表、第4図は本発明のカラー画像形成プロセスでカラー
画像を形成した場合における感光体表面の電位分布を示
すグラフ、第5図はイエロートナーを用いて感光体表面
にトナー像を形成した場合における単位面積当りトナー
付着量と画像濃度との関係を示すグラフ、第6図はマゼ
ンタトナーを用いて感光体表面にトナー像を形成した場
合における単位面積当りトナー付着量と画像濃度との関
係を示すグラフ、第7図はイエロー及びマゼンタトナー
を減法混色によりレッド再現したときの色度分布を示す
グラフ、第8図は任意の交流バイアス下における現像電
位ギャップVGとトナー付着量の関係示すグラフ、第9図
はイエロートナーの付着量とその電位との関係を示すグ
ラフ、第10図はレーザの照射により感光体表面電位を変
位させた光減衰電位とその時のレーザパワーとの関係を
示すグラフ、第11図は従来のカラー画像形成プロセスで
の再帯電・再露光後における感光体表面の電位分布を示
すグラフ、第12図(A)〜(F)は感光体上に像露光及
び現像とを繰り返してトナー像を重ね合わせるトナー像
形成プロセスを示す説明図である。 10…感光体、21…スコロトロン帯電器 31…定着装置、36…クリーニング装置 A〜D…現像装置 40…像露光装置、41…フレームメモリ 42…バッファ、43…ルックアップテーブル 44…レーザ駆動回路、45…半導体レーザダイオード 46…回転多面鏡、47…fθレンズ VDC…現像バイアス、VH…感光体表面電位 VG、VG1、VG2…現像電位ギャップ VL1…露光電位、VL2…再露光電位 VT1…トナー層裏面電位 VT2…トナー層表面電位
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−252374(JP,A) 特開 昭63−301066(JP,A) 特開 昭63−298360(JP,A) 特開 昭63−303373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/04 - 15/056

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上を一様に帯電する帯電工程と、前
    記帯電工程によって帯電した感光体表面にレーザを露光
    して静電潜像を形成する露光工程と、交流及び直流のバ
    イアスが印加された現像手段で前記静電潜像を反転現像
    して感光体上にトナー像を形成する現像工程と、を複数
    回繰り返して、感光体上に複数色のトナー像を重ね合わ
    せるカラー画像形成方法において、 前記複数回の現像工程は、前記バイアスを一定とし、 前記露光工程は、先に形成されたトナー像による遮蔽性
    及びトナーの持つ電荷量を考慮して、初回の露光電位と
    再露光電位とが同一になるように、先にトナー像が形成
    されている画素に像露光する場合と、先にトナー像が形
    成されていない画素に像露光する場合とで、前記レーザ
    の光強度若しくは露光時間を変化させることを特徴とす
    るカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】先にトナー像が形成されていない画素に像
    露光する時のレーザパワーは、先にトナー像が形成され
    ている画素に像露光する時のレーザパワーの50%以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成
    方法。
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