JP2899015B2 - 感熱記録シート - Google Patents

感熱記録シート

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【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、染料前駆体と該染料前駆体を加熱時発色さ
せる顕色剤を主たる構成要素とする感熱記録シートに関
し、更に詳しくは感熱層の上に特定の顔料を含有した保
護層を設ける事により、ヘッドマッチング性と耐薬品性
及び画像保存性を改良した感熱記録シートに関するもの
である。
(B)従来の技術 無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体と電子受容性
の顕色剤の二成分発色性感熱記録材料は一次発色であ
り、現像等の後処理が不要であり、取り扱いが容易であ
る等の利点が多く、感熱記録材料の主流を占めている。
利用分野としては、ファクシミリ、計測機器の記録、
ラベル用等に広く用いられている。
この種の感熱記録紙に要求される特性として、各種用
途に応じた感度を備えている事の他に地肌の白さ、発色
画像の長期安定性、記録時のヘッドに付着するカスが生
じない事、ヘッドに付着(スティッキング)しない事、
等のヘッドマッチング性が要求される。具体的に感熱シ
ートに要求される特性として、実用上は可塑剤を多量に
含有した塩化ビニール製のフィルム、消しゴムに接触し
た場合、ハンドクリーム、整髪用オイルが付着した場
合、現像処理直後のジアゾ感光紙と重ね合わせた場合、
ケイ光ペン等で書いた場合等に、画像が消えたり、地肌
が発色する等の欠点が生じる。
これらの現象は染料前駆体のラクトン環が可塑剤やケ
イ光ペンのエチレングリコール等により閉環されて消色
するか、ジアゾ現像液やケイ光ペンの溶剤が顕色剤を溶
解して、染料前駆体と接触する為に地肌が発色すると考
えられている。
そこで、感熱発色層上に可塑剤の薬品の浸透を妨ぐた
めの皮膜の形成により、改良される事も提案されてい
る。(特開昭48−51644号、特開昭54−3549号、特開昭5
4−128347号、特開昭57−115391号、特開昭59−67081
号、特開昭62−279980号) しかしながら、従来は保護層の塗膜に関して、満足の
いく耐薬品性を得る為には、かなりな厚塗りが必要であ
った。そのために乾燥時間は多く必要になり、塗抹スピ
ードが上げられない等の生産上の問題点に加えて感度低
下の原因となり好ましくなかった。又、ヘッドへのカス
の付着、ヘッドへの紙の付着によるスティッキング現象
も厚塗りにより悪化の傾向であり、スティッキングの改
良の為に粒径の大きな顔料等を入れる事も提案されてい
る。(特開平1−133783)が耐薬品性とは相反するもの
である。
(C)発明が解決しようとする課題 本発明の目的は染料前駆体と顕色剤の二成分発色性の
感熱発色層上に特定の顔料を含有した保護層を設ける事
により、ヘッドマッチング性が良好で耐薬品性の強い感
熱記録シートを提供することである。
(D)課題を解決するための手段 本発明は感熱発色層上に平均粒子径が0.1〜1μmの
顔料を乾燥重量で0.5〜40重量%含有する保護層を設け
る事によりヘッドマッチングが良好で、しかも耐薬品性
の強い感熱記録シートが得られるものである。
特に好ましくは保護層が二層以上であり、最上層が平
均粒子径が0.1〜1μmの顔料を含有する事により、ヘ
ッドマッチング性は良好で耐薬品性が更に改良される。
更に好ましくは、その顔料がカオリンであれば更にヘ
ッドマッチング性、耐薬品性が改良される。
平均粒子径が0.1μmより小さい顔料の場合は、二次
凝集を起こし、塗抹面質の悪化、耐薬品性の悪化を引き
起こす。又、平均粒子径が1μmより大きい顔料を用い
る場合は、顔料と結合剤との界面及び顔料の上部及び下
部の結合剤層の不連続性によりかなり厚く塗らないと耐
薬品性が劣ってしまう。しかし、厚く塗ると発色性の劣
った感熱紙になる。
本発明の保護層に使用する顔料の添加量は保護層の固
形分100重量部に対し、0.5〜40重量部、好ましくは、0.
5〜30重量部の範囲で調節するのが望ましい。0.5重量部
より少ないと本発明効果は出ないし、40重量部より多い
と発色性で劣る。
本発明の平均粒子径が0.1〜1μmの顔料としては、
カオリン、炭酸カルシウム、タルク、水酸化アルミニウ
ムが挙げられる。
次に本発明の保護層を形成する素材としては、ポリビ
ニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリビニルメ
チルエーテル、ビニルメチルエーテル−無水マレイン酸
共重合体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタクリル酸ソ
ーダ、ポリアクリルアミド、イソブチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリ
デン等の合成高分子結合剤、酸化澱紛、デキストリン、
ジアルデヒド澱粉、酵素処理澱粉、アミノ化澱粉、リン
酸澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、カルボキシメチル化
澱粉、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、大豆タンパク等の天然系結合剤、及びポリ酢酸ビニ
ル、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合物、酢酸ビ
ニル−エチレン共重合物、ポリアクリル酸エステル、ブ
タジエン−スチレン共重合物、ブタジエン−アクリロニ
トリル共重合物、ブタジエン−メチルメタクリレート共
重合物等のラテックスおよびエマルジョンが単独又は2
種以上で用いられる。
上記の結合剤を架橋又は硬化させるものとして無機過
酸化物、有機ケイ素過酸化物、有機過酸化物、フェノー
ル樹脂、アミノ樹脂、キノン類、ハロゲン化合物、イソ
シアネート化合物、カルボン酸および酸無水物、アルデ
ヒド化合物、アルコール類、エポキシ化合物、ホウ酸、
リン化合物、金属酸化物、金属ハロゲン化物、有機金属
化合物、金属アルコキシド、シラン化合物が使用でき
る。その他感熱層に使用するステアリン酸金属塩、ワッ
クス類、湿潤剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、ケイ光染
料等が用いられる。
保護層の膜厚は乾燥状態で1〜10μmが耐薬品性、発
色感度、印字性の面で良好である。
感熱発色層に用いる染料前駆体としては、 (1)クリスタルバイオレットラクトン (2)3−インドリノ−3−p−ジメチルアミノフェニ
ル−6−ジメチルアミノフタリド (3)3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン (4)3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキシルアミノ
フルオラン (5)3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−ブチ
ルフルオラン (6)3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン (7)3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチ
ルアニリノフルオラン (8)2−(N−フェニル−N−エチル)アミノフルオ
ラン (9)3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフル
オラン (10)3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラ
ン (11)3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジ
ノフルオラン (12)2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−
p−トルイジノ)フルオラン (13)3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン (14)3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン (15)3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジノフ
ルオラン (16)3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフフ
ルオラン (17)3−(N−メチルシクロヘキシルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン (18)3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメ
チルアニリノ)フルオラン (19)3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフ
ルオラン (20)3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン 次に、本発明に用いられるフェノール性物質または、
有機酸(顕色剤)の代表例を示す。
(1)4,4′−イソプロピリデンジフェノール (2)4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロルフェ
ノール) (3)4,4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリ
−ブチルフェノール) (4)4,4′−セカンダリ−ブチリデンジフェノール (5)4,4′−(1−メチル−ノルマル−ヘキシリデ
ン)ジフェノール (6)4−フェニルフェノール (7)4−ヒドロキシジフェノキシド (8)メチル−4−ヒドロキシベンゾエート (9)フェニル−4−ヒドロキシベンゾエート (10)4−ヒドロキシアセトフェノン (11)サリチル酸アニリド (12)4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール (13)4,4′−シクロヘキシリデンビス(2−メチルフ
ェノール) (14)4,4′−ベンジリデンジフェノール (15)4,4′−チオビズ(6−ターシャリ−ブチル−3
−メチルフェノール) (16)4,4′−イソプロピリデンビス(2−メチルフェ
ノール) (17)4,4′−エチレンビス(2−メチルフェノール) (18)4,4′−シクロヘキシリデンビス(2−イソプロ
ピルフェノール) (19)2,2′−ジヒドロキシジフェニル (20)2,2′−メチレンビス(4−クロロフェノール) (21)2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール) (22)1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェノール)−シ
クロヘキサン (23)2,2−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン (24)ノボラック型フェノール樹脂 (25)ハロゲン化ノボラック型フェノール樹脂 (26)α−ナフトール (27)β−ナフトール (28)3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸 (29)3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸 (30)3−メチル−5−t−ブチルサリチル酸 (31)フタル酸モノアニリドバラエトキシ安息香酸 (32)ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン (33)4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフ
ェニルスルホン (34)ジ−(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン (35)パラベンジルオキシ安息香酸 (36)パラヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル 本発明の感熱記録紙は、次の方法によって得ることが
できる。即ち、フェノール物質または有機酸、該フェノ
ール物質または有機酸で発色する染料前駆体を別々にあ
るいは同時に粉砕機で微細粒子状に粉砕分散し、結合
剤、顔料等と混合し、必要に応じて各種添加剤を加える
ことにより塗液を調製する。
結合剤としては、例えば、澱粉類、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、ポリアクリルアミド、カルボキシメ
チルセルロース、アラビアゴム、カゼイン等の水溶性結
合剤スチレン−ブタジエンラテックス等のラテックス類
を用いることができる。
顔料としては、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成
カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チ
タン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿
素−ホルマリン樹脂等が挙げられる。
その他、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム
等の高級脂肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラフィン、
ポリエチレン、酸化ポリエチレン等のワックス類、ジオ
クチルスルホコハク酸塩等の湿潤剤、ベンゾフェノン
系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収剤、さらに
界面活性剤、ケイ光染料等が用いられる。
本発明による感熱記録シートに用いられる支持体とし
ては紙が主として用いられるが、プラスチックフィル
ム、合成紙、金属箔等を単独、あるいは組み合わせたシ
ートを用いる事が出来る。
感熱発色層および保護層の塗工に用いる装置として
は、エアーナイフコーター、ロールコーター、ロッドコ
ーター、カーテンコーター、ブレードコーター等が用い
られる。
更に塗工したものの表面平滑性を改良するために、マ
シンカレンダー、スーパーカレンダー、グロスカレンダ
ー、ブラッシング等が利用出来る。
(E)作用 感熱発色層上の保護層に平均粒径が0.1〜1μmの顔
料を乾燥重量で0.5〜40重量%含有させる事により、ス
ティッキング、カス等のヘッドマッチング性が良好で、
耐薬品性も高い感熱記録シートを得る事が出来る。
効果の発生する原因としては、特定の微小な顔料が結
合剤等の保護層成分の中に均一に分散する事により大粒
径の顔料を使用する場合よりも均一な膜になりやすく、
可塑剤、オイル等のしみ込みに対する保護効果が大きい
と考えられる。又、ヘッドマッチング性に関しては、発
色時の熱のかかった状態では、表面に顔料が連続的に存
在する為にヘッドとシートの密着性をやわらげ、スティ
ッキング、カスが良くなると予想される。
特に保護層を二層以上にした場合、下層の保護層によ
り耐薬品性が更に改良され、上層の微粒顔料含有層によ
るスティッキング、カス改良効果と相まって単層の保護
層の場合よりも良好な感熱記録シートが得られる。特に
顔料としてカオリンを用いた場合に良好な感熱記録シー
トが得られる。
(F)実施例 以下に実施例を示すが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
実施例1. A液とB液を、別々にサンドグラインダーにて平均粒
径約2μとなるまで分散し、次の配合で感熱層塗液を調
製した。
調製した塗液を坪量50g/m2の原紙に、固形分塗布量5.
6g/m2となるように塗布、乾燥してベック平滑度が300〜
500秒程度に仕上がるようにカレンダー処理をし、ベー
スとなる感熱記録紙を作製した。
次に保護層に関する配合について述べる。
上記の配合で攪拌混合する。
ホモジナイザーにて約10分(100rpm)分散する。
C液50部に対してD液2部添加したものをE液とす
る。
上記感熱記録紙上にC液を乾燥重量約2g/m2塗布(第
1保護層)し、更にその上にE液を乾燥重量約2g/m2
布(第2保護層)したものを、ベック平滑度が400秒以
上となるようにカレンダー処理して、感熱記録シートを
得た。
実施例2 実施例1のD液のアマゾン88の代わりに、微小軽質炭
酸カルシウム(白石工業:商品名ブリリアント15、平均
粒径0.15μ)に変え、第2保護層を構成する以外は全て
同様にして感熱記録シートを得た。
実施例3 実施例1のD液のアマゾン88の代わりに微小重質炭酸
カルシウム(白石カルシウム製:商品名ソフトン2200、
平均粒径1.0μ)に変え、第2保護層を構成する以外は
全て同様にして感熱記録シートを得た。
実施例4 実施例1のD液の代わりに湿式微小重質炭酸カルシウ
ム(富士カオリン製:商品名カービタル90、平均粒径0.
8μ)を固形分50%に調製したものを用いて、第2保護
層を構成する以外は全て同様にして感熱記録シートを得
た。
実施例5 実施例1のD液のアマゾン88の代わりに高白特級カオ
リン(エンゲルハード製:商品名ウルトラグロス90、平
均粒径0.4μ)に変え、第2保護層を構成する以外は全
て同様にして感熱記録シートを得た。
比較例1 実施例1で、感熱記録紙上にC液による第1保護層を
設けることなく、第2保護層を構成するE液を乾燥重量
約4g/m2塗布したものを、ベック平滑度が400秒以上とな
るようにカレンダー処理して、感熱記録シートを得た。
比較例2 実施例2で、第1保護層を設けることなく、第2保護
層成分にて乾燥重量約4g/m2塗布した以外は、同様にし
て感熱記録シートを得た。
比較例3 実施例3で、第1保護層を設けることなく、第2保護
層成分にて、乾燥重量約4g/m2塗布した以外は、同様に
して感熱記録シートを得た。
比較例4 実施例4で、第1保護層を設けることなく、第2保護
層成分にて乾燥重量約4g/m2塗布した以外は同様にして
感熱記録シートを得た。
比較例5 実施例5で、第1保護層を設けることなく、第2保護
層成分にて乾燥重量約4g/m2塗布した以外は同様にして
感熱記録シートを得た。
比較例6 実施例1のD液のアマゾン88の代わりに、カオリン
(ヒューバ製:商品名ハイドラテックス、平均粒径1.2
μ)に変え、第2保護層を構成する以外は全て同様にし
て感熱記録シートを得た。
比較例7 実施例1のD液のアマゾン88の代わりに、重質炭酸カ
ルシウム(三井精粉製:商品名エスカロン800、平均粒
径3μ)に変え、第2保護層を構成する以外は全て同様
にして感熱記録シートを得た。
比較例8 比較例1で、第1保護層を設けることなく、第2保護
層成分にて乾燥重量約4g/m2を塗布した以外は同様にし
て感熱記録シートを得た。
比較例9 比較例2で、第1保護層を設けることなく、第2保護
層成分にて乾燥重量約4g/m2を塗布した以外は同様にし
て感熱記録シートを得た。
比較例10 実施例1で、C液を用いて乾燥重量約2g/m2の第1保
護層を設けた後、その上に更にC液で乾燥重量約2g/m2
の第2保護層を設けたものを、ベック平滑度が400秒以
上となるようにカレンダー処理して、感熱記録シートを
得た。
比較例11 実施例1のE液において、C液50部に対してD液10部
を添加する以外は、全く同様にして感熱記録シートを得
た。
評価試験について述べる。
〔動発色感度〕
感熱紙発色試験装置TH−PMD(1320Ωヘッド装着)
(株)大倉電機製にて印字電圧24V、印字パルス幅1.0ms
ecで発色させ、マクベス濃度計(RD−514)を用いて光
学濃度を測定した。結果を表−1に示す。
〔スティッキング〕
ラスターコーダーMS8603(グラフテック社製)にて印
字し、発生音及び印字部の白抜け、縮みを観察した。結
果を表−1に示す。
〔耐ジアゾ性〕
ジアゾ現像液(コピニカPd文祥堂製)にて現像した直
後の感光紙(コピニカPd−8A文祥堂製)を感熱記録シー
トの印字面と密着し、30分経過したものに関し、地肌の
黒変と画像劣化を観察した。
結果を表−1に示す。
〔油性赤インキの変色試験〕
油性赤インキペン(マジックインキNo.700)にて、地
肌部に字を書き黒変度合を観察した。
結果を表−1に示す。
(G)発明の効果 本発明の感熱記録シートはヘッドマッチング性が良好
で未発色部及び発色部の薬品等に対する保存性も良好で
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−255478(JP,A) 特開 昭62−173284(JP,A) 特開 昭59−67081(JP,A) 特開 昭61−197277(JP,A) 特開 昭62−244693(JP,A) 特開 平2−99385(JP,A) 特開 平3−173679(JP,A) 特開 平2−69285(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/28 - 5/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無色ないし淡色の染料前駆体と、加熱時反
    応して該染料前駆体を発色せしめる顕色剤を主たる構成
    要素とする感熱発色層を設け、更にこの感熱発色層上に
    水溶性又は水分散性樹脂を含有する保護層を設けた感熱
    記録シートにおいて、該保護層を2層とし、下層の保護
    層には実質的に顔料を含まず、その上の保護層にはカオ
    リン、炭酸カルシウム、タルク及び水酸化アルミニウム
    からなる群から選択される顔料を乾燥重量で0.5〜40重
    量%含有し、該顔料の平均粒子径が0.1〜1μmの範囲
    内にあることを特徴とする感熱記録シート。
  2. 【請求項2】保護層の顔料としてカオリンを用いる請求
    項1記載の感熱記録シート。
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