JP2898794B2 - 穀物貯蔵装置 - Google Patents

穀物貯蔵装置

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JP2898794B2
JP2898794B2 JP3174136A JP17413691A JP2898794B2 JP 2898794 B2 JP2898794 B2 JP 2898794B2 JP 3174136 A JP3174136 A JP 3174136A JP 17413691 A JP17413691 A JP 17413691A JP 2898794 B2 JP2898794 B2 JP 2898794B2
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泰之 中村
雅美 川崎
秀夫 吉井
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TONAN KOGYO KK
Kubota Corp
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TONAN KOGYO KK
Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米、麦などの穀物を長
期間貯蔵するための小型の穀物貯蔵装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば稲作農家においては、秋に収穫し
た米の飯米分を翌年の秋まで貯蔵する必要があるため、
虫が付かず、結露、かびなどが発生しない、小型で且つ
安価な穀物貯蔵装置が要求されている。この種の従来技
術としては、特公昭61−20256号公報及び実開昭
56−131855号公報などがあり、いずれも貯蔵庫
の一側内面に穀物を収納する収納容器を取り付け、この
収納容器の底部に排風路を設けて、クーラ機構からのク
ーラ風を収納容器の上から穀物内を通して下方へ排風
し、これを送風機で循環させるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、クーラ風を穀物内を通して温度及び湿度を制御して
いるが、収納容器の壁際にはクーラ風が通り難く、特に
貯蔵庫の側壁と接している米及び収納容器の底の米には
冷却むらを生じることがあり、また、クーラ風を貯蔵米
内に通すために強力なクーラ機構を必要をし、装置コス
トが高くなっている。
【0004】本発明は、収納容器を貯蔵庫内に取り付け
て、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫内面及び蓋体下
面との間の総てにクーラ風流通空間を形成することによ
り、収納容器の全周を穀物貯蔵に必要な条件の雰囲気で
包囲して、効率的で且つ冷却むらを生じなく、コストの
安い穀物貯蔵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋されて
いてそれらの内面に断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、
貯蔵庫5内に配置されていて上部から穀物6を収納する
収納容器7と、この収納容器7から穀物6を取り出すべ
くその下部に設けられた取り出し機構8と、貯蔵庫5内
の温度を制御する送風式クーラ機構10とを備え、前記
取り出し機構8を備えた収納容器7を貯蔵庫5内にブラ
ケット11を介して吊り持ち状に取り付け、前記クーラ
機構10は送り出すクーラ風を収納容器7の下方へ向け
ており、収納容器7及び取り出し機構8を冷却雰囲気で
包むべくそれらの外周面、底面及び上部と貯蔵庫5内面
及び蓋体2下面との間の総てに連通したクーラ風流通空
間12を形成していることである。
【0006】
【作用】クーラ機構10から送り出されたクーラ風は、
収納容器7の下方から収納容器7の外周面と貯蔵庫5の
内周の断熱材3との間を通って、収納容器7の上部と蓋
体2との間にも流れて収納容器7内にも入る。そのた
め、収納容器7の外周面、底面及び上部と貯蔵庫5内面
及び蓋体2下面との間の総てがクーラ風流通空間12と
なり、収納容器7の全面をクーラ風による穀物貯蔵に必
要な条件の雰囲気で覆って、収納穀物6を全面から効率
的に温度制御をする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜4において、穀物貯蔵装置1の本体となる
貯蔵庫5が上部開口の箱形状に形成され、この上部開口
が蓋体2で施蓋されている。貯蔵庫5の内周面及び底面
には断熱材3で被覆され、蓋体2の下面にも断熱材4が
設けられている。貯蔵庫5の底部には車輪13が設けら
れ、前面には把手14が設けられ、可搬式になってい
る。
【0008】貯蔵庫5内には漏斗形の収納容器7が配置
されており、この収納容器7は上部が開口されていて、
蓋体2を開放することにより上部から穀物6を収納可能
になっている。この収納容器7は貯蔵庫5の4側壁又は
対向する2側壁から突出したブラケット11に取り付け
られ、その外周面、底面及び上部は貯蔵庫5の内面及び
蓋体2の下面との間の総てに間隙を有し、クーラ風流通
空間12を形成している。
【0009】このクーラ風流通空間12は、図1、2か
ら明らかなように、貯蔵庫5の外周面、底面及び上部で
総て連通している。前記収納容器7の下部には計量取り
出し機構8が設けられている。この計量取り出し機構8
は収納容器7に固定の筒状ケーシング15内に回動筒1
6を配置し、この回動筒16の軸17にアーム18を連
結し、このアーム18をモータ19のクランク20とリ
ンク21を介して連結している。
【0010】前記筒状ケーシング15には上下開口2
2、23が形成され、上開口22は収納容器7の下部の
取り出し口7aと連通しており、一方、回動筒16には
軸方向に対して傾斜した開口24が形成されている。2
6は2種量の計量取り出し用のスイッチである。前記回
動筒16の開口24が上開口22と対向するとき、収納
容器7から回動筒16内に一定量の穀物6が落下し、モ
ータ19を介して回動筒16を約180度回動すること
により、計量した穀物6を下開口23から放出する。回
動筒16の容量は例えば1合に設定されていて、前記ス
イッチ26を選択して3合、5合の米を取り出すとき
は、回動筒16は3回、5回回動される。
【0011】計量取り出し機構8の下方には、下開口2
3から放出された穀物6を引き出し部材9へ案内するガ
イド部材27が配置されている。このガイド部材27は
貯蔵庫5又はケーシング15に取り付けられている。こ
の引き出し部材9は貯蔵庫5の前面から出し入れ自在で
あり、その前面には把手28が設けられている。10は
クーラ機構で、冷却機、フアン、温度センサなどを有
し、貯蔵庫5内に10〜20°Cの冷風を供給して温度
制御可能であり、好ましくは貯蔵庫5内を15°C前後
に保つようになっている。前記クーラ機構10は図1に
明示されているように、送り出すクーラ風(冷風)を収
納容器7の下方へ向けており、収納容器7の局部にクー
ラ風が直接当たらないようになっている。
【0012】ところで、穀物6の長期貯蔵においては、
温度と湿度とを制御しなくてはならないが、冬期には制
御はほとんど不要であり、春期から秋期にかけて必要に
なる。そして、温度が20°Cを越え、湿度が70%を
越えると、かび、虫が発生し、外気温度20°C以上の
場合に、貯蔵庫5内温度を20°C以下に抑えると、相
対湿度は外気湿度から10〜20%低下して、70%以
下に抑えられることが知られている。
【0013】そこで、前記クーラ機構10には乾燥機及
び強力な冷却機はなく、貯蔵庫5内の温度を15°C前
後に且つ常時略一定に維持する機構のみを設けて、収納
容器7を取り巻く雰囲気を最低限、虫、かびなどが発生
しない条件になるようにしており、安価な装置で効率良
く米の管理ができるようにしている。図5は計量取り出
し機構8の変形例を示しており、貯蔵庫5の前下部に手
動又は足動のレバー30(図4にも2点鎖線で示す)が
枢支され、このレバー30と一体回動するアーム31と
アーム18とがリンク21によって連結され、レバー3
0の揺動回数だけ回動筒16が往復回動するように構成
されている。
【0014】また、図5においては、ブラケット11の
変形例も示しており、このブラケット11は収納容器7
を受ける傾斜受け片11aと、収納容器7の左右前後位
置を設定する立ち上がり片11bとを有し、収納容器7
を着脱自在に受持して、計量取り出し機構8のメンテナ
ンスができるようになっている。この場合、引き出し部
材9を引き出して、貯蔵庫5の開口からリンク21の着
脱ができるようにしておくことが好ましい。
【0015】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、収納容
器7は中央下部に取り出し口7aが形成されているが、
これを貯蔵庫5の前部に偏位させて、計量取り出し機構
8の回動筒16を引き出し部材9の略上方に配置し、ガ
イド部材27を省略するようにしたり、蓋体2を貯蔵庫
5に蝶番を介して取り付けたりしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、収納容器
7及び取り出し機構8を貯蔵庫5内にブラケット11を
介して吊り持ち状に取り付け、収納容器7を冷却雰囲気
で包むべくその外周面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及
び蓋体2下面との間の総てに連通したクーラ風流通空間
12を形成しているので、穀物6を収納した収納容器7
及び取り出し機構8をその外周面、底面及び上部の総て
の面から、循環する冷風の冷却雰囲気で包んで略均一に
冷却することができ、これにより収納容器7内の穀物6
を貯蔵に最適な温度に制御することができ、極めて効率
的で且つ冷却むらを生じることなく、穀物6を長期間貯
蔵しておくことができ、装置も安価に製作することがで
きる。その上で、収納容器7の下部に取り出し機構8を
設けているので、収納容器7からの穀物6の取り出しを
貯蔵庫5内で行うことができ、したがって、穀物取り出
し時の冷風の逃げが少なくでき、クーラ機構10から送
り出 するクーラ風を収納容器7の下方へ向けているの
で、穀物補給時に蓋体2を開放しても冷風の逃げを少な
くでき(逃げるのは主に上部の温かくなった空気)、こ
れらのよって、貯蔵庫5内の保温効率を向上でき、ま
た、クーラ風を収納容器7の下方へ向けることは冷風が
収納容器7の局部に直接的に当たるのを減少して冷却む
らも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面側面図である。
【図2】同断面平面図である。
【図3】同断面正面図である。
【図4】外形斜視図である。
【図5】計量取り出し機構の変形例を示す断面側面図で
ある。
【符号の説明】
1 穀物貯蔵装置 2 蓋体 3 断熱材 4 断熱材 5 貯蔵庫 6 穀物 7 収納容器 8 計量取り出し機構 9 引き出し部材 10 クーラ機構 11 ブラケット 12 クーラ風流通空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 雅美 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 吉井 秀夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口が蓋体(2収納容器)で施蓋さ
    れていてそれらの内面に断熱材(3)(4)を有する貯
    蔵庫(5)と、貯蔵庫(5)内に配置されていて上部か
    ら穀物(6)を収納する収納容器(7)と、この収納容
    器(7)から穀物(6)を取り出すべくその下部に設け
    られた取り出し機構(8)と、貯蔵庫(5)内の温度を
    制御する送風式クーラ機構(10)とを備え、前記取り
    出し機構(8)を備えた収納容器(7)を貯蔵庫(5)
    内にブラケット(11)を介して吊り持ち状に取り付
    け、前記クーラ機構(10)は送り出すクーラ風を収納
    容器(7)の下方へ向けており、収納容器(7)及び取
    り出し機構(8)を冷却雰囲気で包むべくそれらの外周
    面、底面及び上部と貯蔵庫(5)内面及び蓋体(2)下
    面との間の総てに連通したクーラ風流通空間(12)を
    形成していることを特徴とる穀物貯蔵装置。
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