JPH05316947A - 穀物貯蔵装置 - Google Patents
穀物貯蔵装置Info
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- JPH05316947A JPH05316947A JP790092A JP790092A JPH05316947A JP H05316947 A JPH05316947 A JP H05316947A JP 790092 A JP790092 A JP 790092A JP 790092 A JP790092 A JP 790092A JP H05316947 A JPH05316947 A JP H05316947A
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- JP
- Japan
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- storage
- cooler
- receiving container
- storage container
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- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 上部開口が蓋体2で施蓋されていて内面に断
熱材3、4を有する貯蔵庫5と、貯蔵庫5内に配置され
ていて上部から穀物6を収納する収納容器7と、貯蔵庫
5内の温度を制御するクーラ機構8とを備える。前記収
納容器7は外周面に周囲方向に長く設けたブラケット9
を貯蔵庫5内に取り付けた受け材10に受持し、その外
周面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との
間の総てにクーラ風流通空間11を形成し、前記ブラケ
ット9にクーラ風を上下方向に流通可能とする風路12
を形成する。 【効果】 クーラ風を収納容器7の全周に満遍無く流通
でき、穀物6を効率的で且つ冷却むらを生じなく貯蔵で
き、しかもブラケット9により収納容器7の保形及び支
持を確実にできる。
熱材3、4を有する貯蔵庫5と、貯蔵庫5内に配置され
ていて上部から穀物6を収納する収納容器7と、貯蔵庫
5内の温度を制御するクーラ機構8とを備える。前記収
納容器7は外周面に周囲方向に長く設けたブラケット9
を貯蔵庫5内に取り付けた受け材10に受持し、その外
周面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との
間の総てにクーラ風流通空間11を形成し、前記ブラケ
ット9にクーラ風を上下方向に流通可能とする風路12
を形成する。 【効果】 クーラ風を収納容器7の全周に満遍無く流通
でき、穀物6を効率的で且つ冷却むらを生じなく貯蔵で
き、しかもブラケット9により収納容器7の保形及び支
持を確実にできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米、麦などの穀物を長
期間貯蔵するための小型の穀物貯蔵装置に関するもので
ある。
期間貯蔵するための小型の穀物貯蔵装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば稲作農家においては、秋に収穫し
た米の飯米分を翌年の秋まで貯蔵する必要があるため、
虫が付かず、結露、かびなどが発生しない、小型で且つ
安価な穀物貯蔵装置が要求されている。この種の従来技
術としては、特公昭61−20256号公報及び実開昭
56−131855号公報などがあり、いずれも貯蔵庫
の内部一側に穀物を収納する収納容器を取り付け、この
収納容器の底部に排風路を設けて、クーラ機構からのク
ーラ風を収納容器の上から穀物内を通して下方へ排風
し、これを送風機で循環させるように構成している。
た米の飯米分を翌年の秋まで貯蔵する必要があるため、
虫が付かず、結露、かびなどが発生しない、小型で且つ
安価な穀物貯蔵装置が要求されている。この種の従来技
術としては、特公昭61−20256号公報及び実開昭
56−131855号公報などがあり、いずれも貯蔵庫
の内部一側に穀物を収納する収納容器を取り付け、この
収納容器の底部に排風路を設けて、クーラ機構からのク
ーラ風を収納容器の上から穀物内を通して下方へ排風
し、これを送風機で循環させるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、クーラ風を穀物内を通して温度及び湿度を制御して
いるが、収納容器の壁際にはクーラ風が通り難く、特に
貯蔵庫の側壁と接している米及び収納容器の底の米には
冷却むらを生じることがあり、また、クーラ風を貯蔵米
内に通すために強力なクーラ機構を必要をし、装置コス
ト及び運転コストが高くなっている。
は、クーラ風を穀物内を通して温度及び湿度を制御して
いるが、収納容器の壁際にはクーラ風が通り難く、特に
貯蔵庫の側壁と接している米及び収納容器の底の米には
冷却むらを生じることがあり、また、クーラ風を貯蔵米
内に通すために強力なクーラ機構を必要をし、装置コス
ト及び運転コストが高くなっている。
【0004】本発明の第1の目的は、収納容器を貯蔵庫
内に取り付けて、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫内
面及び蓋体下面との間の総てにクーラ風流通空間を形成
し、貯蔵庫に取り付けるために収納容器の外周面にブラ
ケットを周囲方向長く設け、このブラケットに風路を形
成することにより、クーラ風を収納容器の全周に満遍無
く流通でき、穀物を効率的で且つ冷却むらを生じなく貯
蔵でき、しかも収納容器の保形及び支持を確実にできる
ようにした穀物貯蔵装置を提供することである。
内に取り付けて、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫内
面及び蓋体下面との間の総てにクーラ風流通空間を形成
し、貯蔵庫に取り付けるために収納容器の外周面にブラ
ケットを周囲方向長く設け、このブラケットに風路を形
成することにより、クーラ風を収納容器の全周に満遍無
く流通でき、穀物を効率的で且つ冷却むらを生じなく貯
蔵でき、しかも収納容器の保形及び支持を確実にできる
ようにした穀物貯蔵装置を提供することである。
【0005】本発明の第2の目的は、クーラ風を収納容
器の外周の一側下方から上方に流し、収納容器の上部を
覆った後にブラケットの風路を流通させて収納容器の下
部に流し、その後クーラ機構に戻すと共に、このクーラ
機構の近傍で戻りクーラ風の上方逃げを制限することに
より、クーラ風をより満遍無く収納容器の全周に流通で
きるようにした穀物貯蔵装置を提供することである。
器の外周の一側下方から上方に流し、収納容器の上部を
覆った後にブラケットの風路を流通させて収納容器の下
部に流し、その後クーラ機構に戻すと共に、このクーラ
機構の近傍で戻りクーラ風の上方逃げを制限することに
より、クーラ風をより満遍無く収納容器の全周に流通で
きるようにした穀物貯蔵装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋
されていて内面に断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、貯
蔵庫5内に配置されていて上部から穀物6を収納する収
納容器7と、貯蔵庫5内の温度を制御するクーラ機構8
とを備えた穀物貯蔵装置において、前記収納容器7は外
周面に周囲方向に長く設けたブラケット9が貯蔵庫5内
に取り付けた受け材10に受持され、その外周面、底面
及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間の総てに
クーラ風流通空間11が形成され、前記ブラケット9に
クーラ風を上下方向に流通可能とする風路12が形成さ
れていることである。
のための第1の具体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋
されていて内面に断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、貯
蔵庫5内に配置されていて上部から穀物6を収納する収
納容器7と、貯蔵庫5内の温度を制御するクーラ機構8
とを備えた穀物貯蔵装置において、前記収納容器7は外
周面に周囲方向に長く設けたブラケット9が貯蔵庫5内
に取り付けた受け材10に受持され、その外周面、底面
及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間の総てに
クーラ風流通空間11が形成され、前記ブラケット9に
クーラ風を上下方向に流通可能とする風路12が形成さ
れていることである。
【0007】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋されていて内面に
断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、貯蔵庫5内に配置さ
れていて上部から穀物6を収納する収納容器7と、貯蔵
庫5の一側下部に設けられて内部温度を制御するクーラ
機構8とを備えた穀物貯蔵装置において、前記収納容器
7は外周面に周囲方向に長く設けたブラケット9が貯蔵
庫5内に取り付けた受け材10に受持され、その外周
面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間
の総てにクーラ風流通空間11が形成され、クーラ風を
収納容器7の外周一側の下方からブラケット9上方へ流
動して収納容器7上部を覆った後に前記外周一側以外の
ブラケット9から収納容器7下部に流してクーラ機構8
に戻るべく、ブラケット9にクーラ風を上下方向に流通
可能とする風孔12が形成され、この風路12はクーラ
機構8の戻り側の近傍でそれ以外よりも風流通量が少な
くなるように形成されていることである。
体的手段は、上部開口が蓋体2で施蓋されていて内面に
断熱材3、4を有する貯蔵庫5と、貯蔵庫5内に配置さ
れていて上部から穀物6を収納する収納容器7と、貯蔵
庫5の一側下部に設けられて内部温度を制御するクーラ
機構8とを備えた穀物貯蔵装置において、前記収納容器
7は外周面に周囲方向に長く設けたブラケット9が貯蔵
庫5内に取り付けた受け材10に受持され、その外周
面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間
の総てにクーラ風流通空間11が形成され、クーラ風を
収納容器7の外周一側の下方からブラケット9上方へ流
動して収納容器7上部を覆った後に前記外周一側以外の
ブラケット9から収納容器7下部に流してクーラ機構8
に戻るべく、ブラケット9にクーラ風を上下方向に流通
可能とする風孔12が形成され、この風路12はクーラ
機構8の戻り側の近傍でそれ以外よりも風流通量が少な
くなるように形成されていることである。
【0008】
【作用】貯蔵庫5の一側下部に設けられたクーラ機構8
から送り出されたクーラ風は、収納容器7の外周一側の
下方からブラケット9Aの風路12を通って収納容器7
の上部に至り、前記外周一側以外のブラケット9B、9
Cの風路12を通って収納容器7の下部に流れ、クーラ
機構8に戻る。この間に収納容器7の外周面、底面及び
上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間の総てにクー
ラ風が流通して、収納容器7の全面を穀物貯蔵に必要な
温度・湿度条件の雰囲気で覆って、収納穀物6を全面か
ら効率的に温度制御をする。
から送り出されたクーラ風は、収納容器7の外周一側の
下方からブラケット9Aの風路12を通って収納容器7
の上部に至り、前記外周一側以外のブラケット9B、9
Cの風路12を通って収納容器7の下部に流れ、クーラ
機構8に戻る。この間に収納容器7の外周面、底面及び
上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間の総てにクー
ラ風が流通して、収納容器7の全面を穀物貯蔵に必要な
温度・湿度条件の雰囲気で覆って、収納穀物6を全面か
ら効率的に温度制御をする。
【0009】ブラケット9は収納容器7の外周面に周方
向に長く設けられ、収納容器7を貯蔵庫5に取り付ける
だけでなく、収納容器7の保形もしている。このブラケ
ット9には風路12が形成されていて、貯蔵庫5を収納
容器7との間のクーラ風の上下方向の流動を可能にして
おり、また、クーラ機構8の戻り側の近傍で風流通量を
少なくなるように制限して、戻りクーラ風が新規クーラ
風に混入しなく、新規クーラ風が直ちにクーラ機構8に
戻らないようにしている。
向に長く設けられ、収納容器7を貯蔵庫5に取り付ける
だけでなく、収納容器7の保形もしている。このブラケ
ット9には風路12が形成されていて、貯蔵庫5を収納
容器7との間のクーラ風の上下方向の流動を可能にして
おり、また、クーラ機構8の戻り側の近傍で風流通量を
少なくなるように制限して、戻りクーラ風が新規クーラ
風に混入しなく、新規クーラ風が直ちにクーラ機構8に
戻らないようにしている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜5において、穀物貯蔵装置1の本体となる
平面視矩形状の貯蔵庫5が上部に開口を有する箱形状に
形成され、この上部開口が蓋体2で施蓋されている。貯
蔵庫5の内周面及び底面には断熱材3で被覆され、蓋体
2の下面にも断熱材4が設けられている。貯蔵庫5の底
部には車輪13が設けられ、前面には把手14が設けら
れ、可搬式になっている。
する。図1〜5において、穀物貯蔵装置1の本体となる
平面視矩形状の貯蔵庫5が上部に開口を有する箱形状に
形成され、この上部開口が蓋体2で施蓋されている。貯
蔵庫5の内周面及び底面には断熱材3で被覆され、蓋体
2の下面にも断熱材4が設けられている。貯蔵庫5の底
部には車輪13が設けられ、前面には把手14が設けら
れ、可搬式になっている。
【0011】貯蔵庫5内には収納容器7が配置されてお
り、この収納容器7は上部が開口されていて、蓋体2を
開放することにより上部から穀物6を収納可能になって
いる。この開口は内蓋22(図1に2点鎖線で示す。)
で閉鎖するようにしても良く、また収納容器7の上部を
全面開放しておいても良い。前記収納容器7は外周面の
上下方向中途部に周方向に長い、例えば各辺と同一長さ
のブラケット9A、9B、9Cが固定され、この各ブラ
ケット9は貯蔵庫5の4側壁から突出した受け材10に
受持されて、宙吊り状に配置されている。従って、収納
容器7の外周面、底面及び上部は貯蔵庫5の内面及び蓋
体2の下面との間の総てに間隙を有し、クーラ風流通空
間11を形成している。
り、この収納容器7は上部が開口されていて、蓋体2を
開放することにより上部から穀物6を収納可能になって
いる。この開口は内蓋22(図1に2点鎖線で示す。)
で閉鎖するようにしても良く、また収納容器7の上部を
全面開放しておいても良い。前記収納容器7は外周面の
上下方向中途部に周方向に長い、例えば各辺と同一長さ
のブラケット9A、9B、9Cが固定され、この各ブラ
ケット9は貯蔵庫5の4側壁から突出した受け材10に
受持されて、宙吊り状に配置されている。従って、収納
容器7の外周面、底面及び上部は貯蔵庫5の内面及び蓋
体2の下面との間の総てに間隙を有し、クーラ風流通空
間11を形成している。
【0012】収納容器7の底は前が低く後が高い階段底
になっており、前後底7A、7Bはそれぞれ前下向き傾
斜し、前底7Aの前部は最も低く、収納容器7の前壁に
は穀物取り出し口16が形成されている。8は貯蔵庫5
内の一側下部の後底7B下方に配置されたクーラ機構で
あり、冷却機、ファン、温度センサ等を有し、貯蔵庫5
内に10〜20°Cの冷風を供給して温度制御可能であ
り、好ましくは貯蔵庫5内を15°C前後に保つように
なっている。
になっており、前後底7A、7Bはそれぞれ前下向き傾
斜し、前底7Aの前部は最も低く、収納容器7の前壁に
は穀物取り出し口16が形成されている。8は貯蔵庫5
内の一側下部の後底7B下方に配置されたクーラ機構で
あり、冷却機、ファン、温度センサ等を有し、貯蔵庫5
内に10〜20°Cの冷風を供給して温度制御可能であ
り、好ましくは貯蔵庫5内を15°C前後に保つように
なっている。
【0013】クーラ機構8には乾燥機及び強力な冷却機
はなくても良く、貯蔵庫5内の温度を15°C前後に且
つ常時略一定に維持する機構のみを設けて、収納容器7
を取り巻く雰囲気を最低限、虫、かびなどが発生しない
条件になるようにしておけば良く、安価な装置で効率良
く米の管理ができるようにしておく。前記クーラ機構8
は貯蔵庫5内のボックス17に収められており、このボ
ックス17には上側の吐出口18と下側の吸入口19と
が形成され、その間を区切るように左右方向に延びる上
下仕切り板20が固定され、この上下仕切り板20の左
右側縁及び後縁が貯蔵庫5に固定され、前部に収納容器
7に達する補助板29が取り付けられている。
はなくても良く、貯蔵庫5内の温度を15°C前後に且
つ常時略一定に維持する機構のみを設けて、収納容器7
を取り巻く雰囲気を最低限、虫、かびなどが発生しない
条件になるようにしておけば良く、安価な装置で効率良
く米の管理ができるようにしておく。前記クーラ機構8
は貯蔵庫5内のボックス17に収められており、このボ
ックス17には上側の吐出口18と下側の吸入口19と
が形成され、その間を区切るように左右方向に延びる上
下仕切り板20が固定され、この上下仕切り板20の左
右側縁及び後縁が貯蔵庫5に固定され、前部に収納容器
7に達する補助板29が取り付けられている。
【0014】ボックス17の左右には、上下仕切り板2
0から収納容器7の後底Bまで左右仕切り板21が設け
られ、吐出口18から出たクーラ風が左右に流れて収納
容器7の左右側面側に直接当たらないように遮蔽してい
る。前記各ブラケット9は断面L字状のアングル材で形
成され、その垂直部が収納容器7に固定され、水平部が
受け材10に受持されると共に、長手方向多数の円形孔
を開けて風路12を形成している。
0から収納容器7の後底Bまで左右仕切り板21が設け
られ、吐出口18から出たクーラ風が左右に流れて収納
容器7の左右側面側に直接当たらないように遮蔽してい
る。前記各ブラケット9は断面L字状のアングル材で形
成され、その垂直部が収納容器7に固定され、水平部が
受け材10に受持されると共に、長手方向多数の円形孔
を開けて風路12を形成している。
【0015】また、受け材10も断面L字状のアングル
材で形成され、その垂直部が貯蔵庫5の内面に固定さ
れ、水平部に長手方向多数の円形開口24を形成いてい
る。この開口24は各風路12に対応した位置にあり、
クーラ風が風路12を上下に流通するのを遮らないよう
になっている。前記クーラ機構8のクーラ風は吐出口1
8から出て収納容器7に一旦当たってから、クーラ機構
8近傍の収納容器7の外周一側面(背面)と貯蔵庫5と
の間のブラケット9Aの風路12を通って上昇し、収納
容器7の上部を覆ってから、前記外周一側以外の側面
(前面、左右側面)から降下して、ブラケット9B、9
Cの風路12を通って貯蔵庫5の下部に至り、収納容器
7の側下部及び底部と接した後、仕切り板20の下方で
クーラ機構8の吸入口19に吸入される。
材で形成され、その垂直部が貯蔵庫5の内面に固定さ
れ、水平部に長手方向多数の円形開口24を形成いてい
る。この開口24は各風路12に対応した位置にあり、
クーラ風が風路12を上下に流通するのを遮らないよう
になっている。前記クーラ機構8のクーラ風は吐出口1
8から出て収納容器7に一旦当たってから、クーラ機構
8近傍の収納容器7の外周一側面(背面)と貯蔵庫5と
の間のブラケット9Aの風路12を通って上昇し、収納
容器7の上部を覆ってから、前記外周一側以外の側面
(前面、左右側面)から降下して、ブラケット9B、9
Cの風路12を通って貯蔵庫5の下部に至り、収納容器
7の側下部及び底部と接した後、仕切り板20の下方で
クーラ機構8の吸入口19に吸入される。
【0016】収納容器7の周囲の風路12は全域で同一
流量になるように形成することも可能であるが、クーラ
風が前記外周一側の風路12を通ってから左右側部の風
路12を通って直ちに吸入口19に吸入されたり、戻り
のクーラ風が新規側に流れたりしたのでは、穀物6の冷
却効率が悪くなり、また、クーラ機構8で検出する温度
も不正確になる。
流量になるように形成することも可能であるが、クーラ
風が前記外周一側の風路12を通ってから左右側部の風
路12を通って直ちに吸入口19に吸入されたり、戻り
のクーラ風が新規側に流れたりしたのでは、穀物6の冷
却効率が悪くなり、また、クーラ機構8で検出する温度
も不正確になる。
【0017】そこで、左右側部のブラケット9Cの風路
12は、クーラ機構8近傍で流量を少なく制限するよう
になっている。即ち、風路12を形成する孔の径はブラ
ケット9Aと同一であるが、左右側部のブラケット9C
の風路12のピッチは、前側で密に後側のクーラ機構8
近傍で粗に配置されている。前記風路12及び開口24
の形状は、図6に示す第1変形例のように、正方形又は
長方形等に形成したり、図7に示す第2変形例のよう
に、ブラケット9及び受け材10を鋸歯状にして、風路
12を貯蔵庫5側に、開口24を収納容器7側にそれぞ
れ開放された切欠状に形成したりしても良い。
12は、クーラ機構8近傍で流量を少なく制限するよう
になっている。即ち、風路12を形成する孔の径はブラ
ケット9Aと同一であるが、左右側部のブラケット9C
の風路12のピッチは、前側で密に後側のクーラ機構8
近傍で粗に配置されている。前記風路12及び開口24
の形状は、図6に示す第1変形例のように、正方形又は
長方形等に形成したり、図7に示す第2変形例のよう
に、ブラケット9及び受け材10を鋸歯状にして、風路
12を貯蔵庫5側に、開口24を収納容器7側にそれぞ
れ開放された切欠状に形成したりしても良い。
【0018】また、図8に示す第3変形例のように、左
右側部のブラケット9Cの風路12のピッチを同一に
し、クーラ風戻り側に位置する風路12を戻り方向に次
第に小さくなる孔に形成し、開口24をそれに対応させ
るようにしたりすることができる。尚、風路12を第
1、3変形例の形状にしておいて、開口24を第2変形
例のように形成しても良い。
右側部のブラケット9Cの風路12のピッチを同一に
し、クーラ風戻り側に位置する風路12を戻り方向に次
第に小さくなる孔に形成し、開口24をそれに対応させ
るようにしたりすることができる。尚、風路12を第
1、3変形例の形状にしておいて、開口24を第2変形
例のように形成しても良い。
【0019】前記収納容器7の後底7Bは、前述のよう
に、吐出口18から出た最も低温のクーラ風が、直に当
たり且つ案内される部分であり、収納容器7は局部的に
急激に冷やされ、その内部に結露を生じる可能性があ
る。そこで、低温クーラ風が当たる部分には、断熱材2
3A、23B、23Cが取り付けられ、急激な温度差が
生じるのを防止している。
に、吐出口18から出た最も低温のクーラ風が、直に当
たり且つ案内される部分であり、収納容器7は局部的に
急激に冷やされ、その内部に結露を生じる可能性があ
る。そこで、低温クーラ風が当たる部分には、断熱材2
3A、23B、23Cが取り付けられ、急激な温度差が
生じるのを防止している。
【0020】前記収納容器7の前壁下部には穀物取り出
し口16を開閉するシャッタ25が設けられ、前底7A
の前端には角筒状のシュート26が枢支され、貯蔵庫5
の前壁には穀物取り出し口16に対向して開口27とこ
れを開閉する扉28とが設けられている。前記シュート
26は、扉28を回動して開口27を開放したとき、図
1に2点鎖線で示すように、収納容器7の前側に回動し
て、穀物取り出し口16と連通した位置で止めておくこ
とができる。この状態でシュート26の底面は前底7A
と略面一になり、その先端は開口27と同一位置又は突
出して、前底7A上の穀物6を升29等の容器に流出さ
せることができるようになる。
し口16を開閉するシャッタ25が設けられ、前底7A
の前端には角筒状のシュート26が枢支され、貯蔵庫5
の前壁には穀物取り出し口16に対向して開口27とこ
れを開閉する扉28とが設けられている。前記シュート
26は、扉28を回動して開口27を開放したとき、図
1に2点鎖線で示すように、収納容器7の前側に回動し
て、穀物取り出し口16と連通した位置で止めておくこ
とができる。この状態でシュート26の底面は前底7A
と略面一になり、その先端は開口27と同一位置又は突
出して、前底7A上の穀物6を升29等の容器に流出さ
せることができるようになる。
【0021】図1、2において、31は貯蔵庫5の側部
に設けた点検窓で、扉32によって開閉自在になってお
り、この点検窓31を介してクーラ機構8の点検等をす
ることができると共に、収納容器7の下方のクーラ風流
通空間11に袋詰め穀物33を収納可能にしている。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、収納容器7の穀物取
り出し口16に計量取り出し機構を取り付けたり、貯蔵
庫5の受け材10及び収納容器7のブラケット9は、コ
ーナ部で隣合うもの同志の間に隙間があるが、この隙間
を埋めるような形状にしても良い。
に設けた点検窓で、扉32によって開閉自在になってお
り、この点検窓31を介してクーラ機構8の点検等をす
ることができると共に、収納容器7の下方のクーラ風流
通空間11に袋詰め穀物33を収納可能にしている。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができる。例えば、収納容器7の穀物取
り出し口16に計量取り出し機構を取り付けたり、貯蔵
庫5の受け材10及び収納容器7のブラケット9は、コ
ーナ部で隣合うもの同志の間に隙間があるが、この隙間
を埋めるような形状にしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、収納容器
7は外周面に周囲方向に長く設けたブラケット9が貯蔵
庫5内に取り付けた受け材10に受持され、その外周
面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間
の総てにクーラ風流通空間11が形成され、前記ブラケ
ット9にクーラ風を上下方向に流通可能とする風路12
が形成されているので、クーラ風を収納容器の全周に満
遍無く流通でき、穀物を効率的で且つ冷却むらを生じな
く貯蔵でき、しかもブラケット9により収納容器の保形
及び支持を確実にできる。
7は外周面に周囲方向に長く設けたブラケット9が貯蔵
庫5内に取り付けた受け材10に受持され、その外周
面、底面及び上部と貯蔵庫5内面及び蓋体2下面との間
の総てにクーラ風流通空間11が形成され、前記ブラケ
ット9にクーラ風を上下方向に流通可能とする風路12
が形成されているので、クーラ風を収納容器の全周に満
遍無く流通でき、穀物を効率的で且つ冷却むらを生じな
く貯蔵でき、しかもブラケット9により収納容器の保形
及び支持を確実にできる。
【0023】また、収納容器7は外周面に周囲方向に長
く設けたブラケット9が貯蔵庫5内に取り付けた受け材
10に受持され、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫5
内面及び蓋体2下面との間の総てにクーラ風流通空間1
1が形成され、クーラ風を収納容器7の外周一側の下方
からブラケット9上方へ流動して収納容器7上部を覆っ
た後に前記外周一側以外のブラケット9から収納容器7
下部に流してクーラ機構8に戻るべく、ブラケット9に
クーラ風を上下方向に流通可能とする風孔12が形成さ
れ、この風路12はクーラ機構8の戻り側の近傍でそれ
以外よりも風流通量が少なくなるように形成されている
ので、戻りクーラ風が新規クーラ風に混入したり、新規
クーラ風が冷却作用をすることなく直ちにクーラ機構8
に戻ったりするのを減少でき、クーラ風をより満遍無く
収納容器の全周に流通でき。
く設けたブラケット9が貯蔵庫5内に取り付けた受け材
10に受持され、その外周面、底面及び上部と貯蔵庫5
内面及び蓋体2下面との間の総てにクーラ風流通空間1
1が形成され、クーラ風を収納容器7の外周一側の下方
からブラケット9上方へ流動して収納容器7上部を覆っ
た後に前記外周一側以外のブラケット9から収納容器7
下部に流してクーラ機構8に戻るべく、ブラケット9に
クーラ風を上下方向に流通可能とする風孔12が形成さ
れ、この風路12はクーラ機構8の戻り側の近傍でそれ
以外よりも風流通量が少なくなるように形成されている
ので、戻りクーラ風が新規クーラ風に混入したり、新規
クーラ風が冷却作用をすることなく直ちにクーラ機構8
に戻ったりするのを減少でき、クーラ風をより満遍無く
収納容器の全周に流通でき。
【図1】本発明の実施例を示す断面側面図である。
【図2】同断面平面図である。
【図3】同収納容器の分解斜視図である。
【図4】同貯蔵庫を内部から見た分解斜視図である。
【図5】同ブラケットと受け材の分解平面図である。
【図6】ブラケットと受け材の第1変形例を示す平面図
である。
である。
【図7】ブラケットと受け材の第2変形例を示す平面図
である。
である。
【図8】ブラケットと受け材の第3変形例を示す分解平
面図である。
面図である。
1 穀物貯蔵装置 2 蓋体 3 断熱材 4 断熱材 5 貯蔵庫 6 穀物 7 収納容器 8 クーラ機構 9 ブラケット 10 受け材 11 クーラ風流通空間 12 風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 秀夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 出井 義人 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 上部開口が蓋体(2)で施蓋されていて
内面に断熱材(3)(4)を有する貯蔵庫(5)と、貯
蔵庫(5)内に配置されていて上部から穀物(6)を収
納する収納容器(7)と、貯蔵庫(5)内の温度を制御
するクーラ機構(8)とを備えた穀物貯蔵装置におい
て、 前記収納容器(7)は外周面に周囲方向に長く設けたブ
ラケット(9)が貯蔵庫(5)内に取り付けた受け材
(10)に受持され、その外周面、底面及び上部と貯蔵
庫(5)内面及び蓋体(2)下面との間の総てにクーラ
風流通空間(11)が形成され、前記ブラケット(9)
にクーラ風を上下方向に流通可能とする風路(12)が
形成されていることを特徴とする穀物貯蔵装置。 - 【請求項2】 上部開口が蓋体(2)で施蓋されていて
内面に断熱材(3)(4)を有する貯蔵庫(5)と、貯
蔵庫(5)内に配置されていて上部から穀物(6)を収
納する収納容器(7)と、貯蔵庫(5)の一側下部に設
けられて内部温度を制御するクーラ機構(8)とを備え
た穀物貯蔵装置において、 前記収納容器(7)は外周面に周囲方向に長く設けたブ
ラケット(9)が貯蔵庫(5)内に取り付けた受け材
(10)に受持され、その外周面、底面及び上部と貯蔵
庫(5)内面及び蓋体(2)下面との間の総てにクーラ
風流通空間(11)が形成され、クーラ風を収納容器
(7)の外周一側の下方からブラケット(9)上方へ流
動して収納容器(7)上部を覆った後に前記外周一側以
外のブラケット(9)から収納容器(7)下部に流して
クーラ機構(8)に戻るべく、ブラケット(9)にクー
ラ風を上下方向に流通可能とする風孔(12)が形成さ
れ、この風路12はクーラ機構(8)の戻りの近傍でそ
れ以外よりも風流通量が少なくなるように形成されてい
ることを特徴とする穀物貯蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP790092A JPH05316947A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 穀物貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP790092A JPH05316947A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 穀物貯蔵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05316947A true JPH05316947A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=11678455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP790092A Pending JPH05316947A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 穀物貯蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05316947A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105935018A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-09-14 | 四川省农业科学院农产品加工研究所 | 多功能农产品贮藏保鲜库 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP790092A patent/JPH05316947A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105935018A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-09-14 | 四川省农业科学院农产品加工研究所 | 多功能农产品贮藏保鲜库 |
CN105935018B (zh) * | 2016-06-08 | 2017-09-19 | 四川省农业科学院农产品加工研究所 | 多功能农产品贮藏保鲜库 |
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