JPH06281334A - 穀物の乾燥貯蔵装置 - Google Patents

穀物の乾燥貯蔵装置

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JPH06281334A
JPH06281334A JP3150493A JP3150493A JPH06281334A JP H06281334 A JPH06281334 A JP H06281334A JP 3150493 A JP3150493 A JP 3150493A JP 3150493 A JP3150493 A JP 3150493A JP H06281334 A JPH06281334 A JP H06281334A
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Aijiro Kaneko
愛次郎 金子
Hashirou Chinen
梯郎 知念
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Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵中の穀物を所定の水分値に保ち、結露の
発生を防止し、穀物を貯蔵に適した穀物温度に保って、
長期間にわたって良品質を維持しながら貯蔵する。 【構成】 穀物を堆積して貯留する密閉状の貯蔵ビン1
の下部に、通気壁2により上部の穀物貯留室3と区画し
た空気室4を形成する。空気室4に開閉弁18を備えて
開閉自在の送風路17を介して送風機16を接続する。
穀物貯留室3の上部空間に開閉弁20を備えて開閉自在
の排風口19を設ける。穀物貯留室3と空気室4とを開
閉弁21,22を備えて開閉自在の空気循環路5により
連通させる。空気循環路5に冷却風送風装置6を設け
る。乾燥モードの選択で空気循環路5の開閉弁21,2
2が閉じることを条件に送風機16が起動しかつ排風口
19の開閉弁20が開き、貯蔵モードの選択で送風路1
7の開閉弁18および排風口19の開閉弁20が閉じる
ことを条件に冷却風送風装置6を起動しかつ空気循環路
5の開閉弁21,22を開く自動制御を行わせる構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物を所定の水分を保
ち、品質を損なうことなく長期間にわたって貯蔵するた
めの穀物の乾燥貯蔵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】穀物、殊に米や麦の貯蔵は、変質しにく
い水分まで乾燥を行った後、一定の条件下で貯蔵され
る。通常、米に関しては、乾燥後、籾摺、粒選別により
一定の粒径に揃えられた玄米が袋詰(30Kg,60K
g,Itなど)されたうえ、倉庫に保管される。そし
て、品質劣化を防止するために低温倉庫(15℃以下)
に保管することがよいとされている。一方、籾について
は、カントリーエレベータのサイロで保管されるが、外
気温が低下したときには、乾燥後の籾のサイロ替えを行
いながら送風機で低い温度の空気を籾に浴びせて穀物温
度を低下させた後、断熱性を有するサイロで保管する方
法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、籾の貯
蔵をサイロで保管する方法においては、袋詰めをしない
バラ保管ができるところから、大量処理、荷扱いの自動
化がしやすく、設備の立体化により設備面積を少なくで
きるうえ、穀物の積み上げに労力を要しないなど、多く
の長所がある反面、変質穀物の発見がしにくいなどの短
所が指摘されている。また、通常、貯蔵している籾の品
質を良好に保つには、穀温を20℃以下とし、さらに外
気温が15℃以下である場合を除き穀温を毎日測定して
記録し、外気温の低下によりサイロ内で結露のおそれが
ある場合には、その確認と常温風の通風による乾燥作業
を行う必要があるので、日常のオペーレーションが甚だ
煩雑である。
【0004】本発明は、主として籾の貯蔵についての叙
上のような実状に対処するものであり、何ら煩雑な操作
を要することなく、常温風による穀物の乾燥ができ、貯
蔵中の穀物を所定の水分値に保ち、結露の発生を防止で
きるとともに、穀物を貯蔵に適した穀物温度に保って、
長期間にわたって良品質を維持しながら貯蔵することが
できる穀物の乾燥貯蔵装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る穀物の乾燥貯蔵装置は、穀物を堆積して
貯留する密閉状の貯蔵ビンの下部に、通気壁により上部
の穀物貯留室と区画した空気室を形成して、空気室に開
閉弁を備えて開閉自在の送風路を介して送風機を接続
し、穀物貯留室の上部空間に開閉弁を備えて開閉自在の
排風口を設けるとともに、穀物貯留室と空気室とを開閉
弁を備えて開閉自在の空気循環路により連通させて、上
記空気循環路に冷却風送風装置を設け、乾燥モードの選
択により空気循環路の開閉弁が閉じることを条件に送風
機が起動しかつ排風口の開閉弁が開き、貯蔵モードの選
択により送風路の開閉弁および排風口の開閉弁が閉じる
ことを条件として冷却風送風装置を起動しかつ空気循環
路の開閉弁を開く自動制御を行わせる構成としたもので
ある。
【0006】
【作用】本発明に係る穀物の乾燥貯蔵装置によれば、乾
燥モードの選択により空気循環路の開閉弁が閉じること
を条件に送風機が起動しかつ排風口の開閉弁が開き、貯
蔵モードの選択により送風路の開閉弁および排風口の開
閉弁が閉じることを条件として冷却風送風装置を起動し
かつ空気循環路の開閉弁を開く自動制御を行わせること
から、乾燥モードを選択すると穀物を常温風で乾燥でき
るほか、貯蔵中の穀物の水分を所定値に保ち、結露の発
生を防止することができる。また、貯蔵モードを選択す
ると、穀物を貯蔵に適した穀物温度に保つことができ、
しかも、貯蔵モードでは冷却風を循環通風することによ
り、穀物の水分を減少させることがない。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係る穀物の乾燥貯蔵装置を例示するもので
ある。1は貯蔵ビンであって、この貯蔵ビン1は密閉状
のものであり、下部が通気壁2で上下に区画され、上部
が穀物貯留室3、下部が空気室4となっている。空気室
4と穀物貯留室3との間は空気循環路5により連通さ
れ、空気循環路5には冷却風送風装置6が内蔵されてい
る。上記穀物貯留室3には、所定水分に乾燥した穀物7
が堆積状に貯蔵される。穀物貯蔵室3内には穀温センサ
8が設けられており、この穀温センサ8で所定の穀温
(例えば20℃)以上であることが感知されると、冷却
風送風装置6が作動し、空気室4から空気循環路5を経
て穀物貯留室3の方向に冷却空気が流通され、貯蔵中の
穀物7の層を通して冷却風が循環流通されるように構成
されている。9は昇降機、10は搬入コンベア、11は
穀物拡散装置、12は排塵口であって、昇降機9のホッ
パに投入された穀物は、搬入コンベア10、穀物拡散装
置11により穀物貯留室3内に均平に堆積収容される。
13は搬出コンベア、14は縦攪拌装置、15は横攪拌
装置である。なお、貯蔵ビン1の外周は断熱壁により断
熱構造として、外気温の影響を少なくすると、冷却風送
風装置6の効率を向上させることができる。
【0008】上記空気室4には送風機16が送風路17
を介して接続されており、送風路17には開閉弁18が
備えられている。穀物貯留室3の上部空間には排風口1
9が設けられており、排風口19には開閉弁20が備え
られている。また、前記空気循環路5には、空気室4と
の接続口および穀貯留室3の上部空間との接続口にそれ
ぞれ開閉弁21,22が備えられている。なお、図1に
は図示しないが、乾燥モードの選択により空気循環路5
の開閉弁21,22が閉じることを条件に送風機16を
起動しかつ送風路17および排風口19の開閉弁18,
20を開き、貯蔵モードの選択により送風路17の開閉
弁18および排風口19の開閉弁20が閉じることを条
件として冷却風送風装置6を起動しかつ空気循環路5の
開閉弁21,22を開く自動制御を行わせる制御装置が
備えられている。この制御装置は、図2に示すように構
成されている。
【0009】図2において、CSは乾燥モードと貯蔵モ
ードを選択する乾燥・貯蔵切替スイッチ、Pb1は乾燥
運転押釦スイッチ、Pb2は乾燥運転停止押釦スイッ
チ、Pb3は貯蔵運転押釦スイッチ、Pb4は貯蔵運転
停止押釦スイッチ、X1,X2はリレー、WLは電源ラ
ンプ、FMは送風機16のモーター、FLはその運転ラ
ンプ、ELは開閉弁18の開ランプ、CMは冷却風送風
装置6のモーター、CLはその運転ランプ、SLは開閉
弁21,22の開ランプ、V1,V2,V3,V4はそ
れぞれ開閉弁18,20,21,22の開閉バルブ、T
Hは穀温センサ8のサーミスターである。Ls1c,L
s2cは空気循環路5の開閉弁21,22が開いている
ことを感知するリミットスイッチ、Ls1o,Ls2o
は同じく閉じていることを感知するリミットスイッチ、
Ls3o,Ls4oは送風路17および排風口19の開
閉弁18,20が閉じていることを感知するリミットス
イッチ、Ls3c,Ls4cは同じく開いていることを
感知するリミットスイッチである。接点X1,X2はそ
れぞれリレーX1,X2のものである。この構成にかか
る制御装置により、切替スイッチCSによる乾燥モード
の選択と乾燥運転押釦スイッチPb1の押し操作によ
り、空気循環路5の開閉弁20,22がバルブV1,V
2により閉じることを条件に、送風機16のモーターF
Mが起動し、かつ送風路17および排風口の開閉弁1
8,20が開いて、送風機16による常温風の通風乾燥
が行われる。また、切替スイッチCSによる蔵モードの
選択と貯蔵運転押釦スイッチPb3の押し操作により送
風路17の開閉弁18および排風口19の開閉弁20が
バルブV3,V4により閉じることを条件に、冷却風送
風装置6のモーターCMが起動し、かつ空気循環路5の
開閉弁21,22が開いて冷却風が循環通風され、貯蔵
中の穀物は貯蔵に適した穀物温度に保たれる。なお、貯
蔵モードでは、穀温センサ8のサーミスターTHにより
所定の温度を越えたことが感知されたときに冷却風の送
風が行われる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、何ら煩雑な操作を要す
ることなく、常温風による穀物の乾燥ができ、貯蔵中の
穀物を所定の水分値に保ち、結露の発生を防止できると
ともに、穀物を貯蔵に適した穀物温度に保って、長期間
にわたって良品質を維持しながら貯蔵することができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穀物の乾燥貯蔵装置の一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】制御装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 貯蔵ビン 2 通気壁 3 穀物貯留室 4 空気室 5 空気循環路 6 冷却風送風装置 7 穀物 8 穀温センサ 9 昇降機 10 搬入コンベア 11 穀物拡散装置 12 排塵口 13 搬出コンベア 14 縦攪拌装置 15 横攪拌装置 16 送風機 17 送風路 18 開閉弁 19 排風口 20 開閉弁 21,22 開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物を堆積して貯留する密閉状の貯蔵ビ
    ンの下部に、通気壁により上部の穀物貯留室と区画した
    空気室を形成して、空気室に開閉弁を備えて開閉自在の
    送風路を介して送風機を接続し、穀物貯留室の上部空間
    に開閉弁を備えて開閉自在の排風口を設けるとともに、
    穀物貯留室と空気室とを開閉弁を備えて開閉自在の空気
    循環路により連通させて、上記空気循環路に冷却風送風
    装置を設け、乾燥モードの選択により空気循環路の開閉
    弁が閉じることを条件に送風機が起動しかつ排風口の開
    閉弁が開き、貯蔵モードの選択により送風路の開閉弁お
    よび排風口の開閉弁が閉じることを条件として冷却風送
    風装置を起動しかつ空気循環路の開閉弁を開く自動制御
    を行わせる構成としたことを特徴とする穀物の乾燥貯蔵
    装置。
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CN106196925A (zh) * 2016-08-17 2016-12-07 合肥朝霞机械科技有限公司 一种可监测温度的粮食烘干机

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