JP2898606B2 - 橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構築方法および装置 - Google Patents
橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構築方法および装置Info
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- JP2898606B2 JP2898606B2 JP8278408A JP27840896A JP2898606B2 JP 2898606 B2 JP2898606 B2 JP 2898606B2 JP 8278408 A JP8278408 A JP 8278408A JP 27840896 A JP27840896 A JP 27840896A JP 2898606 B2 JP2898606 B2 JP 2898606B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の橋梁の設計図を
作成するとともに、製作時の部品情報を作成することが
できる新規な橋梁の設計、製作のための3次元モデルの
構築方法および装置に関する。
作成するとともに、製作時の部品情報を作成することが
できる新規な橋梁の設計、製作のための3次元モデルの
構築方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から橋梁の設計図を作成し、また製
作時の部品情報を作成するには、各橋梁毎に個別的に演
算を行っており、これによって多大の人・時間を費やし
ている。
作時の部品情報を作成するには、各橋梁毎に個別的に演
算を行っており、これによって多大の人・時間を費やし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、橋梁
の設計図および製作時の部品情報を、容易に得ることが
できるようにした橋梁の設計、製作のための3次元モデ
ルの構築方法および装置を提供することである。
の設計図および製作時の部品情報を、容易に得ることが
できるようにした橋梁の設計、製作のための3次元モデ
ルの構築方法および装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、橋梁の完成系
線形データを、全橋種に共通の演算手法と、橋種毎に異
なる個別の演算手法とを用いて、橋梁の設計図を作成す
るとともに、橋梁の完成系線形データにキャンバー値を
上乗せした製作系線形データを、前記共通の演算手法
と、前記個別の演算手法とを用いて、製作時の部品情報
を作成することを特徴とする橋梁の設計、製作のための
3次元モデルの構築方法である。
線形データを、全橋種に共通の演算手法と、橋種毎に異
なる個別の演算手法とを用いて、橋梁の設計図を作成す
るとともに、橋梁の完成系線形データにキャンバー値を
上乗せした製作系線形データを、前記共通の演算手法
と、前記個別の演算手法とを用いて、製作時の部品情報
を作成することを特徴とする橋梁の設計、製作のための
3次元モデルの構築方法である。
【0005】また本発明は、橋梁の完成系線形データ
を、全橋種に共通の演算手法と、橋種毎に異なる個別の
演算手法とを用いて、橋梁の設計図を作成することを特
徴とする橋梁の設計のための3次元モデルの構築方法で
ある。
を、全橋種に共通の演算手法と、橋種毎に異なる個別の
演算手法とを用いて、橋梁の設計図を作成することを特
徴とする橋梁の設計のための3次元モデルの構築方法で
ある。
【0006】また本発明は、橋梁の完成系線形データに
キャンバー値を上乗せした製作系線形データを、全橋種
に共通の演算手法と、橋種毎に異なる個別の演算手法と
を用いて、製作時の部品情報を作成することを特徴とす
る橋梁の製作のための3次元モデルの構築方法である。
キャンバー値を上乗せした製作系線形データを、全橋種
に共通の演算手法と、橋種毎に異なる個別の演算手法と
を用いて、製作時の部品情報を作成することを特徴とす
る橋梁の製作のための3次元モデルの構築方法である。
【0007】また本発明は、橋梁の完成系線形データを
ストアする第1手段と、その第1手段からの完成系線形
データにキャンバー値を上乗せして製作系線形データを
得る第2手段と、全橋種に共通の演算手法と橋種毎に異
なる個別の演算手法とを用いて、演算を行う演算手段
と、第1手段の完成系線形データを前記演算手段に与
え、これによって橋梁の設計図を作成して導出する第3
手段と、第2手段の製作系線形データを演算手段に与え
て製作時の部品情報を作成して導出する第4手段とを含
むことを特徴とする橋梁の設計、製作のための3次元モ
デルの構築装置である。
ストアする第1手段と、その第1手段からの完成系線形
データにキャンバー値を上乗せして製作系線形データを
得る第2手段と、全橋種に共通の演算手法と橋種毎に異
なる個別の演算手法とを用いて、演算を行う演算手段
と、第1手段の完成系線形データを前記演算手段に与
え、これによって橋梁の設計図を作成して導出する第3
手段と、第2手段の製作系線形データを演算手段に与え
て製作時の部品情報を作成して導出する第4手段とを含
むことを特徴とする橋梁の設計、製作のための3次元モ
デルの構築装置である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、全橋種に共通の演算手法と、
橋種毎に異なる個別の演算手法とを用いて、橋梁の完成
系線形データに基づいて橋梁の設計図を作成する。また
橋梁の完成系線形データにキャンバー値を上乗せして製
作系線形データを得、この製作系線形データに基づき、
前記共通の演算手法と、前記個別の演算手法とを用い
て、製作時の部品情報を作成する。このようにして全橋
種に共通の演算手法を用いることによって、プログラム
に必要なメモリのストア容量を少なくすることができ、
また多数の橋種に共通の演算式を訂正することもまた容
易に行うことができる。
橋種毎に異なる個別の演算手法とを用いて、橋梁の完成
系線形データに基づいて橋梁の設計図を作成する。また
橋梁の完成系線形データにキャンバー値を上乗せして製
作系線形データを得、この製作系線形データに基づき、
前記共通の演算手法と、前記個別の演算手法とを用い
て、製作時の部品情報を作成する。このようにして全橋
種に共通の演算手法を用いることによって、プログラム
に必要なメモリのストア容量を少なくすることができ、
また多数の橋種に共通の演算式を訂正することもまた容
易に行うことができる。
【0009】本発明に従えば、橋梁の設計図および製作
時の部品情報を、上述の共通の演算手法と個別の演算手
法とを用いて、容易に得ることができる。橋種として
は、たとえば使用材料によってたとえば鋼およびその他
の橋に分類され、また構造形式によって分類すれば、桁
橋、ラーメン橋、アーチ橋、トラス橋などに分類するこ
とができる。また桁橋は鈑桁橋、箱桁橋、鋼床版桁橋な
どに分類することができる。
時の部品情報を、上述の共通の演算手法と個別の演算手
法とを用いて、容易に得ることができる。橋種として
は、たとえば使用材料によってたとえば鋼およびその他
の橋に分類され、また構造形式によって分類すれば、桁
橋、ラーメン橋、アーチ橋、トラス橋などに分類するこ
とができる。また桁橋は鈑桁橋、箱桁橋、鋼床版桁橋な
どに分類することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
すブロック図である。各種の橋梁のうち、設計、製作し
ようとする橋種の橋梁の完成系線形データAを第1のメ
モリなどの手段1にストアし、この完成系線形データA
に基づき、第2手段2では、製作系線形データBを得
る。これらの各線形データA,Bを、演算手段3におい
て演算し、第3手段4では、後述の図5に示されるよう
な設計図を得、また第4手段5では、製作時の部品情報
を、各部品毎に得るとともに、工作図を得る。部品情報
は、たとえば橋梁を構成する部材の形状、属性などであ
り、属性というのは、たとえば溶接、他の部材との取付
位置などの情報である。
すブロック図である。各種の橋梁のうち、設計、製作し
ようとする橋種の橋梁の完成系線形データAを第1のメ
モリなどの手段1にストアし、この完成系線形データA
に基づき、第2手段2では、製作系線形データBを得
る。これらの各線形データA,Bを、演算手段3におい
て演算し、第3手段4では、後述の図5に示されるよう
な設計図を得、また第4手段5では、製作時の部品情報
を、各部品毎に得るとともに、工作図を得る。部品情報
は、たとえば橋梁を構成する部材の形状、属性などであ
り、属性というのは、たとえば溶接、他の部材との取付
位置などの情報である。
【0011】こうして線形データは、橋梁上の道路の路
面形状を定義するものであり、また完成系モデルである
3次元橋梁モデルのデータAは、橋梁構造を、{橋→モ
デリング単位→ブロック→パネル→部材}の階層構造で
定義する。また製作系モデルである3次元橋梁モデルデ
ータBは、3次元橋梁モデル(完成系)データにキャン
バー値を加え、製作系の寸法・座標に変換したもので、
モデル構造的には設計用の完成系モデルと同じである。
面形状を定義するものであり、また完成系モデルである
3次元橋梁モデルのデータAは、橋梁構造を、{橋→モ
デリング単位→ブロック→パネル→部材}の階層構造で
定義する。また製作系モデルである3次元橋梁モデルデ
ータBは、3次元橋梁モデル(完成系)データにキャン
バー値を加え、製作系の寸法・座標に変換したもので、
モデル構造的には設計用の完成系モデルと同じである。
【0012】完成系線形データAに関して、その線形デ
ータの編集にあたっては、図2に示されるように、3次
元橋梁モデルを定義するのに必要な基本形状ライン、す
なわち縦断ラインおよび横断ラインを集約、整備する。
このラインデータは、入力手段6によって入力し、ある
いはまた線形計算手段7から入力し、さらにまた取り込
まれたラインに対して構造上の特性を付加し、ライン名
の他にライン属性を、参照符8で示すようにもたせる。
ータの編集にあたっては、図2に示されるように、3次
元橋梁モデルを定義するのに必要な基本形状ライン、す
なわち縦断ラインおよび横断ラインを集約、整備する。
このラインデータは、入力手段6によって入力し、ある
いはまた線形計算手段7から入力し、さらにまた取り込
まれたラインに対して構造上の特性を付加し、ライン名
の他にライン属性を、参照符8で示すようにもたせる。
【0013】次に図2に示される線形データ編集の結果
に基づき、図3に示されるように4種類の手段9〜12
によって演算処理を行う。まず、モデリングの基準線の
配置手段9では、前述の線形データ編集では定義され
ず、かつモデリングで必要な縦桁線、縦リブ線、デッキ
縁線、横リブ線、現場継手線などのラインを定義する。
また補剛材の配置の手段10では、垂直補剛材、水平補
剛材の割り付けを行う。さらに横断構造種類の指定のた
めの手段11では、1つの横断線に含まれるさまざまな
構造種類を特定する。たとえば、ある横断に着目する
と、それはブラケット、ダイアフラム、横桁、ブラケッ
トから構成されておれば、その横断内のそれぞれの線分
に構造種類を割り当ててモデリングに都合を図る。
に基づき、図3に示されるように4種類の手段9〜12
によって演算処理を行う。まず、モデリングの基準線の
配置手段9では、前述の線形データ編集では定義され
ず、かつモデリングで必要な縦桁線、縦リブ線、デッキ
縁線、横リブ線、現場継手線などのラインを定義する。
また補剛材の配置の手段10では、垂直補剛材、水平補
剛材の割り付けを行う。さらに横断構造種類の指定のた
めの手段11では、1つの横断線に含まれるさまざまな
構造種類を特定する。たとえば、ある横断に着目する
と、それはブラケット、ダイアフラム、横桁、ブラケッ
トから構成されておれば、その横断内のそれぞれの線分
に構造種類を割り当ててモデリングに都合を図る。
【0014】さらに鋼床版割り付けのための手段12で
は、鋼床版での縦リブ、横リブ、継手位置などの割り付
け検討をするための専用メニューで、設計に着手する前
に使用可能である。すぐにモデリングに入ることもでき
る。
は、鋼床版での縦リブ、横リブ、継手位置などの割り付
け検討をするための専用メニューで、設計に着手する前
に使用可能である。すぐにモデリングに入ることもでき
る。
【0015】こうして図2の線形データ編集と、図3に
示される配置、構造編集で定義されたライン上に、図4
に示されるように各構造単位に断面モデルを添付して、
橋梁の基本構造とのモデル化を行う。線形データ編集と
配置・構造編集で定義されたライン上に各構造単位に断
面モデルを貼付して、橋梁の基本構造部のモデル化を行
う。鈑桁橋、箱桁橋、鋼床版桁橋のモデリング13に関
しては、断面モデル14〜17において、上フランジ、
ウエブ、下フランジなどの断面を構成する部材の種類
と、その属性が、予め定義されている。属性としては、
部材種類、板辺の拘束種類、溶接開先形状、溶接サイ
ズ、取り付く相手部材などがある。さらに縦桁、現場継
手、隅角構造の各モデリング18〜20などがある。
示される配置、構造編集で定義されたライン上に、図4
に示されるように各構造単位に断面モデルを添付して、
橋梁の基本構造とのモデル化を行う。線形データ編集と
配置・構造編集で定義されたライン上に各構造単位に断
面モデルを貼付して、橋梁の基本構造部のモデル化を行
う。鈑桁橋、箱桁橋、鋼床版桁橋のモデリング13に関
しては、断面モデル14〜17において、上フランジ、
ウエブ、下フランジなどの断面を構成する部材の種類
と、その属性が、予め定義されている。属性としては、
部材種類、板辺の拘束種類、溶接開先形状、溶接サイ
ズ、取り付く相手部材などがある。さらに縦桁、現場継
手、隅角構造の各モデリング18〜20などがある。
【0016】演算手段3では、前述の図1に関連して示
されるように、このようなモデリング用の入力データ
を、手段21から入力する。演算手段3では、全橋種に
共通の演算手法3aと橋種毎に異なる個別の演算手法3
bとがあり、前記共通の演算手法3aと、前記個別の演
算手法3bとを用いて、演算を行う。このような演算手
法3a,3bの具体的な演算プログラムによって得られ
る構造の種類は表1に示されるとおりである。
されるように、このようなモデリング用の入力データ
を、手段21から入力する。演算手段3では、全橋種に
共通の演算手法3aと橋種毎に異なる個別の演算手法3
bとがあり、前記共通の演算手法3aと、前記個別の演
算手法3bとを用いて、演算を行う。このような演算手
法3a,3bの具体的な演算プログラムによって得られ
る構造の種類は表1に示されるとおりである。
【0017】
【表1】
【0018】表1において、たとえば鈑桁橋、箱桁橋、
鋼床版桁橋の構造種類のうち、ダイアフラムは、表1に
おいて、「共1」と記載されているのは、箱断面を有す
る全橋種に共通のダイアフラムに関する共通の演算手法
を用いるという意味であり、また「共」および添字の数
字がないものは、個別の演算手法のプログラムを用いる
という意味である。
鋼床版桁橋の構造種類のうち、ダイアフラムは、表1に
おいて、「共1」と記載されているのは、箱断面を有す
る全橋種に共通のダイアフラムに関する共通の演算手法
を用いるという意味であり、また「共」および添字の数
字がないものは、個別の演算手法のプログラムを用いる
という意味である。
【0019】こうして完成系の線形データAを演算手段
3に与えることによって、図5に示されるような設計図
が得られる。この設計図は、メンテナンス時に必要とな
り、また工場内での仮組みのために必要であり、さらに
また顧客の承認のために必要となる。さらに設計図展開
が可能である。すなわち完成系橋梁モデリングに関して
説明した図4の演算で得られた3次元橋梁モデルを、上
下フランジパネル、腹板パネルなどのパネル単位で平面
投影、側面投影したり、曲がった腹板パネルは、平面に
展開して投影し、設計図用の表示パネルを作成する。さ
らに寸法線、寸法値、注記、材料表示、記号表示、各種
配置図、各部詳細図を加えて、図5の設計図を完成して
その体裁を整える。
3に与えることによって、図5に示されるような設計図
が得られる。この設計図は、メンテナンス時に必要とな
り、また工場内での仮組みのために必要であり、さらに
また顧客の承認のために必要となる。さらに設計図展開
が可能である。すなわち完成系橋梁モデリングに関して
説明した図4の演算で得られた3次元橋梁モデルを、上
下フランジパネル、腹板パネルなどのパネル単位で平面
投影、側面投影したり、曲がった腹板パネルは、平面に
展開して投影し、設計図用の表示パネルを作成する。さ
らに寸法線、寸法値、注記、材料表示、記号表示、各種
配置図、各部詳細図を加えて、図5の設計図を完成して
その体裁を整える。
【0020】さらにまた前述の図4に示される完成系橋
梁モデリングで得られた3次元橋梁モデルの各モデリン
グ基準線上に、図1の手段22によってキャンバー値を
上乗せし、その新しい展開基準線に沿って3次元橋梁モ
デルを変形して図1に示されるように製作系線形データ
Bのモデルを作成する。さらに製作上の都合でモデルを
変更することも可能である。
梁モデリングで得られた3次元橋梁モデルの各モデリン
グ基準線上に、図1の手段22によってキャンバー値を
上乗せし、その新しい展開基準線に沿って3次元橋梁モ
デルを変形して図1に示されるように製作系線形データ
Bのモデルを作成する。さらに製作上の都合でモデルを
変更することも可能である。
【0021】こうして得られた製作系の線形データに基
づき、演算手段3において演算を行い、各部材単位の部
品情報を作成する。すなわち橋梁の自重の撓み前の各構
成要素である部品の板取り用の図面を作成する。こうし
て工作図の展開を行う。すなわち前述の設計図の展開と
同様に、製作系3次元橋梁モデルを上下フランジパネ
ル、腹板パネルなどのパネル単位で平面投影、側面投影
したり、曲がった腹板パネルは平面に展開して投影し、
工作図用の表示パネルを作成する。さらに寸法線、寸法
値、注記、材料表示、記号表示、各種配置図および各部
詳細図を加えて、前述の設計図と同様の体裁を整え、さ
らに全ての部材に部材マークを振り付ける。部材マーク
は、部材名と部材番号とから成る。
づき、演算手段3において演算を行い、各部材単位の部
品情報を作成する。すなわち橋梁の自重の撓み前の各構
成要素である部品の板取り用の図面を作成する。こうし
て工作図の展開を行う。すなわち前述の設計図の展開と
同様に、製作系3次元橋梁モデルを上下フランジパネ
ル、腹板パネルなどのパネル単位で平面投影、側面投影
したり、曲がった腹板パネルは平面に展開して投影し、
工作図用の表示パネルを作成する。さらに寸法線、寸法
値、注記、材料表示、記号表示、各種配置図および各部
詳細図を加えて、前述の設計図と同様の体裁を整え、さ
らに全ての部材に部材マークを振り付ける。部材マーク
は、部材名と部材番号とから成る。
【0022】また設計図は、完成系の3次元橋梁モデル
データAから、完成された橋梁の図面を得、出力された
図面情報と管理情報を定義する。管理情報には、各図面
が3次元橋梁モデルデータAのどの部分から切り出され
たか、を示すデータなどを含む。
データAから、完成された橋梁の図面を得、出力された
図面情報と管理情報を定義する。管理情報には、各図面
が3次元橋梁モデルデータAのどの部分から切り出され
たか、を示すデータなどを含む。
【0023】本発明の他の実施例として、キャンバー値
のデータを完成系線形モデルAに追加する手段22およ
び製作系線形データ2をストアする第2手段2を省略
し、したがって第4手段5を省略して、完成系線形デー
タAから演算手段3を用いて設計図を得る構成であって
もよい。また本発明の他の実施例として、製作系線形デ
ータBから演算手段3を用いて第4手段5において部品
情報および工作図を得るように構成してもよい。
のデータを完成系線形モデルAに追加する手段22およ
び製作系線形データ2をストアする第2手段2を省略
し、したがって第4手段5を省略して、完成系線形デー
タAから演算手段3を用いて設計図を得る構成であって
もよい。また本発明の他の実施例として、製作系線形デ
ータBから演算手段3を用いて第4手段5において部品
情報および工作図を得るように構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、橋梁の完
成系線形データとそれにキャンバー値を上乗せして得た
製作系線形データを、全橋種に共通の演算手法と、橋種
毎に異なる個別の演算手法とを用いて、橋梁の設計図を
作成するとともに、製作時の部品情報を作成するように
したので、簡便に前記設計図および前記部品情報を得る
ことができるようになる。
成系線形データとそれにキャンバー値を上乗せして得た
製作系線形データを、全橋種に共通の演算手法と、橋種
毎に異なる個別の演算手法とを用いて、橋梁の設計図を
作成するとともに、製作時の部品情報を作成するように
したので、簡便に前記設計図および前記部品情報を得る
ことができるようになる。
【0025】また本発明によれば、前記共通の演算手法
は、橋種によらず共通であり、したがって演算プログラ
ムに必要なメモリのストア容量を少なくすることがで
き、また多数の橋種に共通の演算式などを容易に一斉に
変更することもまた可能である。さらにこのような共通
の演算手法と、個別の演算手法とは、完成系線形データ
からおよび製作系線形データからの演算のために、とも
に用いられ、したがってこのことによってもまた前記設
計図と前記部品情報とを容易に得ることができ、その演
算が容易になるという効果もある。
は、橋種によらず共通であり、したがって演算プログラ
ムに必要なメモリのストア容量を少なくすることがで
き、また多数の橋種に共通の演算式などを容易に一斉に
変更することもまた可能である。さらにこのような共通
の演算手法と、個別の演算手法とは、完成系線形データ
からおよび製作系線形データからの演算のために、とも
に用いられ、したがってこのことによってもまた前記設
計図と前記部品情報とを容易に得ることができ、その演
算が容易になるという効果もある。
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す系統図で
ある。
ある。
【図2】線形データの編集を示す系統図である。
【図3】線形データ編集を受けて、配置・構造の編集処
理を行う構成を示す系統図である。
理を行う構成を示す系統図である。
【図4】完成系橋梁モデリングの構成を示す系統図であ
る。
る。
【図5】設計図の一例を示す図である。
1 完成系線形データAをストアする第1手段 2 製作系線形データBをストアする第2手段 3 演算手段 3a 橋種に共通の演算手法 3b 各橋種毎に異なる個別の演算手法 4 設計図を出力する第3手段 5 部品情報および工作図を出力する第4手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09B 25/00
Claims (4)
- 【請求項1】 橋梁の完成系線形データを、全橋種に共
通の演算手法と、橋種毎に異なる個別の演算手法とを用
いて、橋梁の設計図を作成するとともに、 橋梁の完成系線形データにキャンバー値を上乗せした製
作系線形データを、前記共通の演算手法と、前記個別の
演算手法とを用いて、製作時の部品情報を作成すること
を特徴とする橋梁の設計、製作のための3次元モデルの
構築方法。 - 【請求項2】 橋梁の完成系線形データを、全橋種に共
通の演算手法と、橋種毎に異なる個別の演算手法とを用
いて、橋梁の設計図を作成することを特徴とする橋梁の
設計のための3次元モデルの構築方法。 - 【請求項3】 橋梁の完成系線形データにキャンバー値
を上乗せした製作系線形データを、全橋種に共通の演算
手法と、橋種毎に異なる個別の演算手法とを用いて、製
作時の部品情報を作成することを特徴とする橋梁の製作
のための3次元モデルの構築方法。 - 【請求項4】 橋梁の完成系線形データをストアする第
1手段と、 その第1手段からの完成系線形データにキャンバー値を
上乗せして製作系線形データを得る第2手段と、 全橋種に共通の演算手法と橋種毎に異なる個別の演算手
法とを用いて、演算を行う演算手段と、 第1手段の完成系線形データを前記演算手段に与え、こ
れによって橋梁の設計図を作成して導出する第3手段
と、 第2手段の製作系線形データを演算手段に与えて製作時
の部品情報を作成して導出する第4手段とを含むことを
特徴とする橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構
築装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8278408A JP2898606B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構築方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8278408A JP2898606B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構築方法および装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6049131A Division JP2613016B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09166957A JPH09166957A (ja) | 1997-06-24 |
JP2898606B2 true JP2898606B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=17596938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8278408A Expired - Lifetime JP2898606B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 橋梁の設計、製作のための3次元モデルの構築方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2898606B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1331103C (zh) * | 2005-04-07 | 2007-08-08 | 武汉理工大学 | 拱桥桥梁实验台 |
JP2008106541A (ja) * | 2006-10-26 | 2008-05-08 | Ihi Corp | 組立て部材の形状評価方法及び組立て後における組立て部材の形状評価方法 |
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- 1996-10-21 JP JP8278408A patent/JP2898606B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH09166957A (ja) | 1997-06-24 |
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