JP2898350B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2898350B2
JP2898350B2 JP12057190A JP12057190A JP2898350B2 JP 2898350 B2 JP2898350 B2 JP 2898350B2 JP 12057190 A JP12057190 A JP 12057190A JP 12057190 A JP12057190 A JP 12057190A JP 2898350 B2 JP2898350 B2 JP 2898350B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機やスロットマシンなどで
代表される遊技機に関し、特に、打球が打込まれる遊技
盤を含み、外部から供給される電力により動作する遊技
機に関する。
[従来の技術] この種の遊技機において、従来から一般的に知られて
いるものに、たとえば、打球が打込まれる遊技盤に設置
された可変表示装置や可変入賞球装置などの電気的遊技
装置が、外部から供給される電力により駆動されるもの
があった。ここで、遊技場において、遊技機に外部から
電力を供給する際には、一般電源電圧であるAC100Vを遊
技機への供給電圧であるAC24Vに変圧するための変圧器
が必要であった。この変圧器は、複数台の遊技機に対し
て1台の割合で設置されており、変圧器1台に対する遊
技機の台数は、変圧器の容量と遊技機の使用容量によっ
て決定されていた。
[発明が解決しようとする課題] 前述のように、従来、遊技場において遊技機に電力を
供給する際には、たとえば一般電源電圧であるAC100Vを
遊技機への供給電圧であるAC24Vに変圧する変圧器を設
置する必要があり、変圧器の容量および遊技機の使用容
量を考慮して、複数台の遊技機に対して1台の割合で変
圧器を設置していた。
しかし、変圧器および遊技機相互の容量の計算間違い
から変圧器の容量が不足する場合があり、その場合には
遊技機へ供給される電力が不足するという不都合があっ
た。また、変圧器自体の故障などによっても遊技機への
電力の供給不足が発生していた。さらに、電気的負荷と
しての遊技機を直列に接続するなどの配線ミスが電圧低
下の原因となる場合もあった。このように、遊技機へ供
給される電力が不足すると、たとえばソレノイドなどの
遊技機に使用している電気的部品が正常に作動しなくな
り、遊技場と遊技客との間でトラブルが発生する場合が
あった。そのため、電気的部品の作動不良の原因の早期
発見が必要となる。
ところが、電気的遊技装置の作動不良が発生した場合
に、遊技場の係員はその電気的遊技装置自体に故障など
の原因がありがちに思い、その結果、電気的遊技装置の
作動を正常な状態に復帰させるのに手間取るという不都
合が生じていた。つまり、電気的遊技装置の作動不良の
原因には、電気的遊技装置自体の故障などの遊技機側の
故障と電気的遊技装置への供給電圧の低下という二つの
原因があり、従来どちらの原因で作動不良が発生してい
るのかを即座に割出すことは困難であった。したがっ
て、従来、電気的遊技装置の作動不良が発生した場合
に、処理に時間と労力を浪費していた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、電気的遊技装置の作動不良の原因がいずれの
原因であるかの割出しを容易にして処理の迅速化,効率
化を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明は、外部から交流の電力が入力される入力部
と、遊技動作を行なう電気的遊技装置とを含む遊技機で
あって、 前記電気的遊技装置を制御するための遊技制御基板
と、 該遊技制御基板とは別個に設けられた基板であって、
前記入力部に入力された交流の電力を直流の電力に変換
するための電源回路が設けられた回路基板と、 電圧が所定値以下に降下したことを判定する電圧降下
判定手段と、 該電圧降下判定手段が電圧降下を判定した場合にその
旨を報知する報知手段とを含み、 前記回路基板と前記遊技制御基板とがコネクタにより
接続されて、前記電源回路で変換された直流の電力が前
記遊技制御基板へ供給され、 前記電圧降下判定手段は、前記回路基板に設けられて
いることを特徴とする。
[作用] この発明によれば、遊技制御基板によって、電気的遊
技装置が制御される。その遊技制御基板とは別個に設け
られた回路基板に設けられている電源回路によって、入
力部に入力された外部からの交流電力が直流の電力に変
換される。前記回路基板に設けられている電圧降下判定
手段の働きにより、電圧が所定値以下に降下したことが
判定される。その電圧降下判定手段が電圧降下を判定し
た場合にその旨が報知手段によって報知される。回路基
板と遊技制御基板とがコネクタにより接続され、電源回
路で変換された直流の電力が前記遊技制御基板へ供給さ
れる。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例では遊技機の一例としてパチンコ遊
技機を取り上げて説明するが、本発明はこれに限らず、
たとえばコイン遊技機やスロットマシン等、外部電力に
より動作する電気的遊技装置を含む遊技機すべてを含
む。
第1図は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技
機を示す全体正面図である。パチンコ遊技機1の下方右
隅には、パチンコ玉の打球力を調整するための操作ハン
ドル100が設けられており、遊技者がこの操作ハンドル1
00を回動操作することにより打球機構105(第2図参
照)が作動してパチンコ玉が1つずつ遊技盤2前面側に
形成された遊技領域106内に打ち込まれる。遊技領域106
には、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示装置3
が設けられている。さらにその可変表示装置3の下方位
置には可変入賞球装置4が配設されている。この可変入
賞球装置4には、始動入賞口7a,7b,7cが一体的に形成さ
れている。遊技領域106内に打ち込まれたパチンコ玉が
前記始動入賞口7a〜7cに入賞すれば、始動入賞玉検出器
22a,22b,22cにより検出され、その検出出力に基づいて
前記可変表示装置3の可変表示が開始される。そして、
所定時間が経過することにより3つのドラムが所定のタ
イムラグを保ちながら1つずつ順番に停止制御される。
これら3つのドラム13a〜13cの外周には、複数種類の識
別情報が描かれており、停止時の識別情報が予め定めら
れた特定の組合せ(たとえば777)となれば、大当たり
状態となり、ソレノイド23が励磁されて前記可変入賞球
装置4の開閉板5がそのソレノイド23により開成され打
玉を受入れ易い第1の状態になる。この開閉板5の開成
は、可変入賞球装置内へのパチンコ玉の所定個数(たと
えば10個)の入賞または所定時間(たとえば30秒間)の
経過のうちいずれか早い方の条件が成立したことに基づ
いて終了し、開閉板5が閉成される。さらに、前記可変
表示装置3を常時可変表示するもので構成し、前記始動
入賞に基づいて再可変表示するように構成してもよい。
その場合には、始動入賞に基づいて回転速度を変えたり
明るさを変えたりして再可変表示が行われたことが遊技
者にわかるように構成するのが望ましい。さらに、この
可変表示装置3は、3つのドラム13a〜13cにより3つの
識別情報表示部の有するものを示したが、2個または4
個以上の識別情報表示部を有するものであってもよい。
さらに、ドラム式の可変表示装置に代えて、セグメント
LEDによるディジタル表示式のもので構成してもよい。
さらに、セグメントLEDに代えて、液晶表示,EL,LCDある
いはドットマトリックス等によりディジタル表示しても
よく、また、複数のランプが走行点灯するルーレット
式,リーフ式,ベルト式あるいはディスク式(いわゆる
ロタミント)であってもよく、これらのものを組合せた
ものであってもよい。
前記第1の状態にある可変入賞球装置4内にパチンコ
玉が侵入し、所定箇所に形成されている特定入賞口(V
ポケット)に入賞すれば、その回の開閉板5の開成が終
了した後に再度開閉板5を開成する繰返し継続制御が行
われる。前記可変表示装置3や可変入賞球装置4や始動
入賞玉検出器により、後述する入力部から入力された電
力により動作する電気的遊技装置が構成されている。な
お、上述の説明では、可変表示装置として、機械式のド
ラムを挙げたが電気的なディジタル表示器であってもよ
い。また、電気的遊技装置としての可変入賞球装置は、
該入賞装置内の特定の入賞口への入賞により複数回連続
的に第1の状態と第2の状態を繰返すようなものでもよ
い。
図中25a,25bはランプであり、前記大当たり時に点灯
または点滅し、大当たりの雰囲気を盛り上げるためのも
のである。8は幕板表示ランプであり、遊技者の操作に
より点灯または点滅し、玉詰まり等の異常状態が発生し
たことを遊技場の係員に表示するためのものである。20
はスピーカであり、前記大当たり時に効果音を発生させ
たり異常事態発生時に警報音を発生させたりするもので
ある。
第2図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体
背面図である。パチンコ遊技機1の遊技盤2の背面側に
は機構板9が設けられている。この機構板9には、可変
表示装置3の各ドラムを回転駆動させるためのモータ24
a,24b,24cが設けられている。機構板9の背面側にはさ
らに、共通基板11,制御基板10,中継基板12等が配設され
ている。制御基板10は、電気的遊技装置を制御して遊技
制御を行なうためのものである。中継基板12は、ゲーム
制御に関する電気的遊技装置と前記制御基板10との接続
を中継するためのものである。共通基板11は、パチンコ
遊技機1の各機種に共通する制御回路部分を収納したも
のであり、たとえば、スピーカへの制御信号や幕板表示
ランプ8への表示制御信号などを出力する電気部品が収
納されている。これら制御基板10および共通基板11は所
定のケースに収納されており、静電気に起因したノイズ
等に伴う悪影響を極力防止できるように構成されてい
る。パチンコ遊技機1の上方隅部分には、外部からの電
力が入力される入力部の一例の電源接続端子14が設けら
れており、この電源接続端子14にはトランス15からの配
線が接続される。トランス15は、一般の商用電源からの
電圧AC100Vを遊技機用のAC24Vに変圧するものであり、
トランス15によって変圧された電圧AC24Vが電源接続端
子14からパチンコ遊技機1に入力される。なお、1台の
トランス15に対し予め定められた複数台の遊技機が接続
される。この電源接続端子14に対し、前記共通基板11が
接続されており、電圧AC24Vが共通基板11に供給され
る。そして、この共通基板11に供給された電力が制御基
板10を介して電気的遊技装置の一例である可変表示装置
3や可変入賞球装置4に電力が供給される。
図中101は、遊技盤固定部材であり、遊技盤取付枠104
に対し、遊技盤2がこの遊技盤固定部材101により着脱
自在に取付けられている。つまり、この遊技盤固定部材
101は回動可能に構成されており、この遊技盤固定部材1
01を回動させることにより遊技盤2を遊技盤取付枠104
から取り外し可能に構成している。このように遊技盤2
のみを取換可能に構成することにより、遊技場でのパチ
ンコ遊技機1の入れ替え時のコストを削減し得る利点が
ある。なお、図中105はパチンコ玉を1つずつ遊技領域
内に打ち込むための従来から一般的な打球機構である。
第3図は、第2図に示した共通基板11に含まれる共通
回路基板の構成を示した概略図である。共通回路基板16
はその大部分が共通基板11の所定のケース内に収納され
ている。この共通回路基板16には、電源接続端子14(第
2図参照)に接続され電圧AC24Vが入力される電源コネ
クタ17aが形成されている。この電源コネクタ17aから入
力された電圧AC24Vが後述する電源回路26(第4図,第
5図参照)により処理されて所定の電圧が制御基板10等
に供給される。図中17cは前記所定の電圧を制御基板10
に供給するために制御基板10と電気的に接続される電源
コネクタである。17eは制御基板10からの大当たり信号
が入力されるための電源コネクタ端子である。17bは、
前記所定の制御信号をスピーカ20や幕板表示ランプ8等
に供給するべくスピーカ20や幕板と電気的に接続される
電源コネクタである。さらに、共通回路基板16には、後
述するように制御基板10からの音発生用制御信号が入力
されるコネクタ17dが設けられている。
また、共通基板11には、前記電源コネクタ17cを介し
て供給される電力の電圧が降下したことを表示するため
の低電圧表示部18と、電源コネクタ17aを介して外部か
ら供給されてくる外部電力が供給中である旨を表示する
ための電源供給中表示部19が設けられている。さらに、
共通回路基板16には、電源コネクタ17bに接続されるス
ピーカ20の音量を調節するための音量調節部21が設けら
れている。なお、本実施例では、電源コネクタ17aを介
して供給される電力の電圧が降下した場合に、低電圧表
示部18により表示するようにしたが、本発明はこれに限
らず、低電圧表示部18による表示に併せてスピーカ20
(第1図参照)により電圧降下を報知するようにしても
よく、さらに、スピーカ20のみにより電圧降下を報知す
るようにしてもよい。
第4図は、パチンコ遊技機に使用される制御基板の構
成を示したブロック図である。第4図を参照して、パチ
ンコ遊技機の制御基板は、制御基板10と、共通回路基板
16とから構成されている。
制御基板10は、制御動作を所定の手順で実行すること
のできるMPU61と、MPU61の動作プログラムデータを格納
するためのROM62と、必要なデータの書込および読出が
行なえるRAM63と、入力信号を受けてMPU61に入力データ
を与えるとともにMPU61からの出力データを受けて外部
に出力する入出力回路64とを含む。また、制御基板10
は、パチンコ玉の始動入賞に伴って始動入賞球検出器22
a〜22cがONしたことに応答して入出力回路64に始動入賞
球検出信号を与える入賞玉検出回路65を含む。さらに、
制御基板10は、入出力回路64からの信号に応答して種々
の装置に制御信号を与える以下の回路を含む。すなわ
ち、制御基板10は、ドラム回転用のモータ24a〜24cにモ
ータ駆動用制御信号を与えるモータ駆動回路66と、ラン
プ25a、25bにランプ点灯用制御信号を与えるランプ駆動
回路67と、開閉板開閉用のソレノイド23にソレノイド励
磁用制御信号を与えるソレノイド駆動回路68と、入出力
回路64から音データを受けて後述する音量増幅回路に音
発生信号を与える音発生回路69と、可変表示装置3に表
示用制御信号を与える表示駆動回路70と、MPU61からの
大当り判定出力信号がトランジスタのベースBに入力さ
れて導通状態になり後述する大当り情報回路に大当り信
号を出力するトランジスタ回路71とを含む。なお、制御
基板10は、MPU61に供給する電力の電圧を一定にするた
めの定電圧回路72も含む。
共通回路基板16は、電源コネクタ17aを介してAC24Vの
電力が供給されるとともに電源コネクタ17cを介して制
御基板10の各回路に所定の電圧を与える電源回路26と、
電源コネクタ端子17eを介してトランジスタ回路71から
与えられる大当り信号に応答して、幕板表示ランプ8ま
たはホール用集中管理コンピュータへ電源コネクタ17b
を介して大当り情報を与える大当り情報回路27と、電源
コネクタ17dを介して音発生回路69から与えられる音発
生信号に応答して電源コネクタ17bを介してスピーカ20
の音量を増幅するための音量増幅回路28とを含む。電源
回路26は低電圧表示部18を含み、音量増幅回路は音量調
節部21を含む。また、AC24Vが接続される電源コネクタ1
7aの一方にはヒューズ29が介在されている。電源コネク
タ17cのうち入出力回路64に直接接続されたコネクタは
グラウンド用のコネクタであり、入出力回路64を介して
アースされる。
このように、本実施例では、制御部をパチンコ遊技機
の機種が異なっても共通に使用される電気部品を収納し
た共通回路基板16と機種毎に異なった部品が使用される
電気部品を収納した制御基板10とに別けて構成すること
により、台交換時の機種切替の際には、制御回路系にお
いては制御基板10のみ取替えることで対応でき、機種切
替の低コスト化を図ることができる。また、制御基板10
と共通回路基板16とは電源コネクタ17c、17dを介して容
易に脱着可能なように構成されているので、制御基板10
の取替も容易に行なうことができる。なお、台交換時の
機種切替の際の機械系の取替は、前述したように簡単に
遊技盤が取替えられて容易に対処することができ、制御
回路系および機械系の両面にわたって台交換時の機種切
替に適した構成となっている。また上記実施例では共通
回路基板16を制御基板10と別体のもので構成したものを
示したが、制御基板10に一体に共通回路基板16を設けた
ものでもよい。
第5図は、第4図に示した共通回路基板に含まれる各
回路の構成を説明するための回路図である。第5図を参
照して、まず、電源回路は、過電圧検出回路と、定電圧
回路と、低電圧判定回路とを含む。
過電圧検出回路は、主に、ツェナーダイオードZD30,3
1と、サイリスタSCR32と、ヒューズ29とから構成されて
おり、ツェナーダイオードZD30,31の降伏電圧はたとえ
ば48.5Vに設定されている。動作としては、たとえば、A
C100Vの過電圧がかかると、ツェナーダイオードZD30,31
が降伏してサイリスタSCR32がONになり、ヒューズ29が
溶断されて過電圧が回路に印加されることを防止でき、
過電圧による回路の損傷を回避し得る。以上説明したよ
うに、本実施例では、ツェナーダイオードZD30,31は、
スイッチング機能のみの役割を持ち、過電圧の回避は、
主にサイリスタSCR32により行なわれるため、ツェナー
ダイオードZD30,31の反復使用が可能である。また、抵
抗R15およびコンデンサC15は、ライン間にサージ電圧が
発生した場合に、サイリスタSCR32の点弧防止およびツ
ェナーダイオードZD30,31を保護するためのものであ
る。
定電圧回路は、主にIC33を含む一般的な定電圧回路が
用いられ、動作としては、所定の電圧が入力されたIC33
により、フィードバック制御が行なわれて出力電圧が一
定になるように制御される。
低電圧判定回路は、主にPUT(プログラマブルユニジ
ャンクショントランジスタ)34と、ツェナーダイオード
ZD35と、抵抗R3,R4,R10と、LED36と、コンデンサC12と
を含む。PUT34は、通常は遮断状態にあり、電圧がたと
えば22.8V以下になると導通した状態になったままとな
り、再度の電源ONでリセットされるものである。なお、
PUT34がONする電圧は、抵抗R3,R4の分圧比によって決定
されている。ツェナーダイオード35は抵抗R10の抵抗値
を下げる役割を果たすためのものであり、コンデンサC1
2はPUT34の誤動作を防止するためのものである。動作と
しては、たとえば、電圧が22.8V以下に下がると、PUT34
がONし、LED36がONして発光表示が行なわれる。前記PUT
34により電気的遊技装置に供給される電力の電圧値が予
め定められた所定の電圧値以下に降下したことを判定す
る電圧降下判定手段が構成されている。また、前記LED3
6が発光すれば前記低電圧表示部18が点灯表示されて前
記電気的遊技装置を作動させるための電力が低下したこ
とが表示される。この低電圧表示部18により、前記電圧
降下判定手段の判定出力に基づいて前記電気的遊技装置
に供給される電力の電圧値が降下したことを報知する報
知手段が構成されている。
次に、大当り情報回路について説明する。電源コネク
タ端子17eには、第4図に示した入出力回路64からトラ
ンジスタ回路71を介して大当り信号が入力され、それに
応答して電源コネクタ17bから大当り情報が幕板表示ラ
ンプ8またはホール用集中管理コンピュータに出力され
る。すなわち電源コネクタ端子17eには、所定の電圧が
印加されており、この状態で、第4図に示したトランジ
スタ回路71のトランジスタのベースに入出力回路64から
の制御信号が入力されることによりトランジスタはONに
なる。そして、電源コネクタ端子17e,トランジスタ回路
71のトランジスタを通って電流はアースに流れることに
なる。その電流の流れを大当り情報回路により検出して
電源コネクタ17bから大当り情報を出力する。
音量増幅回路は、第4図に示した音発生回路69からの
音発生信号に応答して、スピーカ20から発生する音の音
量を増幅するためのものであり、その音量の調節は、第
3図に示した音量調節部21に対応する可変抵抗21aによ
って行なう。また、音の増幅は、可変抵抗21aの設定値
に基づいて一般的な増幅回路により行なう。前記制御基
板10により、前記電気的遊技装置を制御するための遊技
制御基板が構成されている。前記共通回路基板16によ
り、前記遊技制御基板とは別個に設けられた基板であっ
て、前記入力部に入力された交流の電力を直流の電力に
変換するための電源回路が設けられた回路基板が構成さ
れている。前記低電圧判定回路により、電圧が所定値以
下に降下したことを判定する電圧降下判定手段が構成さ
れている。この電圧降下判定手段は、前記回路基板に設
けられている。前記LED36および前記スピーカ20によ
り、前記電圧降下判定手段が電圧降下を判定した場合に
その旨を報知する報知手段が構成されている。そして、
前記回路基板と前記遊技制御基板とがコネクタ(17c)
により接続され、前記電源回路で変換された直流の電力
が前記遊技制御基板へ供給される。
[発明の効果] 本発明によれば、回路基板に設けられた電圧降下判定
手段により電圧降下が判定された場合にその旨の報知が
行なわれるために、遊技場の従業員により電気的遊技装
置の作動不良の原因が電圧降下によるものであることが
容易に判別され、電気的遊技装置の作動不良の原因を迅
速に割出すことができるので、電気的遊技装置の作動不
良の原因がいずれの原因であるかの割出しを容易にして
処理の迅速化を図ることができる。さらに、遊技制御基
板とは別個に設けられた回路基板に設けられている電源
回路により、外部から入力があった交流の電力が直流の
電力に変換されてその直流の電力がコネクタを介して遊
技制御基板に供給されるために、コネクタの接続を外す
ことにより回路基板から遊技制御基板を容易に離脱する
ことができ、遊技場に設置された遊技機の遊技制御内容
を変更して新たなものに交換する際に、回路基板を残し
たまま遊技制御基板を取換えることが容易に可能とな
る。しかも、その回路基板に電圧降下判定手段が設けら
れているために、電圧降下の異常を判定するための回路
基板を別途設ける必要がなく、新たな回路基板を設ける
ための設置スペース等を確保するための大幅な構造変更
等を行なう必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示したパチンコ遊技機の正
面図、第2図はパチンコ遊技機の一部内部構造を示した
全体背面図、第3図は第2図に示した共通基板に含まれ
る共通回路基板の構成を示した概略図、第4図はパチン
コ遊技機に使用される制御基板の構成を示したブロック
図、第5図は第4図に示した共通回路基板に含まれる各
回路の構成を示すための回路図である。 図において、1は遊技機、2は遊技盤、3は可変表示装
置、4は可変入賞球装置、10は制御基板、11は共通基
板、16は共通回路基板、18は低電圧表示部、20はスピー
カ、21は音量調節部、21aは可変抵抗、23はソレノイ
ド、34はPUT、36はLED、71はトランジスタ回路である。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から交流の電力が入力される入力部
    と、遊技動作を行なう電気的遊技装置とを含む遊技機で
    あって、 前記電気的遊技装置を制御するための遊技制御基板と、 該遊技制御基板とは別個に設けられた基板であって、前
    記入力部に入力された交流の電力を直流の電力に変換す
    るための電源回路が設けられた回路基板と、 電圧が所定値以下に降下したことを判定する電圧降下判
    定手段と、 該電圧降下判定手段が電圧降下を判定した場合にその旨
    を報知する報知手段とを含み、 前記回路基板と前記遊技制御基板とがコネクタにより接
    続されて、前記電源回路で変換された直流の電力が前記
    遊技制御基板へ供給され、 前記電圧降下判定手段は、前記回路基板に設けられてい
    ることを特徴とする、遊技機。
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