JP2897808B2 - タイムレコーダのインクリボン切替装置 - Google Patents

タイムレコーダのインクリボン切替装置

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JP2897808B2
JP2897808B2 JP6028836A JP2883694A JP2897808B2 JP 2897808 B2 JP2897808 B2 JP 2897808B2 JP 6028836 A JP6028836 A JP 6028836A JP 2883694 A JP2883694 A JP 2883694A JP 2897808 B2 JP2897808 B2 JP 2897808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイムカードに出退勤
等の打刻の印字を行なう通常印字範囲と、カード発行や
集計に用いられる各個人の識別コード等のマークを印字
するためにカードの一側縁に沿って設けられた特定印字
範囲とを区別して印字を遂行するタイムレコーダに係
り、特に該タイムレコーダにおいてインクリボンを異な
るリボン領域に切替えて印字を行なうインクリボン切替
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイムレコーダにおいて、タイ
ムカード上の特定印字領域に各個人を識別させる識別コ
ードマーク等を、出退勤等の打刻の印字(以下、通常印
字という)を行なう同じ印字ヘッドならびにインクリボ
ンを利用して印字させ、カードの自動発行や集計業務を
行なう構成のものが既に提案されている。この場合、特
定印字領域におけるマーク等の印字(以下、特定印字と
いう)は、常に機械による読取りができるように一定以
上の印字濃度が必要である。このため、特定印字の場合
には通常印字の場合のリボン領域とは異なるリボン領域
に切替えて印字を行なう構成が採用されている。又、通
常印字範囲において、遅刻、早退等の通常勤務外の印字
(以下、勤務外印字という)を行なう場合には、インク
リボンとして赤、黒の2色リボンを使用し、勤務外印字
の際には通常印字の黒色のリボン領域より赤色のリボン
領域に切替えて通常印字との違いを容易にする構成も一
般に採用されている。
【0003】インクリボン切替装置は、インクリボンを
印字位置に位置付けるとともにキャリッジとともに往復
動するリボンカセット等で構成されたリボン支持体を備
え、このリボン支持体をその下方よりスライド可能に支
承するガイドバーが一般に設けられている。該ガイドバ
ーは、例えばソレノイド作動によって原位置から回動
し、これによってリボン支持体を揺動させて、その上の
インクリボンの位置を切替える構成となっている。
【0004】通常印字ならびに特定印字に加えて勤務外
印字を行なえるようにしたタイムレコーダでは、インク
リボンは3段の位置に切替える構成が必要であるが、こ
の切替動作を単一のソレノイドで行なわせる構成もすで
に提案されている。この構成においては、ガイドバーを
インクリボンの第1段の位置に相当する原位置から、イ
ンクリボンの第2,第3段の位置に相当するそれぞれの
回動位置に位置づけるための掛止機構が設けられるとと
もにソレノイドの駆動を1回又は2回連続して駆動する
か何れかの選択によって第2,第3段の位置が決められ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のインク
リボン切替装置では、インクリボンの切替動作を全てガ
イドバーの回動により得るとともにその回動のための駆
動をソレノイドで行なう構成としたため、通常印字と特
定印字の場合のインクリボンの2段切替においても、逐
一ソレノイドを作動させることが必要であり、キャリッ
ジの移動に迅速に対応できない問題があった。又、勤務
外印字を含めた3段切替を行なうものでは、ソレノイド
を1回又は2回連続して駆動するかの選択動作が必要と
なり、ソレノイドの駆動制御が難しいとともにソレノイ
ド自体もパワーの大のものが必要となる等の問題があっ
た。
【0006】従って、本発明は上記諸問題に鑑みなされ
たもので、その目的は、より簡単な機構により迅速にリ
ボン切替動作を遂行し得るタイムレコーダのインクリボ
ン切替装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はタイムレコーダ本体と、該本体に挿入され
たタイムカード上の印字位置においてインクリボンを介
して印字動作を遂行する印字ヘッドと、該印字ヘッドを
載置してタイムカードの幅方向に往復動するキャリッジ
とを備え、タイムカード上の通常印字範囲において出退
勤等の打刻の印字を行なうとともに該キャリッジを通常
印字範囲から移動させて、該カードの一側縁に沿って設
けられた特定印字範囲において識別コード等のマークの
印字を行なうようにしたタイムレコーダを前提として、
前記インクリボンを印字位置に位置付けるとともに該キ
ャリッジとともに往復動するリボン支持体と、タイムレ
コーダ本体にキャリッジの移動方向に沿って配置され該
リボン支持体を下方よりスライド可能に支承するガイド
バーとを有し、前記印字ヘッドがタイムカード上の通常
印字範囲に対応する第1の移動領域に位置する間、イン
クリボンの第1のリボン領域を印字位置に位置させるよ
うに前記リボン支持体を案内する第1の案内面と、前記
印字ヘッドがタイムカード上の特定印字範囲に対応する
第2の移動領域に位置する間、インクリボンの前記第1
のリボン領域と異なる第2のリボン領域を印字位置に切
替えて位置させるように前記リボン支持体を案内すると
ともに前記第1の案内面と段差をもって形成された第2
の案内面とを前記ガイドバーに設けた構成のタイムレコ
ーダのインクリボン切替装置を提案するものである。
【0008】更に、本発明においては、前記構成におい
て前記ガイドバーを該ガイドバーの長手方向に沿う軸線
のまわりに回動させるガイドバー作動機構を更に有し、
該作動機構は、ソレノイドと、該ソレノイドの駆動に応
答してガイドバーを原位置より回動した回動位置に掛止
する掛止手段と、往復動するキャリッジのホーム位置へ
の復帰に応答して前記掛止手段の掛止を解除してガイド
バーを原位置に戻す解除手段とよりなり、該ガイドバー
が回動位置に回動した状態において前記印字ヘッドが第
1の移動領域にあるとき前記第1の案内面が前記リボン
支持体を介してインクリボンの第1及び第2のリボン領
域と異なる第3のリボン領域を印字位置に位置させるよ
うにした構成のタイムレコーダのインクリボン切替装置
を提案するものである。
【0009】更に、本発明においては上記構成に加え
て、前記ガイドバーが回動位置にあるとき、前記印字ヘ
ッドが第2の移動領域に移動した際、前記第2の案内面
が前記リボン支持体を介してインクリボンの第1のリボ
ン領域を印字位置に位置させるようにガイドバーの原位
置から回動位置までの回動角度と、前記第1及び第2の
案内面の段差とを対応させた構成のタイムレコーダのイ
ンクリボン切替装置を提案するものである。
【0010】
【作用】上記本発明のタイムレコーダのインクリボン切
替装置において、印字ヘッド通常印字範囲に対応する第
1の移動領域にあるとき、通常印字を行なう際には、リ
ボン支持体に対してガイドバー上の第1の案内面が対応
してインクリボンの第1のリボン領域が印字位置に位置
付けられる。他方、印字ヘッドが特定印字範囲に対応す
る第2の移動領域にキャリッジにより移動すると、第1
の案内面と段差をなす第2の案内面がリボン支持体に対
応する。これによって、その段差に相当する分、リボン
支持体が揺動してインクリボンが第1のリボン領域と異
なる第2のリボン領域に切替えられる。
【0011】通常印字範囲において通常印字と異なる勤
務外印字を例えば赤、黒の2色リボンを用いて、第3の
リボン領域として赤色のリボン領域で印字を行なう場合
には、ガイドバー作動機構によって第3のリボン領域へ
の切替が行なわれる。すなわち、印字ヘッドが第1の印
字領域にある状態でソレノイドの駆動に応答して掛止手
段がガイドバーを原位置より回動位置に回動させて掛止
し、これによってインクリボンは第3のリボン領域が印
字位置に位置付けられる。掛止手段の掛止動作はキャリ
ッジがホーム位置に復帰すると、その復帰動作に応答し
て解除され、ガイドバーが原位置に戻り、インクリボン
は通常印字のための第1のリボン領域に切替わる。
【0012】又、ガイドバーが回動位置にある状態で印
字ヘッドが特定印字範囲に対応する第2の移動範囲に移
動すると、リボン支持体に対して第2の案内面が対応す
るが、ガイドバーの回動によってインクリボンは第1の
リボン領域が印字位置に位置づけられる。これによりタ
イムカードの特定印字範囲に第1のリボン領域での印字
が可能となり、通常印字と同一の濃度でマーク等による
印字が付される。この印字濃度を判定することによって
通常印字の濃度チェックが行なわれる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るタイムレ
コーダのインクリボン切替装置の一実施例を説明する。
図1において、1はタイムレコーダ本体、2は該タイム
レコーダ本体1上に前後の案内ロッド3により左右に往
復動可能に支持されたキャリッジ、4は該キャリッジ2
上に支軸5において揺動自在に支持され該キャリッジ2
と一体に移動するリボン支持体を構成するリボンカセッ
ト、6は、該カセットに支持されたインクリボン、7は
タイムレコーダ本体1に形成されたカード挿入路8に挿
入された状態で示すタイムカード、10は該カード7に
インクリボン6を介して対応してキャリッジ2上に配置
されたワイヤードット型の印字ヘッド、11はキャリッ
ジ2の移動方向に沿ってキャリッジ2とリボンカセット
4との間に延出して両端部がタイムレコーダ本体1に支
軸12により回動自在に支持されたガイドバー、13は
ガイドバー作動機構の駆動原を構成するソレノイド、1
4はガイドバー作動機構の掛止手段を構成する掛止機
構、15はガイドバー作動機構の解除手段を構成する解
除機構、16,17はキャリッジ2の下面部に設けられ
た被検出体18に対応してタイムレコーダ本体1上にお
いてキャリッジ2が復帰するホーム位置H及び移動端位
置Rをそれぞれ光学的に検出するホトトランジスタ等で
構成されたホーム位置検出センサ及び移動端位置検出セ
ンサである。
【0014】キャリッジ2とともに移動する印字ヘッド
10は、図2に示すタイムカード7の通常印字範囲7a
に対応する第1の移動領域Aとタイムカード7の一側縁
に沿う特定印字範囲7bに対応する第2の移動領域Bに
移動可能である。印字ヘッド10が第1の移動領域Aに
あるとき、リボンカセット4は、それを下方より支承す
るガイドバー11の第1の案内面11aに対応し、第2
の移動領域Bにあるときにはガイドバー11の第2の案
内面11aに対応する。第1の案内面11aはガイドバ
ー11上面に固定された突条部材20の上面により構成
され、この第1の案内面11aは第2の案内面11bに
対し図2で示すように所定の高さEの段差をもって形成
されている。
【0015】リボンカセット4は図3で示すように一端
部において圧縮バネ21により絶えずガイドバー11と
係合する方向に付勢されているので、ガイドバー4の回
動動作に対応して支軸5のまわりで揺動する。該リボン
カセット4は、ガイドバー11の第1及び第2の案内面
11a,11b及びガイドバー11の回動と共働して図
3において実線で示す通常印字のための第1段位置、一
点鎖線で示す特定印字のための第2段位置及び二点鎖線
で示す遅刻、早退等の勤務外印字のための第3段位置に
揺動する。これに応じて、該リボンカセット4に支持さ
れたインクリボン6は図6で示すように、リボンカセッ
ト4の第1段位置において該リボン6の黒色の帯部分6
a中の第1のリボン領域Xが印字ヘッド10に対向する
印字位置に位置付けられ、又、第2段位置において黒色
の帯部分6aの第2のリボン領域Yが、又更に第3段位
置において赤色の帯部分6b中の第3のリボン領域Zが
それぞれ印字位置に切替えて位置付けられる。
【0016】図2において、タイムカード7の通常印字
範囲7aには、出退勤等の通常勤務の打刻の印字が行な
われ、特定印字範囲7bでは、カード送り方向に沿って
各個人の個別情報をコード化した識別コードのマーク2
2がコード印字領域7cに印字されるとともに通常印字
の濃度チェックのためのチェックマーク23が印字され
る。
【0017】通常印字の場合には、リボンカセット4が
ガイドバー11の突条部材20の第1の案内面11a上
に位置し、印字ヘッド10が第1の移動領域Aに位置す
る間、該カセット4は少なくともその一部分が第1の案
内面11aに対応しているためにインクリボン6の第1
のリボン領域Xが印字位置に位置する。
【0018】他方、キャリッジ2が移動し、印字ヘッド
10が第2の移動領域Bに移行すると、カセット4は図
2において二点鎖線で示すように突条部材20との対応
状態から離れて第2の案内面11bに係合するように下
降する。これによりインクリボン6の第2のリボン領域
Yが印字位置に位置づけられる。
【0019】上述のように、インクリボン6の第1及び
第2のリボン領域X,Yへの切替は、キャリッジ2とと
もに印字ヘッド10が第1及び第2の移動領域A,Bへ
の移動に伴って自動的に行なわれる。なお、突条部材2
0の一端20cはカセット4が第1及び第2の案内面1
1a,11b間をスムーズにスライド移動できるように
テーパ形状となっている。そして、上述のリボン切替動
作は、ガイドバー11が回動しない原位置状態で行なわ
れる。
【0020】突条部材20は、この実施例においてはガ
イドバー11とは別部材で形成し、固定したものを用い
たが、ガイドバー自体を折曲加工して一体に形成しても
よい。いずれにしても、該突条部材20はガイドバーの
一部を構成するものである。
【0021】次に、ガイドバー11を原位置より回動さ
せる構成につき説明する。ガイドバー11は図3に示す
原位置より図4に示す回動位置まで支軸12のまわりで
回動する。掛止機構14はガイドバー11の一端に折曲
形成され支軸12に枢支された回動板25と、その回動
板25の外周に形成された第1の係合歯25aの係合軌
跡内に置かれるとともにソレノイド13に連結された作
動部材26と、回動板25に形成された第2の係合歯2
5bと係合離脱自在な係合爪28aを有し、タイムカー
ド本体1に支軸27に枢支された係合爪部材28を有す
る。
【0022】図4に示すようにソレノイド13が励磁さ
れ、作動部材26が矢印方向に吸引駆動されると、この
作動部材26の係合部26aが第1の係合歯25aと係
合し、回動板25を支軸12のまわりに矢印で示す反時
計方向に回動させる。この回動により、第2の係合歯2
5bの側面より係合爪部材28の係合爪28aが外れた
位置に達すると、該係合爪28aが回動板25の回動面
に対し、横方向(図1において左右方向)に位置がずれ
て該係合爪28aが第2の係合歯25bと図3に示すよ
うに係合する。これによって、回動板25は回動位置に
掛止状態に保持される。
【0023】すなわち、回動板25は掛止機構14によ
って、ソレノイド13が1回駆動されると、その後ソレ
ノイドが消磁されても回動位置に保持される。これによ
って、ガイドバー11は図4に示す回動位置を占める。
印字ヘッド10が第1の移動領域Aにあるときカセット
4は突条部材20の第1の案内面11aに係合した状態
で図示の実線で示すように更に持ち上げられて、図3の
二点鎖線で示す第3段位置を占める。従って、インクリ
ボン6は図6で示すように赤色帯部分6bの第3のリボ
ン領域Zが印字ヘッド10の印字位置に切替えて位置付
けられる。
【0024】突条部材20の第1の案内面をなす上面に
は第1及び第2の平坦面20a,20bが形成されてお
り、第1の平坦面20aは、ガイドバー11が原位置に
あるとき、カセット4に対応係合し、第2の平坦面20
bは図4に示すようにガイドバー11が回動位置にある
とき、カセット4に対応係合する。いずれもカセット4
を面で支承して、その上でカセット4を安定した状態で
スライドさせる。
【0025】図4において二点鎖線で示すようにカセッ
ト4が突条部材20より外れた位置、すなわち印字ヘッ
ド10が第2の移動領域Bに位置するとき、該カセット
4はガイドバー11の第2の案内面11bにより支承さ
れた状態でガイドバー11とともに上昇する。そして、
本発明においては、該上昇したカセット4によりインク
リボン6は第2のリボン領域Yより第1のリボン領域X
に位置づけられるように設置してある。すなわち、その
ために、ガイドバー11の原位置から回動位置までの回
動角度と、ガイドバー11上の第1及び第2の案内面1
1a,11bの段差とを対応させ、カセット4の上下動
が等しくなるように設定されている。これにより、タイ
ムカード7の特定印字範囲7bにおいて、通常印字に用
いられる第1のリボン領域Xでマークが付され、該マー
クの検出によって通常印字の濃度チェックが可能とな
る。
【0026】次に、ガイドバー11を回動位置より原位
置に戻すための解除機構15につき説明する。図1にお
いてキャリッジ2が印字動作を終了してホーム位置Hに
達すると、該キャリッジ2は図1に実線で示す位置より
更に左方に移動し、ここで、ホーム位置検出センサ16
により被検出体18が検出されてキャリッジ2の移動が
停止する。このホーム位置に達すると、キャリッジ2の
側部に突設した押圧部片30が解除機構15の検出レバ
ー31を図5(a)で示すように反時計方向に支軸32
のまわりに巻バネ33に抗して回動させる。この回動は
長尺の連動部材34を介して図5(b)に示すように掛
止機構14の係止爪部材28に伝達される。これによ
り、係合爪部材28は支軸27に沿って右方に若干スラ
イドして係合爪28aを図示の二点鎖線で示す係止位置
から実線で示す解除位置にずれるので、第2の係合歯2
5bとの係合が解除され、回動板25がガイドバー11
とともに原位置に回動復帰する。この結果、係合爪28
aは図3で示すように第2の係合歯25bの側面に対応
する位置に来るため、ソレノイド13が再度駆動されな
い限り、ガイドバー11は原位置に保持される。
【0027】以上、実施例を説明したが、この実施例で
はリボン領域を3段階に切替える構成を示したが、第1
及び第2のリボン領域のみ切替える構成のものも本発明
に含まれるものであり、本発明はこの実施例構成に限定
されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のタイムレコーダ
のインクリボン切替装置によれば、タイムカード上の通
常印字及びカード一側における特定印字において、キャ
リッジ上の印字ヘッドがこれら印字領域に移動すること
により、ガイドバー上に相互に段差を設けて形成した第
1及び第2の案内面がリボン支持体に対応するために自
動的にリボン領域の切替が行なわれるものであり、極め
て簡単かつ迅速な切替動作を得るものである。又、通常
印字範囲において遅刻、早退等の勤務外印字の場合には
ソレノイドを1回駆動すればガイドバーが回動して回動
位置に保持され、第3のリボン領域に迅速に切替えられ
るので、複雑なソレノイド制御や駆動力の大きなソレノ
イドを不要とするなど種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボン切替装置を備えたタイム
レコーダの概略平面図である。
【図2】タイムカードとガイドバー上のリボンカセット
及び印字ヘッドの対応関係を示す説明図である。
【図3】図1の側面側よりリボンカセットの動作状態を
示す概略側面図である。
【図4】掛止機構を側面側より見た拡大説明図である。
【図5】図5(a)は解除機構の部分拡大説明図、図5
(b)はこれと連動する掛止機構を平面側より見た部分
拡大説明図である。
【図6】インクリボンのリボン切替領域を示す部分拡大
説明図である。
【符号の説明】
2 キャリッジ 4 リボンカセット 6 インクリボン 11 ガイドバー 11a 第1の案内面 11b 第2の案内面 14 掛止機構 15 解除機構 20 突条部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイムレコーダ本体と、該本体に挿入され
    たタイムカード上の印字位置においてインクリボンを介
    して印字動作を遂行する印字ヘッドと、該印字ヘッドを
    載置してタイムカードの幅方向に往復動するキャリッジ
    とを備え、タイムカード上の通常印字範囲において出退
    勤等の打刻の印字を行なうとともに該キャリッジを通常
    印字範囲から移動させて、該カードの一側縁に沿って設
    けられた特定印字範囲において識別コード等のマークの
    印字を行なうようにしたタイムレコーダにおいて、前記
    インクリボンを印字位置に位置付けるとともに該キャリ
    ッジとともに往復動するリボン支持体と、タイムレコー
    ダ本体にキャリッジの移動方向に沿って配置され該リボ
    ン支持体を下方よりスライド可能に支承するガイドバー
    とを有し、前記印字ヘッドがタイムカード上の通常印字
    範囲に対応する第1の移動領域に位置する間、インクリ
    ボンの第1のリボン領域を印字位置に位置させるように
    前記リボン支持体を案内する第1の案内面と、前記印字
    ヘッドがタイムカード上の特定印字範囲に対応する第2
    の移動領域に位置する間、インクリボンの前記第1のリ
    ボン領域と異なる第2のリボン領域を印字位置に切替え
    て位置させるように前記リボン支持体を案内するととも
    に前記第1の案内面と段差をもって形成された第2の案
    内面とを前記ガイドバーに設けたことを特徴とするタイ
    ムレコーダのインクリボン切替装置。
  2. 【請求項2】前記ガイドバーを該ガイドバーの長手方向
    に沿う軸線のまわりに回動させるガイドバー作動機構を
    更に有し、該作動機構は、ソレノイドと、該ソレノイド
    の駆動に応答してガイドバーを原位置より回動した回動
    位置に掛止する掛止手段と、往復動するキャリッジのホ
    ーム位置への復帰に応答して前記掛止手段の掛止を解除
    してガイドバーを原位置に戻す解除手段とよりなり、該
    ガイドバーが回動位置に回動した状態において前記印字
    ヘッドが第1の移動領域にあるとき前記第1の案内面が
    前記リボン支持体を介してインクリボンの第1及び第2
    のリボン領域と異なる第3のリボン領域を印字位置に位
    置させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    タイムレコーダのインクリボン切替装置。
  3. 【請求項3】前記ガイドバーが回動位置にあるとき、前
    記印字ヘッドが第2の移動領域に移動した際、前記第2
    の案内面が前記リボン支持体を介してインクリボンの第
    1のリボン領域を印字位置に位置させるようにガイドバ
    ーの原位置から回動位置までの回動角度と、前記第1及
    び第2の案内面の段差とを対応させたことを特徴とする
    請求項2に記載のタイムレコーダのインクリボン切替装
    置。
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