JPH082757Y2 - タイムレコーダの印字ブロック位置決め装置 - Google Patents
タイムレコーダの印字ブロック位置決め装置Info
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- JPH082757Y2 JPH082757Y2 JP1988169264U JP16926488U JPH082757Y2 JP H082757 Y2 JPH082757 Y2 JP H082757Y2 JP 1988169264 U JP1988169264 U JP 1988169264U JP 16926488 U JP16926488 U JP 16926488U JP H082757 Y2 JPH082757 Y2 JP H082757Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置
に係り、特に印字ブロックを印字カードの印字領域に対
応させてスライド移動して印字を行うタイムレコーダに
適用される印字ブロック位置決め装置に関する。
に係り、特に印字ブロックを印字カードの印字領域に対
応させてスライド移動して印字を行うタイムレコーダに
適用される印字ブロック位置決め装置に関する。
[従来の技術] タイムレコーダは、レコーダ本体上部に設けられたカ
ード挿入口よりカード通路内にタイムカードが挿入され
ると、出勤日の当該日付に対応した所定の印字段位置の
各印字欄(日付、出勤、退出欄等)に時刻データ等の勤
務データを印字することができるようにされている。
ード挿入口よりカード通路内にタイムカードが挿入され
ると、出勤日の当該日付に対応した所定の印字段位置の
各印字欄(日付、出勤、退出欄等)に時刻データ等の勤
務データを印字することができるようにされている。
従来、この種のタイムレコーダの印字装置としては、
例えば実願昭60-52700号明細書に示されるように、小型
で安価な少数桁のシリアルプリンタを用いるとともに、
印字カード(タイムカード)の印字領域に対応させて印
字ブロックをスライド移動して印字を行うものが提案さ
れている。
例えば実願昭60-52700号明細書に示されるように、小型
で安価な少数桁のシリアルプリンタを用いるとともに、
印字カード(タイムカード)の印字領域に対応させて印
字ブロックをスライド移動して印字を行うものが提案さ
れている。
ところで、上記印字装置においては、印字カードの印
字フォーマットを満たすのに必要最小限の2段階(左右
の両端位置)に印字ブロックの移動を行っている。すな
わち、印字カードの左の印字領域(日付、出勤、時間内
外出)の欄への印字を印字ブロックを左位置に移動させ
た状態で行い、右の印字領域(時間内再入、退出の欄)
への印字を印字ブロックを右位置に移動させた状態で行
うものである。
字フォーマットを満たすのに必要最小限の2段階(左右
の両端位置)に印字ブロックの移動を行っている。すな
わち、印字カードの左の印字領域(日付、出勤、時間内
外出)の欄への印字を印字ブロックを左位置に移動させ
た状態で行い、右の印字領域(時間内再入、退出の欄)
への印字を印字ブロックを右位置に移動させた状態で行
うものである。
[考案が解決しようとする課題] 上述のように従来のタイムレコーダにおいては、印字
ブロックを左右の2段階に移動させているが、この方法
であると、特に上述のシリアルプリンタでは、印字ブロ
ック左端の印字開始位置を起点にして1桁印字する毎に
桁送りを行って順次右方向に印字を行うため、印字ブロ
ックの上位桁への印字、例えば印字ブロックが左位置に
移動した状態において「外出」欄を印字する場合、印字
ブロックの印字起点から印字桁までの間、すなわち「日
付、出勤」欄を空印字(スペースの印字)しなければな
らなかった。したがって、この時間がロスタイムとな
り、印字時間が長くなるとともに、空印字を含めた印字
回数が増すことから印字部の耐久性の低下の原因となっ
ていた。
ブロックを左右の2段階に移動させているが、この方法
であると、特に上述のシリアルプリンタでは、印字ブロ
ック左端の印字開始位置を起点にして1桁印字する毎に
桁送りを行って順次右方向に印字を行うため、印字ブロ
ックの上位桁への印字、例えば印字ブロックが左位置に
移動した状態において「外出」欄を印字する場合、印字
ブロックの印字起点から印字桁までの間、すなわち「日
付、出勤」欄を空印字(スペースの印字)しなければな
らなかった。したがって、この時間がロスタイムとな
り、印字時間が長くなるとともに、空印字を含めた印字
回数が増すことから印字部の耐久性の低下の原因となっ
ていた。
本考案はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、無駄な空印字が減少し、印字時間を短
縮できるとともに印字部の耐久性の向上を図ることがで
きるタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置を提供
することにある。
て、その目的は、無駄な空印字が減少し、印字時間を短
縮できるとともに印字部の耐久性の向上を図ることがで
きるタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置を提供
することにある。
[課題を達成するための手段] 上記従来の課題を解決するために、本考案によるタイ
ムレコーダの印字ブロック位置決め装置においては、印
字カードの印字領域よりも少ない所定の印字桁数分の印
字を行なうシリアルプリンタを有する印字ブロック構成
体と、該印字ブロック構成体を前記シリアルプリンタの
印字桁方向に沿って移動可能に支持するスライドシャフ
トと、前記印字ブロック構成体をスライド移動させる印
字ブロックスライド機構と、前記印字カードにおける印
字領域の両端の印字領域に対応する第1,第2の印字位置
に印字ブロック構成体を停止させる端部停止部材と、前
記印字ブロック構成体を前記第1,第2の印字位置の間の
中間印字位置に停止させる中間停止機構と、前記印字カ
ードの印字すべき印字領域を判別する印字領域判別手段
と、前記判別結果に応じて、前記印字ブロック構成体
を、前記印字ブロックスライド機構によってスライド移
動させ判別した印字領域に対応する第1,第2の印字位置
及び中間印字位置のいずれかに選択的に位置づけるとと
もに該選択した印字位置より所定の印字桁数分の印字を
行なわせるように中間停止機構および印字ブロックスラ
イド機構の作動を制御する制御手段とを備え、前記中間
停止機構は、前記印字ブロックスライド機構による前記
印字ブロック構成体の移動を中間印字位置で停止させる
中間停止部材、及び該中間停止部材の該印字ブロック構
成体に対する作動を制御する制御機構からなり、前記制
御機構は、第1の位置において前記中間停止部材に係合
し当該停止部材の移動を阻止するとともに、第2の位置
において前記中間停止部材との係合を解除し、前記中間
停止部材及び前記印字ブロック構成体の中間印字位置を
越える移動を許容する係合部材と、前記係合部材を第1
の位置と第2の位置との間で駆動する電磁手段とからな
るタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置を提案す
るものである。
ムレコーダの印字ブロック位置決め装置においては、印
字カードの印字領域よりも少ない所定の印字桁数分の印
字を行なうシリアルプリンタを有する印字ブロック構成
体と、該印字ブロック構成体を前記シリアルプリンタの
印字桁方向に沿って移動可能に支持するスライドシャフ
トと、前記印字ブロック構成体をスライド移動させる印
字ブロックスライド機構と、前記印字カードにおける印
字領域の両端の印字領域に対応する第1,第2の印字位置
に印字ブロック構成体を停止させる端部停止部材と、前
記印字ブロック構成体を前記第1,第2の印字位置の間の
中間印字位置に停止させる中間停止機構と、前記印字カ
ードの印字すべき印字領域を判別する印字領域判別手段
と、前記判別結果に応じて、前記印字ブロック構成体
を、前記印字ブロックスライド機構によってスライド移
動させ判別した印字領域に対応する第1,第2の印字位置
及び中間印字位置のいずれかに選択的に位置づけるとと
もに該選択した印字位置より所定の印字桁数分の印字を
行なわせるように中間停止機構および印字ブロックスラ
イド機構の作動を制御する制御手段とを備え、前記中間
停止機構は、前記印字ブロックスライド機構による前記
印字ブロック構成体の移動を中間印字位置で停止させる
中間停止部材、及び該中間停止部材の該印字ブロック構
成体に対する作動を制御する制御機構からなり、前記制
御機構は、第1の位置において前記中間停止部材に係合
し当該停止部材の移動を阻止するとともに、第2の位置
において前記中間停止部材との係合を解除し、前記中間
停止部材及び前記印字ブロック構成体の中間印字位置を
越える移動を許容する係合部材と、前記係合部材を第1
の位置と第2の位置との間で駆動する電磁手段とからな
るタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置を提案す
るものである。
又、具体的構成として、本考案においては、前記中間
停止部材が、前記スライドシャフトに対して平行に移動
可能に配設されるとともに前記印字ブロック構成体に係
合可能な突条部を備え、前記係合部材が前記第1の位置
にあるとき該係合部材を前記突条部の端部と前記スライ
ドシャフトを支持する支持フレームとの間に挿入して該
突条部と係合させて中間停止部材の移動を阻止してなる
構成のタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置を提
案するものである。
停止部材が、前記スライドシャフトに対して平行に移動
可能に配設されるとともに前記印字ブロック構成体に係
合可能な突条部を備え、前記係合部材が前記第1の位置
にあるとき該係合部材を前記突条部の端部と前記スライ
ドシャフトを支持する支持フレームとの間に挿入して該
突条部と係合させて中間停止部材の移動を阻止してなる
構成のタイムレコーダの印字ブロック位置決め装置を提
案するものである。
[作用] 上記構成により、本考案によるタイムレコーダの印字
ブロック位置決め装置では、挿入された印字カードの印
字領域(印字欄)が印字領域検出手段により判別され、
この判別結果に応じて、制御手段(CPU)から中間停止
機構および印字ブロックスライド機構へ制御信号が送ら
れる。これにより印字ブロック構成体がスライドシャフ
トに沿って移動されるとともに、制御機構を構成する電
磁手段が励磁または非励磁状態となる。すなわち、非励
磁(オフ)時には、係合部材が第1の位置にあり、その
一部は中間停止機構を構成する中間停止部材の突条部と
支持フレームとの間の間隙部に挿入されている。したが
って、印字ブロック構成体が移動して中間印字位置にお
いて印字を行うときに、中間停止部材の突条部に印字ブ
ロック構成体が当接し、印字ブロック構成体の第1また
は第2の印字位置への移動が阻止され、これにより中間
印字位置への位置決めが行われる。
ブロック位置決め装置では、挿入された印字カードの印
字領域(印字欄)が印字領域検出手段により判別され、
この判別結果に応じて、制御手段(CPU)から中間停止
機構および印字ブロックスライド機構へ制御信号が送ら
れる。これにより印字ブロック構成体がスライドシャフ
トに沿って移動されるとともに、制御機構を構成する電
磁手段が励磁または非励磁状態となる。すなわち、非励
磁(オフ)時には、係合部材が第1の位置にあり、その
一部は中間停止機構を構成する中間停止部材の突条部と
支持フレームとの間の間隙部に挿入されている。したが
って、印字ブロック構成体が移動して中間印字位置にお
いて印字を行うときに、中間停止部材の突条部に印字ブ
ロック構成体が当接し、印字ブロック構成体の第1また
は第2の印字位置への移動が阻止され、これにより中間
印字位置への位置決めが行われる。
また、電磁手段の励磁(オン)時には係合部材が第2
の位置に変位して、中間停止部材の突条部と支持フレー
ムとの間の間隙部から離脱する。その結果、印字ブロッ
ク構成体が中間印字位置から第1または第2の印字位置
まで移動するとともに端部停止部材に当接し、これによ
り印字ブロック構成体が第1または第2の印字位置に位
置決めされる。
の位置に変位して、中間停止部材の突条部と支持フレー
ムとの間の間隙部から離脱する。その結果、印字ブロッ
ク構成体が中間印字位置から第1または第2の印字位置
まで移動するとともに端部停止部材に当接し、これによ
り印字ブロック構成体が第1または第2の印字位置に位
置決めされる。
このように本タイムレコーダの印字ブロック位置決め
装置にあっては、印字ブロック構成体を印字カードの印
字領域に対応させて3箇所以上の任意の位置に位置決め
できるもので、その結果シリアルプリンタによる空打ち
の回数が減少する。
装置にあっては、印字ブロック構成体を印字カードの印
字領域に対応させて3箇所以上の任意の位置に位置決め
できるもので、その結果シリアルプリンタによる空打ち
の回数が減少する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。
する。
第1図は本考案の一実施例に係るタイムレコーダの要
部を破断して示す正面図、第2図は同じく右側面図であ
る。図中、タイムレコーダの外筺体1の上部にはカード
挿入口2が設けてあり、後述の印字カード(以下タイム
カードという。)が挿入されるようになっている。ま
た、外筺体1内にはカード挿入口2と連続してカード通
路3が下方に延在されている。このカード通路3は並列
に配された一対のガイドプレート3a,3bにより構成され
ている。また、カード通路3の一側(正面側)には印字
ブロック4が配設されている。また、カード通路3の他
側であり印字ブロック4と対向する位置にはプラテン駆
動用ソレノイド(図示せず)により駆動されるプラテン
29が設けられている。
部を破断して示す正面図、第2図は同じく右側面図であ
る。図中、タイムレコーダの外筺体1の上部にはカード
挿入口2が設けてあり、後述の印字カード(以下タイム
カードという。)が挿入されるようになっている。ま
た、外筺体1内にはカード挿入口2と連続してカード通
路3が下方に延在されている。このカード通路3は並列
に配された一対のガイドプレート3a,3bにより構成され
ている。また、カード通路3の一側(正面側)には印字
ブロック4が配設されている。また、カード通路3の他
側であり印字ブロック4と対向する位置にはプラテン駆
動用ソレノイド(図示せず)により駆動されるプラテン
29が設けられている。
印字ブロック4は、例えば実公昭63-5892号明細書に
示されるような活字輪(活字ホイール)をハンマーによ
り叩打することにより印字を行うともに、一桁印字毎に
桁送りを行うシリアル印字方式のものが用いられる。印
字ブロック4は、断面コの字状の印字ブロック取付板5
に取付けられており、この該印字ブロック取付板5とと
もに印字ブロック構成体を構成している。印字ブロック
取付板5はスライドシャフト6a,6bに沿って印字ブロッ
ク送りモータ7により左右に摺動自在となっている。ス
ライドシャフト6a,6bの両端は、カード通路3を構成す
るガイドプレート3a,3aの両側に固定された支持フレー
ム8,9に支持されている。支持フレーム8,9には取付プレ
ート10,11がそれぞれ一体的に設けられている。一方の
取付プレート10には円盤状の誘導プーリ12が設けられて
いる。また、他方の取付プレート11には印字ブロック送
りモータ7が配設され、この印字ブロック送りモータ7
のモータ軸には駆動プーリ13が取付けられている。そし
て、駆動プーリ13と誘導プーリ12間には駆動ワイヤ14が
掛け渡されるとともにこの駆動ワイヤ14の中間部が、印
字ブロック4の正面側に突出したワイヤ固定片4aに巻き
掛けられている。すなわち、印字ブロック送りモータ7
の正転または反転によりこの駆動ワイヤ14が上記プーリ
12,13間を走行するようになされるとともに、この駆動
ワイヤ14の走行に伴って印字ブロック4が第1図中左右
方向にスライドし得るようになされている。
示されるような活字輪(活字ホイール)をハンマーによ
り叩打することにより印字を行うともに、一桁印字毎に
桁送りを行うシリアル印字方式のものが用いられる。印
字ブロック4は、断面コの字状の印字ブロック取付板5
に取付けられており、この該印字ブロック取付板5とと
もに印字ブロック構成体を構成している。印字ブロック
取付板5はスライドシャフト6a,6bに沿って印字ブロッ
ク送りモータ7により左右に摺動自在となっている。ス
ライドシャフト6a,6bの両端は、カード通路3を構成す
るガイドプレート3a,3aの両側に固定された支持フレー
ム8,9に支持されている。支持フレーム8,9には取付プレ
ート10,11がそれぞれ一体的に設けられている。一方の
取付プレート10には円盤状の誘導プーリ12が設けられて
いる。また、他方の取付プレート11には印字ブロック送
りモータ7が配設され、この印字ブロック送りモータ7
のモータ軸には駆動プーリ13が取付けられている。そし
て、駆動プーリ13と誘導プーリ12間には駆動ワイヤ14が
掛け渡されるとともにこの駆動ワイヤ14の中間部が、印
字ブロック4の正面側に突出したワイヤ固定片4aに巻き
掛けられている。すなわち、印字ブロック送りモータ7
の正転または反転によりこの駆動ワイヤ14が上記プーリ
12,13間を走行するようになされるとともに、この駆動
ワイヤ14の走行に伴って印字ブロック4が第1図中左右
方向にスライドし得るようになされている。
ここで、印字ブロック送りモータ7への通電時間は、
印字ブロック4が左印字位置から右印字位置へスライド
するまでに要する時間よりも僅かに多めの時間に設定さ
れている。これにより、印字ブロック4が確実に所定の
印字位置へ送られるとともに、通電の余裕時間に駆動ワ
イヤ14と駆動プーリ13を滑らせることで、スライド位置
を決定するセンサを不要としている。また、14aは駆動
プーリ13の滑りを調整するための引張りスプリングであ
る。
印字ブロック4が左印字位置から右印字位置へスライド
するまでに要する時間よりも僅かに多めの時間に設定さ
れている。これにより、印字ブロック4が確実に所定の
印字位置へ送られるとともに、通電の余裕時間に駆動ワ
イヤ14と駆動プーリ13を滑らせることで、スライド位置
を決定するセンサを不要としている。また、14aは駆動
プーリ13の滑りを調整するための引張りスプリングであ
る。
本タイムレコーダにおいては、例えば第3図に示すよ
うに、タイムカード30の印字領域は、左側の印字領域
(「日付、出勤」欄)、右側の印字領域(「外出、再
入」欄)および中間の印字領域(「退出、残業」欄)に
3分割され、印字ブロック4はこれらの領域に対応して
3段階の位置、すなわち左、右および中間の各印字位置
に停止し、各印字位置において印字を行うようになって
いる。
うに、タイムカード30の印字領域は、左側の印字領域
(「日付、出勤」欄)、右側の印字領域(「外出、再
入」欄)および中間の印字領域(「退出、残業」欄)に
3分割され、印字ブロック4はこれらの領域に対応して
3段階の位置、すなわち左、右および中間の各印字位置
に停止し、各印字位置において印字を行うようになって
いる。
このように、印字ブロック4を左、中間および右の各
印字位置にスライドさせることにより、印字ブロック4
の最大印字桁が例えば17桁の少数桁であったとしても、
タイムカード30に対して例えば3倍の51桁の印字が可能
となる。
印字位置にスライドさせることにより、印字ブロック4
の最大印字桁が例えば17桁の少数桁であったとしても、
タイムカード30に対して例えば3倍の51桁の印字が可能
となる。
上記スライドシャフト6a,6bの両端には端部停止部材1
5a,15bが配設されており、これらの端部停止部材15a,15
bに印字ブロック取付板5の左右両端部がそれぞれ当接
することにより、印字ブロック4がタイムカード30の印
字領域に対応して左右両印字位置に停止されるようにな
っている。
5a,15bが配設されており、これらの端部停止部材15a,15
bに印字ブロック取付板5の左右両端部がそれぞれ当接
することにより、印字ブロック4がタイムカード30の印
字領域に対応して左右両印字位置に停止されるようにな
っている。
次に、第4図乃至第5図を参照して上記印字ブロック
4の中間印字位置へ停止させるための中間停止機構16お
よびこの中間停止機構16の作動を制御するための制御機
構17について説明する。なお、第4図は印字ブロック4
の左印字位置、第5図は中間印字位置、第6図は右印字
位置での状態をそれぞれ示すものである。
4の中間印字位置へ停止させるための中間停止機構16お
よびこの中間停止機構16の作動を制御するための制御機
構17について説明する。なお、第4図は印字ブロック4
の左印字位置、第5図は中間印字位置、第6図は右印字
位置での状態をそれぞれ示すものである。
先ず、中間停止機構16は、例えばスライドシャフト6
a,6bに対して平行に配設された板状の中間停止部材(ス
トッパ)18により構成されている。この中間停止部材18
の左端部は、印字ブロック取付版5の右側板5aに設けた
貫通孔を貫通してL字状に折曲げ形成されて係合部18a
となっている。一方、この中間停止部材18の右端は支持
フレーム9に設けた貫通孔に貫通支持されている。ま
た、中間停止部材18には、第7図に拡大して断面を示す
ような下面側に突出する突条部18bが設けられている。
この突条部18bは、その右端部18cが後述の係合部材19に
当接した状態で、左端部18dが前記印字ブロック4の中
間印字位置と右印字位置との間の境界位置に位置する程
度の長さに形成されている。
a,6bに対して平行に配設された板状の中間停止部材(ス
トッパ)18により構成されている。この中間停止部材18
の左端部は、印字ブロック取付版5の右側板5aに設けた
貫通孔を貫通してL字状に折曲げ形成されて係合部18a
となっている。一方、この中間停止部材18の右端は支持
フレーム9に設けた貫通孔に貫通支持されている。ま
た、中間停止部材18には、第7図に拡大して断面を示す
ような下面側に突出する突条部18bが設けられている。
この突条部18bは、その右端部18cが後述の係合部材19に
当接した状態で、左端部18dが前記印字ブロック4の中
間印字位置と右印字位置との間の境界位置に位置する程
度の長さに形成されている。
一方、制御機構17は、支持フレーム9上に配設された
係合部材19および電磁手段としてのストッパ用ソレノイ
ド20により構成されている。係合部材19は上端に係合部
19aを有するとともに、ストッパ用ソレノイド20のオン
・オフに応じて上下に移動可能となっている。また、ス
トッパ用ソレノイド20は、後述の制御手段を構成する中
央処理装置(CPU)21からの制御信号を受けて印字ブロ
ック4が左印字位置あるいは中間印字位置から右印字位
置へ移動する際、および右印字位置から中間印字位置ま
たは左印字位置へ移動する際にオン(励磁)され、また
上記以外のときにはオフされているもので、印字ブロッ
ク4の左印字位置から中間印字位置への移動の際に、右
印字位置への移動を阻止して印字ブロック4の中間印字
位置への位置決めを行うものである。すなわち、ストッ
パ用ソレノイド20のオフ時には係合部材19は第4図およ
び第5図に示す位置(第1の位置)にあり、このとき係
合部19aは中間停止部材18の突条部18bの右端部18cと支
持フレーム9との間の間隙部に挿入されている。これに
より、印字ブロック4が右方向に移動して中間位置にお
いて印字を行うときに、第5図に示すように、突条部18
bの左端部18dに印字ブロック取付板5の右側板5aが当接
する一方、該突条部18bの右端部18cは係合部材19の係合
部19aと係合して右方への移動が阻止されるので、該印
字ブロック4も右方への移動がここで阻止され、この中
間印字位置に止められる。
係合部材19および電磁手段としてのストッパ用ソレノイ
ド20により構成されている。係合部材19は上端に係合部
19aを有するとともに、ストッパ用ソレノイド20のオン
・オフに応じて上下に移動可能となっている。また、ス
トッパ用ソレノイド20は、後述の制御手段を構成する中
央処理装置(CPU)21からの制御信号を受けて印字ブロ
ック4が左印字位置あるいは中間印字位置から右印字位
置へ移動する際、および右印字位置から中間印字位置ま
たは左印字位置へ移動する際にオン(励磁)され、また
上記以外のときにはオフされているもので、印字ブロッ
ク4の左印字位置から中間印字位置への移動の際に、右
印字位置への移動を阻止して印字ブロック4の中間印字
位置への位置決めを行うものである。すなわち、ストッ
パ用ソレノイド20のオフ時には係合部材19は第4図およ
び第5図に示す位置(第1の位置)にあり、このとき係
合部19aは中間停止部材18の突条部18bの右端部18cと支
持フレーム9との間の間隙部に挿入されている。これに
より、印字ブロック4が右方向に移動して中間位置にお
いて印字を行うときに、第5図に示すように、突条部18
bの左端部18dに印字ブロック取付板5の右側板5aが当接
する一方、該突条部18bの右端部18cは係合部材19の係合
部19aと係合して右方への移動が阻止されるので、該印
字ブロック4も右方への移動がここで阻止され、この中
間印字位置に止められる。
また、ストッパ用ソレノイド20のオン時には、その吸
引力により第6図に示すように係合部材19が下降して、
係合部材19が中間停止部材18の突条部18bの右端部と支
持フレーム9との間の間隙部から離脱した位置(第2の
位置)に移動する。その結果、印字ブロック取付板5の
右側板5aが右端側の端部停止部材15bに当接する右印字
位置まで移動する。すなわち、中間停止部材18の突条部
18bは、その右端部18cが係合部材19の係合部19aより開
放されるため、右方への移動が自由となる。これによ
り、印字ブロック74が移動して突条部18bの左端部18dに
当接した際、該突条部18bが中間停止部材とともに支持
フレーム9の貫通孔を貫通して右方に移動する。従っ
て、印字ブロック4が中間印字位置を越えて右印字位置
までの移動が許容される。なお、印字ブロック4の左印
字位置への位置決めは、左端の端部停止部材15aに当接
することにより行われる。
引力により第6図に示すように係合部材19が下降して、
係合部材19が中間停止部材18の突条部18bの右端部と支
持フレーム9との間の間隙部から離脱した位置(第2の
位置)に移動する。その結果、印字ブロック取付板5の
右側板5aが右端側の端部停止部材15bに当接する右印字
位置まで移動する。すなわち、中間停止部材18の突条部
18bは、その右端部18cが係合部材19の係合部19aより開
放されるため、右方への移動が自由となる。これによ
り、印字ブロック74が移動して突条部18bの左端部18dに
当接した際、該突条部18bが中間停止部材とともに支持
フレーム9の貫通孔を貫通して右方に移動する。従っ
て、印字ブロック4が中間印字位置を越えて右印字位置
までの移動が許容される。なお、印字ブロック4の左印
字位置への位置決めは、左端の端部停止部材15aに当接
することにより行われる。
次に、上記タイムレコーダの電気的構成を第8図のブ
ロック図により説明する。このタイムレコーダは、制御
手段であるマイクロコンピュータを中心に構成されるも
ので、21は中央処理装置(以下、CPUという。)であ
る。このCPU21には、印字欄判別部22、前記印字ブロッ
ク送りモータ7およびストッパ用ソレノイド20により構
成される印字ブロックスライド部23、タイムカード30の
挿入を検出するためのカード挿入センサ24、タイムカー
ドを所定の位置に位置決めするためのカード送りモータ
25、プラテン駆動用ソレノイド29および印字ブロック4
それぞれが接続されている。上記印字欄判別部22は、操
作釦キーマトリックス26、位置データメモリ31、個人コ
ード読取センサ27および個人データメモリ28により構成
されている。この印字欄判別部22は、タイムカード30が
挿入された時に、時刻データをどの印字欄に印字すべき
かを判断するとともに、印字ブロックのスライド位置を
判別するもので、その判別方式には、(a)操作キーの
押下げにより判定する方式と、(b)個人データ登録内
容により自動的に判別する方式がある。ここで、操作キ
ーの押下げにより判定する場合には、操作釦キーマトリ
ックス26と位置データメモリ31が使用され、一方、個人
データ登録内容により印字欄を自動的に判別する場合に
は、個人コード読取センサ27と個人データメモリ28が使
用される。
ロック図により説明する。このタイムレコーダは、制御
手段であるマイクロコンピュータを中心に構成されるも
ので、21は中央処理装置(以下、CPUという。)であ
る。このCPU21には、印字欄判別部22、前記印字ブロッ
ク送りモータ7およびストッパ用ソレノイド20により構
成される印字ブロックスライド部23、タイムカード30の
挿入を検出するためのカード挿入センサ24、タイムカー
ドを所定の位置に位置決めするためのカード送りモータ
25、プラテン駆動用ソレノイド29および印字ブロック4
それぞれが接続されている。上記印字欄判別部22は、操
作釦キーマトリックス26、位置データメモリ31、個人コ
ード読取センサ27および個人データメモリ28により構成
されている。この印字欄判別部22は、タイムカード30が
挿入された時に、時刻データをどの印字欄に印字すべき
かを判断するとともに、印字ブロックのスライド位置を
判別するもので、その判別方式には、(a)操作キーの
押下げにより判定する方式と、(b)個人データ登録内
容により自動的に判別する方式がある。ここで、操作キ
ーの押下げにより判定する場合には、操作釦キーマトリ
ックス26と位置データメモリ31が使用され、一方、個人
データ登録内容により印字欄を自動的に判別する場合に
は、個人コード読取センサ27と個人データメモリ28が使
用される。
次に、本タイムレコーダの操作キーの押下げにより印
字欄および印字ブロックのスライド位置を判別する場合
の動作および制御手段の作用を上記ブロック図および第
9図のフローチャートを参照して説明する。操作キー
は、タイムレコーダ本体の前面に配設されたキーで、例
えば「早出」、「出勤」、「外出」、「再入」、「退
出」、「残業」の各キーからなり、カード挿入時に使用
者が自己の就業状況に応じていずれかのキーを操作する
ものである。すなわち、CPU21は常に操作釦キー26をス
キャンニングしており、操作キーの押下げがあった場合
には、その押下げ位置が「出勤または早出」か否かが判
断される(ステップS1〜S3)。そして、印字ブロック
4の現在の位置が位置データメモリ31において判断さ
れ、左位置すなわち、「出勤または早出」欄に対応する
位置の場合にはその位置において印字が行われる。な
お、この位置データメモリ31には、以前に押された操作
キーによる位置データが記憶されており、これにより現
在印字ブロック4が有る位置が分かり、また今回の操作
で印字ブロック4がスライドしたときにはそのデータが
更新される。また、中間位置の場合には印字ブロック送
りモータ7が逆転して、また右位置の場合には、ストッ
パ用ソレノイド20がオンして係合部材19が下降するとと
もに、印字ブロック送りモータ7が逆転して印字ブロッ
ク4が左印字位置に戻り、「出勤または早出」欄への印
字が行われる(ステップS4〜S8)。また、操作キーの
押下げ位置が「出勤または早出」でない場合には、「退
出または残業」か否かが判断される(ステップS9)。
「退出または残業」である場合には、位置データメモリ
31において、現在の印字ブロック4の位置が中間位置か
否かが判断される。そして、中間位置の場合にはその位
置において印字が行われ、また左位置の場合には印字ブ
ロック送りモータ7が正転して印字ブロック4が中間印
字位置にスライド移動した後に印字が行われる。さら
に、右位置の場合には、ストッパ用ソレノイド20がオン
して係合部材19が下降するとともに印字ブロック送りモ
ータ7が逆転し、印字ブロック4が一旦左位置に戻った
後、さらに印字ブロック送りモータ7が正転して中間印
字位置にスライド移動し、その後「退出または残業」欄
への印字が行われる(ステップS10〜S14)。
字欄および印字ブロックのスライド位置を判別する場合
の動作および制御手段の作用を上記ブロック図および第
9図のフローチャートを参照して説明する。操作キー
は、タイムレコーダ本体の前面に配設されたキーで、例
えば「早出」、「出勤」、「外出」、「再入」、「退
出」、「残業」の各キーからなり、カード挿入時に使用
者が自己の就業状況に応じていずれかのキーを操作する
ものである。すなわち、CPU21は常に操作釦キー26をス
キャンニングしており、操作キーの押下げがあった場合
には、その押下げ位置が「出勤または早出」か否かが判
断される(ステップS1〜S3)。そして、印字ブロック
4の現在の位置が位置データメモリ31において判断さ
れ、左位置すなわち、「出勤または早出」欄に対応する
位置の場合にはその位置において印字が行われる。な
お、この位置データメモリ31には、以前に押された操作
キーによる位置データが記憶されており、これにより現
在印字ブロック4が有る位置が分かり、また今回の操作
で印字ブロック4がスライドしたときにはそのデータが
更新される。また、中間位置の場合には印字ブロック送
りモータ7が逆転して、また右位置の場合には、ストッ
パ用ソレノイド20がオンして係合部材19が下降するとと
もに、印字ブロック送りモータ7が逆転して印字ブロッ
ク4が左印字位置に戻り、「出勤または早出」欄への印
字が行われる(ステップS4〜S8)。また、操作キーの
押下げ位置が「出勤または早出」でない場合には、「退
出または残業」か否かが判断される(ステップS9)。
「退出または残業」である場合には、位置データメモリ
31において、現在の印字ブロック4の位置が中間位置か
否かが判断される。そして、中間位置の場合にはその位
置において印字が行われ、また左位置の場合には印字ブ
ロック送りモータ7が正転して印字ブロック4が中間印
字位置にスライド移動した後に印字が行われる。さら
に、右位置の場合には、ストッパ用ソレノイド20がオン
して係合部材19が下降するとともに印字ブロック送りモ
ータ7が逆転し、印字ブロック4が一旦左位置に戻った
後、さらに印字ブロック送りモータ7が正転して中間印
字位置にスライド移動し、その後「退出または残業」欄
への印字が行われる(ステップS10〜S14)。
また、操作キーの押下げ位置が「退出または残業」で
ない場合、すなわち「外出または再入」の場合には、位
置データメモリにより印字ブロック4が現在右印字位置
にあるか否かが判断される(ステップS15)。そして、
右印字位置にある場合には、その位置において印字が行
われ、また左位置にある場合には、ストッパ用ソレノイ
ド20がオンするとともに印字ブロック送りモータ7が正
転して、印字ブロック4が右印字位置にスライド移動し
た後に、「外出または再入」欄への印字が行われる(ス
テップS16〜S19)。
ない場合、すなわち「外出または再入」の場合には、位
置データメモリにより印字ブロック4が現在右印字位置
にあるか否かが判断される(ステップS15)。そして、
右印字位置にある場合には、その位置において印字が行
われ、また左位置にある場合には、ストッパ用ソレノイ
ド20がオンするとともに印字ブロック送りモータ7が正
転して、印字ブロック4が右印字位置にスライド移動し
た後に、「外出または再入」欄への印字が行われる(ス
テップS16〜S19)。
次に、本タイムレコーダのカード挿入時に個人データ
メモリ28にある個人の時刻等のデータ登録内容により、
自動的に印字欄を判別する場合の動作および制御手段の
作用について、上記ブロック図および第10図のフローチ
ャートを参照して説明する。すなわち、先ずタイムカー
ドがカード挿入口2に挿入されると、カード挿入センサ
24が当該カードを検知し、これによりカード送りモータ
25が正転してタイムカードを所定の位置まで送り込む
(ステップS1〜S2)。タイムカードが所定の位置に位
置決めされると、個人コード読取センサ27により個人コ
ードが読み取られ(ステップS3)、その後ストッパ用
ソレノイド20がオンして係合部材19が下降するととも
に、印字ブロック送りモータ7が逆転し、印字ブロック
4が初期位置(左印字位置)まで戻される(ステップS
4)。続いて、個人コード読取りセンサ27により読取っ
た個人コードを基にして該当する個人の時刻登録データ
を検索し、今回印字すべき印字欄を判定する。すなわ
ち、判定の結果、「出勤」登録の場合には、カード送り
モータ25、印字ブロック送りモータ7およびストッパ用
ソレノイド20がそれぞれオフした後、プラテン駆動用ソ
レノイド29aがオンして印字が行われる(ステップS5,S
10〜S12)。
メモリ28にある個人の時刻等のデータ登録内容により、
自動的に印字欄を判別する場合の動作および制御手段の
作用について、上記ブロック図および第10図のフローチ
ャートを参照して説明する。すなわち、先ずタイムカー
ドがカード挿入口2に挿入されると、カード挿入センサ
24が当該カードを検知し、これによりカード送りモータ
25が正転してタイムカードを所定の位置まで送り込む
(ステップS1〜S2)。タイムカードが所定の位置に位
置決めされると、個人コード読取センサ27により個人コ
ードが読み取られ(ステップS3)、その後ストッパ用
ソレノイド20がオンして係合部材19が下降するととも
に、印字ブロック送りモータ7が逆転し、印字ブロック
4が初期位置(左印字位置)まで戻される(ステップS
4)。続いて、個人コード読取りセンサ27により読取っ
た個人コードを基にして該当する個人の時刻登録データ
を検索し、今回印字すべき印字欄を判定する。すなわ
ち、判定の結果、「出勤」登録の場合には、カード送り
モータ25、印字ブロック送りモータ7およびストッパ用
ソレノイド20がそれぞれオフした後、プラテン駆動用ソ
レノイド29aがオンして印字が行われる(ステップS5,S
10〜S12)。
また、「退出」登録の場合には、印字ブロック送りモ
ータ7が正転して印字ブロック4が左印字位置から中間
印字位置へ送られる。このとき、ストッパ用ソレノイド
20がオフしているため、係合部材19の停止片19aが突条
部18bと支持フレーム9との間に介在しており、したが
って印字ブロック4の中間印字位置への位置決めが確実
に行われる。その後、カード送りモータ25、印字ブロッ
ク送りモータ7およびストッパ用ソレノイド20がそれぞ
れオフした後、プラテン駆動用ソレノイド29がオンして
印字が行われる(ステップS6,S9〜S12)。
ータ7が正転して印字ブロック4が左印字位置から中間
印字位置へ送られる。このとき、ストッパ用ソレノイド
20がオフしているため、係合部材19の停止片19aが突条
部18bと支持フレーム9との間に介在しており、したが
って印字ブロック4の中間印字位置への位置決めが確実
に行われる。その後、カード送りモータ25、印字ブロッ
ク送りモータ7およびストッパ用ソレノイド20がそれぞ
れオフした後、プラテン駆動用ソレノイド29がオンして
印字が行われる(ステップS6,S9〜S12)。
さらに、「再入」登録の場合には、ストッパ用ソレノ
イド20がオンして係合部材19が下降した後、印字ブロッ
ク送りモータ7が正転して印字ブロック4が右位置へス
ライド移動される。その後、カード送りモータ25および
印字ブロック送りモータ7がオフするとともにストッパ
用ソレノイド20がオフした後、プラテン駆動用ソレノイ
ド29がオンして印字が行われる(ステップS7〜
S12)。印字が終了した後は、カード送りモータ25が逆
転してタイムカード30が上昇するとともに、ストッパ用
ソレノイド20がオンした後、印字ブロック送りモータ7
が逆転して印字ブロック4が初期位置まで戻され、かつ
プラテン駆動用ソレノイド29aがオフする。
イド20がオンして係合部材19が下降した後、印字ブロッ
ク送りモータ7が正転して印字ブロック4が右位置へス
ライド移動される。その後、カード送りモータ25および
印字ブロック送りモータ7がオフするとともにストッパ
用ソレノイド20がオフした後、プラテン駆動用ソレノイ
ド29がオンして印字が行われる(ステップS7〜
S12)。印字が終了した後は、カード送りモータ25が逆
転してタイムカード30が上昇するとともに、ストッパ用
ソレノイド20がオンした後、印字ブロック送りモータ7
が逆転して印字ブロック4が初期位置まで戻され、かつ
プラテン駆動用ソレノイド29aがオフする。
このように本タイムレコーダにあっては、操作キーの
押下げにより印字欄を判別する場合、および個人データ
メモリにおける時刻データの登録内容により自動的に印
字欄を判別する場合のいずれにあっても、「日付、出
勤」欄の印字を左印字位置、「退出、残業」欄の印字を
中間印字位置、また「外出、再入」欄の印字を右印字位
置においてそれぞれ行うことができるため、「退出、残
業」欄を印字する際に「日付、出勤」欄を空印字する必
要がなくなる。したがって、印字ブロック4側から見る
と、印字回数が減少し、このため印字時間が短縮される
とともに、印字部の耐久性が向上する。
押下げにより印字欄を判別する場合、および個人データ
メモリにおける時刻データの登録内容により自動的に印
字欄を判別する場合のいずれにあっても、「日付、出
勤」欄の印字を左印字位置、「退出、残業」欄の印字を
中間印字位置、また「外出、再入」欄の印字を右印字位
置においてそれぞれ行うことができるため、「退出、残
業」欄を印字する際に「日付、出勤」欄を空印字する必
要がなくなる。したがって、印字ブロック4側から見る
と、印字回数が減少し、このため印字時間が短縮される
とともに、印字部の耐久性が向上する。
以上実施例を挙げて本考案を説明したが、本考案は上
記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変
更しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施
例では、印字ブロック4の中間印字位置を左右の印字位
置間で一箇所として説明したが、2以上の中間印字位置
を設けるようにしてもよい。また、上記実施例において
は中間停止機構16を印字領域の右端側に設け、印字ブロ
ック4が左印字位置側から中間印字位置へスライド移動
する際の位置決めを行うようにしたが、中間停止機構16
を印字領域の左端側に設け、印字ブロック4が右端側か
ら中間印字位置へスライド移動する際の位置決めを行う
ように構成してもよく、さらに、印字領域の左右両端に
それぞれ中間停止機構16を設ける構成としてもよい。
記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変
更しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施
例では、印字ブロック4の中間印字位置を左右の印字位
置間で一箇所として説明したが、2以上の中間印字位置
を設けるようにしてもよい。また、上記実施例において
は中間停止機構16を印字領域の右端側に設け、印字ブロ
ック4が左印字位置側から中間印字位置へスライド移動
する際の位置決めを行うようにしたが、中間停止機構16
を印字領域の左端側に設け、印字ブロック4が右端側か
ら中間印字位置へスライド移動する際の位置決めを行う
ように構成してもよく、さらに、印字領域の左右両端に
それぞれ中間停止機構16を設ける構成としてもよい。
また、上記実施例においては、印字ブロック4とし
て、活字輪式の印字装置を用いたが、その他、例えば実
公昭63-19867号明細書に示される活字ベルト式の印字装
置等を用いてもよいことは勿論である。
て、活字輪式の印字装置を用いたが、その他、例えば実
公昭63-19867号明細書に示される活字ベルト式の印字装
置等を用いてもよいことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るタイムレコーダの印
字ブロック位置決め装置によれば、印字カードの印字領
域を3以上に分割するとともに、これらの分割した印字
領域に対応させて印字ブロック構成体を位置決めし、印
字させる構成としたので、印字ブロックによる空打ちの
回数が減り、したがって印字時間が短縮されるとともに
印字部の耐久性が向上するという効果を奏する。
字ブロック位置決め装置によれば、印字カードの印字領
域を3以上に分割するとともに、これらの分割した印字
領域に対応させて印字ブロック構成体を位置決めし、印
字させる構成としたので、印字ブロックによる空打ちの
回数が減り、したがって印字時間が短縮されるとともに
印字部の耐久性が向上するという効果を奏する。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はタイム
レコーダを正面から見た要部断面図、第2図は同じく右
側面から見た要部断面図、第3図はタイムカードの一例
を示す平面図、第4図乃至第6図はそれぞれ中間停止機
構および制御機構の動作を説明するための概略構成図、
第7図は中間停止部材の横断面図、第8図は本タイムレ
コーダの電気的構成を示すブロック図、第9図は操作キ
ーの押下げにより印字欄を判別する場合の動作を説明す
るためのフローチャート、第10図は個人データの登録内
容により印字欄を自動的に判別する場合の動作を説明す
るためのフローチャートである。 4……印字ブロック、5……印字ブロック取付板 6a,6b……スライドシャフト 7……印字ブロック送りモータ 8,9……支持フレーム 16……中間停止機構、17……制御機構 18……中間停止部材、19……係合部材 19a……係合部、20……ストッパ用ソレノイド 21……中央処理装置(CPU) 22……印字欄判別部(印字領域検出手段) 23……印字ブロックスライド部
レコーダを正面から見た要部断面図、第2図は同じく右
側面から見た要部断面図、第3図はタイムカードの一例
を示す平面図、第4図乃至第6図はそれぞれ中間停止機
構および制御機構の動作を説明するための概略構成図、
第7図は中間停止部材の横断面図、第8図は本タイムレ
コーダの電気的構成を示すブロック図、第9図は操作キ
ーの押下げにより印字欄を判別する場合の動作を説明す
るためのフローチャート、第10図は個人データの登録内
容により印字欄を自動的に判別する場合の動作を説明す
るためのフローチャートである。 4……印字ブロック、5……印字ブロック取付板 6a,6b……スライドシャフト 7……印字ブロック送りモータ 8,9……支持フレーム 16……中間停止機構、17……制御機構 18……中間停止部材、19……係合部材 19a……係合部、20……ストッパ用ソレノイド 21……中央処理装置(CPU) 22……印字欄判別部(印字領域検出手段) 23……印字ブロックスライド部
Claims (2)
- 【請求項1】印字カードの印字領域よりも少ない所定の
印字桁数分の印字を行なうシリアルプリンタを有する印
字ブロック構成体と、該印字ブロック構成体を前記シリ
アルプリンタの印字桁方向に沿って移動可能に支持する
スライドシャフトと、前記印字ブロック構成体をスライ
ド移動させる印字ブロックスライド機構と、前記印字カ
ードにおける印字領域の両端の印字領域に対応する第1,
第2の印字位置に印字ブロック構成体を停止させる端部
停止部材と、前記印字ブロック構成体を前記第1,第2の
印字位置の間の中間印字位置に停止させる中間停止機構
と、前記印字カードの印字すべき印字領域を判別する印
字領域判別手段と、前記判別結果に応じて、前記印字ブ
ロック構成体を、前記印字ブロックスライド機構によっ
てスライド移動させ判別した印字領域に対応する第1,第
2の印字位置及び中間印字位置のいずれかに選択的に位
置付けるとともに該選択した印字位置より所定の印字桁
数分の印字を行なわせるように中間停止機構および印字
ブロックスライド機構の作動を制御する制御手段とを備
え、前記中間停止機構は、前記印字ブロックスライド機
構による前記印字ブロック構成体の移動を中間印字位置
で停止させる中間停止部材、及び該中間停止部材の該印
字ブロック構成体に対する作動を制御する制御機構から
なり、前記制御機構は、第1の位置において前記中間停
止部材に係合し当該停止部材の移動を阻止するととも
に、第2の位置において前記中間停止部材との係合を解
除し、前記中間停止部材及び前記印字ブロック構成体の
中間印字位置を越える移動を許容する係合部材と、前記
係合部材を第1の位置と第2の位置との間で駆動する電
磁手段とからなるタイムレコーダの印字ブロック位置決
め装置。 - 【請求項2】前記中間停止部材は、前記スライドシャフ
トに対して平行に移動可能に配設されるとともに前記印
字ブロック構成体に係合可能な突条部を備え、前記係合
部材が前記第1の位置にあるとき該係合部材を前記突条
部の端部と前記スライドシャフトを支持する支持フレー
ムとの間に挿入して該突条部と係合させて中間停止部材
の移動を阻止してなる請求項1記載のタイムレコーダの
印字ブロック位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988169264U JPH082757Y2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | タイムレコーダの印字ブロック位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988169264U JPH082757Y2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | タイムレコーダの印字ブロック位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292573U JPH0292573U (ja) | 1990-07-23 |
JPH082757Y2 true JPH082757Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31459164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988169264U Expired - Lifetime JPH082757Y2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | タイムレコーダの印字ブロック位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082757Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58186890A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-10-31 | アマノ株式会社 | タイムレコ−ダ用印字位置制御装置 |
JPS6319867U (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-09 |
-
1988
- 1988-12-30 JP JP1988169264U patent/JPH082757Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292573U (ja) | 1990-07-23 |
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