JP2573130Y2 - インクリボン切替装置 - Google Patents

インクリボン切替装置

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JP2573130Y2 JP1992017120U JP1712092U JP2573130Y2 JP 2573130 Y2 JP2573130 Y2 JP 2573130Y2 JP 1992017120 U JP1992017120 U JP 1992017120U JP 1712092 U JP1712092 U JP 1712092U JP 2573130 Y2 JP2573130 Y2 JP 2573130Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイムレコーダ等のプ
リンタにおいてインクリボンの異なる印字領域を用いて
異なった色等で印字内容を区別して印字するようにイン
クリボンを複数段に切替えるインクリボン切替装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイムレコーダに採用されてい
るインクリボン切替装置としては、タイムカードに平常
時間帯(第1の時間帯)と、遅刻時間帯(第2の時間
帯)とを、例えば前者を黒色、後者を赤色で印字するよ
うにプリンタヘッドの印字位置に対してインクリボンを
2段階に移動させる、いわゆる2段切替が行われる。こ
のために、第1の時間帯においては、インクリボンを作
動用マグネットによって作動しない通常位置に置き、第
2の時間帯において、該インクリボンをマグネットによ
って作動して印字段を切替えて該位置にマグネットによ
り待機させておく構成が一般的である。
【0003】又、これを改善したものとして、特公昭6
3−65515号には、印字時に現時刻が上記第1,第
2時間帯のいずれに属するかを判定し、該判定結果が第
1の時間帯に属するときには、作動用マグネットを復帰
状態(非通電)として、プリンタヘッドとタイムカード
との間の印字位置に第1の時間帯色のリボンを介在保持
させ、第2の時間帯に属するときに、作動用マグネット
を印字開始から終了に至る限られた時間に限り、作動状
態(通電)とし、その吸引力により、第1の時間帯色の
リボンに切替えて第2の時間帯色のリボンを印字位置に
介在保持させる構成のリボン切替装置が示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した一般的なリボ
ン切替装置では、インクリボンを切替えるための作動用
マグネット(ソレノイド)に対して、タイムカードの挿
入有無に拘らず、常時通電しなければならず、無駄な電
力消費が行われる問題がある。
【0005】又、上記特公昭63−65515号に開示
のものでは、印字の度毎に現時刻がいずれの時間帯に属
するかを判定して、マグネットを作動しなければなら
ず、インクリボン切替の処理が複雑となり、処理時間も
よけいにかかってしまうため、処理の簡略化、処理時間
の短縮化の点では、むしろ上記一般的方式のものよりも
不利となるものであり、これらの点で改善すべき問題が
残されていた。
【0006】更に、上記いずれの公知のリボン切替装置
も、正常時間帯(第1の時間帯)と遅刻時間帯(第2の
時間帯)との印字を2段階にのみ切替えるもので、印字
色による識別を黒色、赤色等の2通りしか行えないが、
今日のタイムレコーダにおいては、就業規則に定められ
た就業時間帯とは異なる不規則な就業形態、例えば遅
刻、早退の他に、早出出勤、残業、深夜残業等の種々の
形態もタイムカード上で印字識別することが求められて
いるので、単に2段階の切替構成では、これら要請に対
応できない問題もあった。
【0007】よって、本考案は上記従来の諸問題に鑑み
なされたもので、その目的は、インクリボン切替の処理
が簡単で迅速に行うことができるとともに所望の時間帯
のインクリボンを必要な時間、確実に待機させておくこ
とができ、しかも消費電力があまりかからず、3段階以
上にもインクリボンの切替を可能として不規則な就業形
態にも対応し得るインクリボン切替装置を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案においては、本体と、印字ヘッドを載置して
該本体上で印字ラインに沿って往復動するキャリッジ
と、印字位置において通常の印字段から異なる印字段へ
切替可能に配置されたインクリボンとを備えたタイムレ
コーダ等のプリンタの構成を前提として、インクリボン
の印字段切替のために該インクリボンを上下動させるリ
ボン作動部材と、該作動部材に連結されるとともに周囲
にインクリボンの切替位置に対応した複数の係合歯を備
え、一軸線のまわりで回動可能な切替回動部材と、該切
替回動部材の係合歯と係合可能に配置された作動爪部材
と、該作動爪部材に対し一往復の作動力を付与して該切
替回動部材にその係合歯の一歯分の回動を引起こすよう
に動作可能な作動ソレノイドと、該切替回動部材の係合
歯と係合可能に配置され、一歯分回動した該切替回動部
材を該回動位置に保持する保持爪部材と、該切替回動部
材の係合歯と係合した前記作動爪部材をキャリッジのホ
ーム位置への復帰に応答して該切替回動部材の係合歯よ
り離脱させる係合解除手段と、該係合解除手段による作
動爪部材の離脱動作に応答して前記保持爪部材を切替回
動部材の係合歯より離脱させ、これによって切替回動部
材を回動位置より原位置に復帰させインクリボンを通常
の印字段へリセットさせるように両爪部材間に設けられ
た連動手段と、を備えてなる構成のインクリボン切替装
置を提案するものである。
【0009】又、更に本考案では、キャリッジがホーム
位置へ復帰する中途部に他の印字待機位置を設定し、該
位置にキャリッジ位置検出センサを配し、所定の印字終
了後、異なる印字段への切替のための作動ソレノイドの
作動時まで、該キャリッジを該印字待機位置よりホーム
位置へ戻さないようにして、インクリボンのリセットを
回避してなる構成も提案するものである。
【0010】
【作用】上記構成の本考案のリボン切替装置において
は、インクリボンの印字段を通常位置より切替える必要
がある場合に、作動ソレノイドに対してワンショットパ
ルスの励磁を与えれば、後は該ソレノイドの作動に応じ
て、作動爪部材及び保持爪部材が共働して切替回動部材
を一歯分回動した位置に機械的手段で回動保持するの
で、該ソレノイドを印字中に継続して作動させておく必
要がない。又、インクリボンを更に異なる印字段へ移動
させる場合には、更にワンショットの励磁を行えばよ
く、通電時間が短く低消費電力化が達成できる。又、イ
ンクリボンの切替段位置に対応した係合歯を多く設ける
ことによって、インクリボンの切替段数を3段あるいは
それ以上、容易に設定できる。更に、両爪部材により機
械的に保持された切替回動部材は、キャリッジがホーム
位置に復帰したことに対応して、該キャリッジに設けた
係合解除手段が作用して両爪部材の係合を解放し、これ
によって切替回動部材が回動位置より原位置に復帰し、
インクリボンが通常に印字段位置へ自動的にリセットさ
れる。
【0011】更に、本考案において、印字待機位置を設
定して該位置にキャリッジ位置検出センサを配した構成
とすることにより、同一の印字段での印字がなされる場
合には、キャリッジがホーム位置に戻ってインクリボン
のリセットを行うのを回避し、次の異なる印字段への切
替のために作動ソレノイドの作動時まで該インクリボン
の印字段位置を保持することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本考案のインクリボン
切替装置の一実施例を説明する。本実施例のインクリボ
ン切替装置はタイムレコーダに実施した態様を示すもの
である。
【0013】図1において、1はタイムレコーダ本体、
2はドットプリンタ形式の印字ヘッド3を載置して該本
体1上の一対のガイドレール4,4によって支持されて
印字ラインに沿って往復動するキャリッジ、5は該キャ
リッジ2上に支軸6を介して一端部(後端部)で着脱自
在に回動支持され圧縮バネ7により常時、図において反
時計方向に付勢されたインクリボンカセットである。こ
のカセット5に収容されたインクリボン8は該カセット
の他端部(前端部)で露出して印字ヘッド3と、タイム
カード10が挿入されるカード案内路11との間に介在
し、印字位置Pに対向している。図に実線及び鎖線で示
すようにインクリボン切替装置12によって、インクリ
ボン切替操作時にリボンカセット5は支軸6のまわりで
回動し、これによってインクリボン8は上下方向に移動
して印字段の切替えがなされる。
【0014】タイムカード10は本体1上のガイドフレ
ーム13の上端挿入部よりカード案内路11内に挿入さ
れ、前後一対設けられた反射型のカード挿入検出センサ
14,15によりその挿入が検出され、印字位置Pにお
いて、印字ヘッド3によりインクリボン8を介してカー
ド10上に所要の印字が行われる。
【0015】図2に示すように本実施例では、インクリ
ボン8が、その幅方向に区切られた3段の帯領域8a,
8b,8cに切替えられて、いわゆる3段切替で使用で
きる態様を示し、例えば、各段の帯領域8a,8b,8
cは、それぞれ、平常勤務時間帯の通常時間帯の印字
(第1段)、遅刻・休日等の特別時間帯の印字(第2
段)、その他個人識別コード等のカード管理用の印字
(第3段)に分けて使用できる。勿論、各段に対応する
部分の帯色を黒、赤、青等に色分けしたインクリボンを
用いることもできる。
【0016】図1で示したキャリッジ2はリボンカセッ
ト5と共に本体1上で左端のホーム位置Hから右端の印
字終端位置Eまでの間を、図示しない駆動ベルト,プー
リ,モータ等によりなる駆動機構によって往復駆動され
るようになっている。
【0017】図4において、16はキャリッジ2の下面
に下方に突設された検出部、17,18は該検出部16
がキャリッジ2の走行とともに移動する通路に間隔をお
いて配置されたキャリッジ位置検出センサである。一方
のセンサ17は検出部16がこれに対応した位置に来る
ことによってキャリッジ2がホーム位置Hに復帰したこ
とを検出するものであり、他方のセンサ18は、検出部
16がキャリッジ2のホーム位置への復帰に際して、そ
の中途部においてこれに対応した位置に来ることによ
り、キャリッジ2の印字待機位置Aを検出するものであ
る。後述のように、インクリボン8が同一の印字段にお
いて印字を継続する場合に、該キャリッジ2をホーム位
置Hに戻すことなく、該印字待機位置Aで停止させ、こ
こから印字を開始させる基準位置をなす。尚、図示して
いないが、印字終端位置Eに対応して、該位置Eを検出
してキャリッジ2を停止させるキャリッジ位置検出セン
サも設けられている。
【0018】次に、インクリボン切替装置12を図1,
3,4,5について詳述する。20は、キャリッジ2の
走行方向に沿いキャリッジ2とリボンカセット5の間に
延出するとともに両端部が折曲されて支軸21により本
体1上に揺動可能に支持されたリボン作動部材、22は
該部材20の折曲された一方の端部プレートにより構成
され周囲に複数の係合歯23を形成した切替回動部材で
ある。
【0019】図1において実線で示す位置(原位置)に
切替回動部材22が位置するとき、リボン作動部材20
はバネ7に抗してその上面でリボンカセット5を実線で
示すようにおおむね水平に支持し、インクリボン8を第
1段の非上昇位置の帯領域8aを印字位置Pに対応させ
る。そして、鎖線で概略示すように切替回動部材22が
支軸21の回りで原位置から時計方向に回動させられる
と、これに伴ってリボン作動部材20は傾斜してバネ7
に抗してリボンカセット5を支軸6のまわりに回動させ
てインクリボン8を第1段より矢印で示すように上昇さ
せ、第2段又は第3段の帯領域8b,8cを印字位置P
に対応させるようになっている。
【0020】25は本体1に設置された作動ソレノイ
ド、26は該ソレノイド25にプランジャ27及び回動
支軸28を介して連結されるとともに引張バネ29によ
り常時は切替回動部材22の係合歯23と係合状態に配
置された作動爪部材、30は本体1に回動支軸31によ
り支持されるとともに常時は引張バネ32により切替回
動部材22の係合歯23と係合状態に配置された保持爪
部材である。両爪部材26,30は連動手段をなす互い
に係合可能な折曲舌片26a,30aを有するとともに
一方の爪部材26は、図4で見るように該舌片26aと
連接し、若干傾斜して横方向に突出したカム部片26b
を有し、該カム部片26bはキャリッジ2の側縁に突設
した係合突起33と係合可能に対応して両者より係合解
除手段が構成されている。
【0021】両爪部材26,30が切替回動部材22の
係合歯23に係合した状態において、キャリッジ2がホ
ーム位置Hへ復帰したとき、係合突起33はカム部片2
6bに係合し、傾斜したカム部片26bのカム作用によ
り、まず作動爪部材26が係合歯23より離脱する方向
に押し下げられるとともに、これに伴って舌片26aが
保持爪部材30の舌片30aに係合して、これを押し下
げるので、該保持爪部材30も係合歯23より離脱す
る。これにより、切替回動部材22はフリーとなりバネ
7の付勢により原位置に回動復帰し、インクリボン8を
第1段の位置に戻す、いわゆるインクリボンが通常位置
にリセットされる。そして、キャリッジ2がホーム位置
Hから印字のために走行を開始すると、前述の係合突起
33とカム部片26bとの係合が解除されるので、両爪
部材26,30は原位置にある切替回動部材22の係合
歯23と再び係合する。
【0022】図5について、両爪部材26,30を介し
て作動ソレノイド25により切替回動部材22を切替動
作させる態様を説明すると、(a)は切替回動部材22
が原位置にあり、作動ソレノイド25が非励磁状態にあ
って、両爪部材26,30がそれぞれのバネ29,32
の付勢によって係合歯の歯溝23a,23bにそれぞれ
係合した通常の位置状態を示す。(b)は(a)の状態
において、作動ソレノイド25に対し、インクリボン8
を2段目の位置にセットするためにワンショットパルス
の励磁がなされた状態を示す。この状態において、まず
作動爪部材26はプランジャ27によって所定ストロー
ク矢印方向に引かれ、これにより該爪部材26は切替回
動部材22を時計方向に一歯分回動させる。これによ
り、保持爪部材30は係合歯23の1つを乗越えて次位
の歯溝23cへ係入し、この回動状態に切替回動部材2
2を保持する。作動爪部材26は作動ソレノイド25が
ワンショットの作動が終ると直ちに鎖線で示すように引
込まれた位置から戻り、この際、1つの係合歯23を乗
越えて次位の歯溝23bへと係入する。
【0023】上述のようにワンショットパルスの励磁に
よって作動ソレノイド25がその後直ちに非励磁状態に
戻っても両爪部材26,30が切替回動部材22を一歯
分回動した位置に確実に保持することができる。そし
て、この一歯分の回動量が丁度、インクリボン8を1段
目の帯領域8aから2段目の帯領域8bへ上昇移動させ
る移動量に対応させてあるので、インクリボン8が2段
目の位置に切替セットされることになる。
【0024】作動ソレノイド25を図5(b)の状態か
ら更にワンショットパルス励磁させてやると、前述と同
様に両爪部材26,30が共働して更に一歯分、切替回
動部材22が回動し、この回動位置に保持されるので、
この更なる一歯分の回動量を前述と同様に2段目から3
段目の帯領域8cへのインクリボン8の上昇移動量に対
応させることにより、インクリボン8を3段目の位置に
切替セットすることができる。なお、切替回動部材22
が原位置、すなわちインクリボン8が1段目の位置にあ
る状態から3段目の位置へ、直接インクリボン8を切替
セットする場合には、作動ソレノイド25を2回励磁さ
せてやればよい。
【0025】上述のように切替回動部材22が両爪部材
26,30により回動位置に保持された状態で、印字が
終了しキャリッジ2がホーム位置Hへ戻ると、前述のよ
うに係合突起33とカム部片26bとの係合により両爪
部材26,30は切替回動部材22の係合歯23より離
脱し、図5(c)に示すように切替回動部材22が原位
置に復帰し、インクリボン8も1段目の通常位置へリセ
ットされることとなる。
【0026】このようにして、本考案に係るインクリボ
ン切替装置12によれば、作動ソレノイド25に対して
一時的励磁パルスを付与するだけで、インクリボン8を
所望の印字段にセットすることができる。上述のよう
に、インクリボン8はこのセットされた印字段にキャリ
ッジ2が1行分の印字を終了してホーム位置Hへ戻され
るまで保持されるが次行の印字が同じ印字段で行なわれ
る場合には、キャリッジ2をホーム位置Hに戻さずに、
その手前に設けた印字待機位置Aでキャリッジ位置検出
センサ16により検出し、該センサ16より図示しない
キャリッジ駆動機構へ検出信号を送出してキャリッジ2
を該位置Aで停止させる。従って、インクリボン8のリ
セットは行なわれず、同じ印字段で印字が継続される。
そして、インクリボン8の異なる印字段での印字が求め
られる際には、該センサ16からの検出信号にも拘らず
キャリッジ駆動機構がキャリッジ2をホーム位置Hまで
戻し、インクリボン8のリセットを行なうとともに作動
ソレノイド25が再び作動して所望段位置までのインク
リボンの切替がなされる。
【0027】以上、実施例について本考案を説明した
が、切替回動部材22の周囲の係合歯23の歯数は、3
段切替に応じた分、設けてあるが、インクリボン8をそ
れ以上の段数に分けて使用する構成の場合は、それに応
じた分の歯数を設ければよい。又、係合歯23の歯のピ
ッチを、いわゆるハーフピッチにすることにより、より
幅狭のリボン領域にも印字段を設定でき、段数ならびに
ピッチを任意に設定できる。更に、実施例はタイムレコ
ーダに具体化した構成を示したが、タイムレコーダに限
らず、インクリボンの切替が求められる他のプリンタに
も本考案を同様に適用できる。
【0028】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば作動ソレ
ノイドに対してワンショットの励磁パルスを付与するだ
けで、あとは作動爪部材と保持爪部材の機械的手段によ
り、切替段位置にインクリボンを確実に保持することが
でき、低消費電力化が達成でき、3段以上のリボン切替
構成を容易に採用でき、タイムレコーダに適用した場合
には、より多くの異なる印字帯領域が求められる現今の
種々の就業形態にも十分に対応し得、印字段切替のため
の複雑な処理が不要であり、処理時間もあまりかからな
いといった種々の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインクリボン切替装置をタイムレコー
ダに具体化した一実施例の概略側面図である。
【図2】インクリボンの印字段の態様を要す拡大部分図
である。
【図3】図1に示すタイムレコーダの概略平面図であ
る。
【図4】図1に示すタイムレコーダ及びインクリボン切
替装置の要部拡大斜視図である。
【図5】インクリボン切替装置の動作態様を(a),
(b),(c)でそれぞれ示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 本体 2 キャリッジ 8 インクリボン 12 インクリボン切替装置 20 リボン作動部材 22 切替回動部材 23 係合歯 25 作動ソレノイド 26 作動爪部材 30 保持爪部材 26b カム部材 33 係合突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、印字ヘッドを載置して該本体上で
    印字ラインに沿って往復動するキャリッジと、印字位置
    において通常の印字段から異なる印字段へ切替可能に配
    置されたインクリボンとを備えたタイムレコーダ等のプ
    リンタにおいて、インクリボンの印字段切替のために該
    インクリボンを上下動させるリボン作動部材と、該作動
    部材に連結されるとともに周囲にインクリボンの切替位
    置に対応した複数の係合歯を備え、一軸線のまわりで回
    動可能な切替回動部材と、該切替回動部材の係合歯と係
    合可能に配置された作動爪部材と、該作動爪部材に対し
    一往復の作動力を付与して該切替回動部材にその係合歯
    の一歯分の回動を引起こすように動作可能な作動ソレノ
    イドと、該切替回動部材の係合歯と係合可能に配置さ
    れ、一歯分回動した該切替回動部材を該回動位置に保持
    する保持爪部材と、該切替回動部材の係合歯と係合した
    前記作動爪部材をキャリッジのホーム位置への復帰に応
    答して該切替回動部材の係合歯より離脱させる係合解除
    手段と、該係合解除手段による作動爪部材の離脱動作に
    応答して前記保持爪部材を切替回動部材の係合歯より離
    脱させ、これによって切替回動部材を回動位置より原位
    置に復帰させインクリボンを通常の印字段へリセットさ
    せるように両爪部材間に設けられた連動手段と、を備え
    てなるインクリボン切替装置。
  2. 【請求項2】キャリッジがホーム位置へ復帰する中途部
    に他の印字待機位置を設定し、該位置にキャリッジ位置
    検出センサを配し、所定の印字終了後、異なる印字段へ
    の切替のための作動ソレノイドの作動時まで、該キャリ
    ッジを該印字待機位置よりホーム位置へ戻さないように
    して、インクリボンのリセットを回避してなる請求項1
    に記載のインクリボン切替装置。
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