JP2897595B2 - フレキシブル回路基板の製造方法 - Google Patents

フレキシブル回路基板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベースフィルム上に
貼着された金属箔を所定パターンに切断したのち、上面
の全面にわたりカバーレイフィルムを接着してなるフレ
キシブル回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電送品の配線等に用いら
れる所定パターンのフレキシブル回路基板〔Flexi
ble Printed Circuit:FPC〕を
形成する場合、図6(a)に示すように、ベースフィル
ムaの上面に熱硬化性或いは熱可塑性の接着剤bを塗布
し、この上に金属箔cを重ね合わせたのち、所定パター
ンの刃52を有するダイスタンプ用金型51の圧接によ
って、図6(b)に示すように金属箔cのみを切断し、
その後図6(c)に示すように不要な金属箔cが除去さ
れる。
【0003】ところで、接着剤bに部分的に熱を与えて
切断した金属箔cを仮固着するために、ダイスタンプ用
金型51には、刃52の先端から接着剤bと金属箔cと
の厚みの合計分に相当する寸法位置に当接面53が形成
され、図6(b)に示すように、ダイスタンプ用金型5
1を圧接したときに当接面53が金属箔cに当接すると
共に刃52の先端が丁度ベースフィルムaの上面に接す
るようになっており、ダイスタンプ用金型51により金
属箔cを切断する際、ダイスタンプ用金型51が予め1
00〜180℃程度に加熱され、ダイスタンプ用金型5
1の圧接により、金属箔cのみが切断されると共に、ダ
イスタンプ用金型51の熱が当接面53から金属箔cを
介して当接面53の下方の接着剤bに伝わり、接着剤b
のうち図6(b)中に斜線を施した部分のみが硬化して
切断された金属箔cが仮固着されるため、固着されてい
ない不要な金属箔cが容易に剥離、除去され、図6
(c)に示すように所定パターンの金属箔cのみが残
る。
【0004】そして、ベースフィルムaに保持された金
属箔cをベースフィルムaに本固着させるための加熱及
び加圧を行った後、図6(d)に示すように、その上面
に熱硬化性又は熱可塑性の接着剤bを塗布したカバーレ
イフィルムdを重ね合わせ、熱プレス54で圧着する。
最後に図6(e)に示すように、所望の形状に切断する
と、フレキシブル回路基板が完成される。
【0005】このようなダイスタンピング法によるフレ
キシブル回路基板の製造は、実際には、上述したような
フラット方式で行われるのではなく、ロールから引き出
されるベースフィルムや金属箔を相互に重ね合わせなが
ら送り出し、これを前記ダイスタンプ用金型51として
のロータリータイプの金型を用いて金属箔のみを連続的
に切断するといったロール−ツゥー−ロール方式が一般
的に採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、ロール−ツゥー−ロール方式でFPCを製造する
場合の不要金属箔cの剥離作業は、図7に示すように、
剥離作業部60における作業台61の上を連続して流れ
るベースフィルムaに対して行わなければならない。
【0007】しかし、不要金属箔cを除去するためにこ
れを引き剥すと、図8に示すように、ベースフィルムa
が作業台61から持ち上るので、片手でベースフィルム
aを押さえながら、もう一方の手で剥離作業を行わなけ
ればならず、作業性が非常に悪いという問題点がある。
また、かかる作業性の低下に伴い、回路部分の破損、ベ
ースフィルムaの裂け、切れが生じると共にラインスピ
ードを上げることが困難になるといった問題も生じる。
【0008】そこで、この発明の課題は、作業性が良
く、回路部分の破損、ベースフィルムの裂け、切れが生
じることがなく、しかもラインスピードを上げることの
できるフレキシブル回路基板の製造方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、屈曲自在なベースフィルム上に貼着さ
れた金属箔を所定パターンに切断する切断工程と、切断
された金属箔の不要部分を除去する剥離工程と、金属箔
の不要部分が除去された前記ベースフィルム上面の全面
にわたりカバーレイフィルムを接着する接着工程とを備
えたフレキシブル回路基板の製造方法において、前記剥
離工程では、作業台上面全域に形成された複数の小孔か
ら空気を吸引した状態で、前記作業台上面に前記ベース
フィルムを載せて移動させることによって、前記ベース
フィルムの下面をその作業台上面に吸着させながら前記
不要部分の不要部分を剥離するようにしたのである。
【0010】
【作用】以上のように構成されたフレキシブル回路基板
の製造方法にあっては、金属箔の剥離作業時にベースフ
ィルムが作業台上に吸着されているので、金属箔の剥離
に伴ってベースフィルムが作業台から持ち上がることが
ない。特に、作業台上面全域に形成された複数の小孔か
ら空気を吸引して、前記ベースフィルムの下面を作業台
上面に吸着させるようにしているため、屈曲自在なベー
スフィルムが作業台上面で全面にわたってほぼまんべん
なく吸着されることになる。
【0011】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、このダイスタンピング法による
フレキシブル回路基板の製造方法は、上述したロール−
ツゥー−ロール方式であり、ロータリータイプのダイス
タンプ用金型21が用いられている。
【0012】まず、ロールA及びロールBからそれぞれ
送り出されるベースフィルム11及び金属箔13は、途
中で金属箔13側に接着剤12が塗布された後、図2
(a)に示すように相互に重ね合わされる。
【0013】そして、同図(b)に示すように、刃21
aを有するロータリータイプのダイスタンプ用金型21
によって前記金属箔13が切断された後、剥離作業部3
0において、その金属箔13の不要部分が剥離される。
【0014】この剥離作業部30は、図3に示すよう
に、作業台31と吸引装置34とから成り、金属箔13
が切断されたベースフィルム11がその作業台31上を
矢印方向に移動するようになっている。
【0015】前記作業台31は、図4及び図5に示すよ
うに、ベースフィルム11を載せる中空の載置板32が
その両端部において一対の脚33によって水平に支持さ
れたものであり、前記載置板32の上面全域には多数の
小孔32aが、また下面には前記吸引装置34を接続す
るための吸引接続口32bが形成されている。
【0016】前記吸引装置34は、装置本体34aと、
この装置本体34a及び前記載置板32を相互に接続す
る吸引ダクト34bとによって構成されており、吸引装
置34全体は前記載置板32の下方位置に設置されてい
る。
【0017】このように構成された剥離作業部30で
は、前記吸引装置34が作動すると、前記載置板32の
小孔32aから空気が吸引されるので、ベースフィルム
11が載置板32の上面で全面にわたってほぼまんべん
なく吸着された状態で前記矢印方向に移動することにな
る。
【0018】従って、図3に示すように、金属箔13の
不要部分を剥離する場合でも、従来のように、ベースフ
ィルム11がそれに伴って持ち上ることがなく、作業員
がベースフィルム11を手で押さえる必要がない。
に、ベースフィルム11が載置板32の上面で全面にわ
たってほぼまんべんなく吸着されるので、金属箔13の
不要部分を剥離する場合に、屈曲自在なベースフィルム
11が部分的に持ち上がったりすることがない。
【0019】このようにして、金属箔13の不要部分が
剥離されると、図2(c)に示すように、金属箔13に
よってベースフィルム11上に回路パターンが形成され
る。このベースフィルム11には、同図(d)に示すよ
うに、ロールCから送り出され、パンチング23によっ
て孔あけ加工が施された後に接着剤16が塗布されたカ
バーレイフィルム15が重ね合わされ、加熱ロール22
に挟み込まれることによってそのカバーレイフィルム1
5がベースフィルム11に固着される。
【0020】そして、最後にパンチング24によって所
定形状に切断されて、同図(e)に示すような製品(F
PC)Fとなる。なお、切断屑はロールDに巻き取られ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明のフレキシブル
回路基板の製造方法は、金属箔の不要部分の剥離工程に
おいて、ベースフィルムの下面を作業台の上面に摺動自
在に吸着させるようにしたため、剥離作業時にベースフ
ィルムが作業台から持ち上ることがない。特に、作業台
上面全域に形成された複数の小孔から空気を吸引した状
態で、前記作業台上面に前記ベースフィルムを載せるこ
とによって、前記ベースフィルムの下面を前記作業台上
面に摺動自在に吸着させるようにしているため、屈曲自
在なベースフィルムが作業台の上面で全面にわたってほ
ぼまんべんなく吸着されることになり、金属箔の不要部
分を剥離する際に、そのベースフィルムが部分的に持ち
上がったりすることがない。
【0022】このため、従来のように、作業員がベース
フィルムを手で押える必要がなく、また、不要金属箔の
剥離に伴う回路部分の破損やベースフィルムの裂け、切
れ等が生じることもなく、作業性が向上すると共に製品
の歩留りが良くなるという効果が得られる。
【0023】また、上述したように、作業員がベースフ
ィルムを手で押える必要がないため、ある程度ラインス
ピードを上げることが可能になり、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフレキシブル回路基板の製造方
法を実施するための製造装置を示す概略図である。
【図2】同上のFPCの製造工程図である。
【図3】同上の製造装置における剥離作業部を示す斜視
図である。
【図4】同上の剥離作業部の作業台を示す斜視図であ
る。
【図5】同上の縦断面図である。
【図6】ダイスタンピング法によるフレキシブル回路基
板の製造工程図である。
【図7】従来の剥離作業部を示す斜視図である。
【図8】従来の剥離作業を示す側面図である。
【符号の説明】
11 ベースフィルム 12 接着剤 13 金属箔 15 カバーレイフィルム 16 接着剤 21 ダイスタンプ用金型 21a 刃 22 加熱ロール 23,24 パンチング A,B,C,D, ロール F 製品

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲自在なベースフィルム上に貼着され
    た金属箔を所定パターンに切断する切断工程と、 切断された金属箔の不要部分を除去する剥離工程と、 金属箔の不要部分が除去された前記ベースフィルム上面
    の全面にわたりカバーレイフィルムを接着する接着工程
    とを備えたフレキシブル回路基板の製造方法において、 前記剥離工程では、作業台上面全域に形成された複数の
    小孔から空気を吸引した状態で、前記作業台上面に前記
    ベースフィルムを載せて移動させることによって、前記
    ベースフィルムの下面を前記作業台上面に吸着させなが
    ら前記金属箔の不要部分を剥離するようにしたことを特
    徴とするフレキシブル回路基板の製造方法。
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