JP2897433B2 - 携帯用電動工具の集塵装置 - Google Patents

携帯用電動工具の集塵装置

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JP2897433B2
JP2897433B2 JP3001857A JP185791A JP2897433B2 JP 2897433 B2 JP2897433 B2 JP 2897433B2 JP 3001857 A JP3001857 A JP 3001857A JP 185791 A JP185791 A JP 185791A JP 2897433 B2 JP2897433 B2 JP 2897433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯用電動工具の集
置に関するもので、特に微細な粉を捕集するのに最適
な、かつ廃棄するのにも好都合な集装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用電動工具の集装置は、木
材や石材の切削に伴って発生する粉を布製の袋、所謂
ダストバッと称される袋に捕集して蓄積する方法が一
般的である。このダストバッ方式は、電動工具の粉
排出口にダストバッを装着し、ダストファン等により
空気流と共にダストバッ内に送り込み、捕集、蓄積す
るものである。この構造においては、微細粉はダスト
バッより外部へ洩れ出すという欠点があった。この改
良として微細粉が外部に出ないよう密封型の粉蓄積
室を備えて、この中に微細粉を捕集するという構造の
ものが出てきたが、これにおいても、微細粉の洩れを
防止するには不完全で、特に蓄積した粉を廃棄する時
にはその洩れを防ぐ有効な防止策はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯用電動工具
の集装置においては、一般のダストバッグ方式で、特
に微細な粉を捕集して蓄積することが不可能で容易に
外部へ洩れ出てしまうという欠点があり、又密封式の粉
蓄積室を備える方式においても、その捕集は完全には
行えず、特に捕集した粉を廃棄する際には、細心の注
意を払っても周囲にその微細粉が飛び出してしまうと
いう問題があった。
【0004】本発明の目的は、切削等の作業に伴って発
生する粉、特に有害な微細な粉をほぼ完全に捕集
し、かつその廃棄する際でも捕集した粉が容易に外部
へ洩れ出ないすぐれた集装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の携帯用電動工具の集装置においては、そ
の工具本体に、粉を吸入する吸入口と、吸入した粉
を収納する粉蓄積室とを有する集ケースを備え、こ
の集ケースの吸入口を、工具本体のベースより上部を
密封した切刃カバーの粉排出口に連結して構成すると
共に、粉蓄積室の内部には着脱自在な通気性の集
を配設し、粉蓄積室内部は少なくとも負圧空間となる
ように排風機構を備えてなるものである。
【0006】前記排風機構は、集ケース端部に配設さ
れ、工具本体の駆動源により回動される回転翼で構成し
たり、単に工具本体の駆動源冷却風通路に集ケースの
端部を連結して、粉蓄積室内を負圧空間になるように
する。
【0007】前記袋の吸入部には、その着脱に合わ
せて開閉し、吸入した粉を内部に密封する密封構造を
形成する。
【0008】
【作用】上記のように構成された携帯用電動工具の集
装置により、作業途上で発生する粉を捕集すれば、微
細粉であっても外部に洩れることなくほぼ完全に集
することが出来、特に有害な粉には有効なものであ
る。又集塵袋を集ケースから取り出す時はそれに合わ
せてその内部が、外部と遮断されので、粉は内部に密
封され、この時も粉は外部へ洩れ出ることはないもの
である。
【0009】
【実施例】以下、本発明を携帯用電動丸のこへ適用した
具体的実施例により詳述する。図1及び図2において、
1は本発明集装置を備えた携帯用電動丸のこである。
2は図示しない駆動源を内蔵した外枠本体で、把手部3
を一体的に形成している。4はベースで外枠本体2に係
合した切刃カバー5に装着され適宣切刃6の切込み深さ
に合わせて調節される。7は可動カバーで被削材により
押し上げられ切刃カバー5内部に案内出入りし、常時切
が露出しないよう追従して回動する。8は駆動軸
で、図示しない駆動源から歯車等により回転駆動され
る。9は固定ボルトでワッシャ10を介して切刃6を駆
動軸8に固着する。11は支持ワッシャで駆動軸8に嵌
合して切刃6の芯を出しつつ、ワッシャ10と共働して
固定ボルト9により切刃6を圧接挾持するものである。
12は粉排出口で、切刃6の回転で生ずる空気流を、
ベース4と切刃カバー5及びこの切刃カバー5に取りつ
けられた補助カバー13とによって作られる密封空間及
び集ケース14の端部に配設された排風機構15の作
用で粉をここから集ケース14側に吐き出す。16
は集袋で、集ケース14内に装着され、一端に形成
された粉吸入部17を切刃カバー5に形成された粉
排出口12に連結して粉を捕集する。18は集ケー
ス14との接合部で、粉蓄積室19を気密に維持する
様弾性体により形成されている。又粉の吸入部17は
その先端を粉排出口12部分に形成された嵌合溝20
中に挿入されて集袋16の支持部の役目も果す。21
はのぞき窓を形成した内部透視可能部材で、集袋16
内部に蓄積した粉の量が観察出来るようにしてある。
22は集袋16の外周部に形成された支持部で、集
袋16の過度の変形を防止する保持部材23との係合部
24をもっている。25は排風機構15の一実施例でそ
の要部の回転翼、26は回転軸で中央部に回転翼25、
端部にプーリ27を保持し、Vベルト28の伝動部材
で、駆動源により回動される。29は排風穴で回転翼2
5に対向する位置に穿設されている。30、31、32
は回転翼25の回転空間を成形する仕切壁で、特に30
は集袋16の支持壁も兼ね、かつ、通風路33の確保
にも役立つよう構成してある。34は駆動用プーリで図
示しない駆動源の出力軸に固着されている。
【0010】図3に示す実施例は、排風機構15の別の
実施例で、35は排風穴であり集ケース14の端部に
形成されており、図示しない駆動源冷却風通路と自在ホ
ース37により連絡して粉蓄積室19内を負圧空間に
なるよう構成した集装置である。排風機構以外の構成
は図1に示す実施例と全く同一構成である。
【0011】図4及び図5には集袋16の着脱時の密
封構造38の実施例を示す。図4において、39は集
袋密封片で、集袋16に成形されている粉吸入部1
7に成形した貫通穴40に挿入され、集袋16内部に
を閉じ込めるものである。集袋16への集が終
了した時吸入部を手動で閉鎖し、集袋16の取り扱い
方に関係なく容易に粉の流出を防止する。
【0012】図5においては、集袋16の粉吸入部
17に本体の粉排出口12との着脱に連動して開閉す
る弾性密封片41を配置したものである。この弾性密封
片41には連動片42が連結されており、この連動片4
2が排出口12と粉吸入部17との着脱によって弾性
密封片41を開閉するよう構成してある。
【0013】又図4に示す23は集袋16が過度の変
形をしないようその外周に形成した保持部材であり、フ
ック43を介して支持部22に係合して集袋16を保
持している。保持部材23は図1に示すように近接支持
部22に係合してもよい。
【0014】図6は別の保持部材の実施例で、集袋1
6の一部を固形化して変形不能に構成し、更にこの固形
化部位が集ケース12の一部の役割を果すようにした
例である。44が例えばプラスチック等で構成した保持
部材である。
【0015】図7に示される実施例は集袋16の廃棄
状態を示した例で、特に有害な粉を捕集した場合の廃
棄例としてコンクリート製構築物の枠体45中に集
16を投入しその間隙にセメント等の流動体46で密封
硬化したものである。このようにすれば、粉を半永久
的に密封することが出来、かつ構築物素材料として有効
活用出来、かつ有害廃棄物として存在することなく廃棄
方法としては理想的形態をとることが出来る。
【0016】又、図1の排風機構15の直前に形成され
た通風路33にフィルタ47を配置すれば良好の集
制となりより完全な集装置が実現する。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば密
封可能な集塵袋を粉塵蓄積室に着脱自在に配し、かつこ
の粉塵蓄積室が負圧空間となるよう排風機構を連設した
ので粉塵、特に有害な微細粉塵まで効率良く捕集して蓄
積することができる。また集袋の粉吸入部にその内
部を密封する密封構造を配したので集袋の着脱時の粉
の洩れを完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明集塵装置を適用した携帯用電動丸のこ
一実施例を示す縦断正面図。
【図2】 図1に示した携帯用電動丸のこの一部縦断側
面図。
【図3】 本発明集塵装置のの実施例を適用した携帯
用電動丸のこの縦断正面図。
【図4】 本発明を構成する袋の密封構造及び保持
部材の実施例を示す斜視図。
【図5】 本発明集塵袋の他の実施例を示す一部縦断側
図。
【図6】 本発明集塵袋の保持部材の他の実施例を示す
一部縦断側面図。
【図7】 集袋の廃棄状態を示す斜視図。
【符号の説明】
4はベース、5は切刃カバー、12は粉塵排出口、14
は集塵ケース、15は排風機構、16は集塵袋、17は
粉塵吸入部、19は粉塵蓄積室、21は内部透視可能素
材、23は保持部材、25は回転翼、28はVベルト
(伝動部材)、38は密封構造、44は保持部材、46
は流動体、47はフィルタである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋葉 誠二 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株 式会社内 審査官 谷治 和文 (56)参考文献 実開 昭61−118703(JP,U) 実開 昭56−109819(JP,U) 実開 昭61−98004(JP,U) 実開 昭62−53106(JP,U) 実公 昭52−28225(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27G 3/00 B27B 9/00 B25F 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用電動工具に取り付けられた集
    ースを備え、該集ケースは、粉を吸入する吸入口と
    前記粉を収納する粉蓄積室とを有し、前記工具本体
    のベースより上部を密封した切刃カバーの粉排出口に
    前記吸入口を連結して構成した携帯用電動工具の集
    置であって、 前記粉蓄積室の内部に着脱自在な通気性集袋を配設
    すると共に、前記粉蓄積室内を少なくとも負圧空間に
    なるよう排風する排風機構を備えたことを特徴とする携
    帯用電動工具の集装置。
  2. 【請求項2】 前記通気性集塵袋の粉塵吸入部に、前記
    粉塵排出口との着脱に合わせ開閉できる密封構造を形成
    し、吸入した粉塵を集塵袋内部に密封するよう構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯用電動工具の集
    装置。
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