JP2005022338A - 集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】集塵機を使用しないで切粉を容易に集塵でき、集塵率が低下せず、集塵容量を確保し簡単に切粉の廃棄ができ、作業現場を汚しにくい集塵丸のこを提供することである。
【解決手段】ソーカバー4の切粉排出口4aと係合可能な筒形形状をした係合部5aと、係合部5aに対して移動不能に設けられた取付け部5bと、取付け部5bに対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓5dを有したボックス部5cとからなり、ボックス部5c内部に適宜な目粗さを有した紙袋6あるいは合成繊維製フィルター袋6を着脱可能な集塵ボックス5cを切粉排出口4aに着脱可能に設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】ソーカバー4の切粉排出口4aと係合可能な筒形形状をした係合部5aと、係合部5aに対して移動不能に設けられた取付け部5bと、取付け部5bに対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓5dを有したボックス部5cとからなり、ボックス部5c内部に適宜な目粗さを有した紙袋6あるいは合成繊維製フィルター袋6を着脱可能な集塵ボックス5cを切粉排出口4aに着脱可能に設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックスに関し、特に切粉排出口を有する集塵丸のこ及び切粉排出口に着脱可能に取付けられる集塵丸のこ用集塵ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を図9〜図12を用いて説明する。
【0003】
図9は手持ち形電動工具の1つである集塵丸のこ1に、集塵機7のダクトホース8を接続し、被切断材10を切断する際に発生する切粉9を集塵機7で集塵しながら切断している作業状態を示す。
【0004】
図10及び図11は、被切断材10を切断した際に発生する切粉9を蓄積する集塵ケース11を備えた集塵丸のこである。
【0005】
図に示す集塵丸のこは、図10に示すように回転駆動するのこ刃2で切断した切粉9をのこ刃2の回転による慣性力とのこ刃2の回転により発生する空気流とにより、切粉排出口13方向に跳ね上げ、集塵ケース11内へ切粉9を導き溜める方式である。
【0006】
図12は被切断材8を切断した際に発生する切粉9を蓄積する布製集塵袋14を取りつけた集塵丸のこを示す。該集塵丸のこは、図12に示すように回転駆動するのこ刃2で切断した切粉9をのこ刃2の慣性力とのこ刃2により発生する空気流により、切粉排出口4a方向に導き、集塵袋14内へ切粉9を溜める方式である。
【特許文献1】
特開平8−300307号公報
【特許文献2】
実開昭61−106322号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示すように集塵機を用いて切粉を集塵する場合は集塵機も一緒における作業スペースが必要であり狭い場所での作業は困難である。
【0008】
また、ちょっとした切断作業をする場合でも集塵機7を接続しなければいけない煩わしさがある。
【0009】
図10に示すような集塵ケース11を備えた集塵丸のこの場合、外部に切粉が漏れないように集塵ケースは密閉しており、切粉9を送りこむためののこ刃2より発生する空気流によりケース内圧が上昇し集塵率が低下してくるとともに集塵ケース容量の70%程度しか集塵できない、切粉を廃棄する場合製品本体を振りながら切粉をケースから排出する必要があるという欠点があった。
【0010】
図12に示すような布製集塵袋を集塵丸のこに取りつけた場合、切粉が集塵袋の布の網目隙間から外部にもれたり、切粉を捨てる場合に集塵袋から取り出し難い、集塵袋がすぐに汚れてしまう欠点があった。
【0011】
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、集塵機を接続しなくとも容易に効率よく集塵作業ができ、集塵率が低下せず、集塵した切粉を簡単に廃棄できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記電動機により駆動されるのこ刃と、前記ハウジングと連結して前記ハウジング下方に位置し、切断作業時に被切断材上を摺動可能な底面を有するベースと、前記ハウジングと連結され、前記のこ刃のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口を備えたソーカバーとを有する集塵丸のこであって、前記切粉排出口と係合可能な筒形形状をした係合部と、該係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、該取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、前記ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能な集塵ボックスを前記切粉排出口に着脱可能に設けた集塵丸のこを提供している。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本発明は、電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記電動機により駆動されるのこ刃と、前記ハウジングと連結して前記ハウジング下方に位置し、切断作業時に被切断材上を摺動可能な底面を有するベースと、前記ハウジングと連結され、前記のこ刃のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口を備えたソーカバーとを有する集塵丸のこの前記切粉排出口に着脱可能に取付けられる集塵丸のこ用集塵ボックスであって、前記切粉排出口に係合可能な筒形形状をした係合部と、該係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、該取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、前記ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能とした集塵丸のこ用集塵ボックスを提供している。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックスを図1〜図8を用いて説明する。
【0015】
図1及び図2は本発明集塵丸のこの全体構成を示し、その構成は、図示しない電動機を内蔵したハウジング1と、電動機により回転駆動されるのこ刃2と、ハウジング1と連結してハウジング1下方に位置し、切断作業時に被切断材10上を摺動可能な底面を有するベース3と、ハウジング1と連結され、のこ刃2のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口4aを備えたソーカバー4とを有する構成をしている。
【0016】
被切断材10の切断作業時には、のこ刃2で切断した切粉9がのこ刃2の回転による慣性力とのこ刃2の回転により発生する空気流とにより、切粉排出口4aを介してソーカバー4外方に排出される構成をしている。
【0017】
図に示す様に集塵丸のこには、係合部5a、取付け部5b及びボックス部5cを有する構成をした集塵ボックス5が取付けられており、集塵ボックス5は係合部5aが切粉排出口4aに係合することにより集塵丸のこに着脱可能に取付けられる。
【0018】
集塵ボックス5の係合部5aは、切粉排出口4aと同様に筒形形状をしており、且つ図4に示す様にL字形の形状をしている。係合部5aの内径寸法は切粉排出口4aの外形寸法とほぼ同寸法に形成されており、両者は摩擦力によって係合している。なお、係合部5a及び切粉排出口4aの断面が円形形状をしており、係合部5がL字形の形状をしていることにより、切粉排出口4aに対して集塵ボックス5を任意の位置で位置決めすることができる。これにより、作業状況等に応じて集塵丸のこ1に対する集塵ボックス5の位置を変更することができ、作業性の低下を抑制することができるようになる。
【0019】
取付け部5bは、図5に示す様に係合部5aの外周上に位置し、係合部5aの段差部分と、係合部5a外周に設けられるゴムリング5eとによって係合部5aに対する取付け部5bの移動が阻止されている。
【0020】
取付け部5bは断面がほぼコ字状の形状をしており、同じく断面がほぼコ字状の形状をしたボックス部5cを着脱可能に保持する構成をしている。図5に示す様に、取付け部5bの開放側とボックス部5cの開放側とが対面するように、ボックス部5cは取付け部5bに取り付けられ、取付け部5bはボックス部5cの端部付近の外周を覆う形状をしており、取付け部5bに設けられた係合部5fとボックス部5c外周に設けられた係合部5gとが係合することにより、取付け部5bに対してボックス部5cが移動不能に取り付けられる。
【0021】
図に示す様にボックス部5cには、複数の切欠き窓5dが設けられている。このため、係合部5a内部を通り、ボックス部5c内部に流入した空気は複数の切欠き窓5dから集塵ボックス5外部に排出される。
【0022】
ボックス部5c内部には、図5及び図7に示すようにほぼボックス部5cの内壁形状と同形状をした適宜な目粗さを有する紙袋6が収納される。適宜な目粗さとは、内部より空気が排出可能で、且つ大半の切粉が排出不能な程度であり、適当なものとして、和紙製の紙袋等が挙げられる。
【0023】
紙袋6は長手方向寸法がボックス部5cの長手寸法よりも若干大きな寸法を有し、その端部がボックス部5cの端部外周に位置するように折り返されて、ボックス部5c内部に収納される。
【0024】
紙袋6は、ボックス部5cが取付け部5bに取付けられた際に、端部付近がボックス部5cの端部と取付け部5bの内壁とで挟持される。
【0025】
なお、紙袋6の変わりに合成繊維製のフィルター袋などでも良い。
【0026】
図1及び図2に示す様に、集塵丸のこに集塵ボックス5を取り付けた状態で切断作業を行うと、切断作業時に発生し切粉排出口4aを介してソーカバー4外方に排出された切粉9は空気流と共に、係合部5aを介してボックス部5c内に排出される。ボックス部5c内に排出された空気流は、紙袋6及び複数の切欠き窓5dを介して集塵ボックス5外部に排出されるが、切粉9は紙袋6内に蓄積される。
【0027】
このため、紙袋6内の内厚は上昇することなく、切断作業を継続する、あるいは繰り返す度に紙袋6内に切粉9が蓄積していく。
【0028】
ボックス部5cは紙袋6内に蓄積された切粉9の重さを支え、紙袋6を外部衝撃から守り、破けたり、汚れたりするのを防止する働きをする。紙袋6内いっぱいに切粉9が蓄積したら取付け部5bからボックス部5cを取外し、ボックス部5c内から紙袋6を取外し、紙袋6を交換することにより集塵効率を下げることなく、切断作業を継続することができるようになる。
【0029】
取外した紙袋6は紙袋6内に蓄積した切粉9と共に廃棄することにより、切粉9を撒き散らすなどして作業現場を汚すことなく、切粉9の廃棄を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、切粉排出口と係合可能な筒形形状をした係合部と、係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能な集塵ボックスを切粉排出口に取付けることにより、容易に且つ作業現場を汚すことなく、切粉を集塵することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明集塵丸のこの一切断状態を示す正面図。
【図2】本発明集塵丸のこの一切断状態を示す上面図である。
【図3】本発明集塵ボックスの一実施形態を示す正面図。
【図4】図1の上面図。
【図5】図2のA−A線断面図。
【図6】本発明を構成する係合部及び取付け部の一実施形態を示す正面図。
【図7】紙袋あるいはフィルター袋の一例を示す断面図。
【図8】本発明を構成するボックス部の一実施形態を示す正面図。
【図9】集塵丸のこに集塵機を取付け被切断材を切断している状態を示す説明図。
【図10】従来の集塵丸のこの一例を示す正面図。
【図11】図10の上面図。
【図12】従来の集塵丸のこの一例を示す正面図。
【符号の説明】
1は集塵丸のこ、2はのこ刃、3はベース、4はソーカバー、4aは切粉排出口、5は集塵ボックス、5aは係合部、5bは取付け部、5cはボックス部、5dは切欠き窓、5eはゴムリング、5f、5gは係合部、6は紙袋あるいは合成繊維フィルター袋、9は切粉、10は被切断材である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックスに関し、特に切粉排出口を有する集塵丸のこ及び切粉排出口に着脱可能に取付けられる集塵丸のこ用集塵ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を図9〜図12を用いて説明する。
【0003】
図9は手持ち形電動工具の1つである集塵丸のこ1に、集塵機7のダクトホース8を接続し、被切断材10を切断する際に発生する切粉9を集塵機7で集塵しながら切断している作業状態を示す。
【0004】
図10及び図11は、被切断材10を切断した際に発生する切粉9を蓄積する集塵ケース11を備えた集塵丸のこである。
【0005】
図に示す集塵丸のこは、図10に示すように回転駆動するのこ刃2で切断した切粉9をのこ刃2の回転による慣性力とのこ刃2の回転により発生する空気流とにより、切粉排出口13方向に跳ね上げ、集塵ケース11内へ切粉9を導き溜める方式である。
【0006】
図12は被切断材8を切断した際に発生する切粉9を蓄積する布製集塵袋14を取りつけた集塵丸のこを示す。該集塵丸のこは、図12に示すように回転駆動するのこ刃2で切断した切粉9をのこ刃2の慣性力とのこ刃2により発生する空気流により、切粉排出口4a方向に導き、集塵袋14内へ切粉9を溜める方式である。
【特許文献1】
特開平8−300307号公報
【特許文献2】
実開昭61−106322号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示すように集塵機を用いて切粉を集塵する場合は集塵機も一緒における作業スペースが必要であり狭い場所での作業は困難である。
【0008】
また、ちょっとした切断作業をする場合でも集塵機7を接続しなければいけない煩わしさがある。
【0009】
図10に示すような集塵ケース11を備えた集塵丸のこの場合、外部に切粉が漏れないように集塵ケースは密閉しており、切粉9を送りこむためののこ刃2より発生する空気流によりケース内圧が上昇し集塵率が低下してくるとともに集塵ケース容量の70%程度しか集塵できない、切粉を廃棄する場合製品本体を振りながら切粉をケースから排出する必要があるという欠点があった。
【0010】
図12に示すような布製集塵袋を集塵丸のこに取りつけた場合、切粉が集塵袋の布の網目隙間から外部にもれたり、切粉を捨てる場合に集塵袋から取り出し難い、集塵袋がすぐに汚れてしまう欠点があった。
【0011】
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、集塵機を接続しなくとも容易に効率よく集塵作業ができ、集塵率が低下せず、集塵した切粉を簡単に廃棄できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記電動機により駆動されるのこ刃と、前記ハウジングと連結して前記ハウジング下方に位置し、切断作業時に被切断材上を摺動可能な底面を有するベースと、前記ハウジングと連結され、前記のこ刃のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口を備えたソーカバーとを有する集塵丸のこであって、前記切粉排出口と係合可能な筒形形状をした係合部と、該係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、該取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、前記ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能な集塵ボックスを前記切粉排出口に着脱可能に設けた集塵丸のこを提供している。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本発明は、電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記電動機により駆動されるのこ刃と、前記ハウジングと連結して前記ハウジング下方に位置し、切断作業時に被切断材上を摺動可能な底面を有するベースと、前記ハウジングと連結され、前記のこ刃のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口を備えたソーカバーとを有する集塵丸のこの前記切粉排出口に着脱可能に取付けられる集塵丸のこ用集塵ボックスであって、前記切粉排出口に係合可能な筒形形状をした係合部と、該係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、該取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、前記ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能とした集塵丸のこ用集塵ボックスを提供している。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックスを図1〜図8を用いて説明する。
【0015】
図1及び図2は本発明集塵丸のこの全体構成を示し、その構成は、図示しない電動機を内蔵したハウジング1と、電動機により回転駆動されるのこ刃2と、ハウジング1と連結してハウジング1下方に位置し、切断作業時に被切断材10上を摺動可能な底面を有するベース3と、ハウジング1と連結され、のこ刃2のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口4aを備えたソーカバー4とを有する構成をしている。
【0016】
被切断材10の切断作業時には、のこ刃2で切断した切粉9がのこ刃2の回転による慣性力とのこ刃2の回転により発生する空気流とにより、切粉排出口4aを介してソーカバー4外方に排出される構成をしている。
【0017】
図に示す様に集塵丸のこには、係合部5a、取付け部5b及びボックス部5cを有する構成をした集塵ボックス5が取付けられており、集塵ボックス5は係合部5aが切粉排出口4aに係合することにより集塵丸のこに着脱可能に取付けられる。
【0018】
集塵ボックス5の係合部5aは、切粉排出口4aと同様に筒形形状をしており、且つ図4に示す様にL字形の形状をしている。係合部5aの内径寸法は切粉排出口4aの外形寸法とほぼ同寸法に形成されており、両者は摩擦力によって係合している。なお、係合部5a及び切粉排出口4aの断面が円形形状をしており、係合部5がL字形の形状をしていることにより、切粉排出口4aに対して集塵ボックス5を任意の位置で位置決めすることができる。これにより、作業状況等に応じて集塵丸のこ1に対する集塵ボックス5の位置を変更することができ、作業性の低下を抑制することができるようになる。
【0019】
取付け部5bは、図5に示す様に係合部5aの外周上に位置し、係合部5aの段差部分と、係合部5a外周に設けられるゴムリング5eとによって係合部5aに対する取付け部5bの移動が阻止されている。
【0020】
取付け部5bは断面がほぼコ字状の形状をしており、同じく断面がほぼコ字状の形状をしたボックス部5cを着脱可能に保持する構成をしている。図5に示す様に、取付け部5bの開放側とボックス部5cの開放側とが対面するように、ボックス部5cは取付け部5bに取り付けられ、取付け部5bはボックス部5cの端部付近の外周を覆う形状をしており、取付け部5bに設けられた係合部5fとボックス部5c外周に設けられた係合部5gとが係合することにより、取付け部5bに対してボックス部5cが移動不能に取り付けられる。
【0021】
図に示す様にボックス部5cには、複数の切欠き窓5dが設けられている。このため、係合部5a内部を通り、ボックス部5c内部に流入した空気は複数の切欠き窓5dから集塵ボックス5外部に排出される。
【0022】
ボックス部5c内部には、図5及び図7に示すようにほぼボックス部5cの内壁形状と同形状をした適宜な目粗さを有する紙袋6が収納される。適宜な目粗さとは、内部より空気が排出可能で、且つ大半の切粉が排出不能な程度であり、適当なものとして、和紙製の紙袋等が挙げられる。
【0023】
紙袋6は長手方向寸法がボックス部5cの長手寸法よりも若干大きな寸法を有し、その端部がボックス部5cの端部外周に位置するように折り返されて、ボックス部5c内部に収納される。
【0024】
紙袋6は、ボックス部5cが取付け部5bに取付けられた際に、端部付近がボックス部5cの端部と取付け部5bの内壁とで挟持される。
【0025】
なお、紙袋6の変わりに合成繊維製のフィルター袋などでも良い。
【0026】
図1及び図2に示す様に、集塵丸のこに集塵ボックス5を取り付けた状態で切断作業を行うと、切断作業時に発生し切粉排出口4aを介してソーカバー4外方に排出された切粉9は空気流と共に、係合部5aを介してボックス部5c内に排出される。ボックス部5c内に排出された空気流は、紙袋6及び複数の切欠き窓5dを介して集塵ボックス5外部に排出されるが、切粉9は紙袋6内に蓄積される。
【0027】
このため、紙袋6内の内厚は上昇することなく、切断作業を継続する、あるいは繰り返す度に紙袋6内に切粉9が蓄積していく。
【0028】
ボックス部5cは紙袋6内に蓄積された切粉9の重さを支え、紙袋6を外部衝撃から守り、破けたり、汚れたりするのを防止する働きをする。紙袋6内いっぱいに切粉9が蓄積したら取付け部5bからボックス部5cを取外し、ボックス部5c内から紙袋6を取外し、紙袋6を交換することにより集塵効率を下げることなく、切断作業を継続することができるようになる。
【0029】
取外した紙袋6は紙袋6内に蓄積した切粉9と共に廃棄することにより、切粉9を撒き散らすなどして作業現場を汚すことなく、切粉9の廃棄を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、切粉排出口と係合可能な筒形形状をした係合部と、係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能な集塵ボックスを切粉排出口に取付けることにより、容易に且つ作業現場を汚すことなく、切粉を集塵することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明集塵丸のこの一切断状態を示す正面図。
【図2】本発明集塵丸のこの一切断状態を示す上面図である。
【図3】本発明集塵ボックスの一実施形態を示す正面図。
【図4】図1の上面図。
【図5】図2のA−A線断面図。
【図6】本発明を構成する係合部及び取付け部の一実施形態を示す正面図。
【図7】紙袋あるいはフィルター袋の一例を示す断面図。
【図8】本発明を構成するボックス部の一実施形態を示す正面図。
【図9】集塵丸のこに集塵機を取付け被切断材を切断している状態を示す説明図。
【図10】従来の集塵丸のこの一例を示す正面図。
【図11】図10の上面図。
【図12】従来の集塵丸のこの一例を示す正面図。
【符号の説明】
1は集塵丸のこ、2はのこ刃、3はベース、4はソーカバー、4aは切粉排出口、5は集塵ボックス、5aは係合部、5bは取付け部、5cはボックス部、5dは切欠き窓、5eはゴムリング、5f、5gは係合部、6は紙袋あるいは合成繊維フィルター袋、9は切粉、10は被切断材である。
Claims (3)
- 電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記電動機により駆動されるのこ刃と、前記ハウジングと連結して前記ハウジング下方に位置し、切断作業時に被切断材上を摺動可能な底面を有するベースと、前記ハウジングと連結され、前記のこ刃のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口を備えたソーカバーとを有する集塵丸のこであって、
前記切粉排出口と係合可能な筒形形状をした係合部と、該係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、該取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、前記ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能な集塵ボックスを前記切粉排出口に着脱可能に設けたことを特徴とする集塵丸のこ。 - 電動機と、該電動機を収納するハウジングと、前記電動機により駆動されるのこ刃と、前記ハウジングと連結して前記ハウジング下方に位置し、切断作業時に被切断材上を摺動可能な底面を有するベースと、前記ハウジングと連結され、前記のこ刃のほぼ半分を覆う形状をし、一部に切粉排出口を備えたソーカバーとを有する集塵丸のこの前記切粉排出口に着脱可能に取付けられる集塵丸のこ用集塵ボックスであって、
前記切粉排出口に係合可能な筒形形状をした係合部と、該係合部に対して移動不能に設けられた取付け部と、該取付け部に対して着脱可能に設けられ、外壁に複数の切欠き窓を有したボックス部とからなり、前記ボックス部内部に適宜な目粗さを有した紙袋あるいは合成繊維製フィルター袋を着脱可能としたことを特徴とする集塵丸のこ用集塵ボックス。 - 前記取付け部は前記ボックス部外形よりも若干大きく、前記ボックス部端面を収納する収納部を有し、前記紙袋あるいはフィルター袋の一部を前記収納部と前記ボックス部端面とで挟持することにより、前記ボックス部内部に前記紙袋あるいはフィルター袋を保持可能としたことを特徴とする請求項2記載の集塵丸のこ用集塵ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192264A JP2005022338A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192264A JP2005022338A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005022338A true JP2005022338A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34189614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003192264A Pending JP2005022338A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 集塵丸のこ及び集塵丸のこ用集塵ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005022338A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172696A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Hitachi Koki Co Ltd | 保護カバー |
JP2010005775A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電動丸鋸 |
CN104057499A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-09-24 | 周紫阳 | 一种木屑收集装置 |
-
2003
- 2003-07-04 JP JP2003192264A patent/JP2005022338A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172696A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Hitachi Koki Co Ltd | 保護カバー |
JP2010005775A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 電動丸鋸 |
CN104057499A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-09-24 | 周紫阳 | 一种木屑收集装置 |
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A977 | Report on retrieval |
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