JP2897173B2 - ロープ駆動式交通システムの追突防止装置 - Google Patents
ロープ駆動式交通システムの追突防止装置Info
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
ラ、リフト、ケーブルカー等のように車両をロープで駆
動するロープ駆動式交通システムにおいて、駅部での車
両同士の追突を防止するための追突防止装置に関するも
のである。
装置(たとえば床面に設けたゴムローラ群で車両を移送
する機構等)を設け、駅部の進入口でロープによる運行
ラインから切り離された到着車両を、この駅部駆動装置
によって乗降位置に誘導し、また乗降後に運行ラインに
送るようにしている。
手段として、(イ)車両を停止させずに低速で移動させ
ながら乗降させる方式、(ロ)車両を乗降位置で一旦停
止させ、後続車両が接近し追突の危険が生じたときには
運行ライン(ロープ)を停止させる方式、の二通りが採
用されている。
の方式によると、動いている車両に対して乗降しなけれ
ばならないため、乗客に対するサービス性が悪いととも
に、乗降時間が短くて乗車定員が制限されることから車
両の大きさを自由に選択することができない。
が生じたときにシステム全体が停止するため、他の車両
が駅間で停止してしまう可能性がある。
しかも追突回避のために運行ラインを停止させる必要が
ないロープ駆動式交通システムの追突防止装置を提供す
るものである。
をロープにより駆動して複数の駅間で運行するロープ駆
動式交通システムにおいて、各駅に、(I)上記ロープに
よる運行ラインから外れた位置で車両を停止させる複数
の停車バースと、(II)車両を、到着時には上記運行ライ
ンから受け取って上記停車バースに移動させ、発車時に
は停車バースから運行ラインに送る駅部駆動装置と、(I
II)各停車バースごとに車両の存否を検出する車両検出
手段と、(IV)この車両検出手段からの車両情報に基づい
て、次駅の停車バースに停止した車両数と、自駅と次駅
との間を移動中の車両数の和である総車両数nを演算
し、かつ、この総車両数nと次駅の停車バース数Nとを
比較して総車両数nが運行先側停車バース数Nと等しく
なったときに自駅の駅部駆動装置に出発抑止信号を出力
する制御手段とが設けられてなるものである。
動して複数の駅間で運行するロープ駆動式交通システム
において、各駅に、(I)上記ロープによる運行ラインか
ら外れた位置で車両を停止させる複数の停車バースと、
(II)車両を、到着時には上記運行ラインから受け取って
上記停車バースに移動させ、発車時には停車バースから
運行ラインに送る駅部駆動装置と、(III)各停車バース
ごとに車両の存否を検出する車両検出手段と、(IV)この
車両検出手段からの車両情報に基づいて、次駅の停車バ
ースに停止した車両数と、自駅と次駅との間を移動中の
車両数の和である総車両数nを演算し、かつ、この総車
両数nと次駅の停車バース数Nとを比較して総車両数n
が次駅停車バース数Nと等しくなったときに自駅の駅部
駆動装置に出発抑止信号を出力する一方、自駅の空き停
車バースを到着する車両の停止位置として自駅の駅部駆
動装置に停車位置指令信号を出力する制御手段とが設け
られてなるものである。
駅で複数の車両を停止させること、すなわち、車両を停
止させた状態での乗降が可能となり、しかも総車両数n
が次駅の停車バース数N以下となるように制御されるた
め、駅部での車両同士の追突を防止することができる。
停止させるのではなく、前駅からの車両の出発を止める
ため、車両が駅間で停止してしまうおそれがない。
を空きバースに自動的に誘導することができるため、手
違いによって同一バースに複数車両が進入し追突すると
いうトラブル発生のおそれがない。
て設置された駅群のうちの隣り合う二つの駅St1,S
t2を示している。
駅も同じ)には、それぞれ運行ライン1に対してバイパ
ス状に引込みライン2が設けられるとともに、この引込
みライン2上に、複数の車両Cを縦列駐車させる乗降用
の複数の停車バースB…が設けられている。
構等による駅部駆動装置3が設けられ(図では便宜上、
引込みライン2上において部分的に示しているが、同ラ
イン全長に亘って設けられる)、この駅部駆動装置3に
より、進入口4で運行ライン1から自動的に切り離され
た到着車両Cが引込みライン2上をいずれかの停車バー
スBに向けて移送され、また乗降後に出発口(運行ライ
ン1との合流口)5に送られる。
スB…ごとに設置されたセンサ(たとえば近接スイッ
チ)6…と、このセンサ6…からの信号を処理するリレ
ー等を備えた信号処理部7とからなる車両検出装置8が
設けられている。
B…での車両の存否が検出され、この車両情報が自駅お
よび前駅のコントローラ(制御手段)9に送られる。
総車両数演算部10と、比較部11と、出発抑止信号出
力部12と、停車位置演算部13と、停車位置指令信号
出力部14とを具備している。
4のフローチャートを併用して説明する。
らの車両情報が入力される(ステップS1、ステップS
2)。
基づいて、次駅の停車バースB…に停止した車両数と、
両駅間を移動中の車両数の和である総車両数nを演算し
(ステップS3)、この演算された総車両数nと、既知
情報である次駅の停車バース数Nとが比較部11で比較
される(ステップS4)。
て発車した車両数(自駅停車バースBでの停車信号が空
車信号に変わったことで判別される)と、次駅に到着し
た車両数(次駅停車バースBでの空車信号が停車信号に
変わったことで判別される)とを突き合わせることによ
って求めることができる。
バース数Nとが等しくないとき、すなわちN>nのとき
(ステップS4でNOのとき)には、次駅の停車バース
B…に空きがあって車両の受入れ態勢が整っているとし
てステップS1に戻る。
等しくなったとき(ステップS4でYESのとき)に
は、出発抑止信号出力部12から自駅の駅部駆動装置3
に出発抑止信号(車両Cを出発口5に向けて移送する動
作を停止させる信号)が出力される(ステップS5)。
これにより、次駅の停車バースB…に空きができるまで
車両Cの出発が止められる。
車バースB…に停止可能となり、かつ、停車バースB…
に空きがなくなると、前駅(運行元側の駅)からの車両
の出発が抑止されて、駅部での車両同士の追突が回避さ
れる。
が入力され(ステップS1)、この車両情報に基づき、
停車位置演算部13により、次に到着する車両Cを停止
させるべき停車バースB(停車位置)が演算で求められ
る(ステップS2)。たとえば、先頭から二番目以降の
停車バースBが空いている旨の情報があったときには、
停車位置演算部13によって二番目の停車バースBが到
着車両の停止位置として割り出される。
置指令信号出力部14に送られ、ここから自駅の駅部駆
動装置3に停車位置指令信号が出力される(ステップS
3)。 こうして、到着車両Cが停車バースB…に対し
先頭側から順番に、そして自動的に誘導されることによ
り、同一バースに複数車両が進入するというトラブルの
発生が防止される。
ースB…を一つの引込みライン2上に縦列配置したが、
引込みライン2を複数並列に設け、この各引込みライン
ごとに一乃至複数の停車バースBを設けてもよい。
に、運行ラインから外れた位置で車両を停止させる複数
の停車バースを設け、この停車バースが満車または到着
する車両によって満車の予定になると前駅からの車両の
出発を抑止するように構成したから、各駅で車両を停止
させた状態での乗降が可能となり、しかも駅部での車両
同士の追突を防止することができる。
するとともに、乗車定員の増加が可能となることから車
両の大きさを選択する場合の自由度が広がる。
の出発が止められ、運行ラインは停止させる必要がない
ため、車両が駅間で停止してしまうおそれがない。
両を空きバースに自動的に誘導することができるため、
手違いによって同一バースに複数車両が進入し追突する
というトラブル発生のおそれがなく、安全性が一層高い
ものとなる。
示す図である。
ック図である。
制御を説明するためのフローチャートである。
トである。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両をロープにより駆動して複数の駅間
で運行するロープ駆動式交通システムにおいて、各駅
に、 (I)上記ロープによる運行ラインから外れた位置で車両
を停止させる複数の停車バースと、 (II)車両を、到着時には上記運行ラインから受け取って
上記停車バースに移動させ、発車時には停車バースから
運行ラインに送る駅部駆動装置と、 (III)各停車バースごとに車両の存否を検出する車両検
出手段と、 (IV)この車両検出手段からの車両情報に基づいて、次駅
の停車バースに停止した車両数と、自駅と次駅との間を
移動中の車両数の和である総車両数nを演算し、かつ、
この総車両数nと次駅の停車バース数Nとを比較して総
車両数nが次駅停車バース数Nと等しくなったときに自
駅の駅部駆動装置に出発抑止信号を出力する制御手段と
が設けられてなることを特徴とするロープ駆動式交通シ
ステムの追突防止装置。 - 【請求項2】 車両をロープにより駆動して複数の駅間
で運行するロープ駆動式交通システムにおいて、各駅
に、 (I)上記ロープによる運行ラインから外れた位置で車両
を停止させる複数の停車バースと、 (II)車両を、到着時には上記運行ラインから受け取って
上記停車バースに移動させ、発車時には停車バースから
運行ラインに送る駅部駆動装置と、 (III)各停車バースごとに車両の存否を検出する車両検
出手段と、 (IV)この車両検出手段からの車両情報に基づいて、次駅
の停車バースに停止した車両数と、自駅と次駅との間を
移動中の車両数の和である総車両数nを演算し、かつ、
この総車両数nと次駅の停車バース数Nとを比較して総
車両数nが次駅停車バース数Nと等しくなったときに自
駅の駅部駆動装置に出発抑止信号を出力する一方、自駅
の空き停車バースを到着する車両の停止位置として自駅
の駅部駆動装置に停車位置指令信号を出力する制御手段
とが設けられてなることを特徴とするロープ駆動式交通
システムの追突防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331192A JP2897173B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | ロープ駆動式交通システムの追突防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331192A JP2897173B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | ロープ駆動式交通システムの追突防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229432A JPH05229432A (ja) | 1993-09-07 |
JP2897173B2 true JP2897173B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12383017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3331192A Expired - Lifetime JP2897173B2 (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | ロープ駆動式交通システムの追突防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897173B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT522187B1 (de) * | 2019-03-11 | 2020-10-15 | Innova Patent Gmbh | Durchfahrtserkennung für eine Seilbahn |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP3331192A patent/JP2897173B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05229432A (ja) | 1993-09-07 |
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